オーストラリア留学 視察レポート
シドニーのセントラル駅からすぐの場所にあるTAFE NSW へ行ってきました。
TAFE NSWは、オーストラリア最大のTAFE。コースの種類も多く、留学生も多く通っています。
州立であるだけに、私立カレッジに比べ施設がはるかに優れています。オーストラリア人の比率が高いため、オーストラリア人と一緒に授業を受けられるという魅力もあります。
TAFE NSWのUltimo キャンパスへ行ってきました。 さすがオーストラリア政府が運営するだけあり、建物も立派です。
このビルはほんの一角。 留学生のための英語コースなどがあるのは、 Building Hです。 写真にあるSITECは、Sydney Institute English Centreの略称で、 TAFE NSWのキャンパス内にある英語付属学校のことです。
こちらは受付です。
今回は、Winnieさんが案内してくれました。
そもそもTAFEの魅力とは何なのか? これだけ私立の学校があるのに、TAFEの英語コースや専門コースを選ぶポイントは何なのか。 Winnieさんが詳しく教えてくれました。
TAFEは、オーストラリア政府が運営している職業訓練校です。 100年以上の歴史があり、経験豊富な講師ばかりが集まっています。 オーストラリアは、英語圏なので、言うならば、英語の先生はどこにでもいます。 しかし、経験や資格を持っていない先生が多いのも実情です。 TAFEの先生たちは資格を持ち、経験も豊富なので、留学生が求めているものに応えられる力を持っています。 TAFEは、実践の場を多く提供していて、実習がプログラムに含まれていることが多いです。 また業界とのコネクションが多いことも魅力の1つです。
日本人に人気のプログラムは、英語コース、ホスピタリティー、観光学、ビジネス、イベント、ファッションデザインです。 2020年にオリンピックがあることから、最近はホスピタリティーや観光学の希望者が増えてきているとのこと。
また、最新のものを学べるというのもTAFEならではです。 大学ではアカデミック的なことを学びますが、TAFEは実践的な内容が多くなっています。 例えば、メイクアップを勉強する場合でも、大学では机に向かっての勉強が多くなります。そうすると卒業後、実際に人の髪を切ったりパーマをかけたりするときに、ギャップが生まれてきてしまいます。
TAFE NSWにて、より実践的なことを学ぶことで、就職してからも即戦力として活躍できます。 就職してからのことを見据えているのがオーストラリア政府が運営しているTAFEの特徴です。
教科書だけで学ぶと、古いものも多くなってしまいます。 例えば、デンタルクリニックをはじめ、病院や企業でも現在は3Dプリンターを使い方を使います。 そのような事はここ数年で始まったばかりなのですが、TAFE NSWは早い段階から3Dプリンターを取り入れ、授業の中で使っています。
TAFE NSWは、オーストラリアで一番大きなTAFEです。 その分、新しい教材、設備を早い段階で導入し、生徒へ提供してくれます。 すべてにおいて、最新、そして、実践の場で使えるものばかりです。
大学に進学するか、それともTAFEに進学するかで迷う方もいらっしゃると思います。 私は、TAFEから大学2年次への編入というのが、実力をつける意味でも良いのではと思います。 特に、ビジネス、ホスピタリティー、観光学などは、TAFE在学中に実習も入ってきますし、 実践の場で活かしやすいと思います。 そのような経験をしてから、大学2年次に編入することで、より理論的なことも学べると思います。 ※もちろん、ひとりひとりのお客様のニーズや求めているものによっても変わってきます^^