🇦🇺 オーストラリア留学 / メルボルン・大学
ビクトリア州メルボルンの公立総合大学。Go8(オーストラリア8大研究大学)加盟校で、QS世界大学ランキング2027は世界31位・オーストラリア国内5位。
薬学・薬理学は世界2位、ビジネス経営は世界3位。学内のMonash College経由なら学部2年次から始められます。
モナッシュ大学(Monash University)は、ビクトリア州メルボルンにある1958年創立の公立総合大学です。オーストラリアの研究型大学連合Group of Eight(Go8)に加盟し、学生数は78,230人(2024年通年)。そのうち33,033人が留学生という、オーストラリア最大級の規模を持つ大学です。
2026年6月に公表されたQS世界大学ランキング2027で、モナッシュは世界31位・オーストラリア国内5位という過去最高の順位に達しました。前年の36位から5つの上昇です。ただ、この大学を語るうえでランキングの総合順位より雄弁なのは、分野別の数字のほうです。薬学・薬理学は世界2位、ビジネス経営は世界3位、鉱山工学は世界1位(ShanghaiRanking 2025)。「幅広く強い」ではなく「突き抜けて強い分野がいくつもある」タイプの大学です。
そして日本の高校生の方にとって、モナッシュには他のGo8にない実務的な利点があります。学内の進学準備機関 Monash College の Diploma を修了すると、学部の2年次から始められます。MUFY(Foundation)経由の「1年+3年=4年」に対して、Diploma経由なら「約1年4ヶ月+2年」。Go8でこのルートを公式に用意している大学は多くありません。
一方で、正直にお伝えしておかなければならない点も2つあります。ひとつはメルボルンが移民制度上の「指定地域」ではないこと。もうひとつは、看板の奨学金2つがパスウェイ経由の学生を対象外にしていることです。ここを知らないまま「モナッシュは奨学金が手厚い」と考えて計画を立てると、あとで前提が崩れます。
このページでは、2026年レートの公式学費・奨学金の適用条件と除外規定・コース別の英語要件レベルを数字で整理したうえで、UNSW Sydney・ディーキン大学との比較まで踏み込みます。高校3年生の方向けには、卒業までの1年をどう使うかのプラン例も用意しました。
モナッシュ大学は、ビクトリア州メルボルンにある公立総合大学です。1958年創立。校名は、第一次世界大戦でオーストラリア軍団を率い、技術者・行政官としても知られるジョン・モナッシュ将軍(Sir John Monash)に由来します。ビクトリア州で2番目に古い大学であり、そして現在はオーストラリア最大級の学生数を擁する大学です。
大学の性格を一言で表すなら、「規模と国際展開で押す大学」です。公式に「創立からわずか60年ほどで、研究と教育の両面で世界の上位大学に並ぶ評価を得た」と説明されるとおり、歴史の長さではなく拡張の速度で現在の位置に到達しました。マレーシア、インドネシア、中国、インド、イタリアに拠点を持ち、留学生比率も高い――この国際性そのものが大学の設計思想になっています。
QS World University Rankings 2027で世界31位・オーストラリア国内5位。前年の36位から5つ上昇し、大学として過去最高の順位になりました。10年以上にわたって順位を上げ続けている点が、この大学の特徴です。
薬学・薬理学で世界2位(QS分野別2026)、ビジネス経営で世界3位、薬学・薬科学で世界3位、鉱山工学で世界1位(いずれもShanghaiRanking 2025)、教育学で世界10位。総合順位より分野別のほうが強く出るタイプの大学です。
学生数78,230人(2024年通年)。うち留学生が33,033人で、170を超える国から学生が集まります。学部生55,885人、大学院コースワーク18,346人、研究学位3,998人という内訳です。選べるコースの幅がそのまま規模に表れています。
学内の Monash College の Diploma は、Part 1 が学部1年次、Part 2 が学部2年次への最低要件を満たすと公式に明記されています。Go8でこの短縮ルートを持つ大学は多くありません。日本の高校からの進学で、期間と総額の両方に効きます。
メルボルン都市圏に Clayton・Caulfield・Melbourne City(750 Collins St)・Parkville・Peninsula・Law Chambers の6拠点。加えてマレーシア(在籍9,813人)、インドネシア、中国(蘇州)、インド(IITB-Monash)、イタリア(プラート)に拠点があります。
学部のオファーを受けた留学生は、申請書なしで自動的に選考対象になります。授業料100%免除(年4名)、年A$15,000×在学期間(年20名)など。ただしパスウェイ課程からの進学者には除外規定があります(第7章で詳述)。
「世界31位」を、他の調査機関の数字と並べておきます。
モナッシュ大学のランキングは、調査機関によって位置が変わります。QS World University Rankings 2027では世界31位ですが、U.S. News Best Global University Rankings 2026-27では38位、THE World University Rankings 2026では58位(同順)、ShanghaiRanking(世界大学学術ランキング)2026では76位です。
また、大学の「評判」を測るTHE World Reputation Rankings 2025では世界63位・オーストラリア3位、卒業後のキャリアインパクトを測るオーストラリア金融新聞(AFR)Best Universities Ranking 2025ではキャリアインパクト部門で国内3位・総合4位という評価です。どの数字も並べてお伝えします。
モナッシュ大学は、総合順位(世界31位)よりも分野別の順位のほうが高く出ます。まず「世界トップ30に入っている分野」を、公式が公表している一覧から整理します。
| 分野 | 順位 | 調査機関・年度 |
|---|---|---|
| 薬学・薬理学 | 世界2位 | QS World University Rankings by Subject 2026 |
| ビジネス経営(Business Administration) | 世界3位 | ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 薬学・薬科学 | 世界3位 | ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 鉱山・鉱物工学 | 世界4位 | ShanghaiRanking 2025(QS 2026では世界11位・同順) |
| 教育学(Education) | 世界10位 | ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 看護学(Nursing) | 世界13位 | ShanghaiRanking 2025(QS 2026では世界19位・同順) |
| 教育学(Education Studies) | 世界18位 | THE World University Rankings by Subject 2026 |
| 教育・研修(Education and Training) | 世界18位 | QS World University Rankings by Subject 2026 |
| 金融(Finance) | 世界24位 | ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 冶金工学 | 世界26位 | ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 生命科学・医学 | 世界26位 | QS World University Rankings by Subject 2026 |
| 医学・健康科学 | 世界27位(同順) | THE World University Rankings by Subject 2026 |
| 哲学 | 世界30位 | QS World University Rankings by Subject 2026 |
※モナッシュ大学公式「Our world university rankings」の公表値です。同じ分野でも調査機関によって順位が異なるため、機関名と年度を併記しています。
コンピュータサイエンスは国内2位(THE分野別2026/ShanghaiRanking 2025)、人工知能・ロボティクスも国内3位。化学工学は国内2位(QS 2026)、機械工学・冶金工学・ナノテクノロジー・水資源はいずれも国内2位(ShanghaiRanking 2025)。鉱山工学は国内1位です。
臨床医学は国内2位(ShanghaiRanking 2025)、医学・健康科学は国内2位(THE分野別2026)。生命科学・医学は国内3位(QS 2026)、解剖学・生理学は国内4位。医学部・看護学部・薬学部を擁する構成です。
QS分野別2026で世界2位。Parkvilleに薬学・薬科学の専門キャンパスを構え、学部・大学院ともに専用の奨学金(授業料50%・25%減額)が用意されています。この分野を志すなら、モナッシュは世界の選択肢の中で上位に入ります。
アート&デザイン国内4位、人文学国内4位(QS・THEとも)、英語文学・歴史学・現代語学がいずれも国内4位、パフォーミングアーツ・哲学が国内5位。Caulfieldキャンパスがアート/デザインの拠点です。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
モナッシュは「総合順位で選ぶ大学」としても成立しますが、それだけだと半分しか使えていません。
世界31位という順位は、Go8の中では中位です(UNSW19位、シドニー大学28位、ANU29位)。にもかかわらずモナッシュを選ぶ価値があるのは、分野別で世界トップ10に入る領域が複数あるからです。薬学、ビジネス経営、鉱山工学、教育学――この4つは、総合順位では説明できない強さです。
逆に、志望分野がこれらから外れる場合は、「メルボルンで学びたいのか」「Go8のブランドが必要なのか」「学費と期間を抑えたいのか」を先に整理したほうが、納得のいく選択になります。ご相談いただければ、志望分野ごとに国内の順位を並べてお出しします。
モナッシュ大学はオーストラリア国内に6拠点を持ち、専攻によって通うキャンパスが変わります。「モナッシュに行く=Claytonに通う」とは限りませんので、志望コースの開講キャンパスは出願前に必ず確認してください。
1958年の創立時からある最古かつ最大のキャンパス。メルボルン東部郊外にあり、独自の郵便番号を持つほどの規模です。100を超える国から学生が集まり、24を超える飲食店、大学専用のスーパーマーケット、書店、薬局、映画館まで敷地内にそろいます。2023年の在籍数は52,186人(オンライン含む)。
周辺にはPinewood Shopping Village(バス5分)、Waverley Gardens、そして南半球最大のショッピングセンター Chadstone(約7km)があります。Caulfieldキャンパスとの間には無料のシャトルバスが定期運行しています。
理学工学IT医学法学人文学生寮ありメルボルン中心部から約9km。Caulfield駅の目の前にあり、電車・トラム・バスすべてが使える都市型キャンパスです。2023年の在籍数は17,058人で国内2番目の規模。ビジネス、アート/デザイン/建築、ITが中心です。
隣にスーパーマーケット、徒歩圏にMalvern Central。Chapel StreetやSt Kildaのビーチへも短時間で出られます。Claytonへの無料シャトルバスがあるため、2キャンパスにまたがる履修も現実的です。
ビジネスアート/デザイン建築IT駅前メルボルンCBDのウォーターフロント地区Docklandsにある市内キャンパス。図書館・ラーニングセンター、スチューデントハブ、アート/デザインスタジオ、理科実験室、音楽スタジオ、学生用キッチンを備えた新しい施設です。
Monash College(MUFY・Diploma・Monash English)の拠点がここにあります。Southern Cross駅から徒歩300m、トラム11番・48番が正面に停まります。日本の高校を卒業して最初に通うのは、多くの場合このキャンパスです。
Monash CollegeMUFYDiplomaCBD直結薬学・薬科学の専門キャンパス。公園に囲まれ、CBDからトラムで北へ数分、Carlton・Brunswick・Fitzroyといった内側の人気エリアが徒歩圏です。2023年の在籍数は2,509人と小規模で、その分だけ密度の高い環境です。
QS分野別2026で世界2位の薬学は、このキャンパスが拠点です。Lygon Street(イタリア料理)、Sydney Road、Queen Victoria Marketが近く、生活面の利便性も高い立地です。
薬学薬科学世界2位メルボルンCBDから約55km、Frankstonにあるキャンパス。モーニントン半島の入口という立地で、海と自然が近い環境です。教育・看護・ヘルスサイエンス系が中心。2023年の在籍数は4,246人。
Frankston駅からキャンパスまで無料シャトルバスが運行しています。Bayside Shopping Centre(約260店舗)が近く、生活には困りません。都市の喧騒から離れて学びたい方に向く環境です。
教育看護ヘルスサイエンス海が近いマレーシア(2023年在籍9,813人)、インドネシア(同350人)、中国・蘇州、インド(IITB-Monash Research Academy)、イタリア・プラートにも拠点があります。
MUFYもインドネシア(ジャカルタ)、マレーシア(クアラルンプール/ジョホールバル)、中国(広州・杭州・上海)、スリランカ(コロンボ)で開講されています。「モナッシュの学位を、どこで取り始めるか」に選択肢があるのは、この大学ならではです。
マレーシアインドネシア中国インドイタリア※在籍数はモナッシュ大学公式「Monash at a glance」の2023年の拠点別データです。学生総数78,230人・留学生33,033人は2024年通年のデータです。CBDにはこのほか法学系の Law Chambers があります。
キャンパスが変われば、住む場所も生活費も変わります。Claytonは郊外で家賃が抑えやすく学生寮も充実、Melbourne CityはCBDのため家賃は上がる代わりにアルバイトの選択肢が広がります。Peninsulaは自然環境が魅力ですが、CBDまで55kmという距離をどう考えるかがポイントです。
日本の高校からモナッシュへ進む場合、最初の1年前後はMelbourne City(Docklands)、その後Claytonなど本キャンパスへ、という二段構えになります。滞在先の手配もこの流れを前提に組む必要があります。
モナッシュ大学が公表している最低入学要件は、学部・大学院で次のとおりです。「最低要件を満たすこと」と「合格すること」は別で、人気コースは定員の関係でより高い水準が求められる、と大学自身が明記しています。
| 区分 | 資格 | 最低要件 |
|---|---|---|
| 学部(豪州) | Victorian Certificate of Education(VCE)ほか州のYear 12 | ATAR 70以上+英語科目の修了 |
| 学部(国際) | International Baccalaureate(IB) | ATAR 70相当以上(英語を含む) |
| 学部(海外) | 海外の中等教育資格 | 最終学年の修了(英語を含む) 同等性は大学の照会データベースで個別に判定されます。日本の高校卒業については第5章で詳しくご説明します。 |
| 学部(学内) | Monash College Diploma Part 1 | 一部の学部コースの1年次への最低要件を満たす |
| 学部(学内) | Monash College Diploma Part 2 | 一部の学部コースの2年次への最低要件を満たす |
| 学部(学内) | Monash University Foundation Year(MUFY) | MUFYの修了 |
| 大学院 | 海外の大学の学位 | 前提となる学位の修了(個別審査) コースにより前提科目・実務経験が設定されます |
※モナッシュ大学公式「Minimum entry requirements」の公表内容にもとづきます。成績は点数化された評価が必要で、合否のみ(Pass/Fail)の評価は審査の対象になりません。英語以外の言語で発行された成績証明書は、認定翻訳者(NAATI推奨)による英訳の提出が求められます。
モナッシュ大学の英語要件は、コースごとにレベルA〜Fが割り当てられる仕組みです。大学全体の最低ラインはレベルAですが、資格につながるコースほど要件が上がります。この差はIELTS対策の期間で半年〜1年に相当しますので、志望コースのレベルを先に確認してください。
| レベル | IELTS(Academic) | 各バンドの最低点 | 該当コースの例 |
|---|---|---|---|
| Level A 大学全体の最低ライン | 総合 6.5 | すべて6.0以上 | Bachelor of Commerce/Business/Science/IT/Engineering など大半のコース |
| Level B | 総合 6.5 | L 6.5・R 6.5・W 6.0・S 6.0 | Bachelor of Education (Honours)(初等教育)など |
| Level C | 総合 7.0 | すべて6.5以上 | Bachelor of Laws (Honours)/Bachelor of Physiotherapy (Honours) など |
| Level E | 総合 7.0 | L 7.5・R 7.0・W 7.0・S 7.5 | Master of Teaching(初等・中等教育)など |
| 看護 (個別設定) | 総合 7.0 | L 7.0・R 7.0・W 6.5・S 7.0 | Bachelor of Nursing |
※レベルはA〜Fまで設定されており、上表は代表例です。志望コースのレベルは公式コースページの「Entry requirements」に表示されます。
| 試験 | 総合(最低) | 各セクションの最低点 |
|---|---|---|
| IELTS Academic Online/UKVI/One Skill Retake も可 | 6.5 | R 6.0・L 6.0・W 6.0・S 6.0 |
| TOEFL iBT(0〜120) | 79 | R 13・L 12・W 21・S 18 |
| PTE Academic | 58 | コミュニカティブスキルが50を下回らないこと |
| C1 Advanced/C2 Proficiency | 176 | 各169 |
| LanguageCert Academic | 67 | R 60・L 57・W 64・S 70 |
英語スコアには有効期限があります。英語圏の教育機関で19歳になるまでに6年以上就学した経験を証明できない場合、英語試験は開講日から3年以内に受験したものでなければなりません。日本の高校・大学を卒業された方は、原則としてこの3年ルールの対象になります。受験の時期は開講日から逆算して決めてください。
| 課程 | 入学月 | 備考 |
|---|---|---|
| モナッシュ大学 学部・大学院 | 2月/7月 | Semester 1(2月下旬開講)/Semester 2(7月下旬開講)。コースにより7月入学がない場合があります |
| Monash University Foundation Year | 1月/3月/7月/9月 | Standard(12ヶ月)・Extended・Intensive の3形式 |
| Monash College Diploma | 2月/6月/10月 | 年3回のトリメスター制。日本の高校卒業(3月)と相性がよいのは6月開講です |
| Monash English | 随時(10週モジュール制) | 1モジュール10週間。修了ごとにレベルが上がります |
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
入学時期の選択は、実は「何ヶ月ロスするか」の勝負です。日本の高校卒業は3月。ここからモナッシュ大学の学部(2月/7月)に直接乗ることはできませんので、Monash College の開講月にどう合わせるかが最初の設計になります。
Diplomaの6月開講なら、卒業から約3ヶ月で渡豪できます。10月開講にすると半年空きますが、その間に日本で英語を固められます。MUFYの7月開講も同じ考え方です。空いた期間をどう使うかまで含めてプランを組むと、同じ卒業年でも中身が変わります。具体的な組み方は第10章「高校3年生の方向けのプラン(例)」でご説明します。
このページで最も具体的にお伝えしたいのが、この章です。「日本の高校を出たら、モナッシュ大学の何年生から始まるのか」――ここを誤解したまま準備を進めると、1年分の学費と時間が変わります。
結論から申し上げます。日本の普通科高校の卒業だけで、モナッシュ大学の学部1年次に直接入学できるケースは、実務上ほとんどありません。
モナッシュ大学が公表している海外の中等教育資格の最低要件は「最終学年の修了(英語を含む)」ですが、同等性は大学の照会データベースで個別に判定されます。Go8(オーストラリア8大研究大学)に共通する傾向として、日本の高等学校卒業証明書はオーストラリアのYear 12と同等とは扱われません。
したがって標準ルートは、学内の Monash College を経由する2つになります。これは遠回りではなく、モナッシュが正式に用意している入口です。
| 日本での学歴 | モナッシュでの入口 | 学士号までの期間(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 高校2年 修了 | MUFY Foundation |
約4年 1年+3年 |
16歳以上であれば出願可能。高3を待たずに渡豪する選択もあります |
| 高校3年 卒業 | MUFY または Diploma |
約4年 または 約3年4ヶ月 |
Diploma Part 1+Part 2(約1年4ヶ月)を修了すると学部2年次へ。対象コースは限定されます |
| 日本の大学 1年以上在籍 | 学部への 直接出願を検討 |
3〜4年 | 海外の大学での学修は個別審査の対象です。単位認定(Credit)を申請できる場合もあります |
| 日本の専門学校・短大 卒業 | 個別審査 Diplomaも選択肢 |
3〜4年 | 点数化された成績(合否のみは不可)が必要です |
| 日本の大学 卒業 | 大学院 Master |
1〜2年 修士号まで |
「3年制以上の学士号に相当する学位」が基本要件。コースにより前提科目・実務経験があります |
| IB(国際バカロレア)取得 | 学部 1年次 |
3〜4年 | ATAR 70相当以上のスコアで、準備課程なしで学部へ進めます |
※上記はモナッシュ大学公式の最低入学要件と Monash College の課程構成にもとづく整理です。最終的な判定は出願書類にもとづく個別審査となりますので、必ず事前に照会します。
ここがモナッシュを検討するうえで重要な点です。MUFY・Diploma の修了成績が、そのまま学部の入学判定に使われます。つまり、
「今の評定では無理かもしれない」と考えて諦める必要はありません。むしろモナッシュは、渡豪後の1年で挽回できる設計になっている大学です。
大学院の基本要件は「前提となる学位の修了」で、分野が一律に指定されているわけではありません。文系学部からデータサイエンスやビジネスへ、といった進路変更は制度上可能です。ただしコースごとに前提科目(prerequisite)が設定されている場合があります。
MBA系をはじめ、入学要件に実務経験が組み込まれたコースがあります。学部の成績に不安がある社会人の方にとって、職歴が判断材料になる余地があるということです。職務経歴書の英文化から一緒に整えます。
モナッシュ大学は合否のみ(Pass/Fail、Competent/Not competent)の評価を審査対象外と明記しています。日本の大学の成績証明書は多くが「優・良・可」または点数表記ですので通常は問題ありませんが、認定単位が合否表記の場合は注意が必要です。
モナッシュ大学で学士号を修了した卒業生は、大学院コースの授業料が10%割引になります(2026年)。割引は各セメスターに適用され、修士課程の在籍期間中ずっと続きます。学部からモナッシュで進む方には見逃せない制度です。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
ここで一番もったいないのは、「Diplomaで2年次に入れるかどうか」を確認しないまま MUFY を選んでしまうことです。
MUFY経由は1年+学部3年=約4年。Diploma経由は約1年4ヶ月+学部2年=約3年4ヶ月。差は約8ヶ月で、学費でいえば学部1年分に近い金額(コースにより A$44,600〜59,600)が動きます。生活費(メルボルンで年A$30,000〜45,000)も加われば、差はさらに開きます。
ただし2年次編入の対象になる学部コースは限られています。志望コースが対象外であれば、Diplomaを選んでも2年次には入れません。「志望コースが2年次編入の対象か」を先に確認する――この一手が、8ヶ月と数十万円を左右します。アンアルウェンでは出願前に大学へ照会します。
モナッシュ大学の授業料はコースごとに設定されており、公式のコースページに1年分(48単位=フルタイム1年の標準履修量)の金額が表示されます。以下は留学生向けの2026年レートです。大学自身が「表示額は2026年レートにもとづく目安であり、毎年改定される」と明記していますので、出願時点の最新額は必ず確認します。
| 分野 | コース | 年間授業料 |
|---|---|---|
| 人文・国際 | Bachelor of Arts/Bachelor of Global Studies | A$44,600 |
| 看護 | Bachelor of Nursing | A$44,600 |
| デザイン | Bachelor of Design | A$44,700 |
| 公衆衛生 | Bachelor of Public Health | A$45,100 |
| 教育 | Bachelor of Education (Honours)(初等教育) | A$45,700 |
| 心理学 | Bachelor of Psychology | A$48,600 |
| 作業療法 | Bachelor of Occupational Therapy (Honours) | A$52,600 |
| IT | Bachelor of Information Technology | A$54,400 |
| 生物医学 | Bachelor of Biomedical Science | A$54,900 |
| 情報科学 | Bachelor of Computer Science | A$55,500 |
| 法学 | Bachelor of Laws (Honours) | A$55,700 |
| ビジネス | Bachelor of Business/Bachelor of Commerce | A$55,900 |
| 理学 | Bachelor of Science | A$56,600 |
| 工学 | Bachelor of Engineering (Honours) | A$59,600 |
| 理学療法 | Bachelor of Physiotherapy (Honours) | A$64,200 |
※モナッシュ大学公式コースページに表示された留学生(International fee)の2026年レートです。金額は48単位=フルタイム1年分。学部の修業年限はコースにより3〜4年(工学・法学・理学療法などのHonoursは4年)です。同じ分野でもダブルディグリーやAdvancedコースでは金額が変わります。
| 分野 | コース | 年間授業料 |
|---|---|---|
| 経営 | Master of Business Management | A$38,000 |
| 商学 | Master of Commerce | A$41,000 |
| データ | Master of Applied Data Science | A$41,600 |
| 経営(MBA) | Master of Business Administration (Digital) | A$44,200 |
| 教育 | Master of Teaching(初等・中等) | A$45,000 |
| 通訳・翻訳 | Master of Interpreting and Translation Studies | A$46,000 |
| 公衆衛生 | Master of Public Health | A$55,900 |
| 工学 | Master of Professional Engineering | A$57,900 |
| 工学 | Master of Advanced Engineering | A$59,600 |
| ビジネス | Master of Business | A$59,900 |
| 金融 | Master of Banking and Finance | A$59,900 |
※修士の修業年限はコースにより1年〜2年です。Master of Information Technology や Master of Data Science のように、出願時点で金額が未公表のコースもあります。志望コースの正確な金額は個別に照会します。
モナッシュ大学で学士号を修了した卒業生は、2026年の大学院コースの授業料が10%割引になります。割引は各セメスターの授業料に適用され、修士課程の在籍期間中ずっと続きます。留学生・国内学生の双方が対象で、10学部の幅広いコースが対象です。
ご兄弟姉妹がモナッシュ大学に在籍していて、双方が全額自己負担(full fee paying)の学生である場合、どちらか一方が授業料10%割引を受けられます。ご家族で複数名の留学を検討されている方は、必ず確認してください。
| 項目 | 目安 | 内容 |
|---|---|---|
| SSAF 学生サービス・アメニティ料 | 年額(毎年改定) | 学業以外の学生サービスを支える必須の費用。対象学生に毎年課されます |
| OSHC 海外学生健康保険 | ビザ期間分 | 学生ビザの期間をカバーする医療保険。加入は必須です |
| 学生ビザ申請料 | 政府が定める額 | オーストラリア政府の規定により随時改定されます |
| 教材・実習関連費 | コースによる | コースによっては教材費や実習に伴う追加費用が発生します |
モナッシュ大学は「留学生1名が生活費として年間およそ A$30,000〜45,000 を必要とする」と公表しています。内訳は次のとおりです(週あたり)。
| 費目 | 週あたりの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 学生寮(オンキャンパス) | A$350〜450 | タイプにより変動します |
| シェアハウス | A$275〜380 | Claytonエリアの目安 |
| ホームステイ | A$275〜430 | 18歳未満は大学指定のHASの利用が必須 |
| 民間の賃貸 | A$500〜750 | Claytonエリアの目安 |
| 食費(自炊+外食) | A$150〜500 | 生活スタイルにより幅が大きい費目です |
| 光熱費(ガス・水道・電気) | A$40〜80 | |
| 携帯・インターネット | A$20〜46 | |
| 公共交通 | A$25〜50 | |
| 娯楽・交際費 | A$150〜300 |
※モナッシュ大学公式「Cost of living」の公表値です。あくまで目安であり、住む地域と生活スタイルによって変動します。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
モナッシュの費用を考えるときは、「年額」ではなく「学士号までの総額」で並べてください。ここで進学ルートの差が効いてきます。
たとえば Bachelor of Business(年A$55,900)を例にとります。
授業料だけの差は約A$10,500ですが、期間が約8ヶ月短くなります。メルボルンの生活費は年A$30,000〜45,000ですから、8ヶ月分でおよそA$20,000〜30,000。合わせると差は A$30,000〜40,000――日本円にして数百万円規模になります。
ただしこれは「志望コースが2年次編入の対象である」場合の話です。対象外なら成立しません。アンアルウェンでは、志望コースを前提に、この総額比較を無料でお出しします。
モナッシュ大学は「360種類以上の奨学金があり、最大でA$280,000相当」と公表しています。学部の主要な留学生向け奨学金は申請書が不要で、オファーを受けた時点で自動的に選考対象になります。ここでは日本の高校生・大学生の方に関係する枠を、条件と除外規定まで含めて整理します。
授業料が全額免除される最上位の奨学金です。在学期間中(学位の修了に必要な最低単位数まで)ずっと適用されます。年4名。
学部のオファーを受けた留学生が自動的に選考対象になり、申請書は不要です。選考は学業成績にもとづきます。受給後は2セメスター目からキャンパス・アンバサダー・プログラムへの参加と、各セメスターでWAM(加重平均点)70の維持が条件です。1年次向けリーダーシップ・プログラム「Monash Minds」への応募資格も付きます。
対象外:現役のモナッシュ生/オーストラリアのYear 12在籍者/Bachelor of Medical Science and Doctor of Medicine (MD) の進学者/Monash College・MUFY などのパスウェイ課程からの進学者/他キャンパス・他大学からの編入者。免除の対象は授業料のみで、OSHC・滞在費・生活費は含まれません。
年間A$15,000が、学位の修了までずっと支給されます。総額は最大でA$75,000。年20名。2026年度以降の受給者はA$15,000/年(2025年以前の受給者はA$10,000/年)です。
こちらも申請不要・自動判定。選考は学業成績にもとづきます。維持条件は各セメスターでdistinction平均(70%以上)。Monash Mindsへの応募資格が付きます。
対象外:Leadership Scholarship と同じです(Monash College・MUFY などのパスウェイ課程からの進学者を含む)。
高い成績で学部に進学する留学生を対象としたアワードです。授業料からA$15,000が減額され、A$7,500ずつ2回に分けて適用されます。適用は1年間のみですが、枠が年80名と大きいのが特徴です。
選考の目安はATAR 83以上(またはその相当スコア)。オーストラリア国内のキャンパスで学部課程を開始する留学生が対象で、選考は International Admissions が行います。
条件:モナッシュ大学が資金を出す他の奨学金・助成・値引きを受けている場合、および他機関からの奨学金を受けている場合は対象外です。最初の2セメスターで各18単位以上(トリメスター制のコースは3トリメスターで36単位以上)の履修が必要です。より高額の奨学金を受給した場合、このアワードは無効になります。繰り越し(deferral)はできません。
QS分野別2026で世界2位の薬学に進む留学生向けの学部・大学院共通の奨学金です。対象コース群ごとに最上位1名に授業料50%減額、次点1名に25%減額が、学位の修了までずっと適用されます。年8名(4つのコース群 × 2名)。
対象コース:P2001 Bachelor of Pharmaceutical Science/P3002 Bachelor of Pharmaceutical Science Advanced (Honours)/P6005 Master of Pharmaceutical Science(Entry Level 2・3からの入学者を除く)/P6006 Master of Global Medicines Development/P6007 Bachelor of Pharmacy (Honours) Scholars Program・Doctor of Pharmacy。維持条件は各セメスターでWAM 70です。
Faculty of IT International Merit Scholarship(授業料20%減額・年20名)は、名前だけを見ると狙えそうに思えますが、応募資格が「インド、スリランカ、バングラデシュ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、カンボジアの国籍を持ち、その国で学んでいること」に限定されています。
また Engineering International High Achievers Scholarship のように、国籍や在住国で対象が絞られる学部単位の奨学金もあります。「モナッシュの奨学金一覧」で見つけた制度が日本人に適用されるとは限りません。ここは必ず個別に確認が必要な部分です。
| 奨学金 | 金額 | 枠 | 申請 | パスウェイ 経由でも可 |
|---|---|---|---|---|
| Monash International Leadership Scholarship | 授業料100% 在学期間中 | 年4名 | 不要 | ✗ 対象外 |
| Monash International Merit Scholarship | A$15,000/年 最大A$75,000 | 年20名 | 不要 | ✗ 対象外 |
| Vice-Chancellor International School Leaver Award | A$15,000 1年間のみ | 年80名 | 大学が選考 | △ 除外の記載なし |
| Pharmacy and Pharmaceutical Science International Merit Scholarship | 授業料50%/25% 在学期間中 | 年8名 | 要確認 | △ 要確認 |
| Faculty of IT International Merit Scholarship | 授業料20% | 年20名 | ― | ✗ 日本国籍は対象外 |
※モナッシュ大学公式の各奨学金ページの記載にもとづく整理です。Vice-Chancellor International School Leaver Award のパスウェイ経由に関する扱いは、公式ページに除外規定の記載がないことを根拠にした判断であり、大学が明示的に「対象」と述べているものではありません。出願前に必ず個別照会します。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
モナッシュの奨学金でいちばん誤解が多いのが、この「パスウェイ経由は対象外」という点です。
「モナッシュは授業料100%免除の奨学金がある」という情報だけを見て計画を立てると、日本の高校からの標準ルート(Monash College経由)ではその枠に応募できないという事実に、出願直前になって気づくことになります。これは制度の不備ではなく、対象が「海外の高校から直接学部へ来る学生」に設計されているためです。
そのうえで、現実的な組み立ては次の2つです。
そして最も効くのは、奨学金より「Diplomaで学部2年次に入って1年短縮する」ことです。学部1年分の授業料(A$44,600〜59,600)+生活費(年A$30,000〜45,000)を丸ごと削るほうが、A$15,000の奨学金より金額が大きくなります。奨学金と進学ルートは、必ずセットで比較してください。
Monash College は、モナッシュ大学が留学生向けに用意している学内の進学準備機関です。メルボルンCBDの Melbourne City キャンパス(750 Collins Street・Docklands)を拠点に、Foundation(MUFY)・Diploma・Monash English の3つを提供しています。日本の高校を卒業してモナッシュ大学を目指す方の、事実上の入口です。
大学入学前の1年間で、オーストラリアの大学1年次に必要な学力と学習方法を身につける課程です。修了するとモナッシュ大学への進学が保証されます。
専攻分野が決まっている方向け。Part 1 が学部1年次、Part 2 が学部2年次への最低要件を満たします(対象コースは限定)。
MUFY・Diplomaの英語要件に届かない方のための進学英語コースです。1モジュール10週間で、修了するごとに次のレベルへ進みます。
| Diploma | Part 1 | Part 2 | 合計 |
|---|---|---|---|
| Diploma of Arts | A$35,900 | A$40,000 | A$75,900 |
| Diploma of Art & Design | A$35,400 | A$38,800 | A$74,200 |
| Diploma of Business | A$41,700 | A$46,000 | A$87,700 |
| Diploma of Engineering 3トリメスター | A$39,100 | A$44,500 | A$83,600 |
| Diploma of IT | A$38,500 | A$44,000 | A$82,500 |
| Diploma of Science | A$37,800 | A$43,300 | A$81,100 |
※Monash College 公式「Dates and fees」の2026年料金です。追加履修・再履修には別途費用がかかります。料金は毎年見直されます。
| 比較項目 | MUFY(Foundation) | Monash College Diploma |
|---|---|---|
| 学部への入口 | 学部1年次 | Part 2 修了で学部2年次 (対象コースのみ) |
| 期間 | 12ヶ月 | 約1年4ヶ月 (工学は約2年) |
| 学士号までの合計 | 約4年 | 約3年4ヶ月 |
| 専攻の決定時期 | 修了後でよい 幅広く選べます | 出願時に必要 6分野から選択 |
| 開講月 | 1月・3月・7月・9月 | 2月・6月・10月 |
| 成績の使われ方 | ATAR換算スコア 奨学金の選考でも使われます | 学部の入学・編入判定 |
| 向いている方 | 専攻をまだ絞り切れていない方 幅広い学部を検討したい方 | 専攻が決まっている方 期間と総額を抑えたい方 |
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
「Foundationは遠回り」という思い込みは、モナッシュに関しては半分だけ正しく、半分は間違っています。
正しいのは、Diplomaのほうが学士号までの期間が短くなる可能性があるという点。間違っているのは、「だからDiplomaを選べばよい」という結論です。
Diplomaは出願時点で分野を決める必要があり、しかも2年次編入の対象コースは限られています。「Diplomaで入ったが、進みたい学部が2年次編入の対象外だった」となれば、結局1年次から始まり、MUFYより長くなることさえあります。
一方、MUFYには「奨学金の選考に乗れる」という別の価値があります。ATAR換算のスコアが出るため、Vice-Chancellor International School Leaver Award(A$15,000・年80名・ATAR 83相当以上)の土俵に立てます。
判断の順番はこうです。①志望コースを決める → ②そのコースが2年次編入の対象か照会する → ③対象ならDiploma、対象外ならMUFY。この照会はアンアルウェンで無料で行います。
日本の高校からモナッシュ大学へ進む道は、大きく3つです。モナッシュの場合、最初に確認するのは「志望コースがDiplomaの2年次編入の対象かどうか」。ここで進むルートが変わります。まず全体像を1枚にまとめます。
※学部の修業年限はコースにより3〜4年(工学・法学・理学療法などのHonoursは4年)。ROUTE A の2年次編入は対象コースが限定されており、Diploma of Engineering は3トリメスター(約1年8ヶ月)です。ROUTE C の単位認定(Credit)は、履修内容にもとづく個別審査です。
専攻分野が決まっている方。Part 2 の修了で学部2年次へ編入でき、学士号までの期間を1年近く縮められます。
専攻をまだ絞れていない方、幅広い学部を検討したい方。修了でモナッシュ大学への進学が保証されます。
日本の大学に1年以上在籍された方。学部への直接出願を検討でき、内容によっては単位認定も申請できます。
ここまでの制度の話を、いま高校3年生の方が「この1年をどう使うか」という形に落とし込みます。以下は実際にご提案することの多い3つの型で、いずれも高校卒業(3月)を起点としています。数字はすべて2026年レートの目安です。
日本の高校を卒業してモナッシュ大学の学部1年次に直接入学することは、実務上できません(第5章)。したがって、高校3年生の方の設計は「Monash College のどの課程に、いつ乗るか」から始まります。ここが日本の大学受験とまったく違う点です。
そして、日本の大学受験と併願できます。モナッシュへの出願は日本の入試日程と重なりません。「日本の大学に受かったらそちらへ、という前提で出願だけしておく」という進め方も可能です。
専攻がすでに決まっていて、英語のスコアが早く出せる方向け。高校卒業から3ヶ月で渡豪し、Diploma経由で学部2年次を目指します。
英語のスコアがまだ届いていない方向け。現地の Monash English で英語を仕上げてから Diploma に入ります。パッケージ出願なのでビザ申請は1回です。
専攻をまだ絞り切れていない方向け。MUFYは13科目から選べ、修了後に幅広い学部へ進めます。奨学金の選考にも乗れます。
| 比較項目 | PLAN 1 最短 |
PLAN 2 英語を固める |
PLAN 3 選択肢を残す |
|---|---|---|---|
| 渡豪の時期 | 卒業年の6月 | 卒業年の6〜7月 | 卒業年の7月 |
| 最初に入る課程 | Diploma Part 1 | Monash English | MUFY |
| 学部に入るときの学年 | 2年次 | 2年次 | 1年次 |
| 学士号までの期間 | 約3年4ヶ月 | 約3年8ヶ月 | 約4年 |
| 授業料の合計目安 Bachelor of Business | 約A$199,500 | 約A$213,100 | 約A$210,000 |
| 専攻の決定時期 | 出願時 | 出願時 | MUFY修了後でよい |
| 出願時に英語スコアが 必要か | 必要 | ✓ 不要 英語コースから開始 | 必要 4ヶ月の準備期間あり |
| 奨学金 (Vice-Chancellor Award) | 要確認 | 要確認 | ✓ ATAR換算で狙える |
| 向いている方 | 専攻が決まっていて 英語も準備できている方 | 英語に不安があり 現地で仕上げたい方 | 学部を幅広く 検討したい方 |
※授業料はいずれも2026年レートで、PLAN 1・2 は Diploma of Business(Part 1 A$41,700+Part 2 A$46,000)+ Bachelor of Business 2年分(A$55,900×2)、PLAN 3 は MUFY Standard(A$42,300)+ Bachelor of Business 3年分(A$55,900×3)で計算しています。PLAN 2 は Monash English 2モジュール(A$6,800×2)を加算。生活費(年A$30,000〜45,000)、OSHC、ビザ申請料、渡航費は含みません。開講日と修了日の組み合わせにより、学部の開始月が数ヶ月前後することがあります。
PLAN 1(最短プラン・6月 Diploma 開講)を例に、高校3年生の1年間をどう使うかをお見せします。PLAN 2・3 でも、前半の動き方は基本的に同じです。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
高校3年生の方から一番多いご質問は、「日本の大学受験と両立できますか」です。答えは、できます。
モナッシュ(Monash College)への出願は書類審査で、試験日はありません。出願の山場は9〜11月、ビザ申請は12〜1月。日本の一般入試(1〜2月)とは山がずれています。「日本の大学に受かったらそちらへ進む」という前提で、オファーだけ取っておくことも可能です。実際にそうされる方は少なくありません。
逆に、いちばんもったいないのは「高3の秋になってから調べ始める」ことです。理由は英語です。Monash College の英語要件に届かない場合、Monash English を挟むことになりますが、これは「1モジュール10週間・A$6,800」という単位で増えていきます。高3の春から計画的にIELTSに取り組めば、この費用と期間を丸ごと節約できる可能性があります。
そしてもうひとつ。「まだ志望分野が決まっていない」ことは、悪いことではありません。決まっていないならPLAN 3(MUFY)が合理的です。決まっていないのにPLAN 1(Diploma)を選ぶことのほうが、はるかにリスクが高い――これが、私たちが何度も見てきたパターンです。
高校生ご本人はもちろん、保護者の方だけのご相談も歓迎します。現在の評定・英語力・志望分野を教えていただければ、上の3プランをあなたの数字に置き換えてお出しします。
すでに社会に出ている方、大学を卒業してから時間が経っている方からいただく質問は、「学部と違う分野の修士に行けますか」「GPAが足りないと思うのですが」の2つに集約されます。モナッシュの場合、どちらも道はありますが、確認すべき箇所が学部とは違います。
※修士の修業年限はコースにより1年〜2年です。英語要件もレベルA(IELTS 6.5・各6.0)からレベルE(総合7.0・L7.5・R7.0・W7.0・S7.5/Master of Teaching など)まで開きますので、志望コースごとの確認が必要です。
大学院の基本要件は「前提となる学位の修了」で、分野が一律に指定されているわけではありません。文系学部からデータサイエンスやビジネス分析へ、といった進路変更は制度上可能です。ただしコースによっては前提科目(prerequisite)や実務経験が個別に設定されます。
モナッシュの修士課程にはEntry Level 1/2/3という段階が設定されているものがあります。学部の専攻と職歴によって、どのレベルから入るかが決まり、そのまま在籍年数と総額が変わります。「同じコース名なのに人によって年数が違う」のはこの仕組みのためです。
大学院の年間授業料はMaster of Business Management のA$38,000から、Master of Business/Banking and Finance のA$59,900まで開きます。年額と在籍年数の掛け算で総額を出す――この一手間をかけるかどうかで、判断が変わることがあります。
Leadership(100%)と Merit(A$15,000)は学部(Bachelor/Honours)が対象です。大学院で狙えるのは、薬学系の International Merit Scholarship や研究学位向けの Monash International Tuition Scholarship など。コースワークの修士は、奨学金より「卒業生割引10%」や「在籍年数の短縮」で効かせるのが現実的です。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
社会人の方の相談でいちばん差が出るのは、コースと在籍年数の選び方です。
たとえばビジネス系で比べてみます。Master of Business Management は年A$38,000、Master of Business は年A$59,900。年額でA$21,900の差があります。ここに在籍年数(1年か2年か)が掛かりますので、総額では数百万円規模の違いが生まれます。
ただし「安いほうを選べばよい」という話ではありません。コースの目的も、入学要件も、修了後に開ける進路も違います。ご自身の職歴と目的に対してどちらが妥当かを整理したうえで、総額を並べてお出しします。
また、すでにモナッシュ大学の学部を卒業されている方は、大学院の授業料が10%割引になります(2026年・在籍期間中ずっと)。この制度を知らずに他大学と比較されている方が、意外なほど多くいらっしゃいます。
メルボルンはビクトリア州の州都で、人口およそ520万人。シドニーと並ぶオーストラリア最大級の都市です。「世界で最も住みやすい都市」ランキングの常連として知られ、カフェ文化・アート・スポーツの街でもあります。留学地としての性格を、条件ごとに整理します。
メルボルンはシドニー・ブリスベンと同じく主要都市に区分され、卒業生ビザ(サブクラス485)の滞在期間延長や永住権申請の加点対象となる「指定地域」ではありません。ビザ上の優遇を最優先されるなら、アデレード・パース・キャンベラなどが有利です。ここは正直にお伝えします。※制度は変更されることがあります。
モナッシュ大学の公式目安です。家賃はClaytonエリアのシェアハウスで週A$275〜380、学生寮で週A$350〜450。シドニーよりはやや抑えられますが、アデレードやパースと比べると高い水準です。3〜4年で見れば、この差は総額に効いてきます。
トラム(路面電車)網が世界最大級で、電車・バスと合わせてMykiカードで乗れます。CaulfieldキャンパスはCaulfield駅の目の前、Melbourne CityキャンパスはSouthern Cross駅から徒歩300m。Clayton〜Caulfield間には大学の無料シャトルバスが走っています。
都市の規模が大きいぶん、求人の絶対数が多いのがメルボルンの利点です。日本食レストラン、カフェ、小売など日本人が働ける場所も豊富です。ただしアルバイト収入を学費の主要な財源として計画することはおすすめしません。※学生ビザの就労時間には上限があります。
全豪オープンテニス、F1オーストラリアGP、メルボルンカップ、AFLグランドファイナル。年間を通じて世界規模のイベントが開催されます。国立ギャラリー、ストリートアート、ライブミュージックの拠点でもあり、勉強以外の時間の質は3〜4年の満足度を大きく左右します。
メルボルンには日本人コミュニティがあり、日本食材店・日本語対応の医療機関もあります。アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しており、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。
| 費目 | メルボルンの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 学生寮(オンキャンパス) | A$350〜450 | タイプにより変動 |
| シェアハウス | A$275〜380 | Claytonエリア |
| ホームステイ | A$275〜430 | 18歳未満は大学指定のHAS必須 |
| 民間の賃貸 | A$500〜750 | Claytonエリア |
| 食費 | A$150〜500 | 自炊中心か外食中心かで大差 |
| 光熱費 | A$40〜80 | ガス・水道・電気 |
| 携帯・インターネット | A$20〜46 | |
| 公共交通 | A$25〜50 | Myki |
| 年間の合計 | A$30,000〜45,000 | 大学公式の目安 |
※モナッシュ大学公式「Cost of living」の公表値です。住む地域と生活スタイルにより変動します。18歳未満の方がホームステイを選ぶ場合、モナッシュ指定のHomestay Accommodation Service(HAS)の利用が必須です。
モナッシュ大学は、オーストラリア金融新聞(AFR)Best Universities Ranking 2025 でキャリアインパクト部門の国内3位・総合4位と評価されています。またGo8加盟校の卒業生は「より早くフルタイムの職に就き、初任給が高く、大学院に進む割合も高い」と大学自身が説明しています。
オーストラリアの卒業生ビザ(サブクラス485)には、指定地域(Designated Regional Area)で学んだ場合に滞在期間が延長される制度があり、永住権申請でも加点対象になります。メルボルンはこの指定地域に含まれません。
したがって、「卒業後にできるだけ長くオーストラリアに滞在したい」「永住権を視野に入れたい」という条件を最優先されるのであれば、アデレード・パース・キャンベラ・ホバートなどの大学のほうが制度上は有利です。
それでもモナッシュを選ぶ理由は、QS世界31位というブランド、分野別で世界トップ10に入る領域、そしてMonash College経由で学部2年次から始められる進学ルートの短さにあります。何を優先するかで答えが変わります。※ビザ制度は頻繁に、そして予告なく変更されます。
卒業生ビザ(サブクラス485)を取得して現地で働く道です。メルボルンは求人の絶対数が多く、IT・会計・エンジニアリング・ヘルスケアなど専門職の選択肢が広がります。ビクトリア州の州推薦(State Nomination)を利用するルートもあります。
モナッシュは日本での知名度が比較的高いオーストラリアの大学です。Go8加盟・QS世界31位という位置づけは、外資系企業やグローバル職種の採用で説明しやすい経歴になります。
学部からそのまま大学院へ進む場合、卒業生割引で授業料が10%減額されます(在籍期間中ずっと)。研究学位(HDR)に進む場合は Monash International Tuition Scholarship などの支援制度があります。
看護(AHPRA登録)、薬学、理学療法、作業療法、教員(Master of Teaching)など、修了が専門職の登録要件につながるコースがあります。これらは英語要件が高く設定されていますので、早い段階からの準備が必要です。
モナッシュ大学を検討される方が、あわせて比較されることが多いのがUNSW Sydney(シドニー・Go8・QS国内1位)とRMIT大学(同じメルボルン・非Go8)です。「別の街の最上位校」と「同じ街の実務系大学」――この2つと並べると、モナッシュの立ち位置がはっきりします。
| 比較項目 | モナッシュ大学 | UNSW Sydney | RMIT大学 |
|---|---|---|---|
| QS世界ランキング2027 | 31位 国内5位・過去最高 |
19位 国内1位 |
119位 国内10位 |
| Go8加盟 | ✓ | ✓ | ✗ |
| 所在地 | メルボルン ビクトリア州 |
シドニー ニューサウスウェールズ州 |
メルボルンCBD ビクトリア州 |
| 指定地域 (485延長・永住加点) |
✗ 対象外 | ✗ 対象外 | ✗ 対象外 (CBDキャンパス) |
| 看板分野 | 薬学 世界2位 ビジネス経営 世界3位 鉱山工学 世界1位 教育学 世界10位 |
工学・ビジネス QS国内1位 |
デザイン・IT アート&デザイン 世界19位 |
| 学部の英語要件 (標準) |
IELTS 6.5 各6.0(Level A) 法学・理学療法は7.0 看護は7.0 |
IELTS 6.5 各6.0 |
IELTS 6.5 コースにより変動 |
| 学部の年間授業料 (2026年・目安) |
A$44,600〜 A$64,200 人文44,600/看護44,600 ビジネス55,900/工学59,600 |
A$56,500〜 61,500 商学56,500 情報61,000/工学61,500 |
A$36,000〜 50,000 コースにより変動 |
| 日本の高校からの 直接入学 |
✗ 原則不可 Monash College 経由 |
各大学ページ参照 | 各大学ページ参照 |
| 準備課程から 学部2年次への編入 |
✓ あり Diploma Part 2 Go8では珍しい制度 |
各大学ページ参照 | 各大学ページ参照 |
| 学内の進学準備機関 | Monash College MUFY・Diploma Monash English |
大学の制度による | RMIT の Foundation 1年・A$34,250 |
| 留学生向け奨学金 (学部の最大) |
授業料100%免除 年4名・在学期間中 パスウェイ経由は対象外 |
大学の制度による | 大学の制度による |
| 規模 | 78,230人 うち留学生33,033人 |
大規模 各大学ページ参照 |
約99,000人 全課程 |
| 生活費の水準 | 高め 年A$30,000〜45,000 |
高い シドニー圏 |
高め メルボルンCBD |
※QS世界ランキングはQS World University Rankings 2027の公表値です。学費はいずれも各大学が公表する留学生向けの年額(コースにより変動)で、モナッシュは2026年レート、RMITは公式の目安レンジ、UNSWは2026年の代表コースの金額です。両校の詳細な奨学金制度・入学要件については、それぞれの詳細ページをご覧ください。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
3校の選び方を、率直に整理します。
モナッシュを選ぶべき人――薬学・薬科学、ビジネス/経営、教育、看護、工学(特に鉱山・機械・化学)、コンピュータサイエンスを学びたい方。これらは世界または国内でトップクラスの評価がある分野です。加えて「Go8のブランドを取りつつ、学部2年次から始めて期間と総額を圧縮したい」という条件を重視する方。この組み合わせができるGo8は多くありません。
UNSWを選ぶべき人――QS国内1位という順位に価値を置く方、シドニーで学びたい方。工学・ビジネスの評価はモナッシュと並ぶかそれ以上です。ただし学費はモナッシュより高く、生活費もシドニー圏の水準になります。
RMITを選ぶべき人――デザイン・クリエイティブ・実務直結のITを学びたい方、そして費用を抑えたい方。学部の年額はモナッシュより1万豪ドル前後低く、3年間では数百万円の差になります。Go8のブランドが必要かどうかが分岐点です。
なお、同じメルボルンのメルボルン大学と迷われる方もいらっしゃいます。同大学は学部で幅広く学び、専門は大学院で深める「メルボルン・モデル」を採っており、日本の学部制度とは組み立てが異なります。学部段階で専門に入りたい方には、モナッシュのほうが素直に合います。
モナッシュとUNSW・RMITを比較するとき、順位そのものより先に確認すべきなのは次の3点です。
①学びたい分野で、どの大学が実際に強いか、②準備課程を含めた学士号までの総額と期間はいくら違うか、③日本の成績・英語力で、どのルートがいちばん早く始められるか。
アンアルウェンでは、この3点を並べた比較表を無料で作成しています。ビクトリア州の大学一覧とオーストラリアの大学一覧もあわせてご覧ください。
「モナッシュ大学」と「モナシュ大学」、どちらが正しいですか?
英語表記は Monash University で、日本語では「モナッシュ大学」「モナシュ大学」の両方が使われています。どちらも同じ大学です。大学名は、第一次世界大戦でオーストラリア軍団を率い、技術者・行政官としても知られたジョン・モナッシュ将軍(Sir John Monash)に由来します。検索するときはどちらの表記でも同じ大学の情報にたどりつけます。
モナッシュ大学は世界ランキングで何位ですか?
QS World University Rankings 2027で世界31位、オーストラリア国内5位です。前年の36位から5つ順位を上げ、大学として過去最高の順位になりました。ほかにU.S. News Best Global University Rankings 2026-27で38位、THE World University Rankings 2026で58位(同順)、ShanghaiRanking 2026で76位。分野別ではQS分野別2026の薬学・薬理学で世界2位に入っています。
日本の高校を卒業して、モナッシュ大学の学部に直接入学できますか?
実務上は難しく、標準ルートは Monash College です。モナッシュ大学が公表している海外の中等教育資格の最低要件は「最終学年の修了(英語を含む)」ですが、同等性は大学のデータベースで個別に判定されます。日本の普通科高校の卒業だけで学部1年次のオファーが出るケースはほとんどありません。実際の進学ルートは、MUFY(約1年)→ 学部1年次か、Monash College Diploma の Part 1・Part 2(約1年4ヶ月)→ 学部2年次の2つです。日本の大学に1年以上在籍された方は、学部への直接出願を検討できる場合があります。
Monash College の Diploma を修了すると、本当に学部2年次から始められますか?
はい。モナッシュ大学の公式「最低入学要件」に、Diploma Part 1 は一部の学部コースの1年次、Diploma Part 2 は一部の学部コースの2年次への最低要件を満たすと明記されています。Part 1・Part 2 はそれぞれ2トリメスター(Diploma of Engineering のみ3トリメスター)で、合計およそ1年4ヶ月です。ただし2年次編入の対象になるコースは限られています。志望コースが対象かどうかは出願前に必ず確認してください。
モナッシュ大学の留学生向け奨学金は、申請が必要ですか?
主要な学部奨学金は申請不要です。Monash International Leadership Scholarship(授業料100%免除・在学期間中・年4名)と Monash International Merit Scholarship(年A$15,000・最大A$75,000・年20名)は、学部のオファーを受けた留学生が自動的に選考対象になります。ただし重要な除外規定があります。この2つは、Monash College や MUFY などパスウェイ課程からの進学者を対象外としています。日本の高校からの標準ルートがまさにそこに当たりますので、必ず確認が必要です。
Monash College 経由だと、奨学金はまったく狙えないのですか?
そんなことはありません。Vice-Chancellor International School Leaver Award(授業料A$15,000減額・A$7,500×2回・1年間のみ・年80名)には、Leadership や Merit にあるようなパスウェイ経由の除外規定が公式ページに記載されていません。ATAR 83以上相当が選考の目安で、MUFYはATAR換算のスコアが出ますので、ここが現実的な狙い目になります。ただし他のモナッシュの奨学金との併用はできず、適用は1年間のみです。薬学系のように分野専用の高額枠(授業料50%・25%減額)もあります。
モナッシュ大学の学費は年間いくらですか?
2026年レートの留学生向け年間授業料(48単位=フルタイム1年分)は、学部で人文A$44,600、看護A$44,600、教育(Honours・初等)A$45,700、心理学A$48,600、IT A$54,400、商学・経営A$55,900、理学A$56,600、工学(Honours)A$59,600、理学療法(Honours)A$64,200です。大学院はMaster of Business Management A$38,000、Master of Commerce A$41,000、MBA(Digital)A$44,200、Master of Teaching A$45,000、Master of Professional Engineering A$57,900、Master of Business/Banking and Finance A$59,900など。金額は毎年改定されます。
モナッシュ大学の英語要件(IELTS)はどのくらいですか?
大学全体の最低要件はIELTS Academic 総合6.5(4技能すべて6.0以上)です。モナッシュはコースごとに英語要件のレベルをA〜Fで設定しており、上位コースでは要件が上がります。Bachelor of Education(Honours)はLevel Bで総合6.5(L6.5・R6.5・W6.0・S6.0)、法学と理学療法はLevel Cで総合7.0(各6.5)、Master of Teaching はLevel Eで総合7.0(L7.5・R7.0・W7.0・S7.5)、看護は総合7.0(L7.0・R7.0・W6.5・S7.0)です。TOEFL iBTは79、PTE Academicは58が最低ライン。英語圏で19歳までに6年以上就学した経験がない場合、スコアの有効期限は開講日から3年以内です。
メルボルン(モナッシュ大学)は、卒業生ビザで優遇される「指定地域」ですか?
いいえ。メルボルンはシドニー・ブリスベンと同じく主要都市に区分され、卒業生ビザ(サブクラス485)の滞在期間延長や永住権申請の加点対象となる「指定地域(Designated Regional Area)」ではありません。ビザ上の優遇を最優先されるのであれば、アデレード・パース・キャンベラ・ホバートなどの大学のほうが制度上は有利です。モナッシュを選ぶ理由は、ランキングと分野の実力、そして学部2年次から始められる進学ルートの短さにあります。※ビザ制度は頻繁に変更されます。
モナッシュ大学の学部を卒業して、そのまま大学院に進むと割引はありますか?
あります。モナッシュ大学で学士号を修了した卒業生は、2026年の大学院コースの授業料が10%割引になります。割引は各セメスターの授業料に適用され、修士課程の在籍期間中ずっと続きます。留学生・国内学生の双方が対象で、10学部の幅広いコースが対象です。またご兄弟姉妹がモナッシュに在籍していて双方が全額自己負担の学生である場合、どちらか一方が授業料10%割引を受けられる制度もあります。
モナッシュ大学のキャンパスはどこにありますか?専攻によって違いますか?
オーストラリア国内に6拠点あり、専攻によって通うキャンパスが変わります。Claytonはメルボルン東部郊外の最大キャンパス(在籍52,186人・独自の郵便番号を持つ規模)。Caulfieldは市内から約9km、Caulfield駅の目の前でビジネス・アート/デザイン・IT中心(在籍17,058人)。Parkvilleは薬学・薬科学の専門キャンパス、PeninsulaはFrankstonで教育・看護・ヘルスサイエンス系、Melbourne City(750 Collins Street・Docklands)が Monash College の拠点です。CaulfieldとClaytonの間は無料シャトルバスで結ばれています。海外にもマレーシア・インドネシア・中国・インド・イタリアに拠点があります。
高校3年生ですが、日本の大学受験と両立できますか?
できます。モナッシュ(Monash College)への出願は書類審査で、試験日はありません。出願の山場は高3の9〜11月、ビザ申請は12〜1月で、日本の一般入試(1〜2月)とは時期がずれています。「日本の大学に受かったらそちらへ進む」という前提でオファーだけ取っておくことも可能です。具体的な組み立ては第10章「高校3年生の方向けのプラン(例)」をご覧ください。
留学エージェントを通すと、モナッシュ大学の学費は高くなりますか?
変わりません。学費も奨学金も、大学に直接申し込む場合と同じ条件です。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。相談から出願、奨学金の確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。
「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、モナッシュのように「進学ルートが複数あり、そのどれを選ぶかで期間と総額が1年分変わる」大学では、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の適用確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
これがモナッシュで最も金額を左右する確認事項です。志望コースがDiploma Part 2 からの2年次編入の対象なら、学士号まで約3年4ヶ月。対象外ならMUFY経由で約4年になります。差は約8ヶ月=学部1年分の学費(A$44,600〜59,600)+生活費(年A$30,000〜45,000)。出願前に大学へ照会します。
モナッシュの看板奨学金である Leadership(100%免除)と Merit(A$15,000)は、Monash College・MUFY からの進学者を公式に対象外としています。この一文を見落としたまま「奨学金が手厚い大学」として計画を立てると、前提が崩れます。狙える枠と狙えない枠を、最初に仕分けします。
モナッシュはコースごとに英語要件レベルがA〜Fで設定されています。標準はIELTS 6.5(各6.0)ですが、法学・理学療法は7.0(各6.5)、Master of Teaching は総合7.0(L7.5・S7.5)。この差はIELTS対策の期間で半年〜1年に相当します。志望コースの正確な要件から逆算した計画をご提案します。
モナッシュの費用は、学部の年額だけを見ても判断できません。MUFY(A$42,300)かDiploma(A$74,200〜87,700)か、学部が3年か2年かで総額が大きく変わります。生活費・OSHC・ビザ申請料まで足した総額を無料で試算します。
「Foundationは遠回り」という思い込みで判断される方が多いのですが、専攻が決まっていない状態でDiplomaを選ぶほうが、結果的に遠回りになることがあります。両ルートの総額・期間・リスクを並べた比較をお出しします。
Monash English → Diploma → 学部、という組み合わせをひとつのパッケージとして出願すれば、ビザ申請は一度で完了します。開講月(Diplomaは2月・6月・10月、MUFYは1月・3月・7月・9月)から逆算して、待ち時間が最小になるよう設計します。
大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。モナッシュ・UNSW・RMITを条件別に比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。
アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。Monash College から学部へ上がるタイミングの手続きも一緒に進められます。保護者の方からのご相談も承ります。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
モナッシュ大学を検討している方へ ― 松本より
モナッシュ大学は、「Go8で、しかも学部2年次から始められる」という珍しい組み合わせを持つ大学です。QS世界31位というブランドと、Monash College Diploma からの2年次編入。この2つが同居しているGo8は多くありません。
その一方で、看板の奨学金2つがパスウェイ経由の学生を対象外にしていること、メルボルンが指定地域ではないことも、事実としてお伝えしなければなりません。いいところだけを並べても、実際に留学する方の役には立たないからです。
特に高校3年生の方には、「志望コースがDiplomaの2年次編入の対象かどうか」を最初に確認していただきたいです。ここひとつで、卒業までの期間が8ヶ月、費用が数百万円変わります。今の評定を理由に諦める必要はまったくありません。モナッシュは、渡豪後の1年の頑張りが学部のコースと奨学金を決める設計になっています。
学びたい分野と、今の成績・英語力を教えていただければ、実際にいくらかかって、どのルートが最短なのかを具体的な数字でお答えします。モナッシュが合わないと判断すれば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。モナッシュ大学・Monash College への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。なお無料なのは代行サービスです。滞在先の手配料、寮費・ホームステイ費、保険料などの実費は別途かかります。
Free Consultation
同じモナッシュでも、
入口が違えば8ヶ月と数百万円が変わります。
「志望コースはDiplomaの2年次編入の対象か」「MUFYとDiploma、どちらが自分に合うか」「英語要件はレベルAかCか」「狙える奨学金はどれか」「準備課程を含めた総額はいくらか」――モナッシュが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校3年生・保護者の方のご相談も歓迎します。
※本ページは2026年8月25日時点の公開情報にもとづき、アンアルウェン代表・松本朋弥が作成しています。学費はモナッシュ大学公式コースページに表示された留学生向け2026年レート、Monash College の学費は同校公式「Dates and fees」の2026年料金です。入学要件・英語要件・奨学金の条件は、モナッシュ大学公式の「Minimum entry requirements」「English language requirements」および各奨学金ページの公表値にもとづきます。学生数・拠点別在籍数は公式「Monash at a glance」(2024年通年/2023年拠点別)の値です。ランキングの数値は各調査機関が公表した年度のものです(QS World University Rankings 2027、QS World University Rankings by Subject 2026、THE World University Rankings 2026、THE World University Rankings by Subject 2026、ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025、ShanghaiRanking 2026、U.S. News Best Global University Rankings 2026-27、THE World Reputation Rankings 2025、QS Sustainability Rankings 2026、AFR Best Universities Ranking 2025)。学費・奨学金・入学要件・ビザ制度は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。