• SCHOLARSHIP
  • ビクトリア大学の奨学金|最大30%減額・宿泊費免除【2026年版】

  • 2026.08.01 UPDATE
  • Victoria University — Scholarships for International Students

    ビクトリア大学の奨学金
    完全ガイドVICTORIA UNIVERSITY SCHOLARSHIPS

    「奨学金は成績優秀者だけのもの」――ビクトリア大学(VU)には、その常識が当てはまりません。出願すれば自動で審査され、入学要件を満たしていれば最低10%の授業料減額が適用されます。申請書も、選考落ちの心配もありません。

    最大30%授業料減額
    VU Block Model®
    International Scholarship
    最低10%入学要件を満たせば
    自動的に適用
    $15,548STEM分野の
    宿泊費免除(学部・52週)
    申請書なし出願するだけで
    自動審査
    全期間へ成績維持で
    コース標準年限まで延長
    This page at a glance
    1. 主軸はVU Block Model® International Scholarship(最大30%授業料減額)です。出願すると自動で審査され、これまでの学業成績に応じて10%・20%・30%のいずれかが決まります。入学要件を満たしていれば最低10%が適用されます。
    2. 工学・建設マネジメント・プロジェクトマネジメントは自動で30%。成績に関係なく最上位区分です。4年制の工学(Honours)では効果額が最も大きくなります。
    3. 初年度だけの制度ではありません。年間96単位の修了とWAM(加重平均点)50%以上を維持すれば、コース標準年限まで延長できます。3年分で見ると数百万円の差になります。
    4. STEM分野なら「住む場所の費用」が消える可能性があります。STEM Accommodation Scholarshipは学部生で52週分・最大A$15,548相当、大学院生で26週分・最大A$8,502相当の宿泊費を免除します。ただし先着順です。
    5. 最大の落とし穴はキャンパスです。VU Block Model® International Scholarshipの対象はVU Melbourneのみ。シドニー・ブリスベンキャンパスは対象外です。ここを知らずに出願すると、3年間で数百万円の差が生じます。

    オーストラリアの大学の奨学金は、多くが「別途の申請書を書き、選考を経て、限られた人数だけが受給する」という形式です。だから多くの方が、最初から自分には関係ないものとして計算に入れません。

    ビクトリア大学(Victoria University|VU)の制度は、これと根本的に違います。出願すれば自動で審査され、入学要件を満たしていれば最低10%が適用される――つまりVUに合格した留学生は、原則として全員が何らかの授業料減額を受けているということです。

    このページでは、VUの留学生向け奨学金を制度ごとに整理し、対象・減額率・継続条件・注意点を公式情報にもとづいて解説します。「結局いくら安くなるのか」を試算した例も掲載しました。

    VUの奨学金制度の全体像

    VUが留学生向けに用意している主な制度は、次の3つです。日本国籍の方が実際に対象になるのは、基本的にこの範囲になります。

    制度名内容対象申請方法
    VU Block Model®
    International Scholarship
    授業料 最大30%減額
    10%/20%/30%
    Foundation・学部・
    大学院(コースワーク)・
    Study Abroad
    VU Melbourneのみ
    出願で自動審査
    申請書は不要
    STEM Accommodation
    Scholarship
    宿泊費が無料に
    学部 最大A$15,548相当
    大学院 最大A$8,502相当
    指定STEMコース
    オーストラリア国外から
    出願する留学生
    出願で自動審査
    +メールで受諾確認
    先着順
    VU Global Research
    Scholarship
    授業料 20%減額
    研究学位の全期間
    2026年・2027年開始の
    研究修士・PhD
    フルフィー(自費)の方
    研究学位への出願で
    自動審査

    この表で最も重要なのは、右端の列です。

    VUの主要な奨学金は、いずれも「出願すれば自動で審査される」形式です。別途の申請書、推薦状、エッセイ、面接――これらは必要ありません。

    これは制度設計としてかなり珍しく、多くのオーストラリアの大学では、奨学金は別プロセスとして申請し、選考を通過した一部の学生だけが受給します。VUは「入学できた学生には、まず授業料を下げる」という方針を制度に組み込んでいると理解してください。

    01

    申請書を書く必要がない

    コース出願を提出すると、その内容にもとづいて自動的に審査されます。「奨学金の申請を忘れていた」という事故が起きません。締切に追われることもありません。

    02

    落ちる心配がほぼない

    入学要件を満たしていれば最低10%が適用されます。「応募したけどダメだった」という結果になりにくい設計です。狙うべきは「取れるかどうか」ではなく「何%の区分になるか」です。

    03

    初年度で終わらない

    基本は初年度(最初の2学期)ですが、成績条件を満たせばコース標準年限まで延長できます。3〜4年分の総額で考えると、影響はきわめて大きくなります。

    04

    宿泊費という別軸がある

    授業料の減額とは別に、STEM分野には宿泊費を免除する制度があります。学部生で52週分・最大A$15,548相当。オーストラリアの大学の奨学金としてはかなり珍しい形です。

    VU Block Model® International Scholarship(最大30%)

    VU Block Model® International ScholarshipVUの留学生奨学金の中核

    最大30%授業料減額

    ビクトリア大学の留学生向け奨学金の主軸です。コース出願を提出すると自動的に審査され、これまでの学業成績に応じて10%・20%・30%のいずれかの減額率が決定されます。

    • 対象課程:Foundation(進学準備)/学士課程/高等教育ディプロマ/大学院(コースワーク)/Study Abroad
    • 対象外の課程:英語コース(VU English)/VET・TAFE(職業教育)/研究学位(研究修士・PhD)
    • 対象キャンパス:VU Melbourne のみ(VU Sydney・VU Brisbaneは対象外)
    • 基本の適用期間:初年度=最初の2学期
    • 延長の可否:成績条件を満たせばコース標準年限まで維持・延長が可能
    • 申請方法:コース出願を提出すると自動で審査されます。申請書の提出は不要です
    • 制約:譲渡・返金は不可。他の奨学金受給者・スポンサー付きの学生は対象外。開始時期を延期(defer)すると再審査になります

    分野・課程による減額率の違い

    この奨学金は「成績で決まる区分」と「分野で固定されている区分」の2種類が混在しています。ここを理解しているかどうかで、志望コースの選び方が変わります。

    課程・分野減額率決まり方
    工学(Engineering)
    建設マネジメント
    プロジェクトマネジメント
    30% 自動で最上位区分。成績に関係なく適用されます。VUの奨学金のなかで最も条件が良い分野です
    Graduate Diploma in
    Early Childhood Education
    30% コース全期間にわたって30%。初年度限定ではありません
    オーストラリアの
    12年生(Year 12)修了者
    30% オーストラリア国内で高校を修了した留学生が対象です
    学士課程(一般)
    大学院(コースワーク)
    Foundation
    10%/20%/30% これまでの学業成績にもとづいて区分が決定されます。30%区分は枠数に限りがあります
    高等教育ディプロマ
    (Diploma of Business等)
    20% ディプロマ課程は20%区分に設定されています
    Bachelor of Nursing
    (看護学)
    10% 看護学は10%のみです。他分野より減額率が低い点にご注意ください

    ※ビクトリア大学公式の奨学金ページ(vu.edu.au)にもとづき、2026年8月1日時点で整理しています。分野の区分・減額率は年度により改定されます。出願年度の条件を必ずご確認ください。

    工学系を検討している方へ。Bachelor of Engineering (Honours) は4年制で、2026年の学費は1学期あたりA$20,500(年間約A$41,000)です。これが自動で30%減額され、成績を維持して全期間に延長できた場合、減額額は4年間で約A$49,200――日本円で約480万円(1豪ドル98円換算)に相当します。

    「工学に興味はあるが、費用が心配で」という方は、この数字を一度計算してみてください。分野選びの判断材料として無視できない規模です。

    10%・20%・30%はどう決まるか

    成績で区分が決まるコースの場合、判定材料は「これまでの学業成績(prior academic achievement)」です。VUは具体的な換算表を公表していないため、ここからはアンアルウェンの実務上の整理になります。

    はじめにお読みください

    以下のうち、公式に公表されている数値(減額率の区分、継続条件、対象課程)以外はアンアルウェンの実務上の目安です。ビクトリア大学が公表している公式の成績換算表ではありません。実際の判定は出願書類にもとづく大学の個別審査によります。正確な見通しが必要な方は、成績証明書をお送りいただければ無料で確認いたします。

    出願元判定に使われる主な資料
    日本の高校から
    Foundation・ディプロマへ
    高等学校の成績証明書(3年分または直近2年分)、卒業(見込)証明書。評定平均が主な材料になります
    日本の高校から
    学士課程へ直接
    高等学校の成績証明書に加え、IB・海外の高校資格をお持ちの場合はその成績
    日本の大学から
    大学院(コースワーク)へ
    大学の成績証明書(GPA)、卒業証明書。GPAが主な材料になります
    VUのディプロマ・
    Foundationから学士課程へ
    当該課程のWAM(加重平均点)
    他大学から編入在籍大学の成績証明書、単位認定(credit)の内容

    実務上、最も伝えたいのはここです。

    VUの奨学金は「30%を狙う」制度ではありません。「入学要件を満たせば最低10%が付く」制度です。この違いは、留学の計画の立て方を大きく変えます。

    他大学の奨学金は「取れたらラッキー」なので、総額の見積もりには入れられません。けれどVUの場合、最低10%は前提として計算に入れられます。保護者の方に説明するときも、「奨学金が取れたら安くなる」ではなく「この金額から始まる」と言えるのは大きな違いです。

    そのうえで、30%区分は枠数に限りがあります。成績で有利な材料をお持ちの方は、出願の早さも効きます。

    継続条件 ― 全期間に延長する方法

    この奨学金の基本の適用期間は初年度(最初の2学期)です。しかし条件を満たせば、コース標準年限まで維持・延長できます。3年制の学位なら2年ぶん、4年制なら3年ぶん、減額が続く計算です。

    継続条件内容
    単位の修了年間96単位(credit points)の修了。フルタイムで学ぶ標準的な履修量にあたります
    成績の維持WAM(加重平均点)50%以上
    審査のタイミング毎年再審査されます。WAMにもとづいて減額率が判定されます
    減額率の変動成績次第で維持または引き上げの可能性があります
    この条件を、どう受け止めるべきか
    • WAM 50%以上は「合格ライン」です。オーストラリアの大学では通常、50%が単位取得の合格ラインにあたります。つまり「普通に単位を落とさず進級する」ことが継続条件だと理解して差し支えありません
    • 年間96単位は、フルタイムで学べば自然に満たします。VUのブロックモデルでは年8ブロック=8科目が標準です。ただし科目を落とすと単位数が足りなくなり、継続要件を割る可能性があります
    • ここでブロックモデルが効いてきます。1科目ずつ4週間で学ぶ方式は、VUの公表データで1年次留学生の合格率を74%→90%に押し上げました。単位を落としにくい学び方であること自体が、奨学金の継続に直結します
    • 逆に、アルバイトを詰め込みすぎて科目を落とすと、奨学金まで失います。減額率が20%なら、1年ぶんで数十万円の損失です。時給に換算して考えると、割に合いません

    この「学び方と奨学金がつながっている」設計こそ、VUの制度の本質です。ブロックモデルで単位を落としにくくし、単位を落とさなければ奨学金が続く。大学側から見れば、留学生に卒業まで在籍してもらうための合理的な仕組みです。学生側から見れば、普通に真面目に通えば費用が下がり続けるという制度です。

    STEM Accommodation Scholarship(宿泊費免除)

    STEM Accommodation ScholarshipSTEM分野の指定コース/国外からの出願者

    $15,548学部・52週分の宿泊費

    授業料の減額ではなく、学生宿舎の費用そのものを免除する奨学金です。オーストラリアの大学の留学生向け奨学金としてはかなり珍しい形式で、実質的な負担軽減としては非常に大きい制度です。

    • 学部生:52週分・最大A$15,548相当の宿泊費が無料
    • 大学院生:26週分・最大A$8,502相当の宿泊費が無料
    • 対象:指定されたSTEM(科学・技術・工学・数学)分野のコースに、オーストラリア国外から出願する留学生
    • 年齢要件:コース開始時に18歳以上であること
    • その他の要件:指定を超える単位認定(advanced standing)を受けていない新規学生であること
    • 申請方法:対象コースへの出願で自動審査。受給が決まったらメールで受諾確認が必要です
    • 締切:設定なし。ただし先着順(first-come, first-served)です
    • 別途必要な費用:保証金A$1,300(返金あり)、予約料A$170、退去時清掃料A$170

    「先着順」の4文字を、軽く見ないでください。

    この奨学金には応募締切がありません。締切がないということは、枠が埋まった時点で終わるということです。成績が良くても、書類が完璧でも、遅ければ受け取れません。

    STEM分野(工学・IT・理学など)を志望される方にとって、これは出願のタイミングそのものが数十万円〜100万円以上の差を生むことを意味します。しかも工学系は授業料も自動30%減額の対象です。この2つが重なると、負担額は大きく変わります。

    アンアルウェンでは、STEM分野を志望される方に対してまずこの点をお伝えし、出願スケジュールを前倒しでご提案しています。

    宿泊先について

    VUの学生寮は、フッツクレー・パークキャンパスの向かい(101 Ballarat Road, Footscray)にあるUniLodge Victoria Universityです。12階建てで、スタジオ・ツインシェア・2ベッド・6ベッドのアパートメントがあります。

    光熱費と無制限インターネットが料金に含まれ、屋上テラス、シアタールーム、ゲームルーム、ハーフバスケットボールコート、BBQエリア、併設カフェ、24時間セキュリティが備わっています。フッツクレー駅までの無料シャトルバスもあります。メルボルンCBDからは約5km、シティキャンパスまで電車2駅です。

    VU Global Research Scholarship(研究学位20%)

    VU Global Research Scholarship研究修士・PhD

    20%授業料減額・全期間

    研究学位(研究修士・PhD)はブロックモデルの対象外であるため、VU Block Model® International Scholarshipも適用されません。研究学位を目指す方の受け皿がこの奨学金です。

    • 減額率:授業料20%
    • 期間:研究学位の全期間(1.5〜4年)。学位の種類により異なります
    • 対象:2026年または2027年に研究修士・PhDを開始する留学生
    • 条件:フルフィー(自費)の学生であること。他の授業料系奨学金との併用は不可
    • 申請方法:研究学位への出願で自動審査

    研究学位を目指す方へ。研究学位の場合、授業料の減額だけでなく指導教員(supervisor)が見つかるかどうかが出願の成否を分けます。VUは15の研究分野でERA(Excellence in Research for Australia)の世界水準以上の評価を受けています。研究テーマと合致する指導教員がいるかどうかを、出願前に確認することが不可欠です。この調査もアンアルウェンで承ります。

    そのほかの奨学金

    VUでは、政府系・国別の奨学金も利用できます。ただし日本国籍の方が対象になるものは限られます。

    制度名内容日本国籍の方
    Australia Awards
    Scholarships
    オーストラリア政府(DFAT)による奨学金。授業料・生活費・OSHC・学業サポートを含みます。対象国は開発協力の枠組みで定められます対象外
    China Scholarship
    Council(CSC)
    中国国籍のPhD志願者向け。授業料全額(最大4年)+生活費(2026年で年約A$22,800)+OSHC+往復航空券+ビザ費用対象外
    各国政府の奨学金インドネシア(東カリマンタン州政府、Split-Site Masters Program)、ベトナム(Project 89)、クウェート、サウジアラビア、オマーン、UAEなど対象外
    Medibank School
    Leavers Merit Scholarship
    A$5,000の一時金。オーストラリア国内で12年生またはIBを修了した留学生が対象で、VTAC経由の出願が必要です条件付き
    豪州の高校卒業者のみ

    結論として、日本から出願される方の主軸は2つです。

    ① VU Block Model® International Scholarship(最大30%授業料減額)――ほぼ全員が自動審査を受けます。
    ② STEM Accommodation Scholarship(宿泊費免除)――STEM分野を志望する方のみ。先着順。

    この2つをどう最大化するかが、VU留学の費用計画の核心です。

    いくら安くなるかを試算する

    アンアルウェン独自コンテンツ

    「最大30%」と言われても、実額でいくらになるかは分かりにくいものです。VU公式の学費をもとに、代表的なコースで試算しました。

    試算の前提
    • 学費はビクトリア大学公式のコースページ(vu.edu.au)に掲載された金額(2026年8月1日時点確認)
    • 1学期=48単位(0.5 EFTSL)のフルタイム履修を前提とし、年間はその2倍で算出
    • 減額がコース全期間に延長された場合の試算です(初年度のみの場合は減額額が下がります)
    • 学費は毎年改定されるため、実際の総額は変動します。あくまで規模感を掴むための試算です
    • 円換算は1豪ドル=98円で計算しています(為替により大きく変動します)

    試算①|Bachelor of Business(3年・2027年入学)

    区分年間の学費3年間の総額減額額(3年)日本円換算
    減額なし$39,000$117,000約1,147万円
    10%減額$35,100$105,300$11,700約115万円の減
    20%減額$31,200$93,600$23,400約229万円の減
    30%減額$27,300$81,900$35,100約344万円の減

    試算②|Bachelor of Engineering (Honours)(4年・2026年入学/自動30%)

    区分年間の学費4年間の総額減額額(4年)日本円換算
    減額なし$41,000$164,000約1,607万円
    30%減額(自動)$28,700$114,800$49,200約482万円の減

    ※工学・建設マネジメント・プロジェクトマネジメントは成績に関係なく自動で30%区分です。4年制であるため、減額の効果額は全コース中で最大になります。さらにSTEM Accommodation Scholarship(学部52週・最大A$15,548相当)が併せて適用されれば、合計で約A$64,700=約634万円の負担軽減になります。

    試算③|ディプロマ経由(Diploma of Business 1年+Bachelor of Business 2年)

    年次課程年間の学費
    (2027年)
    減額率減額後
    1年目Diploma of Business (Enterprise)$33,20020%$26,560
    2年目Bachelor of Business(2年次)$39,00010〜30%$27,300〜$35,100
    3年目Bachelor of Business(3年次)$39,00010〜30%$27,300〜$35,100
    合計(3年)$111,200$81,160〜$96,760

    ※ディプロマ修了後の学部での減額率は、ディプロマ課程のWAMにもとづき再審査されます。ディプロマで良い成績を取れば、学部での区分が上がる可能性があります。

    この試算から見えることが2つあります。

    ひとつ目。10%と30%では、3年間で200万円以上の差が生じます。「最低10%が付くから安心」ではなく、「どの区分になるかを事前に見立てておく」ことに実務的な価値があります。

    ふたつ目。ディプロマ経由は、直接入学より学費の総額が下がる場合があります(ディプロマの学費が学部より低く、20%区分が保証されているため)。しかも卒業年次は変わりません。英語要件もIELTS 5.5(各5.0)と低くなります。「遠回りに見えて、実は近道」というのはこのことです。

    見落とすと数百万円損する6つの注意点

    VUの奨学金は制度としてシンプルですが、公式サイトの細部に書かれた条件を見落とすと、大きな損失につながります。実務でよく見る6つを挙げます。

    01

    シドニー・ブリスベンは対象外

    VU Block Model® International Scholarshipの対象はVU Melbourneのみです。「シドニーで学べるVU」に惹かれて出願すると、3年間で最大A$35,100(約344万円)の差が生じます。開講コース数もメルボルンが圧倒的に多く、明確な理由がないかぎりメルボルンをおすすめします。

    02

    英語コース・TAFEは対象外

    VU English(語学)とVET・TAFE(職業教育)は減額の対象外です。「語学から始めて大学へ」というルート自体は有効ですが、減額されるのは進学後の学位課程の授業料のみです。語学期間の費用は別途、総額に計上して計画してください。

    03

    STEM宿泊費は「先着順」

    締切がないということは、枠が埋まれば終わるということです。学部で最大A$15,548相当。STEM分野を志望される方は、出願のタイミングそのものが結果を左右します。成績が良くても遅ければ受け取れません。

    04

    開始時期を延期すると再審査

    オファーを受けたあとに開始時期を延期(defer)すると、奨学金は再審査になります。同じ区分が保証されるわけではありません。VUは入学時期が年4回あるため延期しやすい環境ですが、奨学金への影響を理解したうえで判断してください。

    05

    科目を落とすと継続要件を割る

    継続には年間96単位の修了とWAM 50%以上が必要です。アルバイトを詰め込んで科目を落とすと、翌年の減額を失う可能性があります。20%区分なら1年で約A$7,800(約76万円)の損失。時給に換算して考えると割に合いません。

    06

    他の奨学金との併用は不可

    他の奨学金を受給する方、スポンサー付きの方はVU Block Model® International Scholarshipの対象外です。日本の団体の奨学金などを検討している場合は、どちらが有利かを事前に比較する必要があります。

    この6点は、いずれも公式サイトに書かれている情報です。ただし奨学金ページ、コースページ、規約PDFに分散して記載されているため、初めて出願する方が自力ですべて拾うのは現実的ではありません。

    アンアルウェンでは、出願前にこれらを一つずつ確認したうえで、最も条件の良い出願設計をご提案しています。無料です。

    申請の流れとスケジュール

    申請の流れ

    STEP 01コースを決めるキャンパス・分野で減額率が変わります
    STEP 02出願書類を揃える成績証明書・英語スコア・パスポート
    STEP 03VUへ出願この時点で奨学金は自動審査
    STEP 04オファー受領減額後の金額が記載されます
    STEP 05受諾・支払いSTEM宿泊費は受諾確認メールが必要
    出願に必要な書類
    • 成績証明書(英文)― 高校または大学のもの。奨学金の区分判定に使われます
    • 卒業(見込)証明書(英文)
    • 英語力の証明 ― IELTS・TOEFL・PTE・ケンブリッジ検定など。VU English修了でも可
    • パスポートの認証コピー
    • 出願料 A$75(VU在学生・卒業生等は免除)
    • 単位認定(credit)を希望する場合は、標準の出願締切の10営業日前までに申請が必要です

    2月入学を目指す場合のスケジュール例

    • 入学の10〜12ヶ月前|方向性を決め、英語の現在地を測る志望分野とキャンパス(メルボルン推奨)を決めます。IELTSを受験して現在地を把握します。学部はIELTS 6.0(各6.0)、ディプロマは5.5(各5.0)が目安です。この段階で「どの入口から入るか」を決めておくと、以降が速くなります。
    • 入学の6〜8ヶ月前|書類準備・出願成績証明書と卒業見込証明書の英文版を準備し、VUへ出願します。奨学金の申請書は不要です。出願を提出した時点で自動審査が始まります。STEM分野の方は、この段階を可能なかぎり前倒ししてください(宿泊費奨学金が先着順のため)。
    • 入学の4〜6ヶ月前|オファー受領・減額後の金額を確認オファーレターにはコース全体の学費見積もりと初学期の納入額が記載されます。奨学金の減額率もここで確定します。STEM宿泊費奨学金に該当する場合は、メールでの受諾確認を忘れないでください。
    • 入学の3〜4ヶ月前|学費支払い・CoE取得・ビザ申請初回分を支払うとCoE(入学確認書)が発行され、学生ビザを申請します。GS(Genuine Student)ステートメントの作成もこの時期です。OSHC加入、滞在先手配も並行します。
    • 入学の2〜3週間前|渡航メルボルンに到着し、生活の立ち上げとオリエンテーションを済ませます。2027年のセメスター1 ブロック1は2月15日開始です。ブロックモデルは進度が速いため、開始前に生活を整えておくことが重要です。
    • 入学後 毎年|継続審査年間96単位の修了とWAM 50%以上で、翌年も減額が継続されます。成績次第で区分が上がることもあります。

    よくある質問

    奨学金の申請書はいつ提出するのですか?

    提出しません。VU Block Model® International Scholarshipは、コース出願を提出すると自動的に審査されます。申請書・推薦状・エッセイ・面接はいずれも不要です。STEM Accommodation Scholarshipも同様に自動審査ですが、受給が決まった際にメールでの受諾確認が必要です。この確認を忘れると受け取れませんので、出願後は登録したメールアドレスを必ず確認してください。

    30%の減額は、現実的に狙えますか?

    分野によります。工学・建設マネジメント・プロジェクトマネジメントは、成績に関係なく自動で30%です。オーストラリア国内で12年生を修了した留学生も30%区分です。
    それ以外の分野では、これまでの学業成績にもとづいて10%・20%・30%が決まり、30%区分は枠数に限りがあります。ただしVUの制度の要点は「30%が取れるか」ではなく、「入学要件を満たせば最低10%が自動で付く」点です。総額の見積もりに最初から組み込めることに、実務上の大きな価値があります。

    初年度だけですか?2年目以降はどうなりますか?

    基本の適用期間は初年度(最初の2学期)ですが、年間96単位の修了とWAM(加重平均点)50%以上を維持すれば、コース標準年限まで延長できます。毎年再審査され、成績次第では区分が上がることもあります。
    WAM 50%はオーストラリアの大学の合格ラインにあたるため、実質的には「単位を落とさず普通に進級する」ことが継続条件だと考えて差し支えありません。3年制の学位なら2年ぶん、4年制なら3年ぶん減額が続くため、総額への影響は非常に大きくなります。

    シドニーキャンパスでも奨学金はもらえますか?

    もらえません。VU Block Model® International Scholarshipの対象はVU Melbourneのみで、VU Sydney・VU Brisbaneは対象外です。
    これは金額に直結します。Bachelor of Businessで30%減額が全期間適用された場合、3年間でA$35,100(約344万円)の差です。加えて開講コース数もメルボルンが圧倒的に多い(シドニーはビジネス・IT・幼児教育など限定的)ため、「シドニーで暮らしたい」という明確な理由がないかぎり、メルボルンをおすすめします。なおVUの本拠地メルボルン西部は、CBDより家賃も抑えられます。

    語学学校(VU English)の学費も減額されますか?

    されません。英語コース(VU English)とVET・TAFE(職業教育)は減額の対象外です。減額されるのは、Foundation・学士・高等教育ディプロマ・大学院(コースワーク)の授業料のみです。
    「語学学校から大学へ」というルート自体は有効ですし、VU EnglishのEAP規定レベルを修了すればIELTSを提出せずに進学できるという利点もあります。ただし語学期間の費用(2026年で週A$530+入学金A$200)は別途、総額に計上して計画してください。

    看護学の減額率が低いのはなぜですか?

    Bachelor of Nursingは10%区分に設定されています。理由は公表されていませんが、看護学は臨床実習(800時間)や実習先の確保にコストがかかる分野であることが背景と考えられます。
    加えて看護学は英語要件もIELTS 総合7.0(R/L/S 7.0以上、W 6.5以上)と高く、学費も1学期A$21,750(2027年)と他分野より高めです。看護を目指す方は、費用面でも準備期間の面でも、他分野より計画を早めに立てる必要があります。ご相談ください。

    STEM Accommodation Scholarshipは、誰でも対象になりますか?

    いいえ。指定されたSTEM分野のコースに、オーストラリア国外から出願する留学生が対象です。コース開始時に18歳以上であること、指定を超える単位認定を受けていない新規学生であることも要件です。
    そして最も重要なのは先着順である点です。締切がない=枠が埋まった時点で終了、ということです。対象コースかどうかは年度により変わりますので、志望コースが該当するかを事前に確認したうえで、出願を前倒しすることをおすすめします。無料でお調べします。

    日本の団体の奨学金と併用できますか?

    併用できません。他の奨学金を受給する方、スポンサー付きの方はVU Block Model® International Scholarshipの対象外となります。
    日本国内の奨学金(トビタテ!留学JAPAN、各種財団の給付型奨学金など)を検討している場合は、どちらが金額的に有利かを事前に比較する必要があります。VUの減額は3〜4年間続く可能性があるため、単年度の給付額だけで比べると判断を誤ります。この比較もご相談ください。

    エージェント経由でも奨学金の条件は同じですか?

    まったく同じです。学費も奨学金も、大学に直接出願した場合と条件は変わりません。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担が増えることもありません。
    そのうえで、アンアルウェンを通していただくと、キャンパス選択の落とし穴、STEM宿泊費の先着順、分野ごとの区分の違い、継続条件といった、公式サイトに分散して書かれた情報を整理したうえで出願設計ができます。すべて無料です。

    奨学金の情報は、いつのものですか?

    本ページはビクトリア大学公式サイト(vu.edu.au)の公開情報をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。
    奨学金の名称・減額率・条件・対象コース・締切は年度ごとに改定されます。実際にVUで過去に提供されていたVU International Scholarship(2023年のみ)、VU Global Leaders Scholarship(2022年終了)、Pathway to Victoria Scholarship(2022年終了)などはすでに終了しています。出願年度の最新条件を必ずご確認ください。アンアルウェンで無料でお調べします。

    他社との違い ― アンアルウェンが選ばれる理由

    01 GS対策・ビザ申請まで無料

    学校選び・出願手続き・GS(Genuine Student)対策・学生ビザ申請を、すべて無料でサポートします。

    02 渡航後も日本と現地の両方から支援

    オーストラリアに提携オフィスがあります。滞在中から帰国まで、継続して相談していただけます。

    03 毎月12名様限定

    一人ひとりに時間をかけるため、サポート人数を限定しています。大手のような画一的なご案内はいたしません。

    04 スタッフが実際に訪問した学校だけを紹介

    授業や校内の雰囲気を自分の目で確認したうえで、厳選してご紹介しています。

    05 2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

    オーストラリア留学に特化して積み重ねてきた実績です。

    06 メリットだけでなく現実も率直に伝える

    費用や生活面のデメリットも隠さずにお伝えします。合わないと思えば、そう申し上げます。

    「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の大学を実際に訪問・視察。パンフレットではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

    VUの奨学金を検討している方へ ― 松本より

    留学のご相談で、奨学金の話を最初からされる方はあまり多くありません。「どうせ自分には関係ない」と思っておられるからです。

    ビクトリア大学は、その前提が通用しない大学です。出願すれば自動で審査され、入学要件を満たしていれば最低10%が付く。申請書を書く必要もなければ、落ちる心配もほとんどありません。これは制度としてかなり珍しいことです。

    だからこそ、私たちがお伝えしたいのは「取れるかどうか」ではなく「何%になるか」「どうすれば全期間続くか」という話です。10%と30%では3年間で200万円以上違います。継続条件を知らずに科目を落とせば、翌年ぶんを失います。

    成績証明書と志望分野を教えていただければ、どの区分になりそうか、総額でいくらになるかを、無料で試算してお渡しします。保護者の方に説明する材料としてもお使いいただけます。どうぞお気軽にご相談ください。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。ビクトリア大学への出願・奨学金の確認から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。

    出願前サポート(無料)
    • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
    • 奨学金の適用確認・申込み手続き代行
    • 入学申込書類の作成サポート
    • 学生ビザ申請代行サポート
    • GSステートメントの作成含め、全面サポート
    • ワーホリビザ申請代行サポート
    • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
    • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • 語学学習のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
    渡航後サポート(無料)
    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • コース延長・変更の手続きサポート
    • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
    • ビザ切り替えサポート
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
    • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
    • LINEやZOOMでのサポート付
    • 次の留学・再渡航のサポート

    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。

    Free Consultation

    10%か、20%か、30%か。
    その差は3年で200万円を超えます。

    「自分はどの区分になりそうか」「STEMの宿泊費奨学金に間に合うか」「総額でいくらになるか」――成績証明書と志望分野を教えていただければ、無料で試算してお渡しします。保護者の方への説明資料としてもお使いいただけます。無理な勧誘は一切ありません。

    ※本ページの情報はビクトリア大学公式サイト(vu.edu.au)の公開情報をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。奨学金の名称・減額率・条件・対象コース・締切は年度ごとに改定されます。試算に用いた学費はVU公式コースページ掲載額(1学期=48単位・0.5 EFTSL前提)で、円換算は1豪ドル=98円で計算した参考値です。為替・学費改定により実際の金額は変動します。出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。金額はすべてオーストラリアドル(A$)表記です。

    • カナダ留学
    • アンアルウェンの留学サポートブログ
    LINE公式アカウント LINEで即対応します!