フリンダース大学(Flinders University)の留学生向け奨学金は、ほとんどが申請書不要の自動審査。しかも割引は入学初年度だけでなく在学期間中ずっと続きます。最大50%割引、研究学位なら学費全額免除+年$36,061の生活費支給です。
フリンダース大学(Flinders University)は、南オーストラリア州アデレードに拠点を置く公立総合大学です。THE世界大学ランキング2026で世界トップ2%に入り、看護学・医療系・心理学の分野で高い評価を得ています。
そのフリンダース大学の留学生向け奨学金の最大の特徴は、「奨学金の申請書を書かなくてよい」という点です。コースへの出願手続きの中で自動的に審査され、条件を満たしていればオファーレター(入学許可書)に奨学金の内容が記載されて届きます。エッセイの提出も、推薦状の準備も、別の締切を気にする必要もありません(最上位の学長特別奨学金のみ追加手続きが必要です)。
さらに重要なのが、割引が「full duration=在学期間中ずっと」適用されること。3年制の学部なら3年間、4年制なら4年間、毎年の授業料から割引が続きます。「初年度だけ安い」タイプの奨学金とは、総額で数百万円の差になります。
コース出願時に自動審査。奨学金用のエッセイ・推薦状・別締切はありません。結果はオファーレターに記載されます(学長特別奨学金のみ追加手続きあり)。
「full duration」=在学期間中ずっと適用。3年制なら3年間、4年制なら4年間。初年度だけの奨学金と比べて総額のインパクトが大きく異なります。
Foundation Studies在学中も20%割引。さらにFoundation修了成績80以上で学部進学後30%と、日本の高校生にとって明確な目標が設定されています。
| 奨学金名 | 割引・給付 | 主な条件 | 申請 |
|---|---|---|---|
| Vice-Chancellor’s Excellence Scholarship |
授業料50%割引 | 学部:ATAR 95以上相当 大学院:GPA 6.5以上(7点満点) |
要 (動画提出) |
| Global Excellence Scholarship(30%) |
授業料30%割引 | ATAR 80.00以上相当/Foundation総合成績80以上/GPA 6.00以上 | 不要(自動) |
| Global Excellence Scholarship(25%) |
授業料25%割引 | ATAR 70〜79.95相当 (入学基準を5ポイント上回る成績) |
不要(自動) |
| Kickstart Scholarship | 授業料20%割引 | 新規入学のフルフィー留学生で、コースの入学条件を満たすこと | 不要(自動) |
| Pathway Scholarship | 授業料20%割引 | Flinders University Academy(Foundation・Diploma・Pre-Masters)修了者 | 不要(自動) |
| Alumni Scholarship | 授業料20%割引 | フリンダース大学で学位を修了した方の再進学 | 不要(自動) |
| Flinders Academy Scholarship |
授業料20%割引 | Foundation・Diploma・Pre-Masters在学中に適用 | 不要(自動) |
| English Studies Scholarship |
授業料20〜30%割引 | 英語コース(EAP)の学生。Express Scholarshipは30% | 不要(自動) |
| FIPRS (研究学位向け) |
学費全額免除 +生活費 年$36,061 |
PhD・Master by Research。指導教員の受入確保が必須 | 要 (6月締切) |
| AGRTPS(International) 豪州政府奨学金 |
学費オフセット +生活費 年$36,061 +OSHC |
PhD・研究修士。年間5件のみの高競争 | 要 (6月締切) |
| LATAM English Excellence Scholarship |
授業料30%割引 | 中南米出身の英語コース(EAP)学生 | ✗ 日本人は対象外 |
※金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。奨学金の内容・割引率・対象コースは予告なく変更される場合があります。出願時点の最新条件は公式サイトまたはアンアルウェンへご確認ください。
Vice-Chancellor’s Excellence Scholarship(学長特別奨学金)
2026年 Semester 2(7月)入学:4月17日締切
Global Excellence Scholarship
Kickstart Scholarship
フリンダース大学に初めて入学する留学生を対象とした奨学金で、フリンダース大学の奨学金制度の中で最もハードルが低いものです。「成績優秀者」であることは求められず、志望コースの入学条件を満たしていれば審査対象になります。
つまり、Global Excellenceの成績基準(ATAR 70相当以上)に届かなかった場合でも、多くの留学生が20%割引を受けられるという設計です。「奨学金がまったくもらえないかもしれない」という不安を持つ必要は、フリンダース大学の場合ほとんどありません。
Flinders Academy Scholarship / Pathway Scholarship
Flinders University Academy(大学直営の進学準備機関)に在籍する学生と、その修了後に学部・大学院へ進学する学生を対象とした、2段階で適用される奨学金です。
| プログラム | 割引率 |
|---|---|
| Foundation Studies(進学準備) | 20% |
| Diploma(5分野) | 20% |
| Pre-Masters(大学院準備) | 20% |
| English for Academic Purposes(英語コース) | 20% |
| English Studies Express Scholarship | 30% |
| 奨学金 | 割引率 | 条件 |
|---|---|---|
| Kickstart | 20% | Academy修了者は全員対象 |
| Global | 25% | Foundation修了成績に応じて |
| Global Excellence | 30% | Foundation総合成績80以上 |
高校・大学の成績表と英語スコアを教えていただければ、適用の可能性がある奨学金と、実質いくらになるかを無料でシミュレーションします。
Flinders University Alumni Scholarship
フリンダース大学で学部または大学院の学位を修了した方が、別の学位コースに再入学する場合に適用される奨学金です。「学部をフリンダースで卒業して、そのまま大学院へ」というルートを考えている方は、学部入学の段階から一貫した費用計画が立てられます。
PhD(博士)やMaster by Research(研究修士)に進学する場合は、上記のコースワーク向け奨学金とはまったく別の制度が用意されています。授業料が免除されるうえに生活費が支給されるため、経済的な負担を大きく減らして研究に専念できます。ただし、いずれも申請が必要な高競争率の奨学金です。
FIPRS(Flinders International Postgraduate Research Scholarship)
AGRTPS(豪州政府 Research Training Program 奨学金・International)
オーストラリア政府が資金を提供する研究奨学金の留学生枠です。授業料・生活費に加えてOSHC(海外学生健康保険)まで大学がカバーするため、実質的な自己負担を大きく抑えられます。渡豪時の赴任手当(最大$1,485)も支給されます。
| 分野 | 対象外コース |
|---|---|
| 医学 | Doctor of Medicine(MD)/Bachelor of Clinical Sciences・Doctor of Medicine |
| 心理学(臨床) | Master of Psychology (Clinical)/Master of Professional Psychology |
| 理学療法 | Master of Physiotherapy |
| 看護(Alumni奨学金) | Bachelor of Nursing (Graduate Entry) |
| 研究学位 | PhD(Doctor of Philosophy)/Master by Research ※専用のFIPRS・AGRTPSが別途あります |
| 短期の大学院課程 | Graduate Certificate/Graduate Diploma |
※対象外コースは奨学金の種類によって微妙に異なります。志望コースが対象かどうかは、出願前にアンアルウェンで無料確認いたします。
2026年度の公式学費をもとに、奨学金を適用した場合の在学期間全体での減額イメージを試算しました。フリンダース大学の奨学金は在学期間中ずっと適用されるため、総額のインパクトが大きくなります。
| コース(年間学費・年数) | 割引なし | 20%適用 | 30%適用 | 50%適用 |
|---|---|---|---|---|
| Bachelor of Business $39,000/3年 |
$117,000 | $93,600 (−$23,400) |
$81,900 (−$35,100) |
$58,500 (−$58,500) |
| Bachelor of Information Technology $43,600/3年 |
$130,800 | $104,640 (−$26,160) |
$91,560 (−$39,240) |
$65,400 (−$65,400) |
| Bachelor of Nursing $44,300/3年 |
$132,900 | $106,320 (−$26,580) |
$93,030 (−$39,870) |
$66,450 (−$66,450) |
| Bachelor of Engineering (Hons) $47,300/4年 |
$189,200 | $151,360 (−$37,840) |
$132,440 (−$56,760) |
$94,600 (−$94,600) |
| Master of Public Health $41,400/2年 |
$82,800 | $66,240 (−$16,560) |
$57,960 (−$24,840) |
$41,400 (−$41,400) |
| MBA(各専攻) $44,200/2年 |
$88,400 | $70,720 (−$17,680) |
$61,880 (−$26,520) |
$44,200 (−$44,200) |
※単位はオーストラリアドル(AUD)。学費は公式「International Commencing Tuition Fee Schedule 2026」の初年度金額をもとに、年数分を単純に掛けた概算です。実際には授業料が毎年改定されるため、総額は上記より高くなります。あくまで割引インパクトの比較用としてご覧ください。
フリンダース大学が公開しているATAR換算表には、中国のGaokao、英国A-Level、IB、香港HKDSEなどは掲載されていますが、日本の高等学校卒業(普通科)は掲載されていません。そのため、日本の高校からの一般的なルートはFoundation Studies経由になります。
IB(国際バカロレア)やオーストラリアのYear 12を修了している方は、直接入学(Direct Entry)が可能で、その資格のATAR換算値がそのまま奨学金の判定に使われます。
大学院(コースワーク)の場合は、日本の大学のGPAをフリンダース大学の7点満点スケールに換算して判定されます。
奨学金の申請書は本当に書かなくていいのですか?
はい。コースワーク向けの奨学金(Kickstart・Global Excellence・Pathway・Alumni)はすべて自動審査で、別途の申請書・エッセイ・推薦状は不要です。コースへの出願審査の中で判定され、結果はオファーレターに記載されます。例外は最上位のVice-Chancellor’s Excellence Scholarship(50%)で、こちらのみ選抜候補者に動画を含む追加提出が求められます。また研究学位向けのFIPRS・AGRTPSは通常どおり申請が必要です。
複数の奨学金を組み合わせて受け取れますか?
いいえ、併用はできません。複数の奨学金の条件を満たしていても、適用されるのは最も有利な1つだけです。たとえばKickstart(20%)とGlobal Excellence(30%)の両方に該当する場合、30%が適用されます。したがって「たくさん申請する」ことよりも「より上のランクの条件を満たす」ことが重要になります。
奨学金は入学初年度だけですか?
いいえ、在学期間中ずっと(full duration)適用されます。3年制の学部なら3年間、4年制なら4年間、毎年の授業料から割引が続きます。学期ごとの請求書に自動的に反映されるため、毎年申請し直す必要もありません。ただし規定の成績を維持する必要がある場合があるため、継続条件はオファーレターでご確認ください。
日本の高校の成績が良くありませんが、奨学金はもらえますか?
可能性は十分にあります。Kickstart Scholarship(20%)は「成績優秀者」ではなく「コースの入学条件を満たす新規入学の留学生」が対象だからです。さらに日本の高校を卒業してFoundation Studies経由で進学する場合、上位奨学金(25〜30%)の判定に使われるのは日本の高校の成績ではなくFoundation修了時の成績です。つまり渡豪後の努力で挽回できる仕組みになっています。
奨学金がもらえない可能性はありますか?
あります。主なケースは、①対象外コース(医学・臨床心理学・理学療法・研究学位・Graduate Certificate/Diploma)に出願した場合、②オーストラリア・ニュージーランド国籍または豪州永住権をお持ちの場合、③他大学からの単位認定が総単位の1/3を超える場合、の3つです。特に①は志望コースによって結果が大きく変わるため、出願前の確認が重要です。
エージェント経由だと奨学金が減らされたりしませんか?
いいえ、まったく同じです。奨学金の審査基準も割引率も、大学へ直接出願した場合と変わりません(エージェント手数料は大学側が負担する仕組みです)。むしろ、対象外コースの回避、成績書類の準備、学長奨学金の締切管理といった実務面でサポートが受けられるぶん、有利に進められるケースが多くあります。
奨学金があっても学費以外の費用はかかりますか?
はい。奨学金は授業料(tuition fee)に対する割引であり、生活費・OSHC(海外学生健康保険、年約$700〜800)・学生ビザ申請料・教材費・実習関連費などは自己負担です。ただし研究学位向けのFIPRS・AGRTPSは生活費(年$36,061)が支給され、AGRTPSはOSHCもカバーされます。
FIPRS・AGRTPSはいつから準備すればいいですか?
申請は例年4月末に開始し6月中旬に締め切られますが(2026年度は4月30日〜6月18日)、準備は前年の秋頃から始めるべきです。申請には指導教員(Supervisor)の受け入れ確保が必須で、研究テーマのすり合わせと合意形成に数ヶ月かかることが一般的だからです。加えて研究計画書(500語)、推薦書2通、論文最大5点の準備も必要になります。
アンアルウェンは、フリンダース大学への出願から奨学金の取得、渡航・現地生活まですべて無料でサポートするオーストラリア留学専門エージェントです。
あなたが取れる奨学金、
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「私の成績なら何%?」「Foundation経由でも奨学金は出る?」「実質いくらになる?」
成績表と英語スコアを教えていただければ、具体的な金額までお答えします。
完全無料・無理な勧誘なし。高校生・保護者の方のご相談も大歓迎です。
※本ページの奨学金情報はフリンダース大学公式サイト(flinders.edu.au)の公開情報、学費は公式「International Commencing Tuition Fee Schedule 2026(2026年1月更新版)」をもとに作成しています。奨学金の名称・割引率・条件・締切・対象コースは予告なく変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。