The University of Notre Dame Australia — Fremantle / Sydney / Broome
「大学名で選ぶ大学」ではありません。学生数約12,000名という小ささを武器に、少人数のゼミ形式と実習時間の多さで就職に直結させる大学です。学部の留学生には、出願するだけで自動的に授業料25%減額が適用されます。学費・奨学金・入学条件・入学日・学生寮・進学ルートまで、2026年の公式データをもとに日本語でまとめました。
ノートルダム・オーストラリア大学(The University of Notre Dame Australia/UNDA)は、1989年に西オーストラリア州議会の法律によって設立されたカトリック系の大学です。西オーストラリア州フリーマントル、シドニー(ブロードウェイ/ダーリングハースト)、そして西オーストラリア州北部のブルームに3つのキャンパスを持っています。
「カトリック系」と聞くと身構える方がいらっしゃいますが、入学に際して信仰を問われることは一切ありません。実際に学生の宗教的背景は多様です。ただし全学位に「哲学」と「倫理」のコア・カリキュラムが組み込まれている点は、この大学の明確な特徴です。
そしてもう一つ、この大学を検討する日本人の方に必ず先にお伝えしていることがあります。ノートルダム・オーストラリア大学は、世界大学ランキングで上位に入る大学ではありません。QS世界大学ランキングに継続してランクインしてはおらず、日本での知名度もほとんどありません。研究規模で勝負している大学ではないからです。
それでもこの大学をご紹介しているのは、「少人数のクラスで、実習時間をたっぷり積んで、卒業後に現場で働けるようになりたい」という目的と非常に相性がいい大学だからです。Good Universities Guide 2026では学生対教員比とスキル開発の2項目で5つ星、卒業4か月後のフルタイム就職率は83.1%(全国平均71.9%に対して約79.6%という調査結果もあります)。看護であれば在学中に1,040時間の臨床実習を積みます。
このページでは、2026年の公式学費表、日本人が実際に対象になる奨学金、入学条件、入学日、学生寮、進学準備コース、そしてオーストラリアン・カトリック大学(ACU)・シドニー工科大学(UTS)との比較まで、留学カウンセラーの立場から率直にまとめています。
Contents
ノートルダム・オーストラリア大学は、1989年に西オーストラリア州議会の法律(The University of Notre Dame Australia Act 1989)によって設立され、1992年にフリーマントルで授業を開始しました。オーストラリアでは珍しいカトリック系の非営利私立大学で、名前はアメリカのノートルダム大学(インディアナ州)に由来しますが、運営は独立した別の大学です。
オーストラリアの大学は40校ほどありますが、そのうち大半は学生数2万〜6万人規模の総合大学です。そのなかでノートルダムは学生数約12,000名(うち学部生約8,500名)と、はっきり小規模な部類に入ります。この「小ささ」がこの大学の性格をほぼ決めています。
Good Universities Guide 2026で学生対教員比が5つ星。数百人の大講義に埋もれるのではなく、少人数のクラスで発言を求められる授業スタイルです。「先生に名前を覚えてもらえる」規模感を明確に売りにしています。
分野によって80〜1,400時間の実習・インターンが学位の必修に入っています。看護は1,040時間の臨床実習、ビジネスは150時間のインターンシップが卒業要件です。「机上で終わらない」ことを構造として担保しています。
専攻に関係なく、全員が哲学と倫理の科目を履修します。「その仕事が社会にとってどういう意味を持つか」を考えさせる設計で、医療・教育・福祉分野を志望する方には特に噛み合います。
Arts & Sciences/Education/Health Sciences/Law and Business/Medicine/Nursing & Midwifery/Philosophy & Theology の7学部でキャンパス横断的に運営。工学部・IT学部を持たない代わりに、医療・教育・人文系に資源を集中させています。
裏を返せば、工学・IT・建築(一部を除く)・農学などを学びたい方には選択肢がない大学です。2026年からBachelor of Computer Scienceが新設されましたが、規模でいえばIT系はまだ小さく、この分野が第一志望ならUTSなど技術系の強い大学のほうが適しています。ここは正直にお伝えしておきます。
入学審査で信仰を問われることはありません。キリスト教徒でない学生が多数在籍していますし、日本から進学される方の大半は無宗教です。ただし全学位に哲学・倫理のコア科目が入っている点、キャンパスに礼拝堂がある点、カトリック系の学校・病院とのつながりが強い点(教育学部・看護学部の実習先など)は、大学の性格として理解しておくとよいと思います。
ノートルダムを評価するとき、世界大学ランキングを見ても意味がありません。この大学が数字で戦っているのは「教育の質」と「卒業後の就職」の2点です。
Good Universities Guide 2026では、学部・大学院の両カテゴリで「学生対教員比」と「スキル開発」の2項目が最高評価の5つ星、さらにフルタイム就職率でオーストラリア屈指の評価を受けています。ある調査では卒業生のフルタイム就職率が約79.6%で、全国平均71.9%を大きく上回るという結果も出ています。
理由はシンプルで、実習・インターンが「やりたい人だけがやる課外活動」ではなく、卒業要件だからです。分野によって80〜1,400時間の職場体験が学位に組み込まれています。
| 分野 | 学位に組み込まれた実習・インターン | 卒業後につながる資格 |
|---|---|---|
| 看護(Bachelor of Nursing) | 1,040時間の臨床実習(プラクティカム) | Ahpra登録看護師(RN)の登録要件を満たす |
| ビジネス(Bachelor of Commerce) | 150時間のインターンシップ(必修科目) | 会計専攻はCPA Australia・CA ANZ・IPA認定 |
| 理学療法(Physiotherapy) | 臨床プレースメント(学内・学外) | Ahpra登録理学療法士 |
| 教育(Education) | 教育実習(Professional Experience) | 州の教員登録要件を満たす |
| 医学(Doctor of Medicine) | 臨床スクールでの実地研修 | 医師登録の要件を満たす |
| 人事(HRM専攻) | インターンシップ | AHRI(豪州人事協会)認定 |
ここは留学の目的によって評価が真っ二つに分かれるポイントです。「オーストラリアの現場で働けるようになりたい」なら、実習1,040時間や専門団体の認定は極めて価値があります。逆に「research強度の高い環境で学びたい」「大学名のブランドが欲しい」であれば、この大学は選ぶべきではありません。どちらが目的かを最初に決めてください。
ノートルダムはフリーマントル・シドニー・ブルームの3拠点体制です。日本から留学する方が実際に選ぶのは、フリーマントルかシドニーのどちらかになります。ブルームは西オーストラリア州北部の遠隔地キャンパスで、先住民教育を主目的としているため留学生の選択肢にはほとんど入りません。
大学の本拠地。パースCBDから南西へ約14km、電車で30分ほどの港町フリーマントルにあります。1829年に港として拓かれた街で、コロニアル様式・ヴィクトリア後期・エドワード様式の歴史的建造物がそのまま残るのが特徴です。ノートルダムは新しい校舎を建てるのではなく、この歴史的建物群を改修してキャンパスにしました。「街のなかに大学が溶け込んでいる」タイプのキャンパスで、いわゆる門と塀に囲まれた大学ではありません。
人口約29,000人の小さな街ですが、シーフード・クラフトビール・コーヒーの街として知られ、Fremantle Marketsやフリーマントル刑務所(世界遺産)、WA海事博物館があります。無料の循環バス(CAT)が走り、ロットネスト島行きのフェリーも出ています。治安がよく、生活費もパースCBDやシドニーより抑えられます。
8つのスクール(Arts & Sciences/Business/Education/Health Sciences/Law/Medicine/Nursing & Midwifery/Philosophy & Theology)がすべて置かれており、コースの選択肢が最も広いキャンパスです。Michael J M Wright Libraryと学生ハブがあります。
住所:23 High Street, Fremantle WA 6160パースCBDまで約14km学生寮あり(25床のみ)TPP開講
シドニー中心部のチッペンデール地区、シドニー大学やUTSが集まる「大学地区」の一角にあります。セントラル駅から徒歩数分、ニュータウンやグリーブにも歩いて行ける立地です。ヘリテージ建築と緑の中庭で構成された落ち着いたキャンパスで、Broadway Shopping CentreやCentral Park Mallが目の前にあります。
Arts & Sciences/Business/Education/Law/Philosophy & Theology の5スクールと、進学準備コース(TPP)・学習サポート部門が置かれています。ビジネス・文系・法学・教育を学ぶ留学生のキャンパスです。
住所:140 Broadway, Sydney NSW 2007セントラル駅から徒歩圏大学所有の寮なしTPP開講
ブロードウェイから東へ、セント・ビンセント病院のすぐ隣という立地です。医学部(Medicine)と看護・助産学部(Nursing & Midwifery)が置かれており、シミュレーション病棟・診察室が設置されています。「大学の中に病院がある」のではなく「病院の隣に大学がある」形で、臨床実習との距離が物理的に近いのが最大の特徴です。
ダーリングハーストはシドニーCBDから数分の、カフェ・レストランの多いエリアです。シドニーで看護を学びたい方はこちらのキャンパスになります。
住所:160 Oxford St, Darlinghurst NSW 2010セント・ビンセント病院隣接看護・医学
西オーストラリア州北部キンバリー地域の町ブルームにある小規模キャンパスです。先住民(アボリジナル・トレス海峡諸島民)教育を中心的なミッションとしており、Majarlin(キンバリー先住民健康・福祉センター)が置かれています。デービー・クヌヌラにも学習拠点があります。
留学生が進学するキャンパスではありません。ただし「Rural and Remote Health(地方・遠隔地医療)」を扱う大学であることの背景として知っておくと、志望動機書(GSステートメント)を書くときに役立ちます。
先住民教育が中心留学生の主要選択肢ではない
| 比較項目 | フリーマントル(パース) | シドニー |
|---|---|---|
| 学べる分野 | 全8スクール。医学・理学療法・建築・考古学・環境学もここだけ | ビジネス・文系・法学・教育(ブロードウェイ)/看護・医学(ダーリングハースト) |
| 生活費 | 抑えられる(家賃・外食ともシドニーより安い) | オーストラリアで最も高い都市のひとつ |
| アルバイト | 求人数は限られる。日本語求人は少ない | 求人が圧倒的に多い。時給も高め |
| 学生寮 | Port Lodge(25床のみ・要早期申込) | 大学所有の寮なし。民間の学生アパート |
| 街の規模 | 人口約29,000人の港町。徒歩で完結する | 人口500万人超の大都市 |
| 日本人の数 | 少ない(英語環境に追い込まれやすい) | 多い(安心だが日本語に逃げやすい) |
| 卒業後の就労 | 地方地域(Regional)扱いで卒業生ビザが延長される可能性 | 大都市扱い(延長の対象外) |
| 向いている方 | 看護・医療・理学療法志望/生活費を抑えたい/英語漬けになりたい | ビジネス・法学志望/インターンや就職の選択肢を増やしたい |
パースは移住の観点で「Regional(地方地域)」に分類されており、卒業生ビザ(Temporary Graduate visa/サブクラス485)の滞在期間が延長される制度の対象になり得ます。「卒業後もオーストラリアで働きたい」がゴールにあるなら、この差は数年単位で効いてきます。ただし制度は頻繁に変わりますので、必ず最新情報をご確認ください。
ノートルダムの公式サイトの情報をもとに、日本人留学生から実際にご相談の多いコースを中心にまとめました。学費はこのあとの「学費と費用」でまとめて掲載しています。
3年間フルタイム/フリーマントル・シドニー(ダーリングハースト)/セメスター1・2入学
ノートルダムの看板コースです。在学中に1,040時間の臨床実習(プラクティカム)を積み、オーストラリア看護助産認定評議会(ANMAC)の完全認定を受けています。卒業するとAhpra(オーストラリア医療従事者規制庁)に登録申請でき、オーストラリアの正看護師(Registered Nurse)として働く資格を得られます。在学中はNMBA(豪州看護助産委員会)に学生登録されます。
解剖学・生理学・微生物学・薬理学・倫理・ヘルスコミュニケーション・小児/思春期保健などを学び、最終セメスターでは専門分野の選択科目(地方・遠隔地医療、グローバルヘルス、母性看護、上級メンタルヘルス、上級創傷ケアなど)を選んで、卒業後の専門分野を試すことができます。先住民健康(Aboriginal Health)のカリキュラムが必修に組み込まれているのもこの大学らしい点です。
注意点:非常に人気が高く、定員に達すると募集が締め切られます。実際に2026年セメスター2および2027年セメスター1の募集は早期に締め切られました。看護志望の方は、他コース以上に早い動き出しが必要です。英語要件も他コースより高く、IELTS 7.0(全バンド7.0)が必要です。
3年間フルタイム/フリーマントル・シドニー(ブロードウェイ)/セメスター1・2入学
ノートルダムで最も学費が安く(年間A$32,199)、かつ留学生向けに年間A$10,000減額の専用奨学金があるコースです。構成は「ビジネス基礎5科目(経済学・数量分析・会計学・マーケティング・経営学)+インターンシップ必修1科目+第1メジャー8科目+第2メジャーまたは選択科目8科目」。
150時間のインターンシップが卒業必修で、実際の企業で就業経験を積みます。クライアント企業と組んだプロジェクト型授業やゲストスピーカーも多く、「教室のなかで完結しない」設計です。
選べるメジャー:会計(Accounting)/広告(Advertising・シドニーのみ)/経営管理(Business Administration)/経済学(Economics)/ファイナンス(Finance)/人的資源管理(HRM)/マネジメント(Management)/マーケティング(Marketing)/マーケティング&PR/パブリックリレーションズ(PR)
専門認定:会計メジャーはCA ANZ(豪NZ勅許会計士協会)・CPA Australia・IPA(公認会計士協会)の3団体から認定を受けています。人的資源管理メジャーはAHRI(豪州人事協会)認定です。「オーストラリアで会計士を目指す」場合の要件を満たせるコースです。
Bachelor of Laws/Bachelor of Arts/Bachelor of Science/Bachelor of Behavioural Science/Bachelor of Communications & Media とのダブルディグリーも用意されています。
3年間フルタイム/フリーマントル・シドニー/セメスター1・2入学
心理学・社会学・カウンセリングを横断して人間の行動を学ぶコースです。行動科学の専門科目12科目に加えて、他分野のメジャーまたはマイナーを組み合わせられるのが特徴で、「心理学+ビジネス」「心理学+教育」といった組み方ができます。
心理職を目指す場合は、この学士のあとにBachelor of Arts (Psychology) Honours(1年)へ進み、さらに大学院へ進むのが一般的なルートです。ただし心理職の登録には長い年数がかかりますので、目指す場合は最初にロードマップを引いてから決めてください。
Bachelor of Arts/Bachelor of Commerce/Bachelor of Education (Primary) とのダブルディグリーもあります。
3年間フルタイム/フリーマントル・シドニー/セメスター1・2入学
ノートルダムのBachelor of Artsは専攻の幅が広く、キャンパスによって開講が分かれます。
カウンセリング専攻は志望動機書(パーソナルステートメント)の提出が必要です。「なぜこの分野を学びたいのか、なぜ自分が向いているのか」を書く必要がありますので、出願準備に時間を見ておいてください。
3年間フルタイム/フリーマントル・シドニー/セメスター1・2入学
広報・メディア・デジタルコンテンツを扱うコースです。Bachelor of Laws、Bachelor of Commerce、Bachelor of Sport & Recreation Management とのダブルディグリーが用意されており、「メディア×ビジネス」「メディア×スポーツ」の掛け合わせで進路を作りやすいのが特徴です。
フリーマントル・シドニー/セメスター1・2入学
2026年からBachelor of Primary Education(初等教育)とBachelor of Early Childhood Education(幼児教育)が新設されました。従来のBachelor of Education (Primary)、保健体育(Health & Physical Education)を含む中等教育、Bachelor of Education (Primary) / Bachelor of Behavioural Science のダブルディグリー(5年)も継続しています。
教育学部は英語要件が最も厳しく、IELTS平均7.5(各技能7.0以上、スピーキング・リスニングは8.0)が必要です。オーストラリアの教員登録基準に合わせた要件で、大学が独自に下げることはできません。日本人が最初から狙うにはハードルが高い分野です。
| コース | 期間 | ポイント |
|---|---|---|
| Master of Physiotherapy | 2年 | 学士(AQF7相当)保持者向け。GPA 2.5以上と指定科目の履修が必要。留学生専用に年間A$7,500減額の奨学金あり。英語はIELTS 7.0(全バンド7.0) |
| Master of Social Work (Qualifying) | 2年 | ソーシャルワーカー資格につながる課程。留学生専用に25%減額の奨学金あり(この大学で最も減額率が高い大学院奨学金)。英語はIELTS 7.0(全バンド7.0) |
| Master of Counselling | 1.5〜2年 | カウンセリング専門職課程。志望動機書が必要。英語はIELTS 7.0(全バンド7.0) |
| ビジネス系大学院 (Master of Business ほか) |
1.5〜2年 | 年間A$34,356から。留学生の大学院向け20%減額奨学金の対象。英語はIELTS 6.5(各6.0以上) |
| Doctor of Medicine(MD) | 4年 | 年間A$83,997。留学生の奨学金は対象外。英語はIELTS 7.0(全バンド7.0)。留学生枠は極めて限られます |
※コース構成・開講キャンパス・入学時期は変更される場合があります。出願前に必ず大学公式サイトまたはアンアルウェンで最新の開講状況をご確認ください。
ノートルダム・オーストラリア大学の入学は年2回(2月・7月)です。オーストラリアの大学としては標準的で、3学期制・4学期制の大学のような細かい入学時期はありません。「入学のチャンスが年2回しかない」=出願を1回逃すと半年待ちということでもありますので、逆算が重要です。
| 項目 | セメスター1(2月入学) | セメスター2(7月入学) |
|---|---|---|
| オリエンテーション | 2026年2月9日(月)〜2月13日(金) | 2026年7月13日(月)〜7月17日(金) |
| 授業開始 | 2026年2月9日(月) | 2026年7月20日(月) |
| 授業期間 | 2月9日〜5月15日 | 7月20日〜10月25日 |
| センサス日(学費確定日) | 2026年3月13日(金) | 2026年8月14日(金) |
| 学業ペナルティ日 | 2026年5月15日(金) | 2026年10月16日(金) |
| 試験期間 | 2026年6月2日(火)〜6月13日(土) | 2026年11月2日(月)〜11月14日(土) |
| 成績発表 | 2026年7月3日(金) | 2026年12月5日(金) |
オリエンテーションは留学生にとって出席必須です。ビザ・保険・履修登録・キャンパス案内がここで一気に処理されます。授業開始日ではなく「オリエンテーション初日」に間に合うように渡航日を決めてください。セメスター1なら2026年2月9日、セメスター2なら7月13日です。
また、医学部(MD)など一部のプログラムは大学全体の学年暦と日程が異なります。公式サイトのCalendars and Timetablesページで、必ずご自身のプログラムの日程をご確認ください。
大学が「この日までに出願」と一律の締切を公表しているわけではなく、コースごとに定員が埋まった時点で締め切られます。実際、Bachelor of Nursingは2026年セメスター2・2027年セメスター1の募集が早期に締め切られました。学生ビザの審査期間も考えると、次のスケジュールが目安です。
ノートルダム・オーストラリア大学の留学生向け入学条件は、大きく「学力要件」と「英語要件」の2つに分かれます。この大学の特徴は、標準コースの英語要件がオーストラリアの大学のなかでは低めである一方、専門職コース(看護・法学・教育・理学療法)は逆に非常に高いという点です。この落差を理解しておかないと計画を誤ります。
学部(Undergraduate)
大学は「海外の学歴を受け付け、当校の標準入学要件と同等かどうかを個別に判定する」と明記しています。日本の学歴については国別の換算表を公表していないため、成績証明書を提出したうえでの個別審査になります。
大学院(Postgraduate)
ノートルダムの英語要件はコースによって IELTS 6.0 から 7.5 まで大きく開きます。「この大学はIELTS 6.0でいい」という理解のまま看護や教育を志望すると、計画が根本から崩れます。必ずご自身の志望コースの数字を確認してください。
| コース区分 | IELTS Academic | PTE Academic | TOEFL iBT | Cambridge (CAE/CPE) |
|---|---|---|---|---|
| 学部(標準) ビジネス・文系・行動科学など |
6.0 全バンド6.0以上 |
50 全項目50以上 |
73 各項目18以上 |
169 全項目169以上 |
| 大学院(コースワーク・標準) | 6.5 他バンド6.0以上 |
58 他項目50以上 |
84 各項目18以上 |
176 他項目169以上 |
| 看護・助産 Nursing & Midwifery |
7.0 全バンド7.0以上 |
65 | 94 | ― |
| ヘルスサイエンス 理学療法・作業療法・運動生理学 |
7.0 全バンド7.0以上 |
65 全項目65以上 |
94 R/L 24・S 23・W 27 |
― |
| 医学(MD) | 7.0 全バンド7.0以上 |
65 全項目65以上 |
94 | ― |
| カウンセリング・ソーシャルワーク 修士課程 |
7.0 全バンド7.0以上 |
65 全項目65以上 |
94 | ― |
| 法学(学部・大学院) | 7.5 Writing 7.5・他7.0以上 |
76 Writing 76・他68以上 |
105 Writing 28・他24以上 |
191 Writing 191・他185以上 |
| 教育(教員養成課程) | 平均7.5 各技能7.0以上/ S・L は8.0 |
76 R/W 66以上・L/S 79以上 |
― | ― |
| 研究学位(MPhil・PhD など) | 7.0 Writing 7.0・他6.5以上 |
68 Writing 68・他58以上 |
94 Writing 27・他20以上 |
185 Writing 185・他176以上 |
英語試験のスコアは受験日から2年間有効です。高校2年生・3年生で早めに受験しても、進学時に有効期限が切れていないかを必ず確認してください。
また、進学準備コース(Tertiary Pathway Program/TPP)には、この英語要件が適用されません。「IELTSのスコアが足りない」段階でも動けるルートがあるということです。詳しくはTPPのセクションで説明します。
看護・助産のコースは、大学の要件に加えてNMBA(豪州看護助産委員会)の英語基準を満たす必要があります。具体的には次のいずれかです。
日本の高校を卒業した方は前者に該当しませんので、後者(IELTS 7.0全バンド)が必須になります。これは大学の裁量では下げられない、看護師登録制度上の要件です。
ここは日本人の方から最も多くご質問をいただく部分です。結論から言うと、日本の高校卒業(12年間)だけでは、オーストラリアの大学の学部に直接入学することは原則できません。ノートルダムに限らず、オーストラリアの大学に共通する構造的な理由があります。
オーストラリアの高校は12年制ですが、最終学年(Year 12)で大学の教養課程に相当する内容まで進みます。日本の高校3年生修了時点の学習内容とは1年分のギャップがあるため、「日本の高校卒業=オーストラリアのYear 12修了」とはみなされません。この1年分を埋めるのが、進学準備コース(Foundation/Pathway)や日本の大学1年修了という条件です。
| あなたの学歴 | 学部への直接入学 | 現実的なルート |
|---|---|---|
| 日本の高校卒業のみ | 原則不可 | TPP(進学準備コース/1学期)→ 学部1年 または他大学のFoundationを経由 |
| 日本の大学1年修了 | 個別審査で可能性あり | 成績次第で学部1年に直接出願できる場合があります。成績証明書を提出して判定を受けます |
| 日本の短大・専門学校卒業 | 個別審査 | 学部1年入学+単位認定(RPL)の申請。認定されれば期間短縮が可能です |
| 日本の大学卒業(学士) | 大学院に出願可 | Master of Social Work/Counselling/ビジネス系大学院など。学部より短期間・低コスト |
| IB(国際バカロレア)取得 | 可能 | 学部1年に直接出願できます |
| オーストラリアの高校(Year 12)修了 | 可能 | ATARスコアで判定されます |
ノートルダム・オーストラリア大学は、日本の学歴に対する換算表(何点以上なら合格、といった基準)を公表していません。公式には「海外の資格を受け付け、当校の標準入学要件と同等かどうかを個別に判定する」としています。
つまり「自分の成績で出願できるかどうかは、大学に確認しないと分からない」ということです。推測で準備を進めると、時間もお金も無駄になります。アンアルウェンでは、成績証明書をもとに大学へ直接確認したうえでご案内していますので、まずはご相談ください(無料です)。
| 現在の英語力 | ノートルダムの標準学部(IELTS 6.0)まで | 取るべき行動 |
|---|---|---|
| IELTS 6.0以上 | 到達済み | そのまま出願できます。この大学の最大の強みは、6.0で学部に入れる点です |
| IELTS 5.5 | あと0.5 | 日本での対策で十分届く距離です。または語学学校3か月程度 |
| IELTS 5.0 | あと1.0 | 語学学校4〜6か月、またはTPPで英語要件を回避するルート |
| IELTS 4.5以下/未受験 | あと1.5以上 | 語学学校6〜10か月からの計画。またはTPPルート |
| 看護・法学・教育志望 | 7.0〜7.5が必要 | 難易度が別次元です。語学学校+IELTS対策コースで最低1年、多くの方は1年以上かかります |
「IELTS 6.0で入れる大学」という点は、この大学を検討するうえで最大の実用的なメリットです。オーストラリアの多くの大学は学部でIELTS 6.5(各6.0)を求めます。0.5の差は、対策期間にすると3〜6か月、語学学校の費用にすると数十万円の差になります。「6.5に届かないから留学を諦めていた」という方には、現実的な選択肢になり得ます。
以下は大学が公表している「2026 Indicative International Student Fees(2026年 留学生学費目安表)」の数字です。ノートルダムの学費は分野(Discipline Area)ごとに設定されており、同じ分野なら学部・コースが違っても年額は同じです。金額はすべて年額・オーストラリアドル(AUD)です。
| 分野 | 該当する主なコース | 学部(年額) | 大学院(年額) |
|---|---|---|---|
| 経営・商学・ビジネス | Bachelor of Commerce、Business 系 | A$32,199 | A$34,356 |
| 哲学・宗教学 | Philosophy & Theology | A$32,849 | A$34,078 |
| 社会・文化 | Society & Culture、文系一般 | A$33,589 | A$34,078 |
| 教育 | Education(保健体育を含む) | A$33,806 | A$36,401 |
| ヒューマンウェルフェア・カウンセリング | Counselling、Social Work | A$34,860 | A$37,764 |
| 建築 | Architecture & Urban Environment | A$36,871 | A$41,471 |
| ヘルス | Health Sciences | A$38,222 | A$38,863 |
| 看護 | Bachelor of Nursing、Midwifery | A$38,818 | A$39,618 |
| 法学 | Law | A$40,785 | A$42,695 |
| 行動科学 | Behavioural Science | A$41,421 | A$46,023 |
| 自然科学・数学 | Science、Mathematics | A$41,421 | A$46,023 |
| リハビリテーション | Physiotherapy ほか | A$45,523 | A$44,640 |
| 医学 | Doctor of Medicine(MD) | ― | A$83,997 |
| 課程 | 年額 | 備考 |
|---|---|---|
| Masters by Research(Professional) | A$43,363 | RTP奨学金の対象になれば全額免除の可能性 |
| Doctorate / PhD | A$48,730 | 同上。生活費支給(年A$36,862)の対象にもなり得ます |
| Tertiary Pathway Program(TPP) | A$18,892 | 進学準備コース。英語要件が適用されないルート |
出典:The University of Notre Dame Australia「2026 Indicative International Student Fees」(公式PDF)。学費は履修科目数・履修内容によって変動する「目安(indicative)」であり、確定額は履修登録後に大学のFees Calculatorで算出されます。フルタイムの標準履修は年間8科目(1セメスター4科目)ですが、コースによってはこれを超える場合があります。
| 項目 | 目安(年額) | 内容 |
|---|---|---|
| OSHC(留学生健康保険) | A$650〜800 | 学生ビザの必須条件。滞在期間分を一括で加入します |
| SSAF(学生サービス・アメニティ料) | A$180〜350 | 授業料とは別に請求されます |
| 教科書・教材費 | A$500〜1,500 | 分野によって幅があります |
| 実習関連費用 (看護・理学療法など) | A$300〜1,000 | ユニフォーム、専門機器、予防接種、警察証明、実習先への交通費など |
| 滞在費(学生アパート) | A$15,000〜26,000 | シドニーは週A$350〜500、パース/フリーマントルは週A$250〜380が目安 |
| 食費・生活費 | A$8,000〜13,000 | 自炊中心か外食中心かで大きく変わります |
| 交通費 | A$800〜1,500 | フリーマントルは徒歩圏で完結しやすく、抑えられます |
Bachelor of Commerce(ビジネス)/シドニー/3年間の総額イメージ
※為替1豪ドル=100円換算で約1,556万円。フリーマントルを選ぶと滞在費が年間A$5,000〜8,000ほど下がるため、総額で150〜240万円ほど変わります。
ノートルダム・オーストラリア大学は約100種類の奨学金を公開していますが、その大半は「Domestic(オーストラリア国内学生)」または「先住民学生」向けで、日本人は対象外です。ここでは日本から留学する方が実際に対象になり得るものだけを抜き出して掲載します。
この大学の奨学金の最大の特徴は「申請不要・自動適用」です。主要な留学生奨学金は、出願して条件を満たせば自動的に適用されます。エッセイも面接も推薦状も要りません。これはオーストラリアの大学のなかでもかなり親切な設計です。
この大学のメインの留学生奨学金です。学部(Undergraduate)に入学する留学生が対象で、年間授業料が25%減額されます。フリーマントル・シドニーの両キャンパスが対象。申請書の提出は不要で、条件を満たせば自動的に適用されます。
対象外:Bachelor of Nursing(看護学部には別枠の20%奨学金があります)。
例:Society & Culture 分野(年A$33,589)なら年間A$8,397の減額、3年間でA$25,192(約252万円)の減額になります。
ビジネス分野の学部コース(Bachelor of Commerce など)に入学する留学生が対象。年間A$10,000の減額で、フリーマントル・シドニーが対象です。申請不要・自動適用。
ビジネス系は学費が年A$32,199と元々最も安いため、減額率でいえば約31%に相当します。25%のWelcome Scholarshipより有利になる計算です(重複適用は不可。大学がより有利な方を適用するのが通例ですが、確定は大学判断となります)。
Bachelor of Nursing(学部の看護)に入学する留学生が対象。年間授業料が20%減額されます。フリーマントル・シドニー(ダーリングハースト)が対象で、申請不要・自動適用。
例:年A$38,818 → 年A$31,054。3年間でA$23,291(約233万円)の減額です。
大学院(コースワーク)に入学する留学生が対象で、年間授業料が20%減額されます。フリーマントル・シドニーが対象。申請不要・自動適用。
対象外:Doctor of Medicine(MD)、Master of Physiotherapy(別枠あり)、Graduate Certificate(大学院修了証課程)。
Master of Social Work (Qualifying) に入学する留学生が対象。大学院の奨学金としては最も減額率が高い25%です。フリーマントル・シドニーが対象で、申請不要・自動適用。
例:年A$37,764 → 年A$28,323。2年間でA$18,882(約189万円)の減額です。ソーシャルワーク志望の方には、この大学は費用面で有力な選択肢になります。
Master of Physiotherapy に入学する留学生が対象。年間A$7,500の減額で、フリーマントル・シドニーが対象。申請不要・自動適用。
例:年A$44,640 → 年A$37,140。2年間でA$15,000(約150万円)の減額です。
フリーマントルの学部コースが対象。国内学生・留学生の両方が応募可能で、キリスト教のリーダーシップ活動の実績と学業成績が評価されます。別途申請が必要で、2026年度の締切は8月30日でした(年度ごとに変わります)。
教会活動・ボランティア・コミュニティでのリーダー経験がある方は検討の価値があります。ただし競争率は高く、対象がフリーマントルの学部のみである点にご注意ください。
高齢者ケア分野でのキャリアを志す看護学生が対象。国内学生・留学生の両方が応募可能で、フリーマントル・シドニー・ブルームの全キャンパス、パスウェイ・VET・学部・大学院の全レベルが対象です。別途申請が必要(2026年度の締切は10月1日)。
看護の20%奨学金と組み合わせられる可能性がありますので、看護志望の方は必ず確認してください。
| 奨学金名 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| Notre Dame Transformative Research HDR Scholarship | 年A$46,862 | 成績優秀者向けの生活費支給。国内・留学生の両方が対象。新規入学者向け |
| RTP Stipend Scholarship | 年A$36,862 | 生活費支給(2026年レート)。成績審査。国内・留学生の両方が対象 |
| RTP Fees Offset Scholarship | 授業料全額免除 | 国内・留学生の両方が対象 |
| Cancer Council WA PhD Top-Up | 最大A$48,000 | がん研究分野。RTP受給者向けの上乗せ。フリーマントル・ブルーム |
研究課程は「授業料免除+生活費支給」の組み合わせが成立し得るため、費用構造がコースワークとまったく違います。年A$46,862の生活費支給は日本円で約470万円。研究テーマが定まっている社会人の方には、学部・修士コースワークより現実的な選択肢になることがあります。締切は例年8月下旬です。
大学の奨学金一覧には魅力的な金額のものが並んでいますが、以下は日本から留学する方は対象になりません。ネット上の情報で「ノートルダムには最大A$50,000の奨学金がある」といった記述を見かけますが、実態は次のとおりです。
※奨学金の金額・条件・締切は大学の判断で変更されます。また、複数の奨学金の重複受給の可否は大学の規定によります(一般に、授業料減額型の奨学金どうしは重複しません)。出願前に必ず最新条件をご確認ください。
ノートルダム・オーストラリア大学が学内で運営している進学準備コースがTertiary Pathway Program(TPP)です。「学部の入学条件に届かない」「英語スコアがまだない」という段階の方が、学部進学にたどり着くためのルートになります。
TPPの最大のポイントは、大学の英語要件(IELTS 6.0など)が適用されないことです。公式に「英語要件はTPPのようなパスウェイ・プログラムには適用されない」と明記されています。IELTSのスコアがまだない段階でも動けるルートだということです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | フルタイム1学期(約半年)/パートタイム2学期。4週間の集中サマータームもあり(2026年は1月5日〜30日・フリーマントルのみ) |
| キャンパス | フリーマントル/シドニー/ブルーム |
| 受講形態 | 通学(オンキャンパス)またはオンライン(外部受講) |
| 入学時期 | セメスター1・セメスター2(+サマーターム) |
| 学費(留学生) | A$18,892 |
| 英語要件 | 適用されない(コース内に英語・コミュニケーション科目が含まれるため) |
| 入学審査 | 個別審査。「TPPで成功する見込み」を示す必要があります |
TPPを修了すると、以下の分野の学部プログラムに出願する資格が得られます。
ここは正確に理解しておいてください。TPPの修了は「進学が保証される」ものではありません。大学は「TPPの全要件を修了すれば最低入学要件を満たすが、学部には別途出願する必要がある」と明記しています。特にBachelor of Nursingのような定員が埋まりやすいコースは、TPPを修了しても席がない可能性があります。
また、看護・法学・教育・理学療法など、専門職の英語要件(IELTS 7.0〜7.5)が課されるコースは、TPP修了後に別途その英語要件を満たす必要があります。「TPPに入れば英語なしで看護に行ける」ということではありません。ここは誤解が多いポイントです。
大学附属の語学学校(ELICOS)からの進学について、まず正確な事実からお伝えします。
ノートルダム・オーストラリア大学は、自前の附属語学学校(ELICOS/Direct Entry Program)を持っていません。
多くのオーストラリアの大学(Curtin English、UWA Centre for English、ACU English など)は学内にELICOSを持ち、「一定の成績で修了すればIELTS不要で学部に進学できる」直接進学コース(DEP)を運営しています。ノートルダムにはこの仕組みがありません。
したがって、英語力が足りない方の進学ルートは「外部の語学学校でIELTSを取る」か「TPPを経由する」の2つになります。
最も一般的で、費用対効果も高いルートです。ノートルダムは英語要件を「IELTS等の公式スコア」で判定しますので、どこの語学学校で勉強したかは問われません。つまり「学校選びの自由度が高い」ということでもあります。
手順:
費用の目安:語学学校は週A$380〜480(1か月あたり約A$1,600〜2,000)。IELTS 5.0からIELTS 6.0までなら16〜24週間、IELTS 7.0を目指すなら30〜40週間が目安です。
メリット:ノートルダムだけでなく、他大学にも同じスコアで出願できます。「語学学校に通いながら、最終的にどの大学にするか決められる」のがこのルートの実質的な価値です。
デメリット:IELTSに合格しなければ先に進めません。特に看護の7.0(全バンド)は、日本人にとって簡単な数字ではありません。
IELTSでスコアを積むのが苦手な方、または高校の成績が学部の直接入学に届かない方向けのルートです。TPPには大学の英語要件が適用されないため、「IELTSの点数勝負から一度降りる」ことができます。
手順:
注意点:TPPは学費A$18,892がかかります。語学学校半年分(約A$10,000)と合わせると、学部入学前に約A$29,000を使うことになります。「IELTS 6.0が取れるなら、ルートAのほうが安く早い」ことは正直にお伝えしておきます。
高校卒業後すぐの方で、TPPの日程が合わない場合や、より手厚い進学準備を受けたい場合は、他大学・専門機関のFoundation Program(大学進学準備コース/8〜12か月)を経由する選択肢もあります。Foundation修了資格は多くの大学で認められており、ノートルダムを含む複数の大学に出願できます。
ただしFoundationは費用も期間もTPPより大きくなります。「ノートルダムに決め打ちならTPP、まだ複数校を比較したいならFoundation」という判断軸で考えてください。
| ルート | 期間 | 費用の目安 | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| A:語学学校+IELTS | 4〜10か月 | A$7,000〜19,000 | IELTSで結果を出せる方。他大学も並行して検討したい方。費用最安 |
| B:語学学校+TPP | 9〜12か月 | A$29,000前後 | IELTSが苦手な方。高校の成績が直接入学に届かない方 |
| C:Foundation経由 | 12〜18か月 | A$30,000〜40,000 | 高校卒業直後で、じっくり準備したい方。複数校を比較したい方 |
| D:直接入学 | ― | ― | すでにIELTS 6.0以上をお持ちで、日本の大学1年修了以上の学歴がある方 |
ご自身の現在地によって、ノートルダムへの最短ルートは変わります。代表的な3パターンを整理しました。
日本の高校卒業だけでは学部に直接入学できないため、必ず1ステップ挟みます。
IELTS 6.0を高校在学中に取得できれば、TPPを飛ばして日本の大学1年修了扱いの審査に進める場合があります。高校2年生の段階からIELTS対策を始められるかどうかが分岐点です。
費用対効果が最も高いルートです。日本の4年制大学を卒業していれば、大学院に直接出願できます。
Master of Social Work(25%減額)、Master of Counselling、Master of Physiotherapy(A$7,500減額)、ビジネス系大学院(20%減額)が主な選択肢です。学部の半分以下の期間と費用で学位が取れます。
また、日本の大学を中退・卒業された方が学部に入り直す場合は、単位認定(RPL)で期間を短縮できる可能性があります。
すでにオーストラリアで語学学校に通っている方、これから語学留学を考えている方のルートです。
ノートルダムには附属語学学校がないため、どの語学学校からでも同じ条件で出願できます。逆に言えば「この学校を出れば有利」という優遇はありません。学校選びは、IELTS対策の質と立地・費用で選んで問題ありません。
オーストラリア国内からの出願(オンショア)はビザの切り替えが必要になりますので、時期の管理が重要です。
ここからは「いま高校3年生で、これから進路を決める方」に向けたセクションです。日本の大学受験と並行して海外進学を考えている方、指定校推薦や総合型選抜が終わってこれから動ける方、卒業後に1年準備期間を取る方――それぞれのパターンでお答えします。
日本の高校卒業(12年)は、オーストラリアのYear 12と同等とみなされません。必ず「TPP」「Foundation」「日本の大学1年修了」のいずれかを挟みます。これはノートルダムに限らずオーストラリアの大学に共通する構造です。
日本の3月卒業とオーストラリアの2月入学は、ほぼ重なってしまいます。現実的には「高校卒業 → 7月入学」または「翌年2月入学」のどちらかになります。この半年〜1年をどう使うかが計画の中心です。
IELTSのスコアは2年間有効です。高校2年生・3年生のうちに6.0を取っておけば、卒業後すぐに動けます。逆に卒業してから始めると、半年〜1年の準備期間が丸ごと必要になります。いま高校3年生なら、今日からでも遅くありません。
これらはIELTS 7.0〜7.5が必要です。高校3年生から始めて1年で到達するのは、極めて難しい水準です。志望するなら「2年計画」で考えてください。あるいは、まず入りやすい分野で入学して英語環境に身を置き、編入を検討する方法もあります。
日本の大学受験と並行して準備できますか。
できます。実際、「日本の大学に受かったらそこに行く、ダメならオーストラリア」ではなく「両方受けて比べる」というご相談が増えています。オーストラリアの大学は入試(一発試験)ではなく書類審査ですので、高校の成績とIELTSが揃っていれば受験勉強と両立できます。
ただしIELTSの学習だけは早めに始めてください。これだけは直前で何とかなるものではありません。
評定平均はどのくらい必要ですか。
ノートルダムは日本の学歴に対する換算表を公表しておらず、個別審査です。一般論として、オーストラリアの大学の標準的なコースであれば評定平均3.0〜3.5程度から検討の余地がありますが、これは推測であって保証ではありません。
アンアルウェンでは成績証明書をもとに大学へ直接確認しています。推測で1年を無駄にしないためにも、早い段階で確認してください(無料です)。
英語がまったくできませんが、間に合いますか。
「まったくできない」状態からIELTS 6.0までは、一般的に600〜900時間の学習が必要です。1日3時間として7〜10か月。高校3年生の今から始めれば、翌年2月入学は十分に射程に入ります。
ただし看護(7.0全バンド)や教育(7.5)は、この計画では届きません。その場合は2年計画にするか、まず別分野で入学して現地で英語力を上げてから編入・大学院進学を狙う設計に変えます。
TPPと語学学校、どちらを先にすべきですか。
英語力次第です。TPPは英語要件が適用されませんが、授業自体は英語で行われます。英語力が低すぎる状態でTPPに入っても、単位を落とすだけになります。
目安として、IELTS 5.0前後の英語力があればTPPから始められます。それ未満なら、まず語学学校で3〜6か月基礎を作ってからTPPに進むほうが結果的に早く、安く済みます。
親としては学費が心配です。総額はどのくらいですか。
高校卒業から学士取得までの4〜4.5年で、A$140,000〜180,000(奨学金適用後・約1,400万〜1,800万円)が目安です。内訳は語学学校またはTPP、学部3年分の授業料(25%減額適用後)、生活費・滞在費です。
費用を抑える要素は3つあります。①フリーマントル(パース)を選ぶ ②ビジネス系(学費が最安+A$10,000減額)を選ぶ ③週24時間までのアルバイトで生活費の一部を賄う。この3つを組み合わせると、総額は100万〜200万円単位で変わります。
高校卒業後すぐではなく、1年働いてからでも大丈夫ですか。
問題ありません。オーストラリアの大学は年齢や卒業後の空白期間を日本ほど気にしません。むしろ「なぜ留学したいか」が明確になるため、GS(Genuine Student)ステートメントを書きやすくなる面もあります。
ただし高校の成績証明書・卒業証明書の英文版は、卒業直後に取得しておいてください。数年後に取り寄せるのは手間がかかります。
日本の大学に1年通ってから編入するほうがいいですか。
これは実は非常に現実的な選択肢です。日本の大学1年を修了していれば、TPPを挟まずにノートルダムの学部1年に出願できる可能性があります(個別審査)。日本の大学に在籍しながらIELTSの準備もできます。
デメリットは、日本の大学の1年分の学費が別途かかることと、修得した単位が必ずしも認定されるとは限らないことです。「1年間で保険をかけながら準備する」と割り切れるなら、有力なプランです。
保護者だけで相談してもいいですか。
もちろんです。「本人がまだ迷っている段階で、親として何を確認しておくべきか」というご相談は非常に多くいただきます。費用の総額、ビザ、安全面、卒業後の進路まで、保護者の方の視点でお答えします。オンライン(ZOOM・LINE)でも対応しています。
ノートルダムの滞在について、最初に率直な事実をお伝えします。この大学は「学生寮が非常に少ない大学」です。大規模大学のように敷地内に数百室の寮が並んでいるわけではありません。ここを知らずに渡航直前になって慌てる方が実際にいらっしゃいます。
全25床の小規模レジデンス。シングルルームまたはツインシェア(2人部屋)から選べます。
25床という規模は、日本の大学の学生寮を想像していると驚かれる数字だと思います。「学生寮に入れる前提」で計画を立てないことが、この大学では特に重要です。
シドニーキャンパス(ブロードウェイ/ダーリングハースト)には大学所有の寮がないため、大学が提携する民間の学生アパート事業者を利用するのが標準的な方法です。
これらの学生アパートも、学期開始前は競争が激しくなります。特に2月入学(セメスター1)は全豪の大学が一斉に始まるため、前年11〜12月には主要物件が埋まり始めます。
大学は留学生向けに、次の2つのホームステイ機関を紹介しています。
費用の目安:週A$320〜400(食事付き・2食または3食)。渡航直後の最初の1〜3か月をホームステイにして、現地で物件を探してからシェアハウスや学生アパートに移るのが、実務上いちばん失敗の少ない進め方です。
特に18〜19歳で初めて海外に出る方には、最初の数か月のホームステイを強くおすすめしています。生活の立ち上げ(銀行口座・SIM・交通カード)をホストファミリーに聞ける環境の価値は、費用差以上に大きいです。
大学は民間の物件検索サイトとしてflatmates.com.au/domain.com.au/rent.com.au などを案内しています。
ブルームキャンパスには宿泊施設がありますが、戸数が限られており早期申込が必要です。デービーとクヌヌラの宿泊施設は主にMajarlin(キンバリー先住民健康・福祉センター)の学生向けに確保されています。留学生の主要な選択肢ではありません。
| 滞在方法 | 週あたり費用 | 年間換算 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Port Lodge(フリーマントル) | 要問合せ | ― | 全25床のみ。2026年セメスター1は満室 |
| 学生アパート(シドニー) | A$350〜550 | A$18,200〜28,600 | 家具・光熱費・WiFi込み。セキュリティ良好 |
| ホームステイ | A$320〜400 | A$16,600〜20,800 | 食事付き。渡航直後の最初の数か月に最適 |
| シェアハウス(シドニー) | A$250〜400 | A$13,000〜20,800 | 最安。ただし現地で内見してから決めること |
| シェアハウス(フリーマントル) | A$180〜300 | A$9,400〜15,600 | 費用面ではここが最も有利 |
アンアルウェンでは、ホームステイ・学生アパートの手配を無料でサポートしています。特にこの大学は寮の選択肢が限られるため、「オファー受諾と同時に住まいを押さえる」段取りをこちらで組みます。渡航直前に慌てるのは、この大学で最も起きやすいトラブルです。
フリーマントルは人口約29,000人の港町です。「オーストラリアの大都市に住む」というより「歴史のある海辺の小さな街に住む」感覚に近いと思ってください。パースCBDまでは電車で約30分。街の中心部はコンパクトで、無料の循環バス(CAT/ブルー・レッドの2路線)が走っているため、車がなくても生活が成立します。
メリットは、生活費がシドニー・メルボルンより明確に安いこと、治安がよいこと、そして日本人が少ないため英語環境に追い込まれることです。「日本語に逃げられない環境で1年過ごしたい」という方には、これは大きな価値になります。
デメリットは率直に言って、アルバイトの選択肢が限られることです。シドニーやメルボルンのような日本食レストランの求人数はありません。また娯楽の選択肢も大都市とは比べられません。「静かな環境で勉強に集中したい」方には最適で、「刺激のある都市生活を送りたい」方には物足りないと思います。
ブロードウェイキャンパスはチッペンデール、ダーリングハーストキャンパスはオックスフォードストリート沿い。どちらもシドニーCBDから徒歩・電車で数分という好立地です。ブロードウェイはシドニー大学・UTSと同じ大学地区にあり、学生向けの飲食店や書店が集まっています。ニュータウン、グリーブ、サリーヒルズといった人気エリアも徒歩圏です。
学生ビザでは2週間で48時間まで(学期中)の就労が認められています(休暇期間中は無制限)。オーストラリアの最低賃金は時給A$24台で、日本のアルバイトと比べて高水準です。
ただし「アルバイトで学費を賄う」計画は立てないでください。2週間48時間・時給A$25で計算すると月収は約A$2,600(週25時間相当ではなく実質週24時間)。生活費の一部は賄えますが、年間A$30,000超の学費には届きません。学費は事前に確保したうえで、アルバイトは生活費の補填と社会経験と位置づけてください。
また、看護・理学療法・医学のように実習時間が多いコースは、アルバイトに使える時間が構造的に少なくなります。1,040時間の臨床実習がある看護は特にそうです。この点も予算計画に織り込んでおいてください。
卒業後の進路は大きく「オーストラリアで働く」「日本に帰国して就職する」「大学院に進む」の3つに分かれます。ノートルダムの場合、専門職資格につながるコースが多いため、1つ目の選択肢が現実的な大学です。
| コース | 取得できる資格・登録 | 就職先 |
|---|---|---|
| Bachelor of Nursing | Ahpra登録看護師(RN) ANMAC完全認定 | 公立・私立病院、高齢者ケア施設、地域医療。看護師は移住職種リストの常連です |
| Master of Physiotherapy | Ahpra登録理学療法士 | 病院、クリニック、スポーツ施設、高齢者ケア |
| Master of Social Work (Qualifying) | ソーシャルワーカー | 福祉機関、病院、学校、NPO |
| Bachelor of Commerce(会計専攻) | CPA Australia/CA ANZ/IPA 認定 | 会計事務所、企業の経理部門。会計士も移住職種の対象になり得ます |
| Bachelor of Commerce(HRM専攻) | AHRI(豪州人事協会)認定 | 企業の人事部門、人材紹介 |
| Education 系 | 州の教員登録 | 公立・私立・カトリック系の学校 |
| Doctor of Medicine | 医師登録 | 病院、クリニック |
オーストラリアの大学で学位を取得した留学生は、卒業後に一定期間オーストラリアで就労できる卒業生ビザ(サブクラス485)を申請できます。
フリーマントルを選ぶかシドニーを選ぶかで、卒業後にオーストラリアに滞在できる期間が変わる可能性があるということです。「卒業後も現地で働きたい」がゴールなら、キャンパス選択の段階でこの点を必ず考慮してください。
※ビザ制度は頻繁に変更されます。年齢制限、英語要件、申請期限などの細目も含め、必ず最新の要件をご確認ください。ビザに関する具体的な助言は、登録移民代理人(MARA)が行うことになっています。
正直に申し上げると、日本の就職市場でノートルダム・オーストラリア大学の知名度はほぼありません。「大学名で評価される」ことは期待できません。
ただし日本企業が海外大学卒業者に見ているのは、多くの場合「英語で4年間学位を取り切った事実」と「その経験で何ができるようになったか」です。ここは大学名ではなく、本人が説明できるかどうかで決まります。1,040時間の臨床実習や150時間のインターンといった具体的な経験は、この説明の材料として非常に強いです。
また、外資系企業・国際機関・グローバル展開している日本企業では、オーストラリアの学位はそのまま評価されます。「日本の大企業の総合職を狙う」であれば、そもそもオーストラリア留学という選択自体を再検討したほうがいいケースもあります。ここは率直にお伝えしています。
ノートルダムを検討される方が同時に比較されることの多い2校――オーストラリアン・カトリック大学(ACU)とシドニー工科大学(UTS)――と並べて整理します。この3校は性格がまったく違いますので、「どれが上か」ではなく「自分の目的にどれが噛み合うか」で見てください。
| 比較項目 | ノートルダム | ACU | UTS |
|---|---|---|---|
| 設立・性格 | 1989年 カトリック系・私立 | 1991年 カトリック系 | 1988年 公立・工科系 |
| キャンパス | フリーマントル(パース) シドニー/ブルーム | 全豪7都市+イタリア・ローマ | シドニーCBD 1か所 |
| 学生数 | 約12,000名 (小規模) | 約32,000名 | 約46,000名 |
| QS世界ランキング2026 | 継続的なランクインなし | 851–900位帯 | 88位(世界トップ100) |
| 学部の年間学費 (留学生・目安) | A$32,199〜45,523 | A$32,000〜39,000前後 | A$48,816〜54,770 |
| 学部の標準英語要件 | IELTS 6.0 (全バンド6.0) | IELTS 6.5 | IELTS 6.5 |
| 留学生奨学金 | 出願だけで自動適用 学部25%/看護20%/ ビジネス年A$10,000 | 条件付きで15〜25%減額 (対象プログラム限定) | 申請制 学部最大25%/大学院最大35% (競争あり) |
| 強い分野 | 看護・医学・理学療法 教育・カウンセリング・法学 | 看護・教育・ヘルスサイエンス THE 2026の研究の質で豪1位 | IT・工学・デザイン ビジネス・建築 |
| クラス規模 | 少人数(★5評価) | 中規模 | 大規模講義が中心 |
| 実習・インターン | 学位に必修として組込 看護1,040h/ビジネス150h | 分野により実習あり | 産学連携が強い 企業プロジェクト型 |
| 附属語学学校 | なし | ACU English あり | UTS: INSEARCH(現UTS College)あり |
| 学生寮 | 極めて少ない (フリーマントル25床・シドニーなし) | キャンパスにより有無 | 大学運営の学生寮あり |
| 日本での知名度 | ほぼなし | 低い | 高い |
IELTS 6.5に届かない/少人数のクラスで手厚く見てほしい/看護・理学療法・ソーシャルワーク・カウンセリングを学びたい/奨学金の申請作業に時間をかけたくない(自動適用)/生活費を抑えたい(フリーマントル)/卒業後にRegionalのビザ延長を狙いたい
看護・教育を学びたいがキャンパスの選択肢を多く持ちたい(全豪7都市)/シドニー・メルボルン・ブリスベンなど都市を選びたい/附属語学学校からの直接進学ルートを使いたい/ノートルダムより一段広いネットワークが欲しい
世界ランキングと知名度を重視する(QS 88位)/IT・工学・デザイン・建築を学びたい/シドニーCBDで学びたい/日本に帰国後の就職で大学名を武器にしたい/学費A$50,000前後を払える予算がある
学部3年間の授業料だけで比較すると、ノートルダム(ビジネス・奨学金適用後)は約A$66,600、UTSは約A$146,000〜164,000。その差は約A$80,000〜97,000(約800万〜970万円)です。この差をどう評価するかが、実質的な判断軸になります。
大学のパンフレットは自校の情報しか載せません。ノートルダム・ACU・UTSを「学費」「英語要件」「奨学金」「卒業後のビザ」の4軸で横並びに比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。アンアルウェンでは、ご希望の分野・英語力・ご予算をお聞きしたうえで、この3校(および他校)を数字で比較した資料をお出ししています。無料です。
アメリカのノートルダム大学と同じ大学ですか。
違います。まったく別の独立した大学です。1989年にオーストラリアで設立された際、アメリカのノートルダム大学(インディアナ州)から名称の使用について支援を受けた経緯はありますが、運営・学位・入学審査はすべて独立しています。アメリカのノートルダム大学の学位が取れるわけではありませんので、そこは正確に理解しておいてください。
カトリック教徒でないと入学できませんか。
入学に信仰は一切関係ありません。入学審査で宗教を問われることはなく、無宗教の学生も多数在籍しています。日本から進学される方の大半は無宗教です。
ただし全学位に哲学と倫理のコア科目が必修で入っている点、キャンパスに礼拝堂がある点は、大学の性格として知っておいてください。宗教の授業ではなく、あくまで「哲学」「倫理学」として学びます。
世界ランキングが低いですが、学位の価値はありますか。
オーストラリア政府(TEQSA)の認可を受けた正式な大学ですので、学位そのものはオーストラリアの他大学とまったく同等に扱われます。看護であればAhpra登録、会計であればCPA Australia認定と、専門職資格につながる点も同じです。
ただし「大学名のブランド」を求めるなら、この大学は選ぶべきではありません。QS世界大学ランキングに継続的なランクインはなく、日本での知名度もほぼありません。「何を学んで何ができるようになるか」で選ぶ大学です。ここは率直にお伝えしています。
奨学金は本当に申請不要ですか。
主要な留学生奨学金(学部25%、看護20%、ビジネスA$10,000、大学院20%、ソーシャルワーク25%、理学療法A$7,500)は、大学公式に「Automatic award for eligible students(対象者に自動付与)」と明記されています。エッセイも面接も推薦状も不要です。
一方でChristian Leaders Scholarship(最大A$25,000)やAged Care Futures Grant(A$5,000)は別途申請が必要です。この2つを取りこぼす方がいらっしゃいます。対象になりそうか、出願前に必ず確認してください。
奨学金は複数もらえますか。
授業料減額型の奨学金どうしは、原則として重複しません。たとえばビジネス系の場合、「Welcome Scholarship(25%)」と「Business and Commerce Scholarship(年A$10,000)」の両方の条件を満たしても、通常はどちらか一方の適用になります。
ビジネス系は学費が年A$32,199ですので、25%=A$8,050 に対して A$10,000 のほうが有利です。どちらが適用されるかは大学の判断になりますので、オファーレターの記載を必ず確認してください。アンアルウェンでは、この確認も代行しています。
看護に進みたいのですが、何から始めるべきですか。
IELTS 7.0(全バンド7.0)の取得です。これは大学の裁量では下げられない、オーストラリアの看護師登録制度上の要件です。日本の高校を出た方は「英語圏で6年以上教育を受けた」という免除条件に該当しないため、必ずスコアが必要になります。
加えてBachelor of Nursingは定員が埋まりやすく、実際に2026年セメスター2と2027年セメスター1の募集は早期に締め切られました。「英語を取ってから考える」では席がありません。英語対策と出願準備を並行して進める必要があります。
フリーマントルとシドニー、どちらがおすすめですか。
目的によります。「生活費を抑えたい」「英語漬けになりたい」「卒業後のビザ延長を狙いたい」ならフリーマントル。「アルバイトや就職の選択肢を増やしたい」「都市生活を送りたい」ならシドニーです。
ただし学べる分野が違います。医学・理学療法・建築・考古学・環境学はフリーマントルのみ。シドニーはビジネス・法学・文系(ブロードウェイ)と看護・医学(ダーリングハースト)です。まず「何を学ぶか」を決めてから、キャンパスを選んでください。
附属の語学学校がないのは不利ですか。
一長一短です。不利な点は、「一定成績で修了すればIELTS不要で進学できる」という直接進学ルート(DEP)が使えないこと。IELTSの点数を実際に取る必要があります。
有利な点は、語学学校を自由に選べることです。附属校がある大学では「その大学に行くならこの語学学校」と実質的に固定されますが、ノートルダムはどこの語学学校からでも同じ条件です。「語学学校に通いながら、最終的にどの大学にするか決める」という進め方ができます。迷っている段階の方にはむしろ好都合です。
学生寮に入れないと聞きましたが、住むところは大丈夫ですか。
大丈夫ですが、「早く動くこと」が絶対条件です。フリーマントルの寮は25床のみで2026年セメスター1は満室、シドニーには大学所有の寮がありません。
実務上の正解は、①最初の1〜3か月はホームステイ(週A$320〜400・食事付き)を押さえる ②現地で物件を見てからシェアハウスや学生アパートに移るという2段構えです。アンアルウェンではホームステイ・学生アパートの手配を無料でサポートしています。オファーを受諾したら、その週のうちにご相談ください。
入学は年に何回ありますか。出願はいつまでですか。
入学は年2回(2月・7月)です。2026年はセメスター1が2月9日(オリエンテーション2月9〜13日)、セメスター2が7月20日(オリエンテーション7月13〜17日)開始です。
一律の出願締切は公表されておらず、コースごとに定員が埋まった時点で締め切られます。ビザ審査期間も考えると、入学の6〜8か月前には出願を済ませておくのが安全です。
日本の大学で取った単位は認定されますか。
認定される可能性があります。ノートルダムにはRPL(Recognition of Prior Learning/既修学習の認定)の制度があります。認定されれば履修期間が短縮され、その分だけ学費も下がります。
ただし認定される単位数は科目の内容次第で、事前に確定しません。シラバス(講義要項)の英訳が必要になる場合もあります。日本の大学に在籍歴のある方は、必ず申請してください。申請しなければゼロです。
エージェントを通すと費用は高くなりますか。
なりません。学費も奨学金も、大学に直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。
ノートルダムの場合、主要な奨学金は自動適用なので「申請漏れ」のリスクは小さいのですが、その代わりに①日本の学歴で出願できるかは個別審査で確認が必要 ②人気コースの定員が読めない ③学生寮がほぼないという3つの実務的な難しさがあります。エージェントを通す実質的なメリットは、この3点を先回りして処理できることにあります。
学校選び・出願手続き・GS(Genuine Student)対策・学生ビザ申請を、すべて無料でサポートします。
オーストラリアに提携オフィスがあります。滞在中から帰国まで、継続して相談していただけます。
一人ひとりに時間をかけるため、サポート人数を限定しています。大手のような画一的なご案内はいたしません。
授業や校内の雰囲気を自分の目で確認したうえで、厳選してご紹介しています。
オーストラリア留学に特化して積み重ねてきた実績です。
費用や生活面のデメリットも隠さずにお伝えします。合わないと思えば、そう申し上げます。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、ノートルダム・オーストラリア大学のように「情報が公開されていない部分が多い大学」では、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
ノートルダムは日本の学歴に対する換算表を公表していません。公式には「個別に同等性を判定する」としか書かれておらず、ご自身で判断することは事実上不可能です。推測で1年を準備に使ってから「出願できませんでした」では取り返しがつきません。大学に直接確認します。
Bachelor of Nursingは2026年セメスター2・2027年セメスター1の募集が早期に締め切られました。大学は「締切日」を公表せず、埋まった時点で閉じます。複数の学生を継続的に送り出しているエージェントでなければ、この感覚は掴めません。
ノートルダムの奨学金は自動適用ですが、オファーレターに記載されているかを確認するのは出願者側の責任です。ビジネス系のようにA$10,000型と25%型のどちらが適用されるかで金額が変わるケースもあります。オファーの内容を一行ずつ確認します。
この大学は学生寮がほぼありません。フリーマントルは25床、シドニーは大学所有の寮なし。渡航直前に慌てるのは、この大学で最も起きやすいトラブルです。ホームステイ・学生アパートの手配を、オファー受諾と同時に動かします。
フリーマントルとシドニーでは、学費は同じでも生活費が年間A$5,000〜8,000違い、卒業後のビザの扱いも変わる可能性があります。3〜4年間の総額と卒業後の選択肢まで含めて、数字で比較したうえでご提案します。
大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。ノートルダム・ACU・UTSを学費・英語要件・奨学金・ビザの4軸で比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。
アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
ノートルダム・オーストラリア大学を検討している方へ ― 松本より
この大学は「大学名で選ぶ人」には、はっきり向きません。世界ランキングに名前は出てきませんし、日本での知名度もほとんどありません。そこを隠すつもりはありません。
それでもご紹介しているのは、この大学でなければ成立しない条件が確かにあるからです。標準的な学部の英語要件がIELTS 6.0――これは「6.5に届かなくて留学を諦めかけていた方」にとって、選択肢が一つ増えるということです。そして出願するだけで授業料が25%引かれる。申請書もエッセイも要りません。学生数12,000名の小ささゆえに、大講義ではなくチュートリアルで学べる。看護なら1,040時間の臨床実習を積んで、卒業と同時にAhpra登録の道が開ける。
一方で、正直にお伝えしておくべきこともあります。学生寮がほとんどありません。フリーマントルは25床、シドニーは大学所有の寮なし。住まいの手配だけは、他大学より確実に早く動く必要があります。そして工学・ITを学びたい方には、この大学は向きません。
学びたい分野と、今の成績・英語力・ご予算を教えていただければ、ノートルダムが合うかどうかも含めて率直にお答えします。合わないと思えば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。ノートルダム・オーストラリア大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
Free Consultation
「いまの英語力とご予算で、
何ができるか」からお答えします。
「日本の高校・大学の成績で出願できるか」「IELTS 6.0で本当に学部に入れるか」「25%の奨学金は自分にも適用されるか」「フリーマントルとシドニー、どちらが合うか」「住まいはどう確保するか」――ノートルダム・オーストラリア大学が合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方、社会人の方のご相談も歓迎します。
※本ページの情報は、ノートルダム・オーストラリア大学公式サイト(notredame.edu.au)、公式「2026 Indicative International Student Fees」、公式「2026 Key Dates」、公式の奨学金一覧・英語要件ページ・宿泊情報ページの公開情報をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。学費・奨学金・入学要件・学期日程・寮費は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。学費は履修科目により変動する「目安(indicative)」であり、確定額は履修登録後に算出されます。ランキングの数値は各調査機関が公表した年度のものです。ビザ・移民制度に関する事項は、登録移民代理人(MARA)にご確認ください。
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