University of Canberra — Scholarships 2026
キャンベラ大学の奨学金は、他大学とは構造が違います。「成績上位者に配る」のではなく、附属のUC Collegeを起点とした「進学すると減額される」設計です。そして日本国籍は、最上位30%の対象国リストに入っています。
オーストラリアの大学の留学生向け奨学金は、たいてい「成績上位者に対して授業料の一部を減額する」という形をとります。出願すると自動的に審査され、成績が基準を超えていれば10〜25%程度が減額される――これが一般的な設計です。
キャンベラ大学(University of Canberra)の奨学金は、この形とは違います。UCの制度は、附属の進学準備機関であるUC College(University of Canberra College)を起点に組み立てられています。UC Collegeに入ると学費が15%減額され、そこを一定の成績で修了して学部・修士へ進むと、その学位の授業料が最大30%減額される――という2段構えです。
そして重要なのは、この最大30%の対象国18の国・地域に、日本が明記されているということです。それ以外の国籍の方は20%にとどまります。
このページでは、2026年度のキャンベラ大学の奨学金制度を公式情報のとおりに整理し、日本人留学生が実際にいくら軽減できるのかを金額で示します。大学そのものの情報はキャンベラ大学の詳細ページをご覧ください。
まず、キャンベラ大学の奨学金の設計思想を理解しておく必要があります。この構造を知らずに出願すると、受けられたはずの減額を丸ごと逃します。
「UC Collegeに入る → 学費が15%引き → 一定の成績で修了して学部・修士へ進む → その学位が最大30%引き」
UC Collegeを経由しない直接入学の場合、この2つの減額はいずれも適用されません。逆に言えば、準備課程を経由することが「損」ではなく「得」になるよう設計されている大学です。
UC College(University of Canberra College)は、キャンベラ大学のブルースキャンパス内(Building 5, Level B)にある進学準備機関です。留学生向けに次の4種類のプログラムを開講しています。
| プログラム | 期間 | 2026年 学費 | 修了後の進学先 |
|---|---|---|---|
| International Foundation Studies | 3学期(12ヶ月) | $29,250 | 学部1年次(ほぼすべてのコース) |
| ディプロマ各種 ビジネス/コミュニケーション/ デザイン/IT/保健/科学 | 8〜12ヶ月 | $30,500〜 $34,500 | 学部2年次に編入 |
| Graduate Certificate in Academic Foundations(GCAF) | 1セメスター(6ヶ月) | $16,500 | 修士課程 |
| ELICOS(英語コース) | 5〜45週 | 週 $550 | UC College または学部・修士 |
ディプロマは「遠回り」ではありません。UC Collegeのディプロマは学部1年次分の単位として認められるため、修了すると学部2年次に編入します。ディプロマ8〜12ヶ月+学部2年=合計約3年で、3年制の学部に直接入学した場合と卒業年次が変わりません。
つまり、年数は同じで、減額だけが上乗せされるという構造です。
2026年度(T1/S1・T2/S2・T3)にキャンベラ大学・UC Collegeで開講されている留学生向け奨学金は、次の4つです。日本国籍の方が対象になるものだけを掲載しています。
| 奨学金名 | 減額 | 対象 | 条件 | 申請 |
|---|---|---|---|---|
| Welcome to UCC Scholarship |
15% UC Collegeの授業料 |
International Foundation Studies /ディプロマ各種/GCAF |
2026年のT1/S1・T2/S2・T3にオファーを受諾すること。国籍を問いません | 不要 自動適用 |
| UC Excellence Scholarship (Progression) |
30% 学部・修士の年間授業料 (日本国籍が対象) |
UC College修了後に進む 学士課程・修士課程 |
UC CollegeのIFS/ディプロマ/GCAFをGPA 5.5/7.0以上で修了。対象18カ国・地域に日本を含む | 不要 入学審査で判定 |
| UC Merit Scholarship (Progression) |
10% 学部・修士の年間授業料 |
UC College修了後に進む 学士課程・修士課程 |
UC CollegeのIFS/ディプロマ/GCAFをGPA 5.0/7.0以上で修了。国籍を問いません | 不要 入学審査で判定 |
| ELICOS Scholarship |
15% ELICOSの週額 |
英語コース(ELICOS) | UC CollegeまたはUCの本課程とパッケージで出願すること。2026年の全入学回が対象 | 不要 自動適用 |
UC Collegeへの入学時点で適用される奨学金です。International Foundation Studies、ディプロマ各種、Graduate Certificate in Academic Foundations(GCAF)の授業料が15%減額されます。
適用のタイミングにご注意ください。この15%は、初回の学費請求時に差し引かれるのではなく、2学期目(トライメスターまたはセメスター)に学生アカウントへのクレジットとして反映されます。
つまり渡航前に支払う初回分の金額は、減額前の満額になります。「予算を組んだら請求額が違った」という混乱がここで起きやすいため、資金計画を立てる際は必ずこの点を織り込んでください。アンアルウェンでは、支払いタイミングを含めたキャッシュフローの試算を無料でお出ししています。
| プログラム | 2026年 学費 | 15%減額分 | 実質負担 |
|---|---|---|---|
| International Foundation Studies | $29,250 | -$4,387.50 | $24,862.50 |
| Diploma of Communication | $30,500 | -$4,575 | $25,925 |
| Diploma of Information Technology | $32,000 | -$4,800 | $27,200 |
| Diploma of Design | $33,000 | -$4,950 | $28,050 |
| Diploma of Business | $34,000 | -$5,100 | $28,900 |
| Diploma of Health | $34,000 | -$5,100 | $28,900 |
| Diploma of Science | $34,500 | -$5,175 | $29,325 |
| Graduate Certificate in Academic Foundations | $16,500 | -$2,475 | $14,025 |
※金額はすべてオーストラリアドル(AUD)。2026年度のUC College公式学費に15%を適用した計算値です。実際の請求は所定の条件を満たしたうえで確定します。
キャンベラ大学の奨学金制度の中核であり、日本人留学生にとって最も価値のある制度です。
UC CollegeのInternational Foundation Studies/ディプロマ/GCAFをGPA 5.5/7.0以上で修了し、キャンベラ大学の学士課程または修士課程へ進学する方が対象です。年間授業料が減額されます。
オーストラリアの大学の留学生向け奨学金には、「対象国リスト」が設けられている制度が少なくありません。そしてそのリストに日本が入っていないケースが実際にあります。
キャンベラ大学のExcellence Scholarshipは、その逆です。30%が適用される18の国・地域に日本が明記されています。アジア・東南アジア圏の出身者を優遇する設計になっており、日本国籍の方はその優遇側に立っています。他の国籍の方が20%であるのに対し、日本の方は30%――この10ポイントの差は、3〜4年の学位課程では数十万円から百万円規模の違いになります。
この事実は、UC Collegeの奨学金ページに注釈として掲載されています。見落とされやすい情報ですが、日本人留学生にとっては最も重要な一文です。
| 進学先の学位 | 2026年 年額 | 30%減額後 (年額) | 年あたりの 軽減額 |
|---|---|---|---|
| Bachelor of Business | $39,500 | $27,650 | -$11,850 |
| Bachelor of Laws | $39,500 | $27,650 | -$11,850 |
| Bachelor of Information Technology | $38,000 | $26,600 | -$11,400 |
| Bachelor of Software Engineering | $38,000 | $26,600 | -$11,400 |
| Bachelor of Sport and Exercise Science | $38,000 | $26,600 | -$11,400 |
| Bachelor of Health Science | $38,000 | $26,600 | -$11,400 |
| Bachelor of Communication and Media | $36,000 | $25,200 | -$10,800 |
| Master of Information Technology and Systems | $42,000 | $29,400 | -$12,600 |
| Master of Business Informatics | $42,000 | $29,400 | -$12,600 |
※2026年度の公式コース学費に30%を適用した計算値です(AUD)。UCは学費を毎年見直しているため、在学中に基準額が改定される可能性があります。Bachelor of Nursing と Bachelor of Radiation Science (Medical Imaging) はこの30%の対象外です。
GPA 5.5/7.0という条件について。オーストラリアの7段階GPAで5.5は、日本の感覚でいえば「上位の成績」に相当します。UC Collegeの授業は少人数かつ大学進学に直結した内容で構成されているため、まじめに取り組めば届く水準ではありますが、無条件で得られるものではありません。
届かなかった場合は、GPA 5.0以上で10%のMerit Scholarshipが適用されます。「30%を狙い、最低でも10%を確保する」という構えが現実的です。
UC CollegeのプログラムをGPA 5.0/7.0以上で修了した方が対象です。年間授業料が10%減額されます。上位のExcellence Scholarship(GPA 5.5)に届かなかった場合の受け皿として機能します。
30%のExcellence ScholarshipはBachelor of Nursingを対象外としていますが、10%のMerit Scholarshipには看護の除外がありません。したがって看護志望の方は、UC College経由であればGPA 5.0以上で10%の減額を受けられます。
Bachelor of Nursingの2026年学費は年$38,000。10%なら年$3,800、3年間で$11,400の軽減です。30%と比べれば小さいものの、受けられる制度を見落とさないことが大切です。
ELICOS(English Language Intensive Course for Overseas Students)を、UC CollegeまたはUCの本課程とパッケージで出願する留学生を対象に、週額が15%減額されます。
「英語コースだけ先に申し込む」は、金額面で不利になります。
ELICOSを単体で申し込んだ場合 ―― ①登録料$210が発生します ②15%の減額が適用されません ③ 進学時に改めて学生ビザの手続きが必要になる場合があります。
一方、進学先までをパッケージで出願すれば ―― ①登録料は不要 ②週額が15%減額 ③ビザ申請は一度で完了します。
仮に20週間受講する場合、週$550なら$11,000。15%で$1,650、登録料と合わせて$1,860の差になります。「とりあえず英語だけ」と考えている方こそ、先に進学までの計画を組んでおくほうが得です。
※ELICOSの週額については、UCの公式サイト内で表記に差があります(UC Collegeの学費ページは週$550、英語コースの紹介ページは週$450)。学費ページのELICOS行には「2025 Fees」という見出しが残っており、更新のタイミングによるずれの可能性があります。アンアルウェンでは出願前にUC Collegeへ直接確認したうえで正確な金額をお伝えします。
UC Collegeの2026年International Scholarshipには、全制度に共通する適用条件(Terms and conditions)が定められています。ここを読み落とすと、条件を満たしていたのに受給できないという事態が起こります。
実務上、最も注意すべきは「先着順・定員制」です。UCの奨学金は申請書が不要なため、「出願すれば自動的にもらえる」と受け取られがちですが、公式には「Scholarships are granted on a first-come-first-served basis until filled(先着順で、定員に達するまで付与される)」と明記されています。
つまり出願時期の早さが、そのまま受給の可否に直結します。「まだ英語のスコアが出ていないから」「もう少し考えてから」と出願を先送りすると、条件を満たしていても枠が残っていない可能性があります。条件付きオファー(Conditional Offer)を先に確保しておくという進め方が有効です。
| 組み合わせ | 併用 | 説明 |
|---|---|---|
| Welcome to UCC(15%) + Progression(30% or 10%) |
✓ 可能 | 適用される段階が異なります。15%はUC Collegeの学費に、30%(または10%)は進学後の学位の授業料に適用されます |
| ELICOS(15%) + Welcome to UCC(15%) |
✓ 可能 | ELICOSの週額と、UC Collegeの授業料はそれぞれ別に減額されます |
| Excellence(30%) + Merit(10%) |
✗ 不可 | どちらもProgression Scholarshipの区分です。GPAに応じてどちらか一方が適用されます |
| Progression(30% or 10%) + UC側の他の奨学金 |
✗ 不可 | 「UCC-UCパッケージオファーのUC部分について既に奨学金を受け取っていない方にのみ授与される」と明記されています |
ここまでの制度を、実際の総額に落とし込みます。いずれも2026年度の公式学費にもとづく計算値です(AUD)。
| 段階 | 学費(定価) | 減額 | 減額分 | 実質負担 |
|---|---|---|---|---|
| Diploma of Business(1年) | $34,000 | 15% | -$5,100 | $28,900 |
| Bachelor of Business 2年次 | $39,500 | 30% | -$11,850 | $27,650 |
| Bachelor of Business 3年次 | $39,500 | 30% | -$11,850 | $27,650 |
| 合計 | $113,000 | ― | -$28,800 | $84,200 |
※軽減額は$28,800。1豪ドル100円換算で約288万円の差になります。
| 段階 | 学費(定価) | 減額 | 減額分 | 実質負担 |
|---|---|---|---|---|
| Diploma of IT(1年) | $32,000 | 15% | -$4,800 | $27,200 |
| Bachelor of IT 2年次 | $38,000 | 30% | -$11,400 | $26,600 |
| Bachelor of IT 3年次 | $38,000 | 30% | -$11,400 | $26,600 |
| 合計 | $108,000 | ― | -$27,600 | $80,400 |
| 段階 | 学費(定価) | 減額 | 減額分 | 実質負担 |
|---|---|---|---|---|
| GCAF(6ヶ月) | $16,500 | 15% | -$2,475 | $14,025 |
| 修士 1年目 | $42,000 | 30% | -$12,600 | $29,400 |
| 修士 2年目 | $42,000 | 30% | -$12,600 | $29,400 |
| 合計 | $100,500 | ― | -$27,675 | $72,825 |
| 段階 | 学費(定価) | 減額 | 減額分 | 実質負担 |
|---|---|---|---|---|
| Diploma of Health(1年) | $34,000 | 15% | -$5,100 | $28,900 |
| Bachelor of Nursing 2年次 | $38,000 | 10% | -$3,800 | $34,200 |
| Bachelor of Nursing 3年次 | $38,000 | 10% | -$3,800 | $34,200 |
| 合計 | $110,000 | ― | -$12,700 | $97,300 |
※看護は30%の対象外のため、Merit Scholarship(10%)の適用となります。それでも$12,700の軽減です。なおDiploma of Healthから看護学部への単位認定の範囲は、専門職認定要件により変わる場合があります。個別にご確認ください。
アンアルウェン独自コンテンツ
ここが、キャンベラ大学を検討するうえで最も判断を誤りやすい部分です。金額で比較します。
| 比較項目 | A. 学部へ直接入学 | B. Diploma経由 |
|---|---|---|
| 期間 | 3年 | ディプロマ1年+学部2年 =合計3年 |
| 学費の定価 | $39,500 × 3年 =$118,500 |
$34,000+$39,500×2年 =$113,000 |
| 奨学金 | なし | 15%+30% -$28,800 |
| 実質負担(学費) | $118,500 | $84,200 |
| 差額 | B(UC College経由)のほうが $34,300 安い 1豪ドル100円換算で約343万円 |
|
| 入学要件 | 日本の高校資格の扱いが 公表されておらず個別照会が必要 英語 IELTS 6.0(各6.0) |
ATAR 50相当以上 英語 IELTS 5.5(各5.5) 要件が明確 |
| 入学機会 | 年2回(2月・8月) | 年3回(3月・6月・10月) |
結論から言えば、キャンベラ大学に関しては「UC College経由のほうが有利」というケースが大半です。
年数が同じで、学費が約$34,300安く、入学要件が明確で、入学機会も多い――比較すると、直接入学を選ぶ積極的な理由が見つけにくいのが実情です。しかも日本の高校卒業資格はUCの国際資格換算リストに掲載されていないため、直接入学は「大学に照会して回答を待つ」という不確実性も伴います。
それでも直接入学が向くのは、①高校の成績と英語力に十分な余裕があり、②1日でも早く学部の授業を始めたいという方です。ディプロマは学部1年次相当の内容を扱うため、学力に余裕がある方にとっては物足りなく感じられる可能性があります。そこは率直にお伝えしておきます。
上記の比較には、生活費・寮費・保険・渡航費が含まれていません。期間が同じ3年であれば生活費の差はほぼ生じませんが、International Foundation Studies経由(合計4年)を選ぶ場合は1年分の生活費(寮費だけでも年$11,000〜$16,000程度)が上乗せされます。
アンアルウェンでは、学費だけでなく寮費・OSHC・ビザ申請料・渡航費を含めた総額シミュレーションを無料でお作りしています。「ディプロマ経由とファウンデーション経由のどちらが自分に合うか」も含めてご相談ください。
キャンベラ大学の奨学金は授業料の減額であり、生活費までは賄えません。日本側の制度と組み合わせるという発想も検討する価値があります。
アンアルウェンは日本側の奨学金制度の実施機関ではないため、採否について保証することはできません。ただし「どの制度を調べるべきか」「募集時期と出願スケジュールをどう合わせるか」といった段取りのご相談には対応しています。
実務上のポイントは、多くの制度が「留学先の入学許可(オファー)」を出願要件または加点要素にしていることです。つまりUCへの出願を先に進めておくほうが、日本側の奨学金にも応募しやすくなります。順序を間違えると、応募できるはずの制度に間に合いません。
ここまでの内容を、実際の行動に落とし込みます。
キャンベラ大学の奨学金はすべてUC Collegeを起点としています。直接入学を検討する場合でも、まずUC College経由の総額を試算し、それと比較するのが正しい順序です。前章のとおり、多くのケースで経由したほうが安くなります。
UCの奨学金は先着順・定員制です。申請書が不要な分、「出願が早いこと」だけが優位性になります。英語のスコアが揃っていなくても、条件付きオファーを先に確保しておくという進め方が有効です。
30%と10%の分岐点はGPA 5.5/7.0です。UC Collegeに入ってから知るのではなく、入学前から「5.5を取る」と決めて臨むことが、そのまま数十万円〜百万円の差になります。この意識の有無が結果を分けます。
ELICOSを単体で申し込むと、登録料$210が発生し、15%の減額も受けられません。進学先までをパッケージで出願すれば、費用も手続きも有利になり、ビザ申請も一度で済みます。
Bachelor of Nursingは30%の対象外です。UC College経由でも10%止まりになります。「看護+UC」という組み合わせを選ぶなら、この前提で予算を組む必要があります。他大学の看護コースとの比較検討も価値があります。
受給条件に「各学期の第4週金曜日(センサス日以降)まで在籍を継続していること」があります。コース変更や休学を検討する場合、このタイミングを外すと奨学金を失う可能性があります。動く前に必ずご相談ください。
キャンベラ大学・UC Collegeの奨学金は専用の申請書が不要です。したがって「申請の流れ」は、実質的に「出願の流れ」と同じになります。
日本人でも本当に30%の減額を受けられますか?
はい。UC Collegeの公式サイトに掲載されている30%の対象国リストに、日本が明記されています。対象は18の国・地域(バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、中国、香港、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、モンゴル、フィリピン、シンガポール、韓国、スリランカ、台湾、タイ、ベトナム)で、それ以外の国籍の方は20%となります。
条件はUC CollegeのInternational Foundation Studies/ディプロマ/GCAFをGPA 5.5/7.0以上で修了すること。ただしBachelor of Nursing と Bachelor of Radiation Science (Medical Imaging) は対象外です。
学部に直接入学する場合、奨学金はありませんか?
UC Collegeが公表している2026年の留学生向け奨学金の枠組みでは、直接入学者を対象とした減額制度はありません。Welcome to UCC ScholarshipもProgression Scholarshipも、UC Collegeへの入学または修了が前提条件です。
これはキャンベラ大学の奨学金構造の最も重要な特徴です。第09章で試算したとおり、Bachelor of Businessの場合、UC College経由のほうが総額で約$34,300(約343万円)安くなります。直接入学を検討している方は、必ず両方を比較してください。
申請書は本当に不要ですか?いつ結果がわかりますか?
はい、専用の申請書は不要です。UC Collegeへ出願すると自動的に審査されます。
Welcome to UCC Scholarship(15%)は、オファーを受諾した時点で適用対象になります。ただし実際の減額が反映されるのは2学期目のアカウントクレジットとしてです。
Progression Scholarship(30%または10%)は、UC Collegeを修了して学部・修士へ進学するタイミングで、入学審査チームが判定します。修了時のGPAが確定してからの判断になります。
「先着順」とありますが、いつまでに出願すべきですか?
UC Collegeは具体的な締切日を公表しておらず、「定員に達し次第終了」とだけ明記しています。したがって「いつまで」ではなく「できるだけ早く」が答えになります。
実務的には、希望する入学回の6〜8ヶ月前には出願を済ませておくのが安全です。英語のスコアが揃っていなくても条件付きオファー(Conditional Offer)を先に取得できるため、「準備が整ってから」と待つ必要はありません。
アンアルウェンでは、出願時期の設計から一緒に組み立てます。
GPA 5.5/7.0はどのくらい難しいですか?
オーストラリアの7段階GPAで5.5は、日本の感覚でいえば「上位の成績」に相当します。全科目で平均してDistinction(優)に近い水準が求められます。
ただしUC Collegeの授業は少人数制で、大学進学に直結した内容に絞られており、大学本体の授業と比べて到達しやすい設計になっています。入学前から5.5を目標に据えて取り組めば、十分に現実的な水準です。
届かなかった場合もGPA 5.0以上なら10%のMerit Scholarshipが適用されます。「30%を狙って、最低でも10%を確保する」という構えが実務的です。
看護を学びたいのですが、30%は使えないのですか?
はい。Bachelor of Nursing は30%(Excellence Scholarship)の対象外と明記されています。ただし10%のMerit Scholarshipには看護の除外がありませんので、UC College経由でGPA 5.0以上を満たせば10%の減額は受けられます。
Bachelor of Nursingの2026年学費は年$38,000なので、10%なら3年間で$11,400の軽減です。Diploma of Healthの15%減額($5,100)と合わせると、合計$12,700程度になります。
なお看護は英語要件も高くIELTS 7.0(L/R/S 7.0以上・W 6.5以上)が求められます。看護留学をお考えの方は、他大学との比較も含めてご相談ください。
Welcome to UCC の15%は、いつ支払いに反映されますか?
2学期目(トライメスターまたはセメスター)に、学生アカウントへのクレジットとして適用されます。
つまり渡航前に支払う初回分は、減額前の満額です。たとえばDiploma of Business($34,000)の場合、1学期目の請求は定価ベースで計算され、15%分の$5,100は2学期目にクレジットとして反映されます。
資金計画を立てる際は、この時間差を必ず織り込んでください。「見積もりと違う」というトラブルが起きやすい部分です。
奨学金を受けたあとに、コースを変更したり休学したりできますか?
受給条件に「各学期の第4週金曜日(センサス日以降)まで在籍を継続していること」が定められています。この時点より前に退学・休学すると、その学期の奨学金は適用されません。
またProgression Scholarshipには「継続的な受給要件(ongoing eligibility requirements)が適用される」と明記されており、進学後の成績が一定水準を下回ると継続されない可能性があります。
加えて奨学金は指定された入学回・コースにのみ有効です。コース変更を検討される場合は、必ず動く前にご相談ください。手続きの順序を誤ると受給資格を失います。
英語コース(ELICOS)だけ先に申し込んでもいいですか?
可能ですが、費用面で不利になります。単体受講の場合、①登録料$210が発生し、②ELICOS Scholarship(週額15%減額)が適用されません。
UCまたはUC Collegeの本課程とパッケージで出願すれば、登録料は不要になり、15%の減額も受けられ、学生ビザの申請も一度で完了します。
20週間受講する場合、週$550なら$11,000。15%で$1,650、登録料と合わせて$1,860の差になります。「まず英語だけ」とお考えの方も、先に進学までの計画を組んでおくほうが確実に得です。
複数の奨学金を同時に受けられますか?
段階が異なるものは併用できます。Welcome to UCC(UC Collegeの学費15%)とProgression(進学後の学位30%または10%)は適用される段階が違うため、両方受けられます。ELICOS Scholarship(週額15%)も別枠です。
一方、Excellence(30%)とMerit(10%)は同じProgression Scholarshipの区分なので、GPAに応じてどちらか一方のみが適用されます。
また「UCC-UCパッケージオファーのUC部分について既に奨学金を受け取っている場合は、Progression Scholarshipは授与されない」と明記されています。詳しくは第07章の併給表をご覧ください。
「奨学金は申請書が不要なのだから、自分で出願すればいいのでは」というご質問をいただきます。学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、キャンベラ大学のように制度の構造が特殊で、しかも先着順の大学では、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の適用確認、GS対策、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
UCの奨学金は準備課程を経由しないと適用されません。この構造を知らずに直接入学を選ぶと、Bachelor of Businessの場合で約$34,300(約343万円)を失う可能性があります。ご自身のコースで両方を試算します。
UCの奨学金は「first-come-first-served basis until filled」と公式に明記されています。締切日が公表されていないぶん、出願時期の設計そのものが金額に直結します。条件付きオファーを先に確保する進め方も含めてご提案します。
Welcome to UCC Scholarshipの15%は初回請求では差し引かれません。この時間差を知らずに予算を組むと、渡航前の支払いで想定が崩れます。支払いタイミングを含めたキャッシュフローで試算します。
Bachelor of Nursing と Bachelor of Radiation Science (Medical Imaging) は30%の対象外です。志望コースによっては前提が変わります。看護志望の方には、他大学の看護コースとの比較もあわせてご案内します。
英語コースを単体で申し込むと、登録料$210と15%減額の両方で損をします。ELICOS→UC College→学部という一連のパッケージで出願すれば、費用も手続きもビザも一本化できます。
UCの公式サイト内でもELICOSの週額が$550と$450の2通りで表記されています。こうした点は出願前に大学へ直接確認しないと、予算の前提が崩れます。推測でご案内することはいたしません。
キャンベラ大学の国際資格換算リストに日本は掲載されていません。直接入学を検討する場合、個別照会が必須です。成績証明書をお預かりして大学に確認します。
奨学金はセンサス日までの在籍継続や進学後の継続要件が条件です。コース変更や休学を検討する際、動く前に相談できる相手がいるかどうかで結果が変わります。アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しており、渡豪後も日本語で相談できます。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
キャンベラ大学の奨学金を検討している方へ ― 松本より
オーストラリアの大学の奨学金を見ていると、「対象国リストに日本が入っていない」という制度に、実務のなかでたびたび出会います。せっかく条件を満たしていても、国籍で対象外になってしまう。ご相談者にそうお伝えするのは、いつも心苦しい場面です。
キャンベラ大学のExcellence Scholarshipは、その逆でした。30%の対象18カ国・地域に、日本がはっきりと書かれています。他の国籍の方が20%であるのに対し、日本の方は30%。この差は、3年間で見れば百万円単位になります。
ただし条件がひとつあります。UC Collegeを経由すること。直接学部に入った方は、この減額を一切受けられません。「準備課程は遠回り」というイメージをお持ちの方は多いのですが、キャンベラ大学に関しては、経由したほうが年数は同じで学費は安いという結果になります。
まずは、ご自身のコースで両方を試算させてください。無料でお出しします。そのうえで、キャンベラ大学が合わないと思えば、率直にそう申し上げます。大学そのものの詳細はこちらのページにまとめていますので、あわせてご覧ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。キャンベラ大学・UC Collegeへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
学校選び・出願手続き・GS(Genuine Student)対策・学生ビザ申請を、すべて無料でサポートします。
オーストラリアに提携オフィスがあります。滞在中から帰国まで、継続してご相談いただけます。
一人ひとりに時間をかけるため、サポート人数を限定しています。大手のような画一的なご案内はいたしません。
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「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
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※本ページの情報は、キャンベラ大学およびUC College公式サイト(canberra.edu.au)の公開情報をもとに2026年8月1日時点で作成しています。掲載している減額率・対象国・成績条件・対象外コース・適用条件は、UC Collegeが公表する「2026 T1/S1, T2/S2 & T3 International Scholarships」の内容にもとづきます。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)で、公式学費に各減額率を適用した計算値です。日本円換算は1豪ドル100円で計算した参考値であり、為替により変動します。奨学金の内容・定員・条件は年度ごとに改定され、また定員に達した時点で終了する場合があります。出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。