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  • セントラルクイーンズランド大学(CQU)の奨学金|日本人が使える制度と2027年の学費値下げ

  • 2026.08.01 UPDATE
  • 🇦🇺 オーストラリア留学 / 大学奨学金・クイーンズランド州

    セントラルクイーンズランド大学の奨学金|
    制度がまるごと切り替わる2026→2027年の全ガイドCQUNIVERSITY SCHOLARSHIPS

    CQUの奨学金は、いま「減額型の奨学金」から「授業料そのものの値下げ」へ移行する途中にあります。
    Term 3 2026で終わる制度2027年以降も残る制度を、日本国籍で応募できるかどうかで分けて整理しました。

    ⚠ Merit(15〜25%)は Term 3 2026 の入学で終了 💰 代わりに2027年から授業料そのものが値下げ 🎓 Merit ── 地方キャンパスなら25%・申請不要 🤝 Alumni 15% ── CQU内で進学する方(2027年以降も継続) 🔬 Research 25% ── 研究学位・申請不要・国籍制限なし 💵 RTP Stipend ── 年額A$38,000・最長3年 🚫 ASEAN 50%・インドネシア 50% ── 日本国籍は対象外
    This page at a glance
    1. 「CQUの高額奨学金は日本人が対象外」という説明は、半分しか正しくありません。ASEAN(50%)・インドネシア(50%)が地域限定なのは事実ですが、International Merit Scholarship(15〜25%減額)は国籍を問わず、日本国籍の方も自動的に審査の対象です。しかも地方キャンパスなら25%。申請書も不要です。
    2. ただしそのMeritは、Term 3 2026の入学をもって終了します。CQUの公式説明は「奨学金の受給者は、代わりに2027年の値下げ後の授業料の恩恵を受ける」というものです。制度そのものが「奨学金」から「安い定価」へ置き換わります。
    3. コースによっては、2027年の定価のほうが2026年の25%減額より安くなります。Bachelor of Engineering (Honours) は2026年に25%減額を受けてもA$33,682。2027年の定価はA$33,000です。第9章で6コース分を実額で並べました。
    4. 2027年以降も残るのは3つ。Alumni(15%・CQU内で進学する方)、Research(25%・研究学位)、RTP Stipend(年A$38,000・研究学位)。いずれも国籍制限がなく、RTP以外は申請不要です。
    5. CQUでは「奨学金以外で総額を下げる方法」のほうが効きます。地方キャンパスを選べば3年間の生活費が約A$18,000〜21,000下がり、ディプロマ経由で組めば学士号までの年数も授業料も直接入学と同じまま。第10章に具体的な試算を掲載しています。

    オーストラリアの大学の奨学金は、「対象国リストを読むところから始まる」ことがほとんどです。東南アジア限定、インドネシア限定、中南米限定――魅力的な減額率が並んでいても、日本国籍では応募できない。実務ではこれが日常的に起こります。

    CQUniversityにも、たしかにその種類の奨学金があります。ASEAN諸国向けの50%減額、インドネシア向けの50%減額、中南米向けの英語コース無償化。これらに日本国籍の方は応募できません。ここは最初にはっきりお伝えします。

    しかし、「だからCQUには日本人が使える奨学金がない」という結論は間違いです。CQUにはInternational Merit Scholarshipという、国籍を問わず新規入学の留学生全員が自動審査の対象になる制度があり、地方キャンパスを選べば授業料25%減額が適用されます。申請書も不要です。

    問題はタイミングです。この制度はTerm 3 2026(2026年11月開講)の入学をもって終了します。その代わりにCQUは2027年から授業料そのものを引き下げました。つまりCQUの奨学金は、いま「減額型の奨学金」から「安い定価」へ置き換わる途中にあります。

    このページでは、①日本国籍で応募できる制度、②応募できない制度、③2026年入学と2027年入学のどちらが総額で安いか、④奨学金以外で総額を下げる方法――この4つを分けて整理しました。大学そのもの(ランキング・キャンパス・入学条件・学費の全体像)についてはセントラルクイーンズランド大学の詳細ページをご覧ください。

    このページで確認できること
    1. 日本国籍で「応募できる/できない」を制度ごとに明示しました

      CQUが公表している留学生向けの制度10件を、日本国籍の対象可否・申請の要否・終了時期まで一覧にしています。「対象国」の記載が抜け落ちた日本語情報で判断すると、期待してから外れることになります。→ 一覧表で確認する

    2. Term 3 2026 という「締切」の意味を数字で示しました

      Merit(15〜25%)が終わることは、必ずしも損ではありません。2027年の値下げ幅のほうが大きいコースがあるからです。工学は2027年の定価のほうが2026年の25%減額より安くなります。→ 6コース分の実額比較

    3. 「CQU内で積み上げる」設計にすると15%が効きます

      Alumni Scholarship(15%)は2027年以降も残ります。「ディプロマ → 学士」「学士 → 修士」とCQU内で進学する計画なら、2段目の授業料がずっと15%引きです。2027年料金なら学部2年分でA$8,400、修士2年分でA$9,600。→ Alumniの条件と実額

    4. 奨学金より効く「キャンパス選び」の試算

      CQUは同じ学位を都市キャンパスでも地方キャンパスでも取れます。授業料は同額ですが生活費が違い、その差は3年間でA$18,000〜21,000。多くの奨学金の減額幅を上回ります。→ 総額を下げる4つの方法

    奨学金 一覧表(日本国籍の対象可否つき)

    出典:CQUniversity公式サイト/2026年8月時点の公表内容

    CQUniversityが公表している留学生向けの制度を、日本国籍の対象可否申請の要否、そしていつまで使えるかを明示して一覧にしました。

    制度名減額率・金額主な条件申請日本国籍期限
    International Merit
    Scholarship
    15〜25%
    コース全期間
    新規入学の留学生(学部・大学院コースワーク・研究・パッケージ課程)。ロックハンプトン・ケアンズなどの地方キャンパスなら25%、それ以外は学業成績・英語力に応じて15〜25% 自動 T3 2026
    まで
    International Alumni
    Scholarship
    15%
    コース全期間
    CQUの課程を修了し、修了認定から12ヶ月以内にCQUの次の課程を開始すること。志望コースの学力・英語要件を満たしていること 自動 継続
    International Research
    Scholarship
    25%
    コース全期間
    研究学位(HDR)に新規入学する留学生、またはCQUの大学院コースワーク修了者が研究学位に進む場合 自動 継続
    Research Training Program
    (RTP) Stipend Scholarship
    年A$38,000
    生活費支給・最長3年
    オーストラリア政府の研究支援制度。研究学位の学生が対象で枠は5名。指導教員の推薦にもとづく選考制 招待制 継続
    Live, Earn and Learn
    Scholarship
    寮費35%
    最初の15週間
    ロックハンプトン北キャンパスに入学し、学生寮Capricornia Collegeに入居する方。学内・地域でのパートタイム就労の機会つき 要手続 条件付 2027年分は
    検討中
    CQUniversity ASEAN
    Student Scholarship
    50% 東南アジア諸国の国籍。学業成績・リーダーシップ・社会貢献の姿勢を審査する選考型 要申請 2027年も
    継続
    Indonesia Student
    Scholarship
    50% インドネシア国籍 要申請 2027年も
    継続
    Southeast Asia Excellence
    Scholarship
    25% 東南アジア出身の学業優秀者 自動 T3 2026
    まで
    Latin America Free
    English Initiative
    英語コース
    最大30週間無料
    中南米諸国の国籍。英語コースと学位課程のパッケージ出願が条件 要手続 2026・
    2027年開始
    Australia Awards
    Scholarships
    /LPDP-Australia Awards
    授業料全額+
    渡航費・生活費等
    オーストラリア外務貿易省(DFAT)の開発協力枠。対象国に日本は含まれません。LPDP版はインドネシア国籍が対象 要申請 DFATの
    公募次第

    ※減額率・条件・締切は年度ごとに改定されます。上記はCQUniversity公式の国際奨学金ページおよび各奨学金の詳細ページ(2026年8月時点)の公表内容にもとづきます。「T3 2026」はTerm 3 2026(2026年11月8日開講)の入学を指します。出願年度に応募可能な制度は、アンアルウェンで無料でお調べします。

    この表から読み取っていただきたいのは、2つです。

    ひとつめ。日本国籍で応募できる制度は、4つあります。「CQUには日本人が使える奨学金がない」という説明は正確ではありません。とくにMerit(15〜25%)は申請書すら不要で、出願すれば自動的に審査されます。

    ふたつめ。そのMeritには期限があります。Term 3 2026(2026年11月8日開講)の入学が最後です。ただしこれは「損をする」という話ではありません。代わりに授業料そのものが下がるからです。次の章で、その中身を確認します。

    2027年、CQUは「奨学金」から「値下げ」へ切り替えました

    出典:CQUniversity公式「Fees for international students」「The CQU Fee Advantage」/2026年8月時点

    CQUは新しい授業料体系を「CQU Fee Advantage」と名付けて公表しています。大学の説明を要約すると、次の通りです。

    CQU公式の説明(要約)

    「授業料は留学先を選ぶうえで重要な要素です。だからこそ、よりシンプルで透明性の高い料金体系を導入しました。初日から手が届く学費であれば、資金調達や奨学金の獲得に大きく依存することなく、学業に集中できます。」

    そして奨学金ページには、Merit Scholarship と Southeast Asia Excellence Scholarship について「この奨学金はTerm 3 2026以降は提供されず、受給者は代わりに2027年の引き下げられた授業料の恩恵を受けることになります」と明記されています。

    実際にいくら下がったのか

    コース期間2026年
    初年度
    2027年
    初年度
    差額下げ幅
    Bachelor of Business3年A$35,250A$28,000−A$7,250−20.6%
    Diploma of Business Studies1年A$35,250A$28,000−A$7,250−20.6%
    Bachelor of Information Technology3年A$36,720A$28,000−A$8,720−23.7%
    Diploma of ICT1年A$39,840A$28,000−A$11,840−29.7%
    Bachelor of Nursing3年A$38,400A$31,000−A$7,400−19.3%
    Bachelor of Engineering (Honours)4年A$44,910A$33,000−A$11,910−26.5%
    Master of Information Technology2年A$39,840A$32,000−A$7,840−19.7%
    MBA (Global)2年A$38,640A$31,000−A$7,640−19.8%
    CQUEnglish(付属語学学校)週単位週A$480週A$400−A$80/週−16.7%

    ※CQU公式「International courses and fees 2026/2027」(2027年版は2026年8月10日更新)の公表値です。初年度学費は1学期24単位×2学期=年48単位のフルタイム履修を前提とした概算で、履修科目や単位認定によって変動します。

    この切り替えの意味を、率直に整理します。

    減額型の奨学金には、「当たるかどうかわからない」「率が確定するのがオファーの段階」という不確実性がつきものです。予算を立てる側からすると、これは扱いにくい。CQUはその不確実性を消す方向に舵を切りました。

    留学生の側から見ると、「奨学金が取れなかった場合の金額」が大きく下がったということです。これまでMeritで15%しか取れなかった方にとっては、2027年入学のほうが安くなります。一方で25%を取れていた方にとっては、コースによって有利・不利が分かれます。その比較は第9章で実額を並べます。

    International Merit Scholarship(15〜25%)

    International Merit Scholarship新規入学の留学生全員が自動審査/Term 3 2026の入学まで

    15〜25%授業料減額

    CQUで日本国籍の方が最も現実的に狙える制度です。学部・大学院コースワーク・研究学位・パッケージ課程のいずれかに新規入学する留学生全員が対象で、キャンパスでもオンラインでも構いません。対象国リストはありません。

    減額率は15%・20%・25%の3段階で、これまでの学業成績または英語力によって決まります。加えてロックハンプトンやケアンズなどの地方キャンパスを選んだ場合は25%が適用されると明記されています。

    申請書は不要です。iStart(留学生用の出願システム)からコースに出願すれば自動的に審査され、結果はiStartのポータルとメールで通知されます。エージェント経由の場合はエージェントにも連絡が入ります。

    25%地方キャンパス
    ロックハンプトン・ケアンズなどの地方キャンパスを選んだ場合

    CQU公式が「地方キャンパスを選べば授業料の25%が対象になる」と明記している唯一の確定条件です。都市キャンパスでも成績次第で25%に届く可能性はありますが、「確実に25%」と言えるのは地方キャンパスを選んだ場合だけです。生活費も同時に下がるため、総額への効き方は二重になります。

    15〜25%成績・英語力に応じて
    ブリスベン・メルボルン・シドニー・アデレードなどの都市キャンパス

    CQU公式の記載は「これまでの学業成績または英語力に応じて、コース授業料の15%から25%」というものです。具体的な成績のしきい値(何点で何%か)は公表されていません。詳しい判定はCQUのInternational Teamへの照会が必要です。アンアルウェンでは成績証明書とIELTSスコアをもとに、出願前に照会します。

    提出が必要な書類
    • 修了証明書・成績証明書の認証コピー
    • 書類が英語でない場合は認証翻訳を添付(日本の高校・大学の書類は英文版の発行を依頼するのが確実です。発行に2〜4週間かかることがあります)
    いちばん重要な注意点

    この奨学金はTerm 3 2026(2026年11月8日開講)の入学をもって終了します。CQU公式は「受給者は代わりに2027年の引き下げられた授業料の恩恵を受ける」と記載しています。

    ここから読み取れるのは、2026年に入学して減額を受けた方も、2027年以降は「減額」ではなく「値下げ後の定価」に移行する可能性があるということです。2年目以降も同じ減額率が続くのかどうかは、公表資料からは断定できません。

    これは3年間で数十万円単位の差が出る論点です。アンアルウェンでは、ご希望のコース・学期・キャンパスを特定したうえで大学に書面で照会し、卒業までの総額を確定させてからご案内します。推測でお答えする箇所ではないと考えています。

    International Alumni Scholarship(15%)

    International Alumni ScholarshipCQU修了者が次の課程へ進む場合/2027年以降も継続

    15%授業料減額

    CQUniversityの課程を修了した留学生が、修了認定(conferral)から12ヶ月以内にCQUの次の課程を開始する場合、授業料が15%減額される制度です。減額はコースの全期間にわたって続きます。

    枠数の制限は「無制限(Unlimited)」と公表されており、条件を満たせば全員が自動的に付与されます。申請書は不要で、iStartから出願するだけです。

    Term 3 2026で終了するMeritと違い、この制度は2027年以降も継続します。つまり「CQU内で積み上げる」という設計にすると、2027年以降も減額が効きます。

    「CQU内で積み上げる」とはどういうことか

    組み合わせ2段目の授業料
    (2027年・定価)
    15%減額後減額額
    Diploma of Business Studies
    → Bachelor of Business(2年次から2年間)
    A$56,000A$47,600−A$8,400
    Diploma of ICT
    → Bachelor of Information Technology(2年間)
    A$56,000A$47,600−A$8,400
    Bachelor of Business
    → Master of Professional Accounting(2年)
    A$62,000A$52,700−A$9,300
    Bachelor of Information Technology
    → Master of Information Technology(2年)
    A$64,000A$54,400−A$9,600
    Master of Information Technology
    → 研究学位(Research・年A$39,262の場合)
    25%減額Research Scholarshipが優先

    ※2027年の公式初年度学費をもとにした概算です(授業料は毎年見直されます)。「CQUの大学院コースワーク修了者が研究学位に進む場合」はInternational Research Scholarship(25%)の対象と明記されていますので、そちらが有利になります。複数の奨学金の併用可否は個別に確認が必要です。

    この制度が効いてくる、いちばん多いパターンをご紹介します。

    評定平均が3.5に届かなかった高校3年生のケースです。CQUは日本の高校卒業について「5段階評定3.5以上=学部、2.5以上=ディプロマ」という基準を公表しています。3.5に届かない場合、Diploma of Business Studies(1年)から始めることになります。

    このとき、ディプロマ修了後にCQUのBachelor of Businessへ進めば、学部2年分の授業料にAlumni Scholarshipの15%が適用される可能性があります。2027年料金ならA$8,400の減額です。しかもディプロマ経由でも学士号までの合計年数は3年で、直接入学と変わりません。

    「評定が足りない」ことが、むしろ減額の入口になり得るという構造です。ただし「修了認定から12ヶ月以内の開始」という条件があるため、ディプロマ修了後に間を空けないことが前提になります。

    International Research Scholarship(25%)

    International Research Scholarship研究学位(HDR)/国籍制限なし・2027年以降も継続

    25%授業料減額

    研究学位(Higher Degree by Research=研究修士・博士)に新規入学する留学生、またはCQUの大学院コースワークを修了して研究学位に進む方が対象です。減額はコースの全期間にわたって続き、枠数は無制限。申請不要・自動審査です。

    条件は「CQUの研究学位コースの学力要件と英語要件を満たしていること」だけで、国籍による制限はありません。

    研究学位の授業料(2027年)年額(定価)25%減額後年間の減額額
    低コスト分野(Low Cost)A$34,536A$25,902−A$8,634
    標準分野(上記・下記以外)A$39,262A$29,447−A$9,816
    高コスト分野(High Cost)A$41,131A$30,848−A$10,283

    ※CQU公式「2027 Tuition Fee Schedule – International Students」(2027年1月1日発効)の公表値です。分野の区分(Low Cost/標準/High Cost)は同スケジュールのAppendixで定められています。研究学位は時間に応じた課金であり、学期単位(0.5 EFTSL)でも計算されます。博士課程を3年で修了する場合、標準分野なら25%減額で3年間に約A$29,000の差になります。

    研究学位の英語要件は、コースワークより高く設定されています。IELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上)が標準で、Master of Research・Graduate Certificate in Research も同水準です。学力要件は「関連分野のオナーズ学位」「学士号+高い成績の大学院ディプロマ」「学士号(好成績)+1年以上の関連実務経験」など複数のルートが公表されています。

    要件に届かない場合はGraduate Certificate in Researchという入口があり、学士号(分野不問)または「認定ディプロマ+3年以上の実務経験」または「5年以上の実務経験+所定の訓練」で入学できます。

    RTP Stipend Scholarship(年額A$38,000)

    Research Training Program (RTP) Stipend Scholarshipオーストラリア政府の研究支援制度/枠5名・招待制

    A$38,000年額・最長3年

    オーストラリア政府が資金を出す研究支援制度で、研究学位の学生の生活費を支援するための給付金です。年額A$38,000、最長3年。CQUでの枠は5名と公表されています。

    支給は大学の給与システムを通じて2週間ごとに行われます。授業料の免除ではなく生活費の支給である点にご注意ください(授業料の減額は前章のInternational Research Scholarship 25%が該当します)。

    選考のしくみ ― 直接応募はできません
    • 直接の応募窓口はありません。まず指導教員(supervisory team)に関心を伝え、指導チームの推薦にもとづいてSchool of Graduate Researchから応募を招待されるという流れです
    • 選考は3つの観点・合計50点で採点されます ― 学業成績と文章力(0〜20点)/研究計画の質とCQUの重点研究領域との整合(0〜15点)/研究への意欲・研究経験・研究環境の証拠(0〜15点)
    • 選考ラウンドは通常年2回(4月末・9月末を目安に締切)。ただし回数と時期は年によって変わり、応募自体は通年で受け付けられます
    • 他から生活費支援を受けている場合は制限があります。RTP Stipend額の75%を超える収入を別の財源から受け取っている場合は対象外です
    • 書類不備の応募は審査対象外になります

    博士課程を検討している方にとっては、CQUで最も大きな金額が動く制度です。International Research Scholarship(授業料25%減額)と組み合わせられれば、標準分野の場合、授業料が年A$29,447まで下がったうえで、生活費として年A$38,000が支給されるという計算になります。

    ただし枠は5名で、指導教員の推薦が前提です。研究計画と受け入れ教員の確保が、奨学金より先に来る作業だとお考えください。アンアルウェンでは、研究テーマに合う指導教員の探し方と、コンタクトの取り方からご相談を承ります。

    Live, Earn and Learn Scholarship(寮費35%)

    Live, Earn and Learn Scholarshipロックハンプトン北キャンパス限定/学生寮の費用を減額

    35%寮費減額・15週間

    ロックハンプトン北キャンパスに入学し、学内の学生寮Capricornia Collegeに入居する留学生が対象です。最初の15週間の寮費が35%減額されるほか、学内または地域でのパートタイム就労の機会が用意されます。

    対象となる部屋は食事付き・エアコン付きの個室(バスルームは共用)と明記されています。枠数は無制限です。

    2027年入学分の実施については、CQU公式が「現在検討中(under review)」と公表しています。実施の可否と条件が確定次第、公式ページで案内されます。

    申請の条件(授業料減額とは手続きが異なります)
    • ロックハンプトン北キャンパスでのオファーを受け取り、公表された受諾期日までにオファーを受諾すること
    • 公表された締切までに学生寮の入居申込みを行うこと
    • 締切は入学学期ごとに設定され、CQUの奨学金ページで公表されます

    この制度は、金額よりも「組み合わせ」で意味を持ちます。

    ロックハンプトンは地方キャンパスなのでMerit 25%の確定条件にも当てはまり(Term 3 2026まで)、生活費そのものが都市部より月A$400〜600安く、そのうえ最初の15週間の寮費が35%引きになります。さらに移民制度上の「地方(Regional)」区分にも該当します。

    一方で、開講コースは限られます。ロックハンプトンで開講されているのは看護・工学・農学・心理学・カイロプラクティック・理学療法・IT などで、Bachelor of Businessは開講されていません。「地方が有利だから」という理由だけで選ぶと、志望コースがない、ということが起こります。順序としては、コース → キャンパス → 奨学金です。

    日本国籍が対象外の奨学金(5件)

    ここは、期待させてから「対象外でした」とお伝えする事態を避けるための章です。CQUの看板になっている高額な減額率は、そのほとんどが地域限定の制度です。

    制度名内容対象
    CQUniversity ASEAN
    Student Scholarship
    授業料50%減額東南アジア諸国の国籍。学業成績・リーダーシップ・社会に良い変化をもたらす姿勢を審査する選考型。2027年も継続
    Indonesia Student
    Scholarship
    授業料50%減額インドネシア国籍。2027年も継続
    Southeast Asia Excellence
    Scholarship
    授業料25%減額東南アジア出身の学業優秀者。Term 3 2026で終了し、以降は値下げ後の授業料に移行
    Latin America Free
    English Initiative
    英語コース
    最大30週間無料
    中南米諸国の国籍。英語コースと学位課程のパッケージ出願が条件。2026年・2027年の開始が対象。英語コースは週A$480(2026年)で計算されており、30週なら約A$14,400相当
    Australia Awards Scholarships
    /LPDP-Australia Awards
    授業料全額+
    渡航費・生活費・保険等
    オーストラリア外務貿易省(DFAT)の開発協力枠。対象国に日本は含まれません。LPDP版はオーストラリア・インドネシア両政府が資金を出す制度で、インドネシア国籍が対象

    なぜこうなっているのか、背景をお伝えします。

    これらは「成績優秀者を選ぶための奨学金」ではなく、「特定の国・地域からの留学生を増やすための投資」です。大学が留学生の出身国構成を戦略的に組み立てるための道具で、日本は現在その対象になっていません。

    日本語のサイトでは「CQUには50%減額の奨学金があります」という記述だけが引用されていることがあります。事実ではありますが、日本のパスポートで応募することはできません。私たちは、そこを曖昧にしたまま出願をお勧めすることはしません。

    その代わり、日本国籍の方が使える制度(MeritAlumniResearchRTP)と、2027年の値下げ、そして奨学金以外で総額を下げる方法――この3つを組み合わせて設計します。CQUの場合、この組み合わせのほうが効きます。

    2026年入学と2027年入学、どちらが安いか

    アンアルウェン独自コンテンツ

    ここがこのページの核心です。「Term 3 2026までに入学して奨学金を取る」のと「2027年に入学して値下げ後の定価で学ぶ」のと、どちらが安いのか。公式の学費表と奨学金の減額率から、初年度の授業料を実額で並べました。

    コース 2026年
    定価
    2026年
    +Merit 25%
    2026年
    +Merit 15%
    2027年
    定価
    結論
    Bachelor of Business
    BNE/MEL/SYD(25%不可)
    A$35,250 A$26,438 A$29,963 A$28,000 2027年が有利
    都市キャンパスのみのため
    25%の確定条件に該当しません
    Bachelor of Information Technology
    BNE/CNS/MEL/ROK/SYD
    A$36,720 A$27,540 A$31,212 A$28,000 地方25%なら2026年
    都市15%なら2027年
    Diploma of ICT
    BNE/CNS/MEL/ROK/SYD
    A$39,840 A$29,880 A$33,864 A$28,000 2027年が全面的に有利
    25%減額より安い
    Bachelor of Nursing
    BNE/ROK
    A$38,400 A$28,800 A$32,640 A$31,000 ロックハンプトンで25%なら2026年
    ブリスベンで15%なら2027年
    Bachelor of Engineering (Honours)
    CNS/ROK(BNEは学期による)
    A$44,910 A$33,682 A$38,174 A$33,000 2027年が全面的に有利
    25%減額より安い
    Master of Information Technology
    BNE/MEL/ROK/SYD
    A$39,840 A$29,880 A$33,864 A$32,000 地方25%なら2026年
    都市15%なら2027年
    MBA (Global)
    BNE/MEL/SYD(25%不可)
    A$38,640 A$28,980 A$32,844 A$31,000 2027年が有利
    都市キャンパスのみのため
    25%の確定条件に該当しません

    ※2026年・2027年ともCQU公式「International courses and fees」の初年度学費に、Merit Scholarshipの減額率を掛けた金額です。Merit 25%が確実に適用されるのは「ロックハンプトン・ケアンズなどの地方キャンパスで学ぶ場合」とCQU公式が明記しているため、都市キャンパスでしか開講されていないコース(Bachelor of Business・MBA)は25%欄をグレーで表示しています(都市キャンパスでも成績次第で25%に届く可能性はありますが、確定条件ではありません)。「25%不可」はあくまで確定条件に当てはまらないという意味です。開講キャンパスは学期により変動します。

    この表から言えること

    3つの結論
    1. 値下げ幅が大きいコースほど、2027年入学が有利です

      Bachelor of Engineering (Honours)(−26.5%)とDiploma of ICT(−29.7%)は、2027年の定価のほうが2026年に25%減額を受けた場合より安くなります。この2コースについては、Merit終了を惜しむ理由がありません。

    2. 地方キャンパスで25%を取れる場合だけ、2026年入学が競ります

      Bachelor of Information Technology、Bachelor of Nursing、Master of Information Technology は、ロックハンプトンやケアンズで学ぶなら2026年入学のほうが初年度は安くなります。ただし差は年A$460〜2,200程度で、劇的ではありません。

    3. 都市キャンパスで15%なら、迷わず2027年入学です

      ブリスベン・メルボルン・シドニーで学ぶ場合、すべてのコースで2027年入学のほうが安くなります。しかも「奨学金が15%か25%か」という不確実性がなくなり、予算が立てやすくなります。

    この試算に含めていない、重大な不確定要素

    上の表は「初年度の授業料」だけの比較です。2年目以降については、公表資料から断定できない部分があります。

    CQU公式は、Merit Scholarshipについて「この奨学金はTerm 3 2026以降は提供されず、受給者は代わりに2027年の引き下げられた授業料の恩恵を受けることになります」と記載しています。この文を素直に読むと、2026年に入学して減額を受けた方も、2027年からは「減額」ではなく「値下げ後の定価」に切り替わると解釈できます。

    もしそうであれば、2026年入学の優位は初年度だけということになります。一方、減額が卒業まで続くのであれば、話は変わります。3年間で数十万円単位の差が出る論点です。

    アンアルウェンでは、ご希望のコース・学期・キャンパスを特定したうえで大学に書面で照会し、卒業までの総額を確定させてからご案内します。ここは「たぶん」で進める箇所ではないと考えています。

    奨学金以外で総額を下げる4つの方法

    アンアルウェン独自コンテンツ

    CQUの場合、奨学金の減額幅よりも、設計の工夫のほうが効くことがあります。実務でよく使う4つを、金額つきで整理します。

    ① キャンパス選びで生活費を下げる

    費目(週あたり・目安)都市キャンパス
    ブリスベン・メルボルン・シドニー
    地方キャンパス
    ロックハンプトン・ケアンズ等
    家賃(シェアハウス)A$220〜350A$140〜220
    食費(自炊中心)A$70〜110A$65〜100
    交通費(学割あり)A$25〜45A$15〜30
    通信費・日用品A$25〜40A$25〜40
    外食・娯楽A$50〜90A$40〜70
    合計の目安週A$390〜635週A$285〜460
    3年間の差額約A$18,000〜21,000

    ※アンアルウェンが留学サポートの実務で用いている目安であり、大学の公式発表値ではありません。生活スタイルにより大きく変わります。授業料はどのキャンパスでも同額で、授与される学位も同じCQUniversityの学位です。

    この差額は、多くの奨学金の減額幅を上回ります。Bachelor of Businessに15%のMeritが付いた場合の減額は年A$5,288、3年でA$15,864。地方キャンパスを選ぶことによる生活費の差(3年でA$18,000〜21,000)のほうが大きいという計算になります。

    しかも地方キャンパスなら、Term 3 2026までの入学であればMerit 25%の確定条件にも当てはまり、「学費の減額」と「生活費の低下」が同時に効きます。さらに移民制度上の「地方(Regional)」区分にも該当します。

    ただし開講コースが限られることと、アルバイトやインターンシップの選択肢が都市部より少ないことは、正直にお伝えしておきます。

    ② ディプロマ経由で組み立てる

    2027年の新料金では、ディプロマも学部も年A$28,000(ビジネス・IT)です。Diploma of Business Studies(1年)を修了すると最大8科目分の単位認定を受けて学部2年次へ編入できますので、学士号までの合計年数は3年。直接入学と年数も授業料の総額(A$84,000)も同じです。

    • 入学のハードルが下がります ― 学部は5段階評定3.5以上が目安、ディプロマは2.5以上(CQU公式の国別基準)
    • Alumni Scholarship(15%)の対象になり得ます ― ディプロマ修了から12ヶ月以内に学部を開始すれば、学部2年分にA$8,400の減額(2027年料金)
    • 少人数で大学の学び方に慣れられます ― 学部1年次と同じ内容を、学習支援つきで学びます

    ③ CQUEnglishからのパッケージ出願にする

    英語が要件に届かない場合、CQUEnglishと学位課程をひとつのパッケージとして出願すれば、学生ビザの申請が1回で済みます。英語コース修了後にビザを取り直す必要がなく、申請料(約A$2,000)と手続きの時間を節約できます。

    • 2027年からCQUEnglishの授業料は週A$400(2026年は週A$480)。24週ならA$9,600で、2026年料金よりA$1,920安くなります
    • EAP 3を修了するとIELTS 6.5相当を求めるコースへの進学資格が得られ、IELTSを受け直す必要がなくなります(受験料と対策期間の節約)
    • 英語コース中も学生ビザで2週間で48時間まで就労できます

    ④ インターンシップとGraduate Guaranteeを使い切る

    これは「支出を減らす」のではなく「留学の投資回収を早める」方法です。

    • インターンシップ ― 追加費用なし・修業年限の延長なし・GPA要件なしで、受け入れ先をCQUが探してくれます。期間は10〜12週間。対象は工学・IT・会計・MBAなど12コース。オーストラリアでの実務経験が履歴書に載ります
    • Graduate Guarantee ― 学部卒業から6ヶ月以内に専攻分野の仕事に就けなかった場合、Graduate Certificate in Leadership and Entrepreneurship を無償で受講できます(約A$7,180相当)。留学生も対象で、オンライン・海外在住でも構いません

    ※Graduate Guaranteeを卒業生ビザ(サブクラス485)で滞在中に受講する場合、ビザ条件への影響を移民局に確認する必要があるとCQUも注記しています。授業料以外の費用(教科書・滞在費・OSHC・生活費)は自己負担です。

    日本側で使える奨学金という選択肢

    大学の奨学金だけが選択肢ではありません。日本国内にも、海外大学への進学・留学を支援する制度があります。CQUの奨学金と併用できる場合もあります。

    主な種類
    • 日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度 ― 学位取得型・協定派遣型など、目的別に複数の枠があります。募集時期と対象条件が細かく分かれています
    • 民間財団の奨学金 ― 給付型・貸与型の両方があり、分野を限定するもの、地域を限定するもの、渡航前に応募が必要なものなど条件はさまざまです
    • 地方自治体の奨学金 ― 出身地の都道府県・市区町村が独自に設けている制度。募集人数は少ないものの競争率が比較的低いことがあります
    • 大学の交換留学・派遣制度 ― 日本の大学に在学中の方は、在籍大学の協定校制度もあわせて検討する価値があります

    日本側の奨学金には、共通する注意点が3つあります。

    ひとつめ、募集時期が早い。渡航の1年以上前に締切があるものが少なくありません。「合格してから探す」では間に合わないことがあります。

    ふたつめ、応募書類の負担が大きい。研究計画・志望理由書・推薦状・語学スコアなど、大学出願とは別に一式が必要になります。

    みっつめ、CQUの制度との併用可否は個別確認が必要です。大学側の奨学金には「他の財源から生活費支援を受けている場合の制限」が設けられていることがあります(RTP Stipendには明確な規定があります)。

    アンアルウェンではご状況に合いそうな制度の情報をご提供し、出願スケジュールとの整合を一緒に組み立てます。ただし各制度の審査そのものは主催団体が行いますので、採否をお約束することはできません。

    申請の流れと締切

    CQUの主要な奨学金は別途の申請書が不要です。ただし「何もしなくてよい」わけではありません。提出書類の不備や出願の遅れが、そのまま減額の機会を失うことにつながります。

    STEP 01コースとキャンパスを決めるここで減額率が変わります。地方キャンパスならMerit 25%の確定条件(T3 2026まで)
    STEP 02書類を英文で揃える成績証明書・修了証明書の認証コピー。英語以外は認証翻訳が必要。発行に2〜4週間
    STEP 03iStartから出願奨学金の申請書は不要。出願と同時に自動審査されます
    STEP 04オファーレターで減額率を確認結果はiStartのポータルとメールで通知。エージェント経由なら担当者にも連絡
    STEP 05受諾・学費支払い・CoE取得Live, Earn and Learn を狙う場合は寮の申込み締切にも注意
    押さえておくべき締切と期限
    • 出願は希望学期の3ヶ月前まで(CQU公式の推奨)。オファー受領 → 受諾 → CoE発行 → 学生ビザ申請、と時間がかかるためです
    • 2027年の開講日 ― Term 1:3月8日/Term 2:7月12日/Term 3:11月8日
    • International Merit Scholarship は Term 3 2026(2026年11月8日開講)の入学が最後です
    • International Alumni Scholarship は「修了認定から12ヶ月以内の開始」という期限があります。ディプロマ修了後に間を空けると対象外になります
    • RTP Stipend の選考ラウンドは通常年2回(4月末・9月末を目安に締切)。ただし回数と時期は年により変わります。まず指導教員へのコンタクトが先です
    • Live, Earn and Learn は「オファーの受諾期日」と「学生寮の申込み締切」の両方を守る必要があります。締切は入学学期ごとに公表されます
    • 英語テストのスコアは受験日から2年以内のものが有効です
    • 出願の4〜6ヶ月前|コース・キャンパス・入学学期を確定するCQUは11ロケーションを持ちますが、コースごとに開講キャンパスも開講学期も異なります。ここが決まらないと、奨学金の条件(とくに地方キャンパスの25%)も確定しません。アンアルウェンで無料でお調べします。
    • 出願の3〜4ヶ月前|英文書類を揃える成績証明書・卒業(修了)証明書の英文版を学校に依頼します。発行に2〜4週間かかることがあります。英語以外の書類には認証翻訳が必要です。
    • 出願の3ヶ月前|iStartから出願奨学金の申請書は不要。出願と同時に自動審査されます。この段階で書類に不備があると、審査が止まります。
    • 出願から2〜6週間|オファーレター受領減額率はオファーレターに記載されます。Letter of Offerにはコース全体の学費見積もりも記載されますので、ここで総額を確認できます。
    • オファー受諾・学費支払い|CoE発行初回分の授業料とOSHCを支払うとCoE(入学許可確認書)が発行されます。ここから学生ビザ(サブクラス500)の申請に進みます。
    • 開講の約4週間前|渡豪滞在先の確保、オリエンテーション、キャンパスでの手続きのため、CQU公式が推奨している時期です。

    よくある質問

    CQUの奨学金に、日本国籍で応募できるものはありますか?

    あります。International Merit Scholarship(授業料15〜25%減額)は国籍を問わず新規入学の留学生全員が自動審査の対象で、申請書は不要です。ロックハンプトンやケアンズなどの地方キャンパスを選ぶと25%が適用されます。ただしTerm 3 2026の入学をもって終了します。
    このほかInternational Alumni Scholarship(15%)International Research Scholarship(25%)RTP Stipend(年額A$38,000)も国籍制限がありません。
    一方でASEAN奨学金(50%)、インドネシア奨学金(50%)、東南アジア向けの25%減額、中南米向けの英語コース無償化、政府系のAustralia Awardsは対象地域・対象国が限定されており、日本国籍の方は応募できません。

    Meritが終了すると、2027年以降は奨学金なしになるのですか?

    減額型の奨学金はなくなりますが、その代わりに授業料そのものが下がります。CQUは「CQU Fee Advantage」という新しい料金体系を導入し、2027年入学からBachelor of Businessの初年度授業料をA$35,250→A$28,000、Bachelor of Engineering (Honours)をA$44,910→A$33,000、Bachelor of NursingをA$38,400→A$31,000、CQUEnglishを週A$480→週A$400へ引き下げました。
    大学は「初日から手が届く学費であれば、奨学金の獲得に大きく依存することなく学業に集中できる」と説明しています。コースによっては2027年の定価のほうが、2026年に25%減額を受けた場合より安くなります第9章)。
    なおAlumni(15%)、Research(25%)、RTP Stipendは2027年以降も継続します。

    2026年に入学して奨学金を取るのと、2027年に入学するのとでは、どちらが得ですか?

    コースとキャンパスによって答えが変わります。
    Bachelor of Engineering (Honours) は2026年にMerit 25%を受けても初年度A$33,682で、2027年の定価A$33,000より高くなります。Diploma of ICT も同様に2027年が全面的に有利です。
    一方 Bachelor of Information TechnologyBachelor of Nursing をロックハンプトン・ケアンズで学ぶ場合は、2026年に25%を取ったほうが初年度は安くなります(差は年A$460〜2,200程度)。
    ただし2026年入学者が2年目以降も減額を受け続けられるかは、公表資料から読み取れません。3年間で数十万円単位の差が出る論点ですので、アンアルウェンでは志望コース・学期・キャンパスを特定したうえで大学に書面で照会し、卒業までの総額を確定させてからご案内しています。

    Merit Scholarshipで25%を取るには、どのくらいの成績が必要ですか?

    CQU公式が明確に示しているのは「ロックハンプトンやケアンズなどの地方キャンパスで学ぶ場合は25%」という条件だけです。都市キャンパスの場合は「これまでの学業成績または英語力に応じて15%から25%」とだけ記載されており、具体的な点数のしきい値は公表されていません。
    つまり「確実に25%」と言えるのは地方キャンパスを選んだ場合です。都市キャンパスの判定についてはCQUのInternational Teamへの照会が必要で、アンアルウェンでは成績証明書とIELTSスコアをもとに出願前に確認します。

    Alumni Scholarship(15%)はどんな人が対象ですか?

    CQUniversityの課程を修了した留学生が、修了認定(conferral)から12ヶ月以内にCQUの次の課程を開始する場合に、授業料が15%減額される制度です。減額はコースの全期間にわたって続き、枠数は無制限。申請書は不要で自動付与です。
    効いてくるのは「Diploma of Business Studies → Bachelor of Business」「Bachelor → Master」といった、CQU内で積み上げる設計です。2027年料金なら学部2年分でA$8,400、修士2年分でA$9,300〜9,600の減額になります。
    「修了から12ヶ月以内」という期限がある点にご注意ください。ディプロマ修了後に間を空けると対象外になります。

    研究学位(修士・博士)向けの奨学金はありますか?

    2つあります。
    International Research Scholarship(授業料25%減額) ― 研究学位に新規入学する留学生、またはCQUの大学院コースワークを修了して研究学位に進む方が対象。申請不要・自動審査で国籍制限なし。研究学位の授業料は分野により年A$34,536〜41,131ですので、年A$8,634〜10,283の減額になります。
    RTP Stipend Scholarship(年額A$38,000・最長3年) ― オーストラリア政府の研究支援制度で、生活費の支給です。枠は5名。直接応募はできず、指導教員の推薦にもとづく招待制で、学業成績と文章力(20点)・研究計画の質(15点)・研究への意欲と経験(15点)の合計50点で採点されます。

    奨学金の申請は必要ですか?締切はありますか?

    日本国籍の方が対象となる主要な奨学金は、いずれも別途の申請書が不要です。iStart(留学生用の出願システム)からコースに出願すれば自動的に審査され、結果はiStartのポータルとメールで通知されます。エージェント経由の場合は担当者にも連絡が入ります。
    ただし成績証明書・修了証明書の認証コピー(英語以外の場合は認証翻訳付き)の提出が必要です。日本の学校の書類は英文版の発行に2〜4週間かかることがありますので、早めに手配してください。
    締切として意識すべきは、①出願は希望学期の3ヶ月前まで(CQU推奨)、②MeritはTerm 3 2026の入学が最後、③Alumniは修了から12ヶ月以内、④RTPは年2回の選考ラウンド、⑤Live, Earn and Learnはオファー受諾期日と寮の申込み締切の5点です。

    Live, Earn and Learn Scholarship(寮費35%)は日本人も対象ですか?

    国籍による制限はありませんが、ロックハンプトン北キャンパスに入学し、学内の学生寮Capricornia Collegeに入居することが条件です。対象は最初の15週間の寮費35%減額と、学内・地域でのパートタイム就労の機会。部屋は食事付き・エアコン付きの個室(バスルーム共用)です。
    2027年入学分の実施については、CQU公式が「現在検討中」と公表しています。また、ロックハンプトンで開講されているコースは看護・工学・農学・心理学・IT などに限られ、Bachelor of Businessは開講されていません。順序としては、コース → キャンパス → 奨学金です。

    複数の奨学金を組み合わせられますか?

    制度の性格によって異なります。授業料の減額(Merit・Alumni・Research)は、いずれか一つが適用されるのが通常で、複数を重ねて適用することはできないとお考えください。一方で「授業料の減額」と「寮費の減額(Live, Earn and Learn)」、あるいは「授業料の減額(Research 25%)」と「生活費の支給(RTP Stipend)」は性格が異なるため、併用の余地があります。
    ただしRTP Stipendには「他の財源から生活費支援を受けている場合、その額がRTP Stipendの75%を超えると対象外」という明確な規定があります。日本側の奨学金と組み合わせる場合はここに注意が必要です。併用可否は個別に大学へ確認します。

    奨学金がなくても、CQUの学費は他大学と比べて安いのですか?

    CQU自身が第三者調査(Studymove 2024)にもとづいて比較を公表しています。学部の平均年間授業料はCQU A$35,648に対し、Go8(豪州八大学)A$47,916(+A$12,268)、ATN A$38,952(+A$3,304)、全大学平均 A$37,937(+A$2,289)。大学院ではCQU A$34,397に対し、Go8 A$49,310(+A$14,913)です。
    ただしこの比較は2027年の値下げ前の水準で計算されたものですので、実際の差はさらに開いています。なお、CQU自身も「第三者データにもとづく概算であり、各大学に確認が必要」と注記しています。

    留学エージェントを使うメリット

    「奨学金が申請不要なら、自分で出願しても同じでは」というご質問をいただきます。学費も奨学金の条件も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、いまのCQUのように制度が切り替わる途中にある大学では、エージェントを通す実務的な意味があります。

    • 費用が変わらない

      アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の適用確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。

    • 「2026年入学」と「2027年入学」の総額を確定させてからご案内します

      Meritの終了と2027年の値下げが同時に起きているため、どちらが安いかはコースとキャンパスで逆転します。しかも2026年入学者の2年目以降の扱いは公表資料から読み取れません。アンアルウェンでは大学に書面で照会し、卒業までの総額を確定させてからご提案します。

    • 「地方キャンパスで25%」が成立するかを先に確認できる

      Merit 25%の確定条件は「地方キャンパスで学ぶこと」ですが、そこで志望コースが開講されているとは限りません。ロックハンプトンにBachelor of Businessはなく、ケアンズには工学とITがある――こうしたコースとキャンパスの組み合わせを、無料でお調べします。

    • Alumni Scholarshipを前提にした設計ができる

      「ディプロマ → 学部」「学部 → 修士」とCQU内で積み上げる計画なら、2段目に15%が効きます。ただし「修了から12ヶ月以内の開始」という期限があります。年3学期制の開講日から逆算して、間が空かないスケジュールを設計します。

    • 提出書類の不備で審査が止まるのを防げます

      奨学金は申請不要ですが、成績証明書・修了証明書の認証コピー(英語以外は認証翻訳付き)の提出が前提です。日本の学校の英文書類は発行に2〜4週間かかることがあります。何を、どの形式で、いつまでに揃えるかを具体的にご案内します。

    • 研究学位は「奨学金より先に指導教員」だとお伝えします

      RTP Stipendは直接応募ができず、指導教員の推薦が前提です。研究テーマに合う教員の探し方、コンタクトの取り方、研究計画の組み立て方から一緒に進めます。奨学金の話から入ると、順序が逆になります。

    • 日本側の奨学金との併用可否を整理できます

      RTP Stipendには「他の財源からの生活費支援がRTP額の75%を超えると対象外」という規定があります。日本側の制度と組み合わせる場合、この点を先に確認しておかないと、あとで一方を返上することになりかねません。

    • 複数校を横並びで比較できる

      大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。CQU・サザンクロス大学サンシャインコースト大学の奨学金と学費を条件別に比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。CQUが合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。

    • 渡航後も相談できる相手がいる

      アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の学校を実際に訪問・視察。資料ではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

    CQUの奨学金を検討している方へ ― 松本より

    このページで、いちばんお伝えしたかったのは「CQUには日本人が使える奨学金がない、というのは誤解です」ということです。International Merit Scholarshipは国籍を問いませんし、申請書すら不要です。日本語の情報だけを見ていると、この制度は見落とされがちです。

    そのうえで、もうひとつお伝えしたいことがあります。CQUの場合、奨学金より「設計」のほうが効きます。地方キャンパスを選べば3年間の生活費がA$18,000〜21,000下がり、これは多くの奨学金の減額幅を上回ります。ディプロマ経由で組めば入学のハードルが下がり、しかも2027年料金では年数も授業料も直接入学と同じです。

    そして2027年の値下げ。工学は4年で約A$47,000、看護は3年で約A$22,000下がりました。「去年調べた学費」で判断されると、実像より高く見えてしまいます。

    学びたい分野と、今の成績・英語力、そして入学したい時期を教えていただければ、2026年入学と2027年入学のどちらが総額で安いかを、具体的な数字でお答えします。CQUが合わないと判断すれば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。CQUniversityへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。

    出願前サポート(無料)
    • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
    • 奨学金の対象可否・減額率の事前確認(大学への照会含む)
    • 2026年入学と2027年入学の総額比較シミュレーション
    • キャンパス別の開講コース・開講学期の確認
    • 評定平均から進学ルートを判定(CQU公表基準にもとづく)
    • 入学申込書類の作成サポート
    • 学生ビザ申請代行サポート
    • GSステートメントの作成含め、全面サポート
    • ホームステイ・学生寮・学生アパートの手配代行
    • OSHC(海外学生健康保険)の手配代行
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
    渡航後サポート(無料)
    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • コース延長・変更の手続きサポート
    • キャンパス変更の相談・手続きサポート
    • 次の課程への進学時の奨学金(Alumni 15%)の適用確認
    • ビザ切り替えサポート
    • インターンシップ・就職活動に関する相談
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
    • LINEやZOOMでのサポート付

    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。なお無料なのは代行サービスです。滞在先の手配料、寮費・ホームステイ費、保険料などの実費は別途かかります。

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    University セントラルクイーンズランド大学の詳細ページ ランキング・キャンパス・入学条件・学費の全体像、日本の高校の評定基準(3.5/2.5)、高校3年生向けの3プラン、社会人の大学院進学ルートまで。CQUを検討するならまずこちらから。 English CQUEnglish(CQU付属語学学校) EAP 1〜3の内容と入学要件、週A$400(2027年)の学費、ブリスベン・メルボルン・シドニーの校舎、2027年の開講日、EAP修了で満たせる英語要件まで。留学生満足度は全豪1位。 Scholarships オーストラリアの大学奨学金一覧 大学ごとの留学生向け奨学金をまとめています。減額率・申請の要否・対象国の有無を横並びで比較できます。 Queensland クイーンズランド州の大学一覧 ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズを中心としたクイーンズランド州の大学をまとめてご紹介。日本との時差1時間、サマータイムなしという州全体の留学環境もあわせて解説しています。 Compare サザンクロス大学(SCU) QS世界634位。1科目ずつ集中して学ぶブロック制カリキュラムが特徴で、看護は世界トップ225。奨学金の条件もあわせて比較したい方はこちらもご覧ください。 Free Consultation 無料相談のお申し込み 志望コース・キャンパス・入学時期をお聞かせいただければ、2026年入学と2027年入学のどちらが総額で安いかを無料で試算します。成績証明書からの進学ルート判定も承ります。

    Free Consultation

    「Term 3 2026までに入る」か、
    「2027年の安い定価で入る」か。

    この判断は、志望コースとキャンパスによって逆転します。工学とDiploma of ICTは2027年が全面的に有利。地方キャンパスの看護やITは2026年が競る。しかも2026年入学者の2年目以降の扱いは、公表資料から読み取れません。アンアルウェンでは大学に書面で照会し、卒業までの総額を確定させてからご案内します。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方のご相談も歓迎します。

    ※本ページは2026年8月26日時点の公開情報にもとづき、アンアルウェン代表・松本朋弥が作成しています。奨学金の名称・減額率・条件・期限はCQUniversity公式の国際奨学金ページおよび各奨学金の詳細ページ、学費はCQUniversity公式「International courses and fees 2026/2027」(2027年版は2026年8月10日更新)および「2027 Tuition Fee Schedule – International Students」(2027年1月1日発効)、日本の高校の学力換算基準は同大学公式「Country Specific Academic Requirements」、他大学との学費比較はCQUniversity公式「The CQU Fee Advantage」(出典:Studymove Comparative Analysis of International Tuition Fees in Australia 2024)の公表値です。生活費の目安と総額試算の一部はアンアルウェンの実務上の目安であり、大学の公式発表値ではありません。奨学金・学費・入学要件・ビザ制度は変更される場合があります。とくに本ページで扱っている制度移行の時期は改定が続く可能性がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。

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