QUT — Brisbane, Queensland
「the university for the real world(実世界のための大学)」。QUTが掲げるこの一文が、大学の性格をすべて説明しています。ブリスベン中心部で、産業と直結した実学を学ぶ。2032年のオリンピックに向かう都市で、いま最も勢いのある選択肢のひとつです。
クイーンズランド州の州都ブリスベン。人口約260万人のオーストラリア第3の都市で、年間を通じて温暖な気候と、シドニー・メルボルンより抑えられた生活費が特徴です。そしていま、2032年オリンピックの開催都市として大規模な都市開発が進んでいます。
この街の中心部にキャンパスを構えるのがクイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology/QUT)です。学生数は約52,000名、うち留学生は約10,000名。QS世界大学ランキング2026で226位に位置します。
QUTを一言で表すなら、「実学に振り切った都市型大学」です。大学が公式に掲げるスローガンは “the university for the real world”――実世界のための大学。研究の深さで勝負するのではなく、卒業したその日から仕事で通用するかを軸にカリキュラムが設計されています。
このページでは、QUTの実像を公開データで整理したうえで、同じクイーンズランド州のグリフィス大学、そして同じ「工科大学」であるシドニーのシドニー工科大学(UTS)との比較まで踏み込みます。「実学系の大学を探しているが、どれを選べばいいかわからない」という方に、判断の材料をお届けします。
QUT(クイーンズランド工科大学)は、クイーンズランド州ブリスベンに本拠を置く公立大学です。1989年に大学として設立されました。名前に「工科」とありますが、実際には工学・ITだけの大学ではありません。ビジネス、法学、クリエイティブ産業、デザイン、建築、教育、看護・健康科学まで幅広く開講する総合大学です。
「工科大学」を出自とすることが、この大学の性格を決定づけています。理論より実践、研究より産業連携、そして卒業後に仕事に就けるかどうか――QUTの評価軸は一貫してそこにあります。それを最も端的に表しているのが、大学が公式に掲げる “the university for the real world” というスローガンです。
QUT Business SchoolはAACSB・EQUIS・AMBAの3つの国際認証をすべて取得しています。この「トリプルクラウン」を持つビジネススクールは世界の上位1%に限られます。ビジネス・MBAを志望するなら、必ず候補に入れるべき大学です。
Gardens Pointキャンパスはブリスベン川沿い、州議会議事堂とシティ・ボタニックガーデンに隣接する一等地。授業の合間に街へ出られる立地は、インターンシップやアルバイトの機会にも直結します。郊外型キャンパスとは生活の質がまったく違います。
QUTの授業にはインターンシップ・企業との共同プロジェクト・実地演習が組み込まれています。「授業で学んだことを、在学中に現場で試す」構造になっており、卒業時点で職務経験に近いものが積み上がります。
Kelvin Groveキャンパスにはクリエイティブ産業の専門施設があります。映像・演劇・ダンス・音楽・デザイン・メディアといった分野を、専用の設備と産業との接点のなかで学べるのはQUTの明確な特徴です。
International Merit Scholarshipは授業料25%減額。エッセイも推薦状も不要で、出願時の学業成績のみで自動的に判定されます。しかも初年度限定ではなく、在学中の成績要件を満たす限り各セメスターに適用されます。
学内のパスウェイ機関QUT Collegeのディプロマを修了すると、学部2年次に進学できます。修了すれば承認された学部課程への進学が保証されるため、直接入学の要件に届かない場合の現実的なルートになります。
QUTを評価するには、総合順位よりも「何を、どう学べるか」を見る必要があります。QUTが特に強みを持つ分野を整理します。
| 分野 | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|
| ビジネス・MBA | AACSB・EQUIS・AMBA トリプルクラウン | 世界的に認証された学位でビジネスを学びたい方 |
| クリエイティブ産業 (映像・演劇・音楽・メディア) | Kelvin Groveに 専門施設 | 制作実習中心に学びたい方。オーストラリアでも数少ない専門拠点 |
| IT・データサイエンス | 産業連携型の カリキュラム | 在学中から実務プロジェクトを経験したい方 |
| 工学(土木・電気・機械) | 実地演習と インターンシップ | 2032年オリンピックに向けたインフラ需要を見据える方 |
| デザイン・建築・都市開発 | 都市の中心という 立地を活かした実習 | 都市そのものを教材にしたい方 |
| 看護・健康科学 | 臨床実習が 組み込まれた課程 | 資格につながる実践的な学びを求める方 |
| 法学 | 実務家教員による 指導 | ビジネス系との複合学位も選べます |
| 教育 | 実習校との 連携 | 教員を目指す方 |
「QS 226位」という数字を、どう受け止めるべきか。
正直にお伝えします。QS世界大学ランキング2026でのQUTの順位は226位で、これはUTS(96位)より下です。ランキングの数字そのものを重視される方には、率直にそうお伝えします。
ただしQUTは、そもそもランキングが評価する軸とは別の軸で設計された大学です。QSの順位は研究論文数や被引用数の比重が大きく、産業連携やインターンシップの充実度は反映されません。「4年後に何ができるようになっているか」を基準にすると、評価は変わります。
そしてビジネス分野に限れば、トリプルクラウン認証は世界の上位1%という別の指標が存在します。分野によって、見るべき数字は違います。
QUTのキャンパスは2つです。いずれもブリスベン市内にあり、無料のシャトルバスで結ばれています。学ぶ分野によって、どちらのキャンパスに通うかが決まります。
ブリスベンの中心部、ブリスベン川沿いに位置するメインキャンパス。クイーンズランド州議会議事堂とシティ・ボタニックガーデンに隣接するという、都市型キャンパスとしては破格の立地です。
ビジネス、工学、IT、法学、理学、建築・都市開発などの主要な学部がここに集まります。授業の合間に街の中心部へ出られるため、インターンシップやアルバイトとの両立がしやすい環境です。
ビジネス工学IT法学理学建築・都市開発
中心部から約2kmの丘の上にあるキャンパス。クリエイティブ産業と健康科学の拠点です。
映像・演劇・ダンス・音楽・デザイン・メディアといったクリエイティブ分野の専門施設が集まり、看護・健康科学・教育の課程もこちらに置かれています。実習・制作中心の学びに最適化された設計です。
クリエイティブ産業デザインメディア看護健康科学教育
QUTでは「大学を選ぶ」と同時に「キャンパスを選ぶ」ことになります。志望分野によって通うキャンパスが決まるため、住む場所の選択にも影響します。
QUTの英語要件は課程によって明確に分かれています。ここを最初に確認しないと、準備の計画そのものが立ちません。
| 課程 | IELTS 総合 | 各セクション | 備考 |
|---|---|---|---|
| 学部(Bachelor) | 6.5 | 6.0以上 | 多くの学部課程の標準要件 |
| 大学院(Master) | 6.5 | 6.0以上 | コースにより高い水準が設定されます |
| QUT College ディプロマ | 5.5 | 5.0以上 | 学部より低い水準で入学できます |
| ファウンデーション | 5.5 | 5.0以上 | 高校卒業後の進学準備課程 |
| 看護・教育などの専門職系 | 7.0 | 高めに設定 | 資格につながる課程は要件が上がります |
実務上、最も多い落とし穴がここです。
「IELTS 6.5」とだけ覚えて準備を進め、各セクション6.0以上という条件を見落とす方が非常に多くいます。総合6.5でもライティングが5.5なら、要件を満たしません。オーストラリアの大学の英語要件は総合スコアと各セクションのスコアの2つを同時に満たす必要があります。
また看護・教育のように資格につながる課程では、7.0以上が求められることがあります。志望コースを先に決めてから英語の目標を設定する――この順番を間違えないでください。
スコアが足りない場合でも、進学をあきらめる必要はありません。次の3つのルートがあります。
QUTの公式サイトには英語要件がはっきり書かれていますが、「日本の高校の評定平均がどう換算されるか」については、日本語でまとまった情報がほとんどありません。ここはアンアルウェンが日々の実務で扱っている領域です。
日本の高校からQUTの学部に直接出願する場合、高校の成績(評定平均)をオーストラリアの基準に換算して審査されます。換算基準は大学が独自に持っており、一般公開されていません。そのため「評定平均◯以上なら合格」と断言している情報には注意が必要です。
実務上のポイントは3つあります。
成績が直接入学の水準に届かない場合、QUT Collegeのディプロマを経由するルートが現実的です。このルートには、単に「入りやすい」以上の利点があります。
日本の4年制大学を卒業していれば、大学院(Master)への出願資格があります。判定材料は大学の成績(GPA)と、コースによっては職務経験です。ビジネス系では実務経験が評価される課程もあります。
そして重要な点:大学の成績は、そのまま奨学金の判定材料にもなります。QUTのInternational Merit Scholarshipは学業成績のみで判定されるため、GPAが高ければ授業料25%減額につながります。詳しくはQUTの奨学金ページをご覧ください。
QUTの学費は分野によって大きく差があります。一般的に、文系・ビジネス系より、実験や実習を伴う理系・医療系のほうが高くなります。
| 課程・分野 | 年間授業料の目安(AUD) | 日本円の目安 |
|---|---|---|
| 学部・ビジネス/人文・法学系 | $39,000 前後〜 | 約390万円〜 |
| 学部・IT/工学/デザイン系 | $42,000 〜 $49,000 | 約420万〜490万円 |
| 学部・理系/健康科学系 | $48,000 〜 $64,000 | 約480万〜640万円 |
| 大学院(コースワーク) | $40,000 〜 $55,000 | 約400万〜550万円 |
※ 上記は公開情報をもとにした目安です。授業料はコース・履修科目・入学年度によって異なり、毎年改定されます。正式な金額は大学が発行するオファーレターに記載されます。ご希望のコースの正確な学費は、アンアルウェンが確認して無料でお伝えします。/日本円は1豪ドル=約100円で換算した参考値です。
| 費目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 住居費 | 月 $1,100〜$1,800 | シェアハウス〜学生アパート。ブリスベンはシドニーより抑えめ |
| 食費 | 月 $450〜$700 | 自炊中心の場合 |
| 交通費 | 月 $80〜$150 | キャンパスが市内中心のため徒歩圏に住む選択も可能 |
| OSHC(海外学生健康保険) | 年 $600〜$900 | 学生ビザの必須条件。在籍期間分をまとめて支払います |
| 教材費 | 年 $500〜$1,000 | 分野により変動 |
比較すべきは「年額」ではなく「卒業までの総額」です。
QUTの授業料は決して安くありません。しかし①25%の奨学金が在学中ずっと適用される可能性があること、②ブリスベンの生活費がシドニーより抑えられること――この2つを計算に入れると、総額の印象は変わります。
年間授業料 AUD 45,000 の3年制コースなら総額は $135,000。ここから25%減額されれば $33,750(約340万円)が減ります。さらに生活費の差が3年分。学費表の数字だけで判断するのは、もったいないのがQUTです。アンアルウェンでは総額シミュレーションを無料でお作りしています。
QUTの留学生向け奨学金の中心はInternational Merit Scholarshipです。エッセイも推薦状も不要、学業成績のみで判定される点が最大の特徴です。
各セメスターの授業料の25%が減額されます。そして重要なのは、これが初年度限定ではないということです。在学中の学業要件を満たし続ける限り、各セメスターに継続して適用されます。
対象:これからQUTに入学する留学生(学部・大学院とも対象)
選考基準:学業成績のみ。課外活動やエッセイは審査に入りません
英語要件:志望コースの最低英語要件を満たしていること
申請方法:申請不要。コース出願時に提出した学歴をもとにQUTが判定し、該当すれば通知されます
注意:QUTの他の学業奨学金を受給する場合は対象外となります(併用不可)
QUT Collegeのファウンデーションまたはディプロマに進学する留学生を対象とした、学業成績にもとづく給付型の奨学金です。進学準備コースの段階から支援が受けられる点が特徴です。
給付額・対象コース・成績基準は年度によって設定が変わります。検討時点の最新条件はアンアルウェンが確認してお伝えします。
QUTは上記のほかにも、QUT Real World International Scholarship、International Talent Scholarship など複数の留学生向け奨学金を設定しています。ただし募集の有無・減額率・対象コースは年度ごとに変わります。
ネット上には過去年度の情報が大量に残っており、「今は募集していない奨学金」を前提に資金計画を立ててしまう方が少なくありません。出願を検討される時点での最新状況は、アンアルウェンが確認してお伝えします。
「25%が卒業まで続く」ことの意味を、数字で確認してください。
オーストラリアには初年度のみ適用の奨学金を出す大学も多くあります。減額率の数字だけを並べて比較すると、判断を誤ります。必ず「何年間適用されるか」とセットで確認してください。
QUT Collegeは、QUTの学内にある進学準備機関です。直接入学の要件に届かない場合の、最も確実なルートになります。
| プログラム | 入学要件(英語) | 修了後 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 英語コース(ELICOS) | レベルにより異なる | ファウンデーション/ ディプロマ/学部へ | 修了すればIELTS再受験なしで次の課程へ進めます |
| ファウンデーション | IELTS 5.5 (各5.0) | 学部1年次 | 高校の成績が直接入学に届かない場合の標準ルート |
| ディプロマ | IELTS 5.5 (各5.0) | 学部2年次 | 学部1年次相当を含むため、時間を無駄にしません |
※ QUT Collegeの各プログラムの学費・開講時期・入学要件は年度によって変わります。ディプロマから進学できる学部課程にも指定があります。正確な条件はアンアルウェンが確認して無料でお伝えします。
日本の高校からQUTを目指す場合、ルートは大きく3つです。今の成績と英語力によって、現実的な選択肢が変わります。
高校の成績と英語スコアの両方が要件を満たす場合の最短ルートです。
成績または英語が直接入学に届かない場合の現実的なルートです。
成績は足りているが、英語スコアだけが不足している場合。
7月入学という選択肢もあります。
QUTの主要な入学時期は2月と7月です。日本の高校を3月に卒業する方の場合、「同年7月入学」なら約4か月、「翌年2月入学」なら約11か月の準備期間になります。
7月入学は空白期間が短く済む一方、IELTSを上げる時間が限られます。どちらが良いかは、現在の英語力によって変わります。「今から何か月で、どこまで行けるか」を一緒に計算しましょう。
大学選びは、街選びでもあります。ブリスベンという街の実像を、率直に整理します。
人口約260万人。シドニー・メルボルンに次ぐ規模で、都市機能は十分に揃っています。一方で「大きすぎない」ため、移動も生活も把握しやすいのが特徴です。
特に住居費の差が大きく、シェアハウスの相場はシドニーより明確に低くなります。3年間の総額で見ると、この差は数百万円規模になります。
亜熱帯性の気候で、冬でも日中は過ごしやすい日が多くあります。メルボルンのような寒さはありません。体調を崩しにくいのは、留学生活では想像以上に重要な要素です。
ブリスベンは2032年夏季オリンピックの開催都市です。インフラ・建設・スポーツ・観光・イベント運営の分野で投資と雇用が続く見通しで、実学志向のQUTとは相性の良い環境です。
電車・車で約1時間の距離にゴールドコーストがあります。週末に海へ出られる立地は、勉強に集中する生活のなかで良い息抜きになります。
クイーンズランド州はサマータイムを導入していないため、日本との時差は年間を通じて1時間。家族との連絡や、日本の情報を追うのが苦になりません。
率直にお伝えすると:ブリスベンはシドニー・メルボルンと比べると、日本人コミュニティの規模も、アルバイトの求人数も、文化的な刺激も控えめです。「大都会での生活そのもの」を目的にするなら、シドニーのほうが満足度は高くなります。UTS(シドニー工科大学)を検討される方が多いのは、そのためです。
QUTを卒業したあと、オーストラリアで働くことは可能です。基本的な流れを整理します。
ここで、必ず知っておくべきことがあります。
オーストラリアの移住制度では、都市部以外の地域が「指定地域(Designated Regional Area)」に分類され、卒業生ビザの延長や技術移住の加点対象になります。
ただしブリスベンは指定地域に含まれません。シドニー・メルボルンと同じく、主要都市として区分されています。一方でゴールドコーストは指定地域に該当します――同じクイーンズランド州でも、学ぶ場所によって卒業後の選択肢が変わるということです。グリフィス大学のゴールドコーストキャンパスが選ばれる理由のひとつがここにあります。
ただし、ここは慎重に。オーストラリアの移民制度は頻繁に改正され、対象地域・加点・ビザ要件は変わります。「留学すれば永住権が取れる」という単純な話ではありません。アンアルウェンでは、メリットだけでなく不確実性も含めて率直にお伝えします。最終的なビザ判断は登録移民代理人(MARA)の業務範囲であり、必要な場合は適切な専門家へおつなぎします。
QUTを検討される方が、あわせて比較されることが多いのがこの2校です。グリフィス大学は同じクイーンズランド州の大規模総合大学、シドニー工科大学(UTS)は同じ「工科大学」系でシドニー中心部に位置します。3校は性格がはっきり分かれています。
| 比較項目 | QUT (クイーンズランド工科大学) |
グリフィス大学 | UTS |
|---|---|---|---|
| QS世界ランキング2026 | 226位 | 268位 | 96位 |
| 所在地 | ブリスベン中心部 (QLD) |
ゴールドコースト ブリスベン他(QLD) |
シドニー中心部 (NSW) |
| 設立 | 1989年 (旧工科系) |
1971年 | 1988年 (旧工科系) |
| 学生数 | 約52,000名 留学生 約10,000名 |
約50,000名 留学生 約8,500名 |
大規模 |
| 大学の性格 | 実学・産業連携 (都市型・2キャンパス) |
幅広い総合大学 (5キャンパス) |
実学・都市型 (1キャンパス集約) |
| 看板分野 | ビジネス(トリプルクラウン) クリエイティブ産業・IT |
観光・ホスピタリティ 音楽・環境・看護 |
IT・エンジニアリング デザイン・建築 |
| キャンパスの立地 | 市内中心部 川沿い・議事堂隣接 |
郊外型が中心 | 市内中心部 セントラル駅至近 |
| 留学生向け奨学金 (最大) |
25% 申請不要・継続適用 |
50% GPA 6.0以上/25%はGPA 5.5 |
30% 15%の枠もあり |
| 学費(学部・年間目安) | $39,000〜$64,000 | $35,000〜$43,500 | $23,000〜$56,000 |
| 英語要件(学部一般) | IELTS 6.5 (各6.0) |
IELTS 6.5 (各6.0) |
IELTS 6.5前後 |
| 生活費の水準 | 抑えめ (ブリスベン) |
抑えめ (GC・ブリスベン) |
高い (シドニー) |
| 指定地域(regional) | ✗ ブリスベンは対象外 | ✓ ゴールドコースト キャンパスは対象 |
✗ シドニーは対象外 |
| 日本との時差 | 1時間 (年間通じて) |
1時間 (年間通じて) |
1〜2時間 (夏時間あり) |
3校の選び方を、率直に整理します。
QUTを選ぶべき人――ビジネス(特にMBA・経営)、クリエイティブ産業、IT・工学を学びたい方。街の中心にキャンパスがある環境を重視する方。生活費を抑えつつ、都市機能のある街で学びたい方。トリプルクラウン認証のビジネススクールという明確な看板があります。
グリフィス大学を選ぶべき人――観光・ホスピタリティ、音楽、環境科学、看護を学びたい方。奨学金の減額率を最優先する方(最大50%はQUTの25%を大きく上回ります)。そして卒業後にオーストラリアに残る可能性を重視する方――ゴールドコーストキャンパスは指定地域に該当します。
UTSを選ぶべき人――ランキングとシドニーという立地を最優先する方。QS世界96位は3校のなかで圧倒的です。IT・エンジニアリング・デザインに強く、就職先の選択肢も最多。ただし生活費はブリスベンより明確に高くなります。
この3校は「どれが上か」ではなく「何を優先するか」で選ぶべき対象です。実務で見ていると、判断の分かれ目はだいたい次の3つに集約されます。
逆に「ビジネス・MBAを学びたい」「クリエイティブ産業を学びたい」「街の中心で学びたい」という条件なら、QUTが最も合います。3校とも取り扱っておりますので、中立的な立場でご提案できます。
「工科大学」という名前ですが、文系でも学べますか?
学べます。QUTは名前に「工科」とありますが、実際には総合大学です。ビジネス、法学、教育、クリエイティブ産業、デザイン、メディア、看護・健康科学まで幅広く開講しています。むしろQUTの看板のひとつはビジネススクール(AACSB・EQUIS・AMBAのトリプルクラウン認証)で、これは世界の上位1%に入る評価です。「工科」は出自を表す名称であり、現在の教育分野を限定するものではありません。
QUTの奨学金は日本人でももらえますか?初年度だけですか?
はい、日本国籍の方も対象です。International Merit Scholarshipは授業料の25%が減額され、初年度限定ではありません。在学中の学業要件を満たす限り、各セメスターに継続して適用されます。判定は学業成績のみで、エッセイも推薦状も不要。申請書もなく、コース出願時に自動的に審査されます。ただしQUTの他の学業奨学金との併用はできません。詳しくはQUTの奨学金ページをご覧ください。
日本の高校を卒業したら、QUTに直接出願できますか?
高校の成績(評定平均)をオーストラリアの基準に換算して審査されます。換算後の成績が志望コースの水準を満たしていれば、直接出願が可能です。基準はコースによって異なり、看護や法学などは高くなります。届かない場合は、QUT Collegeのディプロマを経由して学部2年次に進学するルートが現実的です。成績証明書を拝見すれば、どちらが現実的かを無料で判定できます。まずはお手元の成績表をお送りください。
Gardens PointとKelvin Grove、どちらのキャンパスになりますか?
学ぶ分野によって決まります。ビジネス・工学・IT・法学・理学・建築はGardens Point(ブリスベン中心部)、クリエイティブ産業・デザイン・メディア・看護・健康科学・教育はKelvin Grove(中心部から約2km)です。2つのキャンパスは無料シャトルバスで結ばれており、行き来は容易です。住む場所を決める際に影響するため、志望コースが決まった段階でご確認ください。
ブリスベンとシドニー、どちらがいいですか?
率直にお答えします。生活費と落ち着いた環境を重視するならブリスベン、都市の刺激とアルバイトの選択肢を重視するならシドニーです。ブリスベンは住居費がシドニーより明確に低く、3年間の総額では数百万円の差になります。時差も年間を通じて1時間です。一方シドニーは求人も文化的な機会も圧倒的に多く、UTSはQS世界96位という数字も持っています。「どちらが上」ではなく「何を優先するか」の問題です。
QUTとグリフィス大学、どちらを選ぶべきですか?
判断基準は3つです。①学びたい分野――ビジネス・クリエイティブ産業・ITならQUT、観光・ホスピタリティ・音楽・環境ならグリフィス。②奨学金――グリフィスは最大50%(GPA 6.0以上)でQUTの25%を上回りますが、届かなければ25%で同水準です。③卒業後にオーストラリアに残る可能性――あるならグリフィスのゴールドコーストキャンパスが指定地域に該当し、有利になります。この3点をお聞かせいただければ、どちらが合うかをお伝えできます。
IELTSのスコアが足りません。どうすればいいですか?
3つの方法があります。①QUT付属の英語コース(ELICOS)を受講する――修了すればIELTSを再受験せずに本コースへ進めます。英語コースと本コースをパッケージで出願すれば学生ビザの申請は1回で済みます。②QUT Collegeのディプロマに入る――IELTS 5.5から入学でき、修了後は学部2年次へ。③次の入学時期に狙いを変える――QUTは2月と7月に入学機会があるため、半年後に照準を移すことも可能です。現在のスコアをお聞かせいただければ、必要な週数と費用を算出します。
卒業後、オーストラリアで働けますか?
卒業生ビザ(サブクラス485)を取得すれば、卒業後に一定期間オーストラリアで就労できます。QUTは在学中からインターンシップや企業プロジェクトがカリキュラムに組み込まれているため、卒業時点で現地での実務経験がある状態を作りやすい大学です。ただしブリスベンは指定地域(regional)に含まれないため、卒業生ビザの延長制度や技術移住の地域加点の対象外となります。この点は正確に理解しておいてください。また移民制度は毎年のように改正されるため、最終的な判断は登録移民代理人(MARA)の業務範囲となります。
エージェントを通すと費用は高くなりますか?
いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。大学へ直接出願する場合と、支払う学費・奨学金の条件は変わりません(エージェント手数料は大学側が負担します)。コース選び、出願書類、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。
「大学に直接申し込めばいいのでは」と思われるかもしれません。実際、直接出願も可能です。それでもアンアルウェンをご利用いただく理由を、率直に整理します。
エージェント経由でも、大学に直接申し込む場合と学費・奨学金の条件は同じです。手数料は大学側が負担するため、利用者の負担はゼロです。「無料である理由」がはっきりしているサービスです。
日本の成績がQUTの基準にどう換算されるかは公開されていません。成績証明書を見れば、直接入学が狙えるかディプロマ経由が現実的かを事前にお伝えできます。「出してみないと分からない」状態で数か月を使わずに済みます。
奨学金は募集内容・減額率・対象コースが年度ごとに変わります。ネット上に残る古い情報ではなく、大学に確認した最新条件をもとに資金計画を組めます。
学生ビザの審査では、GSステートメントの内容が結果を左右します。何をどう書くべきかは、審査の傾向を知っているかどうかで大きく変わります。作成から提出まで無料でサポートします。
英語コース+本コースをパッケージで出願すれば、学生ビザの申請は1回で済みます。手間も費用も抑えられ、条件付き合格を持った状態で渡航できます。
私たちは特定の大学に送客するために動いていません。「QUTよりグリフィスのほうが合う」「シドニーのほうがご希望に近い」と判断すれば、そうお伝えします。言いにくいことを言うのが、私たちの仕事だと考えています。
オーストラリアの提携オフィスと連携し、渡航後も日本語で相談できます。コース変更、ビザ切り替え、トラブル対応まで継続してサポートします。「手続きが終わったら終わり」ではありません。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
QUTを検討している方へ ― 松本より
QUTは、「大学で何を学ぶか」より「卒業後に何ができるようになるか」を重視される方に、最もよく合う大学だと思っています。授業にインターンシップや実務プロジェクトが組み込まれているというのは、パンフレット上の飾りではなく、実際にカリキュラムの設計思想そのものです。
ご相談を受けていて感じるのは、多くの方がQS世界ランキングの数字だけで大学を絞ってしまっているということです。QUTは226位で、UTSの96位には及びません。ただ、ビジネスを学びたい方にとってはトリプルクラウン認証という別の評価軸があり、クリエイティブ産業を学びたい方にとってはKelvin Groveの設備という判断材料があります。見るべき数字は、学びたい分野によって変わります。
学びたい分野と今の成績・英語力を教えていただければ、グリフィスやUTSも含めて、どこが合うか率直にお答えします。QUTが合わないと思えば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。QUTへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
Free Consultation
QUT・グリフィス・UTS。
どれが合うか、まず一緒に確かめませんか。
「日本の高校の成績で出願できるか」「志望コースの英語要件は6.5か7.0か」「25%の奨学金は狙えるか」「総額でいくらかかるか」――QUTが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方のご相談も歓迎します。