オーストラリア留学エージェント アンアルウェン

オーストラリアで理学療法・作業療法を学ぶ
── 大学院比較・学費・前提科目・AHPRA登録

理学療法士(PT)と作業療法士(OT)は、オーストラリアで人材が求められ続けている専門職です。学士をお持ちの方なら2年で資格取得を目指せます。ただしこの分野には、他にない関門があります。「前提科目(プリレクイジット)」です。解剖学・生理学などを事前に履修していないと、そもそも出願できません。そこを正確に把握することが、計画の出発点になります。

2年学士保持者からの最短ルート(大学院)
年 $54,300〜留学生の学費(大学院・アデレード大学)
IELTS 7.0登録に必要な英語水準
1,000時間臨床実習(作業療法の例)

DATA ── リハビリテーション留学の要点

目指せる資格
理学療法士(Physiotherapist)作業療法士(Occupational Therapist)どちらもAHPRA(オーストラリア医療従事者規制庁)への登録が必要な国家規制職です
学べるレベル
学士 4年(高校卒業から)/大学院 2年(学士保持者)日本の大学を出ている方は大学院(Graduate Entry)が最短です。ただし前提科目の要件があります
学費(大学院)
年 AUD 34,736 〜 57,100アデレード大学は理学療法 57,100/作業療法 54,300(2026年)。2年総額でおおむね AUD 70,000〜115,000。医療系のなかでも高額な部類です
前提科目
大学院はほぼ必須。最大の関門です解剖学2科目・生理学2科目・研究法など。アデレード大学は「過去10年以内の履修」という条件付き。文系学部卒の方はそのままでは出願できません
成績(GPA)
Credit average 以上アデレード大学は7点満点で 5.0、UTSは 5.15留学生の受入枠が少なく、競争が激しい分野です
英語要件
IELTS Academic 総合7.0AHPRAの共通基準は2026年4月23日以降、Listening 7.0・Reading 7.0・Speaking 7.0・Writing 6.5に改定。ただし大学の入学要件は全項目7.0のところが多いのでご注意ください
臨床実習
全課程で必須理学療法は 700〜800時間/30週、作業療法は 1,000時間。地方・郊外での実習が含まれることもあります
認定機関
理学療法=APC(Australian Physiotherapy Council)/作業療法=OTC(Occupational Therapy Council)認定を受けていない課程を修了しても登録できません。学校選びで最初に確認すべき点です
永住ルート
両職種とも職種リストに掲載理学療法士(ANZSCO 252511)・作業療法士(252411)ともCSOLに掲載されています。医療系のなかでも安定して残っている職種です
有資格者の方は
学び直さずに登録を目指せます日本のPT免許をお持ちの方はAPEP(Australian Physiotherapy Entry Pathway)という評価ルートがあります。約8割がオンラインで完結します

このページの結論 ── 3分でわかるリハビリ留学

  1. 日本の大学を出ている方なら、2年で資格取得を目指せます。Master of Physiotherapy / Master of Occupational Therapy の Graduate Entry 課程は、学士保持者を対象に設計されています。高校卒業から入る4年制の学士より、はるかに効率的です。
  2. ただし「前提科目」が最大の関門です。アデレード大学の理学療法は解剖学2科目・生理学2科目・統計/研究法過去10年以内に履修していることが条件。UTSはさらに運動生理学・神経科学・心理学も求めます。文系学部卒の方は、そのままでは出願できません。
  3. 成績(GPA)も見られます。アデレード大学は7点満点で5.0、UTSは5.15。留学生の受入枠が少なく、競争が激しいのがこの分野の実態です。英語さえ満たせば入れる分野ではありません。
  4. 学費は医療系のなかでも高額です。アデレード大学で理学療法 年 AUD 57,100/作業療法 年 54,300。2年総額でおおむね 108,600〜114,200。一方でチャールズ・ダーウィン大学のように年 35,000前後の選択肢もあります。
  5. 英語は IELTS 7.0 水準。AHPRAの共通基準は2026年4月23日以降L7.0・R7.0・S7.0・W6.5に改定されました。ただし大学の入学要件は全項目7.0のところが多いため、実質的には全項目7.0を目標にすることになります。
  6. すでに日本でPT・OTの資格をお持ちの方には、別のルートがあります。学位を取り直さず、評価を受けて登録を目指す道です。理学療法はAPEP(2025年10月開始・約8割がオンライン)。こちらのほうが現実的な方が多くいらっしゃいます。

リハビリ留学とは ── 何を学ぶのか

オーストラリアの理学療法士・作業療法士は、医師の指示を待たずに評価と介入を行う独立した専門職として位置づけられています。患者が直接クリニックを訪れ、理学療法士が評価し、治療計画を立て、必要に応じて医師へ紹介する──日本の現場と比べて裁量が大きく、判断の責任も重いのが特徴です。

そのため教育の中心は、手技そのものよりも臨床推論(clinical reasoning)に置かれます。なぜその評価をするのか、なぜその介入を選ぶのか。それを根拠とともに説明できることが、繰り返し求められます。そして学んだことは、すぐに実習で試されます。理学療法で700〜800時間(30週)、作業療法で1,000時間。課程の相当部分が、実際の現場です。

01

基礎医学

解剖学、生理学、神経科学、運動学。大学院課程では、これらを入学前に履修していることが前提条件になります。

02

評価と臨床推論

患者を評価し、問題を特定し、介入を選び、効果を検証する。「根拠を説明できるか」が一貫して問われます。

03

臨床実習

急性期、地域、小児、高齢者、地方・郊外。複数の現場を回ることが必須で、実習期間中は学業に専念することになります。

この分野は、他の留学分野と入口の性質が違います。デザインやビジネスは「英語力と学費が揃えば入れる」分野ですが、理学療法・作業療法は「前提科目・GPA・英語・受入枠」の4つをすべて満たして初めて出願できます。逆にいえば、そこを突破した方には、資格・就職・永住まで明確な道筋が用意されています。だからこそ、最初の見極めが重要です。

理学療法と作業療法 ── どちらを選ぶか

日本語では「リハビリ」とまとめられますが、オーストラリアではこの2つは完全に別の職種です。登録先の委員会も、認定機関も、実習の内容も違います。

理学療法士(Physiotherapist)

運動機能の回復が中心。整形外科、スポーツ、神経、呼吸器、心血管など。民間クリニックでの開業が一般的で、患者が直接来院します。認定はAPC、登録は Physiotherapy Board of Australia。

作業療法士(Occupational Therapist)

「その人の生活」を支えるのが中心。身体だけでなく、精神・認知・環境まで扱います。NDIS(障害者支援制度)の広がりで需要が拡大している領域です。認定はOTC、登録は Occupational Therapy Board of Australia。

実習量が違います

理学療法は700〜800時間/30週、作業療法は1,000時間(アデレード大学・CDUの例)。作業療法のほうが実習の比重が高く、その分アルバイトとの両立は難しくなります。

国際的な通用性

作業療法の課程にはWFOT(世界作業療法士連盟)の認定を受けているものがあります。他国で働く可能性も視野に入れるなら、この認定の有無は確認する価値があります。

どちらを選ぶかは、前提科目の要件でも変わります。理学療法は解剖学・生理学・運動生理学・神経科学など、より身体科学に寄った科目を求めます。作業療法は解剖学・生理学に加えて、心理学または社会学・人類学が要件に入ることがあります(アデレード大学の例)。心理学系の科目を履修している方は、作業療法のほうが要件を満たしやすい場合があります。ご自身の成績証明書を見せていただければ、どちらに近いかをその場でお伝えできます。

前提科目 ── 最大の関門

この分野のご相談で、最初に確認するのがここです。他分野にはない、この分野固有の要件です。

大学・課程 必要な前提科目 期限 GPA
アデレード大学
Master of Physiotherapy
解剖学2科目/生理学2科目/統計・研究法 過去10年以内 5.0/7
アデレード大学
Master of Occupational Therapy
解剖学/生理学/心理学または社会学・人類学/研究法 過去10年以内 5.0/7
UTS
Master of Physiotherapy
解剖学2科目(構造・機能)/生理学/運動生理学/神経科学/心理学/研究法 5.15
ここで多くの方がつまずきます。日本の大学で経済学部・文学部などを出られた方は、解剖学も生理学も履修していないことがほとんどです。この場合、いくら英語力があっても、いくら費用を用意できても、そのままでは出願できません。
逆に、以下に該当する方は要件を満たしている可能性が高くなります。
  • 日本の理学療法士・作業療法士養成校の卒業生(解剖学・生理学は必修のはずです)
  • 看護、柔道整復、鍼灸、スポーツ科学、健康科学、体育系の学部を出られた方
  • 生物学・生命科学系の学部で、解剖学・生理学を履修された方
※ ただし「過去10年以内」という期限があります。卒業から10年以上経っている方は、履修し直しが必要になる場合があります。

前提科目が足りない場合の選択肢

01 学士から入る(4年)

Bachelor of Physiotherapy は高校卒業から入れるため、前提科目は不要です。ただし4年かかり、費用も倍近くになります。留学生枠が少なく、競争も激しい課程です。

02 健康科学系の学士を経由する

Bachelor of Health Science などで前提科目を履修し、大学院へ進む方法。合計で5年前後になりますが、確実に要件を満たせます。

03 単科で履修する

大学の単科履修(Non-award)で不足科目だけを埋める方法。大学と科目により可否が分かれるため、個別確認が必要です。

04 別の分野を検討する

率直な選択肢として。看護は前提科目を求めず、リメディアルマッサージは費用も英語要件もはるかに低く抑えられます。

AA
カウンセラーから、ひとつ補足を
アンアルウェン 留学カウンセリングチーム

この分野のご相談では、まず成績証明書(英文)を拝見させてくださいとお願いしています。理由は単純で、前提科目を満たしているかどうかで、提案する内容が根本的に変わるからです。満たしていれば2年、満たしていなければ4〜5年。この差は費用にすると数百万円になります。

もうひとつお伝えしているのは、すでに日本でPT・OTの資格をお持ちの方は、学び直すより評価ルートのほうが早い場合が多いということです。理学療法にはAPEPという制度があり、2025年10月から新しい形式になりました。約8割がオンラインで完結するため、渡航費も抑えられます。「せっかくだから留学して学び直したい」というご希望も理解できますが、目的が「オーストラリアで働くこと」なら、こちらのほうが合理的です。どちらが良いかは目的次第なので、率直にご相談ください。

英語要件 ── AHPRA共通基準

理学療法士・作業療法士は、AHPRA(オーストラリア医療従事者規制庁)の共通の英語基準(English Language Skills registration standard)が適用される職種です。この共通基準は、医療・薬学・心理・視能訓練・救急救命など13職種に共通して適用されます。

区分 IELTS Academic 備考
AHPRA登録の基準
2026年4月23日以降の受験
総合 7.0
L 7.0/R 7.0/S 7.0/W 6.5
Writingのみ6.5に緩和されました
アデレード大学の入学要件 総合 7.0
全項目 7.0
PT・OTとも
UTSの入学要件 総合 7.0
全項目 7.0
Master of Physiotherapy
チャールズ・ダーウィン大学の入学要件 総合 7.0
各項目 6.5 以上
Master of Occupational Therapy
注意していただきたいのは、「登録の基準」と「大学の入学要件」が別だということです。AHPRAの登録基準はWritingが6.5に緩和されましたが、大学の入学要件は全項目7.0のままのところが多く、実質的にはそちらが先に立ちはだかります。
一方、チャールズ・ダーウィン大学のように「総合7.0・各項目6.5以上」という設定の大学もあります。0.5の差で出願できる大学が変わるため、現在のスコアに応じて候補を組み直すことができます。
※ 英語基準は改定されます。出願・登録申請の前には必ず最新の内容をご確認ください。アンアルウェンでも無料でお調べします。

AHPRA登録と認定の仕組み

オーストラリアで理学療法士・作業療法士として働くには、AHPRAへの登録が必須です。そして登録の前提となるのが、認定された課程を修了していることです。

理学療法|APC 認定

Australian Physiotherapy Council が課程を認定し、Physiotherapy Board of Australia が登録を行います。UTSの Master of Physiotherapy はAPCの完全認定を受けています。

作業療法|OTC 認定

Occupational Therapy Council of Australia が課程を認定し、Occupational Therapy Board of Australia が登録を行います。課程によってはWFOT(世界作業療法士連盟)の承認も受けています。

認定状況は変わります

「完全認定」「条件付き認定」といった区分があり、年度により変動します。出願前に必ず現時点の認定状況を確認する必要があります。

実習前の必須手続き

予防接種の証明、警察証明(Police Check)、Working with Children Check、応急処置資格、Fitness to Practice の確認など。取得に時間がかかるものがあります。

学校選びで、認定の確認だけは絶対に外せません。認定されていない課程を修了しても、理学療法士・作業療法士として登録することはできません。費用も時間も無駄になります。アンアルウェンでは、ご検討中の課程について出願前に必ず認定状況を確認したうえでご案内しています。

日本の有資格者の方へ ── APEPルート

すでに日本で理学療法士・作業療法士の資格をお持ちの方には、学位を取り直さずに登録を目指すルートがあります。理学療法の場合、それがAPEP(Australian Physiotherapy Entry Pathway)です。

APEP海外資格保持者(理学療法士)の登録ルート

適格性評価

書類審査+文化安全研修

筆記試験

MCQ 120問・年4回

Capability評価

オンライン口頭試験

AHPRA登録

理学療法士として就労

特徴:2025年10月1日に従来のStandard Assessment Pathwayを置き換えた新制度。約80%がオンラインで実施され、渡航費用を抑えられます 英語:AHPRA共通基準が適用されます

APEPの3段階

  • ① 適格性評価(Eligibility Assessment) ── 保有資格が入職レベルの理学療法資格として適格かを書類で審査します。あわせてCultural Safety Training(先住民に対する文化的安全性の研修)の修了が必要です
  • ② 筆記試験(Written Assessment) ── コンピュータ形式の多肢選択式。2部構成で計120問(各60問・各2時間、合計4時間)、各部に15の臨床シナリオが含まれます。年4回実施されます
  • ③ Capability Assessment ── 臨床推論を問うオンラインの口頭試験。模擬患者の状況設定のなかで、判断とその説明を求められます
「学び直すか、APEPで行くか」の判断材料。
  • APEPが向く方:すでに実務経験があり、目的が「オーストラリアで理学療法士として働くこと」である方。費用と期間を抑えたい方。約8割がオンラインのため、日本にいながら進められる部分が大きくなります
  • 大学院が向く方:オーストラリアの教育そのものを受けたい方、学生ビザで滞在しながら現地に慣れたい方、卒業生ビザ(485)を経由して就労経験を積みたい方。APEPは学生ビザを伴わないため、渡航・滞在の設計が別途必要になります
  • 作業療法の方:海外資格保持者向けの評価はOTC(Occupational Therapy Council)が担当します。手続きの流れは理学療法とは異なるため、個別にお調べします
※ 評価制度は改定されます(APEP自体、2025年10月に切り替わったばかりです)。最新の手続き・要件は必ずご確認ください。

なぜオーストラリアで学ぶのか

01 専門職としての裁量が大きい

オーストラリアの理学療法士はファーストコンタクト・プラクティショナーとして位置づけられ、患者が医師を経由せず直接来院します。評価から治療計画、必要に応じた医師への紹介まで、自らの判断で行うのが前提です。日本の現場と比べて、専門職としての自律性がはるかに高いといえます。

02 需要が構造的に伸びている

高齢化に加え、NDIS(National Disability Insurance Scheme/障害者支援制度)の広がりにより、とくに作業療法士の需要が大きく拡大しています。理学療法士(ANZSCO 252511)・作業療法士(252411)ともCSOL(Core Skills Occupation List)に掲載されており、就労ビザ・永住の対象職種です。

03 実習が制度として組み込まれている

理学療法で700〜800時間(30週)、作業療法で1,000時間。都市部だけでなく、地方・郊外の医療機関での実習が組まれることもあります。卒業時点でオーストラリアの臨床現場を複数経験している状態になるため、就職活動での立ち位置がまったく違います。

学校の選択肢

PT・OT両方アデレード大学 / アデレード

理学療法・作業療法の両方を大学院(Graduate Entry)で提供している数少ない大学です。シティキャンパスに位置し、学費も明示されているため計画を立てやすいのが利点です。アデレードはシドニー・メルボルンより生活費を抑えられる都市でもあります。

Master of Physiotherapy (Graduate Entry)|2年

  • 留学生学費:年 AUD 57,100(2026年)
  • 実習:30週間(都市部・地方・郊外の医療機関、小児・運動器など多分野)
  • 前提科目:統計・研究法/解剖学2科目/生理学2科目(過去10年以内の履修)
  • GPA:7点満点で 5.0 相当/英語:IELTS 全項目 7.0
  • 認定:APC認定。Physiotherapy Board of Australia の登録要件を満たします

Master of Occupational Therapy (Graduate Entry)|2年

  • 留学生学費:年 AUD 54,300(2026年)
  • 実習:1,000時間
  • 前提科目:解剖学/生理学/心理学または社会学・人類学/研究法(過去10年以内)
  • 認定:OTC/Occupational Therapy Board of Australia / WFOT(世界作業療法士連盟)

向いている方:前提科目とGPAを満たしている方、PT・OTのどちらにするか比較しながら決めたい方、生活費を抑えたい方。

APC完全認定UTS(シドニー工科大学) / シドニー

シドニー中心部のシティキャンパスにあり、都市部の医療機関との連携が強いのが特徴です。実習はシドニー都市圏が中心で、地方での機会も用意されています。

Master of Physiotherapy|2年

  • キャンパス:シティキャンパス(15 Broadway, Ultimo)
  • 実習:約700〜800時間
  • 前提科目:解剖学2科目(構造・機能)/生理学/運動生理学/神経科学/心理学/研究法。この分野では要求される科目数が多い部類です
  • GPA:5.15/英語:IELTS 総合7.0・全項目 7.0
  • 認定:APCの完全認定。Physiotherapy Board of Australia およびAHPRAに承認されています
  • ※ 留学生学費はコースページで公表されていないため、出願前に最新額を無料でお調べします

向いている方:シドニーで学びたい方、医療系の学部を出ていて前提科目を幅広く満たしている方、大学の評価を重視する方。

英語要件が緩やかチャールズ・ダーウィン大学(CDU) / ダーウィン

北部準州ダーウィンに拠点を置く大学です。入学の英語要件が「総合7.0・各項目6.5以上」と、全項目7.0を求める大学より現実的な設定になっています。生活費も都市部より抑えられます。

Master of Occupational Therapy|2年

  • キャンパス:カジュアリナ(ダーウィン)/オンライン+ダーウィンでの集中講義
  • 実習:1,000時間以上(1年次120時間、2年次前期360時間、2年次後期456時間)
  • 入学要件:学士号(GPA 5.0=Credit average)/英語 IELTS 総合7.0(各項目6.5以上)
  • 認定:OTC/Occupational Therapy Board of Australia / WFOT承認
  • 実習前要件:予防接種、応急処置資格、警察証明、Working with Children Check、Fitness to Practice の確認
  • ※ 留学生学費は年 AUD 35,000前後とされますが、公式の確定額は出願前に無料でお調べします

向いている方:全項目7.0にわずかに届かない方、費用と生活費を抑えたい方、地方での就労・州指名を視野に入れる方。

そのほかの選択肢

RMIT(メルボルン)

Master of Physiotherapy を提供。APCの認定を受けています(2026年時点では条件付き認定)。認定状況は変動するため、出願前の確認が必須です。

クイーンズランド大学(ブリスベン)

Master of Physiotherapy Studies と Master of Occupational Therapy Studies の両方を提供。研究水準が高く、大学の評価を重視する方の選択肢です。

スウィンバーン工科大学(メルボルン)

Master of Physiotherapy/Master of Occupational Therapy を提供。メルボルンで学びたい方の選択肢のひとつです。

学士(Bachelor)ルート|4年

高校卒業から入る4年制課程。前提科目は不要ですが、期間も費用も倍近くになります。留学生枠が少なく競争が激しい点に注意が必要です。

※ 上記は2026年時点の公表情報にもとづく代表例です。学費・要件・認定状況・募集状況は年度により変更されます。とくにこの分野は留学生の受入枠が限られ、募集を停止する年度もあります。ご希望の都市・予算・成績に合う学校を、最新情報で無料にてお調べします。

学費(2026年・目安)

課程 大学 期間 実習 学費(年)
Master of Occupational Therapy チャールズ・ダーウィン大学 2年 1,000時間 約 AUD 35,000
要確認
Master of Physiotherapy RMIT 2年 約 AUD 53,760
要確認
Master of Occupational Therapy (Graduate Entry) アデレード大学 2年 1,000時間 AUD 54,300
2年 約108,600
Master of Physiotherapy (Graduate Entry) アデレード大学 2年 30週 AUD 57,100
2年 約114,200
Master of Physiotherapy UTS 2年 700〜800時間 非公表
個別確認
学費の記載について、正確にお伝えします。アデレード大学の金額は同大学が2026年の留学生向けとして公表している額です。一方、CDU・RMITの金額は第三者の情報にもとづく参考値で、UTSは留学生学費をコースページで公表していません。実額は大学・年度・履修単位数で変わります。ご検討中の大学について、出願前に正確な額を無料でお調べします。
この分野特有の「見えにくい費用」があります。
  • 実習期間中は収入が途切れます。理学療法で30週、作業療法で1,000時間。実習はフルタイムのシフトで行われるため、アルバイトとの両立はほぼ不可能です。この期間の生活費を別枠で確保しておく必要があります
  • 地方実習の滞在費:都市部以外での実習が組まれる場合、その期間の宿泊・移動費が別途かかります
  • 実習前の必須手続き:予防接種の証明、警察証明、Working with Children Check、応急処置資格など。合計で AUD 300〜800程度
  • AHPRA登録料:卒業後の登録申請時に必要です
  • このほか OSHC(年 AUD 700〜900)、学生ビザ申請料(2026年7月1日以降 AUD 2,500〜)、生活費(財政要件は単身12ヶ月で AUD 29,710)
2年課程でも、学費+生活費で総額 AUD 130,000〜175,000 程度を見込む必要があります。医療系のなかでも負担の大きい分野です。

進学ルート ── 学歴別

ROUTE 01医療系・健康科学系の学士をお持ちの方 ── 最短2年

成績証明の確認

前提科目を満たすか

IELTS 7.0

準備6〜12ヶ月

大学院(2年)

実習700〜1,000時間

AHPRA登録

485ビザで就労

費用の目安:学費だけで2年 約 AUD 70,000〜115,000 期間:準備を含めて3年前後
ROUTE 02前提科目が足りない方 ── 学士から積み上げる

健康科学の学士

または学士(PT)4年

前提科目を履修

解剖・生理など

大学院(2年)

または学士で完結

AHPRA登録

計4〜5年

注意:期間も費用も倍近くになります。この投資に見合うかを、最初に冷静に検討していただきます。場合によっては看護など別分野のほうが合理的なこともあります
ROUTE 03日本でPT・OTの資格をお持ちの方 ── 評価ルート

英語 7.0

ここが最大の壁

適格性評価

書類+文化安全研修

筆記・Capability

約8割オンライン

AHPRA登録

学位取得は不要

利点:学位を取り直す必要がなく、費用と期間を大幅に圧縮できます 注意:学生ビザを伴わないため、渡航・就労ビザの設計が別途必要です

入学条件・出願の実際

大学・課程 学歴・成績 英語 前提科目
アデレード大学|PT 学士号/GPA 5.0(7点満点) IELTS 全項目 7.0 解剖2・生理2・研究法
過去10年以内
アデレード大学|OT 学士号/GPA 5.0 IELTS 全項目 7.0 解剖・生理・心理/社会・研究法
過去10年以内
UTS|PT 学士号/GPA 5.15 IELTS 全項目 7.0 6分野
解剖2・生理・運動生理・神経・心理・研究法
チャールズ・ダーウィン大学|OT 学士号/GPA 5.0 IELTS 総合7.0
各項目6.5以上
大学に確認
この分野の出願で、他分野と違う点。
成績証明書の科目単位の照合が必要です。「解剖学を履修したか」ではなく「構造解剖学と機能解剖学を別科目として履修したか」まで見られます。シラバス(講義概要)の提出を求められることもあります。
GPAが実質的な足切りになります。Credit average(5.0/7)が最低ラインで、受入枠が少ないため実際の合格ラインはこれより高くなる年度もあります。
募集停止の年度があります。実習先の確保が必要なため定員が厳格で、留学生枠が設定されない年度もあります。複数校への出願と、早期の準備が前提の分野です。
※ 各校の正確な要件は年度により変わります。出願前に最新条件を無料で確認します。

学校の選び方 ── 見るべき6つの点

01 APC/OTCの認定があるか

最重要。認定されていない課程を修了しても登録できません。「完全認定」か「条件付き認定」かも含め、出願前に確認します。

02 前提科目を満たせるか

次に重要。ご自身の成績証明書と、各大学の要件を1科目ずつ突き合わせます。ここが合わなければ、他の条件は意味を持ちません。

03 英語要件と、今のスコアの距離

全項目7.0か、各項目6.5以上か。この0.5の差で、出願できる大学が変わります。スコアに応じて候補を組み直します。

04 実習先と実習の配置

都市部中心か、地方実習が含まれるか。地方実習は滞在費が別途かかる一方、地域医療の経験は就職で評価されます。

05 都市 ── 生活費

2年間の生活費は年 AUD 30,000前後。アデレード、ダーウィン、ブリスベンはシドニー・メルボルンより抑えられ、州指名の可能性も視野に入ります。

06 WFOT承認の有無(作業療法)

世界作業療法士連盟の承認を受けた課程は、他国での就労を検討する際に有利になることがあります。将来の選択肢を広げたい方は確認を。

卒業後の進路・働き方

民間クリニック(理学療法)

オーストラリアの理学療法士の主要な職場。患者が直接来院するため、評価から治療計画まで自らの判断で行います。将来的な開業も現実的です。

病院・急性期

整形外科、神経、呼吸器、集中治療など。新卒者向けのグラデュエート・プログラムを用意している病院があり、卒業生の就職先になります。

NDIS関連(作業療法)

障害者支援制度のもとでの支援計画・環境調整・福祉用具。作業療法士の需要が最も伸びている領域です。

高齢者ケア・在宅

高齢者施設、訪問リハビリ。高齢化を背景に需要が安定しており、地方でも求人があるのが特徴です。

スポーツ・運動器(理学療法)

スポーツクラブ、アスリート支援。専門性を深めるための大学院課程(Master of Advanced Clinical Physiotherapy など)もあります。

小児・学校(作業療法)

発達支援、学校での支援、感覚統合。専門性が高く、人材が不足している領域のひとつです。

在学中の就労には、この分野特有の制約があります。学生ビザでは就学中は2週間で48時間まで、長期休暇中は無制限に働けます。ただし実習期間中はフルタイムのシフトになるため、アルバイトとの両立がほぼ不可能です。理学療法で30週、作業療法で1,000時間分。看護のように「AINとして働きながら学ぶ」という形が取りにくいのがこの分野です。資金計画では、この点を必ず織り込んでください。

ビザ・永住ルート

この分野は、職種リストの面では有利な位置にあります。事実と制約を分けて整理します。

事実として言えること

  • 理学療法士(ANZSCO 252511)・作業療法士(252411)とも、CSOL(Core Skills Occupation List)に掲載されています。技能不足ビザ(482)や雇用主指名(186)の対象職種です
  • 両職種とも技能独立移住(189)・州指名(190)・地方指名(491)の対象職種としても位置づけられています
  • 大学院の修了者は卒業生ビザ(サブクラス485)でおおむね2年間就労できます(申請時 原則35歳以下)
  • 理学療法士の技能評価機関はAPC(Australian Physiotherapy Council)です
  • 高齢化とNDISの拡大により、需要は構造的に伸びています

同時に、押さえておくべき制約

  • AHPRA登録が前提です。登録なしに理学療法士・作業療法士として働くことはできません。登録には英語基準と、認定課程の修了が必要です
  • APC/OTC認定の課程でなければ登録できません。学校選びの誤りは、そのまま計画の破綻になります
  • そもそも入学が難しい分野です。前提科目・GPA・受入枠という3つの壁があり、永住以前に「入れるかどうか」が最初の関門になります
  • 職種リストや州指名の条件は毎年のように改正されます。今日の条件が3年後も同じである保証はありません
この分野での現実的な戦略は、「入口の見極めを最優先する」ことです。前提科目とGPAを満たしているなら、この分野は費用こそかかるものの、資格・就職・永住まで道筋が明確です。逆に満たしていない場合、4〜5年と数百万円を追加投資する価値があるかを冷静に判断する必要があります。その判断材料として、看護など他の医療系分野との比較もお出しします。
本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

出願から出発までの流れ

ステップ 内容 目安時期
01 成績証明書の確認(無料)英文成績証明書をもとに、前提科目とGPAを大学ごとの要件と1科目ずつ照合します。ここがすべての出発点です開始18〜24ヶ月前
02 ルートの決定大学院(2年)/学士から(4〜5年)/評価ルート(有資格者)のいずれかを決めます18〜24ヶ月前
03 英語スコアの計画と学習全項目7.0が目標。この分野で最も時間を要する工程です12〜24ヶ月前
04 学校の選定・出願認定状況・前提科目・実習体制・費用で候補を確定。受入枠が少ないため複数校への出願が前提6〜12ヶ月前
05 オファー受領・学費支払い条件付きオファーの場合、英語スコア提出後に無条件オファーへ切り替わります4〜8ヶ月前
06 学生ビザ申請COE発行後、GS(Genuine Student)要件への回答作成を含めサポート2〜5ヶ月前
07 実習前の必須手続き・出発準備予防接種証明、警察証明、Working with Children Check、住居手配、OSHC加入1〜4ヶ月前
この分野は、全分野のなかで最も早い着手が必要です。英語で7.0という要件に加え、前提科目が足りない場合はその履修から始める必要があるためです。他分野が「渡航の1年前から」で間に合うのに対し、リハビリ分野は1年半〜2年前、前提科目が不足している場合は3年前からのご相談をおすすめしています。

他社との違い ── アンアルウェンが選ばれる理由

アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

01

GS対策・ビザ申請まで無料でサポート

学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。これらを無料で受けられるため、初めての海外進学でも安心して準備を進められます。

02

渡航後も、日本と現地の両方から支える

オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。実習に関する相談や、渡航後に生まれる悩みにも対応できます。

03

毎月12名様限定 ── 一人ひとりに時間をかける

一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。とくにこの分野は、成績証明書を1科目ずつ確認する作業が欠かせません。画一的な案内ではなく、その方の状況に合った留学プランをご提案します。

04

スタッフが実際に足を運んだ学校だけを紹介

紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。実習設備や実習先の体制は、資料だけではわかりません。

05

2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。医療・ヘルスケア分野へ進まれた方のサポート実績もあります。

06

メリットだけでなく、現実も率直に伝える

費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「その成績証明書では前提科目を満たしていません」「4年かけて投資するより、別の分野のほうが目的に合います」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。

アンアルウェンを利用するメリット・無料サポート内容

アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート(無料)
  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • 2026年日本人プロモーションの適用確認・申込み手続き代行
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
  • 航空券・渡航準備のアドバイス
  • 語学学習のアドバイス
  • 出発前の個別オリエンテーション
渡航後サポート(無料)
  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • ビザ切り替えサポート
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

オーストラリア 理学療法・作業療法留学 よくある質問

文系の学部を出ています。大学院に入れますか?

そのままでは出願できないことがほとんどです。この分野の大学院(Graduate Entry)は前提科目を要件としており、アデレード大学の理学療法なら解剖学2科目・生理学2科目・統計/研究法過去10年以内に履修していることが条件です。UTSはさらに運動生理学・神経科学・心理学も求めます。文系学部ではこれらを履修していないのが通常です。選択肢は3つ。①4年制の学士から入る ②健康科学系の学士などで前提科目を履修してから大学院へ ③単科履修で不足分を埋める。ただし①②はいずれも4〜5年と数百万円の追加投資になります。その価値があるかを含めて、率直にご相談ください。

日本で理学療法士(作業療法士)として働いています。学び直しは必要ですか?

必ずしも必要ありません。理学療法士の場合、APEP(Australian Physiotherapy Entry Pathway)という評価ルートがあります。2025年10月1日に従来のStandard Assessment Pathwayを置き換えた新制度で、①適格性評価(書類審査+Cultural Safety Training) ②筆記試験(MCQ 120問・年4回) ③Capability Assessment(オンラインの臨床推論口頭試験)という流れです。約80%がオンラインで実施されるため、渡航費用を抑えられます。作業療法士の場合はOTC(Occupational Therapy Council)が海外資格の評価を担当します。目的が「オーストラリアで働くこと」なら、こちらのほうが合理的な方が多くいらっしゃいます。ただし学生ビザを伴わないため、渡航・就労ビザの設計は別途必要です。

理学療法と作業療法、どちらを選ぶべきですか?

やりたいことと、前提科目の両面で決まります。理学療法は運動機能の回復が中心で、民間クリニックでの開業が一般的。患者が直接来院するため、専門職としての裁量が大きい働き方です。作業療法は「その人の生活」を支えるのが中心で、身体だけでなく精神・認知・環境まで扱います。NDIS(障害者支援制度)の拡大で需要が大きく伸びている領域です。前提科目の面では、理学療法が運動生理学・神経科学など身体科学寄りの科目を求めるのに対し、作業療法は心理学または社会学・人類学が要件に入ることがあります。心理学系を履修している方は、作業療法のほうが要件を満たしやすい場合があります。実習量は作業療法(1,000時間)のほうが多くなります。

いくらかかりますか?

大学院(2年)の場合、アデレード大学理学療法 年 AUD 57,100(2年 約114,200)、作業療法 年 AUD 54,300(2年 約108,600)チャールズ・ダーウィン大学のように年 35,000前後とされる選択肢もあります。これに生活費(学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で AUD 29,710)、OSHC、ビザ申請料 AUD 2,500〜が加わり、2年総額でおおむね AUD 130,000〜175,000を見込む必要があります。加えてこの分野特有の費用として、実習前の予防接種証明・警察証明・Working with Children Check(合計 AUD 300〜800程度)、地方実習の滞在費、AHPRA登録料があります。そして最も見落とされるのが、実習期間中は働けないことです。

入学に必要な英語力はどのくらいですか?

AHPRAの登録基準は、2026年4月23日以降に受験した試験については IELTS Academic 総合7.0(Listening 7.0・Reading 7.0・Speaking 7.0・Writing 6.5)に改定されました。Writingのみ6.5に緩和されています。ただし注意点があります。大学の入学要件はこれとは別で、アデレード大学UTS全項目7.0のままです。一方でチャールズ・ダーウィン大学のように「総合7.0・各項目6.5以上」という大学もあります。0.5の差で出願できる大学が変わるため、現在のスコアに応じて候補を組み直すのが実務的です。なお英語基準は改定されますので、出願前には必ず最新の内容をご確認ください。

在学中にアルバイトはできますか?

できます。学生ビザでは就学期間中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます。「週20時間まで」という説明は古い情報です。ただしこの分野には制約があります。臨床実習はフルタイムのシフトで行われるため、実習期間中はアルバイトとの両立がほぼ不可能です。理学療法で30週、作業療法で1,000時間分。看護のように「AINとして働きながら学ぶ」形が取りにくく、収入が途切れる期間が長いのがこの分野の実情です。資金計画では必ずこの点を織り込んでください。

卒業後、オーストラリアで働けますか?永住は目指せますか?

働けます。大学院の修了者は卒業生ビザ(サブクラス485)で約2年間就労できます(申請時 原則35歳以下)。永住についても、理学療法士(ANZSCO 252511)・作業療法士(252411)とも CSOL に掲載されており、技能独立移住(189)・州指名(190)・地方指名(491)・雇用主指名(186)の対象職種です。高齢化とNDISの拡大により需要は構造的に伸びています。ただし前提が2つ。①AHPRA登録(英語基準を満たすこと) ②APC/OTC認定課程の修了。この2つを外すと、資格職として働くことはできません。また職種リストや州指名の条件は毎年改正されるため、最新情報の確認が必要です。

日本の理学療法士・作業療法士の免許は、そのまま使えますか?

そのままでは使えません。オーストラリアで理学療法士・作業療法士として働くには、AHPRAへの登録が必要です。日本の免許は登録申請の出発点にはなりますが、それだけで登録できるわけではありません。理学療法士の場合はAPEPで、適格性評価・筆記試験・Capability Assessment を経て登録に至ります。作業療法士の場合はOTCによる評価を受けます。逆にいえば、日本の免許があることで「学位を取り直さずに済む」という大きな利点があります。学び直せば2年と1,000万円前後、評価ルートなら期間も費用も大幅に圧縮できます。どちらが適しているかは、英語力・実務経験・年齢・永住の希望によって変わります。

帰国後、日本で活かせますか?

オーストラリアの資格と日本の国家資格は別のものです。日本で理学療法士・作業療法士として働くには日本の国家資格が必要で、オーストラリアの学位がそのまま日本の免許になるわけではありません。この点は正確に理解しておく必要があります。ただし、活きる場面は多くあります。オーストラリアのリハビリ教育は臨床推論とエビデンスにもとづく実践を重視しており、その考え方は日本の現場でも通用します。また英語で臨床を経験した人材は限られており、国際的な学会活動、外資系医療機器メーカー、海外の医療支援などで強みになります。すでに日本の免許をお持ちの方であれば、日本の資格を保持したままオーストラリアで働き、帰国後に日本の現場へ戻るという進み方も可能です。

エージェントを通すと費用は高くなりますか?

いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。学校選び、出願書類、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。この分野の場合はこれに加えて、英文成績証明書と各大学の前提科目要件との1科目ずつの照合、APC/OTC認定状況の確認、英語要件の最新情報の確認まで含めてサポートします。なお、学校が定める出願料(アデレード大学は AUD 150)は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。

リハビリテーションと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。

看護

前提科目を求められない医療系の選択肢。英語は同じく7.0水準ですが、入口の条件はリハビリより広く開かれています。

リメディアルマッサージ

費用も英語要件もはるかに低い徒手療法の選択肢。前提科目もGPAも問われず、身体に関わる仕事への現実的な入口になります。

高齢者ケア(Aged Care)

リハビリ職と現場で密接に関わる分野。需要が大きく伸びており、入口のハードルは大きく下がります。

医療英語

IELTS 7.0 に向けた学習と並行して、または渡航前の準備として。臨床で使う英語に特化した課程です。

まずは成績証明書を見せてください。
相談・お見積りはすべて無料です。

「前提科目を満たしている?」「PTとOT、どちらが向いている?」「日本の免許は使える?」
この分野は、成績証明書を拝見すれば提案できる内容が大きく変わります。無料相談・無理な勧誘は一切ありません。
※サポートは毎月12名様限定です。お早めにご連絡ください。

このページについて
最終更新日:2026年8月2日 / 執筆・監修:アンアルウェン 留学カウンセリングチーム
本ページのコース内容・学費・入学条件・認定・登録制度・ビザ情報は、各校およびAHPRA/APC/OTC等の公式情報をもとにアンアルウェンが確認・翻訳・整理したものです。とくに英語基準、課程の認定状況、海外資格保持者向けの評価制度(APEPは2025年10月に切り替わったばかりです)は改定されることがあります。出願・登録申請の前には必ず最新情報をご確認ください。アンアルウェンでは学校担当者に直接確認のうえ、最新情報を無料でお伝えしています。
※理学療法士・作業療法士の登録に関する最終的な判断はAHPRAおよび各Boardが行います。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイス・登録手続きの代理ではありません。
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