留学体験談
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オーストラリア留学 お客さまプロフィール
お名前:キンジョウ ノア様(沖縄県)
留学先の国:オーストラリア
都市:シドニー
学校名:IH International House Sydney
コース:一般英語・ケンブリッジ検定・CertificateIV in TESOL
通学期間:24週間
2016年11月から2017年6月上旬までオーストラリアへ留学するため、アンアルウェンさんにお世話になりました。最初、留学の計画を立てる段階で英語教育を大学で主に勉強しており、教職も高校教諭の資格を取るため勉強していた過程を踏まえてどういう留学プランがいいのか私の興味、英語のレベル様々な事柄を一緒に考慮して沢山の時間を話合いに費やして頂きました。
その結果、私のプランは主にケンブリッジ検定対策コース、英語を母国語としない外国人に英語を教えるTESOLという資格が取得できるコースこの二つになりました。
先にケンブリッジ検定コースを受けたのですが、第一に伝えたいのがこのコースは単純に英語を勉強するだけでなく、世界の情勢、日々の暮らしの中にある様々な問題、環境問題、仕事環境問題、政治問題など様々なことを考えさせられ思考力や討論での発言力も向上できるクラスでした。クラスの割合はヨーロッパ人が多く、すでに英語がネイティブレベルでその環境に身が置けたおかげでスピーキングは合格ラインを満たす事が出来ました。
この検定はただ点数を取るというよりも生涯にわたって勉強し続けられる英語の奥深さを知ることができるものだと思います。また挑戦するために今も勉強中です。
留学の最終目的としてのTESOLコースは8週間という短いようで内容のとても濃い充実したクラスでした。毎週月曜日が入学日で入れ替わりが多くあります。最初の4週間は理論が主でした。大まかな内容としては月曜日から木曜日までDVDで実際の授業を見てそれについて自分なりに習った理論をもとに分析しディスカッションし、指導案作成、言語分析など多岐にわたる勉強をします。ただ理論だけを習うだけの受け身ではなく、自分なりのアイデアを求められる自発的なクラスです。またpeer-teachingと言って毎週金曜日はペアで45分の模擬授業をクラスメイトの前で行い、習った理論の視点からフィードバックをしてお互いに向上していくような形でした。ここではペアで一つの授業を作り上げる場合と時に3人、4人のグループで行う場合あるのですが先に述べたように入れ替わりがあるので2週目になると、新しく入ってきたクラスメイトに教えながら授業を一緒に作っていくこともありチームワーク、リーダーシップ、指導力この三点が鍛えられるようになっていました。
最後の4週間は実際に英語を第2言語とする外国人学生に授業を行います。週2回の計8回実践授業があります。6回目までは45分授業を行い、第7回と第8回の授業は90分授業として行います。ここでは一人ですべての授業を指導案から教えるまで行うので最初の4週間とは格段に忙しさも変わってきます。またフィードバックもさらに専門性が高まってきます。研究レポートもあるので本当に英語教育が好きな人向けだと思います。
クラス最終日、晴れて資格証明書をもらう瞬間の喜びは何にも代えがたい充実感と達成感で涙がこぼれるほど歓喜する、それほど厳しい8週間ではありますがそのあと教えることに関して自信も湧きますし将来の可能性が飛躍的に広がると実感しました。
実際に今私は沖縄に帰ってきて英会話教室でTESOLを取得したことで仕事を見つける事が出来ました。面接のときにTESOLで使った資料や研究レポート、指導案などを持参しアピールすることができたのは私自身も話していて楽しくもあり説得力もあったと思います。新しい英会話教室なのですが、TESOLで学んだ教室運営や理論が実践的であったのでそのアイデアを生かしながらカリキュラム作りにも携わっています。先生中心ではなく生徒に自然に発話させるというがモットーでもありますので、これからの日本の英語教育では需要が高まってくると思います。
ここからは少し違った視点からの意見になりますが、私は日本でも大学で教職をとっているのですが、大学の教員育成のプログラムとTESOLのプログラムではかなり勉強するにしても実践するにしても異なりました。例えば、教職ではスキルに分かれて授業を作ることはあまり習わないと思います。どういう流れで教科書を進めていくか動機付けなどは習うと思うのですが、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの授業によって細かく流れがあり適材適所というように理論を応用していくことはあまり習わないと思います。また専門用語を指導案に使うことは少ないかと思います。
そしてなりより、授業を受講するにしても模擬授業、実践授業、クラスメイトと会話するにしてもすべて英語で行うという点で異なります。
どちらがいいかという事はないと思いますが、大学の教職では学べない専門性があるのは確かだと思いました。
ここまでは私が受けたコースについて書きましたが、ここからは留学してよかったなと思うことについてお話ししたいと思います。
留学というのは賛否両論あるかと思います。英語は日本でも習得できるという考え方もあります。そして旅がしたい、少し会話ができるようになりたい、海外の人と結婚したい、私のように英語の専門性を高めたい、全てをやり直したい、本当に多岐の動機に分かれていると思います。ただどの動機であっても言葉が違う海外で生活しながら自分が決めた目標を達成するために行動をしていくというは刺激的で大変なことであると思います。実際、私も様々な壁にぶつかり、自分と向き合う時間がとても多くありました。クラスメイトと仲良くなるにしても文化と言葉の壁がありました。そこで私は自分がつくづく日本人であると実感しました。それはとても良い気づきでそれぞれの国の国民性があって世界は成り立ち、価値観の違いから新たな視点が生まれ、お互いに認め合うということがグローバル化なのではないだろうかと経験を通して知ることができたからです。また日本にいると感じることない、緊張感、体験することはないであろう、文化、本当に感動を覚えることが沢山ありました。そして日本に帰ってきていつも当たり前に会えていた友人の大切さ、家族、大切な人との時間に感謝する気持ちが強くなりました。これだけでも大変価値のある留学だったと胸を張って言えます。
最後になりますが、
今回、お世話になったアンアルウェンの松本さんには本当に感謝しています。遠い北海道と沖縄ではありましたが、連絡が迅速で資料も分かりやすくまとめていただき、スカイプでのやり取りなどでは本当に親身になって下さいました。留学への不安も相談していくうちに無くなり安全にかつ、充実した留学生活が送れました。アンアルウェンという留学エージェントに出会えたことは幸運だったと思います。本当にありがとうございました。
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