Scholarships — The University of Notre Dame Australia
この大学の奨学金は、オーストラリアでも珍しく「申請書もエッセイも面接も不要」です。出願して条件を満たせば、授業料が自動的に減額されます。一方で、公開されている約100種類のうち大半は日本人が対象外です。ここでは実際に対象になる制度だけを抜き出し、いくら安くなるかまで具体的に計算しました。
ノートルダム・オーストラリア大学(The University of Notre Dame Australia)の奨学金について、日本から留学する方の視点で整理したページです。大学そのものの情報(学費・入学条件・キャンパス・入学日・学生寮・進学ルート)は、ノートルダム・オーストラリア大学の詳細ページにまとめていますので、あわせてご覧ください。
この大学の奨学金制度には、はっきりした特徴が2つあります。
1つ目は「申請不要」であること。オーストラリアの大学の奨学金は、多くが別途申請書とエッセイを求めます。志望動機を書き、成績証明を揃え、締切に間に合わせ、それでも落ちることがあります。ノートルダムの主要な留学生奨学金はこの作業が一切ありません。出願して条件を満たせば、オファーレターに減額後の金額が記載されて届きます。
2つ目は「日本人が対象外の制度が圧倒的に多い」こと。大学の奨学金一覧には100件近くが並び、A$50,000、A$100,000といった金額も見えます。しかしその大半はオーストラリア国内学生向け、あるいは先住民学生向けです。金額の大きさに期待して情報収集を進めると、必ずどこかで落胆します。
このページでは、日本から留学する方が実際に対象になり得る制度だけを掲載し、それぞれ「いくら減額されるか」を具体的な金額で示しています。
Contents
日本から留学する方が対象になり得る制度を、「申請不要」「申請が必要」「研究課程向け」の3つに分けて一覧にしました。
| 奨学金名 | 減額 | 対象 | キャンパス | 申請 |
|---|---|---|---|---|
| Notre Dame International Welcome Scholarship(学部) | 25% | 学部全般 ※看護は対象外 | フリーマントル シドニー | 不要 |
| International Business and Commerce Scholarship | A$10,000 | ビジネス系学部 | フリーマントル シドニー | 不要 |
| International Welcome Scholarship for Nursing | 20% | Bachelor of Nursing | フリーマントル シドニー | 不要 |
| Notre Dame International Welcome Scholarship(大学院) | 20% | 大学院コースワーク ※MD・理学療法・Grad Cert は対象外 | フリーマントル シドニー | 不要 |
| International Scholarship Master of Social Work (Qualifying) | 25% | Master of Social Work (Qualifying) | フリーマントル シドニー | 不要 |
| International Master of Physiotherapy Scholarship | A$7,500 | Master of Physiotherapy | フリーマントル シドニー | 不要 |
| 奨学金名 | 金額 | 対象 | キャンパス | 2026年締切 |
|---|---|---|---|---|
| Christian Leaders Scholarship | 最大A$25,000 | 学部/成績・リーダーシップ実績 | フリーマントル | 8月30日 |
| Australian Seniors Aged Care Futures Grant | A$5,000 | 看護分野(全レベル) | 全キャンパス | 10月1日 |
| 奨学金名 | 金額 | 内容 | 2026年締切 |
|---|---|---|---|
| Notre Dame Transformative Research HDR Scholarship | 年A$46,862 | 生活費支給。成績優秀者向け・新規入学者対象 | 8月28日 |
| RTP Stipend Scholarship | 年A$36,862 | 生活費支給(2026年レート)。成績審査 | 8月28日 |
| RTP Fees Offset Scholarship | 授業料全額免除 | 研究学位の授業料を全額免除 | ― |
| Cancer Council WA PhD Top-Up | 最大A$48,000 | がん研究分野。RTP受給者への上乗せ | 9月30日 |
この表を見て最初に気づいていただきたいのは、「Aの6制度については、あなたがやることは何もない」という点です。出願すれば自動的に適用されます。だからこそ、時間と労力をかけるべきなのはBの2制度と、Cの研究課程です。ここに気づいていない方が非常に多いのが実情です。
この大学のメインとなる留学生奨学金です。学部(Undergraduate)に入学する留学生の年間授業料が25%減額されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 減額率 | 年間授業料の25% |
| 対象 | 学部(Undergraduate)に入学する留学生 |
| 対象キャンパス | フリーマントル/シドニー |
| 申請 | 不要(Automatic award for eligible students) |
| 対象外 | Bachelor of Nursing(看護には別枠の20%奨学金があります) |
| 適用期間 | 在学中の各年度(成績等の継続条件はオファーレターで確認) |
ノートルダムの学費は分野ごとに設定されています。25%を適用すると、次のようになります(金額は2026年の公式学費表に基づく年額・AUD)。
| 分野 | 通常の年額 | 25%減額後 | 年間の減額 | 3年間の減額 |
|---|---|---|---|---|
| 経営・商学・ビジネス | A$32,199 | A$24,149 | A$8,050 | A$24,149 |
| 哲学・宗教学 | A$32,849 | A$24,637 | A$8,212 | A$24,637 |
| 社会・文化(文系一般) | A$33,589 | A$25,192 | A$8,397 | A$25,192 |
| 教育 | A$33,806 | A$25,355 | A$8,452 | A$25,355 |
| カウンセリング・福祉 | A$34,860 | A$26,145 | A$8,715 | A$26,145 |
| 建築 | A$36,871 | A$27,653 | A$9,218 | A$27,653 |
| ヘルスサイエンス | A$38,222 | A$28,667 | A$9,556 | A$28,667 |
| 法学 | A$40,785 | A$30,589 | A$10,196 | A$30,589 |
| 行動科学・自然科学 | A$41,421 | A$31,066 | A$10,355 | A$31,066 |
| リハビリテーション(理学療法) | A$45,523 | A$34,142 | A$11,381 | A$34,142 |
学費が高い分野ほど減額額も大きくなります。行動科学・自然科学であれば年間A$10,355、3年間でA$31,066(約310万円)。「25%」という数字を、必ずご自身の分野の実額に置き換えて把握してください。他大学と比較するときも、率ではなく総額で比べるのが正解です。
この奨学金で最も注意すべきは「看護が対象外」という点です。Bachelor of Nursing志望の方は、この25%ではなく看護専用の20%が適用されます。看護は学費が年A$38,818と高めなので、25%だと思って予算を組むと年間A$1,940のズレが出ます。
またビジネス系の方は、25%(A$8,050)よりもA$10,000減額の専用制度のほうが有利です。どちらが適用されるかはオファーレターで確認してください。
ビジネス分野の学部コース(Bachelor of Commerce など)に入学する留学生を対象とした専用制度です。年間A$10,000の減額で、こちらも申請不要・自動適用です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 減額額 | 年間A$10,000 |
| 対象 | ビジネス分野の学部コース(Bachelor of Commerce ほか) |
| 対象キャンパス | フリーマントル/シドニー |
| 申請 | 不要(Automatic award for eligible students) |
ビジネス系はノートルダムで最も学費が安い分野(年A$32,199)です。そこにA$10,000の減額が入るため、実質的な減額率は約31%になります。
3年間の授業料がA$66,597(約666万円)。これはオーストラリアの大学の学士課程としては、かなり低い水準です。参考までに、UTSのビジネス系学部は年A$41,560〜46,620で、3年間ではA$124,680〜139,860になります。
「費用を抑えてオーストラリアで学位を取りたい」という条件で考えると、ノートルダムのビジネス系は現実的な最有力候補のひとつです。しかも会計専攻はCPA Australia・CA ANZ・IPAの3団体認定で、卒業後にオーストラリアで会計士を目指す要件を満たせます。150時間のインターンシップも卒業必修です。「安い=内容が薄い」ではない点は、はっきりお伝えしておきます。
Bachelor of Nursing(学部の看護)に入学する留学生専用の制度です。年間授業料が20%減額され、申請不要・自動適用です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 減額率 | 年間授業料の20% |
| 対象 | Bachelor of Nursing に入学する留学生 |
| 対象キャンパス | フリーマントル/シドニー(ダーリングハースト) |
| 申請 | 不要(Automatic award for eligible students) |
高齢者ケア分野を志す看護学生向けのA$5,000のグラントは、国内学生・留学生の両方が応募可能です。こちらは別途申請が必要(2026年締切10月1日)。20%減額と併せて検討する価値があります。
看護はNMBA(豪州看護助産委員会)の基準が適用され、IELTS 7.0を全バンドで取る必要があります。大学の裁量では下げられません。日本の高校を出た方は免除条件に該当しませんので、必ずスコアが必要です。
実際に2026年セメスター2・2027年セメスター1の募集は早期に締め切られました。奨学金の心配より先に「席があるか」の確認が必要です。英語対策と出願準備を並行して進めてください。
看護は在学中に1,040時間の臨床実習があります。ユニフォーム、予防接種、警察証明、実習先への交通費など、授業料以外に年間A$300〜1,000程度かかります。また実習期間中はアルバイトの時間が取れません。
大学院(コースワーク)に入学する留学生の年間授業料を20%減額します。申請不要・自動適用です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 減額率 | 年間授業料の20% |
| 対象 | 大学院(コースワーク)に入学する留学生 |
| 対象キャンパス | フリーマントル/シドニー |
| 申請 | 不要(Automatic award for eligible students) |
| 対象外 | Doctor of Medicine(MD)/Master of Physiotherapy(別枠あり)/Graduate Certificate |
| 分野 | 通常の年額 | 20%減額後 | 2年間の減額 |
|---|---|---|---|
| 経営・商学・ビジネス | A$34,356 | A$27,485 | A$13,742 |
| 哲学・宗教学/社会・文化 | A$34,078 | A$27,262 | A$13,631 |
| 教育 | A$36,401 | A$29,121 | A$14,560 |
| カウンセリング・福祉 | A$37,764 | A$30,211 | A$15,106 |
| ヘルスサイエンス | A$38,863 | A$31,090 | A$15,545 |
| 看護 | A$39,618 | A$31,694 | A$15,847 |
| 建築 | A$41,471 | A$33,177 | A$16,588 |
| 法学 | A$42,695 | A$34,156 | A$17,078 |
| 行動科学・自然科学 | A$46,023 | A$36,818 | A$18,409 |
日本の大学を卒業されている方にとって、大学院は費用対効果が最も高いルートです。期間は1.5〜2年(学部は3年)、20%減額を適用すればビジネス系で年A$27,485。2年間の授業料は約A$55,000(約550万円)で修士号が取得できます。
さらに、Master of Social Work (Qualifying) は25%減額(後述)、Master of Physiotherapy は年A$7,500減額の別枠があります。ご自身のコースがどれに該当するか、必ず確認してください。
この大学の大学院奨学金のなかで、最も減額率が高い制度です。Master of Social Work (Qualifying) に入学する留学生の年間授業料を25%減額します。申請不要・自動適用。
Master of Social Work (Qualifying) は、ソーシャルワーカーとして働くための資格につながる課程です。「Qualifying」がついているのは、ソーシャルワークの学部を出ていない方(=他分野の学士を持つ方)が、この課程を経て資格要件を満たせるという意味です。日本の大学で福祉以外の分野を専攻した方でも進める設計になっています。
英語要件はIELTS 7.0(全バンド7.0)と高めですが、減額率25%は大学院では最高水準です。福祉・対人援助の分野を志望される方には、費用面で有力な選択肢になります。
Master of Physiotherapy に入学する留学生専用の制度です。年間A$7,500の減額で、申請不要・自動適用です。
Master of Physiotherapy の入学条件(要点)
前提科目の要件があるため、日本の大学で理系・医療系を専攻していない方は、そのままでは出願できない可能性があります。ご自身の成績証明書で要件を満たしているかは、事前に大学へ確認が必要です。アンアルウェンで代行しています。
この制度は「20%の大学院Welcome Scholarship」の対象外コースに対する代替措置です。理学療法は学費が高い(年A$44,640)ため20%だとA$8,928になりますが、実際に適用されるのはA$7,500の定額です。「大学院はどれも20%」と思って予算を組むとズレますので、ご注意ください。
ここからがこのページで最も重要な部分です。ノートルダムの主要制度は自動適用ですが、次の2つは別途申請しなければ1円も受け取れません。そして、この2つの存在を知らずに出願だけして終わる方が実際にいらっしゃいます。
フリーマントルの学部コースが対象。国内学生・留学生の両方が応募可能で、キリスト教のリーダーシップ活動の実績と学業成績が評価されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額 | 最大A$25,000 |
| 種別 | Merit(成績・実績にもとづく選考) |
| 対象 | 学部(Undergraduate)/国内学生・留学生の両方 |
| 対象キャンパス | フリーマントルのみ |
| 申請 | 必要(別途申請書の提出) |
| 2026年の締切 | 8月30日(年度ごとに変わります) |
誰が対象になり得るか
正直にお伝えすると、日本人で該当する方は限られます。ただしミッション系の学校出身の方、教会のユース活動に関わってきた方であれば、応募する価値は十分にあります。最大A$25,000は、この大学の学部向け奨学金としては自動適用の25%を上回る規模です。
また、対象がフリーマントルの学部のみである点にご注意ください。シドニーキャンパス志望の方は対象外です。
高齢者ケア(Aged Care)分野でのキャリアを志す看護学生が対象のグラントです。国内学生・留学生の両方が応募可能。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額 | A$5,000 |
| 対象分野 | 看護(Nursing)のみ |
| 対象レベル | パスウェイ/VET/学部/大学院(全レベル) |
| 対象キャンパス | フリーマントル/シドニー/ブルーム(全キャンパス) |
| 申請 | 必要 |
| 2026年の締切 | 10月1日 |
看護志望の方は、自動適用の20%減額(年A$7,764)に加えて、このA$5,000を狙えます。合計すると初年度でA$12,764(約128万円)。申請しなければゼロ、申請すれば可能性がある。この差は大きいです。
高齢者ケアはオーストラリアで人材需要が高い分野であり、志望動機を書きやすいテーマでもあります。看護でノートルダムに出願する方は、必ずこの制度も検討してください。
Master by Research や PhD といった研究学位(Higher Degree by Research/HDR)は、コースワークとは費用構造がまったく違います。「授業料を払って学ぶ」のではなく「授業料が免除され、さらに生活費が支給される」という形が成立し得ます。
2026年レートで年間A$46,862の生活費支給。成績優秀者向けで、新規入学者が対象です。国内学生・留学生の両方が対象。全キャンパス。2026年の締切は8月28日でした。
年A$46,862は日本円で約470万円。研究テーマが定まっている方にとっては、学部・修士コースワークよりはるかに現実的な選択肢になります。
オーストラリア政府のResearch Training Program(RTP)にもとづく生活費支給制度。2026年レートで年A$36,862、成績審査があります。国内学生・留学生の両方が対象。2026年の締切は8月28日でした。
研究学位の授業料を全額免除する制度。国内学生・留学生の両方が対象です。研究学位の学費は Masters by Research が年A$43,363、PhDが年A$48,730ですので、免除される金額は非常に大きくなります。
がん研究分野の博士課程学生向け。RTP Stipend受給者への上乗せとして支給されます。対象キャンパスはフリーマントル・ブルーム。国内学生・留学生の両方が対象で、2026年の締切は9月30日でした。
組み合わせが成立した場合の例(PhD・がん研究分野)
この形が成立すれば、「授業料ゼロ+生活費が出る」状態になります。もちろん審査は厳しく、研究計画書・指導教員の受け入れ・研究実績が問われます。ただし「オーストラリアで研究したいが費用が心配」という方にとって、道が閉ざされているわけではないことは知っておいてください。
研究課程の締切は例年8月下旬に集中します。コースワークのように「いつでも出願できる」ものではありません。指導教員候補とのコンタクト、研究計画書の作成を含めると、締切の6か月前には動き始める必要があります。
ノートルダムの公式サイトには約100件の奨学金が並んでいます。金額を見るとA$50,000、A$100,000といった数字もあり、期待してしまいます。しかし、その大半は日本から留学する方には関係がありません。ここを最初に理解しておくと、情報収集の時間を大幅に節約できます。
| 奨学金名 | 金額 | なぜ対象外か |
|---|---|---|
| Western Australia Premier’s WACE Bursary | A$20,000 | WACE(西オーストラリア州の高校修了資格)の取得者が条件。日本の高校卒業では該当しません |
| Vice Chancellor’s Humanitarian Scholarship | 全額免除 | 人道的ビザ(Humanitarian visa)保持者が条件。学生ビザでは該当しません |
| Notre Dame Merit Scholarship | 最大A$20,000 | Domestic(オーストラリア国内学生)限定 |
| Notre Dame Opportunity Scholarship | 最大A$20,000 | Domestic 限定 |
| Notre Dame Get Set Grant/Future You Grant | 各A$1,000 | Domestic 限定(低所得世帯・地方出身者向け) |
| Tertiary Access Payment(TAP) | 最大A$5,000 | Domestic 限定(地方からの転居支援) |
| Michael Tandon Aboriginal Medical Students Scholarship | A$50,000 | 先住民(Aboriginal・Torres Strait Islander)学生限定 |
| Cancer Council WA Scholarship for Aboriginal Students | 最大A$60,000 | 先住民学生限定 |
| Notre Dame Aboriginal and Torres Strait Islander HDR Scholarship | 年A$50,000 | 先住民学生限定 |
| New Colombo Plan Scholarship | 最大A$107,000 | Domestic 限定(豪州の学生がインド太平洋地域に留学する制度) |
| The Rhodes Scholarship | A$140,000超 | オックスフォード大学への留学制度。ノートルダムでの学費支援ではありません |
| Practicum Support Scheme Grant | 最大A$1,000 | Domestic 限定(看護実習の支援) |
| 各種 CEWA(カトリック教育西オーストラリア)奨学金 | 年A$4,000 | Domestic 限定・教育学部限定 |
| Zonta Club of Peel Education Award | A$2,000 | Domestic 限定(25歳以上の女性向け) |
ネット上で「ノートルダム・オーストラリア大学には最大A$50,000の奨学金がある」といった記述を見かけたら、まず「誰が対象か」を確認してください。金額だけを転載した情報が非常に多く、実際に日本人が申し込めるものはごく限られています。
逆に言えば、この大学で日本人が確実に得られるのは「自動適用の20〜25%減額」です。これは確実に、しかも何の手続きもなく手に入ります。そこを土台に予算を組むのが正解です。
「25%減額」と言われても実感が湧きにくいと思いますので、代表的な4パターンで総額を計算しました。為替は1豪ドル=100円で換算しています。
生活費(シドニー・年A$28,000想定)A$84,000、OSHC・SSAF・教材費 約A$5,000を加えると、3年間の総額は約A$155,600(約1,556万円)です。
生活費(フリーマントル・年A$21,000想定)A$63,000、実習関連費・OSHC等 約A$7,000を加えると、3年間の総額は約A$163,200(約1,632万円)です。
減額額だけで見ると、この分野が最も大きくなります(学費が高い分野のため)。
生活費(シドニー・年A$28,000想定)A$56,000を加えると、2年間の総額は約A$116,000(約1,160万円)で修士号+ソーシャルワーカー資格です。学部(3年・約1,556万円)と比べると、期間も費用も大きく抑えられます。
| ケース | 通常の授業料総額 | 減額後 | 減額額 | 減額率 |
|---|---|---|---|---|
| ビジネス(学部3年) | A$96,597 | A$66,597 | A$30,000 | 約31% |
| 看護(学部3年) | A$116,454 | A$93,163 | A$23,291 | 20% |
| 行動科学(学部3年) | A$124,263 | A$93,197 | A$31,066 | 25% |
| ソーシャルワーク(院2年) | A$75,528 | A$56,646 | A$18,882 | 25% |
| 理学療法(院2年) | A$89,280 | A$74,280 | A$15,000 | 約17% |
| ビジネス(院2年) | A$68,712 | A$54,970 | A$13,742 | 20% |
ビジネス系の場合、25%(A$8,050)とA$10,000の両方の条件を満たしても、通常はどちらか一方の適用です。金額の大きいほうが適用されるのが通例ですが、確定はオファーレターの記載で確認する必要があります。「両方もらえる前提」で予算を組まないでください。
Bachelor of Nursingは学部の25%制度の対象外です。年A$38,818の20%=A$7,764が減額額になります。25%(A$9,705)と誤解すると、年間A$1,940、3年でA$5,820のズレが出ます。
Doctor of Medicine(MD)、Master of Physiotherapy、Graduate Certificate は対象外です。MDは年A$83,997と極めて高額ですが、留学生向けの減額制度はありません。理学療法はA$7,500の別枠、Graduate Certificateは対象なしです。
Christian Leaders Scholarship(最大A$25,000)とAged Care Futures Grant(A$5,000)は、申請しなければゼロです。自動適用の制度ばかりに目が行くと、この2つの存在に気づきません。対象になり得るかを出願前に必ず確認してください。
2026年の締切は、Christian Leadersが8月30日、Aged Care Futures Grantが10月1日、研究課程の各制度が8月28日〜9月30日でした。これらは年度ごとに変更されます。「去年の日付」で計画すると間に合いません。
Bachelor of Nursingは2026年セメスター2・2027年セメスター1の募集が早期に締め切られました。大学は締切日を公表せず、定員に達した時点で閉じます。奨学金の検討より先に、そのコースにまだ席があるかの確認が必要です。ここが最も見落とされます。
STEP 03のオファーレター確認を、必ずご自身でも(またはエージェントに)行ってください。「自動適用だから大丈夫」と思い込んで確認を怠り、後から記載がないことに気づくケースがあります。減額が反映されていなければ、その時点で大学に照会する必要があります。支払い後では手続きが煩雑になります。
本当に申請書もエッセイも不要なのですか。
主要6制度(学部25%/看護20%/ビジネスA$10,000/大学院20%/ソーシャルワーク25%/理学療法A$7,500)については、大学公式に「Automatic award for eligible students(対象者に自動付与)」と明記されています。申請書・エッセイ・面接・推薦状はいずれも不要です。
ただしChristian Leaders Scholarship(最大A$25,000)とAged Care Futures Grant(A$5,000)は別途申請が必要です。この2つを混同しないでください。
成績が良くないと対象外になりますか。
自動適用の6制度は「留学生として当該コースに入学すること」が主な条件で、成績優秀者に限定した制度ではありません。つまり入学できれば、原則として減額されます。この点はオーストラリアの大学の奨学金としてはかなり緩やかです。
一方、Christian Leaders Scholarshipは「Merit(成績・実績)」型で、研究課程のRTPやTransformative Researchも成績・研究計画の審査があります。
複数の奨学金を同時にもらえますか。
授業料減額型どうしは、原則として重複しません。ビジネス系で25%とA$10,000の両方の条件を満たしても、通常はどちらか一方です。
ただし「授業料減額」と「グラント(現金給付)」は性質が違うため、併用できる可能性があります。たとえば看護の20%減額とAged Care Futures Grant(A$5,000)の組み合わせです。可否は大学の規定によりますので、必ず事前に確認してください。アンアルウェンで代行しています。
減額は入学初年度だけですか、それとも卒業まで続きますか。
制度名が「年間授業料の減額(annual fee reduction)」となっているとおり、在学中の各年度に適用される設計です。ただし継続条件(一定の成績を維持することなど)が付されている場合があります。
これはオファーレターに明記されますので、受諾前に必ず「何年間、どういう条件で適用されるか」を確認してください。「初年度だけだと思っていた」「途中で外れた」というトラブルを避けるためです。
エージェントを通すと奨学金の額は減りますか。
減りません。学費も奨学金も、大学に直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えず、奨学金が削られることもありません。
むしろノートルダムの場合、①申請が必要な2制度の取りこぼしを防ぐ ②オファーレターに減額が正しく反映されているかを確認する ③人気コースの募集状況を把握するという点で、エージェントを通す実質的な意味があります。
Tertiary Pathway Program(TPP)にも奨学金は適用されますか。
TPP自体は「Pathway」区分であり、学部向けのWelcome Scholarship(25%)の対象ではありません。TPPの留学生学費は年A$18,892です。
ただしTPP修了後に学部に進学した時点で、学部の奨学金が適用されます。「TPP期間は通常料金、学部進学後は25%減額」という理解で予算を組んでください。
Doctor of Medicine(MD)に留学生向けの奨学金はありますか。
ありません。大学院20%のWelcome Scholarshipは、MDを明確に対象外としています。MDの留学生学費は年A$83,997(4年間で約A$336,000/約3,360万円)と極めて高額です。
加えてオーストラリアの医学部は留学生枠そのものが非常に限られています。ノートルダムのMDを目指す場合は、費用と枠の両面で相当の覚悟が必要だと率直にお伝えしています。
オファーレターに奨学金の記載がなかったらどうすればいいですか。
支払い前に、必ず大学に照会してください。自動適用とはいえシステム上の処理ですので、コース区分の判定ミスなどで反映されていない可能性はゼロではありません。
照会のポイントは「自分がどの奨学金の条件に該当すると考えているか」を具体的に示すことです。「奨学金はありませんか」ではなく「International Welcome Scholarship (Undergraduate) の対象と考えていますが、オファーに反映されていません」と書きます。アンアルウェンではこの照会も代行しています。
他大学の奨学金と比べて、この大学は有利ですか。
「率」ではなく「総額」で比べてください。
たとえばUTSは学部最大25%の奨学金がありますが、申請制で競争があり、学費自体が年A$48,816〜54,770です。25%が取れても年A$36,600〜41,100。一方ノートルダムのビジネス系は確実に年A$22,199です。
ACUも条件付きで15〜25%の減額がありますが、対象プログラムが限定されます。「確実にいくらになるか」で比べると、ノートルダムの自動適用は強いです。
奨学金の相談だけでも対応してもらえますか。
もちろんです。「まだ大学を決めていないが、どこがいくら安くなるか知りたい」というご相談が最も多いです。ノートルダム・ACU・UTSをはじめ複数校の奨学金を、ご希望の分野・英語力・ご予算にあてはめて数字で比較した資料をお出しします。すべて無料です。出願されなくても構いません。
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費用や生活面のデメリットも隠さずにお伝えします。合わないと思えば、そう申し上げます。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
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松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
ノートルダムの奨学金を検討している方へ ― 松本より
奨学金のご相談を受けていて、いちばん多い誤解は「奨学金は狭き門で、成績優秀者しかもらえない」というものです。ノートルダム・オーストラリア大学に関しては、これは当てはまりません。入学すれば、原則として授業料が20〜25%引かれます。申請書もエッセイも要りません。
だからこそ、時間をかけるべき場所が変わります。「奨学金をどう取るか」ではなく、「①申請が必要な2制度に該当するか ②志望コースにまだ席があるか ③オファーレターに減額が正しく反映されているか」――この3点です。とくに②は見落とされがちで、看護は実際に募集が早期終了しています。
そしてもう一つ。奨学金の率だけで大学を比べないでください。「25%引き」でも元の学費が高ければ総額は下がりません。ノートルダムのビジネス系が確実に年A$22,199になる、という数字と、他大学の数字を並べて初めて判断できます。
学びたい分野と、今の成績・英語力・ご予算を教えていただければ、複数校の総額を並べた比較表をお出しします。無料です。そのうえでノートルダムが合わないと思えば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。ノートルダム・オーストラリア大学への出願・奨学金の確認から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
Free Consultation
「結局いくらになるのか」を
数字でお出しします。
「自分のコースはどの奨学金が適用されるか」「申請が必要な制度に該当するか」「志望コースにまだ席があるか」「他大学と比べて総額はどうか」――ノートルダム・オーストラリア大学が合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方、社会人の方のご相談も歓迎します。
※本ページの情報は、ノートルダム・オーストラリア大学公式サイト(notredame.edu.au)の奨学金一覧(Scholarship List)、公式「2026 Indicative International Student Fees」の公開情報をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。奨学金の金額・条件・締切・重複受給の可否は大学の判断で変更されます。掲載している締切は2026年度に公表されていたもので、年度ごとに変わります。出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。日本円換算は1豪ドル=100円で計算した参考値です。学費は履修科目により変動する「目安(indicative)」であり、確定額は履修登録後に算出されます。