理学療法士(PT)と作業療法士(OT)は、オーストラリアで人材が求められ続けている専門職です。学士をお持ちの方なら2年で資格取得を目指せます。ただしこの分野には、他にない関門があります。「前提科目(プリレクイジット)」です。解剖学・生理学などを事前に履修していないと、そもそも出願できません。そこを正確に把握することが、計画の出発点になります。
DATA ── リハビリテーション留学の要点
このページの結論 ── 3分でわかるリハビリ留学
CONTENTS
オーストラリアの理学療法士・作業療法士は、医師の指示を待たずに評価と介入を行う独立した専門職として位置づけられています。患者が直接クリニックを訪れ、理学療法士が評価し、治療計画を立て、必要に応じて医師へ紹介する──日本の現場と比べて裁量が大きく、判断の責任も重いのが特徴です。
そのため教育の中心は、手技そのものよりも臨床推論(clinical reasoning)に置かれます。なぜその評価をするのか、なぜその介入を選ぶのか。それを根拠とともに説明できることが、繰り返し求められます。そして学んだことは、すぐに実習で試されます。理学療法で700〜800時間(30週)、作業療法で1,000時間。課程の相当部分が、実際の現場です。
解剖学、生理学、神経科学、運動学。大学院課程では、これらを入学前に履修していることが前提条件になります。
患者を評価し、問題を特定し、介入を選び、効果を検証する。「根拠を説明できるか」が一貫して問われます。
急性期、地域、小児、高齢者、地方・郊外。複数の現場を回ることが必須で、実習期間中は学業に専念することになります。
日本語では「リハビリ」とまとめられますが、オーストラリアではこの2つは完全に別の職種です。登録先の委員会も、認定機関も、実習の内容も違います。
運動機能の回復が中心。整形外科、スポーツ、神経、呼吸器、心血管など。民間クリニックでの開業が一般的で、患者が直接来院します。認定はAPC、登録は Physiotherapy Board of Australia。
「その人の生活」を支えるのが中心。身体だけでなく、精神・認知・環境まで扱います。NDIS(障害者支援制度)の広がりで需要が拡大している領域です。認定はOTC、登録は Occupational Therapy Board of Australia。
理学療法は700〜800時間/30週、作業療法は1,000時間(アデレード大学・CDUの例)。作業療法のほうが実習の比重が高く、その分アルバイトとの両立は難しくなります。
作業療法の課程にはWFOT(世界作業療法士連盟)の認定を受けているものがあります。他国で働く可能性も視野に入れるなら、この認定の有無は確認する価値があります。
この分野のご相談で、最初に確認するのがここです。他分野にはない、この分野固有の要件です。
| 大学・課程 | 必要な前提科目 | 期限 | GPA |
|---|---|---|---|
| アデレード大学 Master of Physiotherapy |
解剖学2科目/生理学2科目/統計・研究法 | 過去10年以内 | 5.0/7 |
| アデレード大学 Master of Occupational Therapy |
解剖学/生理学/心理学または社会学・人類学/研究法 | 過去10年以内 | 5.0/7 |
| UTS Master of Physiotherapy |
解剖学2科目(構造・機能)/生理学/運動生理学/神経科学/心理学/研究法 | ― | 5.15 |
Bachelor of Physiotherapy は高校卒業から入れるため、前提科目は不要です。ただし4年かかり、費用も倍近くになります。留学生枠が少なく、競争も激しい課程です。
Bachelor of Health Science などで前提科目を履修し、大学院へ進む方法。合計で5年前後になりますが、確実に要件を満たせます。
大学の単科履修(Non-award)で不足科目だけを埋める方法。大学と科目により可否が分かれるため、個別確認が必要です。
率直な選択肢として。看護は前提科目を求めず、リメディアルマッサージは費用も英語要件もはるかに低く抑えられます。
この分野のご相談では、まず成績証明書(英文)を拝見させてくださいとお願いしています。理由は単純で、前提科目を満たしているかどうかで、提案する内容が根本的に変わるからです。満たしていれば2年、満たしていなければ4〜5年。この差は費用にすると数百万円になります。
もうひとつお伝えしているのは、すでに日本でPT・OTの資格をお持ちの方は、学び直すより評価ルートのほうが早い場合が多いということです。理学療法にはAPEPという制度があり、2025年10月から新しい形式になりました。約8割がオンラインで完結するため、渡航費も抑えられます。「せっかくだから留学して学び直したい」というご希望も理解できますが、目的が「オーストラリアで働くこと」なら、こちらのほうが合理的です。どちらが良いかは目的次第なので、率直にご相談ください。
理学療法士・作業療法士は、AHPRA(オーストラリア医療従事者規制庁)の共通の英語基準(English Language Skills registration standard)が適用される職種です。この共通基準は、医療・薬学・心理・視能訓練・救急救命など13職種に共通して適用されます。
| 区分 | IELTS Academic | 備考 |
|---|---|---|
| AHPRA登録の基準 2026年4月23日以降の受験 |
総合 7.0 L 7.0/R 7.0/S 7.0/W 6.5 |
Writingのみ6.5に緩和されました |
| アデレード大学の入学要件 | 総合 7.0 全項目 7.0 |
PT・OTとも |
| UTSの入学要件 | 総合 7.0 全項目 7.0 |
Master of Physiotherapy |
| チャールズ・ダーウィン大学の入学要件 | 総合 7.0 各項目 6.5 以上 |
Master of Occupational Therapy |
オーストラリアで理学療法士・作業療法士として働くには、AHPRAへの登録が必須です。そして登録の前提となるのが、認定された課程を修了していることです。
Australian Physiotherapy Council が課程を認定し、Physiotherapy Board of Australia が登録を行います。UTSの Master of Physiotherapy はAPCの完全認定を受けています。
Occupational Therapy Council of Australia が課程を認定し、Occupational Therapy Board of Australia が登録を行います。課程によってはWFOT(世界作業療法士連盟)の承認も受けています。
「完全認定」「条件付き認定」といった区分があり、年度により変動します。出願前に必ず現時点の認定状況を確認する必要があります。
予防接種の証明、警察証明(Police Check)、Working with Children Check、応急処置資格、Fitness to Practice の確認など。取得に時間がかかるものがあります。
すでに日本で理学療法士・作業療法士の資格をお持ちの方には、学位を取り直さずに登録を目指すルートがあります。理学療法の場合、それがAPEP(Australian Physiotherapy Entry Pathway)です。
書類審査+文化安全研修
MCQ 120問・年4回
オンライン口頭試験
理学療法士として就労
オーストラリアの理学療法士はファーストコンタクト・プラクティショナーとして位置づけられ、患者が医師を経由せず直接来院します。評価から治療計画、必要に応じた医師への紹介まで、自らの判断で行うのが前提です。日本の現場と比べて、専門職としての自律性がはるかに高いといえます。
高齢化に加え、NDIS(National Disability Insurance Scheme/障害者支援制度)の広がりにより、とくに作業療法士の需要が大きく拡大しています。理学療法士(ANZSCO 252511)・作業療法士(252411)ともCSOL(Core Skills Occupation List)に掲載されており、就労ビザ・永住の対象職種です。
理学療法で700〜800時間(30週)、作業療法で1,000時間。都市部だけでなく、地方・郊外の医療機関での実習が組まれることもあります。卒業時点でオーストラリアの臨床現場を複数経験している状態になるため、就職活動での立ち位置がまったく違います。
理学療法・作業療法の両方を大学院(Graduate Entry)で提供している数少ない大学です。シティキャンパスに位置し、学費も明示されているため計画を立てやすいのが利点です。アデレードはシドニー・メルボルンより生活費を抑えられる都市でもあります。
向いている方:前提科目とGPAを満たしている方、PT・OTのどちらにするか比較しながら決めたい方、生活費を抑えたい方。
シドニー中心部のシティキャンパスにあり、都市部の医療機関との連携が強いのが特徴です。実習はシドニー都市圏が中心で、地方での機会も用意されています。
向いている方:シドニーで学びたい方、医療系の学部を出ていて前提科目を幅広く満たしている方、大学の評価を重視する方。
北部準州ダーウィンに拠点を置く大学です。入学の英語要件が「総合7.0・各項目6.5以上」と、全項目7.0を求める大学より現実的な設定になっています。生活費も都市部より抑えられます。
向いている方:全項目7.0にわずかに届かない方、費用と生活費を抑えたい方、地方での就労・州指名を視野に入れる方。
Master of Physiotherapy を提供。APCの認定を受けています(2026年時点では条件付き認定)。認定状況は変動するため、出願前の確認が必須です。
Master of Physiotherapy Studies と Master of Occupational Therapy Studies の両方を提供。研究水準が高く、大学の評価を重視する方の選択肢です。
Master of Physiotherapy/Master of Occupational Therapy を提供。メルボルンで学びたい方の選択肢のひとつです。
高校卒業から入る4年制課程。前提科目は不要ですが、期間も費用も倍近くになります。留学生枠が少なく競争が激しい点に注意が必要です。
| 課程 | 大学 | 期間 | 実習 | 学費(年) |
|---|---|---|---|---|
| Master of Occupational Therapy | チャールズ・ダーウィン大学 | 2年 | 1,000時間 | 約 AUD 35,000 要確認 |
| Master of Physiotherapy | RMIT | 2年 | ― | 約 AUD 53,760 要確認 |
| Master of Occupational Therapy (Graduate Entry) | アデレード大学 | 2年 | 1,000時間 | AUD 54,300 2年 約108,600 |
| Master of Physiotherapy (Graduate Entry) | アデレード大学 | 2年 | 30週 | AUD 57,100 2年 約114,200 |
| Master of Physiotherapy | UTS | 2年 | 700〜800時間 | 非公表 個別確認 |
前提科目を満たすか
準備6〜12ヶ月
実習700〜1,000時間
485ビザで就労
または学士(PT)4年
解剖・生理など
または学士で完結
計4〜5年
ここが最大の壁
書類+文化安全研修
約8割オンライン
学位取得は不要
| 大学・課程 | 学歴・成績 | 英語 | 前提科目 |
|---|---|---|---|
| アデレード大学|PT | 学士号/GPA 5.0(7点満点) | IELTS 全項目 7.0 | 解剖2・生理2・研究法 過去10年以内 |
| アデレード大学|OT | 学士号/GPA 5.0 | IELTS 全項目 7.0 | 解剖・生理・心理/社会・研究法 過去10年以内 |
| UTS|PT | 学士号/GPA 5.15 | IELTS 全項目 7.0 | 6分野 解剖2・生理・運動生理・神経・心理・研究法 |
| チャールズ・ダーウィン大学|OT | 学士号/GPA 5.0 | IELTS 総合7.0 各項目6.5以上 |
大学に確認 |
最重要。認定されていない課程を修了しても登録できません。「完全認定」か「条件付き認定」かも含め、出願前に確認します。
次に重要。ご自身の成績証明書と、各大学の要件を1科目ずつ突き合わせます。ここが合わなければ、他の条件は意味を持ちません。
全項目7.0か、各項目6.5以上か。この0.5の差で、出願できる大学が変わります。スコアに応じて候補を組み直します。
都市部中心か、地方実習が含まれるか。地方実習は滞在費が別途かかる一方、地域医療の経験は就職で評価されます。
2年間の生活費は年 AUD 30,000前後。アデレード、ダーウィン、ブリスベンはシドニー・メルボルンより抑えられ、州指名の可能性も視野に入ります。
世界作業療法士連盟の承認を受けた課程は、他国での就労を検討する際に有利になることがあります。将来の選択肢を広げたい方は確認を。
オーストラリアの理学療法士の主要な職場。患者が直接来院するため、評価から治療計画まで自らの判断で行います。将来的な開業も現実的です。
整形外科、神経、呼吸器、集中治療など。新卒者向けのグラデュエート・プログラムを用意している病院があり、卒業生の就職先になります。
障害者支援制度のもとでの支援計画・環境調整・福祉用具。作業療法士の需要が最も伸びている領域です。
高齢者施設、訪問リハビリ。高齢化を背景に需要が安定しており、地方でも求人があるのが特徴です。
スポーツクラブ、アスリート支援。専門性を深めるための大学院課程(Master of Advanced Clinical Physiotherapy など)もあります。
発達支援、学校での支援、感覚統合。専門性が高く、人材が不足している領域のひとつです。
この分野は、職種リストの面では有利な位置にあります。事実と制約を分けて整理します。
| ステップ | 内容 | 目安時期 |
|---|---|---|
| 01 成績証明書の確認(無料) | 英文成績証明書をもとに、前提科目とGPAを大学ごとの要件と1科目ずつ照合します。ここがすべての出発点です | 開始18〜24ヶ月前 |
| 02 ルートの決定 | 大学院(2年)/学士から(4〜5年)/評価ルート(有資格者)のいずれかを決めます | 18〜24ヶ月前 |
| 03 英語スコアの計画と学習 | 全項目7.0が目標。この分野で最も時間を要する工程です | 12〜24ヶ月前 |
| 04 学校の選定・出願 | 認定状況・前提科目・実習体制・費用で候補を確定。受入枠が少ないため複数校への出願が前提 | 6〜12ヶ月前 |
| 05 オファー受領・学費支払い | 条件付きオファーの場合、英語スコア提出後に無条件オファーへ切り替わります | 4〜8ヶ月前 |
| 06 学生ビザ申請 | COE発行後、GS(Genuine Student)要件への回答作成を含めサポート | 2〜5ヶ月前 |
| 07 実習前の必須手続き・出発準備 | 予防接種証明、警察証明、Working with Children Check、住居手配、OSHC加入 | 1〜4ヶ月前 |
アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。これらを無料で受けられるため、初めての海外進学でも安心して準備を進められます。
オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。実習に関する相談や、渡航後に生まれる悩みにも対応できます。
一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。とくにこの分野は、成績証明書を1科目ずつ確認する作業が欠かせません。画一的な案内ではなく、その方の状況に合った留学プランをご提案します。
紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。実習設備や実習先の体制は、資料だけではわかりません。
2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。医療・ヘルスケア分野へ進まれた方のサポート実績もあります。
費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「その成績証明書では前提科目を満たしていません」「4年かけて投資するより、別の分野のほうが目的に合います」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。
文系の学部を出ています。大学院に入れますか?
そのままでは出願できないことがほとんどです。この分野の大学院(Graduate Entry)は前提科目を要件としており、アデレード大学の理学療法なら解剖学2科目・生理学2科目・統計/研究法を過去10年以内に履修していることが条件です。UTSはさらに運動生理学・神経科学・心理学も求めます。文系学部ではこれらを履修していないのが通常です。選択肢は3つ。①4年制の学士から入る ②健康科学系の学士などで前提科目を履修してから大学院へ ③単科履修で不足分を埋める。ただし①②はいずれも4〜5年と数百万円の追加投資になります。その価値があるかを含めて、率直にご相談ください。
日本で理学療法士(作業療法士)として働いています。学び直しは必要ですか?
必ずしも必要ありません。理学療法士の場合、APEP(Australian Physiotherapy Entry Pathway)という評価ルートがあります。2025年10月1日に従来のStandard Assessment Pathwayを置き換えた新制度で、①適格性評価(書類審査+Cultural Safety Training) ②筆記試験(MCQ 120問・年4回) ③Capability Assessment(オンラインの臨床推論口頭試験)という流れです。約80%がオンラインで実施されるため、渡航費用を抑えられます。作業療法士の場合はOTC(Occupational Therapy Council)が海外資格の評価を担当します。目的が「オーストラリアで働くこと」なら、こちらのほうが合理的な方が多くいらっしゃいます。ただし学生ビザを伴わないため、渡航・就労ビザの設計は別途必要です。
理学療法と作業療法、どちらを選ぶべきですか?
やりたいことと、前提科目の両面で決まります。理学療法は運動機能の回復が中心で、民間クリニックでの開業が一般的。患者が直接来院するため、専門職としての裁量が大きい働き方です。作業療法は「その人の生活」を支えるのが中心で、身体だけでなく精神・認知・環境まで扱います。NDIS(障害者支援制度)の拡大で需要が大きく伸びている領域です。前提科目の面では、理学療法が運動生理学・神経科学など身体科学寄りの科目を求めるのに対し、作業療法は心理学または社会学・人類学が要件に入ることがあります。心理学系を履修している方は、作業療法のほうが要件を満たしやすい場合があります。実習量は作業療法(1,000時間)のほうが多くなります。
いくらかかりますか?
大学院(2年)の場合、アデレード大学で理学療法 年 AUD 57,100(2年 約114,200)、作業療法 年 AUD 54,300(2年 約108,600)。チャールズ・ダーウィン大学のように年 35,000前後とされる選択肢もあります。これに生活費(学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で AUD 29,710)、OSHC、ビザ申請料 AUD 2,500〜が加わり、2年総額でおおむね AUD 130,000〜175,000を見込む必要があります。加えてこの分野特有の費用として、実習前の予防接種証明・警察証明・Working with Children Check(合計 AUD 300〜800程度)、地方実習の滞在費、AHPRA登録料があります。そして最も見落とされるのが、実習期間中は働けないことです。
入学に必要な英語力はどのくらいですか?
AHPRAの登録基準は、2026年4月23日以降に受験した試験については IELTS Academic 総合7.0(Listening 7.0・Reading 7.0・Speaking 7.0・Writing 6.5)に改定されました。Writingのみ6.5に緩和されています。ただし注意点があります。大学の入学要件はこれとは別で、アデレード大学もUTSも全項目7.0のままです。一方でチャールズ・ダーウィン大学のように「総合7.0・各項目6.5以上」という大学もあります。0.5の差で出願できる大学が変わるため、現在のスコアに応じて候補を組み直すのが実務的です。なお英語基準は改定されますので、出願前には必ず最新の内容をご確認ください。
在学中にアルバイトはできますか?
できます。学生ビザでは就学期間中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます。「週20時間まで」という説明は古い情報です。ただしこの分野には制約があります。臨床実習はフルタイムのシフトで行われるため、実習期間中はアルバイトとの両立がほぼ不可能です。理学療法で30週、作業療法で1,000時間分。看護のように「AINとして働きながら学ぶ」形が取りにくく、収入が途切れる期間が長いのがこの分野の実情です。資金計画では必ずこの点を織り込んでください。
卒業後、オーストラリアで働けますか?永住は目指せますか?
働けます。大学院の修了者は卒業生ビザ(サブクラス485)で約2年間就労できます(申請時 原則35歳以下)。永住についても、理学療法士(ANZSCO 252511)・作業療法士(252411)とも CSOL に掲載されており、技能独立移住(189)・州指名(190)・地方指名(491)・雇用主指名(186)の対象職種です。高齢化とNDISの拡大により需要は構造的に伸びています。ただし前提が2つ。①AHPRA登録(英語基準を満たすこと) ②APC/OTC認定課程の修了。この2つを外すと、資格職として働くことはできません。また職種リストや州指名の条件は毎年改正されるため、最新情報の確認が必要です。
日本の理学療法士・作業療法士の免許は、そのまま使えますか?
そのままでは使えません。オーストラリアで理学療法士・作業療法士として働くには、AHPRAへの登録が必要です。日本の免許は登録申請の出発点にはなりますが、それだけで登録できるわけではありません。理学療法士の場合はAPEPで、適格性評価・筆記試験・Capability Assessment を経て登録に至ります。作業療法士の場合はOTCによる評価を受けます。逆にいえば、日本の免許があることで「学位を取り直さずに済む」という大きな利点があります。学び直せば2年と1,000万円前後、評価ルートなら期間も費用も大幅に圧縮できます。どちらが適しているかは、英語力・実務経験・年齢・永住の希望によって変わります。
帰国後、日本で活かせますか?
オーストラリアの資格と日本の国家資格は別のものです。日本で理学療法士・作業療法士として働くには日本の国家資格が必要で、オーストラリアの学位がそのまま日本の免許になるわけではありません。この点は正確に理解しておく必要があります。ただし、活きる場面は多くあります。オーストラリアのリハビリ教育は臨床推論とエビデンスにもとづく実践を重視しており、その考え方は日本の現場でも通用します。また英語で臨床を経験した人材は限られており、国際的な学会活動、外資系医療機器メーカー、海外の医療支援などで強みになります。すでに日本の免許をお持ちの方であれば、日本の資格を保持したままオーストラリアで働き、帰国後に日本の現場へ戻るという進み方も可能です。
エージェントを通すと費用は高くなりますか?
いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。学校選び、出願書類、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。この分野の場合はこれに加えて、英文成績証明書と各大学の前提科目要件との1科目ずつの照合、APC/OTC認定状況の確認、英語要件の最新情報の確認まで含めてサポートします。なお、学校が定める出願料(アデレード大学は AUD 150)は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。
リハビリテーションと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。
前提科目を求められない医療系の選択肢。英語は同じく7.0水準ですが、入口の条件はリハビリより広く開かれています。
費用も英語要件もはるかに低い徒手療法の選択肢。前提科目もGPAも問われず、身体に関わる仕事への現実的な入口になります。
リハビリ職と現場で密接に関わる分野。需要が大きく伸びており、入口のハードルは大きく下がります。
IELTS 7.0 に向けた学習と並行して、または渡航前の準備として。臨床で使う英語に特化した課程です。
まずは成績証明書を見せてください。
相談・お見積りはすべて無料です。
「前提科目を満たしている?」「PTとOT、どちらが向いている?」「日本の免許は使える?」
この分野は、成績証明書を拝見すれば提案できる内容が大きく変わります。無料相談・無理な勧誘は一切ありません。
※サポートは毎月12名様限定です。お早めにご連絡ください。