ボンド大学の留学生向け奨学金は「エッセイ不要・推薦状不要・申請書も不要」。出願すれば自動的に審査され、在籍する学位課程の全期間に適用されます。勝負を分けるのは、高校または大学の成績ひとつです。公式情報をもとに、日本から出願する方が実際に狙える奨学金だけを整理しました。
このページの結論 ── 3分でわかるボンド大学の奨学金
このページは、ボンド大学(Bond University)の留学生向け奨学金について、大学公式サイトの一次情報をもとに整理したものです。減免率や条件だけでなく、「日本から出願する場合はどうなるのか」という視点で、他サイトが省略しがちな部分まで踏み込んで解説します。
ボンド大学の奨学金を、日本から出願する方から見た「狙える/狙えない」で整理しました。
| 奨学金名 | 減免率 | 対象 | 成績基準 | 日本国籍 | 申請 |
|---|---|---|---|---|---|
| International Undergraduate Excellence Scholarship | 50% | 学部のみ | ATAR 95.00 /IB 38 |
対象 | 不要 |
| International Stand Out Scholarship | 25% | 学部・大学院 | ATAR 90.00 /IB 32 |
対象 | 不要 |
| Vice Chancellor’s Elite Scholarship | 全額免除 | 学部 | ― | 対象外 (国内学生用) |
― |
| Loyalty Discount(継続進学者向け割引) | 10% (上限 AUD 20,000) |
条件により 異なる |
― | 要確認 | 要確認 |
※2026年7月時点でボンド大学公式サイトに掲載されている内容をもとにした一覧です。減免率・条件・対象国・募集状況は年度ごとに変更されます。出願を検討される時点での最新情報はアンアルウェンで無料でお調べします。
ボンド大学の留学生向け奨学金の中で、減免率が最も大きいのがこれです。学部進学の方だけが対象で、日本を含むすべての国からの出願者が対象になります。
こちらは学部と大学院の両方が対象です。大学院に進学する方にとっては、これが実質的な上限になります。対象国が54カ国に限定されている点が唯一の注意点ですが、日本は対象国リストに含まれています。
ボンド大学の公式サイトには国内学生向けの奨学金も多数掲載されており、名称が似ているため混同されやすいのが実情です。日本語の情報サイトで「ボンド大学は全額免除の奨学金がある」と書かれているのを見かけますが、日本から出願する方には当てはまりません。
毎年少数の優秀な出願者に授与される授業料全額免除の奨学金です。学業成績・リーダーシップ・人物を総合的に評価して選考されます。
ただし、これはオーストラリアの中等学校でYear 12を修了する国内学生が対象です。日本の高校から出願する留学生は対象になりません。ネット検索で「Bond University 全額免除」と出てくるのはこの奨学金であることがほとんどです。
日本から出願する方にとっての現実的な上限は、学部で50%、大学院で25%です。
ボンド大学の学費は履修する科目(subject)単位で算定されるため、プログラムによって総額が異なります。ここでは仕組みを理解していただくために、卒業までの授業料総額を仮に AUD 100,000 とした場合で計算します。
| 奨学金 | 減免率 | 減免額(AUD) | 日本円換算 |
|---|---|---|---|
| 奨学金なし | ― | ― | ― |
| International Stand Out Scholarship | 25% | $25,000 | 約 250万円 |
| International Undergraduate Excellence Scholarship | 50% | $50,000 | 約 500万円 |
※ AUD 100,000 は計算の仕組みを示すための仮の金額です。実際の授業料はプログラム・履修科目・入学年度によって異なります。日本円は1豪ドル=約100円で換算した参考値です。
ボンド大学の奨学金を検討するうえで、最も見落とされているのがこの点です。ボンド大学は年3学期制のため、学士号を2年間で修了できます。つまり、3年制大学と比べて生活費が1年分不要になります。
| 項目 | 3年制大学 | ボンド大学(2年) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 生活費(年 AUD 25,000〜30,000) | 3年分 $75,000〜$90,000 | 2年分 $50,000〜$60,000 | $25,000〜$30,000 (約250万〜300万円) |
| 働き始める時期 | ― | 1年早い | ― |
※ 上記は授業料と生活費のみの比較で、渡航費・保険料(OSHC)・教材費などは含みません。生活費は滞在方法・生活スタイルによって変動します。
ボンド大学の奨学金は、成績という一つの数字で決まります。だからこそ「その数字が何を意味するのか」を正確に理解しておく必要があります。
ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)は、オーストラリアの高校卒業生の中での順位を示す指標です。最高値は99.95で、点数ではなくパーセンタイル(上位何%か)を表します。
| ATAR | 意味 | ボンド大学の奨学金 |
|---|---|---|
| 95.00 | 同学年の上位 約5% に相当 | 50%減免のライン |
| 90.00 | 同学年の上位 約10% に相当 | 25%減免のライン |
国際バカロレア(IB)ディプロマを取得予定の方は、換算が不要で基準が明確です。
| IBスコア(45点満点) | ボンド大学の奨学金 |
|---|---|
| 38点以上 | 50%減免(学部) |
| 32点以上 | 25%減免(学部) |
ボンド大学の規定により、複数の奨学金を同時に受給したり組み合わせたりすることはできません。「25%+10%で35%」といった加算は不可です。最も条件のよい1つが適用されます。
別途の申請書は不要ですが、奨学金に関する手続きは入学開始前に完了している必要があります。入学後にさかのぼって申請することはできません。「入ってから考える」が通用しない部分です。
医学(Bond Medical Program)はどちらの奨学金も対象外。Doctor of Physiotherapy や Master of Psychology (Clinical) なども25%減免の対象外です。志望プログラムが決まったら、まず対象可否の確認から始めてください。
ボンド大学のプログラム出願には固定の締切がなく、年3回(1月・5月・9月)の入学機会があります。これは「間に合わなかったら半年待ち」という他大学の構造と比べて、大きな余裕を生みます。ここでは2027年1月入学を目標とした場合の逆算例を示します。
成績証明書をもとに、ATAR換算の目安と狙える奨学金(50%/25%)を判定します。まだ在学中であれば、ここから成績を上げる余地があります。同時にIELTSの現在地も確認します。
学部一般はIELTS 6.5(各6.0)、法学・医療系は7.0が必要です。スコアが不足する場合は、附属英語コースを何週間挟むかをこの段階で決めます。
成績証明書・卒業証明書の英文取得、パスポート準備。出願と同時に奨学金が自動審査されます。ボンド大学は通年で出願を受け付けているため、書類が整い次第、早めに出すのが有利です。
合格通知に奨学金の適用有無と減免後の授業料が記載されます。受諾期限が設定されるため、期限内の手続きが必須です。ここで資金計画を最終確定します。
初回のセメスター分を支払うとCOE(入学許可確認書)が発行され、学生ビザ申請に進みます。GS(Genuine Student)ステートメントの作成はアンアルウェンが無料でサポートします。
学生寮は各学期の開始前に申込みが集中します。ビザが下り次第、早めに手続きしてください。航空券・保険・出発前オリエンテーションもこの時期です。
ボンド大学の授業料減免とは別に、日本国内で応募できる奨学金制度もあります。大学の奨学金と外部奨学金の併用可否は、外部奨学金側の規定によります。ボンド大学の「奨学金は1つのみ」という規定は、大学が提供する奨学金同士に適用されるものです。
海外の大学・大学院で学位取得を目指す方を対象とした給付型の支援制度です。授業料と生活費の支援があり、家計基準・学力基準が設定されています。募集時期・要件は年度ごとに変わるため、必ず最新の募集要項をご確認ください。
官民協働の留学支援制度です。留学期間の要件が定められているため、応募を検討される場合は、ボンド大学の課程がその要件に合致するかを事前にご確認ください。
奨学金の申請書はどこからダウンロードできますか?
申請書はありません。ボンド大学の留学生向け主要奨学金(50%・25%)は、プログラムへの入学出願を審査する時点で、奨学金の資格が自動的に判定されます。エッセイ・推薦状・課外活動の証明も不要です。ただし奨学金に関する手続きは入学開始前に完了している必要があり、入学後にさかのぼって申請することはできません。「まず入学して、あとから奨学金を探す」という進め方はできない点にご注意ください。
日本人でも奨学金の対象になりますか?
はい、どちらも対象です。International Undergraduate Excellence Scholarship(50%)は対象国が「全世界」で、オーストラリア国外に居住する留学生であれば国籍を問いません。International Stand Out Scholarship(25%)は指定54カ国の国籍保持者が対象で、日本はこのリストに含まれています。日本国籍の方が対象外になる心配はありません。
奨学金は何年間もらえますか?初年度だけですか?
ボンド大学は「学位課程の期間中、減額された授業料が適用される」と案内しており、初年度のみの適用ではありません。カーティン大学やサザンクロス大学のように初年度限定の奨学金とは、この点が大きく異なります。ただし一部の奨学金には受給を維持するための義務が設定される場合があると大学が案内しているため、実際の条件はオファーレターの記載でご確認ください。アンアルウェンでも受給条件を確認してお伝えします。
大学院でも50%減免は狙えますか?
いいえ。50%減免の International Undergraduate Excellence Scholarship は学部専用です。大学院で受けられる授業料減免は International Stand Out Scholarship の25%が上限となります。加えて、大学院では Doctor of Physiotherapy、Graduate Diploma in Legal Practice、Master of Psychology (Clinical)、Master of Professional Psychology が対象外です。志望プログラムが対象かどうかは無料でお調べします。
複数の奨学金を組み合わせて、減免率を上げられませんか?
できません。ボンド大学は「1人が複数の奨学金を受給すること、また奨学金を組み合わせることは認められない」と明確に定めています。タスマニア大学のように2つの奨学金を併用して減額率を積み上げられる大学もありますが、ボンド大学では最も条件のよい1つが適用される仕組みです。
「Bond University 全額免除の奨学金」という情報を見ました。本当ですか?
その情報はVice Chancellor’s Elite Scholarshipを指していると思われますが、これはオーストラリアの中等学校でYear 12を修了する国内学生が対象で、日本から出願する留学生は対象外です。ネット上でこの情報を見つけて期待される方が非常に多いのですが、日本から出願する場合の現実的な上限は学部で50%、大学院で25%です。誤った前提で資金計画を立ててしまわないよう、ご注意ください。
Diploma や Foundation から進学する場合も奨学金は使えますか?
注意が必要です。50%減免の International Undergraduate Excellence Scholarship は、Diploma からの進学者が対象外となる場合があります。進学準備コースを経由するルートと、直接学部に入学するルートとでは、最終的な総額が大きく変わる可能性があります。アンアルウェンでは「どのルートで入るのが総額として最も安いか」から逆算してご提案していますので、ルート選択の前にご相談ください。
出願の締切はいつですか?
ボンド大学のプログラム出願は通年で受け付けられており、固定の締切はありません。そのため「締切に間に合わなかった」という事態は起こりにくい大学です。ただし奨学金のオファーを受けた場合は、受諾期限が個別に設定されます。また学生ビザの審査期間、学生寮の申込み、渡航準備を考えると、入学の6〜8か月前には出願を済ませておくのが安全です。年3回入学のため、余裕をもった学期を選ぶこともできます。
JASSOなど日本の奨学金と併用できますか?
ボンド大学の「奨学金は1つのみ」という規定は、大学が提供する奨学金同士に適用されるものです。日本の外部奨学金との併用可否は、その奨学金側の規定によります。ただしボンド大学は学士2年・修士最短1年と修業年限が短いため、「留学期間◯年以上」という要件のある外部奨学金では条件を満たさない可能性があります。応募前に必ず募集要項をご確認ください。判断に迷う場合はご相談ください。
エージェントを通すと奨学金が減ることはありませんか?
ありません。奨学金は大学が学業成績にもとづいて判定するもので、エージェント経由かどうかは審査に影響しません。またアンアルウェンのサポートはすべて無料で、大学へ直接出願する場合と支払う学費は変わりません。むしろ対象外の奨学金を最初に除外できること、最新の募集条件を大学に確認できることが、エージェントを通す実質的なメリットです。
ボンド大学の奨学金でいちばんもったいないのは、「知るのが遅すぎた」というケースです。エッセイで熱意を伝えて逆転する余地がない代わりに、必要な成績は最初から数字で公表されています。ATAR 90、ATAR 95、IB 32、IB 38。この数字を高校2年生の段階で知っているかどうかで、結果は大きく変わります。高校3年生の冬に知っても、評定平均はもう動かせません。
もうひとつお伝えしたいのは、ボンド大学の奨学金は「減免率」だけで判断してはいけないということです。この大学は2年で卒業できるため、減免額に加えて生活費1年分が浮きます。他大学の「25%減免・初年度のみ」と、ボンド大学の「25%減免・全期間+生活費1年分」では、総額がまったく違います。比べるべきは減免率ではなく、卒業までに出ていくお金の総額です。
私たちは、メリットだけでなく厳しい見通しも率直にお伝えします。「その成績では50%は難しいので、25%を前提に資金計画を立てましょう」「その全額免除の奨学金は日本国籍だと対象外です」──言いにくいことこそ、先に知っておいていただきたいと考えています。
アンアルウェンは、2008年設立・3,000名以上の留学をサポートしてきた、オーストラリア留学専門のエージェントです。ボンド大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
成績証明書をもとに、ATAR換算の目安を算出し、50%・25%のどちらが現実的に狙えるかをお伝えします。対象外の奨学金を最初に除外することで、無駄な準備と誤った資金計画を避けられます。
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