オーストラリアで
フィットネスを学ぶ

パーソナルトレーナー資格 / 学費 / 卒業後の現実

フィットネスは、留学分野のなかでも入口がとりわけ軽い分野です。 Certificate III は6ヶ月・A$5,400から、英語も IELTS 5.5〜6.0。 一方で、この分野には技能移住のルートがありません。 そこを最初に共有したうえで、では何のために行くのかを一緒に設計するのが、このページの目的です。

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Cost
5,400A$/総額(Cert III・6ヶ月)Cert III+IV の1年で 12,000 A$(PT資格まで)大学の学位は年 42,300 A$〜(3年制)
Entry
5.5IELTS〜/6ヶ月〜3年
Life
3,200A$/月の目安(在学中の就労)
Outcome
1年Cert III+IVでPT資格まで到達
OUTCOMEに年収を載せていないのは、この業界の賃金が雇用形態(時給制のジムスタッフか、セッション単価のパーソナルトレーナーか、業務委託か)で大きく変わり、政府統計で一律に示せる形になっていないからです。推測での金額は掲載しません。またフィットネスインストラクター(452111)はMLTSSL・STSOL・ROL・CSOLのいずれにも掲載されておらず、この職業では永住を申請できません。この事実を前提にご検討ください。

Summary — 3分でわかる

このページの結論

01

入口は、留学分野のなかで最も軽い部類です

Certificate III in Fitness は6ヶ月・A$5,400(TAFEクイーンズランド)、英語は IELTS 5.5〜6.0、学歴要件は Year 10相当。Certificate IV まで進んでも1年・A$12,000 で、パーソナルトレーナーの資格が揃います。

02

ただし、この分野に技能移住のルートはありません

フィットネスインストラクター(ANZSCO 452111)はMLTSSL・STSOL・ROL・CSOLのいずれにも掲載されていません。連邦官報の法令本文で確認した事実です。189・190・491・482・186 のどれについても、この職業では申請できません。

03

卒業生ビザ(485)も、専門コースでは取れません

485の職業教育ストリームはMLTSSL掲載職業の指名と技能評価が条件だからです。大学のExercise and Sport Science系の学位は Post-Higher Education Work ストリームの対象で、こちらは職業リストの制約を受けません。

04

それでもこの分野を選ぶ理由は、はっきりしています

短期間・低コストで、国際的に通用する資格と、英語での現場経験が手に入るからです。日本のフィットネス業界へ戻ったときに、この2つは明確な差になります。

05

ワーキングホリデーとの組み合わせが現実的です

学生ビザで資格を取り、ワーホリで現地のジムで働く。あるいはその逆。この分野は「ビザで残る」より「経験を積んで帰る」設計のほうが、無理がありません。

06

本気で現地に残りたいなら、大学の学位が唯一の入口です

Exercise and Sport Science系の学位は年 A$42,300〜45,400、3年制。ESSA認定課程を修了すれば Accredited Exercise Scientist として登録でき、卒業生ビザで2〜3年働けます。ただし運動生理士(234915)も地方指名の対象に限られるため、その先も平坦ではありません。

職業リストと州指名の条件は毎年のように改正されます。最新の可否は登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

01 — What you learn

フィットネス留学とは ── 何を学ぶのか

オーストラリアのフィットネス資格は、ジムの現場でそのまま使う技能を組み立てるように設計されています。座学より実技の比重が高く、クラスメイトを相手にプログラムを組み、指導し、フィードバックを受ける。その繰り返しです。

Certificate III in Fitness では、ジムのフロアで会員を安全に指導するための基礎 ── 解剖学と運動生理学の基本、マシンとフリーウエイトの使い方、グループ運動の指導、応急処置とCPR ── を扱います。Certificate IV in Fitness はここから一段進み、個人の目的に合わせてプログラムを設計し、栄養と生活習慣を含めて指導するところまでが範囲になります。この2つが、オーストラリアのフィットネス業界における実務資格の中心です。

01

身体のしくみ

解剖学と運動生理学の基礎。専門用語をすべて英語で覚え直すことになるため、ここが最初の山になります。

02

プログラム設計と指導

目的・体力・制限に応じてメニューを組み、実際に指導する。評価の中心は「英語で伝えられるか」です。

03

安全管理と応急処置

First Aid と CPR は多くの学校で必須。入学要件として先に取得を求める学校もあり、費用がコース料金に含まれないこともあります。

この分野の本当の価値は、資格そのものより「英語で指導した経験」です。Certificate III・IV は日本でも取得できる種類の知識体系ですが、多国籍の相手に、英語で、身体の動きを伝えた経験は日本では積めません。オーストラリアのジムは移民の街の縮図で、話し方も文化的な前提も相手ごとに違います。ここを鍛えて帰ることが、この留学の実質的な成果になります。

02 — Qualifications

3つの資格 ── Cert III・Cert IV・Diploma

SIS30321 Certificate III in Fitness

ジムインストラクター

入口の資格。TAFEクイーンズランドで6ヶ月・A$5,400。業界登録団体AUSactiveのジムインストラクター区分の要件に対応します。

SIS40221 Certificate IV in Fitness

パーソナルトレーナー

TAFEクイーンズランドで6ヶ月・A$6,600AUSactiveのパーソナルトレーナー区分の要件に対応します。多くの学校でCertificate IIIの修了(または相当ユニットの取得)が前提です。

SIS50321 Diploma of Sport

コーチング等の専門分野

1年課程。TAFEクイーンズランドの Diploma of Sport(Coaching)はA$20,400Cert IVの3倍以上の学費になるため、目的が明確な方向けです。

大学の学位 ── Exercise and Sport Science

職種そのものが変わる

3年制。年 A$42,300〜45,400ESSA認定課程を修了すればAccredited Exercise Scientistとして登録可能で、卒業生ビザ(485)の対象にもなります。フィットネス資格とは職種そのものが変わります。

Cert III と Cert IV は、セットで考えるのが基本です。Certificate IV の入学要件は「Certificate III in Fitness の修了、または指定されたユニットの取得」とされているのが一般的で、Cert IVから直接入れる設計にはなっていません。

TAFEクイーンズランドの場合、6ヶ月+6ヶ月で合計1年・A$12,000。これが学生ビザ1年分に対応します。私立校では1課程を52週で開講するところもあり、その場合はCert IIIだけで1年かかります。「何ヶ月でパーソナルトレーナー資格が取れるか」は学校によってかなり違うため、比較の際は必ず前提コースを含めた総期間で見てください。

03 — No migration route

技能移住のルートがない ── 事実の確認

この分野の情報で、最も食い違いが起きやすいのがビザの話です。推測を挟まずに、法令本文で確認できることだけを書きます。

連邦官報の法令で確認した事実

452111 はどのリストにもない
  • フィットネスインストラクター(ANZSCO 452111)は、MLTSSL・STSOL・ROL のいずれにも掲載されていません(Migration LIN 19/051 の第8条・第9条・第10条の各表)。CSOL(LIN 24/089)にも掲載されていません
  • したがって技能独立移住(189)・州指名(190)・地方指名(491)・技能不足ビザ(482)・雇用主指名(186)のいずれについても、この職業では申請できません

関連職種の状況も限定的です

地方指名か、限定つき
  • フィットネスセンター管理者(149112)・スポーツセンター管理者(149113)・運動生理士(234915)は ROL のみ地方指名(491)だけが対象で、CSOLには掲載されていません
  • その他のスポーツコーチ・インストラクター(452317)は STSOL に掲載され、190・491の対象です。ただしCSOLでは「武術(Wushu)コーチまたはヨガインストラクターに限る」という限定が付いており、一般的なフィットネス指導は含まれません
  • スポーツ開発担当者(452321)は STSOL と CSOL の両方に掲載されています。フィットネス指導とは別の職種です

卒業生ビザ(485)について

学位ルートのみ対象
  • 485の Post-Vocational Education Work ストリーム(Certificate・Diplomaの修了者向け)は、MLTSSL掲載職業の指名と技能評価が条件です。フィットネス関連の職業はMLTSSLにないため、Certificate III・IV・Diploma of Sport のいずれを修了しても、このビザは取れません
  • 一方、485の Post-Higher Education Work ストリーム(学士以上)は専攻分野にかかわらず職業リストの指定を受けません。大学の Exercise and Sport Science 系の学位はこちらの対象で、卒業後おおむね2〜3年の就労が可能です(申請時 原則35歳以下)

この事実は、フィットネス留学を否定するものではありません。目的の置き方の問題です。

「オーストラリアに残ること」を第一目的にこの分野へ進むと、卒業した時点で行き止まりになります。一方、「資格と英語での現場経験を得て、日本のフィットネス業界で活かす」という目的なら、費用も期間も驚くほど軽い、非常に効率のよい選択肢です。私たちがこの分野の相談で最初に確認するのは、この一点です。

※ 職業リストと州指名の条件は毎年のように改正されます。上記は2026年8月時点で確認できた内容です。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。ビザ・移住に関する判断は、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。

04 — Schools

学校の選択肢

フィットネスの資格は多くの学校が開講していますが、留学生が学生ビザで学べるのはCRICOS登録のあるコースだけです。同じ SIS40221 でも、CRICOS登録のない開講形態は学生ビザの対象になりません。ここは必ず確認が要る点です。

TAFEクイーンズランド / ロビーナ・サウスバンク

州立・学費が公表されている

ロビーナ(ゴールドコースト)とサウスバンク(ブリスベン)の2キャンパス。学費が公表されており、比較の基準にできるのがこの学校の強みです。

  • SIS30321 Certificate III in Fitness|6ヶ月・A$5,400(CRICOS 109306K)
  • SIS40221 Certificate IV in Fitness|6ヶ月・A$6,600(CRICOS 112121D)
  • SIS50321 Diploma of Sport(Coaching)|1年・A$20,400(CRICOS 107798A・サウスバンクのみ)
  • 英語は IELTS 6.0(各5.5)。入学は年2回(1月・7月)。Cert III と Cert IV を続けて履修すれば1年・A$12,000 で、パーソナルトレーナー資格まで到達します
TAFEクイーンズランドのページ

FITカレッジ / 6都市

私立・選択肢が最も広い

フィットネス専門の私立校で、留学生向けにCRICOS登録された校舎が6か所(ブリスベン・ゴールドコースト・シドニー・メルボルン・タスマニア・パース)と、この分野では最も選択肢が広い学校です。

  • SIS30321 Certificate III in Fitness(CRICOS 110301E)/SIS40221 Certificate IV in Fitness(CRICOS 110302D)/SIS50321 Diploma of Sport – Coaching(CRICOS 114406H)
  • 英語は IELTS Academic 6.0(各5.5)、TOEFL iBT 64、PTE 50 など
  • Cert III・Cert IV はそれぞれ6ヶ月ビザに対応する2ターム構成で、Cert III+IV+Diploma を束ねると2年間の就学になります
  • 学費は公表されていないため、個別に確認してお伝えします

オーストラリアン・ラーニング・グループ(ALG) / メルボルン・シドニー

英語要件が最も低い

SIS40221 Certificate IV in Fitness(CRICOS 108723A)を52週(10週×4ターム+休暇12週)で開講しています。

  • 英語は IELTS 総合5.5(各5.0)と、この分野で確認できたなかでは最も低い設定です
  • 学歴はYear 10相当、18歳以上。入学は年4回(1月・4月・7月・10月)
  • 英語スコアが6.0に届いていない方にとって、現実的な選択肢になります。ディプロマへの進学ルートも用意されています

フィット・エデュケーション

First Aid・CPRが入学要件

SIS30321 Certificate III in Fitness(CRICOS 107897J)を52週(10週×4学習期間・週20時間)、SIS40221 Certificate IV in Fitness(CRICOS 107868C)を開講。英語はIELTS 6.0、または豪州のCertificate IV保持で代替可。

入学要件に18歳以上であること、First Aid と CPR の有効な資格を保有していることが含まれます。First Aid・CPR の費用はコース料金に含まれないと明記されているため、別途の予算が必要です。

学校選びで、この分野に特有の確認点。

  • ① CRICOS登録のあるコースか。同じ資格でも、オンライン中心の開講形態は学生ビザの対象外です。「オーストラリアの資格が取れる」という説明と「学生ビザで通える」は別の話です
  • ② Certificate III が要るかどうか。Cert IV から直接入れるか、Cert III を先に取る必要があるかで、期間も費用も倍近く変わります
  • ③ First Aid・CPR が含まれるか。入学要件に含める学校と、コース内で取得する学校があります。含まれない場合は別途費用がかかります
※ 私立校の多くは学費を公表していません。ご検討の学校について、私たちが直接確認して最新の学費をお伝えします。

05 — Tuition

学費(2026-2027年・目安)

専門コース

学校・コース期間学費(A$)キャンパス
TAFEクイーンズランド|Cert III in Fitness
最安
6ヶ月5,400ロビーナ/サウスバンク
TAFEクイーンズランド|Cert IV in Fitness6ヶ月6,600ロビーナ/サウスバンク
TAFEクイーンズランド|Cert III + Cert IV計1年12,000ロビーナ/サウスバンク
TAFEクイーンズランド|Diploma of Sport(Coaching)1年20,400サウスバンク
FITカレッジ/ALG/フィット・エデュケーション6ヶ月〜52週学費非公表
個別に確認します
6都市/メルボルン・シドニー ほか
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大学の学位(Exercise and Sport Science 系・3年制)

大学・課程年額(A$)英語実習キャンパス
エディス・コーワン大学
B.Science(Exercise and Sports Science)
42,300
1年目の目安額
IELTS 6.0
各6.0
140時間ジュンダラップ(パース)/サウスウエスト
ディーキン大学
B.Exercise and Sport Science
45,400大学に確認220時間
うち80時間は運動処方
ジーロング/バーウッド
オーストラリアン・カトリック大学
B.Exercise and Sports Science
大学に確認大学に確認140時間
うち90時間は運動評価・処方
ブラックタウン/ブリスベン/メルボルン/ストラスフィールド
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学費表の数字は「定価」です。上記は各大学が公表している留学生向けの標準額で、奨学金や減額を適用する前の金額です。オーストラリアの大学の多くは成績にもとづく減額を用意しており、申請不要で自動的に審査されるものもあります。アンアルウェンを通していただくと、出願前にどの減額の対象になり得るかを、成績証明書をもとに確認したうえでお伝えします。

オーストラリアン・カトリック大学のExercise and Sports Scienceは、複数キャンパスでESSAの再認定手続き中であることが大学の公式ページに示されています。出願前に認定状況の確認が必要です。

学費以外に必要な費用

  • OSHC(海外学生健康保険):年 A$700〜900程度
  • 学生ビザ申請料:2026年7月1日以降 A$2,500(語学学校のみの就学は A$2,050)
  • 生活費:学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で A$29,710
  • First Aid・CPR:入学要件とする学校では別途費用。フィット・エデュケーションは「コース料金に含まれない」と明記しています
  • 業界登録(AUSactive等)の年会費:就業を始める段階で必要になります

Certificate III+IV の1年なら、学費+生活費で総額 A$45,000前後が目安です。留学分野のなかでは、費用の面でも入りやすい部類に入ります。

06 — Entry requirements

入学条件・英語要件

学校・コース学歴英語その他の条件
オーストラリアン・ラーニング・グループ|Cert IV
英語が最も低い
Year 10相当IELTS 5.5
(各5.0)
18歳以上/指定8ユニットの取得
TAFEクイーンズランド|Cert III・Cert IVYear 10相当IELTS 6.0(各5.5)
FITカレッジ|Cert III・Cert IV・DiplomaIELTS 6.0(各5.5)
TOEFL iBT 64/PTE 50
オンライン学習用の機材(PC・通信環境・録画機器)
フィット・エデュケーション|Cert III・Cert IVIELTS 6.018歳以上/First Aid・CPRの保有
エディス・コーワン大学|学士Year 12相当IELTS 6.0(各6.03年制・140時間の実習
ディーキン大学|学士Year 12相当/ATAR換算 50以上大学に確認3年制・220時間の実習
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この分野の出願で、押さえておくべき点。

  • ① 英語のハードルは留学分野のなかで最も低い部類です。オーストラリアン・ラーニング・グループは IELTS 総合5.5(各5.0)。TAFEクイーンズランドとFITカレッジで6.0。スコアが5.5でも進める道があるのは、この分野の大きな特徴です
  • ② 年齢要件がある学校があります。「18歳以上」を入学要件に明記している学校が複数あります
  • ③ First Aid・CPR が入学要件のこともあります。渡航前に日本で取得できるか、現地で取るかで段取りが変わります。ここは早めに確認すべき点です
  • ④ Certificate IV の前提ユニットの扱いは学校ごとに違います。「Certificate III の修了」か「指定ユニットの取得」かで、日本での学習歴や実務経験が使えるかどうかが変わることがあります
各校の正確な要件は年度により変わります。出願前に最新条件を無料で確認します。

07 — Registration

業界登録 ── AUSactive と ESSA

オーストラリアのフィットネス業界には、法律上の免許制度がありません。代わりに機能しているのが、業界団体による自主的な登録制度です。ここは日本の感覚とずれやすいので、分けて整理します。

01

AUSactive ── フィットネス指導者の登録

業界の登録団体。ジムインストラクター区分は Certificate III、パーソナルトレーナー区分は Certificate IV(またはDiploma)を要件としています。法的義務ではありませんが、多くのジムが採用や施設利用の条件にしています。

02

登録の維持 ── 2年ごとの継続教育

初回登録の有効期間は2年。維持するには24ヶ月ごとに20 CECポイントの継続教育が必要です。日本へ帰国したあとも登録を続けるかどうかは、活用の仕方によります。

03

ESSA ── 運動科学の専門職

Exercise and Sports Science Australia。認定を受けた大学の学位を修了した人が、Accredited Exercise Scientist(AES)として登録できます。Certificate IV とはまったく別の資格体系です。

04

その他の登録団体

AUSactive のほかに Physical Activity AustraliaFITREC といった登録先もあります。就職先のジムがどの登録を求めるかは事前に確認しておくと確実です。

「オーストラリアの国家資格を取る」という表現は、この分野では正確ではありません。全国共通の免許制度はなく、あるのはSIS30321・SIS40221 という職業訓練資格と、業界団体の自主登録です。

とはいえ、この職業訓練資格はICREPS(国際フィットネス資格相互認証制度)を通じて多くの国で参照される枠組みに組み込まれており、国際的に通用する資格として設計されています。日本へ持ち帰る資格としての価値は、ここにあります。

08 — Degree route

大学ルート ── Exercise and Sport Science

「フィットネス」と一括りにされがちですが、大学のExercise and Sport Science(運動科学・スポーツ科学)は、Certificate IV とは職種そのものが違います。扱うのはトレーニング指導だけでなく、運動生理学、バイオメカニクス、運動処方、そして臨床応用まで。卒業後に登録できるのは Accredited Exercise Scientist であり、パーソナルトレーナーとは別の専門職です。

01

卒業生ビザ(485)の対象になる

学士以上は Post-Higher Education Work ストリームの対象で、職業リストの制約を受けません。卒業後おおむね2〜3年の就労が可能です(申請時 原則35歳以下)。この分野で現地に残る、事実上唯一のルートです。

02

ESSA認定の有無を必ず確認する

Accredited Exercise Scientist として登録するには、ESSA認定を受けた課程を修了する必要があります。認定状況はキャンパス単位で管理され、再認定手続き中の課程もあります。出願前の確認が欠かせません。

03

実習が組み込まれている

ディーキン大学は220時間(うち80時間は運動評価・処方・実施)、エディス・コーワン大学とオーストラリアン・カトリック大学は140時間ESSA登録の要件に対応した実習時間です。

04

ただし移住の面では慎重に

運動生理士(ANZSCO 234915)は ROL のみの掲載で、対象は地方指名(491)だけ。CSOLには載っていません。学位を取っても永住が開けるわけではない点は、正確に理解しておく必要があります。

なお、Accredited Exercise Physiologist(AEP・認定運動生理士)はさらに上の資格です。臨床現場で慢性疾患の患者に運動療法を提供する専門職で、大学院レベルの課程の修了が求められます。学士のExercise and Sport Scienceは、その手前の段階です。この分野を「医療に近い側」から考えている方は、理学療法・作業療法のページもあわせてご覧ください。永住ルートの面では、そちらのほうが明確に開かれています。

09 — Routes

進学ルート ── 目的別

Route 01

資格を取って日本で活かしたい方 ── 1年

  • IELTS 5.5〜6.0(準備3〜6ヶ月)→ Cert III(6ヶ月・ジムインストラクター)→ Cert IV(6ヶ月・パーソナルトレーナー)→ 帰国・就職
  • 費用の目安:学費 A$12,000(TAFEクイーンズランド)+生活費/期間:準備を含めて1.5年前後

成果:国際的に通用する資格と、英語で指導した経験。この分野で最も費用対効果の高い設計です。

Route 02

現地で働く経験も積みたい方 ── 学生ビザ+ワーキングホリデー

  • ワーホリで渡航(英語と生活に慣れる)→ 学生ビザへ(Cert III+IV)→ ジムで就労(就学中は2週48時間まで)→ 帰国(実務経験つき)

利点:資格取得と現地就労を無理なく両立できます。
注意:ワーキングホリデービザには年齢制限(原則30歳以下・国により35歳以下)があります。順序の設計次第で使える期間が変わるため、早めのご相談をおすすめします。

Route 03

卒業後もオーストラリアで働きたい方 ── 大学 3年

  • IELTS 6.0(各6.0が要る大学も)→ 学位(3年・実習140〜220時間)→ 485ビザ(おおむね2〜3年就労)→ ESSA登録(Accredited Exercise Scientist)
  • 費用の目安:学費だけで3年 A$127,000〜136,000

注意:485で就労できても、その先の永住は運動生理士(234915)の地方指名(491)に限られます。永住が第一目的なら、他分野との比較をおすすめします。

10 — How to choose

学校の選び方 ── 見るべき6つの点

01

CRICOS登録があるか

この分野では最初の関門です。同じ資格でもCRICOS登録のない開講形態は学生ビザの対象外です。「オーストラリアの資格が取れる」と「学生ビザで通える」は別の話です。

02

Cert III を含めた総期間・総額

Cert IV 単体の学費だけを見ると安く見えます。前提コースが要るかどうかで、期間も費用も倍近く変わります。

03

英語スコアと、通える学校の範囲

IELTS 5.5 で入れる学校と、6.0 が要る学校があります。この0.5の差で選択肢が変わるため、現在のスコアに応じて候補を組み直します。

04

実技の設備と、通学の頻度

実技中心の分野なので、ジム設備と対面授業の比率は重要です。学生ビザは対面での出席要件があります。オンライン比率が高すぎる構成は要注意です。

05

都市 ── 生活費とジムの求人

生活費は年 A$30,000前後が目安。ゴールドコースト、ブリスベン、パースはシドニー・メルボルンより抑えられます。アルバイト先としてのジムの数も判断材料になります。

06

First Aid・CPR の扱い

入学要件として先に求める学校と、コース内で取得する学校があります。別途費用と時間がかかるため、渡航前の段取りに影響します。

11 — Career

卒業後の進路・働き方

現地のジム(在学中・卒業後)

学生ビザでは就学期間中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます。Certificate III を取った時点でジムのフロアスタッフとして働けるため、学びながら現場に立つ形が作りやすい分野です。

グループフィットネス・スタジオ

グループレッスンの指導。英語で号令とキューイングを出す経験は、日本では積みにくいものです。プログラム別の指導者資格を別途取得する形が一般的です。

日本のフィットネス業界へ戻る

この分野の主要な出口です。オーストラリアの資格と、英語で指導した経験。訪日外国人の利用が増えている都市部のジムやパーソナルジムでは、この組み合わせが明確な差になります。

独立・パーソナルジム開業

日本で独立を考えている方にとって、海外資格と留学経験は差別化の要素になります。ただしこれは資格が保証するものではなく、経営と集客の力によります。

スポーツ現場(Diploma of Sport ルート)

コーチング、スポーツクラブの運営補助など。スポーツ産業のマネジメント側に関心がある方は、スポーツマネジメントのページもご覧ください。

運動科学の専門職(学位ルート)

ESSA認定課程を修了すれば Accredited Exercise Scientist として登録でき、スポーツチーム、リハビリ施設、研究機関などが職場になります。パーソナルトレーナーとは職種が変わります。

収入の目安について。フィットネス業界の賃金は、雇用形態(時給制のジムスタッフか、セッション単価のパーソナルトレーナーか、業務委託か)によって大きく変わり、公的な統計で「フィットネストレーナーの平均年収」を一律に示せる形にはなっていません。この点について具体的な数字を断定することは避けます。

ただしオーストラリアには法定最低賃金の制度があり、雇用される場合はその適用を受けます。実際の待遇は、渡航後に現地のジムの求人をご自身で確認していただくのが最も確実です。渡航後のサポートで、その見方もお伝えします。

12 — Flow

出願から出発までの流れ

ステップ内容目安時期
01 目的の確認(無料相談)資格を持ち帰るのか、現地で働き続けたいのか。この分野は目的によって選ぶルートが根本から変わります開始9〜12ヶ月前
02 ビザの組み合わせを設計学生ビザ単体か、ワーキングホリデーとの併用か。ワーホリは年齢制限があるため、順序の設計が重要です9〜12ヶ月前
03 英語スコアの確認IELTS 5.5 で入れる学校と 6.0 が要る学校があります。現在のスコアに応じて候補を絞ります6〜12ヶ月前
04 学校の選定・出願CRICOS登録、前提コースの要否、First Aid・CPRの扱い、対面授業の比率を確認して出願4〜8ヶ月前
05 オファー受領・学費支払い条件付きオファーの場合、英語スコア提出後に無条件オファーへ切り替わります3〜6ヶ月前
06 学生ビザ申請COE発行後、GS(Genuine Student)要件への回答作成を含めサポート2〜4ヶ月前
07 出発準備住居手配、OSHC加入、First Aid・CPRの取得計画、現地での就労の準備1〜3ヶ月前
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この分野は、他分野より短い準備期間で動けます。英語要件が低く、入学時期の選択肢も多いためです。

ただしGS(Genuine Student)の観点では、注意が要ります。短期のコースは「就労が目的ではないか」という審査の目が入りやすくなぜこのコースなのか、帰国後にどう活かすのかを筋の通った形で説明する必要があります。ここは私たちが最も力を入れてサポートする部分です。

ビザの審査期間は国籍・ビザ歴・健康診断・資金状況・審査の混雑状況によって変わります。上の時期はあくまで逆算の目安としてお考えください。

13 — Why An Arwen

他社との違い ── アンアルウェンが選ばれる理由

アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。

01

GS対策・ビザ申請まで無料でサポート

学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。短期コースはGSの説明が重要になるため、この分野ではとくに効いてきます。

02

渡航後も、日本と現地の両方から支える

オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。ジムでのアルバイト探しについての相談にも対応できます。

03

毎月12名様限定 ── 一人ひとりに時間をかける

一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。この分野は学費を公表していない学校が多く、1校ずつ確認する作業が欠かせません。画一的な案内ではなく、その方の状況に合った留学プランをご提案します。

04

スタッフが実際に足を運んだ学校だけを紹介

紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。実技設備や授業の進め方は、資料だけではわかりません。

05

2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。ワーキングホリデーと学生ビザを組み合わせた設計も得意としています。

06

メリットだけでなく、現実も率直に伝える

費用や制度の現実も率直にお伝えします。「この分野に技能移住のルートはありません」「そのコースでは卒業生ビザが取れません」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。

「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

14 — Free support

アンアルウェンの無料サポート

学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート

  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • CRICOS登録の有無の確認
  • 学費を公表していない学校の最新の料金の確認
  • 前提コース(Cert III)の要否と、総期間・総額の試算
  • First Aid・CPR の扱いの確認と、取得の段取り
  • ワーキングホリデーとの組み合わせ方の設計
  • 2026年日本人プロモーションの適用確認・申込み手続き代行
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
  • 航空券・渡航準備のアドバイス/語学学習のアドバイス
  • 出発前の個別オリエンテーション

渡航後サポート

  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • ジムでのアルバイト探しの相談
  • 現地の求人の見方のアドバイス
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • ビザ切り替えサポート
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

※「無料」なのはアンアルウェンの手配代行サービスです。滞在手配料・寮費・保険料・出願料・First Aid/CPRの取得費用・業界登録の年会費などの実費は別途かかります。

15 — FAQ

よくある質問

フィットネスの資格で、オーストラリアの永住権は目指せますか?
この職業では申請できません。フィットネスインストラクター(ANZSCO 452111)は、MLTSSL・STSOL・ROL・CSOL のいずれにも掲載されていません。連邦官報(legislation.gov.au)に掲載されている法令本文 ── Migration LIN 19/051 と LIN 24/089 ── を直接確認した結果です。したがって技能独立移住(189)、州指名(190)、地方指名(491)、技能不足ビザ(482)、雇用主指名(186)のどれについても、フィットネスインストラクターとしては申請できません。関連職種も限定的です。フィットネスセンター管理者(149112)と運動生理士(234915)はROLのみ=地方指名(491)だけが対象。その他のスポーツコーチ・インストラクター(452317)はSTSOLに掲載されていますが、CSOLでは「武術コーチまたはヨガインストラクターに限る」という限定が付いています。永住が第一目的の場合、この分野は入口として適していません。その前提で、他分野との比較も含めてご相談ください。
Certificate IV in Fitness を出れば、卒業生ビザ(485)は取れますか?
取れません。卒業生ビザ(サブクラス485)の Post-Vocational Education Work ストリーム(Certificate・Diplomaの修了者向け)は、MLTSSL掲載職業の指名と技能評価を条件としています。フィットネス関連の職業はMLTSSLに掲載されていないため、Certificate III・Certificate IV・Diploma of Sport のいずれを修了しても、この条件を満たせません。一方、大学の Exercise and Sport Science 系の学位は Post-Higher Education Work ストリームの対象で、こちらは専攻分野にかかわらず職業リストの指定を受けません。卒業後おおむね2〜3年の就労が可能です(申請時 原則35歳以下)。卒業後もオーストラリアで働きたい方にとって、大学ルートが事実上唯一の選択肢になります。
いくらかかりますか?
TAFEクイーンズランドの場合、Certificate III in Fitness が6ヶ月で A$5,400、Certificate IV in Fitness が6ヶ月で A$6,600。合わせて1年・A$12,000 です(2027年の公表額)。Diploma of Sport(Coaching)まで進む場合は1年 A$20,400 が加わります。これに生活費(学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で A$29,710)、OSHC(年 A$700〜900程度)、学生ビザ申請料 A$2,500(2026年7月1日以降)が必要です。Certificate III+IV の1年なら、学費と生活費を合わせて総額 A$45,000前後が目安になります。大学の学位は年 A$42,300〜45,400 で、3年総額は約 127,000〜136,000 です。私立校の多くは学費を公表していませんので、ご検討の学校について個別に確認してお伝えします。
英語はどのくらい必要ですか?
留学分野のなかで、最も低い部類です。オーストラリアン・ラーニング・グループの Certificate IV in Fitness は IELTS 総合5.5(各5.0)。TAFEクイーンズランドとFITカレッジは総合6.0(各5.5)。フィット・エデュケーションは6.0。大学の Exercise and Sport Science は総合6.0で、エディス・コーワン大学は各項目6.0という設定です。この0.5の差で通える学校が変わるため、現在のスコアに応じて候補を組み直すのが実務的です。スコアが足りない場合は、語学学校(ELICOS)を前に付ける形も検討できます。ただし授業は実技中心で、身体の動きを英語で伝える必要があります。入学要件を満たすことと、授業についていけることは別の話だとお考えください。
Certificate IV だけを取ることはできますか?
学校によりますが、多くの場合 Certificate III が前提になります。Certificate IV in Fitness の入学要件は「Certificate III in Fitness(SIS30321)の修了、または指定されたユニットの取得」とされているのが一般的です。フィット・エデュケーションは「HLTAID011・HLTWHS001 を含む8ユニットの取得、または Certificate III in Fitness の保有」と明記しています。日本でフィットネス関連の学習歴や実務経験がある場合、指定ユニットの一部が認められる可能性はありますが、これは学校ごとの個別審査で、事前に確定はできません。総期間と総額を見積もる際は、Certificate III を含めて計算してください。TAFEクイーンズランドの場合は6ヶ月+6ヶ月で計1年、私立校では1課程52週の構成もあります。
ワーキングホリデーと、どちらがいいですか?
目的が違うので、組み合わせるのが現実的です。ワーキングホリデービザは就労と滞在の自由度が高い一方、就学できるのは原則4ヶ月までで、Certificate III+IV を修了するには足りません。学生ビザは資格取得に向いていますが、就労は就学期間中は2週間あたり48時間までという制限があります(長期休暇中は制限なし)。実際に多いのは、ワーホリで渡航して英語と生活に慣れ、その後に学生ビザへ切り替えて資格を取る、あるいはその逆の順序です。ワーキングホリデービザには年齢制限(原則30歳以下・国により35歳以下)があるため、順序の設計次第で使える期間が変わります。ここは早めにご相談いただくと、選択肢を広く保てます。
オーストラリアでトレーナーとして働くには、登録が必要ですか?
法律上の義務ではありません。オーストラリアのフィットネス業界には全国共通の免許制度がなく、あるのは業界団体による自主的な登録制度です。中心となっているのが AUSactive で、ジムインストラクター区分に Certificate III、パーソナルトレーナー区分に Certificate IV(またはDiploma)を求めています。法的義務ではありませんが、多くのジムが採用や施設利用の条件にしているため、実務上は必要になると考えておくのが安全です。登録の有効期間は2年で、維持するには24ヶ月ごとに20 CECポイントの継続教育が必要です。AUSactive のほかに Physical Activity AustraliaFITREC といった登録先もあります。就職先のジムがどの登録を求めるかは事前に確認しておくと確実です。
オーストラリアの資格は、日本で使えますか?
日本には、パーソナルトレーナーの国家資格そのものが存在しません。そのため「日本の免許に書き換える」という手続きも必要ありません。SIS30321・SIS40221 はオーストラリアの職業訓練資格ですが、ICREPS(国際フィットネス資格相互認証制度)を通じて多くの国で参照される枠組みに組み込まれており、国際的に通用する資格として設計されています。ただし、日本のジムがこの資格をどう評価するかは事業者ごとに異なります。資格そのものより、「英語で多国籍の相手に指導した経験」のほうが実質的な差になることが多い、というのが正直なところです。訪日外国人の利用が増えている都市部のジムやパーソナルジムでは、この組み合わせが強みとして働きます。
大学の Exercise and Sport Science とは何が違うのですか?
職種そのものが違います。Certificate III・IV はジムの現場でトレーニングを指導するための職業訓練資格です。一方、大学の Exercise and Sport Science は3年制の学位で、運動生理学・バイオメカニクス・運動処方を体系的に扱い、ESSA(Exercise and Sports Science Australia)の認定課程を修了すれば Accredited Exercise Scientist として登録できます。実習も ディーキン大学で220時間エディス・コーワン大学とオーストラリアン・カトリック大学で140時間が組まれています。費用も年 A$42,300〜45,400 と、専門コースの3年分をはるかに上回ります。ただし卒業生ビザ(485)の対象になるのは学位だけです。なお臨床で運動療法を行う Accredited Exercise Physiologist はさらに上の資格で、大学院レベルの課程が必要です。
収入はどのくらいですか?
この分野は、公的な統計で「平均年収」を一律に示せる形になっていません。理由は、賃金が雇用形態(時給制のジムスタッフか、セッション単価のパーソナルトレーナーか、業務委託か)によって大きく変わるためです。この点について具体的な数字を断定することは避けます。推測での金額は掲載しません。ただしオーストラリアには法定最低賃金の制度があり、雇用される場合はその適用を受けます。実際の待遇は、渡航後に現地のジムの求人をご自身で確認していただくのが最も確実です。渡航後のサポートで、その見方もお伝えします。なお、この分野は「収入の高さ」で選ぶ分野ではありません。資格と英語での指導経験を、どこでどう活かすかが価値の中心です。
エージェントを通すと費用は高くなりますか?
いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。この分野の場合はこれに加えて、CRICOS登録の有無、前提コースの要否、学費を公表していない学校の最新の料金、First Aid・CPRの扱い、そしてワーキングホリデーとの組み合わせ方まで含めてお伝えします。とくに「CRICOS登録があるか」は、知らずに申し込むと学生ビザが下りません。なお、学校が定める出願料は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。

Free consultation

「何のために行くのか」から、
一緒に組み立てます。

「資格を取って日本で活かしたい」「ワーホリと組み合わせたい」「今のIELTSで通える学校は?」 この分野は費用も英語要件も軽い分、目的の置き方で結果が大きく変わります。 ご相談・お見積りはすべて無料で、無理な勧誘は一切いたしません。

新規サポート 毎月12名様限定

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16 — Related

フィットネスと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。

  • スポーツマネジメント ── スポーツを指導する側ではなく、運営する側から扱う分野。大学の学位が中心で、卒業生ビザの対象になります
  • ヨガ ── 身体を扱う指導職という点で近い分野。ヨガインストラクターはCSOLに個別に記載されており、フィットネスとは移住上の扱いが違います
  • 理学療法・作業療法 ── 身体の機能回復を扱う医療専門職。英語も学費もはるかに高い一方、資格・就職・永住まで道筋が明確な分野です
  • 栄養学 ── トレーニングと切り離せない領域。フィットネスの知識と組み合わせると強みになる一方、登録栄養士は別の資格体系になります

最終更新日:2026年8月20日/執筆・監修:アンアルウェン 留学カウンセリングチーム
本ページのコース内容・学費・入学条件・登録制度・ビザ情報は、各校およびAUSactive、ESSA、連邦官報(legislation.gov.au)の公式情報をもとにアンアルウェンが確認・翻訳・整理したものです。とくに学費、職業リスト(MLTSSL/STSOL/ROL/CSOL)、州指名の条件、ESSAの課程認定状況は改定されることがあります。出願・ビザ申請の前には必ず最新情報をご確認ください。アンアルウェンでは学校担当者に直接確認のうえ、最新情報を無料でお伝えしています。
私立校(FITカレッジ・オーストラリアン・ラーニング・グループ・フィット・エデュケーション)の学費は公表されていないため本ページには記載していません。オーストラリアン・カトリック大学の学費・英語要件も同様です。推測での記載はしていません。個別にご案内します。
冒頭のOUTCOMEに年収を掲載していないのは、この業界の賃金が雇用形態によって大きく変わり、公的な統計で一律に示せる形になっていないためです。推測での金額は掲載していません。かわりに、Certificate III+IVでパーソナルトレーナー資格まで到達する期間を掲げています。
※ 本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。ビザ・移住に関する判断は、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。

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