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  • オーストラリアカトリック大学|留学生向け奨学金ガイド【2026年】

  • 2026.07.31 UPDATE
  • 🇦🇺 オーストラリア留学 / 大学奨学金・ACU

    ACU(オーストラリアカトリック大学)の奨学金|
    日本国籍で取れるもの・取れないものを条件文から整理AUSTRALIAN CATHOLIC UNIVERSITY SCHOLARSHIPS

    ACUの留学生向け奨学金は対象国籍が指定されており、2027年入学の条件では日本は多くの制度で対象外です。
    このページでは、実際に日本の方が取れる3つの制度と、奨学金がなくても総額を下げる方法を数字で整理します。

    ✅ 日本国籍が対象 ── ブリスベン校の健康科学系 15%減額 🏠 日本国籍が対象 ── 学生寮の家賃 20%減免 🎓 日本国籍が対象 ── PhDは授業料全額免除+生活費 ❌ Global Horizons(25%)── 日本は対象外 ❌ Executive Dean’s(20%)── 日本は対象外 ❌ Early Accept Grant(A$2,000)── 日本は対象外 💰 授業料は最短修業期間中ずっと固定 ── 実質的な減額
    This page at a glance
    1. ACUの主要な留学生奨学金には「対象国籍リスト」があり、2027年入学の条件では日本が入っていません。Global Horizons(25%)はベトナム・フィリピン・インドネシア・スリランカ・カンボジア・中南米、Executive Dean’s(20%)はブータン・中国・香港・インド・ケニア・マレーシア・ネパール・ナイジェリア・韓国・台湾が対象です。日本語の紹介記事では減額率だけが取り上げられがちですが、条件文を読むと日本国籍では応募できません。
    2. 日本国籍の方が対象になるのは3つです。ACU Health Sciences Towards Brisbane 2032 Scholarship(授業料15%減額)――ブリスベンキャンパスの看護・生物医科学・運動科学系に限定、申請不要。②ACU International Student Accommodation Scholarship(学生寮の家賃20%減免)――300語の英文作文による選考。③Vice-Chancellor’s PhD Excellence Scholarship(授業料全額免除+生活費)――博士課程向け。
    3. 授業料減額の奨学金どうしは併用できません。複数に該当した場合は減額額の大きいほうが適用されます。ただし学生寮の家賃減免は授業料とは別枠のため、組み合わせが成立する可能性があります。
    4. ACUには「奨学金の代わり」になる仕組みがあります。留学生の授業料がコースの最短修業期間を通じて固定されるため、毎年3%前後値上げする大学と比べると、3年間で約3%、4年間で約7%の差が生まれます。これは実質的な減額として機能します。
    5. もうひとつの「実質的な減額」がDiploma経由です。評定平均3.0でDiploma(A$32,552)に入学し、修了時に1年分の単位認定を受けて学部2年次へ。学士号までの年数は直接入学と同じ3年、授業料の総額はむしろ約A$3,500安くなります。奨学金より確実で、金額も小さくありません。

    オーストラリアの大学の奨学金は、「対象国リストを読むところから始まる」ことがしばしばあります。魅力的な減額率が並んでいても、条件文の最後に国名のリストがあり、そこに日本がない――実務ではこれが日常的に起こります。

    ACUは、まさにこのパターンにあたる大学です。「Executive Dean’s Scholarshipで最大20%減額」「Global Horizonsで25%減額」という説明を目にした方もいらっしゃると思います。金額そのものは正しいのですが、2027年入学の適用条件には対象国籍が明記されており、日本は含まれていません。

    このページは、その事実を最初にお伝えするために作りました。期待していただいたあとで違ったとなるより、先に条件文を並べてお見せするほうが誠実だと考えています。以下の内容は、ACUの奨学金申請システム(acu.smapply.io)に掲載されている各制度の適用条件を、原文にあたって整理したものです。

    そのうえで、このページの後半では「奨学金がなくても総額を下げる方法」を扱います。ACUには授業料が固定される仕組みと、Diploma経由で総額が下がる構造があり、これらは奨学金より確実です。大学そのもの(ランキング・キャンパス・入学条件・学費の全体像)についてはACUの詳細ページをご覧ください。

    このページで確認できること
    1. 対象国籍を条件文の原文から確認 ― 日本が入っているかどうか

      ACUの各奨学金について、公式の適用条件に書かれた国名リストをそのまま掲載しました。「日本人も対象」という曖昧な説明ではなく、どの制度に日本が入っていて、どれに入っていないかを一覧で確認できます。→ 一覧表で対象可否を確認する

    2. ブリスベンキャンパスを選ぶだけで15%減額 ― 条件と実額

      日本国籍の方が取れる唯一の授業料減額は、ブリスベンキャンパスの健康科学系4コースが対象です。申請不要・自動判定で、看護なら3年間で約A$17,850。キャンパス選択がそのまま金額になります。→ Brisbane 2032 Scholarship の詳細

    3. 「授業料が上がらない」は、実質的に何%の奨学金にあたるか

      ACUの授業料は最短修業期間中ずっと固定されます。毎年3%値上げする大学と3年分・4年分で比べたとき、金額でいくらの差になるのかを試算しました。→ 学費固定の金額換算

    4. Diploma経由のほうが総額が安くなる ― ルート別の実額比較

      評定平均3.0でDiplomaに入り、学部2年次へ編入するルートは、年数が変わらないうえに授業料の総額が約A$3,500安くなります。直接入学・Diploma経由・Foundation経由の3ルートを金額で並べました。→ ルート別の総額比較

    奨学金 一覧表(減額率・対象国籍・申請の要否)

    出典:ACU公式サイトおよびACU奨学金申請システム(acu.smapply.io)/2026年8月時点の2027年入学分の公表内容

    ACUが公表している留学生向けの奨学金を、対象国籍日本国籍の対象可否を明示して一覧にしました。

    奨学金名減額率対象国籍・主な条件申請日本国籍
    ACU Health Sciences Towards
    Brisbane 2032 Scholarship
    15%
    コース全期間
    すべての留学生。ただしブリスベンキャンパスで Bachelor of Nursing/Nursing (Enrolled Nurse)/Biomedical Science/Exercise and Sports Science のいずれかを学ぶこと 自動
    本命
    ACU International Student
    Accommodation Scholarship
    寮費20%
    12ヶ月間
    すべての留学生。ACU学生寮に12ヶ月契約で入居する学部生。対象キャンパスはキャンベラ・ノースシドニー・ストラスフィールド・ブラックタウン・バララット 必要
    300語の作文
    Vice-Chancellor’s PhD
    Excellence Scholarship
    全額免除
    +生活費支給
    すべての留学生。博士課程(PhD)の志願者。定員制の競争選考で、指導教員の受け入れ確保が前提 必要
    Graduate Research
    Scholarship Package
    全額免除
    +生活費支給
    研究学位(HDR)の志願者。競争選考 必要
    Research Training Program
    (RTP) Fees Offset Scholarship
    授業料免除 研究学位(HDR)の志願者。国内学生・留学生とも対象 必要
    ACU Global Horizons
    International Scholarship
    25/20
    15/10%
    ベトナム、フィリピン、インドネシア、スリランカ、カンボジア、中南米の国籍者に限定 自動
    ACU Executive Dean’s
    International Scholarship
    20/15
    10%
    ブータン、中国、香港、インド、ケニア、マレーシア、ネパール、ナイジェリア、韓国、台湾の国籍者に限定 自動
    ACU Early Accept
    International Grant
    A$2,000
    一括減免
    上記2制度の対象国を合わせた16の国・地域に限定。オファーを期限までに受諾し、デポジットを支払うことが条件 自動
    ACU Flourishing Lives
    International Scholarship
    20%
    コース全期間
    太平洋島嶼国(フィジー、パプアニューギニア、サモア、トンガ等)および東ティモールの国籍者に限定 自動

    ※2026年8月時点でACUが公表している2027年入学分の適用条件にもとづきます。「日本国籍」欄は、公表されている citizenship 要件から判断したものです。減額率・対象国籍・対象コース・締切はいずれも年度ごとに改定されますので、個別の適用可否はアンアルウェンで無料で確認いたします。ACUの奨学金ブラウザには、上記以外にも国内学生向けを含む多数の制度が掲載されています。

    この表でまず見ていただきたいのは、いちばん右の列です。

    日本国籍で応募できないのは、ACUが留学生向けページで前面に出している4つの制度――Global Horizons(25%)、Executive Dean’s(20%)、Early Accept Grant(A$2,000)、Flourishing Lives(20%)です。いずれも対象国籍が明記されており、日本は入っていません。

    逆に言えば、日本国籍の方が見るべきなのは上の3行だけです。①ブリスベンキャンパスで健康科学系を学ぶか、②ACU学生寮に入るか、③博士課程に進むか。この3つに当てはまらない場合、ACUの授業料は定価で払う前提で資金計画を立ててください。

    なぜ日本国籍は対象外なのか

    「なぜ日本だけ外されているのか」というご質問をよくいただきます。悪意があるわけでも、日本人が歓迎されていないわけでもありません。大学が留学生の募集戦略として、特定の国・地域に絞って予算を配分しているからです。

    ACUの奨学金の対象国を並べると、意図がはっきり見えます。

    Executive Dean’s:ブータン、中国、香港、インド、ケニア、マレーシア、ネパール、ナイジェリア、韓国、台湾
    Global Horizons:ベトナム、フィリピン、インドネシア、スリランカ、カンボジア、中南米
    Flourishing Lives:太平洋島嶼国、東ティモール

    いずれも、オーストラリアの大学にとって留学生数の多い市場か、これから伸ばしたい市場です。日本は留学生数の規模でこれらの国に及ばず、かつ「価格に反応して志願者が急増する市場」とも見なされていません。奨学金という原資を投じる優先順位が下がる、という判断です。

    大事なのは「毎年変わる」ということです

    この対象国リストは、大学の募集戦略に応じて毎年組み替えられます。実際、ACUのGlobal Horizons Scholarshipは「新設(new scholarship)」として2027年入学分から登場した制度です。

    したがって「去年は日本が対象外だったから今年もそう」とは限りません。逆に「去年対象だったから今年も」とも限りません。出願する年度の条件を、その都度確認する必要があります。

    アンアルウェンでは出願年度の最新条件を無料で確認しています。志望コースとキャンパスを教えていただければ、実際に適用される奨学金を確定させたうえで総額をお出しします。

    日本語の情報を読むときの注意

    ACUの奨学金を紹介する日本語の記事や比較サイトでは、減額率と奨学金名だけが取り上げられ、対象国籍の条件が省かれていることがよくあります。「Executive Dean’s Scholarshipで最大20%」という記述自体は嘘ではないため、読み手が誤解に気づきにくい構造です。

    オーストラリアの大学の奨学金を検討するときは、必ず「Eligibility(応募資格)」の欄にあるCitizenship(国籍)の行を確認してください。ACUの場合はacu.smapply.ioの各奨学金ページに記載されています。

    ACU Health Sciences Towards Brisbane 2032 Scholarship(15%)

    ACU Health Sciences Towards Brisbane 2032 Scholarship日本国籍で取れる唯一の授業料減額

    15%授業料減額・コース全期間
    学部国籍不問申請不要ブリスベン校限定対象4コース

    2032年ブリスベンオリンピックに向けて、スポーツ・健康分野の人材需要に応えることを目的に設けられた奨学金です。ACUの授業料減額奨学金のなかで、対象国籍の指定がない唯一の制度です。公式の条件文には「Citizenship: international students(国籍:留学生)」とだけ記載されています。

    対象コースは4つに限定されています。

    • Bachelor of Nursing(看護/年間A$39,672)
    • Bachelor of Nursing (Enrolled Nurse)(准看護師からの編入ルート)
    • Bachelor of Biomedical Science(生物医科学/年間A$33,360)
    • Bachelor of Exercise and Sports Science(運動・スポーツ科学/年間A$33,360)

    キャンパスはブリスベンのみ。同じコースをメルボルンやシドニーで学ぶ場合は対象外になります。オンライン受講も対象外です。

    申請書は不要です。公式には「As part of the admissions process to study at ACU, applicants will be automatically considered for this scholarship and advised if they are eligible.(ACUへの出願手続きの一環として自動的に審査され、対象であれば通知されます)」と記載されています。

    減額率15%
    コースの最短修業期間に適用
    対象国籍指定なし
    日本国籍も対象です
    キャンパスブリスベンのみ
    オンラインは対象外
    申請不要。出願時に
    自動的に審査されます
    15%を金額に直すと

    Bachelor of Nursing(年間A$39,672・3年制)
    年間の減額 約A$5,951/3年間で 約A$17,853
    減額後の3年間の授業料:A$119,016 → A$101,164

    Bachelor of Exercise and Sports Science / Bachelor of Biomedical Science(年間A$33,360・3年制)
    年間の減額 約A$5,004/3年間で 約A$15,012
    減額後の3年間の授業料:A$100,080 → A$85,068

    日本円にすると、為替次第で150万〜200万円前後の差です。「キャンパスをブリスベンにする」という一つの判断だけで生まれる金額としては、決して小さくありません。

    継続条件も確認しておきましょう。公式には次の3点が挙げられています ――「奨学金を受けたのと同じコース・同じキャンパスに在籍し続けること」「授業料を期日までに支払うこと」「ACUの学生アンバサダーとして広報活動に協力することに同意すること」。

    また、他のACU授業料減額奨学金との併用はできません。もっとも日本国籍の方の場合、他の制度が対象外ですので、実務上この制約が問題になることはほとんどありません。

    減額はコースのCRICOS登録上の最短修業期間まで適用されます。単位を落として在籍が延びると、その分は対象外になります。

    看護を目指す方への注意

    Bachelor of Nursingはこの奨学金の対象コースですが、英語要件が非常に高い点にご注意ください。IELTSでリスニング・リーディング・スピーキング7.0、ライティング6.5が必要です(2026年4月23日以降に受験したテストの場合)。

    また、ACUの進学準備課程(Foundation Studies・Tertiary Preparation Program)を修了しても、看護だけは英語試験の免除対象外で、外部試験のスコア提出が求められます。

    「15%の奨学金があるから看護」ではなく、「7.0を取れる見込みがあるか」から逆算してください。英語要件についてはACU詳細ページの入学条件の章で9段階のバンドを整理しています。

    ACU International Student Accommodation Scholarship(寮費20%減免)

    ACU International Student Accommodation Scholarship授業料とは別枠/12ヶ月間

    20%学生寮の家賃減免
    学部国籍不問要申請300語の英文作文対象キャンパス限定

    ACUの学生寮(ACU Student Accommodation)に12ヶ月契約で入居する留学生の学部生を対象に、寮費が20%減免される制度です。国籍は問われません。

    対象キャンパスと部屋タイプは次のとおりです。

    • NSW(ノースシドニー・ストラスフィールド・ブラックタウン):スタジオ、プレミアムスタジオ、シェアアパートのいずれの部屋タイプでも対象
    • キャンベラ:Blackfriars Residence(学内)のスタジオアパート
    • バララット:Managed Residential house の個室(12ヶ月契約)、または Camilus Residence の2学期契約

    この奨学金は申請が必要です。提出するのは約300語の英文で、次の3点を書きます。

    • この奨学金があなたにとってどう役立つか
    • 教育を受けるうえで、これまで乗り越えてきた障壁
    • 学位を通じて達成したい目標

    選考はこの作文の内容で行われます。公式には「Statements are assessed on content, not language skills.(作文は内容で評価され、語学力は評価対象ではありません)」と明記されています。英語に自信がなくても、内容が伝われば評価されます。

    減免率寮費の20%
    12ヶ月契約分
    対象国籍指定なし
    日本国籍も対象です
    申請必須。約300語の
    英文ステートメント
    継続条件各学期で履修単位の
    3分の2以上に合格
    早く申請した人ほど有利です

    公式には「Applying early gives you the best chance for consideration. Conditional offers will be made while this scholarship is open for applications.(早く申請するほど選考の可能性が高まります。募集期間中は条件付きオファーが順次出されます)」と記載されています。

    つまり締切ぎりぎりに出す制度ではなく、部屋の空きがあるうちに早く出す制度です。受給者は各キャンパスの部屋の空き状況にも左右されます。渡豪の準備を始めた段階で、寮の申込みと同時に動くのが正解です。

    またこの奨学金は授業料ではなく寮費を対象とする別枠の制度のため、ブリスベンの15%授業料減額との組み合わせが理屈のうえでは成立します。ただしブリスベンキャンパスはこの寮奨学金の対象キャンパスに含まれていないため、実際には両立しません。「授業料の15%」と「寮費の20%」は、どちらか一方を選ぶ判断になります。

    寮に入るという選択そのものに、金額以外の意味もあります。ACUは「寮生のほうが他の学生より学業の合格率が高い」というデータを公表しています。到着直後の住まい探しが不要になること、同じ大学の学生と生活を共にすることで英語環境が確保されること――初めての留学では、この2点の価値は数字以上です。

    300語のステートメントの作成は、アンアルウェンで無料でサポートします。何を書けば評価されるのか、構成の作り方からお手伝いします。

    研究学位(PhD・HDR)向けの奨学金

    ACUの奨学金で最も金額が大きく、かつ日本国籍の方が正面から狙えるのが研究学位向けの制度です。ACUはTHE World University Rankings 2026の「研究の質」でオーストラリア1位・世界17位、分野別では心理学の研究の質で世界1位、教育学で世界9位・オーストラリア1位という評価を持ちます。研究者を目指す方にとっては、総合順位の見た目とはまったく違う価値がある大学です。

    Vice-Chancellor’s PhD Excellence Scholarship博士課程・留学生向けの最上位

    全額授業料免除+生活費支給
    PhD国籍不問要申請競争選考指導教員の確保が前提

    優秀な留学生の博士課程志願者を対象に、授業料の全額免除と生活費(stipend)を支給する制度です。ACUの公式サイトには「a full tuition fee offset and a generous stipend, enabling outstanding international candidates to focus on research」と記載されています。

    金額に直すと――PhDの2027年入学の年間授業料はA$35,768。3年間で約A$107,300が免除される計算です。ここに生活費の支給が加わります。ACUの奨学金のなかで、金額としては圧倒的に最大です。

    ただし枠数が限られた高競争率の制度で、受入指導教員(Supervisor)の確保が実質的な前提になります。研究計画書の作成と指導教員へのアプローチを含め、入学希望時期の1年以上前から動く必要があります。

    金額授業料全額免除
    +生活費(stipend)
    対象留学生の
    博士課程(PhD)志願者
    選考競争選考
    指導教員の確保が前提
    準備期間1年以上前から
    指導教員の打診を開始
    研究学位向けのその他の奨学金内容日本国籍
    Graduate Research
    Scholarship Package
    生活費(stipend)
    +授業料の全額免除
    Research Training Program
    (RTP) Fees Offset Scholarship
    授業料の免除
    国内学生・留学生とも対象
    ACU Indigenous Research (HDR)
    Stipend Scholarship
    生活費+授業料全額免除
    先住民の志願者が対象

    ※このほか、特定の研究プロジェクトに紐づいた「Scholarship-supported research projects」も公募されます。すでに資金が確保されたPhDプロジェクトに参加する形で、指導教員探しの手間が小さいのが利点です。募集は随時行われるため、定期的な確認が必要です。

    研究学位を検討されている方へ。ACUの博士課程は、心理学・教育学・看護学・神学・哲学の分野で特に強みがあります。総合順位が851〜900位帯という数字を見て候補から外す方が多いのですが、研究の質という指標に限れば国内1位です。

    指導教員探しは、ACUの「Find a research supervisor」から研究者を検索し、研究計画の概要を添えて直接メールで打診するのが標準的な進め方です。この最初のメールの書き方で反応がまったく変わります。アンアルウェンでは、打診メールの作成から奨学金の申請までサポートします。

    日本国籍が対象外の奨学金(4件)

    ここでは、ACUが留学生向けページで前面に出していながら、日本国籍では応募できない4つの制度を整理します。「もらえるかもしれない」と期待して出願を進めてしまう前に、条件文を確認しておいてください。

    ACU Global Horizons International Scholarship2027年入学から新設

    最大25%授業料減額
    対象国籍限定日本は対象外

    対象国籍:ベトナム、フィリピン、インドネシア、スリランカ、カンボジア、中南米(LATAM)の国籍者。日本は含まれていません。

    減額率は学部・分野によって4段階に分かれます ―― 人文系(Arts)のDiploma・学部・修士、法学・ビジネス系の学部・修士、コンピュータサイエンス系が25%。教育・教職系が20%。健康科学系(下記の除外コースを除く)が15%。Bachelor of Nursing と Bachelor of Nursing (Enrolled Nurse) が10%

    除外コース:作業療法、理学療法、言語聴覚、Master of Dietetic Practice、Master of Clinical Exercise Physiology、大学院の心理学系すべて。

    申請は不要で、出願時に自動的に審査されます。減額はコースの最短修業期間を通じて適用されます。オンライン受講は対象外です。

    ACU Executive Dean’s International Scholarship成績優秀者向け

    最大20%授業料減額
    対象国籍限定日本は対象外

    対象国籍:ブータン、中国、香港、インド、ケニア、マレーシア、ネパール、ナイジェリア、韓国、台湾の国籍者。日本は含まれていません。

    減額率は3段階 ―― 人文系・法学・ビジネス系・コンピュータサイエンス系が20%、教育・教職系と健康科学系(除外コースを除く)が15%、看護系が10%

    選考は学業成績(academic merit)にもとづき、申請は不要です。「多くの日本人留学生にとっての本命」と紹介されることがある制度ですが、2027年入学の条件では日本国籍は応募できません。

    ACU Early Accept International Grant早期受諾者向けの一括減免

    A$2,000授業料の一括減免
    対象国籍限定日本は対象外

    対象国籍:ブータン、カンボジア、中国、香港、インド、インドネシア、ケニア、中南米、マレーシア、ネパール、ナイジェリア、フィリピン、韓国、スリランカ、台湾、ベトナムの16の国・地域。日本は含まれていません。

    2027年のTerm 1またはSemester 1に入学するオファーを保持し、2026年12月18日までにオファーを受諾してデポジットを支払うことが条件です。減免額A$2,000は2027年のSemester 2に学生アカウントへ計上されます。

    成績ではなく「行動の早さ」が条件になる珍しいタイプの制度ですが、対象国籍の指定があります。

    ACU Flourishing Lives International Scholarship太平洋島嶼国・東ティモール向け

    20%授業料減額
    対象国籍限定日本は対象外

    対象国籍:クック諸島、ミクロネシア連邦、フィジー、フランス領ポリネシア、キリバス、ナウル、ニューカレドニア、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、マーシャル諸島、サモア、ソロモン諸島、東ティモール、トンガ、ツバル、バヌアツ。日本は含まれていません。

    ACUのコースワーク課程のほぼすべてが対象(Diploma、Foundation Studies、TPP、作業療法、理学療法、言語聴覚、栄養士、心理学系大学院、1年制Honoursを除く)で、コースの最短修業期間を通じて20%が減額されます。

    4件に共通しているのは、いずれも「申請不要・自動判定」だという点です。つまり出願すれば大学側が自動的に判定してくれます。日本国籍の方は、この自動判定で対象外と処理されるだけで、何かを申請し忘れたわけではありません。

    ときどき「エージェントに頼めば例外的に通してもらえるのでは」というご相談をいただきますが、国籍要件に例外はありません。できるのは、対象になる制度(ブリスベンの15%、寮費20%、PhD全額免除)を確実に押さえることと、後述する「奨学金以外の方法」で総額を下げることです。

    「授業料が上がらない」という実質的な奨学金

    ACUを検討するうえで、奨学金の話と同じくらい ―― 場合によってはそれ以上に ―― 効いてくるのが「授業料が在学中ずっと固定される」という仕組みです。

    ACU公式の記載

    We know unexpected fee increases are unwelcome. That’s why our international fees are set for the entire minimum duration of your course.(予期しない学費の値上げは歓迎されないものだと理解しています。だからこそ、私たちの留学生向け学費はコースの最短修業期間を通じて固定されています)」

    つまり3年制の学部なら3年間、4年制なら4年間、入学時の金額が変わりません。

    オーストラリアの多くの大学は、毎年1月に授業料を改定します。改定幅は大学・分野によりますが、年3〜5%が一般的です。この差を金額で見てみます。

    比較条件ACU
    (固定)
    年3%改定
    の大学
    年5%改定
    の大学
    1年目A$36,016A$36,016A$36,016
    2年目A$36,016A$37,096A$37,817
    3年目A$36,016A$38,209A$39,708
    3年間の合計A$108,048A$111,321A$113,541
    ACUとの差+A$3,273+A$5,493
    4年目(4年制の場合)A$36,016A$39,355A$41,693
    4年間の合計A$144,064A$150,676A$155,234
    ACUとの差+A$6,612+A$11,170

    ※Bachelor of Business(2027年入学の年間授業料A$36,016)を例に、他大学が同額から始まって毎年改定した場合を試算したものです。実際の改定率は大学・分野・年度により異なります。ACUの固定はCRICOS登録上の最短修業期間までで、それを超えて在籍した場合は新しい料金が適用されます。

    この表の読み方です。3年制の学部で年3%改定の大学と比べると、ACUの固定は実質「約3%の奨学金」に相当します。4年制で年5%改定の大学と比べれば、実質「約7%の奨学金」です。

    もちろん、他大学の20%・25%の減額奨学金と比べれば見劣りします。ただしこれには「条件を満たすかどうか」も「対象国籍かどうか」も「成績が足りるかどうか」もありません。入学すれば全員に適用され、途中で取り消される心配もありません。

    ACUを「奨学金がない大学」と見るか「値上がりしない大学」と見るかで、比較の結論が変わります。他大学と比べるときは、初年度の学費ではなく、修了までの総額で並べてください。

    減額額の早見表(実額シミュレーション)

    ACU公式の2027年学費に、日本国籍の方が対象になる15%減額(ブリスベンキャンパスの健康科学系)を適用した実額です。あわせて、対象外のコースについては定価の総額を掲載します。

    学部(Bachelor)― 修了までの授業料総額

    コース年間授業料年数総額(定価)15%減額後
    Bachelor of Nursing
    ブリスベン校
    A$39,6723年A$119,016A$101,164
    Bachelor of Biomedical Science
    ブリスベン校
    A$33,3603年A$100,080A$85,068
    Bachelor of Exercise and
    Sports Science

    ブリスベン校
    A$33,3603年A$100,080A$85,068
    Bachelor of BusinessA$36,0163年A$108,048
    Bachelor of ArtsA$36,6243年A$109,872
    Bachelor of Education
    (小学校・中等など)
    A$36,6244年A$146,496
    Bachelor of Psychological ScienceA$33,3603年A$100,080
    Bachelor of Social WorkA$33,3604年A$133,440
    Bachelor of LawsA$37,9044年A$151,616
    Bachelor of Computer ScienceA$39,7843年A$119,352
    Bachelor of TheologyA$29,2243年A$87,672
    Bachelor of Physiotherapy
    /Occupational Therapy
    /Speech Pathology
    A$54,1204年A$216,480

    ※年数は標準的な修業年限の目安です。コース構成により異なる場合があります。15%減額の欄は、ブリスベンキャンパスで学ぶ場合にのみ適用されます。同じコースをメルボルン・シドニーなど他のキャンパスで学ぶ場合は定価になります。

    大学院(Master・PhD)― 修了までの授業料総額

    コース年間授業料年数総額(定価)
    Master of Public HealthA$33,0322年A$66,064
    Master of Social Work
    (Qualifying)
    A$33,0322年A$66,064
    Master of Leadership and
    Management in Healthcare
    A$33,6722年A$67,344
    Master of EducationA$36,6241.5〜2年A$54,936〜
    73,248
    Master of TeachingA$36,6242年A$73,248
    MBA
    (Business Administration)
    A$39,2402年A$78,480
    Master of Information
    Technology
    A$39,2402年A$78,480
    Master of Psychology
    (Clinical)
    A$38,2642年A$76,528
    Master of Dietetic PracticeA$47,0082年A$94,016
    Doctor of Philosophy(PhD)A$35,7683年A$107,304
    奨学金で全額免除の可能性

    ※年数は標準的な修業年限の目安です。ACUの授業料は最短修業期間を通じて固定されるため、上記の総額は在学中に増えません。Graduate Certificate(A$18,952〜19,620)を経由して修士へ単位移行する場合は、内訳が変わります。

    ルート別の総額比較 ― Diploma経由は損か

    ACUで日本の方が総額を下げる最も確実な方法は、実は奨学金ではありません。Diploma経由という進学ルートです。

    ACUのDiplomaは1年間の課程ですが、修了時に1年分の単位認定を受けて学部2年次に編入します。つまり学士号までの年数は直接入学と変わりません。そのうえ、Diploma年の授業料は学部より安く設定されているコースがあります。

    ルート内訳授業料の総額学士号まで
    直接入学
    評定平均3.5以上
    Bachelor of Business
    A$36,016 × 3年
    A$108,0483年
    Diploma 経由
    評定平均3.0以上
    Diploma in Business A$32,552
    + 学部2・3年次 A$36,016 × 2年
    A$104,584
    約A$3,500 安い
    3年
    変わりません
    Foundation 経由
    評定平均2.5以上
    Foundation Studies A$24,280
    + 学部1〜3年次 A$36,016 × 3年
    A$132,3284年
    TPP(健康科学)経由
    評定平均3.0以上
    TPP A$21,000
    + 学部1〜3年次
    (生物医科学 A$33,360 × 3年)
    A$121,0804年

    ※ビジネス系を例にした試算です。分野によりDiplomaと学部の金額差は変わります(例:Diploma in Biomedical Science はA$29,224、Bachelor of Biomedical Science はA$33,360で、この場合の差はさらに大きくなります)。生活費・保険・ビザ申請料は含めていません。

    Diploma経由は「実質10%以上の奨学金」に相当します

    ビジネス系のケースで、Diploma経由は直接入学より約A$3,500安く、年数は同じです。これは3年間の授業料に対して約3%の減額にあたります。

    生物医科学のケースでは差がさらに広がります。Diploma in Biomedical Science(A$29,224)+ 学部2年分(A$33,360 × 2=A$66,720)= A$95,944。直接入学の3年分A$100,080より約A$4,100安い計算です。ブリスベンキャンパスなら学部2年分に15%減額が乗るため、さらに下がります。

    そのうえDiplomaは1クラス20名未満で、大学1年次と同じ内容を「大学での学び方」の指導とセットで学べます。評定平均3.0〜3.4の方にとって、これは実質的にデメリットのない選択肢です。

    逆に、Foundation Studies経由は1年余分にかかります。これは事実としてお伝えします。ただし評定平均2.5〜2.9で他の入口がない場合、これが唯一のルートです。1年分の授業料と生活費(合計で約A$54,000)が追加になる、という前提で計画を立ててください。

    共通するルールと注意点

    出願前に確認しておきたい8点
    • 授業料減額の奨学金どうしは併用できません。Global Horizons・Executive Dean’s・Flourishing Lives・Brisbane 2032の4制度は相互排他で、複数に該当した場合は減額額の大きいほうが適用されます。
    • 学生寮の家賃減免は授業料とは別枠です。ただし対象キャンパスがブリスベンを含まないため、実務上は「授業料15%」と「寮費20%」のどちらかを選ぶ判断になります。
    • 減額は「コースの最短修業期間(minimum CRICOS-registered duration)」まで。単位を落として在籍が延びた場合、延長分は対象外です。
    • オンライン受講は対象外です。ACUの授業料減額奨学金はいずれも「any Australian campus, except online」と条件づけられています。
    • Study Abroad・交換留学の学生は対象外です。学位課程に正規入学する学生のみが対象になります。
    • 継続には成績と支払いの条件があります。「同じコースに在籍し続けること」「授業料を期日までに支払うこと」「学生アンバサダーとして広報活動に協力することに同意すること」が共通の継続条件です。寮の奨学金はさらに「各学期で履修単位の3分の2以上に合格すること」が加わります。
    • 対象外コースが細かく設定されています。作業療法、理学療法、言語聴覚、Master of Dietetic Practice、Master of Clinical Exercise Physiology、大学院の心理学系はほとんどの制度で除外されています。成績や国籍より先に、志望コースが除外されていないかを確認してください。
    • 条件は毎年改定されます。とくに対象国籍のリストは大学の募集戦略に応じて組み替えられます。出願する年度の条件を必ず確認してください。

    もうひとつ、金額ではありませんが重要なルールがあります。ACUにオンラインで直接出願するとA$110の出願料がかかりますが、ACU認定エージェントを通した出願では免除されます。

    ACU公式サイトの記載は「There will be a A$110 application fee unless you apply with the aid of an ACU education agent.」。アンアルウェンはACU認定エージェントですので、この出願料はかかりません。金額としては小さいものの、「エージェントを通すと高くなる」という誤解を解く材料にはなると思います。

    日本側で使える奨学金という選択肢

    ACUのように大学側の奨学金が日本国籍の方に対して細い場合、日本側の制度のほうが金額が大きくなることがあります。ここは必ず並行して検討してください。

    制度内容の傾向特徴
    JASSO
    海外留学支援制度

    (学位取得型)
    月額の奨学金
    +授業料の一部
    日本学生支援機構による給付型。学位取得を目的とした留学が対象で、募集時期・要件は年度により変わります
    地方自治体の
    留学奨学金
    数十万〜数百万円
    (給付型が中心)
    都道府県・市区町村が独自に設ける制度。居住地・出身地の要件があるぶん競争率が低いことがあります
    民間財団の
    給付型奨学金
    制度により大きく
    異なります
    分野を限定した制度(医療・教育・国際協力など)が多く、ACUの強い分野と相性が良いものがあります
    日本の大学の
    交換留学制度
    授業料相互免除
    など
    在学中の方向け。ACUは200を超える国際提携先を持ちます
    教育ローン
    (日本政策金融公庫等)
    貸与給付ではありませんが、資金証明の裏づけとして機能します

    ※各制度の金額・要件・募集時期は年度により変わります。上記は制度の類型を整理したもので、具体的な条件は各制度の募集要項をご確認ください。

    日本側の奨学金とACUの奨学金は、多くの場合併用できます。JASSOも自治体も民間財団も、留学先の大学が支給する奨学金との併用を禁じていないものがほとんどです(制度によっては重複受給を制限しているものもあるため、募集要項の確認は必要です)。

    ACUを選ぶ場合、日本側の制度の検討は「あったほうがいい」ではなく「必須」に近い位置づけになります。大学側から取れる減額が限られるぶん、こちらで補う設計が現実的です。

    アンアルウェンでは、ご出身地・志望分野・入学時期に合わせて、応募できそうな日本側の制度を無料でお調べします。締切から逆算した準備スケジュールもお渡しします。

    状況別の狙い方

    パターン① 看護・生物医科学・運動科学を志望している方

    迷わずブリスベンキャンパスを選んでください。それだけで授業料が15%下がります。申請書も不要で、出願すれば自動的に判定されます。同じコースをメルボルンやシドニーで学ぶと対象外になるため、「どこで学ぶか」がそのまま金額になります。

    3年間の減額は、看護で約A$17,850、生物医科学・運動科学で約A$15,000。日本円で150万〜200万円前後です。

    ただし看護は英語要件がIELTS 7.0(L/R/S 7.0・W 6.5)と高い点にご注意ください。ここが最大のハードルです。

    パターン② 評定平均が3.0〜3.4の高校3年生

    Diploma経由を選んでください。これはACUで日本の方が使える「最大の値引き」です。学部2年次に編入するため学士号までの年数は3年で変わらず、授業料の総額は約A$3,500〜4,100安くなります。

    さらにブリスベンキャンパスの健康科学系を目指す場合は、Diploma in Biomedical Science / Exercise Science 経由 → 学部2年次で15%減額という組み合わせが成立します。この場合の総額は最も小さくなります。

    「準備課程を挟むと1年遅れる」という思い込みで諦めてしまうのが、いちばんもったいないパターンです。

    パターン③ 学生寮に住む予定の方(ブリスベン以外)

    ACU International Student Accommodation Scholarship(寮費20%減免)に応募してください。対象はキャンベラ、ノースシドニー、ストラスフィールド、ブラックタウン、バララット。約300語の英文ステートメントによる選考ですが、「語学力は評価対象ではない」と明記されています。

    早く申請した人ほど有利な制度です。部屋の空き状況にも左右されるため、渡豪準備を始めた段階で寮の申込みと同時に動いてください。

    寮費が週A$350なら、20%減免で年間約A$3,640の節約になります。

    パターン④ 上記のどれにも当てはまらない方

    正直に申し上げます。ACUの授業料は定価で払う前提で計画してください。そのうえで、次の3点で総額を下げます。

    • キャンパスを選ぶ――ノースシドニーとバララットでは、家賃だけで3年間に約A$27,000の差が出ます。授業料の奨学金より大きな金額です。
    • 日本側の奨学金に応募する――JASSO・自治体・民間財団。ACUの場合、こちらが主戦場になります。
    • 「値上がりしない」ことを比較に織り込む――他大学の減額後の金額と比べるときは、修了までの総額で並べてください。

    そして、他大学と比較することも選択肢に入れてください。ノートルダム大学は学部留学生に出願だけで自動適用の25%減額ディーキン大学国籍を問わない20%減額があります。奨学金を最優先されるなら、ACUより有利な選択肢が実在します。

    パターン⑤ 大学院・博士課程を目指す方

    PhDを視野に入れているなら、ACUは有力な選択肢です。Vice-Chancellor’s PhD Excellence Scholarshipは授業料全額免除+生活費支給で、国籍要件がありません。研究の質でオーストラリア1位、心理学の研究の質で世界1位という評価は、総合順位からは想像できない水準です。

    ただし指導教員の確保が前提です。入学希望時期の1年以上前から、研究計画の概要を添えて研究者に直接打診してください。

    コースワークの修士(Master of Public Health、Master of Social Work (Qualifying) など年間A$33,032)については奨学金がないため、1.5〜2年で総額A$50,000〜66,000という金額を前提に計画してください。学部より総額は小さくなります。

    申請の流れと締切

    STEP 01志望コースとキャンパスを決めるここで対象になる奨学金が確定します
    STEP 02ACUへ出願認定エージェント経由なら出願料A$110が免除
    STEP 03自動判定授業料減額の奨学金は出願時に自動審査
    STEP 04オファーレターで確認該当すれば減額率が記載されます
    STEP 05寮の奨学金は別途申請300語のステートメントを提出
    締切について

    授業料減額の奨学金(Brisbane 2032)は申請不要のため、独立した締切はありません。出願そのものの締切を守れば自動的に審査されます。

    一方、学生寮の家賃減免は申請制で、募集期間が設定されます。「早く申請するほど選考の可能性が高まる」と公式に記載されており、部屋の空き状況にも左右されます。締切に間に合わせるのではなく、募集開始と同時に出すつもりで動いてください。

    PhD向けの奨学金は、入学期ごとに締切が設定されます。指導教員の確保に数ヶ月かかることを踏まえ、入学希望時期の1年以上前から準備を始めてください。

    ご自身の入学期の締切は、アンアルウェンで確認してお伝えします。出願スケジュールを逆算してお渡しするところまで無料です。

    よくある質問

    ACUの留学生向け奨学金は、日本国籍でも申請できますか?

    2027年入学の条件では、授業料減額奨学金の多くが対象国籍を指定しており、日本は含まれていません。Global Horizons(25%)はベトナム・フィリピン・インドネシア・スリランカ・カンボジア・中南米、Executive Dean’s(20%)はブータン・中国・香港・インド・ケニア・マレーシア・ネパール・ナイジェリア・韓国・台湾、Early Accept Grant(A$2,000)はその両方を合わせた16の国・地域が対象です。
    日本国籍の方が対象になるのは、①ACU Health Sciences Towards Brisbane 2032 Scholarship(授業料15%減額)、②ACU International Student Accommodation Scholarship(学生寮の家賃20%減免)、③Vice-Chancellor’s PhD Excellence Scholarship(授業料全額免除+生活費)の3つです。

    Brisbane 2032 Scholarshipの条件を教えてください。

    国籍を問わずすべての留学生が対象で、日本国籍の方も申請できます。授業料が15%減額され、コースのCRICOS登録上の最短修業期間を通じて適用されます。
    条件はブリスベンキャンパスで学ぶこと、そして対象コースがBachelor of Nursing、Bachelor of Nursing (Enrolled Nurse)、Bachelor of Biomedical Science、Bachelor of Exercise and Sports Scienceの4つに限られることです。申請書は不要で、出願時に自動的に審査されます。オンライン受講は対象外、他のACU授業料減額奨学金との併用もできません。

    学生寮の奨学金(Accommodation Scholarship)はどうすれば取れますか?

    ACU学生寮に12ヶ月契約で入居する留学生の学部生が対象で、寮費が20%減免されます。国籍は問われません。対象キャンパスはキャンベラ、ノースシドニー、ストラスフィールド、ブラックタウン、バララットです。
    申請が必要で、「この奨学金がどう役立つか」「教育を受けるうえで乗り越えてきた障壁」「学位を通じて達成したい目標」を約300語の英文にまとめて提出します。選考はこの作文の内容で行われ、英語の巧拙は評価対象ではないと明記されています。早く申請した人ほど有利で、部屋の空き状況にも左右されます。

    ACUの奨学金は複数もらえますか?併用できますか?

    授業料減額の奨学金どうしは併用できません。Global Horizons、Executive Dean’s、Flourishing Lives、Brisbane 2032の4つは相互排他で、複数に該当した場合は減額額の大きいほうが適用されます。
    一方、学生寮の家賃減免は授業料ではなく寮費を対象とする別枠の制度のため、理屈のうえでは授業料減額との組み合わせが成立します。ただし寮奨学金の対象キャンパスにブリスベンが含まれていないため、実務上は「授業料15%」と「寮費20%」のどちらかを選ぶ判断になります。

    奨学金が細いのに、それでもACUを選ぶ理由はありますか?

    3つあります。
    ①授業料が上がらない。ACUの留学生向け授業料はコースの最短修業期間を通じて固定されます。毎年3%値上げする大学と比べると3年間で約A$3,300、年5%の大学で4年間なら約A$11,200の差になります。実質的に3〜7%の奨学金と同じ効果です。
    ②分野別の評価が高い。心理学の研究の質で世界1位、教育学で世界9位・オーストラリア1位、研究の質全体でオーストラリア1位・世界17位。
    ③Diploma経由で総額が下がる。評定平均3.0でDiplomaに入学し、修了時に1年分の単位認定を受けて学部2年次へ。年数は変わらず、授業料の総額は約A$3,500〜4,100安くなります。

    博士課程(PhD)の奨学金について教えてください。

    Vice-Chancellor’s PhD Excellence Scholarshipは、優秀な留学生の博士課程志願者を対象に、授業料の全額免除と生活費(stipend)を支給する制度です。PhDの2027年入学の年間授業料はA$35,768ですので、3年間で約A$107,300相当が免除される計算です。
    このほかGraduate Research Scholarship Package(生活費+授業料全額)、Research Training Program (RTP) Fees Offset Scholarship(授業料免除)もあります。いずれも枠数が限られており、受入指導教員の確保が実質的な前提です。入学希望時期の1年以上前から準備を始めてください。

    日本側の奨学金とACUの奨学金は併用できますか?

    多くの場合、併用できます。JASSO(日本学生支援機構)の海外留学支援制度、地方自治体の奨学金、民間財団の給付型奨学金は、留学先の大学が支給する奨学金との併用を禁じていないものがほとんどです。
    ACUのように大学側の奨学金が日本国籍の方に対して細い場合、日本側の制度のほうが金額が大きくなることも珍しくありません。ただし制度によっては重複受給を制限している場合がありますので、それぞれの募集要項をご確認ください。ご出身地・志望分野に合わせた候補は無料でお調べします。

    ACUの出願料A$110は免除されますか?

    ACU認定エージェントを通して出願すれば免除されます。ACU公式サイトには「There will be a A$110 application fee unless you apply with the aid of an ACU education agent(ACU認定エージェントの支援を受けて出願する場合を除き、A$110の出願料がかかります)」と明記されています。
    オンラインで大学に直接出願した場合には出願料が発生します。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。アンアルウェンはACU認定エージェントです。

    対象国籍のリストは、来年変わる可能性がありますか?

    あります。対象国籍のリストは大学の留学生募集戦略に応じて毎年組み替えられます。実際、Global Horizons Scholarshipは2027年入学分から新設された制度です。
    「去年は日本が対象外だったから今年もそう」とは限りませんし、その逆も同様です。出願する年度の条件を、その都度確認する必要があります。アンアルウェンでは出願年度の最新条件を無料で確認してお伝えしています。

    ACUの奨学金は入学初年度だけですか?

    初年度だけではありません。ACUの授業料減額奨学金は「for the minimum CRICOS-registered duration of the course(コースの最短修業期間を通じて)」適用されます。3年制の学部なら3年間、毎年の授業料から減額が続きます。
    ただし継続には条件があり、「同じコース・同じキャンパスに在籍し続けること」「授業料を期日までに支払うこと」「学生アンバサダーとして広報活動に協力することに同意すること」が求められます。また最短修業期間を超えて在籍した場合、延長分は対象外です。
    なお、Early Accept International Grant(A$2,000)だけは一括の減免で、繰り返し支給されるものではありません。

    留学エージェントを使うメリット

    「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。ACUの場合は逆です。認定エージェント経由なら出願料A$110が免除され、学費も奨学金の条件も直接出願とまったく同じです。そのうえで、奨学金の対象国籍が細かく指定され、毎年組み替えられるACUのような大学では、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。

    • 費用が変わらない ― むしろ出願料A$110が免除されます

      アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。加えてACUは認定エージェント経由の出願で出願料が免除されます。エージェント手数料は大学側が負担するため、留学生の方の負担は増えません。

    • 「対象国籍」を出願前に確定させます

      ACUの奨学金は、金額だけを見ると魅力的ですが、条件文を読むと日本が対象外というものが大半です。この確認を出願後にすると、資金計画が根本から狂います。志望コース・キャンパス・国籍の組み合わせで、実際に適用される奨学金を出願前に確定させます。条件は毎年変わるため、出願年度の最新版を確認します。

    • 「キャンパスを変えるだけで15%」を見逃しません

      看護・生物医科学・運動科学を志望する方にとって、ブリスベンキャンパスを選ぶかどうかで3年間に約A$15,000〜17,850の差が生まれます。同じ大学の同じコースでも、キャンパスが違うだけで対象外になります。この一点を知らずにキャンパスを決めてしまうのが、ACUで最も多いもったいないパターンです。

    • 寮の奨学金の300語ステートメントを一緒に作ります

      学生寮の家賃20%減免は約300語の英文による選考です。「語学力は評価対象ではない」と明記されている一方、何を書けば評価されるのかは公開されていません。構成の作り方から、伝わる書き方まで無料でサポートします。早く出すほど有利な制度なので、スケジュール管理も行います。

    • Diploma経由の実額を試算します

      評定平均3.0〜3.4の方にとって、Diploma経由は年数が変わらず総額が下がるという、奨学金より確実な選択肢です。しかし分野によって金額差が変わり、ブリスベン校の健康科学系ならさらに15%減額が乗ります。志望分野に合わせた実額の試算を無料でお作りします。

    • 日本側の奨学金まで含めて設計します

      ACUの場合、日本側の制度(JASSO・自治体・民間財団)が主戦場になります。ご出身地・志望分野・入学時期に合わせて応募できそうな制度をお調べし、締切から逆算した準備スケジュールをお渡しします。

    • 他大学と減額後の総額で比較できます

      大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。ACU・ノートルダム大学(25%減額)・ディーキン大学(20%減額)を減額後の総額で並べるには、複数校を扱うエージェントでなければできません。ACUが合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。

    • 締切から逆算した進行管理を行います

      寮の奨学金は「早いほど有利」、PhDの奨学金は「1年以上前から指導教員探し」、Diplomaは「Semester 2なら4月から出願受付」――制度ごとに動くべき時期がまったく違います。ご希望の入学時期から逆算したスケジュールをお渡しします。

    • 渡航後も相談できる相手がいます

      アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の学校を実際に訪問・視察。資料ではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

    ACUの奨学金を調べている方へ ― 松本より

    このページを書くかどうか、正直に言えば迷いました。「日本国籍は対象外です」と最初に書くページは、読んでいて気持ちのいいものではありません。減額率だけを並べて「ACUは奨学金が充実しています」と書くほうが、ページとしてはずっと魅力的になります。

    でも、出願を進めて、オファーレターが届いて、そこに何も書かれていなかったときの落胆を、私は何度も見てきました。先にお伝えするほうが誠実だと思いました。

    そのうえで申し上げたいのは、ACUには奨学金以外で総額を下げる方法があるということです。ブリスベンキャンパスを選ぶ、Diploma経由にする、授業料が固定される仕組みを比較に織り込む、日本側の制度を使う。この4つを積み上げれば、他大学の20%減額に近いところまでは届きます。

    志望コースとキャンパス、そして今の成績を教えていただければ、実際に取れる奨学金と、減額後の総額を具体的な数字でお答えします。ACUより条件の良い大学があると判断すれば、そちらもご提案します。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。ACUへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かからず、ACUの場合は出願料A$110が免除されます。

    出願前サポート(無料)
    • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
    • 成績表にもとづく進学ルートの無料判定
    • 奨学金の適用可否の確認(対象国籍・対象コース・キャンパス)
    • 寮の奨学金(300語ステートメント)の作成サポート
    • 日本側の奨学金の候補調査と締切管理
    • 入学申込書類の作成サポート(出願料A$110は免除)
    • 学生ビザ申請代行サポート
    • GSステートメントの作成含め、全面サポート
    • ホームステイ・学生寮・学生アパートの手配代行
    • OSHC(海外学生健康保険)の手配代行
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
    渡航後サポート(無料)
    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • コース延長・変更の手続きサポート
    • 奨学金の継続条件に関する相談
    • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
    • ビザ切り替えサポート
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
    • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
    • LINEやZOOMでのサポート付

    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。ACUの場合は出願料A$110が免除されるぶん、直接出願より安くなります。なお無料なのは代行サービスです。滞在先の手配料、寮費・ホームステイ費、保険料などの実費は別途かかります。

    ACUの関連ページ

    University ACU(オーストラリアカトリック大学)の詳細ページ 心理学の研究の質で世界1位という評価、7つのキャンパスの違い、2027年入学の全学費、コース別の英語要件(Band A〜I)、日本の評定平均による進学ルートの判定、高校3年生向けの月単位のプランまでまとめています。 Pathway ACUの英語・進学準備プログラム ACUに付属語学学校がなくなった経緯と、その代わりに使うILSC経由の英語パスウェイ(シドニー・メルボルン・ブリスベン・アデレードの各校)、Foundation Studies(A$24,280)、Diploma 8分野、TPP(A$21,000)の内容・費用・入学要件をまとめています。 Compare ノートルダム大学の奨学金 もうひとつのカトリック系大学。学部留学生には出願だけで自動適用の25%減額があります。奨学金を最優先される方は、こちらの条件と比べてみてください。 Compare ディーキン大学の奨学金 国籍を問わない20%減額(Deakin International Merit Scholarship)が自動審査で適用されます。QS世界227位で、看護・教育・スポーツ科学が強い大学です。 Scholarships オーストラリアの大学奨学金一覧 大学ごとの留学生向け奨学金をまとめています。減額率・申請の要否・対象国籍を横並びで比較できます。「日本国籍で取れるか」という視点で整理しています。 University List オーストラリア大学一覧 オーストラリアの主要大学を一覧でご紹介。QS 2027のランキング・所在地・特徴から、ご自身に合う大学を探せます。

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    「志望コースとキャンパスで、実際に取れる奨学金はどれか」「Diploma経由にすると総額はいくら変わるか」「日本側で応募できる制度はあるか」「ACUより条件の良い大学はないか」――ACUが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方のご相談も歓迎します。

    ※本ページは2026年8月25日時点の公開情報にもとづき、アンアルウェン代表・松本朋弥が作成しています。奨学金の条件はACU奨学金申請システム(acu.smapply.io)およびACU公式サイトに掲載された2027年入学分の適用条件、学費はACU公式「2027 Schedule of tuition fees (International)」(2026年7月版)、ランキングの数値はTHE World University Rankings 2026およびTHE World University Rankings by Subject 2026によります。奨学金の名称・減額率・対象国籍・対象コース・締切はいずれも年度ごとに改定されます。出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。

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