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  • UNSW奨学金|20%割引ISAは日本人対象外、狙えるのは$10,000自動選考とScientia全額免除

  • 2026.07.16 UPDATE
  • UNSW Scholarships for International Students

    ニューサウスウェールズ大学(UNSW)
    留学生向け奨学金ガイドUNIVERSITY OF NEW SOUTH WALES

    日本語の情報サイトの多くが、UNSWの主力奨学金として「授業料20%割引」を紹介しています。しかしこの制度は低所得国・開発途上国の学生向けで、日本国籍は応募できません。このページでは日本人が実際に狙える奨学金だけを、減額後の実額まで含めて整理しました。

    $10,000日本人の基準線
    Global University Award(自動)
    $20,000年額・Scientia Offer 2
    (要申請)
    全額最上位・Scientia Offer 1
    授業料全額免除(要申請)
    20%ISA=日本は対象外
    低所得国・開発途上国向け
    10/30Scientiaの締切
    Term 1 2027(2026年)
    This page at a glance
    1. 【最重要】授業料20%割引のInternational Student Award(ISA)は、日本国籍では応募できません。UNSWの規約に「低所得国および開発途上国の学生を対象とする」と明記され、公式の対象国リスト(約120ヶ国)に日本はありません。アルファベット順でJamaicaの次はJordanです。中国・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・欧米諸国も同様に対象外です。
    2. 日本人の「基準線」はAustralia’s Global University Award(A$10,000)です。国籍による制限がなく、申請不要。判定材料は出願書類の学業成績のみで、エッセイも推薦状も要りません。結果は入学許可書と同時に通知されます。
    3. その上にInternational Scientia Coursework Scholarship(授業料全額または年A$20,000)があります。ただし要申請かつ締切があり、締切までにオファーを取得している必要があります。Term 1 2027入学なら2026年10月30日。「オファーが出てから考える」では間に合いません。
    4. UNSW Collegeを経由するかどうかで、対象になる制度が変わります。Foundation Studies修了者はUNSW College Award(A$10,000・申請不要)の対象。ただしDiploma(12か月・学部2年次進学)の修了者は対象外です。「年数で有利なDiploma」「奨学金で有利なFoundation」という構図になります。
    5. UNSWの奨学金は原則として併用できません。$10,000の枠は「ISAを除き他のUNSW奨学金と同時に保持できない」と規約に明記され、より高額の奨学金を受諾すると自動的に取り消されます。実質「いちばん高い枠がひとつだけ」です。AGSM(MBA)・UNSW Online・UNSW Canberraはそもそも対象外です。

    最終更新:2026年8月12日 / 監修:松本 朋弥(アンアルウェン 代表・オーストラリア留学カウンセラー) 金額・締切はUNSW公式が公開する2026年8月時点の情報にもとづきます。

    UNSW(ニューサウスウェールズ大学)は、QS世界大学ランキング2027で世界19位・オーストラリア1位。国内1位になったのはこの版が初めてです。当然、留学生向けの奨学金にも関心が集まります。

    ところが、日本語で「UNSW 奨学金」と検索すると、ほぼ必ず「授業料20%割引(International Student Award)」が主力として紹介されています。金額のインパクトも大きく、パーソナルステートメントを出せば申請できる、と書かれていることも多い。

    しかし、日本国籍の方はこの制度に応募できません。UNSWの規約(Terms & Conditions)には、この奨学金が「低所得国および開発途上国の学生を対象とする」と明記されています。そしてUNSWが公開している対象国リスト(約120ヶ国)に、日本は載っていません。

    これは細かい話ではありません。Bachelor of Commerceなら3年で約A$36,000。20%を前提に予算を組んでいた場合、その分がまるごとずれます。

    ただし――だからUNSWの奨学金が薄い、という話ではありません。日本国籍でも、申請書もエッセイも書かずに自動選考されるA$10,000の枠があり、その上には授業料全額免除まであります。必要なのは、正しい枠を、正しい順序で狙うことだけです。

    このページでは、日本人が実際に対象になる制度だけを取り出し、適用後に総額がいくらになるのかまで計算しました。UNSWそのものについてはニューサウスウェールズ大学の詳細ページをご覧ください。

    奨学金 一覧表(日本人の対象可否つき)

    UNSWが公表している留学生向け奨学金を、日本国籍の方が対象になるかどうかを明示して一覧にしました。

    奨学金名金額主な条件申請日本国籍
    International Scientia
    Coursework Scholarship
    PUCA1025
    授業料全額
    または
    $20,000/年
    学業成績+リーダーシップ+課外活動。学部・コースワーク大学院。締切までにオファー取得が必要 必要
    Australia’s Global
    University Award

    PUCA1026
    $10,000
    一時金
    UNSWの学部・コースワーク大学院に新規フルタイム入学。判定は学業成績のみ 不要
    基準線
    Business School
    International Pathways Award
    PUCA1023
    $15,000
    1年間
    提携パスウェイまたはUNSW Foundation Studies修了→Business Schoolへ。他に高等教育歴がないこと 必要
    UNSW College Award
    PUCA1027
    $10,000
    1年間
    UNSW College Foundation Studies修了者が学部へ進学する場合。Diploma修了者は対象外 不要
    UNSW Law & Justice
    International Award
    PUCA1028
    $10,000
    1年間
    LLB・JD・LLMのプログラムに入学する留学生 必要
    Masters of Laws Scholarship
    PGCA1107
    $20,000
    1年間
    Law School Global League加盟校の学部卒業者がLLMに進学する場合 自動
    ※出身校による
    Business School
    International Scholarship
    PUCA1024
    $5,000
    在学期間
    UNSW Business Schoolの対象コース。学部は直近の中等教育資格が必要 必要
    UNSW Articulation
    Scholarships
    UGCA1815 ほか
    $5,000/年 承認済みの提携パスウェイを修了して工学系の学部へ進学する場合 自動
    ※提携校のみ
    Dr Vincent Lo Asia
    Undergraduate Scholarship
    UGCA1606
    要確認 アジア出身の学部留学生。金額・期間が年度により改定されます 必要
    ※条件要確認
    International Student Award
    授業料20%割引
    20%
    コース全期間
    低所得国・開発途上国の国籍者が対象。日本は公式の対象国リストに不掲載 必要
    Hong Kong Foundation
    Scholarship
    UGCA1603
    $10,000/年 香港市民限定の学部生向け 必要

    ※2026年8月時点でUNSWが公表している内容にもとづきます。「日本国籍」欄は、公表されている応募資格から判断した目安です。個別の適用可否は出願年度の条件により変わりますので、アンアルウェンで無料で確認いたします。AGSM(MBA各種)・UNSW Online・UNSW Canberra(ADFA)・Study Abroadは、上記の多くが対象外です。

    Australia’s Global University Award ― A$10,000・申請不要

    Australia’s Global University Award(PUCA1026)日本人の基準線/学部・大学院

    $10,000授業料に充当・一時金
    学部・大学院申請不要自動選考日本人も対象

    日本国籍の方にとって、いちばん現実的な減額枠です。UNSWの学部またはコースワーク大学院に新規フルタイムで入学する留学生を対象に、授業料に充当するA$10,000が一時金として支給されます。

    最大の特徴は「申請不要」であること。UNSW公式は「対象学生は自動的に審査され、奨学金用の申請書や追加の証明書類を提出する必要はない」と明記しています。判定材料は入学出願書類に示された学業成績(academic merit)のみエッセイも推薦状も要りません。

    • 留学生であること
    • UNSWの学部またはコースワーク大学院に新規フルタイムで就学を開始すること
    • すでに入学許可(オファー)を受けていること
    • 選考は学業成績(academic merit)にもとづいて行われます
    • UNSW OnlineとUNSW Canberra(ADFA)は対象外。AGSMのプログラムも対象外です

    結果は入学許可書(オファーレター)と同時に通知され、奨学金の内容もその書面に記載されます。

    給付内容A$10,000の一時金
    授業料に充当されます
    判定材料入学出願書類の
    学業成績のみ
    対象外UNSW Online
    UNSW Canberra/AGSM
    申請不要。オファーレターと
    同時に結果が通知されます

    この奨学金の実務上の意味を、はっきり書きます。

    「UNSWに合格すれば、日本国籍の方でも土俵には乗る」ということです。特別な資格も、エッセイも、推薦状も不要。ISA(20%割引)が使えない日本の方にとって、これが実質的な出発点になります。

    ただし「合格すれば全員がもらえる」わけではありません。学業成績にもとづく選考です。そしてエッセイがない分、出願書類に成績をどう提示するかが、そのまま結果に直結します。成績証明書の英文表記、履修科目の見せ方、GPAの換算根拠――ここを整えるかどうかで判定が変わり得る、というのが実務上の感覚です。

    重要:他の奨学金と併用できません

    この奨学金の規約には「International Student Awardを除き、他のUNSW奨学金と同時に保持することはできない」と明記されています。さらに「より高額の奨学金を受け取った場合、その受諾時点でこの奨学金は自動的に取り消される」とも書かれています。

    日本国籍の方はISAが対象外なので、実質的には「対象になった枠のうち、いちばん高いものがひとつだけ適用される」と考えてください。たとえばBusiness School International Pathways Award(A$15,000)が付けば、A$10,000の枠はそちらに置き換わります。

    International Scientia Coursework Scholarship ― 授業料全額 または 年A$20,000

    International Scientia Coursework Scholarship(PUCA1025)最上位/学部・大学院・要申請

    全額 / $20,000Offer 1=全額 / Offer 2=年$20,000
    学部・大学院要申請締切あり日本人も対象

    UNSWの留学生向けコースワーク奨学金の最上位です。給付は2種類あります。

    • Offer 1:授業料に直接充当される全額奨学金(最短修業年限にわたって適用)
    • Offer 2年A$20,000を授業料に充当

    評価軸は成績だけではありません。UNSWは「高い学業成績」に加えて、学校・職場・地域社会で発揮したリーダーシップと、課外活動(スポーツ・文化活動・ボランティア・就業経験)を挙げています。$10,000の自動選考枠との最大の違いがここで、書類で差がつく制度です。

    受賞者には、ネットワーキングイベントへの参加と、UNSW Professional Development Programへの参加が保証されます。

    給付内容Offer 1=授業料全額
    Offer 2=年A$20,000
    評価軸学業成績+リーダーシップ
    +課外活動の実績
    対象外UNSW Online
    UNSW Canberra(ADFA)
    申請必須。応募期間あり
    締切前のオファー取得が条件
    重要:締切までに「オファーを取っている」必要があります

    Term 1 2027入学の場合、応募受付は2026年7月15日〜10月30日(AEST 23:59)。そして10月30日までに対象コースの入学許可(オファー)を取得している必要があります。

    つまり順序は「出願 → オファー取得 → Scientiaに応募」。この3つを締切前に終えていなければ、成績がどれだけ良くても応募できません。Term 1入学のScientiaを狙うなら、夏のうちに出願を終えておく必要があります。

    UNSWで最も多い取りこぼしが、ここです。「オファーが出てから奨学金を考えよう」と思っていると、応募期間が終わっています。

    「どうせ無理」と応募しないのが、いちばんもったいないパターンです。Scientiaは応募が必要な数少ない制度で、しかも応募しなければ結果はゼロ。落ちても$10,000の自動選考には影響しません。

    リーダーシップと課外活動が評価軸に入っているということは、成績だけでは決まらないということでもあります。部活動の役職、アルバイト先での役割、ボランティア、留学経験――日本の学生生活のなかにも書ける材料はあります。申請書の作成はアンアルウェンで無料でサポートします。

    UNSW College Award ― A$10,000・Foundation Studies修了者向け

    UNSW College Award(PUCA1027)Foundation Studies修了者/学部・申請不要

    $10,000授業料に充当・1年間
    学部申請不要Foundation修了者Diplomaは対象外

    UNSW CollegeのFoundation Studiesを修了して、UNSWの学部課程(Bachelor)へ進学する留学生が対象。A$10,000が授業料に充当されます。申請不要・自動選考です。

    給付内容A$10,000
    授業料に充当・1年間
    対象UNSW College
    Foundation Studies修了者
    対象外Diploma修了者
    (12か月・学部2年次進学)
    申請不要。自動的に
    審査されます
    ここを間違えると、ルート選びを誤ります

    対象はFoundation Studies修了者だけです。UNSW CollegeのDiploma(12か月・修了するとUNSW学部の2年次へ進学)の修了者は、この奨学金の対象ではありません。

    つまりUNSW Collegeの2つのルートは、こういう構図になります。

    • Diploma(12か月) ― 学部2年次に接続するので卒業年次が直接入学と変わらない。ただしこの奨学金は付きません
    • Foundation Studies ― 学部1年次からなので1年多くかかる。ただしA$10,000が申請不要で付きます

    「年数で有利なDiploma」「奨学金で有利なFoundation」――どちらが総額で有利かは、コースの学費と滞在期間によって変わります。実額の比較はルート別の総額比較に整理しました。

    Business School International Pathways Award ― A$15,000

    UNSW Business School International Pathways Award(PUCA1023)パスウェイ進学者/要申請

    $15,0001年間
    学部(ビジネス系)要申請締切あり日本人も対象

    承認済みのアーティキュレーションパスウェイ、またはUNSW Foundation Studiesを修了して、UNSW Business Schoolのコースへ進学する留学生が対象。他に高等教育歴がないことが条件です。

    金額はA$15,000で、UNSWの留学生向け奨学金のなかではScientiaに次ぐ水準。Global University Award(A$10,000)よりも高いため、両方の要件を満たす場合はこちらが適用されます(併用はできません)。

    給付内容A$15,000
    1年間
    対象提携パスウェイまたは
    UNSW Foundation Studies修了
    条件他に高等教育歴が
    ないこと
    申請必須。Term 1 2027は
    2026年7月15日〜10月30日

    ビジネス系を志望する高校生にとって、これは重要な制度です。Foundation Studies経由でUNSW Business Schoolに進むと、UNSW College Award(A$10,000・自動)ではなくこちらのA$15,000を狙えます。差額はA$5,000。

    ただしこちらは要申請で締切があります。自動で付くものではないので、Foundation在学中に応募期間を自分で管理する必要があります。

    Business School International Scholarship ― A$5,000

    UNSW Business School International Scholarship(PUCA1024)ビジネス系/学部・大学院

    $5,000在学期間
    学部・大学院要申請日本人も対象

    UNSW Business Schoolの対象コースに入学する留学生が対象。学部の場合は「直近の中等教育資格を持っていること」が条件です(=高校卒業後まっすぐ進学する方向け)。要申請。

    金額はA$5,000で、Global University Award(A$10,000)より低いため、両方の要件を満たす場合は自動選考のA$10,000のほうが適用されます。「$5,000のために$10,000を失う」ことはありませんが、逆に「両方もらう」こともできません。

    給付内容A$5,000
    在学期間
    対象UNSW Business Schoolの
    対象コース
    学部の条件直近の中等教育資格を
    持っていること
    申請必須

    UNSW Law & Justice International Award ― A$10,000

    UNSW Law & Justice International Award(PUCA1028)法学部向け/要申請

    $10,0001年間
    法学(LLB・JD・LLM)要申請日本人も対象

    LLB(法学士)・JD(Juris Doctor)・LLM(法学修士)のプログラムに入学する留学生が対象。UNSW奨学金ポータルからの申請が必要です。

    UNSWの法学はQS分野別2026でLaw & Legal Studies 世界13位。UNSWのなかでも順位の高い分野で、留学生の関心も高いコースです。

    給付内容A$10,000
    1年間
    対象コースLLB・JD・LLM
    参考UNSWの法学は
    QS分野別2026で世界13位
    申請必須。Term 1 2027は
    2026年7月15日〜10月30日

    そのほか ― アジア枠・提携校枠・LLM枠

    Masters of Laws Scholarship(PGCA1107)LLM/自動選考

    $20,0001年間
    大学院(LLM)自動選考出身校による

    Law School Global Leagueに加盟する大学の学部を卒業した方が、UNSWのLLM(法学修士)に進学する場合が対象。A$20,000が1年間給付されます。申請不要・自動選考。

    出身大学が加盟校かどうかで決まる制度です。ご自身の出身校が該当するかは無料でお調べします。

    Dr Vincent Lo Asia Undergraduate Scholarship(UGCA1606)アジア出身の学部生/要申請

    要確認年度により改定されます
    学部要申請アジア出身者

    アジア出身の学部留学生を対象とした奨学金です。日本国籍の方も応募資格の範囲に入りますが、金額・給付期間・応募締切が年度により改定されており、資料によって記載が食い違っています。

    このページでは金額を断定しません。出願年度の公式条件を必ずご確認ください。アンアルウェンで無料でお調べします。

    UNSW Articulation Scholarships(UGCA1815 ほか)提携パスウェイからの工学系進学/自動選考

    $5,000年額
    学部(工学系)自動選考提携校のみ

    UNSWが承認した提携パスウェイ課程を修了して、工学系の学部へ進学する留学生が対象。年A$5,000。申請不要・自動選考です。

    日本の大学・短期大学・専門学校のなかにも、オーストラリアの大学と単位接続の協定を結んでいる機関があります。該当すれば単位認定によって修業年限が短くなる可能性もあるため、確認する価値があります。学校名をお知らせいただければ無料でお調べします。

    日本国籍が対象外の奨学金

    International Student Award(ISA)― 授業料20%割引日本国籍は応募できません

    20%日本は対象国リストに不掲載
    日本国籍は対象外低所得国・開発途上国向け

    他サイトでUNSWの主力奨学金として紹介されている制度ですが、日本国籍の方は応募できません。UNSWの規約(Terms & Conditions)には、この奨学金の性格が次のように書かれています。

    「The UNSW International Student Award is available to eligible students from lower income and developing countries who would not otherwise have the opportunity to undertake studies at a highly ranked Australian university.」
    (UNSW International Student Awardは、そうでなければ高順位のオーストラリアの大学で学ぶ機会を得られない、低所得国および開発途上国の学生を対象とする)

    そのうえで「応募者はAttachment Aに記載された国の国籍を保持していなければならない」と定められています。UNSWが公開しているその対象国リスト(約120ヶ国)に、日本は掲載されていません。

    アルファベット順のリストでJamaica の次は Jordan。そのあいだに Japan はありません。中国・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・香港・台湾・欧米諸国も同様に対象外です(インド・インドネシア・フィリピン・ベトナム・ネパール・スリランカ・カンボジア・ラオス・モンゴルなどは対象)。

    制度の内容対象国の国籍者が2026・2027年に入学する場合、授業料の20%をコース全期間減額
    2026年より前の入学者は15%
    対象者低所得国・開発途上国
    の国籍者(約120ヶ国)
    日本国籍対象外
    対象国リストに不掲載
    その他の除外AGSM/UNSW Online
    Study Abroad

    Hong Kong Foundation Scholarship(UGCA1603)香港市民限定

    $10,000年額・日本国籍は対象外
    香港市民限定

    香港市民の学部留学生を対象とした奨学金で、年A$10,000が在学期間にわたって給付されます。国籍要件があるため、日本国籍の方は応募できません。

    国籍ではなく「プログラム」で除外されるもの
    • AGSMの全プログラム(MBA各種) ― International Student AwardもAustralia’s Global University Awardも対象外と明記されています。AGSMのフルタイムMBAは2026年で1科目A$7,230・総額目安A$86,760。定価で予算を組む必要があります
    • UNSW Online ― オンライン提供のプログラムは主要な奨学金の対象外です
    • UNSW Canberra(ADFA) ― 首都キャンベラの学院。奨学金の多くが対象外としています
    • Study Abroad・交換留学 ― 学位課程ではないため対象外です
    • Foundation Program(ISAの場合) ― ISAはUNSW Diplomaは対象ですが、Foundation Programは対象外とされています

    共通するルールと注意点

    UNSWの奨学金に共通する条件
    • 併用は原則不可 ― Global University Awardの規約に「ISAを除き他のUNSW奨学金と同時に保持できない」と明記。日本国籍の方は実質「いちばん高い枠がひとつだけ」です
    • より高額の奨学金を受諾すると、低い枠は自動的に取り消されます ― 「$10,000+$15,000で$25,000」にはなりません
    • フルタイム在籍の維持が条件 ― パートタイムに切り替えると受給資格を失う制度があります
    • 留学生であり続けること ― 在学中にオーストラリアの永住権を取得すると、対象から外れます
    • 減額対象は授業料のみ ― OSHC(海外学生健康保険)、SSAF(学生サービス料)、生活費、渡航費、学生ビザ申請料は対象外です
    • 繰り延べ(defer)できない制度があります ― ISAは「この奨学金は繰り延べできない」と明記されています。入学時期を変更すると失効する可能性があります
    • 年度ごとに条件が改定されます ― ISAは2025年以前入学の15%から、2026・2027年入学の20%へ変更されました。「去年の情報」で計画を立てないでください

    UNSWの奨学金を、UTSやディーキンと比べたときの特徴。

    UTSやディーキンは「◯%減額」という率で設計された制度が中心で、学費が高いコースほど恩恵が大きくなります。一方UNSWの主力は「A$10,000」「A$15,000」といった定額型です。

    これは学費が高いコースほど、相対的な効果が薄くなるということでもあります。Bachelor of Engineering(4年・修了までA$265,500)でA$10,000なら、率にすると約3.8%。Bachelor of Commerce(3年・A$180,500)なら約5.5%です。

    だからこそUNSWでは「Scientiaを狙えるかどうか」が総額を大きく左右します。年A$20,000なら4年でA$80,000、全額免除ならさらに上。応募が必要な制度に、締切前にきちんと応募できるかどうか――ここがUNSWの奨学金戦略の核心です。

    適用後の実額シミュレーション

    アンアルウェン独自コンテンツ

    「A$10,000」「年A$20,000」という金額は、総額に対してどのくらいの意味を持つのか。UNSW公式が公表している2026年の学費に、各奨学金を適用して計算しました。

    学部(Bachelor)の場合

    コース定価
    (修了までの総額)
    $10,000
    適用後
    Scientia
    年$20,000 適用後
    Scientia
    全額
    Bachelor of Engineering (Honours)(4年)
    年A$61,500
    $265,500 $255,500
    △$10,000
    $185,500
    △$80,000
    授業料 $0
    Bachelor of Science (Computer Science)(3年)
    年A$61,000
    $192,500 $182,500
    △$10,000
    $132,500
    △$60,000
    授業料 $0
    Bachelor of Data Science and Decisions(3年)
    年A$60,000
    $189,000 $179,000 $129,000 授業料 $0
    Bachelor of Commerce(3年)
    年A$56,500
    $180,500 $170,500
    △$10,000
    $120,500
    △$60,000
    授業料 $0

    大学院(Master)の場合

    コース定価
    (修了までの総額)
    $10,000
    適用後
    Scientia
    年$20,000 適用後
    Scientia
    全額
    Master of Information Technology(2年)
    年A$63,000
    $130,500 $120,500
    △$10,000
    $90,500
    △$40,000
    授業料 $0
    Master of Commerce(1.7年)
    年A$62,000・大学院で最短クラス
    $96,000 $86,000
    △$10,000
    $62,000
    △$34,000(概算)
    授業料 $0
    Master of Data Science and Decisions(2年)
    年A$62,000
    $128,000 $118,000 $88,000 授業料 $0
    AGSM MBA(Full Time・12か月)
    1科目A$7,230
    $86,760 対象外 対象外 対象外

    ※UNSW公式の各コースページに掲載されている2026年の留学生向け金額(豪ドル)です。「定価(修了までの総額)」はUNSWの公表値で、授業料に加え学修関連費(年 約A$1,000)を含みます。Scientia Offer 1(全額)は授業料が免除されるもので、学修関連費や生活費は含みません。Master of Commerce(1.7年)の年A$20,000は年額換算で計算した概算です。UNSWの学費は毎年改定されるため、在学中の改定分だけ実額は増加します。

    この表から読み取れること。

    ①「基準線のA$10,000」は、率で見ると3.8〜5.5%です。UTSの15%やディーキンの20%といった率型の制度と比べると、UNSWの自動選考枠は控えめです。ここを正しく認識しないと、予算計画がずれます。

    ②UNSWで金額が動くのはScientiaです。年A$20,000なら、Bachelor of Engineering(4年)でA$80,000。$10,000枠の8倍です。応募が必要で締切もありますが、金額のインパクトが違います。

    ③大学院は「元の総額が小さい」ため、A$10,000の効果が相対的に大きくなります。Master of Commerce(1.7年・A$96,000)ならA$10,000は約10.4%。学部より率が高いという逆転が起きます。総額そのものも学部の約半分なので、「オーストラリアで学位を取る」という目的なら大学院のほうが費用対効果は高くなります。

    ルート別の総額比較 ― 直接出願・Diploma・Foundation

    アンアルウェン独自コンテンツ

    UNSWは日本の高校卒業から学部に直接出願できます(UTSのように「大学1年修了が必須」という制約はありません)。ただし日本向けの点数換算表が公表されておらず、選考も成績順のgrouped offer roundのため、合否を事前に読みにくいという性格があります。

    そのため実務ではUNSW Collegeとの併願を組むことが多くなります。ここではBachelor of Commerce(年A$56,500・3年・修了までA$180,500)を例に、ルート別の総額を比較します。

    ルート期間準備課程学部の授業料授業料の合計
    A. 高校卒業から直接出願
    + Global University Award($10,000)
    3年 不要 $170,500
    ($180,500 − $10,000)
    $170,500
    B. UNSW College Diploma of Business
    (12か月)→ 学部2年次
    約3年 $54,540 約$120,300
    (3年分$180,500の2/3で按分)
    $174,800
    C. UNSW College Foundation Studies(Standard)
    → 学部1年次
    + UNSW College Award($10,000)
    約4年 $42,700 $170,500
    ($180,500 − $10,000)
    $213,200
    C-2. 同上
    + Business School Pathways Award($15,000)
    約4年 $42,700 $165,500
    ($180,500 − $15,000)
    $208,200
    D. 直接出願 + Scientia(年$20,000) 3年 不要 $120,500
    ($180,500 − $60,000)
    $120,500

    ※Bachelor of Commerce(2026年・年A$56,500/修了までA$180,500)を前提とした試算です。UNSW College Diploma of Businessの留学生向け学費は2026年でA$54,540(2027年はA$55,620)。ルートBの「学部2年分」は、UNSW公表の3年総額を年数按分した概算です。ルートBでGlobal University Award($10,000)の対象になるかどうかは公式に明記がないため、出願時に個別確認が必要です(対象になれば約A$164,800)。学費は毎年改定されるため、実額は変動します。

    この表の結論を、はっきり書きます。

    ①直接出願(A)とDiploma経由(B)は、授業料の総額がほぼ同じです。差はA$4,300程度。Diplomaは12か月で学部2年次に接続するため、「1年余分にかかる」わけではありません。「準備課程は無駄な出費」という常識は、UNSWのDiplomaには当てはまりません。

    ②だからこそ、AとBは並走させるのが合理的です。学部の選考は成績順で結果が読めません。直接出願とDiplomaの両方に出しておけば、どちらに転んでも1年を失いません。費用がほぼ同じなら、リスクを消しておくほうが得です。

    ③Foundation経由(C)は約A$40,000高くなります。UNSW College Award(A$10,000)やBusiness School Pathways Award(A$15,000)が付いても、学部1年次からのスタートで1年多くかかる分を埋めきれません。「奨学金が付くからFoundationが得」とは言えない――ここが直感と食い違うポイントです。

    ④総額を本気で下げたいなら、答えはScientia(D)です。年A$20,000ならA$120,500。他のどのルートよりA$50,000以上安くなります。要申請・締切ありという条件さえクリアできれば、UNSWで最も効く一手です。

    重要な補足

    上記は授業料のみの比較です。実際には、期間が長いルートほど生活費(家賃・食費・交通費)が積み上がります。シドニーはオーストラリアで家賃が最も高い都市で、生活費は年間A$25,000〜35,000程度が目安。ルートC(約4年)とルートA(3年)では、生活費だけで約A$30,000の差が生じます。

    この点を加味すると、Foundation経由の不利はさらに大きくなります。ただし英語力・基礎学力に不安がある方には、Foundationのほうが確実に卒業まで到達できるケースもあります。総額のシミュレーションは、授業料だけでなく生活費まで含めて作成する必要があります。アンアルウェンでは無料でお作りしています。

    日本側で使える奨学金という選択肢

    UNSWの奨学金だけが選択肢ではありません。日本側にも、海外の大学・大学院で学位を取得する留学生を対象とした制度があります。

    主な制度
    • 日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度 ― 学位取得型の枠があり、学部・大学院それぞれで募集されます。給付型で返還不要。募集時期・要件は年度ごとに変わります
    • トビタテ!留学JAPAN ― 官民協働の留学支援制度。分野・目的に応じたコースが設定されています
    • 地方自治体の奨学金 ― 都道府県・市区町村が独自に設けている留学支援制度があります。お住まいの自治体のサイトをご確認ください
    • 民間財団の奨学金 ― 分野を限定した給付型の制度が複数あります。募集人数は少ないものの、競争率が読みにくいため応募価値はあります

    ※各制度の対象・金額・締切は年度ごとに改定されます。必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。

    日本側の奨学金には、UNSWの制度にはない特徴があります。それは「生活費に使える」ということです。UNSWの奨学金はすべて授業料の減額または授業料への充当であり、家賃や食費には使えません。

    シドニーの生活費は年間A$25,000〜35,000程度。3〜4年なら日本円で1,000万円近くになることもあります。UNSWの奨学金が定額型(A$10,000)中心であることを考えると、授業料の減額と生活費の支援は、別々に確保する発想がとくに重要になります。

    日本人留学生の狙い方

    ここまでの情報を、「あなたの状況ならこれを狙う」という形に整理します。

    あなたの状況本命の奨学金受け皿やるべきこと
    日本の高校3年生
    (成績が良い)
    International Scientia
    (全額/年$20,000)
    Global University Award($10,000・自動) 夏までに出願を終えてオファーを取る。Term 1 2027なら10月30日までにオファー取得+応募。課外活動・リーダーシップの実績を書き出しておく
    日本の高校3年生
    (成績は平均的)
    Global University Award
    ($10,000・自動)
    UNSW College Diplomaとの併願 直接出願とDiplomaを並走させる。総額はほぼ同じなので、選考リスクだけ消しておく
    ビジネス系志望で
    基礎から固めたい
    Business School Pathways
    Award($15,000)
    UNSW College Award($10,000・自動) UNSW College Foundation Studiesを修了してBusiness Schoolへ。Pathways Awardは要申請なので在学中に締切を管理
    日本の大学を卒業
    (大学院を目指す)
    International Scientia
    (全額/年$20,000)
    Global University Award($10,000・自動) 成績証明書のWAM換算を確認。職務経験・地域活動もScientiaの評価材料になるので棚卸ししておく
    社会人
    (大学の成績に自信がない)
    Global University Award
    ($10,000・自動)
    Master of Commerceは平均60〜64%でもGMAT 600で出願可。まず入学要件を満たすルートを確保する
    法学(LLB・JD・LLM)志望 Law & Justice International
    Award($10,000)
    Global University Award($10,000・自動) LLMで出身校がLaw School Global League加盟なら$20,000枠も確認。UNSWの法学はQS世界13位
    MBA志望 UNSWの留学生向け奨学金は対象外です AGSMは全プログラムが除外。定価で予算を組むか、日本側の制度・企業派遣を検討する

    戦略の要点は、たった2つです。

    ①「自動選考されるもの」は、出願書類の成績がすべてです。Global University Award($10,000)、UNSW College Award($10,000)、Articulation($5,000)――これらは出願すれば自動で審査されます。エッセイがない分、あなたがやるべきことは成績を上げることと、その成績を正確に伝わる形で提出することだけ。

    ②「申請が必要なもの」は、締切を逃した時点でゼロです。Scientia(全額/年$20,000)、Business School Pathways($15,000)、Law & Justice($10,000)――この3つは応募が必須で、締切までにオファーを取得している必要があります。UNSWで最大の機会損失は「実力不足」ではなく「順序と締切」です。

    申請の流れとスケジュール

    STEP 01ルートを決める直接出願/Diploma/Foundation。ここで狙える奨学金が決まります
    STEP 02コースに出願するこの時点で自動選考の奨学金は判定対象になります
    STEP 03オファーを取得するScientiaは締切前のオファー取得が応募条件です
    STEP 04申請型に応募するScientia/Business School Pathways/Law & Justice
    STEP 05受諾・支払い・CoE取得減額後の金額で初回分を支払い、CoEを受け取ってビザ申請へ
    • 入学の12〜18か月前|ルートと志望コースを決めるUNSWは日本の高校卒業から出願できますが、点数換算表が公表されておらず、選考は成績順です。直接出願だけにするか、UNSW College(Diploma/Foundation)と併願するかを決めます。この選択が、狙える奨学金をほぼ決定します。Foundation経由ならUNSW College Award($10,000)、ビジネス系ならBusiness School Pathways Award($15,000)が視野に入ります。
    • 入学の8〜12か月前|英語スコアを確保する標準はIELTS 6.5(各バンド6.0以上)。教育学は7.5(S・L 8.0)と高くなります。奨学金の判定に英語スコアそのものは使われませんが、入学要件を満たさないとオファーが出ず、Scientiaにも応募できません。UNSW CollegeのUEECを修了すればIELTSの提出は不要になります。
    • 入学の6〜9か月前|成績証明書の英文版を準備して出願する自動選考の奨学金は、この成績で判定されます。提出後に「もっと有利な資格があった」と分かっても遅いため、出願前に手元の資格をすべて洗い出します。Term 1(2月入学)のオファーは前年9月〜1月に発行されます。
    • Scientiaを狙うなら|締切から逆算するTerm 1 2027入学の応募受付は2026年7月15日〜10月30日。しかも10月30日までにオファーを取得している必要があります。逆算すると、遅くとも夏には出願を終えている必要があります。Business School Pathways AwardとLaw & Justice Awardも同じ応募枠です。
    • 結果通知|自動選考型はオファーレターと同時にGlobal University Award($10,000)などの自動選考型は、入学許可書に記載される形で通知されます。この時点で実際の支払額が確定します。申請型(Scientia等)は別途通知されます。
    • 受諾・支払い・CoE取得・ビザ申請初回分の学費を支払うとCoE(入学確認書)が発行され、学生ビザを申請します。ISAには「奨学金があってもデポジット額は変わらない」という規定がありますので、初回の支払額は事前に確認してください。GS(Genuine Student)要件への回答、OSHC加入、滞在先手配も並行します。

    よくある質問

    UNSWの授業料20%割引(International Student Award)は日本人でも申請できますか?

    できません。UNSWの規約に「低所得国および開発途上国(lower income and developing countries)の学生を対象とする」と明記されており、UNSWが公開している対象国リスト(約120ヶ国)に日本は含まれていません。アルファベット順のリストでJamaicaの次はJordanで、そのあいだにJapanはありません。中国・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・香港・台湾・欧米諸国も同様に対象外です。
    日本国籍の方が対象になるのは、申請不要で自動選考されるAustralia’s Global University Award(A$10,000)と、別途申請するInternational Scientia Coursework Scholarship(授業料全額または年A$20,000)などです。

    日本人でもUNSWの奨学金はもらえますか?

    もらえます。基準線はAustralia’s Global University Award(A$10,000)で、国籍による制限がなく、申請不要で自動選考されます。判定材料は入学出願書類に示された学業成績のみで、エッセイも推薦状も必要ありません。結果は入学許可書(オファーレター)と同時に通知されます。
    その上に、別途申請するInternational Scientia Coursework Scholarship(授業料全額または年A$20,000)があります。このほかUNSW College Award(A$10,000)、Business School International Pathways Award(A$15,000)、UNSW Law & Justice International Award(A$10,000)など、条件に合えば対象になる制度が複数あります。

    Australia’s Global University Award($10,000)に申請書は必要ですか?

    必要ありません。UNSW公式は「対象学生は自動的に審査され、奨学金用の申請書や追加の証明書類を提出する必要はない」と明記しています。判定材料は入学出願書類に示された学業成績(academic merit)のみです。
    対象はUNSWの学部またはコースワーク大学院に新規フルタイムで入学する留学生で、UNSW Online・UNSW Canberra(ADFA)・AGSMのプログラムは対象外です。
    エッセイがない分、出願書類に成績をどう提示するかが結果に直結します。成績証明書の英文表記やGPAの換算根拠を整えるところから、無料でサポートします。

    International Scientia Coursework Scholarshipの締切はいつですか?

    Term 1 2027入学の場合、応募受付は2026年7月15日から10月30日(AEST 23:59)までです。しかも10月30日までに対象コースの入学許可(オファー)を取得している必要があります。
    つまり「出願してオファーを取る」ところまでを締切前に終えておかないと、成績が足りていても応募できません。Term 1入学を目指す方は、夏のうちに出願を終えておく必要があります。アンアルウェンでは締切から逆算した出願スケジュールをお作りします。

    UNSWの奨学金は複数もらえますか?

    原則として併用できません。Australia’s Global University Award(A$10,000)の規約には「この奨学金はInternational Student Awardを除き、他のUNSW奨学金と同時に保持することはできない」と明記されています。さらに「より高額の奨学金を受け取った場合、その受諾時点でこの奨学金は自動的に取り消される」とされています。
    日本国籍の方はISAが対象外なので、実質的には「対象になった奨学金のうち、いちばん高い枠がひとつだけ適用される」と考えてください。「$10,000+$15,000で$25,000」にはなりません。

    UNSW CollegeのDiplomaを修了すると$10,000の奨学金がもらえますか?

    UNSW College Award(A$10,000・申請不要)の対象は、Foundation Studies修了者です。Diploma(12か月・学部2年次へ進学)の修了者は、この奨学金の対象ではありません。
    「年数で有利なDiploma」「奨学金で有利なFoundation」という違いがあるため、進学ルートを決める段階で比較しておく必要があります。ただし総額で見ると、1年多くかかるFoundationのほうが約A$40,000高くなるという試算になります(ルート別の総額比較参照)。どちらが有利かはコースと状況によって変わりますので、無料で試算します。

    MBAでもUNSWの奨学金は使えますか?

    使えません。AGSM(Australian Graduate School of Management)が提供するMBA各種は、International Student AwardもAustralia’s Global University Awardも対象外と明記されています。これは国籍ではなくプログラムによる除外です。
    AGSMのフルタイムMBAは2026年で1科目A$7,230・総額目安A$86,760(MBA Extension・24か月は約A$113,160)。定価で予算を組む必要があります。MBAを検討される場合は、日本側の奨学金制度や企業派遣もあわせてご検討ください。

    奨学金が適用されると、UNSWの学費は実際いくらになりますか?

    Bachelor of Commerce(3年・修了までA$180,500)の場合、Global University Award(A$10,000)でA$170,500Scientia Offer 2(年A$20,000)ならA$120,500、Offer 1(授業料全額免除)なら授業料はA$0になります。
    Bachelor of Engineering (Honours)(4年・A$265,500)なら、$10,000適用でA$255,500、年A$20,000ならA$185,500です。
    減額の対象は授業料のみで、OSHC(海外学生健康保険)・生活費・学生ビザ申請料は含まれません。シドニーの生活費は年間A$25,000〜35,000程度が目安です。詳しい内訳は実額シミュレーションをご覧ください。

    留学エージェントを使うメリット

    「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、UNSWのように「情報が正しく伝わっていない大学」ではエージェントを通すメリットが具体的に存在します。

    • 費用が変わらない

      アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金申請、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。

    • 「20%割引は日本国籍では使えない」ことを最初に伝える

      これはUNSWの奨学金で最も重要な事実です。日本語の情報サイトの多くがISAを主力として紹介していますが、日本は対象国リストに入っていません。この前提で予算を組むと、Commerce 3年で約A$36,000ずれます。使える制度だけを最初に整理します。

    • $10,000の自動選考枠に乗るための書類を整える

      Global University Awardは申請不要・学業成績のみで自動判定です。エッセイがない分、出願書類の成績の見せ方がそのまま結果に直結します。成績証明書の英文表記、履修科目の提示、GPA・WAMの換算根拠まで一緒に整えます。

    • Scientiaの締切から逆算した出願スケジュールを組む

      Scientia(全額/年A$20,000)は締切までにオファーを取得していないと応募できません。Term 1 2027なら2026年10月30日。「オファーが出てから奨学金を考える」では間に合わないという構造を理解したうえで、出願日程を設計します。

    • Scientiaの申請書を一緒に作る

      Scientiaは成績だけでなくリーダーシップと課外活動が評価軸に入ります。部活動の役職、アルバイト先での役割、ボランティア――日本の学生生活のどこを、どう書くと評価対象になるのかを一緒に整理します。落ちても自動選考の奨学金には影響しないため、応募しないことが最大の損失です。

    • ルート別の総額を並べて比較できる

      直接出願・Diploma・Foundationで、授業料も奨学金も滞在期間も変わります。「Foundationは奨学金が付くから得」と思われがちですが、実額で並べると1年分の学費と生活費が上回ります。生活費まで含めた総額シミュレーションを無料で作成します。

    • 直接出願とUNSW Collegeの併願を組む

      UNSWの学部選考は成績順のgrouped offer roundで、日本の高校向けの点数換算表もありません。「落ちたら1年空く」を防ぐため、Diplomaを並走させるのが実務上の定石です。両方の書類を同時に進めます。

    • 併用不可のルールを踏まえて「いちばん高い枠」を狙う

      UNSWの奨学金は実質1人1つです。$5,000と$10,000と$15,000のどれが適用されるのか、どの制度に応募すべきか――合算できない前提で優先順位をつける必要があります。ここを間違えると、応募の手間だけが増えます。

    • GS(Genuine Student)対策とビザ申請まで無料

      学生ビザにはGS要件への回答が必要です。「なぜUNSWなのか」「なぜそのコースなのか」を、出願書類と矛盾なく説明する――これは制度を理解していないと書けません。GSステートメントの作成を含め、全面的にサポートします。

    • 渡航後も相談できる相手がいる

      アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の大学を実際に訪問・視察。パンフレットではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・奨学金申請・ビザサポートまですべて無料

    UNSWの奨学金を調べている方へ ― 松本より

    UNSWは、ご相談のなかで「情報が古いまま出回っている大学」の代表格です。「授業料20%割引がある」という前提で予算を立てて来られる方が実際にいらっしゃいますが、この制度は低所得国・開発途上国の学生向けで、日本国籍は対象外です。UNSWの規約と対象国リストを見れば確認できる事実なのですが、日本語の情報にはほとんど反映されていません。

    ただ、これはUNSWの奨学金が薄いという意味ではありません。Australia’s Global University Award(A$10,000)は国籍を問わず、申請書もエッセイも不要で、出願書類の成績だけで自動的に判定されます。その上にはScientia(授業料全額または年A$20,000)もあります。正しい枠を、正しい順序で狙えばいいだけです。

    そしてUNSWでいちばん多い取りこぼしは、成績不足ではなく「順序と締切」です。Scientiaは締切までにオファーを取っていないと応募すらできません。いつまでに何を出すか――そこを一緒に組み立てるだけで、結果が変わることがあります。現在の成績と志望コースを教えていただければ、どの枠が現実的かを率直にお答えします。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。UNSW・UNSW Collegeへの出願から奨学金の申請、渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。

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    • OSHC(海外学生健康保険)の手配代行
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • 語学学習のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
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    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • コース延長・変更の手続きサポート
    • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
    • ビザ切り替えサポート
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
    • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
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    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。無料なのは手配・申請の代行サービスで、滞在費・保険料・ビザ申請料などの実費は別途かかります。

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    最終更新:2026年8月12日 / 監修:松本 朋弥(アンアルウェン 代表・オーストラリア留学カウンセラー)
    奨学金の名称・金額・条件・締切・対象年度は毎年改定されます。本ページは2026年8月時点の公開情報にもとづきます。応募要件は出願年度の条件を必ずご確認いただくか、アンアルウェンまでお問い合わせください。

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