高校3年生からよくある質問

評定平均がどれくらいあればUNSWに入れますか?

UNSWは日本の高校向けの点数換算表を公表していないため、「評定◯以上」という公表された基準がありません。IB・A-Level・韓国CSAT・中国の高考には換算表があるのに、日本にはない――これがUNSWの現状です。
実際の選考はgrouped offer roundという方式で、応募者を学業成績で順位付けし、上位者からオファーを出します。つまりその回の応募者の顔ぶれによっても結果が変わります。
だからこそ、直接出願とUNSW College Diplomaの2本立てをおすすめしています。成績証明書をお送りいただければ、どのコースなら現実的か、Diplomaを併願すべきかを一緒に判断します。

IELTSを受けたことがありません。今から間に合いますか?

学部直接入学に必要なのはIELTS 6.5(Writing 6.0・各6.0以上)です。届かない場合はUNSW CollegeのUEECを挟みます。必要な週数は「いまのスコア」と「進学先の学部が求める英語要件」の2つで決まり、自分では選べません。標準要件の学部なら、5.5で20週、6.0(W5.5)で15週、6.0(W6.0)で10週。1段階でA$3,470の差です。
「IELTSが取れてから考える」ではなく、IELTSを取りながら並行して出願準備を進めるのが正解です。UEECはUNSWの条件付きオファーがないと申し込めないため、本課程への出願とセットで進める必要があります。パッケージで出願すれば、学生ビザの申請も一度で済みます。

奨学金の20%割引は本当にもらえないのですか?

日本国籍では受けられません。International Student Award(ISA)はUNSWの規約に「低所得国・開発途上国の学生を対象とする」と明記され、公式の対象国リスト(約120ヶ国)に日本はありません。
ただし代わりの枠があります。Australia’s Global University Award(A$10,000)は国籍による制限がなく、申請不要で、学業成績だけで自動的に選考されます。さらに成績と課外活動の実績があれば、Scientia(授業料全額またはA$20,000/年)に応募できます。「20%はないが、$10,000は誰でも土俵に乗る」――これがUNSWの正しい理解です。

親を説得できる材料がほしいのですが

保護者の方が気にされるのは、たいてい①総額はいくらか ②卒業後どうなるのか ③安全かの3点です。
①はこのページの学費表で年額・修了までの総額まで具体的に示せます(Commerce 3年で修了までA$180,500、$10,000 Awardの対象なら初年度はA$46,500)。②はQS世界19位・国内1位、QS就職成果指標で国内1位、そしてQILT 2024で卒業生の中央値年収がGo8最高(学部A$95,000)という公的データがあります。③はケンジントンの独立キャンパスと学生寮の情報でご説明できます。
保護者の方だけのご相談、ご家族同席でのZOOM相談も承っています。数字を並べた資料をお作りしますので、お気軽にお申し付けください。

2027年に入学すると、途中で学期の仕組みが変わるのですか?

その可能性があります。UNSWは2028年から、現在の年3学期制(Term制)をやめて12週間のセメスター2つ+任意の6週間短期タームという新しいカレンダー(Flex-Semester)へ移行すると発表しています。2027年に入学する3年・4年の学位は、この移行をまたぐことになります。
学位が取れなくなるような話ではありませんが、休暇の時期や科目の並びが変わるため、アルバイトや一時帰国の計画は柔軟に持っておくことをおすすめします。

【図解】社会人の大学院進学ルート

大学卒業者・社会人の方へ

日本の4年制大学を卒業されている方にとって、UNSWの大学院は学部よりも見通しが立てやすい選択肢です。学部で問題になる「日本向けの点数換算表がない」という論点が、大学院には存在しないからです。見られるのは学位と成績(平均◯%)という、比較的はっきりした基準です。こちらも全体像を1枚にまとめます。

Pathway Map — Postgraduate 日本の大学を卒業 → UNSW 修士号 学部と違い、大学院は「学位+平均◯%」という明示された基準で判定されます。事前に見通しが立つぶん、計画も組みやすくなります。分かれ目は英語力と、コースによっては学部での専攻分野です。
ROUTE A 要件を
満たす場合
日本の学士号+IELTS 6.5(各6.0)。多くのコースはこれで直接出願できます
修士課程 1年次からTerm 1・2・3入学
→
修士号1.7〜2年で修了
1.7〜2年準備課程は不要
ROUTE B 英語だけが
届かない場合
学歴要件は満たしているが、IELTSが0.5〜1.0足りないケース
UEEC10〜20週/条件付きオファーが前提
→
修士課程 1年次からIELTSの提出は不要になります
→
修士号
+2.5〜5か月パッケージ出願でビザは1回
ROUTE C 学歴・専攻が
要件に届かない場合
UNSW College の Pre-Masters を使います
Pre-MastersUNSW College
→
修士課程へ修了成績で進学
→
修士号
約2〜2.5年開講分野は要確認
+ SCHOLARSHIP 日本人が
狙える奨学金
20%割引(ISA)は対象外。この2つが現実的な射程です
Australia’s Global University AwardA$10,000/申請不要・自動選考
→
International Scientia授業料全額 または A$20,000/年(要申請)
要確認コース・年度により変動

Adviceアンアルウェンからのアドバイス

社会人の方にUNSWをおすすめしやすい理由は、判定基準が明示されていることです。学部は換算表がなく成績順の選考ですが、大学院は「学位+平均◯%」という基準が公表されています。出願前に見通しが立つので、計画が崩れにくい。

そしてUNSWは「卒業後」で選ぶ価値のある大学です。政府調査QILT 2024で大学院卒の中央値年収A$135,000――Go8のなかで最高でした。QSの就職成果指標でも国内1位。学費は決して安くありませんが、回収の根拠がそろっている数少ない大学です。

注意点を2つ。ひとつはUEECは条件付きオファーがないと申し込めないこと。「進学先を決めずに英語だけ先に」という進め方はUNSWではできません。本課程への出願とセットで進める必要があります。

もうひとつは2028年からの学年暦変更です。現在の年3学期Term制から、12週セメスター2つ+任意の6週短期タームへ移行することが発表されています。2027年入学の方は移行をまたぐ可能性があるため、履修計画と修了時期は出願時に確認しておく必要があります。

1.7年Master of Commerce
(最短クラス)
$96,000修了までの総額目安
Master of Commerce
$135,000大学院卒の中央値年収
QILT 2024・Go8で最高
年3回入学(Term 1・2・3)
コースにより1・3のみ

主な修士コースと出願条件

コース期間入学主な出願条件(UNSW公式)
Master of Commerce 1.7年 Term 1・2・3 認定された学士号(または同等資格)でcredit average=平均65%以上/平均60〜64%の場合はGMAT 600以上(Focus Edition 565)で出願可。15の専攻から選択。関連学歴があれば最大24UOCの単位認定(RPL)
Master of Information Technology 2年
短縮あり
Term 1・2・3 情報系(CS・IT・ソフトウェア工学・サイバーセキュリティ等)の学士号で平均65%以上/情報系以外の3年制学位(平均65%以上)からはGraduate Certificate経由で接続(合計期間は2年のまま)。情報系の4年制オナーズ学位なら1年、3年制学位なら1.7年に短縮
Master of Data Science and Decisions 2年 Term 1・3のみ 定量的要素のある分野(商学・工学・医学・社会科学・数学・理学・技術)の学士号で平均70%以上。加えて学部で多変数微積分と線形代数を各1科目以上履修していること
AGSM MBA(Full Time) 12か月 AGSM日程 AGSM(Australian Graduate School of Management)が提供。UNSWの留学生向け奨学金は対象外です。2026年は1科目A$7,230・総額目安A$86,760

※UNSW公式の各コースページ(2026年時点)より。「平均◯%」は学位課程の加重平均点(WAM)を指します。日本の大学の成績をこの基準にどう当てはめるかは個別判断となるため、成績証明書をお送りいただければ無料で確認いたします。

社会人の方に、実務上のポイントを3つ。

①「1年短縮できるか」を最初に確認してください。Master of Information Technologyは、情報系の4年制オナーズ学位があれば2年が1年になります。1年短縮できれば、学費が1年分(約A$63,000)まるごと変わります。単位認定(RPL)で短縮できるコースもあるため、学位証明書とシラバスは早めに揃えておく価値があります。

②成績が足りなくても、代替ルートがあります。Master of Commerceは平均60〜64%でもGMAT 600(Focus Edition 565)以上で出願できます。大学時代の成績が振るわなかった方でも、試験で挽回できる設計になっています。

③MBAだけは奨学金の枠外です。AGSMのプログラムは、International Student AwardもAustralia’s Global University Awardも対象外。「MBAで$10,000の減額」は成立しません。MBAを検討される場合は、定価で予算を組んでください。

入学日と出願スケジュール/2028年の学年暦変更

UNSWは「UNSW 3+」と呼ばれる年3学期制です。1つのTermは授業10週間+試験2週間で構成され、多くのコースがTerm 1・2・3のいずれからでも開始できます。

Term(2027年)オリエンテーション授業期間試験期間
Term 12月8日〜12日2月15日〜4月23日4月30日〜5月13日
Term 25月24日〜28日5月31日〜8月6日8月13日〜26日
Term 39月6日〜10日9月13日〜11月19日11月26日〜12月9日

※2026年はTerm 1が2月16日〜4月24日、Term 2が6月1日〜8月7日、Term 3が9月14日〜11月20日です。UNSW Canberra(ADFA)だけはセメスター制で、2027年はSemester 1が2月22日〜6月4日、Semester 2が7月12日〜10月22日となります。

2028年から「Flex-Semester」へ移行します

UNSWは、2028年から新しいFlex-Semester Academic Calendarを導入すると公表しています。構成は「中間休みを挟む12週間のセメスター2つ」+「集中・短期科目のための任意の6週間サマー/ウィンターターム」です。

2026年・2027年に入学するコースは、現行のTerm制と新カレンダーをまたぐ可能性があります。UNSW自身も「2027年に開始すると、プログラムが現行の3+カレンダーと新カレンダーにまたがる場合がある」と案内しています。

学位が取れなくなるような話ではありませんが、年3回だった入学機会が年2回(+短期ターム)に変わることになるため、休学・一時帰国・インターン・アルバイトの計画は、学期の区切りが変わる前提で組んでおくことをおすすめします。

オファー(合格通知)が出る時期の目安
  • Term 1(2月入学) ― 前年9月〜1月にオファーが発行されます
  • Term 2(6月入学) ― 同年5月
  • Term 3(9月入学) ― 6月〜8月
  • Scientia奨学金を狙う場合は、この前倒しが必要です ― Term 1 2027は2026年10月30日までにオファー取得が応募の前提。「オファーが出てから奨学金を考える」では間に合いません
  • 学生ビザの取得期間を含めると、希望入学日の5〜6か月前には出願準備を始めておくのが現実的です

学生寮・滞在先

UNSWはケンジントンキャンパスの構内および隣接地に、「カレッジ型(Colleges)」と「アパート型(Apartments)」の2系統の学生寮を持っています。オーストラリアの大学のなかでも、学内住居の選択肢が多い大学です。

タイプ主な施設特徴
カレッジ型
UNSW運営
Basser College/Philip Baxter College/Goldstein College/UNSW Hall/International House/Forster College/Fig Tree Hall/Colombo House 個室(シングルルーム)を基本に、共同スペースと学生コミュニティを重視した形式。UNSW Hallは食事付き、Colombo Houseは自炊型など施設により異なります
カレッジ型
独立・提携
New College/New College Postgraduate Village/Creston College/Shalom College/Warrane College UNSWと連携する独立運営のカレッジ。New CollegeとCreston Collegeは食事付きです
アパート型
自炊
Barker Street/Cowper Street/University Terraces/Jacaranda Hall/High Street/UNSW Village シェアアパート・スタジオ形式。家具・Wi-Fi・光熱費・共用部清掃込みの「オールインクルーシブ」。Barker Streetは5人シェアが中心、High Streetは夫婦・子ども連れ向け

※UNSWの学生寮の週額は施設・部屋タイプごとに設定され、毎年改定されます。UNSW公式も「週額は2026年のもので、毎年変更が見込まれる」と明記しているため、このページでは金額を掲載していません。ご希望の条件(予算・食事の有無・個室かシェアか)をお知らせいただければ、最新の空室と料金を無料でお調べします。

学生寮について、押さえておくべき点があります。

UNSWの学内住居は選択肢が多い一方で、希望者全員が入れるわけではありません。人気の施設・部屋タイプから埋まっていくため、オファーを受け取ったらすぐに住居申請という順番になります。「入学が決まってからゆっくり探す」では、選択肢が残っていないことがあります。

アンアルウェンでは、学生寮の申込タイミングの管理に加えて、ホームステイ・民間の学生アパート・シェアハウスを並行してご提案しています。到着直後の数週間だけホームステイにして、現地で部屋を探すという方法も有効です。手配の代行は無料で承ります(滞在費そのものは実費です)。

UNSW周辺の学外エリア
  • ケンジントン/キングスフォード ― キャンパスに隣接。UNSWの学生が最も多く住むエリアで、シェアハウスの流通量があります
  • ランドウィック ― ライトレールでキャンパス方面へ。生活施設が揃っています
  • コーギー/マルーブラ ― ビーチ沿い。バスでの通学になりますが、生活環境を優先する方に選ばれます
  • シドニーCBD ― バス・ライトレールで通学。家賃は高めですが、アルバイトや週末の選択肢は最も広くなります

シドニーは、オーストラリアで家賃が最も高い都市です。この点は隠さずお伝えします。滞在先はコースが決まるのと同時に動き始めるのが安全です。

シドニーで暮らす

シドニーはオーストラリア最大の都市です。UNSWはその中心部から南東に約5km、独立したキャンパスの中にあります。

01

日本との時差は1〜2時間

標準時で日本+1時間。10月〜4月のサマータイム期間は+2時間になります。日本からの直行便も多く、家族との連絡や一時帰国のしやすさは、ヨーロッパ・北米とは比較になりません。

02

キャンパスの中で生活が完結する

ケンジントンは独立型の大型キャンパスで、図書館・食堂・スポーツ施設・学生寮が同じ敷地にあります。CBD型の大学のように「授業のたびに街のビルへ移動する」構造ではなく、大学生活らしい環境が確保されています。

03

交通はOpalカードで一本化

電車・バス・ライトレール・フェリーがOpalカードで統一されています。UNSWへはライトレール(L2/L3)とバスでアクセスでき、日曜は運賃に上限が設定されています。

04

アルバイトの選択肢が広い

学生ビザでは2週間で48時間まで就労できます(2026年8月時点)。シドニーは求人数が最も多い都市で、キャンパス周辺にもCBDにも選択肢があります。ただしビザの就労条件は変更されることがあります。

05

日本人が多いことは事実です

シドニーはオーストラリアで最も日本人留学生が多い都市です。「日本語に頼れる環境がある」ことは安心にも、英語習得の障害にもなります。どちらに転ぶかは過ごし方次第です。

06

家賃はオーストラリアで最も高い

生活費の総額はパースやアデレードより明確に高くなります。「シドニーで学ぶ」ことには相応のコストがかかる――これを前提に予算を組む必要があります。学費だけでなく、滞在費を含めた総額で比較してください。

卒業後のキャリアとビザ

UNSWの卒業後の出口は、複数の調査で数字が出ています。QSの就職成果(Employment Outcomes)指標で世界46位・国内1位、AFR Top100 Future Leaders Awardsでは2026年に豪州最多の40名が選出され7年連続で最多、そしてオーストラリア政府の教育成果調査QILT 2024では卒業生の中央値年収がGo8で最高(学部A$95,000/大学院A$135,000)でした。

STEP 01UNSW卒業工学=Engineers Australia認定
CS=ACS Professional認定
STEP 02卒業生ビザ
(subclass 485)
一定期間の就労が可能
STEP 03就労・州推薦職種需要と州の推薦制度を活用
STEP 04技術移民・永住権職種・州・要件により条件が異なります
UNSWの強い分野と、就労の関係

UNSWが世界レベルの評価を持つ分野――工学(鉱物資源・土木・電気)、コンピュータサイエンス、商学、法学――のうち、工学とIT分野はオーストラリアで人材需要が高い職種と重なります。Engineers Australia認定やACS認定は、技能評価の場面でそのまま効いてきます。

ただしシドニー(ニューサウスウェールズ州)は大都市圏であり、移民制度上は地方部のような優遇措置の対象外です。永住権を主目的とされる場合、地方都市の大学のほうが有利になるケースもあります。この点は隠さずお伝えします。

必ずお読みください

ビザ・移民制度は頻繁に、そして予告なく変更されます。上記は2026年8月時点の一般的な制度の枠組みの説明であり、個別の申請に適用される条件を保証するものではありません。「今の制度が3〜4年後もそのまま残っている」という前提で留学を決めることは避けてください。

他大学との比較 ― シドニー大学・UTS

UNSWと比較検討されることが多いのは、同じシドニーのシドニー大学(University of Sydney)とシドニー工科大学(UTS)です。3校とも都市圏にありますが、性格ははっきり分かれています。

比較項目 UNSW Sydney シドニー大学 UTS
(シドニー工科大学)
QS世界ランキング2027 19位
豪州1位
28位 87位
豪州9位
設立 1949年 1850年
オーストラリア最古
1988年
立地 ケンジントン
CBDから約5km・独立キャンパス
キャンパーダウン
CBDから約3km
ウルティモ
セントラル駅徒歩5分
Go8加盟 ✓ 加盟 ✓ 加盟 ✗ 非加盟
看板分野
QS分野別2026
鉱物資源工学 世界3位
法学 世界13位
土木 世界22位
医学・法学
人文・理学
看護 世界16位
データサイエンス・AI 45位
日本の高校から
直接出願
✓
可能。ただし換算表がなく
成績順の選考
△
要件確認が必要
✗
大学1年修了が必須
学年暦 年3学期(Term制)
2028年からセメスター制へ
セメスター制 セメスター制
2月・7月入学
日本人が使える
奨学金
$10,000(自動選考)
20%割引は日本国籍対象外
上位は全額/年$20,000
学業・リーダーシップ型
別途申請・限定枠
15%(自動)が基準線
College経由なら20〜50%
パスウェイ機関 UNSW College
Diploma→学部2年次
提携機関あり UTS College
Diploma→学部2年次
向いている人 工学・商学・法学を
国内トップ水準で学びたい方
医学・法学・人文系
歴史と総合力を重視する方
看護・IT・デザインを
CBDの立地で学びたい方

3校の選び方を、率直に整理します。

UNSWを選ぶべき人――工学(鉱物資源・土木・電気)、商学、法学を学びたい方。就職・年収という出口の数字を重視する方(QS就職成果で国内1位、QILT 2024で卒業生の中央値年収がGo8最高)。日本の高校卒業から直接出願できる点も、UTSにはない利点です。ただし換算表がなく成績順の選考なので、UNSW College Diplomaとの併願で保険をかけられる方に向いています。

シドニー大学を選ぶべき人――医学・法学・人文系を志望する方、あるいは1850年設立という歴史と総合力を重視する方。QS2027で世界28位、Go8。UNSWとは強い分野が明確に分かれるため、「シドニーのGo8」でひとくくりにせず、分野で選ぶのが正解です。

UTSを選ぶべき人――看護(世界16位・豪州1位)、IT・AI、デザイン、コミュニケーションを学びたい方。セントラル駅徒歩5分というCBDの立地で学び、働き、インターンを経験したい方。ただし日本の高校卒業では学部に直接出願できず、UTS College経由の1年弱を計画に織り込む必要があります。

アンアルウェンの見方

この3校の比較で、まず効いてくるのは「日本の高校から直接出願できるか」と「日本国籍で使える奨学金がいくらか」の2点です。UNSWは出願できるが換算表がなく奨学金は$10,000枠、UTSは出願できないが自動で15%減額、シドニー大学は別枠――ここで卒業までの年数と総額が変わります。

そのうえで、学びたい分野が決まっていれば答えは自動的に出ます。工学・商学・法学ならUNSW、医学・人文ならシドニー大学、看護・デザインならUTS。迷いが生じるのは「ビジネス」「IT」「まだ分野が決まっていない」というケースです。この場合は入学要件・奨学金・学費総額・卒業後の進路希望の4点で並べて比較するのが現実的です。3校すべての情報を横並びで比較したい方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

日本の高校を卒業して、UNSWの学部に直接出願できますか?

できます。UNSWが公開している受入資格一覧に、日本は「高校(Japanese Upper Secondary School Diploma)」「ディプロマ」「学士号」の3区分すべてが受入対象として掲載されています。UTS(シドニー工科大学)のように「大学1年修了が必須」という制約はありません。
ただしIB・A-Level・韓国CSAT・中国の高考のような日本向けの点数換算表は公表されておらず、成績は個別に評価されます。また学部の選考はgrouped offer roundという学業成績による順位付けで行われるため、条件を満たしていても定員により不合格になることがあります。基準に届かない場合は、UNSW CollegeのFoundation Studies(学部1年次へ)またはDiploma(12か月・学部2年次へ)を経由します。詳しくはこちらのセクションをご覧ください。

授業料20%割引(International Student Award)は日本人も対象ですか?

対象外です。UNSWの規約に「lower income and developing countries(低所得国・開発途上国)の学生を対象とする」と明記されており、公式の対象国リスト(約120ヶ国)に日本は含まれていません。アルファベット順のリストでJamaicaの次はJordanで、そのあいだにJapanはありません。中国・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・欧米諸国も同様に対象外です。
日本国籍の方が狙えるのは、申請不要で自動選考されるAustralia’s Global University Award(A$10,000)と、別途申請するInternational Scientia Coursework Scholarship(授業料全額またはA$20,000/年)です。

日本人が使えるUNSWの奨学金はどれですか?

基準線はAustralia’s Global University Award(A$10,000・申請不要・学業成績のみで自動選考・オファーレターと同時に通知)です。エッセイも推薦状も要りません。
その上にInternational Scientia Coursework Scholarship(授業料全額またはA$20,000/年・要申請)があり、Term 1 2027入学の場合は2026年7月15日〜10月30日の受付で、締切までに入学許可を得ている必要があります。
このほかUNSW College Award(A$10,000・Foundation Studies修了者・申請不要)、Business School International Pathways Award(A$15,000)、Business School International Scholarship(A$5,000)、UNSW Law & Justice International Award(A$10,000)などがあります。詳しくはUNSWの奨学金ページに整理しました。

UNSWの英語要件は何点ですか?

学部・大学院コースワークとも、多くのコースでIELTS Academic 6.5(各バンド6.0以上)が基準です。TOEFL iBTは90、PTE Academicは64(各54以上)。
分野により上がり、医学・栄養学/Dietetics・法学・ビジネス系の一部はIELTS 7.0、教育学(初等・中等)はIELTS 7.5(Speaking・Listening 8.0/Reading・Writing 7.0)。研究学位は7.0です。
英語スコアは入学予定日から2年以内のものが有効です。UNSW CollegeのUEECを修了すれば、IELTSスコアの提出は不要になります。

UNSW CollegeのUEECは何週間必要ですか?

週数は自分では選べません。「いまの英語スコア」と「進学先の学部が求める英語要件」の2つで決まります。
標準要件(IELTS 6.5/Writing 6.0/各6.0以上)の学部へ進学する場合、IELTS 5.5(Writing 5.5・各5.0以上)なら20週、6.0(Writing 5.5・各5.0以上)なら15週、6.0(Writing 6.0・各5.5以上)なら10週。同じスコアでも、より高い英語要件の学部では週数が増えることがあります。IELTS 6.5(Writing 6.0・各6.0以上)があればUEECなしで直接入学できます。
授業料は2026年がA$694/週(10週A$6,940/15週A$10,410/20週A$13,880)、2027年がA$695/週。Writingが0.5上がるだけで5週=A$3,470変わります。
なおUEECはUNSWの条件付きオファーがないと申し込めず、UEEC自体を対象とする奨学金はありません。詳しくはUNSW College 英語コース(UEEC)の詳細ページをご覧ください。

UNSWの学費はいくらですか?

2026年の学部は、Bachelor of Commerceが年A$56,500(修了までA$180,500)、Bachelor of Science (Computer Science)が年A$61,000(同A$192,500)、Bachelor of Engineering (Honours)が年A$61,500(同A$265,500)。
大学院はMaster of Commerceが年A$62,000(1.7年・総額A$96,000)、Master of Information Technologyが年A$63,000(2年・総額A$130,500)。AGSMのフルタイムMBAは12か月で総額A$86,760です。
「修了までの総額」はUNSWが公表している目安で、授業料に加え学修関連費(年 約A$1,000)が含まれます。上記はすべて定価で、A$10,000のGlobal University Awardの対象になれば初年度はその分下がります。詳細は学費セクションの表をご覧ください。

UNSWのTerm制とは何ですか。2028年から変わると聞きました。

UNSWは現在「UNSW 3+」と呼ばれる年3学期制で、各Termは授業10週間+試験2週間で構成されます。2027年のTerm 1は2月15日、Term 2は5月31日、Term 3は9月13日に授業が始まります。
UNSWは2028年から新しいFlex-Semester制(12週間のセメスター2つ+任意の6週間のサマー/ウィンターターム)へ移行すると発表しており、2027年に入学するコースは現行のTerm制と新カレンダーをまたぐ可能性があります。年3回だった入学機会が年2回(+短期ターム)に変わるため、休暇や一時帰国の計画は柔軟に持っておくことをおすすめします。

UNSW CollegeのDiplomaを使うと何が変わりますか?

UNSW CollegeのDiplomaは12か月の課程で、修了するとUNSW学部の2年次に進学できます。内容は学部1年次に相当し、UNSWが単位として認定しています。Architecture・Business・Computer Science・Engineering・Media & Communication・Scienceの6分野があります。
学部の選考(grouped offer round)で落ちるリスクを避けたい方の受け皿にもなり、Diploma経由でも卒業年次は直接入学と変わりません。
ただし注意点があります。A$10,000のUNSW College Awardの対象になるのはFoundation Studies修了者で、Diploma修了者は対象ではありません。「年数で有利なDiploma」「奨学金で有利なFoundation」という違いがあります。

社会人ですが、UNSWの大学院留学は現実的ですか?

現実的です。日本の4年制大学を卒業されていれば出願資格があり、学部で問題になる「日本向けの換算表がない」という論点は存在しません。見られるのは学位と成績で、多くのコースが平均65%以上(Master of Data Science and Decisionsは70%以上)です。
Master of Commerceは平均60〜64%でもGMAT 600(Focus Edition 565)以上で出願できます。また関連学歴があれば期間を短縮できるコースもあり、Master of Information Technologyは情報系の4年制オナーズ学位なら2年が1年になります。1年短縮できれば学費が約A$63,000変わります。
なおAGSMのMBAだけは、UNSWの留学生向け奨学金の対象外です。

UNSWとシドニー大学・UTSはどう違いますか?

QS2027ではUNSWが世界19位(豪州1位)、シドニー大学が28位、UTSが87位です。
UNSWはケンジントンの独立キャンパスで、工学(鉱物資源3位・土木22位・電気29位)・商学(経営学 豪州1位)・法学(世界13位)に厚みがあり、QS就職成果指標でも国内1位。シドニー大学は1850年設立の豪州最古の大学で医学・法学・人文系に強く、UTSはCBD隣接の立地と実務志向(看護 世界16位)が特徴です。
UNSWとシドニー大学はGo8加盟、UTSは非加盟。日本の高校卒業からの直接出願は、UNSWは可能ですがUTSは大学1年修了が必要という違いもあります。詳しくは比較セクションをご覧ください。

留学エージェントを使うメリット

「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、UNSWのように「情報が正しく伝わっていない大学」ではエージェントを通すメリットが具体的に存在します。

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アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

松本 朋弥(まつもと ともみ)

アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

  • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
  • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
  • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
  • オーストラリア現地の大学を実際に訪問・視察。パンフレットではわからない空気感までお伝えします
  • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

UNSWを検討している方へ ― 松本より

UNSWは、ご相談のなかで「情報が古いまま出回っている大学」の代表格です。授業料20%割引(International Student Award)を前提に予算を立てて来られる方がいらっしゃいますが、この制度は低所得国・開発途上国の学生向けで、日本国籍は対象外です。UNSWの規約と対象国リストを見れば確認できる事実なのですが、日本語の情報にはほとんど反映されていません。

ただ、これはUNSWの奨学金が薄いという意味ではありません。Australia’s Global University Award(A$10,000)は国籍を問わず、申請書もエッセイも不要で、出願書類の成績だけで自動的に判定されます。その上にはScientia(授業料全額またはA$20,000/年)もあります。正しい枠を、正しい順序で狙えばいいだけです。

もうひとつお伝えしているのは、学部の選考が成績順であるということ。日本の高校向けの点数換算表がないため、「この成績なら通ります」とは誰にも言えません。だからこそUNSW College Diplomaとの併願をおすすめしています。学びたい分野と、今の成績・英語力を教えていただければ、どのルートが最短かを率直にお答えします。UNSWが合わないと思えば、そう申し上げます。

アンアルウェンのサポート内容(無料)

アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。UNSW・UNSW Collegeへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート(無料)
  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • 奨学金の適用確認・申込み手続き代行
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配代行
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配代行
  • 航空券・渡航準備のアドバイス
  • 語学学習のアドバイス
  • 出発前の個別オリエンテーション
渡航後サポート(無料)
  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • ビザ切り替えサポート
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。無料なのは手配・申請の代行サービスで、滞在費・保険料・ビザ申請料などの実費は別途かかります。

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Free Consultation

UNSWで狙える奨学金は、20%割引ではありません。
使える枠を、一緒に確かめませんか。

「いまの成績で$10,000の自動選考に乗るのか」「Scientiaの締切に間に合う出願スケジュールは」「直接出願とDiplomaはどう併願するか」「総額でいくらかかるか」――UNSWが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方、社会人の方のご相談も歓迎します。

最終更新:2026年8月12日 / 監修:松本 朋弥(アンアルウェン 代表・オーストラリア留学カウンセラー)
学費・奨学金・入学要件・学年暦・ビザ制度は変更される場合があります。出願前に必ず最新情報をご確認いただくか、アンアルウェンまでお問い合わせください。

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