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  • シドニー大学 奨学金|最大6万豪ドル・授業料全額免除も

  • 2026.07.26 UPDATE
  • 🇦🇺 オーストラリア留学 / シドニー・奨学金

    シドニー大学(USYD)の奨学金|
    最大A$60,000と20%減額の条件・実額シミュレーション【2026年最新】THE UNIVERSITY OF SYDNEY SCHOLARSHIPS

    最大A$60,000の枠は申請書もエッセイも推薦状も不要で、対象者は自動的に選考されます。
    授業料20%減額の制度も、対象国リストに日本が明記されています。

    💰 VCIS 最大A$60,000 ── 申請不要・自動選考 🌐 授業料20%減額 ── 対象国リストに日本が明記 🏆 学部成績優秀奨学金 ── 授業料+SSAF全額免除(最長4年) 📊 4年制の工学なら20%で総額A$48,480の減額 ⚠️ 併給上限 ── SISAを取るとVCISはA$40,000まで 📅 VCIS締切 ── 2027年Sem1は2026年8月17日から3回 🚫 MBA・EMBA・語学コース(CET)は対象外
    Contents ― このページの目次
    1. 奨学金 一覧表(日本人の対象可否つき)
    2. VCIS(最大A$60,000・申請不要)
    3. Sydney International Student Award(20%減額)
    4. 学部成績優秀奨学金(全額免除)
    5. 研究学位(HDR)向けの奨学金
    6. そのほかの支援制度
    7. 共通するルールと注意点
    8. 適用後の実額シミュレーション
    9. ルート別の総額比較
    10. 日本側で使える奨学金
    11. 状況別の狙い方
    12. 申請の流れと締切
    13. よくある質問
    14. 留学エージェントを使うメリット
    15. このページを書いた人
    16. サポート内容

    Updated最終更新:2026年8月21日 Author執筆・監修:松本 朋弥(アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー) 金額・締切はシドニー大学公式の2026年8月時点の公表内容にもとづきます

    This page at a glance
    1. 最大の枠は申請不要です。Vice-Chancellor’s International Scholarships Scheme(VCIS)はA$5,000/10,000/20,000/40,000/60,000の5段階。応募書類はありません。締切までに無条件オファーを取得している対象学生が、全員自動的に選考されます。判定材料は出願書類の学業成績だけです。
    2. 授業料20%減額のSydney International Student Award(SISA)は、日本も対象国です。アフリカ・中南米・中央アジア・東アジア・南アジア・東南アジア・西アジア・東欧など100か国以上が対象で、日本は東アジアの区分に含まれています。UNSWの同種の制度が日本国籍を対象外にしているのとは対照的です。
    3. SISAは在学期間の全期間に適用されます。VCISが1年目のみなのに対し、SISAは3〜4年間続きます。応募は必要ですが、各200語以内のエッセイ3問だけ――「あなた自身について」「応募のきっかけ」「達成したいこと」。推薦状は不要です。
    4. 【重要】併給には上限があります。シドニー大学の規約に「Sydney International Student Awardを受給する学生は、VCISを最大A$40,000まで受け取ることができる」と明記されています。A$60,000とSISAの両取りはできません。
    5. そして分かれ目は「授業料の総額がA$100,000を超えるかどうか」です。SISAの減額総額(授業料総額×20%)がA$20,000――つまりVCISのA$60,000とA$40,000の差額――を上回るかどうかで、有利な組み合わせが逆転します。3〜4年の学部課程や2年の修士課程なら、A$40,000+20%減額のほうが得です。
    6. 学部生には全額免除の枠もあります。Sydney International Undergraduate Academic Excellence Scholarship は授業料+SSAFを最長4年間全額免除。ただし世界で年間約20名という狭き門で、オンライン申請と各学期のSemester Average Mark 65以上の維持が条件です。

    シドニー大学(The University of Sydney)は、QS世界大学ランキング2027で世界28位。1850年創立、オーストラリア最古の大学です。学費は決して安くありませんが、奨学金の条件は日本国籍にとって良いほうです。

    大学全体で年間1億3,500万豪ドル以上の奨学金を給付しており、留学生向けにも複数の制度が並びます。ただし――日本語で「シドニー大学 奨学金」と検索したときに出てくる情報は、金額の羅列で終わっていることがほとんどです。

    実務で本当に効くのは、金額そのものではなく「どれとどれが併用できて、どの組み合わせが自分の課程でいちばん安くなるか」です。シドニー大学の場合、SISA(20%減額)を取るとVCISの上限がA$40,000に下がるという規約があり、「一番大きい額に応募すれば得」とは限りません。

    このページでは、日本人が実際に対象になる制度だけを取り出し、適用後に総額がいくらになるのかまで計算しました。シドニー大学そのものについてはシドニー大学の詳細ページを、英語コースについては付属語学学校CETのページをご覧ください。

    このページで確認できること
    1. 「申請不要」と「要申請」を分けて示します

      VCIS(最大A$60,000)は申請不要・自動選考ですが、締切時点で無条件オファーを取得していることが条件です。条件付きオファーのままだと、選考の対象にすら入りません。→ VCISの条件と締切

    2. 併給の上限ルールを、規約の根拠つきで示します

      SISAを受給するとVCISはA$40,000が上限になります。金額を単純に足し算した見積もりは成立しません。→ 共通するルールと注意点

    3. 「A$60,000単独」対「A$40,000+20%減額」を実額で比較します

      このページ独自の計算です。分かれ目は授業料の総額A$100,000。学部3〜4年ならほぼ確実に併用が有利、1年で終わる修士なら単独が有利になります。→ 適用後の実額シミュレーション

    4. Foundation経由は損なのかを、総額で検証します

      日本の高校卒業では学部に直接出願できないため、Foundationの1年が乗ります。その1年で奨学金がどう効くのか、総額で比較しました。→ ルート別の総額比較

    奨学金 一覧表(日本人の対象可否つき)

    シドニー大学の留学生向け奨学金のうち、日本国籍の方が現実的に検討する対象を整理しました。

    奨学金給付内容対象申請期間日本国籍
    Vice-Chancellor’s International Scholarships Scheme(VCIS) A$5,000〜60,000
    5段階
    学部・大学院
    コースワーク
    不要
    自動選考
    1年目のみ 対象
    Sydney International Student Award(SISA) 授業料20%減額 学部・大学院
    コースワーク
    必要
    200語×3問
    在学全期間 対象
    Sydney International Undergraduate Academic Excellence Scholarship 授業料+SSAF
    全額免除
    学部のみ
    年間約20名(世界)
    必要
    オンライン
    最長4年 対象
    研究学位(HDR)向け奨学金 授業料免除+
    生活費スティペンド
    PhD・Master by
    Research
    必要 研究期間 対象
    Australia Awards(豪政府奨学金) 政府による全面支援 パートナー国出身者 必要 課程期間 日本は対象外
    Sydney Scholars India ほか国別枠 最大A$40,000〜100,000 インド国籍・在住者など 必要 課程による 対象外
    海外教育ローン制度 ローンの利用 米・加・スウェーデン
    ノルウェー・デンマーク
    必要 対象外

    ※金額・条件・締切・対象国は毎年改定されます。上記は2026年8月時点でシドニー大学が公開している内容にもとづく整理です。MBA・EMBA・スタディアブロード・エグゼクティブ教育・通信課程・法学ダブルディグリーは、VCIS・SISAともに対象外です。また付属語学学校CETの英語コースは、いずれの奨学金の対象にもなりません。

    狙える枠はどこで決まるのか ― 判定の分かれ目

    シドニー大学の奨学金は、「金額型(VCIS)」と「減額率型(SISA)」が併存し、しかも併給に上限があるという構造です。日本国籍の方が現実的に届く範囲を、上から順に整理します。

    全額要申請・学部のみ
    Sydney International Undergraduate Academic Excellence Scholarship

    授業料とSSAFを、標準修業年限(最長4年)にわたって全額免除。総額では最も大きくなり得ます。ただし世界で年間約20名。高等教育を受けた経歴がないこと(=学部未経験)が条件で、各学期のSemester Average Mark 65以上の維持が求められます。

    A$60,000申請不要・1年目のみ
    VCIS ― 最上位(5段階のトップ)

    1年分を2学期に分けて支給されます。応募書類は不要で、入学出願時の学業成績(academic merit)で選考委員会が判定します。締切までに無条件オファーを取得していることが条件です。

    A$40,000SISA併用時の上限
    VCIS ― 第2区分/SISAとの併用ライン

    SISA(20%減額)を受給する場合、VCISはここが上限になります。ただしSISAが在学全期間に効くため、総額ではこちらのほうが安くなる場合が多い――この判定は実額シミュレーションで行います。

    20%要申請・在学全期間
    Sydney International Student Award(SISA)

    授業料の20%を、在学している課程の全期間にわたって減額。対象国リストに日本が含まれています。応募は各200語以内のエッセイ3問のみ。2026年に新規で入学する学生が対象で、すでに学位を開始している場合は対象外です。

    A$5,000〜20,000申請不要・1学期分
    VCIS ― 下位3区分

    A$20,000/A$10,000/A$5,000は1学期分として支給されます。VCISは5段階で、選考基準に対する順位づけで区分が決まります。「応募しなかったから0」ということは起きないのがこの制度の良いところです。

    対象外日本国籍
    Australia Awards / 国別枠 / 海外教育ローン

    Australia Awardsはオーストラリア外務貿易省(DFAT)のパートナー国出身者向けで、日本は対象外です(シドニー大学では年間約200名を支援)。Sydney Scholars Indiaなどの国別枠、および米・加・北欧向けの教育ローン制度も日本国籍は対象外です。

    Adviceアンアルウェンからのアドバイス

    シドニー大学の奨学金で最も多い失敗は、「締切までに無条件オファーが取れていないこと」です。最大A$60,000のVCISは申請不要ですが、締切時点で条件付きオファーのままだと選考の対象にすら入りません。英語スコアが揃っていない、成績証明書の英訳が間に合わない――こうした事務的な理由で枠を逃す方が実際にいます。

    そのうえで申し上げたいのは、シドニー大学の奨学金は日本人にとって条件が良いということです。UNSWの授業料20%割引が日本国籍を対象外にしているのに対し、シドニー大学のSISAは対象国に日本が入っています。そして最大枠は申請不要。必要なのは、締切から逆算して書類を揃えることだけです。この作業はすべて無料でお手伝いします。

    Vice-Chancellor’s International Scholarships Scheme ― 最大A$60,000・申請不要

    Vice-Chancellor’s International Scholarships Scheme(VCIS)申請不要・自動選考/学部・大学院コースワーク

    最大 $60,0005段階/1年目のみ
    学部・大学院申請不要締切あり日本人も対象

    日本国籍の方にとって、いちばん金額が大きく、いちばん確実に土俵に乗れる枠です。給付額は選考基準に対する順位づけで5段階に分かれます。

    • A$60,000 ― 1年分を、各学期に2回の均等分割で支給
    • A$40,000 ― 1年分を、各学期に2回の均等分割で支給
    • A$20,000 ― 1学期分として支給
    • A$10,000 ― 1学期分として支給
    • A$5,000 ― 1学期分として支給

    最大の特徴は「申請不要」であること。シドニー大学は「所定の締切までに無条件入学オファーを確保した対象学生はすべて自動的に選考の対象となるため、応募は必要ない」と明記しています。判定材料は入学出願書類に示された学業成績(academic merit)で、選考委員会が推薦する形です。

    給付内容A$5,000〜60,000の5段階
    授業料に充当されます
    判定材料入学出願書類の
    学業成績(academic merit)
    必須条件締切までに
    無条件オファーを取得
    申請不要。対象者は
    自動的に選考されます

    この奨学金の実務上の意味を、はっきり書きます。

    「シドニー大学に無条件で合格すれば、日本国籍の方でも土俵には乗る」ということです。特別な資格も、エッセイも、推薦状も不要。ここが出発点になります。

    ただし「合格すれば全員がもらえる」わけではありません。学業成績にもとづく5段階の選考です。そしてエッセイがない分、出願書類に成績をどう提示するかが、そのまま結果に直結します。成績証明書の英文表記、履修科目の見せ方、GPAの換算根拠――ここを整えるかどうかで区分が変わり得る、というのが実務上の感覚です。

    重要:無条件オファーであることが条件です

    規約には「対象となる締切日までに無条件の入学オファー(unconditional offer of admission)を受け取っていること」が明記されています。条件付きオファー(conditional offer)のままでは対象になりません。

    つまり英語スコアが未提出、成績証明書が未提出、卒業証明が未提出――こうした状態で締切を迎えると、金額の話以前に選考に入りません。これがこの制度でいちばん多い取りこぼしです。

    またオーストラリア政府奨学金(Australia Awards)の受給者はVCISの対象外です。そしてSydney International Student Awardを受給する場合、VCISはA$40,000が上限になります(詳しくは共通するルール)。

    2027年入学の締切(自動選考ラウンド)

    入学時期Round 1Round 2Round 3
    2027年 Semester 1(2月)2026年8月17日2026年10月5日2026年11月16日
    2027年 Semester 2(8月)2027年2月15日2027年3月22日2027年5月3日

    この日付は「無条件オファーを取り終えている期限」です。出願そのものの締切ではありません。留学生の一般的な出願締切(Semester 1は前年12月18日)よりずっと早いことに注意してください。書類の準備と大学側の審査にかかる時間を考えると、実務上はラウンドの2〜3か月前から動く必要があります。ラウンド1のほうが枠に余裕があるため、可能なかぎり早いラウンドを狙います。

    Sydney International Student Award ― 授業料20%減額・日本も対象国

    Sydney International Student Award(SISA)要申請・エッセイ3問/学部・大学院コースワーク

    20%在学期間の全期間に適用
    学部・大学院要申請日本も対象国在学全期間

    授業料の20%を大学が負担(減額)する制度です。VCISと違って1年目だけではなく、在学している課程の全期間に適用されます。学費A$60,000の課程なら、年間A$12,000が3〜4年続く計算になります。

    そして日本は対象国に含まれています。対象はアフリカ、中央・南米、中央アジア、東アジア、南アジア、東南アジア、西アジア、東欧などの100か国以上で、日本は東アジアの区分に記載されています。オーストラリア/ニュージーランド国籍・オーストラリア永住者は対象外です。

    応募方法は、テンプレートに沿った自己PRを3項目、各200語以内で書くだけです。推薦状も、外部の資格証明も要りません。

    • 「あなた自身について」(200語以内)
    • 「シドニー大学に応募したきっかけ」(200語以内)
    • 「学業を通じて達成したいこと」(200語以内)
    給付内容授業料の20%を減額
    在学期間の全期間
    対象国100か国以上
    日本を含む
    対象外コースMBA・EMBA・スタディアブロード
    通信課程・法学ダブルディグリー
    申請必須。各200語以内
    のエッセイ3問

    ここはシドニー大学の明確な強みです。同じシドニーのUNSWにも授業料20%割引の制度(International Student Award)がありますが、UNSWのそれは「低所得国および開発途上国の学生を対象とする」と規約に明記されており、公式の対象国リストに日本は含まれていません。

    シドニー大学のSISAは、日本国籍で応募できます。Bachelor of Commerce(3年・年A$56,300)なら3年で約A$33,780、Bachelor of Engineering Honours(4年・年A$60,600)なら4年で約A$48,480の減額です。日本円にすると300万円〜450万円規模。費用を軸に検討している方は、この点を必ず計算に入れてください。

    条件と注意点

    新規入学者が対象です。すでに学位課程を開始している場合は対象になりません。対象となる入学年度は年度ごとに更新されます。

    維持条件:フルタイムでの継続在籍、大学への未納金がないこと、重大な不正行為がないこと。退学・国内学生への切り替え・不正行為があった場合はアワードが停止されます。

    VCISとの併給には上限があります。SISAを受給する学生は、VCISをA$40,000まで受け取ることができます。

    Sydney International Undergraduate Academic Excellence Scholarship ― 授業料+SSAF全額免除

    Sydney International Undergraduate Academic Excellence Scholarship要申請・学部のみ/世界で年間約20名

    全額授業料+SSAF・最長4年
    学部のみ要申請全額免除最長4年

    シドニー大学の留学生向け奨学金の最上位です。授業料とSSAF(学生サービス・アメニティ料)を、公表されている標準修業年限(最長4年間)にわたって全額免除します。総額では最も大きくなり得る枠です。

    採用人数は世界で年間約20名(2つの入学期の合計)。オンライン申請フォームの提出が必要で、自動選考ではありません。

    応募資格(すべて満たす必要があります):

    • 留学生であること(豪州市民・永住者・重国籍者は対象外)
    • 単一の学部コースワーク学位に出願済みかつ未開始であること
    • フルタイムで在籍すること
    • 中等教育、または認定されたファウンデーションプログラムを修了していること
    • 高等教育を受けた経歴がないこと(=すでに大学で学んだ方は対象外)
    • 2つ目の学位を取得する目的でないこと
    給付内容授業料+SSAF全額
    最長4年間
    選考基準学業成績・申請フォームの内容
    国籍の多様性・志望学位の多様性
    維持条件各学期でSemester Average
    Mark(SAM)65以上
    申請必須。オンライン
    申請フォームの提出

    「Foundation修了者も対象になる」という点に注目してください。応募資格には「中等教育または認定されたファウンデーションプログラムを修了していること」と書かれています。日本の高校卒業では学部に直接出願できないシドニー大学において、Foundation(USFP)を経由する方も、この最上位の枠の射程に入るということです。

    ただし「高等教育を受けた経歴がないこと」が条件なので、日本の大学に1年通ってから編入する方は対象外になります。ここはルート選択に直結する分かれ目です。

    注意:維持条件があります

    各学期でSemester Average Mark(SAM)65以上を維持する必要があります。加えて延期(deferral)・休学・他の学位への移行は認められません。未納金がないこと、公表されている修業年限内に修了することも条件です。

    採用人数が世界で約20名という規模を考えると、「これが取れる前提」で予算を組むのは危険です。実務上はVCIS+SISAの組み合わせを土台に置き、この枠は上振れとして扱うのが現実的な設計です。

    研究学位(PhD・Master by Research)向けの奨学金

    ここまでは学部とコースワーク大学院の話でした。研究学位(HDR:Higher Degree by Research)には別の枠があります。

    HDR scholarships

    研究学位の留学生向け奨学金は、授業料の免除に加えて生活費のスティペンド(給付金)が付くのが一般的な設計です。コースワークの奨学金とは、金額の規模も選考の仕組みも異なります。

    選考の前提が違います。コースワークの奨学金が「成績」で判定されるのに対し、研究学位は研究計画の内容と、受け入れる指導教員(supervisor)が見つかっているかが決定的です。奨学金の応募より前に、指導教員探しから始めるのが実務上の順序です。

    分野別・研究科別の枠も多数あります。たとえば獣医学分野の John Gurner & Frederick Ebsworth Scholarship(年A$4,000・最大1年)のように、特定の学科・研究テーマに紐づいた枠が並びます。ご専門をうかがえば、該当する枠を洗い出してお伝えします。

    研究学位の奨学金は応募時期・金額・条件が研究科ごとに異なり、年度によって変わります。このページでは一般的な構造のみをお伝えしています。具体的な枠は、ご専門と志望研究科を前提に個別に確認します。

    そのほかの支援制度

    制度内容日本国籍
    Australia Awards(AAS)オーストラリア外務貿易省(DFAT)による政府奨学金。パートナー国出身者が対象で、シドニー大学では年間約200名を支援 日本は対象外
    海外教育ローン制度アメリカ・カナダ・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク出身者が母国のローン制度を利用できる仕組み 対象外
    Sydney Scholars India Scholarship Programインド国籍・在住者向け。最大A$40,000(学部・大学院) 対象外
    Sydney Scholars India Equity Scholarshipインド国籍・在住者向け。最大A$100,000 対象外
    分野別・学科別の小規模な枠Peace and Social Justice Scholarship(年A$8,000/A$4,000)、Digital Health Internship(A$9,000)、獣医学・法学・音楽・スポーツなど分野ごとの枠が多数 枠による
    Vice-Chancellor’s Global Mobility Award最大A$5,000。海外での学修・研修に対する支援 在学生向け
    Rotary International Scholarships
    Fulbright Program
    外部団体の奨学金。シドニー大学のページにも掲載されています 制度による

    分野別・学科別の枠は数が多く、条件も細かく分かれています。金額はA$1,500〜A$50,000と幅があり、在学中に応募するものも含まれます。ご希望の分野をうかがえば、該当しそうな枠を洗い出してお伝えします。該当が見つからない場合も、その旨を正直にお伝えします。

    共通するルールと注意点

    見落とすと計算が合わなくなる5つのルール
    1. 【最重要】SISAを取ると、VCISはA$40,000が上限になります

      シドニー大学の規約に「Sydney International Student Awardを受給する学生は、VCISを最大A$40,000の範囲で受け取ることができる」と明記されています。A$60,000とSISAの両取りはできません。金額を単純に足し算した見積もりは成立しません。

    2. VCISは「1年目のみ」、SISAは「在学全期間」

      VCISは翌年以降の更新がありません。SISAは在学している課程の全期間に適用されます。この期間の違いがあるため、どちらを軸にするかは在学年数で逆転します。次の章で実額を計算します。

    3. 「無条件オファー」でなければVCISの選考に入りません

      締切時点で条件付きオファー(conditional offer)のままだと、対象になりません。英語スコア・成績証明書・卒業証明を、ラウンド締切までに提出し終えている必要があります。

    4. 対象外のコースがあります

      MBA・EMBA・スタディアブロード・エグゼクティブ教育・通信課程・法学ダブルディグリーは、VCIS・SISAともに対象外です。コースを決めてから奨学金を調べるのではなく、両方を同時に見るのが正しい順序です。

    5. 語学コース(CET)は奨学金の対象になりません

      付属語学学校CETのDirect Entry Courseは、いずれの奨学金の対象にもなりません。英語の費用は下がりません。そのぶん、必要な週数を短くする(=出願前にスコアを上げる)ことが、実額の削減に直結します。

    ※上記は2026年8月時点でシドニー大学が公開している規約・条件にもとづく整理です。金額・対象国・条件・締切は予告なく変更されることがあります。出願前に必ず最新の内容をご確認いただくか、アンアルウェンまでお問い合わせください。

    適用後の実額シミュレーション

    Only on this page

    ここがこのページの中心です。「A$60,000を単独で取る」のと「A$40,000+20%減額を取る」のと、どちらが安くなるのか。制度の説明を読んだだけでは分かりません。実際に計算します。

    分かれ目は「授業料の総額A$100,000」

    SISA(20%減額)の減額総額は「授業料の総額 × 20%」です。一方、SISAを取ることで失うのはVCISのA$60,000とA$40,000の差額=A$20,000

    つまり授業料の総額 × 20% が A$20,000 を上回るかどうかが分岐点になります。式を整理すると――

    授業料の総額が A$100,000 を超えるなら「A$40,000+SISA」が有利。
    A$100,000 を下回るなら「A$60,000単独」が有利。

    3〜4年の学部課程は、ほぼすべてA$100,000を超えます。逆に1〜1.5年で終わる修士課程はA$100,000を下回ることがあります。この一行を覚えておくだけで、判断が速くなります。

    ケース1:Bachelor of Commerce(3年・年A$56,300)

    組み合わせ3年の授業料減額の合計実質負担
    奨学金なしA$168,900A$168,900
    SISA(20%減額)のみA$168,900A$33,780A$135,120
    VCIS A$60,000 のみA$168,900A$60,000A$108,900
    VCIS A$40,000 + SISAA$168,900A$73,780A$95,120
    学部成績優秀奨学金(全額免除)A$168,900全額+SSAFA$0

    併用のほうがA$13,780安くなります。日本円にして約130万円(1豪ドル95円換算)。「A$60,000のほうが金額が大きいから得」ではありません。

    ケース2:Bachelor of Engineering Honours(4年・年A$60,600)

    組み合わせ4年の授業料減額の合計実質負担
    奨学金なしA$242,400A$242,400
    SISA(20%減額)のみA$242,400A$48,480A$193,920
    VCIS A$60,000 のみA$242,400A$60,000A$182,400
    VCIS A$40,000 + SISAA$242,400A$88,480A$153,920

    差はA$28,480に広がります。約270万円。在学年数が長いほど、SISA(在学全期間)の効きが大きくなります。

    ケース3:Bachelor of Nursing(3年・年A$49,200)

    組み合わせ3年の授業料減額の合計実質負担
    奨学金なしA$147,600A$147,600
    SISA(20%減額)のみA$147,600A$29,520A$118,080
    VCIS A$60,000 のみA$147,600A$60,000A$87,600
    VCIS A$40,000 + SISAA$147,600A$69,520A$78,080

    ケース4:Master of Commerce(2年・年A$54,100)

    組み合わせ2年の授業料減額の合計実質負担
    奨学金なしA$108,200A$108,200
    SISA(20%減額)のみA$108,200A$21,640A$86,560
    VCIS A$60,000 のみA$108,200A$60,000A$48,200
    VCIS A$40,000 + SISAA$108,200A$61,640A$46,560

    授業料の総額がA$108,200と、分岐点のA$100,000をわずかに超えるため、併用がぎりぎり有利(差A$1,640)です。ここまで来ると誤差の範囲で、コースの年数が少し短くなるだけで逆転します。

    ケース5:Master of Information Technology(1.5年・年A$57,900)― 逆転する例

    組み合わせ1.5年の授業料減額の合計実質負担
    奨学金なしA$86,850A$86,850
    SISA(20%減額)のみA$86,850A$17,370A$69,480
    VCIS A$60,000 のみA$86,850A$60,000A$26,850
    VCIS A$40,000 + SISAA$86,850A$57,370A$29,480

    ここでは「A$60,000単独」のほうが安くなります(差A$2,630)。授業料の総額がA$86,850で、分岐点のA$100,000を下回るためです。短期の修士課程では、SISAに応募しないほうが有利になる場合がある――これは制度の説明を読んだだけでは気づけない点です。

    Adviceアンアルウェンからのアドバイス

    ただし、上の計算にはひとつ大きな前提があります。それは「VCISで最上位のA$60,000区分に入る」という前提です。VCISは5段階で、A$20,000・A$10,000・A$5,000の区分もあります。実際にどの区分になるかは、選考の結果が出るまで分かりません。

    だからこそ、実務上の答えはこうなります。――学部課程(3〜4年)なら、SISAには応募してください。VCISがA$40,000でも60,000でも、あるいは下位区分でも、SISAの在学全期間20%減額は必ず効きます。応募コストは200語×3問だけです。短期の修士課程(総額A$100,000未満)の場合だけ、SISAに応募するかを立ち止まって考える価値があります。

    アンアルウェンでは、志望コースの学費と在学年数を入れて、この計算をその場でお出しします。「自分の場合はどちらか」を数字で確認してから決めてください。無料です。

    ※上記はすべて2026年入学の公表授業料にもとづく単純計算です。授業料は毎年見直され、在学中に上がります。また学部・コースによって年額が異なり、SSAF・OSHC・滞在費・渡航費は含んでいません。実際の総額は、志望コースを特定したうえで個別に計算します。日本円換算は1豪ドル95円で概算しています。

    ルート別の総額比較 ― Foundation経由は損なのか

    シドニー大学は日本の高校卒業証明書を学部入学の「認められる資格」に掲載していません。そのため日本の高校生は、Foundation(University of Sydney Foundation Program)を1年挟むのが標準ルートになります。詳しくは大学ページの該当章をご覧ください。

    ここで問題になるのが、「1年余分にかかるなら、日本の大学に1年通ってから編入したほうが安いのでは」という考え方です。奨学金の観点から見ると、この2つには決定的な違いがあります。

    ルート学部入学までVCIS
    (最大A$60,000)
    SISA
    (20%減額)
    学部成績優秀奨学金
    (全額免除)
    ROUTE A
    USFP(Foundation)経由
    約1年
    Standard 52週/Intensive 40週
    対象 対象 対象
    「認定ファウンデーション修了」で可
    ROUTE B
    大学入学共通テストで直接出願
    直接
    個別審査
    対象 対象 対象
    中等教育修了で可
    ROUTE C
    日本の大学に1年以上在学してから出願
    約1年
    日本の学費は安い
    対象 対象 対象外
    「高等教育の経歴なし」が条件

    ここが見落とされやすい点です。学部成績優秀奨学金(授業料+SSAF全額免除・最長4年)の応募資格には、「高等教育を受けた経歴がないこと」が明記されています。日本の大学に1年通ってから出願すると、この最上位の枠は対象外になります。

    一方、Foundation(USFP)は「認定されたファウンデーションプログラム」として応募資格に含まれています。つまりFoundationを経由しても、最上位の全額免除枠の射程は残るということです。

    もちろん採用は世界で年間約20名。「これを狙うためにFoundationにする」という判断は現実的ではありません。ただし「日本の大学に1年通う」ルートを選ぶと、その可能性が制度上ゼロになるという事実は、知ったうえで選んでいただきたいところです。

    比較軸ROUTE A(Foundation経由)ROUTE C(日本の大学1年)
    1年目の学費Taylors College Sydneyの公表額日本の大学の学費(一般に安い)
    1年目の生活費シドニー(月A$980〜3,500の住居費ほか)日本(実家なら大幅に安い)
    進学の確実性修了+要件充足で進学のオファー
    ただし定員のあるコースを除く
    出願して審査を受ける
    単位認定の可否も個別判断
    英語力の伸び1年間シドニーで生活日本で自習
    学部成績優秀奨学金 射程に残る 対象外になる
    単位認定による短縮なし(学部1年次から)可能性あり
    履修内容による

    結論を一行でいうと、「費用だけならROUTE C、確実性と奨学金の射程ならROUTE A」です。どちらが正解ということはありません。ご家庭の予算・本人の英語力・志望分野の競争率によって答えが変わります。アンアルウェンでは両方の総額(学費+滞在費+保険+渡航費)を1枚に並べてお出ししますので、数字を見てから決めてください。

    日本側で使える奨学金という選択肢

    シドニー大学の奨学金だけが選択肢ではありません。日本側にも、海外の大学・大学院で学位を取得する留学生を対象とした制度があります。

    主な制度
    • 日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度 ― 学位取得型の枠があり、学部・大学院それぞれで募集されます。給付型で返還不要。募集時期・要件は年度ごとに変わります
    • トビタテ!留学JAPAN ― 官民協働の留学支援制度。分野・目的に応じたコースが設定されています
    • 地方自治体の奨学金 ― 都道府県・市区町村が独自に設けている留学支援制度があります。お住まいの自治体のサイトをご確認ください
    • 民間財団の奨学金 ― 分野を限定した給付型の制度が複数あります。募集人数は少ないものの、競争率が読みにくいため応募価値はあります

    ※各制度の対象・金額・締切は年度ごとに改定されます。必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。

    日本側の奨学金には、シドニー大学の制度にはない特徴があります。それは「生活費に使える」ということです。シドニー大学の奨学金はすべて授業料の減額または授業料への充当であり、家賃や食費には使えません。

    シドニーはオーストラリアで最も生活費の高い都市のひとつです。大学公表の目安でも住居費が月A$980〜3,500、食費が月A$1,000〜2,500。3〜4年なら日本円で1,000万円規模になることもあります。授業料をA$70,000〜90,000減額できても、生活費はそのまま残ります。授業料の減額と生活費の支援は、別々に確保する発想が重要です。

    状況別の狙い方

    あなたの状況ではどう組むか
    1. 日本の高校3年生・卒業見込み(学部を目指す)

      Foundation(USFP)を軸に、VCIS+SISAの両方に乗せます。学部は3〜4年なので授業料の総額はA$150,000〜240,000。分岐点のA$100,000を大きく超えるため、SISAへの応募は必須です。成績が上位なら学部成績優秀奨学金(全額免除)にも応募します。Foundation修了は応募資格に含まれます。逆に「日本の大学に1年通ってから」を選ぶと、全額免除枠は制度上対象外になります。

    2. 日本の大学に在学中(編入・1年次入学を目指す)

      VCIS+SISAの組み合わせが軸です。学部成績優秀奨学金は「高等教育の経歴なし」が条件のため対象外になります。そのぶん単位認定による年数短縮が使えないかを大学に照会します。在学年数が減るとSISAの総額も減るため、短縮と奨学金は必ずセットで計算します。

    3. 大学を卒業した社会人(コースワーク修士を目指す)

      まず在学年数と授業料の総額を確認してください。総額がA$100,000を超えるなら「VCIS A$40,000+SISA」、下回るなら「VCIS A$60,000単独」が有利です。2年の課程はほぼ超え、1〜1.5年の課程は下回ることが多い――これが実務上の目安です。なおMBA・EMBA・エグゼクティブ教育はどちらも対象外なので注意してください。

    4. 英語スコアが足りない方

      順序が重要です。まず学位課程に出願して条件付きオファーを取り、そのオファーでCETのDirect Entry Courseに出願します。ただしVCISは「締切までに無条件オファー」が条件なので、英語が未達のまま締切を迎えると選考に入りません。英語の完成時期と奨学金ラウンドの締切を、必ず突き合わせて計画します。

    5. 研究学位(PhD・Master by Research)を目指す方

      このページの3制度とは別枠です。授業料免除+生活費スティペンドという設計で、研究計画と指導教員の受け入れが前提になります。奨学金の応募より前に、指導教員探しから始めてください。分野別・研究科別の枠も多数あります。

    申請の流れと締切

    STEP 01志望コースを決める対象外コースでないかを最初に確認します
    STEP 02英文の書類を揃える成績証明書・卒業(見込)証明書・英語スコア
    STEP 03学位課程に出願するSISAはこの段階でエッセイ3問を添えます
    STEP 04無条件オファーを取り切るVCISラウンドの締切までに。ここが山場
    STEP 05結果の通知・受諾併給上限を確認して受諾します

    2027年入学のスケジュール(VCIS基準)

    時期やること備考
    入学の12〜18か月前コース選定・IELTS受験開始志望コースの英語要件を確定させます
    10〜12か月前英文の成績証明書・卒業(見込)証明書を取得学校側の発行に2〜4週間かかることがあります
    8〜10か月前出願 → 無条件オファーの取得VCISラウンド1を狙うならここ
    2027年Sem1なら2026年8月17日
    6〜8か月前SISAのエッセイ提出・結果の受諾併給上限を確認したうえで判断します
    4〜6か月前学生ビザ申請(GSステートメント含む)OSHC・滞在先の手配も並行します
    1〜2か月前航空券・出発前オリエンテーション 

    VCISのラウンド締切(2027年 Semester 1 なら2026年8月17日)は、留学生の一般的な出願締切(2026年12月18日)より4か月早いという点に注意してください。「出願締切に間に合った=奨学金の対象になった」ではありません。奨学金を狙うなら、奨学金のカレンダーで動きます。

    Adviceアンアルウェンからのアドバイス

    シドニー大学の奨学金でつまずくポイントは、ほぼ2つに集約されます。

    ひとつは「締切までに無条件オファーが取れないこと」。英語スコアが未達、証明書の英訳が間に合わない、学校からの発行が遅れた――こうした事務的な理由で、最大A$60,000の選考に入れない方が実際にいます。

    もうひとつは「併給の上限を知らずに見積もること」。A$60,000と20%減額を足し算した予算は成立しません。上限がA$40,000に下がることを織り込んだうえで、どちらの組み合わせが自分の課程で安くなるかを計算する必要があります。

    この2つは、どちらも事前に潰せます。アンアルウェンでは、締切から逆算したスケジュール表と、志望コースごとの実額比較表をお出しします。出願書類の作成、SISAのエッセイの相談、ビザ申請まですべて無料です。

    よくある質問

    いちばん金額の大きい奨学金はどれですか?

    単年の金額ではVice-Chancellor’s International Scholarships Scheme のA$60,000が最大です。ただし総額では、学部生向けのSydney International Undergraduate Academic Excellence Scholarship(授業料+SSAFを最長4年間全額免除)のほうが上回る可能性があります。こちらは世界で年間約20名という狭き門です。

    申請は必要ですか?

    制度によって違います。VCISは申請不要で、締切までに無条件オファーを取得している対象学生が自動的に選考されます。SISA(20%減額)は各200語のエッセイ3問学部成績優秀奨学金はオンライン申請フォームの提出が必要です。

    複数の奨学金を併用できますか?

    上限があります。SISA(20%減額)を受給する学生は、VCISをA$40,000まで受け取ることができます。つまりA$60,000とSISAの両取りはできません。またオーストラリア政府奨学金(Australia Awards)の受給者はVCISの対象外です。

    A$60,000を単独で取るのと、A$40,000+20%減額の組み合わせはどちらが得ですか?

    分かれ目は「授業料の総額がA$100,000を超えるかどうか」です。SISAは授業料の20%を在学全期間にわたり減額するため、総額A$100,000なら減額はA$20,000。これがVCISのA$60,000とA$40,000の差額A$20,000とちょうど釣り合います。総額がこれを超える3〜4年の学部課程や2年の修士課程なら、A$40,000+20%減額のほうが有利。1〜1.5年で終わる課程ならA$60,000単独が有利です。実額シミュレーションで5つのケースを計算しています。

    日本国籍でも応募できますか?

    3つの主要な奨学金すべてで日本国籍は対象です。特にSISAは対象国リストの東アジア区分に日本が含まれています。同じシドニーのUNSWの同種の制度(International Student Award)が日本国籍を対象外にしているのとは対照的で、ここはシドニー大学の明確な強みです。なおAustralia Awardsと国別枠(インド向けなど)は日本は対象外です。

    大学院生も対象ですか?

    VCISとSISAは、学部とコースワーク修士の両方が対象です。ただしMBA・EMBA・スタディアブロード・エグゼクティブ教育・通信課程・法学ダブルディグリーは除外されます。研究学位(PhD・Master by Research)には、授業料免除に生活費スティペンドが付く別の枠があります。

    締切はいつですか?

    VCISの2027年 Semester 1 入学は2026年8月17日・10月5日・11月16日の3ラウンド。2027年 Semester 2 入学は2027年2月15日・3月22日・5月3日です。この日付は「無条件オファーを取り終えている期限」であって、出願そのものの締切ではありません。留学生の一般的な出願締切より4か月ほど早いため、実務上はラウンドの2〜3か月前から動く必要があります。

    条件付きオファーのままだとどうなりますか?

    VCISの選考対象になりません。規約に「対象となる締切日までに無条件の入学オファーを受け取っていること」が明記されています。英語スコアが未提出、成績証明書が未提出、卒業証明が未提出――こうした状態で締切を迎えると、金額の話以前に選考に入りません。これがこの制度でいちばん多い取りこぼしです。

    語学コース(CET)も奨学金の対象になりますか?

    なりません。シドニー大学の留学生向け奨学金は、いずれも学位課程(学部・大学院)が対象です。付属語学学校CETのDirect Entry Course の費用は下がりません。ただしその先の学位の学費は下げられるため、英語と学位をまとめて計画することに意味があります。英語の費用を抑えたい場合は、出願前にIELTSのスコアを上げて必要週数を短くするのが最も効きます。

    Foundation(USFP)に進む場合も奨学金の対象になりますか?

    Foundationそのものは、シドニー大学の3制度の対象ではありません(提供機関がTaylors College Sydneyのため)。ただしFoundationを修了して学部に進む段階では、VCIS・SISAの対象になります。さらに学部成績優秀奨学金の応募資格には「中等教育または認定されたファウンデーションプログラムを修了していること」と書かれており、Foundation修了者も射程に入ります。一方、日本の大学に1年通ってから出願すると、この枠は「高等教育の経歴あり」で対象外になります。

    奨学金は在学中ずっともらえますか?

    制度によります。VCISは1年目のみで、翌年以降の更新はありません。SISAは在学している課程の全期間に適用されます。学部成績優秀奨学金は最長4年間ですが、各学期でSemester Average Mark(SAM)65以上の維持が条件で、延期・休学・他の学位への移行は認められません。

    エージェントを通すと奨学金が減りますか?

    減りません。大学に直接申し込む場合と、学費・奨学金の条件はまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担も増えません。アンアルウェンでは対象になる奨学金の確認から申請手続き、締切からの逆算スケジュールの作成まで無料でお手伝いします。

    留学エージェントを使うメリット

    「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、シドニー大学の奨学金ではエージェントを通すメリットが具体的に存在します。

    • 費用が変わらない

      アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金申請、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。

    • 「締切までに無条件オファー」を逆算して組む

      VCISは締切時点で条件付きオファーのままだと選考の対象にすら入りません。ラウンドの日付から逆算して、英語スコア・成績証明書の英訳・卒業証明の取得スケジュールを引きます。ここが最も多い取りこぼしです。

    • A$60,000の自動選考枠に乗るための書類を整える

      VCISは申請不要・学業成績のみで自動判定です。エッセイがない分、出願書類の成績の見せ方がそのまま結果に直結します。成績証明書の英文表記、履修科目の提示、GPAの換算根拠まで一緒に整えます。

    • SISAとVCISの組み合わせを実額で計算する

      「両方申し込めば得」とは限りません。SISAを取るとVCISはA$40,000が上限になります。志望コースの学費と在学年数を入れて、両パターンの総額を並べてお出しします。分かれ目は授業料の総額A$100,000です。

    • SISAのエッセイ3問を一緒に組み立てる

      各200語という短い枠に、何を書いて何を捨てるかで印象が変わります。「あなた自身について」「応募のきっかけ」「達成したいこと」――3問が1本のストーリーになるように整えます。

    • 対象外コースを最初に潰す

      MBA・EMBA・エグゼクティブ教育・通信課程・法学ダブルディグリーは、VCIS・SISAともに対象外です。コースを決めてから奨学金を調べるのではなく、両方を同時に見ます。

    • 英語(CET)と奨学金のスケジュールを突き合わせる

      DECの週数が変われば、無条件オファーを取れる時期が変わります。英語の完成時期と奨学金ラウンドの締切がぶつからないよう、最初から一体で設計します。

    • 取れなかった場合の代替案も同時に用意する

      奨学金は確実なものではありません。下位区分だった場合・取れなかった場合の総額も、最初にお見せします。「取れる前提」で組んだ予算は危険です。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の学校を実際に訪問・視察。パンフレットではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

    シドニー大学の奨学金を検討している方へ ― 松本より

    シドニー大学の奨学金は、日本人にとって条件のよい部類です。最大A$60,000が申請不要で自動選考され、授業料20%減額の対象国に日本が入っています。同じシドニーのUNSWが20%割引で日本国籍を外していることを考えると、この差は実額で数十万円〜数百万円になります。

    ただし――制度が良いことと、実際に受け取れることは別です。いちばん多い取りこぼしは「締切までに無条件オファーが取れなかった」というもの。英語スコアが間に合わない、証明書の英訳が遅れる。制度の中身ではなく、事務のスケジュールで落ちるのです。

    そしてもうひとつ。金額の大きいほうを選べば得、とは限りません。A$60,000を単独で取るより、A$40,000+20%減額のほうが安くなるケースが、学部課程ではほとんどです。この計算はご自身の志望コースを入れないと出ません。無料でお出ししますので、まずご相談ください。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    奨学金の対象確認・申請手続き・出願・学生ビザ申請まで、すべて無料です。

    出願前サポートBefore departure
    • 対象になる奨学金の洗い出しと、実額シミュレーション
    • 締切から逆算したスケジュール表の作成
    • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
    • 入学申込書類の作成サポート
    • SISAのエッセイ(各200語×3問)の構成相談
    • 学生ビザ申請代行サポート/GSステートメントの作成
    • ホームステイ・学生寮・学生アパートの手配サポート
    • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • 語学学習・IELTS対策のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
    渡航後サポートAfter arrival
    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • 奨学金の維持条件に関する相談
    • コース延長・変更の手続きサポート
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    • ビザ切り替えサポート
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
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    費用について

    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。無料なのは手配・申請の代行サービスで、滞在費・保険料・ビザ申請料などの実費は別途かかります。

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    最終更新:2026年8月21日 / 執筆・監修:松本 朋弥(アンアルウェン 代表・オーストラリア留学カウンセラー)
    各校・各機関の公式情報をもとにアンアルウェンが確認・翻訳・整理しています。金額・対象国・条件・締切は予告なく変更されることがあります。出願前に必ず最新情報をご確認いただくか、アンアルウェンまでお問い合わせください。本ページはシドニー大学が発行・監修したものではありません。
    ※本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

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