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  • シドニー工科大学(UTS)留学生向け奨学金ガイド

  • 2026.07.29 UPDATE
  • UTS Scholarships for International Students

    シドニー工科大学(UTS)
    留学生向け奨学金ガイドUNIVERSITY OF TECHNOLOGY SYDNEY

    UTSの留学生向け奨学金は、その大半が申請不要で自動審査されます。ただし地域限定のものが多く、日本国籍で対象になる制度は限られます。このページでは日本人が実際に狙える奨学金だけを、減額の実額まで含めて整理しました。

    15%日本人の基準線
    Academic Merit(自動)
    30%成績優秀者
    Academic Excellence(自動)
    50%UTS Collegeディプロマ
    GPA 6.0以上(要申請)
    全額最上位
    Vice-Chancellor’s(要申請)
    申請不要大半の奨学金は
    コース出願時に自動審査
    This page at a glance
    1. UTS公式は「奨学金の大半は申請が不要」と明記しています。コースへの出願がそのまま奨学金の審査を兼ねており、要件を満たせば自動的に提示されます。エッセイも推薦状も不要です。
    2. ただしUTSの奨学金は地域限定のものが非常に多く、日本国籍では対象外のものが半数近くあります。ヨーロッパ限定40%、中国の高考限定75%/50%、東南アジア限定20%、南アジア限定15%、インドネシア・ベトナム限定25%――これらは日本人が応募できません。
    3. 日本人の「基準線」はUTS Academic Merit International Scholarship(15%減額・申請不要)です。2026年入学者が対象で、南アジア5か国以外の全留学生が自動審査されます。特別な成績や資格がなくても射程に入ります。
    4. UTS College(付属カレッジ)を経由すると、奨学金の選択肢が増えます。修了して進学すればTransfer Scholarship(20%・自動)、ディプロマでGPA 6.0以上ならPathways Scholarship(50%・要申請)。準備課程が「損」にならない設計です。
    5. UTSの奨学金は原則として1人1つ(併用不可)です。複数の要件を満たす場合、最も有利なものが適用されます。政府派遣・企業派遣の方は対象外となる場合があります。

    シドニー工科大学(UTS)の留学生向け奨学金は、「申請不要」であること「地域限定が多い」ことという2つの特徴で説明できます。

    UTS公式サイトには、こう書かれています。「奨学金の大半は申請を必要としません。UTSでは、要件を満たしていれば自動的に審査され、奨学金が提示されます」――つまり、コースへの出願手続きがそのまま奨学金の応募になっているということです。

    これは応募者にとって非常に楽な仕組みです。ただし裏を返せば、アピールの余地がないということでもあります。判定材料は出願時に提出した学歴と成績だけ。だからこそ「どの資格で出願するか」「どのルートで入るか」が結果を左右します。

    そしてもうひとつ。UTSの奨学金一覧を見ると「50%減額」「75%減額」といった魅力的な数字が並んでいますが、その多くは特定の国・地域の出身者に限定されています。日本国籍の方が期待して調べ、あとから対象外と分かる――これが実務でよく起きます。

    このページでは、日本人が実際に対象になる制度だけを取り出し、減額されると総額がいくらになるのかまで具体的に計算しました。UTSそのものについてはシドニー工科大学の詳細ページをご覧ください。

    奨学金 一覧表(日本人の対象可否つき)

    UTSが公表している留学生向け奨学金を、日本国籍の方が対象になるかどうかを明示して一覧にしました。

    奨学金名減額・給付主な条件申請日本国籍
    UTS Vice-Chancellor’s International
    Undergraduate / Postgraduate Coursework Scholarship
    授業料全額
    標準修業年限
    学部:UTS認定のYear 12相当資格で平均85%以上/大学院:学業成績上位者 必要
    ※資格に条件
    UTS GCE A Level and
    International Baccalaureate (IB) Scholarship
    50%
    標準修業年限
    IBディプロマまたはGCE Aレベルを渡豪1年以内に修了し、その資格で入学 自動
    IB取得者
    UTS College to UTS Pathways Scholarship 50%
    残りの修業年限
    UTS Collegeディプロマをシドニーで修了しGPA 6.0以上 必要
    UTS Academic Excellence
    International Scholarship
    30%
    標準修業年限
    学部:Year 12相当資格または豪州Foundation Studies修了/大学院:直近学位の成績 自動
    UTS College to UTS Transfer Scholarship 20%
    学部最大8セッション
    大学院最大3セッション
    UTS Collegeのプログラム(Aレベル・Foundation・Diploma・Pre-Master’s)を修了して進学 自動
    UTS International Articulation Scholarship 20%
    標準修業年限
    UTSと単位接続協定を結ぶ海外教育機関からの編入者 自動
    ※協定校のみ
    UTS Academic Merit
    International Scholarship
    15%
    2026年入学者
    (2025年は20%)
    留学生であること/志望コースの入学要件を満たすこと/シドニーでフルタイム・対面就学。南アジア5か国は対象外 自動
    基準線
    MBA Scholarship for Outstanding Students A$5,000
    初回セッションに充当
    UTS MBA(C04018)入学者で、出願基礎学位がDistinction平均(75%)以上 必要
    UTS Scholarship for
    European Undergraduate Students
    40% ヨーロッパ出身の学部生 自動
    Scholarship for Gaokao Students
    from People’s Republic of China
    75%/50% 中国の高考受験者 自動
    UTS Southeast Asia
    International Scholarship
    20% 東南アジア地域の出身者 自動
    UTS Academic Merit International
    Scholarship – South Asia
    15% バングラデシュ・インド・ネパール・パキスタン・スリランカ国籍 自動
    UTS Diploma to Degree Scholarship
    for High School Graduates
    25% インドネシア・ベトナム国籍のUTS Collegeディプロマ修了者 自動
    Australia Awards Scholarships 政府制度 オーストラリア政府の開発協力の枠組み。対象国が指定されます 必要

    ※2026年8月時点でUTSが公表している内容にもとづきます。「日本国籍」欄は、公表されている応募資格から判断した目安です。個別の適用可否は出願年度の条件により変わりますので、アンアルウェンで無料で確認いたします。

    UTS Academic Merit International Scholarship ― 授業料15%減額

    UTS Academic Merit International Scholarship日本人の基準線/学部・大学院

    15%2026年入学者・授業料減額
    学部・大学院申請不要標準修業年限日本人も対象

    UTSの留学生向け奨学金のなかで、もっとも対象が広い制度です。2026年の入学者は授業料15%減額(2025年入学者は20%でした)。

    UTS公式は「UTSのFuture Learner Recruitment and Admissions部門が、シドニーの学部または大学院コースワークに出願したすべての留学生を、この奨学金について自動的に審査します。コース出願に必要な書類以外に、奨学金用の申請書類は一切必要ありません」と明記しています。

    • 留学生であること(オーストラリア市民・ニュージーランド市民・オーストラリア永住者を除く)、かつ在学中も留学生であり続けること
    • 志望するUTSの学部(優等課程を含む)または大学院コースワークの入学要件を満たすこと
    • シドニーキャンパスでフルタイム・対面で就学すること(オンライン・通信課程は対象外)
    • 南アジア地域(バングラデシュ・インド・ネパール・パキスタン・スリランカ)の国籍者ではないこと ― これらの国には別枠の「South Asia」版があります
    • 他のUTS奨学金を同時に受給していないこと、政府派遣の奨学生でないこと
    減額率15%(2026年入学)
    2025年入学は20%
    対象コース学部(優等課程含む)
    大学院コースワーク
    除外南アジア5か国の国籍者
    オンライン・通信課程
    申請不要。コース出願時に
    自動的に審査されます

    この奨学金の実務上の意味を、はっきり書きます。

    「UTSに合格すれば、日本国籍の方は原則としてこの15%が視野に入る」ということです。特別な成績も、資格も、エッセイも不要。他の奨学金の要件に届かなかった場合の受け皿として機能します。

    金額に直すと、Bachelor of Business(年A$48,816)なら年約A$7,300、3年間で約A$22,000の軽減です。日本円にして200万円台。「たった15%」ではありません。

    UTS Academic Excellence International Scholarship ― 授業料30%減額

    UTS Academic Excellence International Scholarship成績優秀者向け/学部・大学院

    30%授業料減額・標準修業年限
    学部・大学院申請不要標準修業年限日本人も対象

    成績優秀な留学生を対象に、標準修業年限にわたって授業料30%が減額されます。こちらも申請不要で自動審査。UTSは2025年から2028年の入学者を対象に自動審査すると公表しています。

    学部の場合の条件は、次のいずれかの資格で入学することです。

    • オーストラリアのYear 12、またはUTSが認定する「オーストラリアのYear 12に相当する海外の高校課程」を修了していること
    • またはオーストラリアのFoundation Studiesプログラムを修了していること

    大学院コースワークの場合は、直近に修了した高等教育資格(オーストラリアの学士号以上のレベル)における学業成績で判定されます。UTSビジネススクールのプログラムに限り、GMATまたはGRE(General Test)のスコアでも判定を受けられます。

    減額率30%
    標準修業年限にわたって適用
    学部の条件Year 12相当の資格
    または豪Foundation修了
    大学院の条件直近学位の学業成績
    (ビジネスはGMAT/GRE可)
    申請不要。2025〜2028年
    入学者を自動審査

    日本人にとっての要点は、学部の条件にあります。

    日本の高等学校卒業資格は、UTSが認定する「Year 12相当」のリストに含まれていません(そもそもUTSは日本の高校卒業だけでは学部への直接出願を認めていません。詳しくは大学ページの該当セクションをご覧ください)。

    したがって学部でこの30%を狙う場合、現実的な入り口は「UTS College Foundation Studiesを修了して入学する」です。条件文に「オーストラリアのFoundation Studiesプログラム」が明記されているため、ここが該当します。Diploma経由の場合は、後述のPathways(50%)またはTransfer(20%)が対象になります。

    一方、大学院はこの制約がありません。日本の4年制大学を優秀な成績で卒業されている方は、そのまま30%の審査対象になります。

    UTS Vice-Chancellor’s International Scholarship ― 授業料全額免除

    UTS Vice-Chancellor’s International Undergraduate Scholarship
    / Postgraduate Coursework Scholarship最上位/学部・大学院

    全額授業料・標準修業年限
    学部・大学院要申請標準修業年限競争率は高い

    UTSの留学生向け奨学金の最上位です。標準修業年限にわたる授業料の全額免除。学部版と大学院コースワーク版が別々に用意されています。

    UTSはこの奨学金について「大学の中核的価値観を体現し、卓越性・イノベーション・起業家精神・社会正義へのコミットメントを示すことができる留学生に授与される」と説明しています。

    学部版の主な条件:

    • 留学生であること(豪州・NZ市民および豪州永住者を除く)
    • 奨学金申請の締切日までに、志望コースのすべての入学要件を満たしていること
    • シドニーキャンパスでフルタイム就学を開始すること
    • オーストラリアのYear 12、またはUTSが認定する海外の同等資格を、UTS入学の3年以内に修了し、その資格で入学すること
    • 合格点を50%とする換算で、平均85%以上の成績を収めていること
    • UTSのオンライン奨学金申請フォームから応募すること(必須)

    選考は、入学の基礎となった学歴における学業成績と、オンライン申請フォームの設問への回答内容の両方を総合して、最上位の応募者に授与されます。つまり成績だけでは決まらない――申請書の内容が結果を左右する、UTSでは数少ない奨学金です。

    給付内容授業料の全額免除
    標準修業年限にわたって適用
    成績条件合格点50%換算で
    平均85%以上(学部版)
    資格の時期Year 12相当資格を
    入学の3年以内に修了
    申請必須。UTSオンライン
    奨学金申請フォームから

    日本人が狙う場合の現実的な入り口。日本の高校卒業資格はUTS認定の「Year 12相当」に含まれないため、学部版の対象になるのは①IBディプロマ取得者、②UTS College Foundation Studies修了者が中心になります。

    一方、大学院版は日本の大学卒業者がそのまま対象です。成績が優秀で、志望動機を論理的に書ける方であれば、応募する価値は十分にあります。「どうせ無理」と決めつけて応募しないのが最ももったいないパターンです。申請書の作成はアンアルウェンで無料でサポートします。

    UTS GCE A Level and IB Scholarship ― 授業料50%減額

    UTS GCE A Level and International Baccalaureate (IB) ScholarshipIB・Aレベル取得者向け/学部

    50%授業料減額・標準修業年限
    学部のみ申請不要標準修業年限IB取得者は対象

    UTSがこの奨学金について公表している趣旨は明快です。「イギリスのGCE Aレベル試験、または国際バカロレア(IB)ディプロマを修了し、シドニーのUTS学部プログラムに入学する、優秀な留学生を惹きつけるために設立された」

    授業料50%減額が標準修業年限にわたって適用されます。

    • 留学生であること(豪州・NZ市民および豪州永住者を除く)
    • シドニーキャンパスでフルタイム・対面就学すること
    • 志望するUTS学部コースの入学要件を満たすこと
    • UTS入学の1年以内にGCE Aレベル試験またはIBディプロマを修了(または修了見込み)で、その資格でUTSに入学すること
    • ボーナス・ペナルティポイントを含む合計スコアが所定の基準を満たすこと(GCEの場合、上位3科目のAレベル(A2)で合計12以上が公表されている基準です)
    減額率50%
    標準修業年限にわたって適用
    対象資格IBディプロマ
    またはGCE Aレベル
    資格の時期UTS入学の1年以内に修了
    その資格で入学すること
    申請不要。コース出願時に
    自動的に審査されます

    日本のインターナショナルスクールでIBディプロマを取得された方には、これが最も有利な選択肢です。

    理由は2つあります。ひとつは50%という減額率。Bachelor of Business(3年で約A$146,000)なら約A$73,000、日本円で700万円以上の軽減です。

    もうひとつは――IBディプロマならUTSの学部に直接出願できるということ。UTSは日本の高校卒業資格では学部への出願を認めていませんが、IBは公式の換算表に掲載されており、コースごとに必要なIBスコアが明示されています。準備課程が不要で、しかも50%減額。IB取得者にとって、UTSは非常に有利な進学先になります。

    UTS College to UTS Pathways Scholarship ― 授業料50%減額

    UTS College to UTS Pathways ScholarshipUTS Collegeディプロマ修了者/学部

    50%残りの修業年限の授業料
    学部要申請応募期間あり日本人も対象

    日本の高校生にとって、UTSでもっとも重要な奨学金がこれです。

    UTS College(付属カレッジ)のディプロマをシドニーで修了し、総合GPA 6.0以上を取得した留学生が対象。UTSの学部で残りの標準修業年限にわたって授業料50%減額となります。

    • 留学生であること(豪州・NZ市民および豪州永住者を除く)
    • UTS Collegeのディプロマをシドニーで修了し、総合GPA 6.0以上を取得していること
    • 志望するUTS学部コースの入学要件を満たすこと
    • 修了したディプロマから直接接続する(articulate する)UTSの学部コースに進学すること
    • UTSのオンライン奨学金申請フォームから応募すること(必須)

    選考は、オンライン申請フォームの設問への回答内容と、UTS Collegeディプロマの成績にもとづいて行われます。

    減額率50%
    残りの標準修業年限に適用
    成績条件UTS Collegeディプロマで
    総合GPA 6.0以上
    進学先ディプロマから直接
    接続するUTS学部コース
    申請必須。応募期間あり
    (例年5月上旬〜6月下旬)
    重要:応募期間が決まっています

    この奨学金は常時応募できるわけではありません。年度ごとに応募期間が設定され、期間外は「Closed(受付終了)」となります。直近では2026年5月4日に応募開始、6月22日に締切という日程が公表されていました。

    ディプロマに在学しながら、この締切を自分で管理する必要があります。忙しい時期と重なるため、見落としが起きやすい――これが実務上いちばんの落とし穴です。アンアルウェンでは、UTS Collegeに在学中の方の締切管理もサポートしています。

    この奨学金があることで、「準備課程を経由すると損」という発想が成り立たなくなります。

    日本の高校を卒業した方がUTSの学部に入るには、UTS Collegeのディプロマ(8〜12か月・A$39,000)を経由するのが標準ルートです。「余分に1年分の学費がかかる」と思われがちですが――そのディプロマでGPA 6.0を取れば、学部2年分の授業料が半額になります。

    Bachelor of Businessなら学部2年分がA$97,632、その50%はA$48,816。ディプロマの学費A$39,000を上回る額が戻ってくる計算です。詳しい数字はルート別の総額比較に整理しました。

    UTS College to UTS Transfer Scholarship ― 授業料20%減額

    UTS College to UTS Transfer ScholarshipUTS College修了者/学部・大学院

    20%授業料減額
    学部・大学院申請不要UTS College修了者日本人も対象

    UTS Collegeのプログラムを修了してUTSへ進学する留学生に、授業料20%減額自動で適用審査されます。

    対象となるUTS Collegeのプログラムは、Cambridge Aレベル・Foundation Studies・Diploma・Pre-Master’s(大学院進学準備課程)のいずれか。オーストラリア国内(onshore)で修了した場合も、海外(offshore)で修了した場合も対象です。

    • 留学生であること/シドニーキャンパスでフルタイム・対面就学すること
    • 志望コースの入学要件を満たすこと
    • UTS Collegeのプログラムを修了し、その修了後の次の入学時期にUTSへ進学すること
    • 2026年Springセッション〜2028年Summerセッションの入学であること
    • オンライン課程でないこと、他のUTS留学生向け奨学金を受給していないこと、政府派遣の奨学生でないこと

    UTS公式は「コース出願以外に、奨学金の申請書類は一切必要ありません」と明記しています。

    減額率20%
    学部 最大8セッション
    大学院 最大3セッション
    対象プログラムCambridge Aレベル/Foundation
    /Diploma/Pre-Master’s
    対象入学2026年Springセッション〜
    2028年Summerセッション
    申請不要。コース出願時に
    自動的に審査されます

    この奨学金の役割は「最低保証」です。UTS Collegeを経由した方は、Pathways Scholarship(50%)に応募して選から漏れたとしても、この20%が自動で適用審査されます。

    つまりUTS Collegeを経由すると、学部・大学院とも最低20%の減額が視野に入るということ。Pre-Master’s(大学院進学準備)を経由する社会人の方も同じ扱いです。この構造を知っているかどうかで、ルート選びの判断が変わります。

    UTS International Articulation Scholarship ― 授業料20%減額

    UTS International Articulation Scholarship協定校からの編入者/学部・大学院

    20%授業料減額・標準修業年限
    学部・大学院申請不要協定校からの編入者要確認

    UTSと単位接続協定(articulation agreement)を結んでいる海外の教育機関から編入する留学生を対象とした奨学金です。授業料20%減額が標準修業年限にわたって適用されます。申請は不要で自動審査です。

    日本の大学・短期大学・専門学校のなかにも、オーストラリアの大学と単位接続の協定を結んでいる機関があります。ご自身の在籍校・出身校がUTSの協定校に該当するかどうかは、公表されている一覧だけでは判断しづらいのが実情です。該当すれば単位認定によって修業年限そのものが短くなる可能性もあるため、確認する価値があります。無料でお調べしますので、学校名をお知らせください。

    減額率20%
    標準修業年限にわたって適用
    対象者UTSと単位接続協定を結ぶ
    海外教育機関からの編入者
    あわせて確認単位認定により修業年限が
    短縮される可能性があります
    申請不要。ただし在籍校が
    協定校かの確認が必要です

    MBA Scholarship for Outstanding Students ― A$5,000

    MBA Scholarship for Outstanding Students (Commencing)MBA入学者向け/大学院

    $5,000初回セッションの授業料に充当
    大学院(MBAのみ)要申請初回セッションのみ日本人も対象

    UTSのMBA(コースコード C04018)に入学する優秀な学生を対象に、A$5,000を初回セッションの授業料に充当する奨学金です。1回限りの給付になります。

    • UTSが認定する学位を修了していること
    • MBAプログラム(C04018)に新規入学すること
    • 最低12単位ポイント以上を履修登録すること
    • 出願の基礎となった資格でDistinction平均(75%以上)を達成していること
    • 他のUTS奨学金を受給していないこと(例外承認がある場合を除く)

    選考では、入学の基礎となった学歴における学業成績に加えて、UTSでMBAを学ぶ理由、個人としての志望・目標、リーダーシップの経験とコミュニティへの関与が、申請内容から評価されます。

    給付額A$5,000
    初回セッションの授業料に充当
    対象コースMaster of Business
    Administration(C04018)
    成績条件出願の基礎となった資格で
    Distinction平均(75%以上)
    申請必須。志望理由・目標・
    リーダーシップ経験を記述

    ※UTS MBAは2年(4セッション)で、2026年の学費は総額A$104,480です。A$5,000は総額の約5%にあたります。Academic Merit(15%=約A$15,672)やAcademic Excellence(30%=約A$31,344)のほうが金額としては大きいため、どれを狙うかは戦略的に判断する必要があります(併用は原則できません)。

    日本人が対象外の奨学金 ― ここを間違える方が多い

    UTSの奨学金ページには魅力的な数字が並んでいますが、その多くは特定の国・地域の出身者に限定されています。日本語で書かれた情報サイトでは、この区別が省略されていることが少なくありません。

    特に問い合わせが多い3つを、先に挙げておきます。

    Scholarship for Gaokao Students from People’s Republic of China中国の高考受験者に限定/日本国籍は対象外

    75%/50%日本人は応募できません
    中国国籍のみ高考受験者日本人は対象外

    UTSの奨学金で最も高い減額率ですが、対象は中国の高考(大学統一入学試験)を受験した学生に限定されています。「UTSは75%の奨学金がある」という情報の出どころは、ほぼこの制度です。日本の高校を卒業した方は応募できません。

    UTS Scholarship for European Undergraduate Studentsヨーロッパ出身者に限定/日本国籍は対象外

    40%日本人は応募できません
    ヨーロッパ出身者のみ学部のみ日本人は対象外

    ヨーロッパ出身の学部留学生を対象とした地域限定の奨学金です。減額率40%は日本人が対象になるAcademic Excellence(30%)を上回りますが、応募資格がありません。

    UTS Diploma to Degree Scholarship for High School Graduatesインドネシア・ベトナム国籍に限定/日本国籍は対象外

    25%日本人は応募できません
    インドネシア・ベトナムのみUTS Collegeディプロマ日本人は対象外

    名称からは国籍限定だと分かりません。実際の条件は「インドネシアのSekolah Menengah Umum(SMU)3、またはベトナムのYear 12を修了してUTS Collegeディプロマに進んだ方」です。「高校卒業者向けのディプロマ経由の奨学金」という名前を見て、日本の高校生も対象だと誤解されやすい制度なのでご注意ください。

    日本の高校を卒業してUTS Collegeディプロマに進む方は、代わりにPathways Scholarship(50%)Transfer Scholarship(20%)が受け皿になります。

    そのほか、日本国籍では応募できないもの
    • UTS Southeast Asia International Scholarship(20%) ― 東南アジア地域の出身者に限定
    • UTS Academic Merit International Scholarship – South Asia(15%) ― バングラデシュ・インド・ネパール・パキスタン・スリランカの国籍者に限定。日本人が対象になる「Academic Merit」とは別制度です
    • Australia Awards Scholarships ― オーストラリア政府の開発協力の枠組みによる制度で、対象国が指定されています。日本は含まれません
    • Study Abroad Excellence Scholarship ― UTSの交換留学協定校の学生が交換留学で来る場合の制度。学位取得目的の留学とは別枠です
    • Humanitarian Scholarship ― 庇護希望者ブリッジングビザ、または一時保護ビザ(TPV)の保持者が対象

    なぜこの整理が必要なのか。

    ご相談のなかで実際にあるのが、「UTSは75%の奨学金があると聞いたのですが」というご質問です。それは中国の高考受験者向けの制度で、日本の高校を卒業した方は応募できません。

    期待した数字と、実際に適用される数字が違う――これは留学の資金計画にとって深刻な問題です。だから最初に「日本国籍で対象になるものだけ」を確定させてから、総額の計算に入るべきです。

    共通するルールと注意点

    UTSの奨学金に共通する条件
    • 留学生であり続けること ― 在学中にオーストラリアの永住権を取得すると、対象から外れます
    • シドニーキャンパスでフルタイム・対面就学すること ― オンライン課程・通信課程は対象外です
    • 併用は原則不可 ― UTSの留学生向け奨学金は1人1つです。複数の要件を満たす場合、適用されるのは1つだけです
    • 政府派遣・企業派遣の方は対象外 ― スポンサー付きの留学生は多くの制度で除外されています
    • 減額対象は授業料のみ ― OSHC(海外学生健康保険)、SSAF(学生サービス料)、出願料A$100、生活費、渡航費は対象外です
    • 期間の上限がある制度があります ― Transfer Scholarshipは学部で最大8セッション、大学院で最大3セッションまでです
    • 年度ごとに条件が改定されます ― Academic Meritは2025年入学の20%から2026年入学の15%へ引き下げられました。「去年の情報」で計画を立てないでください

    「申請不要」であることの、もうひとつの意味。

    UTSの奨学金の大半は自動審査です。これは楽なようでいて、アピールする機会がないということでもあります。判定材料は出願時に提出した学歴と成績だけです。

    だからこそ、結果を左右するのは「出願前の選択」になります。どの資格で出願するか(IBか、Foundationか、Diplomaか)。どのルートで入るか。どのコースを志望するか。これらを決めた時点で、受け取れる奨学金はほぼ決まっています。

    逆に言えば、Vice-Chancellor’s(全額)とPathways(50%)とMBA Scholarshipの3つだけは申請書で差がつく制度です。この3つに応募する方は、書類の準備に時間をかける価値があります。

    減額額の早見表(実額シミュレーション)

    アンアルウェン独自コンテンツ

    「◯%減額」という表現は、実際の金額に直さないと判断材料になりません。UTS公式が公表している2026年の学費に、各奨学金の減額率をかけて計算しました。

    学部(Bachelor)の場合

    コース奨学金なし
    (修了までの総額)
    15%適用後30%適用後50%適用後
    Bachelor of Business(3年)
    年A$48,816
    $146,448 $124,481
    △$21,967
    $102,514
    △$43,934
    $73,224
    △$73,224
    Bachelor of Nursing(3年)
    年A$48,816
    $146,448 $124,481 $102,514 $73,224
    Bachelor of Information Technology(3年)
    年A$54,770
    $164,310 $139,664
    △$24,647
    $115,017
    △$49,293
    $82,155
    △$82,155
    Bachelor of Engineering (Honours)(4年)
    年A$54,770
    $219,080 $186,218
    △$32,862
    $153,356
    △$65,724
    $109,540
    △$109,540
    Bachelor of Communication(3年)
    年A$43,900(デジタル&ソーシャルメディア等)
    $131,700 $111,945 $92,190 $65,850
    Bachelor of Sport and Exercise Management(3年)
    年A$41,426・学部で最安クラス
    $124,278 $105,636 $86,995 $62,139

    大学院(Master)の場合

    コース奨学金なし
    (修了までの総額)
    15%適用後30%適用後
    Master of Business Administration(MBA・2年) $104,480 $88,808
    △$15,672
    $73,136
    △$31,344
    Master of Information Technology(2年) $110,752 $94,139
    △$16,613
    $77,526
    △$33,226
    Master of Engineering(1.5年) $75,699 $64,344 $52,989
    Master of Strategic Communication(1.5年)
    大学院で最安クラス
    $62,139 $52,818
    △$9,321
    $43,497
    △$18,642
    Master of Project Management(1.5年) $63,015 $53,563 $44,111

    ※UTS公式「2026 International Undergraduate / Postgraduate Course Summary Tables」(2025年9月時点)の1セッションあたり学費に、セッション数と各減額率を掛けて算出した理論値です。UTSの学費は毎年改定されるため、実際の総額は在学中の改定分だけ増加します。また減額対象は授業料のみで、OSHC・SSAF・生活費は含みません。

    この表から読み取れること。

    ①「基準線の15%」でも、金額は決して小さくありません。Bachelor of Engineering(4年)なら約A$32,862、日本円で300万円を超える軽減です。

    ②学費が高いコースほど、%型の奨学金の効果が大きくなります。工学・ITは年A$54,770なので、30%なら4年でA$65,724の差。逆にA$5,000の定額型(MBA Scholarship)は、学費が高いコースほど相対的な効果が薄くなります。

    ③大学院は「元の総額が小さい」ため、減額額も小さくなります。ただし総額そのものが学部の半分以下(Master of Strategic Communicationは1.5年でA$62,139)なので、「オーストラリアで学位を取る」という目的なら、大学院のほうが費用対効果は高くなります。

    ルート別の総額比較 ― UTS College経由は本当に損なのか

    アンアルウェン独自コンテンツ

    UTSは日本の高校卒業だけでは学部に直接出願できないため、多くの方がUTS College(付属カレッジ)を経由します。「準備課程の学費が余分にかかる」と思われがちですが、奨学金まで含めて計算すると結論が変わります。

    ここではBachelor of Business(年A$48,816・3年)を例に、ルート別の総額を比較します。

    ルート期間準備課程学部の授業料授業料の合計
    A-1. UTS College Diploma
    → 学部2年次
    + Pathways(50%)
    約3年 $39,000 $48,816
    (2年分$97,632の50%)
    $87,816
    A-2. UTS College Diploma
    → 学部2年次
    + Transfer(20%)
    約3年 $39,000 $78,106
    (2年分$97,632の80%)
    $117,106
    A-3. UTS College Diploma
    → 学部2年次
    (奨学金なし)
    約3年 $39,000 $97,632 $136,632
    B-1. UTS College Foundation
    → 学部1年次
    + Academic Excellence(30%)
    約3年8か月 $33,000 $102,514
    (3年分$146,448の70%)
    $135,514
    B-2. UTS College Foundation
    → 学部1年次
    + Transfer(20%)
    約3年8か月 $33,000 $117,158 $150,158
    C. 日本の大学を1年修了
    → 学部1年次
    + Academic Merit(15%)
    約4年
    +日本の大学1年
    日本の大学
    学費 別途
    $124,481 $124,481
    +日本の大学1年分
    D. IBディプロマ取得者
    → 学部へ直接出願
    + IB奨学金(50%)
    3年 不要 $73,224
    (3年分$146,448の50%)
    $73,224

    ※Bachelor of Business(2026年・1セッションA$24,408)を前提とした試算です。UTS College Diplomaは学部2年次への接続を前提としていますが、2年次編入が可能かどうかはコースにより異なります。Pathways Scholarshipには応募と選考があるため、GPA 6.0以上でも必ず受給できるとは限りません。学費は毎年改定されるため、実額は変動します。

    この表の結論を、はっきり書きます。

    ①IBディプロマを持っている方が、圧倒的に有利です(A$73,224)。準備課程が不要で3年、しかも50%減額。日本のインターナショナルスクール出身の方は、この制度を必ず確認してください。

    ②IBがない場合、最も安いのはDiploma経由+Pathways(A$87,816)です。準備課程の学費A$39,000を払っても、日本の大学を1年経由するルートC(A$124,481+日本の学費)より安くなります。「準備課程は無駄な出費」という常識は、UTSには当てはまりません。

    ③ただしPathways(50%)は応募と選考が必要です。GPA 6.0を取っても確実ではありません。選から漏れた場合はTransfer(20%)が自動適用され、A$117,106。それでもルートC相当の水準に収まります。

    ④Foundation経由は期間も費用も中間です。ただしAcademic Excellence(30%)の対象になるため、成績次第でDiploma+Transferと近い水準になります。英語力・基礎学力に不安がある方には、こちらのほうが確実に卒業まで到達できるケースもあります。

    重要な補足

    上記は授業料のみの比較です。実際には、期間が長いルートほど生活費(家賃・食費・交通費)が積み上がります。シドニーの生活費は年間A$25,000〜35,000程度が目安で、ルートB(3年8か月)とルートA(3年)では、生活費だけで約A$20,000の差が生じます。

    この点を加味すると、ルートAの優位はさらに大きくなります。総額のシミュレーションは、授業料だけでなく生活費まで含めて作成する必要があります。アンアルウェンでは無料でお作りしています。

    日本側で使える奨学金という選択肢

    UTSの奨学金だけが選択肢ではありません。日本側にも、海外の大学・大学院で学位を取得する留学生を対象とした制度があります。UTSの奨学金と併用できる場合もあります(ただしUTS側が「政府派遣の奨学生は対象外」としている制度もあるため、事前確認が必要です)。

    主な制度
    • 日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度 ― 学位取得型の枠があり、学部・大学院それぞれで募集されます。給付型で返還不要。募集時期・要件は年度ごとに変わります
    • トビタテ!留学JAPAN ― 官民協働の留学支援制度。分野・目的に応じたコースが設定されています
    • 地方自治体の奨学金 ― 都道府県・市区町村が独自に設けている留学支援制度があります。お住まいの自治体のサイトをご確認ください
    • 民間財団の奨学金 ― 分野を限定した給付型の制度が複数あります。募集人数は少ないものの、競争率が読みにくいため応募価値はあります

    ※各制度の対象・金額・締切は年度ごとに改定されます。必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。

    日本側の奨学金には、UTSの制度にはない特徴があります。それは「生活費に使える」ということです。UTSの奨学金はすべて授業料の減額(または授業料への充当)であり、家賃や食費には使えません。

    シドニーの生活費は年間A$25,000〜35,000程度。4年間なら日本円で1,000万円を超えることもあります。授業料の減額と生活費の支援は、別々に確保する発想が現実的です。

    日本人留学生の狙い方

    ここまでの情報を、「あなたの状況ならこれを狙う」という形に整理します。

    あなたの状況本命の奨学金受け皿やるべきこと
    IBディプロマを取得(見込み) GCE A Level and IB Scholarship(50%) Academic Excellence(30%)/Vice-Chancellor’s(全額) IBスコアを確定させ、その資格でUTSに直接出願する。修了から1年以内という条件があるので時期に注意
    日本の高校3年生
    (普通科・IBなし)
    UTS College Pathways(50%) UTS College Transfer(20%・自動) UTS College Diplomaに進み、GPA 6.0以上を目指す。在学中にPathwaysの応募期間(例年5〜6月)を必ず確認
    日本の高校3年生
    (基礎から固めたい)
    Academic Excellence(30%) UTS College Transfer(20%・自動) UTS College Foundation Studiesを修了して学部1年次へ。Foundationの成績が30%の判定材料になります
    日本の大学生
    (1年以上修了済み)
    Academic Excellence(30%) Academic Merit(15%・自動) 大学の成績を上げること。在籍校がUTSの単位接続協定校なら、Articulation(20%)と単位認定も確認
    日本の大学を卒業
    (大学院を目指す)
    Academic Excellence(30%) Academic Merit(15%・自動) 成績証明書のGPA換算を確認。Vice-Chancellor’s(全額)にも応募する。ビジネススクール志望ならGMAT/GREも選択肢
    社会人
    (大学の成績に自信がない)
    UTS College Transfer(20%) Academic Merit(15%・自動) Pre-Master’s(大学院進学準備)経由ならTransfer 20%が自動適用。実務経験で出願条件を満たせるコースを選ぶ
    MBA志望 Academic Excellence(30%) Academic Merit(15%)/MBA Scholarship(A$5,000) %型のほうが金額は大きい。実務経験4年以上またはGMAT 550で出願条件を満たせるかを先に確認

    戦略の要点は、たった2つです。

    ①「自動審査されるもの」は放っておいても判定されます。Academic Merit(15%)、Academic Excellence(30%)、Transfer(20%)、IB(50%)、Articulation(20%)――これらは出願すれば自動で審査対象です。あなたがやるべきことは、成績を上げることと、有利な資格で出願することだけ。

    ②「申請が必要なもの」は、応募しなければゼロです。Vice-Chancellor’s(全額)、Pathways(50%)、MBA Scholarship(A$5,000)――この3つは応募が必須で、締切があります。「どうせ受からない」と応募しないのが、最大の機会損失です。応募自体は無料で、落ちても自動審査の奨学金には影響しません。

    申請の流れ

    STEP 01ルートを決める直接出願/Diploma/Foundation/日本の大学1年。ここで狙える奨学金が決まります
    STEP 02コースに出願するこの時点で自動審査の奨学金は判定対象になります
    STEP 03申請型に応募するVice-Chancellor’s/Pathways/MBA。オンラインフォームから期間内に
    STEP 04オファーと通知を受ける入学許可書とあわせて奨学金の結果が通知されます
    STEP 05受諾・支払い・CoE取得減額後の金額で初回分を支払い、CoEを受け取ってビザ申請へ
    • 出願の12〜18か月前|ルートと志望コースを決めるUTSは日本の高校卒業では学部に直接出願できません。ここを最初に押さえたうえで、Diploma経由かFoundation経由か、あるいは日本の大学を1年経由するかを決めます。この選択が、狙える奨学金をほぼ決定します。
    • 出願の6〜12か月前|英語スコアを確保する標準はIELTS 6.5(ライティング6.0)、看護は7.0。UTS CollegeのAE5を修了すればIELTSは不要になります。奨学金の判定に英語スコアそのものは使われませんが、入学要件を満たさないと奨学金の審査対象にもなりません。
    • 出願の3〜6か月前|成績証明書の英文版を準備する自動審査の奨学金は、この成績で判定されます。提出後に「実はもっと良い成績の資格があった」と分かっても遅いため、出願前に手元の資格をすべて洗い出します。
    • 出願|Autumn(2月開始)は11月30日、Spring(7月開始)は4月30日が締切(オーストラリア国外からの出願の場合)。この出願をもって、自動審査型の奨学金の判定が始まります。
    • 並行して|申請型の奨学金に応募するVice-Chancellor’s(全額)とPathways(50%)はUTSのオンライン奨学金申請フォームから。Pathwaysは例年5月上旬〜6月下旬という応募期間が設定されます。設問への回答内容が選考材料になるため、時間をかけて準備します。
    • 結果通知|入学許可書(Letter of Offer)とあわせて自動審査型の結果は、オファーに添えられる形で通知されます。減額後の金額が記載されるため、この時点で実際の支払額が確定します。
    • 受諾・支払い・CoE取得・ビザ申請初回分の学費を支払うとCoE(入学確認書)が発行され、学生ビザを申請します。GS(Genuine Student)要件への回答、OSHC加入、滞在先手配も並行します。

    よくある質問

    日本人でも本当に奨学金をもらえるのですか?

    はい。UTS Academic Merit International Scholarship(15%減額)は、南アジア5か国以外のすべての留学生が対象で、日本国籍の方も含まれます。しかも申請不要・完全自動審査です。
    ただしUTSの奨学金には地域限定のものが多く、ヨーロッパ限定40%、中国の高考限定75%/50%、東南アジア限定20%、インドネシア・ベトナム限定25%は日本人が応募できません。他サイトで見かけた数字が対象外だった、というケースが実際にあるためご注意ください。

    奨学金の申請書は書かなくていいのですか?

    大半は不要です。UTS公式が「奨学金の大半は申請を必要としません。要件を満たしていれば自動的に審査され、提示されます」と明記しています。
    ただし3つだけ例外があります。Vice-Chancellor’s Scholarship(授業料全額)、UTS College to UTS Pathways Scholarship(50%)、MBA Scholarship for Outstanding Students(A$5,000)――この3つはUTSのオンライン奨学金申請フォームからの応募が必須で、設問への回答内容が選考材料になります。応募期間も設定されているため、締切の管理が必要です。

    複数の奨学金を同時に受け取れますか?

    原則としてできません。UTSの留学生向け奨学金は1人1つで、多くの制度に「他のUTS奨学金を同時に受給していないこと」という条件が明記されています。複数の要件を満たす場合、適用されるのは1つだけです。
    そのため「どれを狙うか」を戦略的に判断する必要があります。たとえばMBA志望の方は、A$5,000の定額給付より、Academic Excellence(30%=約A$31,344)のほうが金額として大きくなります。

    UTS College経由だと奨学金は不利になりませんか?

    逆です。UTS Collegeを経由すると、奨学金の選択肢がむしろ増えます。
    UTS Collegeのプログラム(Aレベル・Foundation・Diploma・Pre-Master’s)を修了して進学すると、UTS College to UTS Transfer Scholarship(20%減額)が自動で適用審査されます。さらにDiplomaでGPA 6.0以上を取れば、Pathways Scholarship(50%減額)に応募できます。
    Bachelor of Businessで試算すると、Diploma経由+Pathways(50%)の授業料合計はA$87,816。日本の大学を1年経由して直接出願するルート(A$124,481+日本の学費)より安くなります。詳しくはルート別の総額比較をご覧ください。

    Academic Meritは以前20%だったと聞きましたが?

    そのとおりです。2025年入学者は20%、2026年入学者は15%とUTSが公表しています。
    これはUTSの奨学金が年度ごとに改定されることを示す典型例です。「去年のブログ記事に20%と書いてあった」という情報で資金計画を立てると、実際の金額と食い違います。必ず「出願する年度」の条件を確認してください。アンアルウェンでは出願年度の最新条件を無料でお調べします。

    奨学金は生活費にも使えますか?

    使えません。UTSの留学生向け奨学金はすべて授業料の減額(または授業料への充当)です。OSHC(海外学生健康保険)、SSAF(学生サービス料)、出願料A$100、家賃、食費、渡航費には適用されません。
    シドニーの生活費は年間A$25,000〜35,000程度が目安です。授業料の減額と生活費の確保は、別々に計画する必要があります。日本側の給付型奨学金(JASSO海外留学支援制度、トビタテ!留学JAPANなど)は生活費に充てられるため、併せて検討する価値があります。

    在学中に成績が下がったら、奨学金は打ち切られますか?

    UTSの奨学金は「標準修業年限にわたって適用」とされていますが、継続にあたって学業上の条件が付される場合があります。また、標準修業年限を超えて在籍した場合、超過分は対象外になります(Transfer Scholarshipは学部で最大8セッション、大学院で最大3セッションと明示されています)。
    加えて「在学中も留学生であり続けること」が全制度に共通する条件です。在学中にオーストラリアの永住権を取得すると対象から外れます。詳細な継続条件は、受給が決まった際の「Conditions of Award」に記載されますので、必ずご確認ください。

    エージェント経由だと奨学金が減ることはありませんか?

    ありません。学費も奨学金の条件も、大学に直接出願した場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。
    むしろUTSの場合、「日本人が対象になる奨学金はどれか」「申請型の締切はいつか」「どのルートで入れば有利か」という判断が複雑なため、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。

    留学エージェントを使うメリット

    UTSの奨学金は「自動審査が中心」であるため、一見するとエージェントの出番がないように思えます。しかし実際には、自動審査だからこそ「出願前の設計」がすべてを決めます。

    • 費用が変わらない

      アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金申請、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。

    • 日本人が対象になる制度だけを確定させられる

      UTSの奨学金はヨーロッパ限定・中国限定・東南アジア限定・南アジア限定・インドネシア/ベトナム限定と地域限定が多く、日本国籍で使えるものは半数程度です。「75%減額があるらしい」と期待して調べ、あとから対象外と分かる――この時間の無駄を最初に取り除きます。

    • ルート選択が奨学金に直結することを設計に織り込める

      UTSでは「どのルートで入るか」が「どの奨学金を受け取れるか」を決めます。IBなら50%、Diploma+GPA 6.0なら50%、Foundationなら30%、直接出願なら15%が基準線――この構造を理解したうえでルートを選ぶかどうかで、総額が数百万円変わります。

    • 申請型の締切を管理できる

      Vice-Chancellor’s(全額)とPathways(50%)は応募が必須で、応募期間が年度ごとに設定されます。特にPathwaysはUTS Collegeのディプロマに在学しながら、例年5〜6月の応募期間を自分で把握しなければなりません。忙しい時期と重なるため、見落としが最も起きやすい制度です。

    • 申請書の作成を一緒に進められる

      申請型の3制度は設問への回答内容が選考材料です。「なぜUTSなのか」「どんな目標があるのか」「リーダーシップの経験は」――これらを、出願書類と矛盾なく、説得力のある形で書く必要があります。日本語で構想を練り、英語に落とし込むところまでサポートします。

    • 減額後の総額シミュレーションを出せる

      UTSの学費は「1セッションいくら」で公表されるため、年額・総額への換算が必要です。そこに準備課程の費用、奨学金の減額、生活費を加えてルート別に比較する――この作業を無料でお作りします。保護者の方への説明資料としてもお使いいただけます。

    • 年度ごとの改定を追える

      Academic Meritは2025年入学の20%から2026年入学の15%へ引き下げられました。UTSの奨学金は毎年条件が変わります。ネット上の情報は更新が遅れがちなので、出願年度の正確な条件を確認したうえで計画を立てます。

    • 他大学と横並びで比較できる

      奨学金の設計は大学によってまったく違います。たとえば西シドニー大学年$5,000〜$10,000が自動付与RMITA$5,000の一括給付が中心「%減額」と「定額給付」では、学費水準によって有利不利が逆転します。複数校を扱うエージェントでなければ、この比較はできません。

    • ビザ申請まで一括で進められる

      オファー受領、減額後の学費支払い、CoE取得、GS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請、OSHC加入、滞在先手配――それぞれ期限があり、順序を間違えると詰まります。全体を管理しながら並行して進めます。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の大学を実際に訪問・視察。パンフレットではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

    UTSの奨学金を検討している方へ ― 松本より

    UTSの奨学金でいちばん多いご相談は、「サイトで見た◯%は、自分も対象ですか」というものです。そして残念ながら、その半数近くは「日本国籍では対象外です」とお答えすることになります。

    ただ、これはUTSが日本人に厳しいという話ではありません。日本人が対象になる制度も、きちんと用意されています。15%は原則として自動、成績が良ければ30%、IBを持っていれば50%、UTS Collegeで頑張れば50%――ルートさえ間違えなければ、十分な支援が受けられます。

    そしてもうひとつお伝えしたいのは、「申請が必要な奨学金に応募しないのが、いちばんもったいない」ということです。Vice-Chancellor’sは授業料全額、Pathwaysは50%。応募は無料で、落ちても自動審査の奨学金には何の影響もありません。それでも「どうせ無理だから」と応募しない方が、本当に多いのです。

    今の成績と学歴、志望する分野を教えていただければ、どの奨学金が現実的かを率直にお答えします。「対象外です」とはっきり申し上げることもあります。そのうえで、次の手を一緒に考えます。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。UTS・UTS Collegeへの出願、奨学金の申請から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。

    出願前サポート(無料)
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    • GSステートメントの作成含め、全面サポート
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    • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • 語学学習のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
    渡航後サポート(無料)
    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • コース延長・変更の手続きサポート
    • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
    • ビザ切り替えサポート
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
    • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
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    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。

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    「15%と30%、どちらが現実的か」「Pathwaysの50%は狙えるか」「Vice-Chancellor’sに応募すべきか」「奨学金を入れた総額はいくらになるか」――対象外のものは、対象外とはっきりお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方、社会人の方のご相談も歓迎します。

    ※本ページの情報は、シドニー工科大学公式サイト(uts.edu.au)およびUTS College公式サイト(utscollege.edu.au)の公開情報をもとに2026年8月2日時点で作成しています。学費はUTS公式「2026 International Undergraduate / Postgraduate Course Summary Tables」(2025年9月時点)にもとづく2026年の金額で、1セッション24単位ポイントを前提としています。減額後の金額は、公表学費に減額率を掛けて算出した理論値です。奨学金の名称・減額率・条件・締切・対象年度は毎年改定されます。UTSの留学生向け奨学金は原則として1人1つ(併用不可)で、政府派遣・企業派遣の方は対象外となる場合があります。応募要件・締切・適用可否は、出願年度の条件を必ず公式サイトまたはアンアルウェンでご確認ください。ビザ・移民制度に関する事項は、登録移民代理人(MARA)にご確認ください。

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