Victoria University — Melbourne, Victoria
1科目を4週間で学び切る。オーストラリアで唯一といっていい「ブロックモデル」を全学部で採用した大学です。ランキングで大学を選ぶ方には向きません。けれど「授業についていけるか不安」という方には、これほど合理的な大学はありません。
オーストラリア第2の都市メルボルン。ここには8つの大学がありますが、そのなかでビクトリア大学(Victoria University|VU)ほど「学び方そのもの」で語られる大学はありません。
VUは2018年、オーストラリアの大学として初めて全学部でブロックモデル(Block Model)を導入しました。4つの科目を同時に受講して16週間かけて進む従来のやり方をやめ、1科目だけを4週間で学び切る方式に切り替えたのです。
結果は数字に表れています。1年次留学生の合格率は、導入前の74%(2017年セメスター1)から90%(2018年ブロック1)へ。高評価(HD・D)を取った学生の割合は41%から57%へ。退学率はほぼ半減しました。
このページでは、VUの実像を公式データで整理したうえで、学費・奨学金・入学日・学生寮・付属語学学校からの進学ルート、そしてRMIT大学・ディーキン大学との比較まで踏み込みます。高校3年生の方向けの進学プランも用意しました。
ビクトリア大学(Victoria University、略称VU)は、オーストラリア・ビクトリア州メルボルンに本拠を置く公立大学です。前身は1916年に開校したフッツクレー工業学校(Footscray Technical School)で、1991年に大学へ昇格しました。100年以上にわたって、メルボルン西部の地域とともに歩んできた大学です。
VUの性格を決めているのは、この「西部(ウェスト)」という出自です。メルボルン西部は伝統的に移民と労働者の街であり、VUは「家族で初めて大学に進む学生」を数多く受け入れてきた大学です。入学のハードルを不必要に高くせず、入ったあとに伸ばす――その姿勢が、後述するブロックモデルの導入につながっています。
オーストラリアの大学として初めて、学部の全課程で1科目ずつ4週間で学ぶ方式を導入しました。メルボルン・シドニー両キャンパスの学士・高等教育ディプロマ・大学院コースがこの方式で運営されています(研究学位を除く)。
ShanghaiRanking 2025のスポーツ科学分野で世界6位。QS分野別2026のスポーツ関連科目でも世界51〜100位に入っています。VUの看板分野であり、専用の研究施設と設備を備えています。
QILT雇用主満足度調査2025で、ビクトリア州1位・全豪4位(満足度87.5%)。VUの卒業生は、雇う側から高く評価されています。「実務で使えるかどうか」という評価軸で強い大学です。
QILT学生体験調査で、スキル開発がビクトリア州1位・全豪2位、学生同士の関わり(ピアエンゲージメント)は州1位・全豪1位。「学生が実際に力をつけられているか」という指標で最上位です。
オーストラリアで職業教育(TAFE)と高等教育の両方を提供する数少ない大学のひとつ。証明書(Certificate)→ディプロマ→学士→大学院と、段階を踏んで積み上げられる設計になっています。
メルボルンに6キャンパス、加えてVU Sydney・VU Brisbaneを展開。留学生は都市を選んでVUの学位を取ることができます(ただし奨学金の対象はメルボルンのみ。後述します)。
VUを検討するなら、まずここを理解してください。他の大学と最も違うのがこの点です。
| 項目 | 一般的な大学(セメスター制) | ビクトリア大学(ブロックモデル) |
|---|---|---|
| 同時に学ぶ科目数 | 4科目を同時並行 | 1科目のみ |
| 1科目の期間 | 16週間(1学期かけて) | 4週間 |
| 授業の形 | 科目ごとに講義+チュートリアル | 週3日・1回3時間 |
| 1クラスの規模 | 大講義室で数百人のことも | 少人数のワークショップ形式 |
| 試験・課題 | 学期末に4科目分が集中 | そのブロック内で完結 |
| 成績が出るまで | 学期終了後、数週間 | 金曜終了→翌月曜 |
| 年間の科目数 | 8科目(4×2学期) | 8ブロック(サマー・ウィンターを足すと最大10) |
この違いが、留学生にとって何を意味するか。
英語で大学の授業を受ける最大のつらさは、「複数科目の課題と試験が同時に押し寄せること」です。専門用語が4分野ぶん並行して出てきて、締切も重なる。日本語でも大変なことを、英語でやることになります。
ブロックモデルでは、覚える専門用語が一度に1分野ぶんで済みます。4週間その科目だけに集中し、終わったら次へ。これは英語を母語としない学生にとって、想像以上に大きな差です。
VUは2018年にこの方式へ切り替えました。1年次留学生の成績は次のように変化しています。
| 指標 | 導入前(2017年セメスター1) | 導入後(2018年) |
|---|---|---|
| 1年次留学生の合格率 | 74% | 90%(ブロック1)/85%(ブロック2) |
| HD・D(高評価)の割合 | 41% | 57%(ブロック1〜3) |
| 不合格率 | 2017年から2018年でほぼ半減 | |
| 在籍継続率(リテンション) | 10%以上向上 | |
| 学生の支持 | 88%が新しい学び方を支持 | |
※ビクトリア大学公表のFirst Year Model導入効果データ(1年次留学生対象)にもとづきます。
なおVUは、この学び方の設計でLearnX Awards 2025においてプラチナ賞5部門を受賞しており、「Best Online Learning Model」部門は5年連続の受賞です。
VUを評価するときは、総合順位だけを見ても実像がつかめません。公式に公表されている主要な評価を整理します。
| 分野・指標 | 評価 | 出典 |
|---|---|---|
| スポーツ科学 | 世界6位 | ShanghaiRanking 2025 |
| スポーツ関連科目 | 世界51〜100位 | QS世界大学ランキング(分野別)2026 |
| 雇用主満足度 | ビクトリア州1位・全豪4位 満足度87.5% | QILT 雇用主満足度調査 2025 |
| スキル開発 | ビクトリア州1位・全豪2位 | QILT 学生体験調査 |
| 学生同士の関わり (ピアエンゲージメント) | ビクトリア州1位・全豪1位 | QILT 学生体験調査 |
| 総合的な教育体験 | ビクトリア州の公立大学トップ3 | QILT 学生体験調査 |
| 持続可能性(SDG12 「つくる責任つかう責任」) | 世界トップ50 | THE Sustainability Impact Ratings 2026 |
| 持続可能性(総合) | 世界101〜200位 | THE Sustainability Impact Ratings 2026 |
| オンライン学習モデル | プラチナ賞・5年連続 | LearnX Awards 2025 |
| 総合順位(参考) | 世界501〜600位 =世界トップ3% | THE世界大学ランキング2026 |
| 総合順位(参考) | 世界696位 | QS世界大学ランキング2027 |
ランキングについて、正直にお伝えします。
QS世界大学ランキング2027でのVUの順位は696位です。RMITの119位、ディーキンの227位と比べると、はっきりと差があります。「大学のブランドや順位を重視したい」という方に、VUをおすすめすることはありません。
一方で、QSの総合順位は研究論文の被引用数や学術界の評判が大きな比重を占める指標です。学部生が実際にどれだけ力をつけたか、雇う側からどう評価されているかは、ほとんど反映されません。VUが上位に来るのは、まさにその後者の指標――QILTの学生体験調査と雇用主満足度調査です。
どちらの数字を重く見るかは、留学の目的によって変わります。研究者を目指すならQSの順位は無視できません。「学位を取って現地で働く/日本で就職する」ことが目的なら、雇用主満足度州1位という数字のほうが実務的な意味を持ちます。
VUはメルボルンに6つのキャンパスを持ち、さらにシドニー・ブリスベンにも拠点があります。留学生が主に学ぶのはメルボルンのCity CampusとFootscray Parkです。
メルボルン中心業務地区(CBD)にある32階建ての新校舎「VU City Tower」。サステナビリティに配慮した設計の高層キャンパスで、ビジネス系・法学・幼児教育・ディプロマ課程などが開講されます。留学生の多くがここで学びます。市内中心部のため、アルバイト・生活・交通のすべてが便利です。
CBD中心部32階建てビジネス・法学ディプロマ課程International FoundationsVUの本拠地であり最大のキャンパス。マリビノン川沿いの公園に隣接し、フッツクレー駅から徒歩圏内、メルボルンCBDからは約5kmです。スポーツ科学・IT・工学などの主要コースがここで開講されます。世界6位のスポーツ科学を支える研究施設もこのキャンパスにあります。学生寮(UniLodge)が向かいにあります。
最大キャンパス学生寮が隣接スポーツ科学IT・工学CBDまで約5km健康・生命科学系の拠点。看護学・パラメディック(救急救命)・心理学・生物医科学などのコースが開講されます。看護学部の留学生はこのキャンパスで学びます。付属の臨床実習施設と連携した実践的な教育が特徴です。
看護学パラメディック心理学生物医科学職業教育(TAFE)と一部の学位課程を担うキャンパス群。フッツクレー・ニコルソンは幼児教育などの2年次以降、サンシャインはSunshine Skills Hub(技能訓練の拠点)、ウェリビーはメルボルン西郊の拠点です。
TAFE課程技能訓練幼児教育(2年次〜)シドニーとブリスベンにも留学生向けのキャンパスがあります。ビジネス・IT・幼児教育など、限られたコースが開講されており、ブロックモデルで運営されています(シドニー)。都市を選んでVUの学位を取れるのが強みですが、VU Block Model® International Scholarship(最大30%)の対象はメルボルンのみです。ここは必ず確認してください。
シドニーブリスベン奨学金対象外コース数は限定キャンパス選びで最も重要な注意点です。「シドニーで学べるVU」に惹かれる方は多いのですが、最大30%の授業料減額はメルボルンキャンパスのみが対象です。3年間で見れば数百万円の差になります。シドニーを選ぶ場合は、その差額を承知したうえで判断してください。
VUの公式コースページから、日本人留学生の関心が高いコースを抜粋して整理します。いずれもブロックモデルで運営されます。学費については学費のセクションにまとめています。
VUで最も選ばれている学部のひとつ。12の専攻から自分の方向性を選べます。オーストラリア政府の雇用主満足度調査で、VUのビジネス系卒業生は「実務スキル」で全豪1位と評価されています。
VUの看板コース。ShanghaiRanking 2025でスポーツ科学が世界6位という評価を支えている学部です。6,800万豪ドル規模の高性能施設で、専用ラボと研究機器を使って学びます。
オーストラリアで正看護師(Division 1 Registered Nurse)として登録できる学位です。200を超える臨床機関と連携し、実習時間が確保されています。
オーストラリアコンピュータ協会(ACS)の認定を受けたコースで、ソウル協定(Seoul Accord)にも準拠しています。技術移民の職業査定を視野に入れる方にとって、この認定の有無は重要です。
機械工学(NHEM)・電気電子工学(NHEE)・土木工学(NHEC)の3専攻。4年制のHonours(優等学士)課程です。
オーストラリアで幼児教育者として働くための学位。ACECQA(オーストラリア子ども教育・保育品質機構)の認定を受けています。VUで在籍者が急増している分野で、2020年の約600人から2024年には約4,000人へ拡大しました。
※上記はビクトリア大学公式のコースページ(vu.edu.au)から2026年8月1日時点で抜粋した内容です。専攻構成・要件・実習時間は改定される場合があります。ここに挙げていないコース(法学・心理学・生物医科学・パラメディック・大学院課程など)も多数あります。ご希望の分野があればお調べします。
VUがブロックモデルを採用していることは、入学時期の選択肢が多いことを意味します。留学生は年に4回、コースを開始する機会があります。
| インテーク | 時期の目安 | 2026年の該当ブロック開始日 |
|---|---|---|
| セメスター1 ブロック1 | 2月中旬 | 2026年2月16日 / 2027年2月15日 |
| セメスター1 ブロック3 | 4月下旬 | 2026年4月27日 |
| セメスター2 ブロック1 | 7月下旬 | 2026年7月27日 |
| セメスター2 ブロック3 | 9月下旬 | 2026年9月28日 |
※すべてのコースがすべてのインテークで開講されるわけではありません。コースごとの開始日は公式コースページに明記されています。たとえばBachelor of Business・Bachelor of Information Technology・Bachelor of Early Childhood Education(メルボルン)は2026年9月28日と2027年2月15日、Bachelor of Nursing・Bachelor of Sport Scienceは2027年2月15日が公表されています。
| ブロック | 期間(2026年) |
|---|---|
| サマーブロック | 1月12日 〜 2月6日 |
| セメスター1 ブロック1 | 2月16日 〜 3月13日 |
| セメスター1 ブロック2 | 3月16日 〜 4月17日 |
| セメスター1 ブロック3 | 4月27日 〜 5月22日 |
| セメスター1 ブロック4 | 5月25日 〜 6月19日 |
| ウィンターブロック | 6月29日 〜 7月24日 |
| セメスター2 ブロック1 | 7月27日 〜 8月21日 |
| セメスター2 ブロック2 | 8月24日 〜 9月18日 |
| セメスター2 ブロック3 | 9月28日 〜 10月23日 |
| セメスター2 ブロック4 | 11月2日 〜 11月27日 |
※ビクトリア大学公式の学年暦(2026年・高等教育)より。大学院向けの8週間ブロックは別日程です(2月16日〜4月17日/4月27日〜6月19日/7月27日〜9月18日/9月28日〜11月20日)。
VUの標準的な英語要件は、学部がIELTS Academic 総合6.0(各バンド6.0以上)、大学院が総合6.5(各バンド6.0以上)です。オーストラリアの大学としては標準〜やや入りやすい水準にあたります。
| 課程 | IELTS | TOEFL iBT | PTE Academic | C1 Advanced |
|---|---|---|---|---|
| 学部(標準) | 6.0 各6.0以上 | 67 L12 S18 R15 W21 | 52 各52以上 | 169 各169以上 |
| 大学院・大学院 ディプロマ(標準) | 6.5 各6.0以上 | 79 L19 S19 R18 W22 | 60 各52以上 | 176 各169以上 |
| 高等教育ディプロマ (Diploma of Business等) | 5.5 各5.0以上 | ― | ― | ― |
| International Foundations | 5.5 各5.0以上 | ― | ― | ― |
| 看護学(Bachelor of Nursing) | 7.0 R/L/S 7.0・W 6.5 | 91 | 63 | 要確認 |
| 幼児教育(Bachelor of Early Childhood Education) | 6.5 各6.0以上 | ― | ― | ― |
ここは実務上とても重要です。VUの学部はIELTS 6.0(各6.0)が標準です。多くのオーストラリアの大学が6.5を求めるなかで、この0.5の差はIELTS対策の期間にすると数ヶ月に相当します。
一方で看護学だけは総合7.0と大きく跳ね上がります。これはVUが厳しいのではなく、オーストラリアで看護師登録をするための国の基準(NMBA)です。どの大学の看護学部でも同じ水準が要求されます。「看護を目指しているが英語が届かない」という方は、準備期間の設計そのものを変える必要があります。
VUは課程ごとに必要な学歴を定めています。基本的な考え方は次のとおりです。
| 進学先 | 必要な学歴 |
|---|---|
| 学士課程 | オーストラリアの12年生修了(VCE)に相当する中等教育資格の修了。または豪州のAdvanced Diploma/Diploma、あるいはFoundationコースの修了 |
| グラデュエート・サーティフィケート/ グラデュエート・ディプロマ | オーストラリアの学士号に相当する学部レベルの資格の修了 |
| 修士課程(コースワーク) | オーストラリアの学士号・優等学士号・グラデュエートディプロマに相当する資格の修了 |
| 研究学位(PhD・研究修士) | 優等学士号、または研究要素を含む修士号など、認定大学の同等資格 |
アンアルウェン独自コンテンツ
「日本の高校からVUに直接入れますか?」――メルボルンの大学を検討する方から必ず出る質問です。ここでは実務上の考え方を整理します。
以下のうち、公式に公表されている数値(IELTS要件、学費、奨学金の減額率)以外はアンアルウェンの実務上の目安です。ビクトリア大学が公表している公式の成績換算表ではありません。実際の判定は出願書類にもとづく大学の個別審査によります。正確な見通しが必要な方は、成績証明書をお送りいただければ無料で確認いたします。
オーストラリアの学士課程は3年制です。これは高校卒業時点で日本より1年ぶん進んだ内容を学んでいることを前提にした設計になっています。日本の普通科高校の卒業資格だけで、オーストラリアの大学に直接入学するのは容易ではありません。これはVUに限った話ではなく、オーストラリアの大学全般に共通します。
ただしVUの場合、その代替ルートが他大学より整っています。理由は、VUがTAFE(職業教育)と高等教育の両方を持つ数少ない大学だからです。
アンアルウェンでは、この判定を最初に行っています。成績証明書と現時点の英語力(IELTS・英検・TOEIC等)をお送りいただければ、①直接入学が狙えるか、②ディプロマ経由か、③Foundation経由か、④語学から始めるかを、根拠つきでお伝えします。無料です。推測で準備を進めると、その期間がまるごと無駄になります。
日本の4年制大学を卒業していれば、VUの修士課程(コースワーク)への出願資格は基本的に満たします。英語要件はIELTS 総合6.5(各バンド6.0以上)が標準です。
関連分野の学位を持っていない場合や、成績が要件に届かない場合は、グラデュエート・サーティフィケート/グラデュエート・ディプロマから始めて修士へ積み上げるという方法があります。VUの積み上げ型の設計は、この場面でも機能します。
| コース | 期間 | 2026年 (1学期あたり) | 2027年 (1学期あたり) | 年間の目安 (2027年) |
|---|---|---|---|---|
| Bachelor of Business | 3年 | $18,400 | $19,500 | 約$39,000 |
| Bachelor of Information Technology | 3年 | $18,400 | $19,500 | 約$39,000 |
| Bachelor of Sport Science | 3年 | ― | $19,500 | 約$39,000 |
| Bachelor of Engineering (Honours) | 4年 | $20,500 | 要確認 | 約$41,000 (2026年基準) |
| Bachelor of Nursing | 3年 | ― | $21,750 | 約$43,500 |
| Bachelor of Early Childhood Education | 3年 | $16,900 | $17,750 | 約$35,500 |
| Diploma of Business (Enterprise) | 1年 | $16,500 | $16,600 | 約$33,200 |
| International Foundations | 26週 | $13,000 | 要確認 | 約$26,000 (課程全体) |
| VU English(語学) | 5〜10週 | $530/週 | 要確認 | 入学金 $200 |
※金額はすべてオーストラリアドル(A$)。ビクトリア大学公式のコースページ(vu.edu.au)から2026年8月1日時点で確認した金額です。「1学期あたり」は48単位(0.5 EFTSL)のフルタイム履修を前提とした金額で、年間の目安はその2倍で算出しています。実際の請求額は履修単位数によって変わります。「―」は当該年度の金額が公表されていない項目です。学費は毎年改定されますので、出願時点の公式金額を必ずご確認ください。
この表を、そのまま総額だと思わないでください。VUの場合、ほぼすべての留学生が奨学金(最大30%減額)の自動審査を受けます。10%でも20%でも30%でも、3年分では大きな差になります。
たとえばBachelor of Business(2027年・年$39,000×3年=$117,000)で、初年度に30%減額が適用され、成績を維持して全期間に延長できた場合、減額は$35,100。日本円で約340万円(1豪ドル98円換算)の差になります。
アンアルウェンでは、志望コース・入学年度・想定される奨学金区分をふまえた総額シミュレーションを無料で作成しています。「結局いくらかかるのか」が一枚で分かる形にしてお渡しします。
| 費目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 出願料 | $75 | コース出願時。VU在学生・卒業生等は免除 |
| OSHC(海外学生健康保険) | 年 $650〜 | 学生ビザの必須要件。コース期間分をまとめて加入 |
| 学生ビザ申請料 | 約 $2,000 | オーストラリア政府に納付(改定されます) |
| 教材費 | コースによる | 書籍・被服・専門用具など。看護・工学系は高くなりがち |
| 各種チェック | $50〜150程度 | 警察証明・Working with Children Check(実習のあるコース) |
| 生活費(ビザ要件) | 年 $29,710 | 学生ビザ申請時に証明が必要な金額(2024年5月改定時点)。実際の生活費とは別 |
※学生ビザの生活費要件額は政府により改定されます。申請時点の最新額を必ずご確認ください。
VUの留学生向け奨学金は、「特別に優秀な人だけが取れるもの」ではありません。出願すれば自動的に審査され、入学要件を満たしていれば最低10%が適用されます。ここがVUの奨学金制度の最大の特徴です。
VUの留学生向け奨学金の中核です。出願すると自動で審査され、これまでの学業成績に応じて10%・20%・30%のいずれかが決まります。入学要件を満たしていれば、最低でも10%が適用されます。
指定されたSTEM(科学・技術・工学・数学)分野のコースに、オーストラリア国外から出願する留学生を対象とした、学生宿舎の費用を免除する奨学金です。授業料の減額ではなく「住む場所の費用がなくなる」という形の支援で、実質的な負担軽減としては非常に大きいものです。
2026年または2027年に研究修士・PhDを開始する留学生を対象に、研究学位の全期間(1.5〜4年)にわたって授業料を20%減額します。フルフィー(自費)の学生が対象で、他の授業料系奨学金との併用はできません。研究学位はブロックモデルの対象外であるため、Block Model奨学金ではなくこちらが該当します。
Australia Awards Scholarships(オーストラリア政府)のほか、中国・インドネシア・ベトナム・クウェート・サウジアラビア・オマーン・UAEなど、特定国の政府・機関が提供する奨学金がVUで利用できます。日本国籍の方が対象になるものは限られますので、実務的にはVU Block Model® International Scholarship と STEM Accommodation Scholarship の2つが主軸になります。
※奨学金の名称・減額率・条件・締切は年度ごとに改定されます。本ページは2026年8月1日時点の公開情報にもとづきます。応募要件・締切・併用可否は、出願年度の条件を必ずご確認ください。アンアルウェンで無料でお調べします。
英語要件に届かない場合の入口が、大学附属の語学学校VU Englishです。メルボルンで25年以上の運営実績があり、TEQSA認定・NEAS品質保証を受けたELICOS(留学生向け英語集中コース)を提供しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主なコース | EAP(English for Academic Purposes|進学英語)/General English(一般英語) |
| EAPのレベル | EAP 4(中上級・Foundationや高等教育ディプロマへの進学準備) EAP 5A(VUのTAFE証明書・ディプロマへ)/EAP 5B(学士課程へ) EAP 6(上級・大学院課程へ) |
| 期間 | 1コース 5〜10週間 |
| 学費(2026年) | 週 A$530/入学金 A$200 |
| 入学時期 | 年間を通じて複数のインテークあり。EAP 4は全インテーク、EAP 5・6は一部インテーク(需要により変動) |
| キャンパス | メルボルン市内 |
| 試験センター | PTE Academic の公式試験センターをVU English内に設置 |
| サポート | 自主学習センター(ライティング・リーディング・文法・発音の無料クラス)/1対1の学習サポート(30分)/個人・学業カウンセリング/課外活動・遠足/空港出迎えサービス |
VU Englishを使う最大の利点は「IELTSを受け直さずに進学できる」ことです。
指定レベル(進学先に応じてEAP 5Aまたは5B、大学院ならEAP 6)を規定の成績で修了すれば、IELTSのスコアを提出せずにVUの課程へ進学できます。IELTSは1回2万円台の受験料がかかるうえ、日程も限られます。「あと0.5足りない」を繰り返して渡航が半年遅れる、というのは実際によくある話です。
さらに英語コースと本コースをパッケージで出願すれば、学生ビザの申請は一度で済みます。VUは入学時期が年4回あるため、英語コースの修了時期と大学の入学時期をうまく合わせやすいという利点もあります。
VUには複数の入口があります。ご自身の現在地によって、最短ルートは変わります。
最も現実的なルート。Diploma of Business (Enterprise) などを1年修了すると、対応する学士課程の2年次への進級が保証されます。
13週×2トライメスターの進学準備課程。修了時の成績(WAM 50〜80%、進学先により異なる)を満たせば指定学位への進学が保証されます。
IB(国際バカロレア)や海外の高校資格をお持ちの方、日本の大学で1年以上を修了している方などが該当します。まず出願資格の判定が必要です。
「語学学校から大学へ」は遠回りではありません。英語力が不足したまま学位課程に入ると、最初のブロックで挫折します。VUのブロックモデルは4週間で1科目を終える設計のため、ついていけない状態で始めると立て直す時間がありません。
逆に言えば、英語の土台さえ作れば、この学び方は留学生に非常に有利に働きます。どこまで語学に投資し、どこから学位課程に入るか――その線引きこそ、私たちが最も丁寧にご相談に乗る部分です。
これから大学を決める方のために
「まだ何も決まっていないけれど、海外の大学に興味がある」――高校3年生の方から一番多くいただくご相談です。ここでは、いまこの瞬間から何をすればいいかを時系列で整理します。
| プラン | 渡航時期 | 大学卒業まで | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| プランA ディプロマ経由 | 高校卒業後 翌年2月 | 3年 | IELTS 5.5(各5.0)を高校3年のうちに取得できる方。最も費用対効果が高いルートです |
| プランB Foundation経由 | 高校卒業後 翌年2月 | 3年半〜4年 | 進学したい分野が幅広く決まっていない方。看護・工学など専門性の高い学位を目指す方 |
| プランC 語学 → ディプロマ | 高校卒業後 すぐ〜半年後 | 3年半〜4年 | 現時点で英語力に自信がない方。高校3年の秋以降に決めた方にも間に合います |
| プランD 直接入学 | 高校卒業後 翌年2月 | 3〜4年 | IB取得者、インターナショナルスクール卒業者、海外高校卒業者など |
今からIELTSを始めて、来年2月の渡航に間に合いますか?
現在の英語力によります。目安として、英検2級程度の方がIELTS 5.5(各5.0)に到達するには、集中して6ヶ月前後が一般的です。高校3年の春から始めれば十分間に合います。
秋以降にお決めになった場合は、プランC(語学学校から始める)が現実的です。VU Englishで英語を仕上げてからディプロマに入る形で、卒業時期は半年〜1年後ろにずれますが、無理にIELTSだけを追いかけて渡航が1年遅れるより結果的に早いことがほとんどです。
日本の大学受験と並行して準備できますか?
できます。実際に「日本の大学も受験しつつ、オーストラリアも出願する」という方は毎年いらっしゃいます。VUの出願は共通テストや日本の入試とは独立していますし、書類も成績証明書・卒業見込証明書・英語スコアが中心です。
ただしIELTSの勉強と日本の受験勉強は、内容がかなり異なります。両方を全力でやるのは現実的ではないので、どちらを主軸にするかは早めに決めることをおすすめします。判断に迷う段階でもご相談いただけます。
評定平均が低いのですが、出願できますか?
VUのディプロマやFoundationは、日本の学部入試ほど評定を厳しく見ません。Foundationの基準は「11年生(高校2年)相当で平均60%」です。日本の評定に単純換算はできませんが、極端に低くなければ道はあります。
むしろ重要なのは英語力です。評定が理由で諦める前に、成績証明書をお送りください。無料で判定いたします。
親を説得できる材料がほしいのですが。
よくあるご相談です。実務的に効くのは「総額の見通し」と「卒業後の出口」の2点です。
アンアルウェンでは、学費・生活費・保険・ビザ・渡航費まで含めた3〜4年分の総額シミュレーションを無料で作成しています。奨学金の適用後の金額まで入れた一枚があると、話が具体的になります。
また保護者の方だけのご相談、親子でのご相談も歓迎です。オンライン(ZOOM・LINE)でも承ります。「留学に反対されている」という段階からご一緒することもよくあります。
まだ学びたい分野が決まっていません。
その状態で相談に来ていただいて問題ありません。むしろVUのようにディプロマやFoundationという入口がある大学は、分野が固まっていない方に向いています。Foundationは幅広い学位への進学に対応していますし、Bachelor of Businessのように入学後に12の専攻から選べる構成のコースもあります。
ただし看護・工学のように、高校の履修科目(数学・理科)や英語要件が特殊なコースは、早めに決める必要があります。この2分野に少しでも興味があるなら、先にお知らせください。
ビクトリア大学は、日本での就職に不利になりませんか?
率直にお答えします。日本の企業でビクトリア大学の名前を知っている人はほとんどいません。大学名で評価されたいのであれば、Go8(オーストラリア八大学)を目指すべきです。
一方で、日本の新卒採用で海外大卒業生に問われるのは、多くの場合「英語で何ができるか」「何を経験したか」です。3〜4年間オーストラリアで学位を取り、現地で就労経験を積んだという事実そのものが評価対象になります。大学名で勝負するのか、経験と語学力で勝負するのか――ここを最初に決めておくと、大学選びの軸がぶれません。
VUの学生寮は、UniLodgeがビクトリア大学に代わって運営しています。フッツクレー・パークキャンパスの向かい(101 Ballarat Road, Footscray)に建つ12階建ての建物で、メルボルンCBDから約5kmの距離です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称・運営 | UniLodge Victoria University(UniLodgeがVUに代わって運営) |
| 所在地 | 101 Ballarat Road, Footscray / フッツクレー・パークキャンパスの向かい |
| 立地 | フッツクレー市街まで徒歩数分。シティキャンパスまで電車2駅。メルボルンCBDから約5km。フッツクレー・ニコルソンキャンパスも徒歩圏 |
| 部屋タイプ | スタジオ(独立型)/ツインシェア・スタジオ/2ベッドルーム・アパートメント/6ベッドルーム・アパートメント |
| 料金の目安 | 部屋タイプにより変動。UniLodgeは料金を問い合わせベースで案内しています(第三者情報では週A$200〜450程度)。正確な金額は申込み時にご確認ください |
| 料金に含まれるもの | 電気・ガス・水道などの光熱費、無制限のインターネット、家具一式、レジデンシャルライフ・プログラム(週次イベント等) |
| 設備 | 屋上ガーデンテラス/シアタールーム/ゲームルーム/共用ラウンジ・スタディゾーン/ハーフバスケットボールコート/BBQエリア/併設カフェ/ランドリー(洗濯A$4・乾燥A$4)/駐輪場(66台)/印刷サービス(A4 1枚A$0.20) |
| セキュリティ | 24時間のセキュリティアクセス・スタッフ常駐 |
| その他 | フッツクレー駅までの無料シャトルバスあり |
| 問い合わせ先 | vu@unilodge.com.au / +61 3 9998 8490 |
STEM分野の方は、宿泊費がまるごと免除される可能性があります。
前述のSTEM Accommodation Scholarshipは、指定STEMコースにオーストラリア国外から出願する留学生を対象に、学部生で52週分・最大A$15,548相当、大学院生で26週分・最大A$8,502相当の宿泊費を免除するものです。授業料の減額とは別枠であり、実質的な負担軽減としては非常に大きい制度です。
ただし先着順です。STEM分野を志望される方は、出願のタイミングそのものが結果を左右します。この点は必ずご相談ください。
現地の家庭に滞在する形式。食事つきのプランが一般的で、渡航直後の数ヶ月間だけ利用する方が多いです。生活のリズムを掴み、英語を使う環境が自然に確保できます。アンアルウェンで手配を承ります(無料)。
複数人で一軒家やアパートを借りる形式。費用を最も抑えられる選択肢ですが、契約・保証金・入居者との相性など自分で判断すべきことが増えます。渡航後、現地で探す方が大半です。
メルボルンCBDには大学に属さない学生専用アパートメントが多数あります。シティキャンパスで学ぶ方には選択肢になります。UniLodge以外にもいくつかブランドがあり、設備と価格帯は幅広いです。
最も多いのは「最初の3ヶ月ホームステイ → 学生寮またはシェアハウス」という流れです。到着直後に一人で家探しをするのは負担が大きいため、最初だけ手配された滞在先を確保しておくのが安全です。
メルボルンは人口約500万人、オーストラリア第2の都市です。「世界で最も住みやすい都市」の上位常連であり、留学先としての人気は非常に高い都市です。
トラム(路面電車)・電車・バスが網の目のように走り、車がなくても生活できます。CBD内のトラムは無料エリア(Free Tram Zone)があります。フッツクレーからシティキャンパスまでは電車2駅です。
都市規模が大きく、カフェ・飲食・小売の求人が豊富です。学生ビザでは2週間で48時間まで就労可能(コース期間中/制度は変更されます)。メルボルンはカフェ文化の街としても知られています。
VUの本拠地フッツクレーは、ベトナム系・アフリカ系をはじめ多様な背景の人々が暮らす地域です。アジア系の食材店・飲食店が多く、日本の食材も手に入りやすいのは実生活上の利点です。家賃もCBDより抑えられます。
標準時で+1時間、サマータイム期間は+2時間。家族との連絡や日本の情報を追うことに支障がありません。日本からの直行便もあります。
AFL(オージーフットボール)、全豪オープンテニス、F1オーストラリアGP、クリケットなど、世界的なスポーツイベントが集中します。VUのスポーツ科学が強いことと、この都市の性格は無関係ではありません。
メルボルンの天候は変わりやすいことで有名です。冬(6〜8月)は最低気温が5〜7℃程度まで下がり、想像より冷えます。「オーストラリア=常夏」という前提で荷造りすると失敗します。
学生ビザ申請時に証明が求められる生活費は年A$29,710(2024年5月改定時点)です。これは政府が定める最低基準であり、実際の生活費とは別物です。
実際には家賃が最大の変数になります。学生寮・シェアハウス・ホームステイのどれを選ぶか、CBDに住むか西部に住むかで、月あたり数万円の差が出ます。フッツクレー周辺はCBDより家賃が抑えられるため、VUの学生にとってはコスト面の利点があります。
VUはQILT雇用主満足度調査2025でビクトリア州1位・全豪4位(満足度87.5%)、学生体験調査のスキル開発では州1位・全豪2位という評価を得ています。「卒業生が実務で使えるか」という観点で強い大学です。
ビザ・移民制度は頻繁に、そして予告なく変更されます。上記は2026年8月時点の一般的な制度の枠組みの説明であり、個別の申請に適用される条件を保証するものではありません。「今の制度が4年後もそのまま残っている」という前提で留学を決めることは避けてください。
永住権の取得を主目的とされる場合は、必ず登録移民代理人(MARA)に最新の要件をご確認ください。アンアルウェンでは提携の登録移民代理人をご紹介できます。
メルボルンで留学先を検討する際、VUと並んで候補に挙がることが多いのがRMIT大学とディーキン大学です。3校は性格がはっきり分かれています。
| 比較項目 | ビクトリア大学(VU) | RMIT大学 | ディーキン大学 |
|---|---|---|---|
| QS世界ランキング2027 | 696位 | 119位 | 227位 |
| 学び方 | ブロックモデル (1科目4週間) |
セメスター制 | トライメスター制 (年3学期) |
| 看板分野 | スポーツ科学 世界6位 ShanghaiRanking 2025 |
アート&デザイン 世界19位 建築 世界15位 QS分野別2026・全豪1位 |
スポーツ科学 世界1位 ShanghaiRanking |
| 入学時期 | 年4回 2月・4月下旬 7月下旬・9月下旬 |
年2回 2月・7月 |
年3回 トライメスター制 |
| 学部の英語要件 (標準) |
IELTS 6.0 各6.0 |
IELTS 6.5 コースによる |
IELTS 6.0〜6.5 コースによる |
| 留学生向け奨学金 (主なもの) |
最大30%減額 出願で自動審査 最低10%が適用 |
大学の制度による | 20%減額 Merit Scholarship (全国籍対象・自動適用) |
| 宿泊費の奨学金 | ✓ STEM分野は 最大$15,548相当 |
― | ― |
| 付属語学学校 | VU English 週A$530(2026) |
RMIT English Worldwide |
DUELI |
| 2年次編入ルート | ✓ 高等教育 ディプロマ(1年) |
✓ RMIT ディプロマ等 |
✓ Deakin College |
| 主なキャンパス | メルボルンCBD +西部(フッツクレー等) シドニー・ブリスベンも |
メルボルンCBD 都市型 |
バーウッド ジーロング等 郊外型 |
| 設立 | 1916年 1991年に大学昇格 |
1887年 | 1974年 |
| こんな方に | 学び方で選びたい方 英語に不安がある方 費用を抑えたい方 |
デザイン・建築 ブランド重視の方 |
スポーツ科学最上位 郊外の環境を好む方 |
※各大学の公表情報および各種ランキング機関の公表値にもとづき、2026年8月1日時点で整理しています。ランキングは調査機関・年度により大きく異なりますのでご注意ください。奨学金・要件は年度ごとに改定されます。
3校の選び方を、率直に整理します。
RMITを選ぶべき人――大学のブランドと順位を重視する方。アート・デザイン(世界19位)、建築(世界15位)を学びたい方。この2分野でRMITは全豪1位であり、VU・ディーキンとは比較になりません。メルボルンCBDの中心で学びたい方にも向いています。
ディーキンを選ぶべき人――スポーツ科学を世界最高水準で学びたい方。ShanghaiRankingでディーキンは世界1位を6度獲得しています。VUの世界6位も十分に高い評価ですが、この分野の最上位を目指すならディーキンです。郊外型の落ち着いたキャンパス環境を好む方にも合います。
VUを選ぶべき人――「入ったあと、ついていけるか」が最大の不安である方。1科目ずつ学ぶブロックモデルは、この不安に対する直接的な答えです。加えて①学部の英語要件が6.0と入りやすい、②出願で自動審査され最低10%の奨学金が付く、③入学が年4回ある、④STEM分野なら宿泊費まで免除の可能性がある――これらはすべて「留学のハードルを下げる」方向に働く条件です。
この3校は、比較すべき軸がそもそも違います。RMITは「ブランドと分野の強さ」、ディーキンは「スポーツ科学の世界最高峰とトライメスターの柔軟さ」、VUは「学び方と入りやすさ」。同じ土俵で順位を並べても、判断材料にはなりません。
私たちがご相談でお聞きするのは、①学びたい分野、②現在の英語力と成績、③予算の上限、④卒業後にどうしたいかの4点です。この4点が分かれば、3校のうちどれが合うかはかなりはっきりします。VUが合わないと判断すれば、そうお伝えします。RMITの詳細ページとディーキンの詳細ページもあわせてご覧ください。
ブロックモデルは、本当に留学生に向いているのですか?
数字で見るかぎり、向いています。VUの公表データでは、1年次留学生の合格率が導入前の74%から90%へ、高評価(HD・D)を得た学生の割合が41%から57%へ改善し、不合格率はほぼ半減、在籍継続率は10%以上向上しました。学生の88%が新しい学び方を支持しています。
理由は明快で、英語で学ぶ負荷が「4分野同時」から「1分野ずつ」に減るからです。ただし4週間で1科目を終える進度は速いため、1週間の遅れが致命傷になります。アルバイトを詰め込みすぎる方には向きません。
奨学金の30%は、現実的に狙えますか?
分野によります。工学・建設マネジメント・プロジェクトマネジメントは自動的に30%が適用されます。それ以外の分野では、これまでの学業成績に応じて10%・20%・30%が決まり、30%区分は枠数に限りがあります。
ただしVUの奨学金の要点は「30%が取れるか」ではありません。入学要件を満たしていれば最低10%が自動的に付くという点です。申請書を書く必要も、選考に落ちる心配もありません。加えて年間96単位の修了とWAM 50%以上を維持すれば、コース標準年限まで延長できます。3年分で見れば大きな金額になります。
シドニーキャンパスとメルボルンキャンパス、どちらがいいですか?
費用面ではメルボルン一択です。VU Block Model® International Scholarship(最大30%)の対象はVU Melbourneのみで、シドニー・ブリスベンは対象外です。3年間で見れば数百万円の差になります。
また開講コース数もメルボルンが圧倒的に多いです。シドニーで開講されるのはビジネス・IT・幼児教育など限られた分野になります。「シドニーで暮らしたい」という明確な理由がないかぎり、メルボルンをおすすめします。ちなみにVUの本拠地はメルボルン西部で、CBDより家賃が抑えられます。
日本の高校を卒業して直接入学できますか?
日本の普通科高校の卒業資格だけで、オーストラリアの学士課程に直接入学するのは容易ではありません。これはVUに限らずオーストラリアの大学全般に共通します(学士が3年制であることが理由です)。
VUの場合、代替ルートが整っています。高等教育ディプロマ(1年)を修了すると学部2年次への進級が保証されるため、ディプロマ1年+学部2年=合計3年で、直接入学と卒業年次が変わりません。ディプロマの英語要件はIELTS 5.5(各5.0)と低めです。ほかにInternational Foundations(26週)のルートもあります。進学ルートのセクションで詳しく整理しています。
看護を学びたいのですが、英語要件が高くて不安です。
Bachelor of Nursingの英語要件はIELTS Academic 総合7.0(R/L/S 7.0以上、W 6.5以上)と高い水準です。ただしこれはVUが厳しいのではなく、オーストラリア看護助産師認定機構(NMBA)が定める全国共通の基準です。どの大学の看護学部でも同じ水準が求められます。
OET・PTE・TOEFL・ケンブリッジ検定でも代替可能で、試験の種類を変えることでスコアが取りやすくなるケースは実際にあります。また看護学は奨学金の減額率が10%に設定されている点も、費用計画のうえで押さえておいてください。準備期間の設計を含めてご相談ください。
学費はいくらかかりますか?
コースにより異なります。2027年入学の場合、Bachelor of Business・Bachelor of Information Technology・Bachelor of Sport Scienceが1学期あたりA$19,500(年間約A$39,000)、Bachelor of NursingがA$21,750(年間約A$43,500)、Bachelor of Early Childhood EducationがA$17,750(年間約A$35,500)です。
ただしほぼすべての留学生が奨学金の自動審査を受けるため、実際の負担額はこれより下がります。10%か20%か30%かで3年分の総額は大きく変わりますので、個別に試算する価値があります。アンアルウェンでは学費・生活費・保険・ビザまで含めた総額シミュレーションを無料で作成しています。詳しくは学費のセクションをご覧ください。
入学時期はいつですか?出願が間に合わなかったらどうなりますか?
VUの留学生向け入学は年4回あります(2月中旬・4月下旬・7月下旬・9月下旬)。ブロックモデルを採用しているためです。間に合わなくても、次のチャンスまで最短2ヶ月。年2回入学の大学だと半年待つことになりますので、これは実務上かなり大きな違いです。
ただしすべてのコースがすべてのインテークで開講されるわけではありません。看護学やスポーツ科学のように2月入学のみのコースもあります。志望コースの開始日は必ず確認してください。入学日のセクションに2026年の学年暦を掲載しています。
学生寮には必ず入れますか?費用はいくらですか?
VUの学生寮はUniLodgeが運営するUniLodge Victoria University(フッツクレー・パークキャンパス向かい)です。スタジオ、ツインシェア、2ベッド、6ベッドのアパートメントがあり、光熱費と無制限インターネットが料金に含まれます。
UniLodgeは料金を問い合わせベースで案内しており、公式には公開されていません(第三者情報では週A$200〜450程度)。部屋数には限りがあるため、早めの申込みが必要です。
なおSTEM分野の指定コースに国外から出願する方は、宿泊費が免除される奨学金(学部で52週分・最大A$15,548相当)があります。先着順ですので、該当しそうな方は出願を急いでください。
英語力が足りません。どこから始めればいいですか?
大学附属のVU Englishから始めるルートがあります。EAPの規定レベル(学部進学ならEAP 5B、大学院ならEAP 6)を規定成績で修了すれば、IELTSのスコアを提出せずにVUの課程へ進学できます。学費は2026年で週A$530、入学金A$200です。
英語コースと本コースをパッケージで出願すれば、学生ビザの申請は一度で済みます。VUは入学時期が年4回あるため、英語コース修了直後の入学時期に接続しやすいのも利点です。何週間必要かはプレースメントテストで決まりますが、渡航前におおよその見積もりをお出しできます。
ランキングが低いのが気になります。それでも行く価値はありますか?
目的次第です。研究者を目指す方、大学名のブランドが就職で効く業界を志望する方には、VUをおすすめしません。QS世界大学ランキング2027で696位という数字は事実であり、隠すつもりはありません。
一方で、QILT雇用主満足度調査2025でビクトリア州1位(満足度87.5%)、スキル開発で州1位・全豪2位という評価もまた事実です。これは「卒業生が実務で使えるか」「学生が実際に力をつけられたか」を測った指標で、QSの総合順位には反映されません。
大学名で勝負するのか、身につけた力と経験で勝負するのか。この問いに自分なりの答えがある方にとって、VUは合理的な選択肢です。
学校選び・出願手続き・GS(Genuine Student)対策・学生ビザ申請を、すべて無料でサポートします。
オーストラリアに提携オフィスがあります。滞在中から帰国まで、継続して相談していただけます。
一人ひとりに時間をかけるため、サポート人数を限定しています。大手のような画一的なご案内はいたしません。
授業や校内の雰囲気を自分の目で確認したうえで、厳選してご紹介しています。
オーストラリア留学に特化して積み重ねてきた実績です。
費用や生活面のデメリットも隠さずにお伝えします。合わないと思えば、そう申し上げます。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、VUのように制度が独特な大学ではエージェントを通すメリットが具体的に存在します。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金申請、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
VUには直接入学・高等教育ディプロマ・Foundation・VU Englishという4つの入口があります。どれを選ぶかで、卒業までの年数と総額が数百万円単位で変わります。成績と英語力から最短ルートを設計します。
VU Block Model® International Scholarshipは10%・20%・30%の3区分です。どの区分になりそうかを事前に見立てておくことで、総額の見通しが立ちます。工学系のように自動30%の分野もあります。
STEM Accommodation Scholarship(学部で最大A$15,548相当)は先着順です。出願のタイミングそのものが結果を左右します。該当しそうな方には、まずここをお伝えします。
「シドニーで学べるVU」に惹かれる方は多いのですが、奨学金の対象はメルボルンのみです。この一点を知らずに出願すると、3年間で数百万円の差が生じます。こうした情報は公式サイトの細部に書かれています。
VUは2月・4月下旬・7月下旬・9月下旬に入学できます。ただしコースごとに開講インテークが違います。語学コースの期間、IELTSの受験時期、ビザ申請の所要期間から逆算して、無駄のない渡航時期をご提案します。
大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。VU・RMIT・ディーキンを条件別に比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。
オファー受領、学費支払い、CoE取得、GSステートメント作成、学生ビザ申請、OSHC加入、滞在先手配――それぞれ期限があり、順序を間違えると詰まります。全体を管理しながら並行して進めます。
アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
ビクトリア大学を検討している方へ ― 松本より
ビクトリア大学は、ランキングで選ぶ大学ではありません。そこは最初に申し上げておきます。QS世界696位という数字を見て「やめておこう」と思われるなら、それも一つの判断です。
ただ、ご相談を受けていて痛感するのは、多くの方が本当に不安なのは「入れるかどうか」ではなく「入ったあと、ついていけるかどうか」だということです。英語で4科目同時に課題をこなす――それが具体的にどれだけ大変か、渡航前に想像できる方はほとんどいません。
VUのブロックモデルは、その不安に対する制度としての答えです。1科目ずつ、4週間で終わらせる。覚える専門用語は一度に1分野ぶん。合格率が74%から90%に上がったという数字は、その効果を示しています。
学びたい分野と今の成績・英語力を教えていただければ、VUが合うかどうかも含めて率直にお答えします。RMITやディーキンのほうが合うと思えば、そう申し上げます。高校3年生の方、保護者の方だけのご相談も歓迎です。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。ビクトリア大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
Free Consultation
「入ったあと、ついていけるか」。
その不安から、一緒に考えませんか。
「日本の高校の成績で出願できるか」「ディプロマ経由と直接入学、どちらが早いか」「奨学金は10%か30%か」「総額でいくらかかるか」――ビクトリア大学が合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方のご相談も歓迎します。
※本ページの情報はビクトリア大学公式サイト(vu.edu.au)およびUniLodge公式サイトの公開情報をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。ランキングの数値は各調査機関が公表した年度のものです。学費・奨学金・入学要件・入学日・ビザ制度は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。ビザ・移民制度に関する事項は、登録移民代理人(MARA)にご確認ください。金額はすべてオーストラリアドル(A$)表記です。