Griffith University — Sport Management, Gold Coast & Brisbane
QS世界大学ランキング分野別2026で、グリフィス大学のスポーツ関連分野は世界49位。オーストラリアで唯一のオリンピック・パスウェイ大学であり、2032年のオリンピック開催地ブリスベンと、その隣のゴールドコーストにキャンパスを持ちます。このページでは、留学生が選べる4つの学位を公式データで整理します。
「スポーツに関わる仕事をしたい」――このご相談は、毎年いただきます。そして、ほとんどの方が最初に同じ壁にぶつかります。スポーツマネジメントを名乗る学位が多すぎて、どれが自分に合うのかわからないという壁です。
グリフィス大学は、この分野でオーストラリアを代表する大学のひとつです。QS世界大学ランキング分野別2026で、スポーツ関連分野は世界49位。大学の総合順位(QS 2027で230位)より、はるかに高い評価を受けています。
そしてグリフィスには、留学生が選べるスポーツ系の学位が4つあります。名前は似ていますが、学ぶ内容・年数・開講キャンパス・学費・入学時期がすべて違います。選び方を間違えると、「ブリスベンで暮らすつもりだったのに、その学位はゴールドコーストでしか開講されていなかった」という事態が起こります。実際に起こりうる話です。
このページでは、グリフィス大学の公式データ(Degree finder・Programs and Courses)にもとづいて、4つの学位の違い・履修する科目・2026年の授業料・奨学金適用後の総額・入学条件・進学ルートまでを整理します。大学全体の情報はグリフィス大学の留学ガイド、奨学金の詳細はグリフィス大学の奨学金ガイドをあわせてご覧ください。
オーストラリアでスポーツを学べる大学は複数あります。そのなかでグリフィスを検討する理由を、公式に確認できる事実だけで整理します。
QS World University Rankings by Subject 2026 の Sports-related Subjects で世界49位。大学の総合順位(QS 2027で世界230位・国内15位)を大きく上回ります。分野で選ぶ意味がある数字です。
グリフィスは公式に「exclusive Australian Olympic Pathway University」と表記しています。トップアスリートの育成環境を大学として持っている、という位置づけです。
Bachelor of Business のスポーツマネジメント専攻は、SMAANZ(オーストラリア・ニュージーランドスポーツマネジメント学会)の認定専攻です。学会が内容を認めた専攻である、という裏付けになります。
2032年のオリンピック・パラリンピックはブリスベンで開催されます。グリフィスの4キャンパスはすべてブリスベン〜ゴールドコースト圏内にあります。
オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)、クイーンズランド州立スポーツアカデミー、ゴールドコースト・タイタンズ、ゴールドコースト・サンズ、スイミング・オーストラリアなどが公式に挙げられています。
Griffith High Performance Hub として、高性能ジム・50mプール・陸上トラックが同じ敷地に整備されています。スポーツを学ぶ環境が、実物としてキャンパスにあります。
先にお伝えしておきます。上に挙げた「オリンピック・パスウェイ大学」「高性能トレーニング施設」「所属アスリート500名以上」といった項目は、主にエリートアスリートの支援体制(Griffith Sports College)に関するものです。スポーツマネジメントを学ぶ留学生が、入学しただけで自動的にこれらの対象になるわけではありません。
それでも意味があるのは、「本気でスポーツをやっている人が学内に集まっている環境で学べる」という点です。授業やインターンで接する相手、教員の業界とのつながり、キャンパスで開かれるイベントの質――そこに差が出ます。「施設が使い放題」と読み替えるのは間違いですが、「環境として恵まれている」は事実です。
このページで最も重要なセクション
グリフィスで「スポーツ×マネジメント」を学べる学位は4つです。まず一覧で違いを確認してください。学費・年数だけでなく、開講キャンパスと入学時期が大きく違う点にご注意ください。
| 学位 | 期間 | キャンパス | 入学時期 | 年間授業料 2026年・定価 |
こういう方に |
|---|---|---|---|---|---|
| Bachelor of Business スポーツマネジメント専攻 経営学士/CRICOS 006423F |
3年 | ゴールドコースト ブリスベン・サウス ブリスベン・シティ |
年3回 T1・T2・T3 |
$37,000 | ビジネス寄り。スポーツ業界の経営・マーケティング・イベント運営を学びたい方。キャンパスと入学時期の選択肢が最も広いのが利点です |
| Bachelor of Sport Development /CRICOS 086147C |
3年 | ゴールドコーストのみ | 年1回 T1(3月)のみ |
$40,500 | スポーツ現場寄り。運動生理学・バイオメカニクス・コーチングまで含めて学びたい方。3年次に80時間の専門実習が必修です |
| Bachelor of Sport Development/ Bachelor of Business 二重学位/CRICOS 0100239 |
4年 | ゴールドコーストのみ | 年2回 T1・T2 |
$38,500 | 4年で学士号を2つ取りたい方。ただしビジネス側で選べる専攻に「スポーツマネジメント」は含まれません(下記参照) |
| Master of Business スポーツマネジメント専攻 経営学修士/CRICOS 096285K |
1年 1.5年 2年 |
ゴールドコーストのみ (学生ビザの場合) |
年3回 T1・T2・T3 |
$41,000 | すでに学士号をお持ちの方。経歴によって1年で修了できる可能性があります |
※金額はすべてオーストラリアドル(AUD)、2026年開始の留学生向け目安年額(フルタイム標準履修=年80単位)です。グリフィス公式は「学費は毎年見直され、変更される場合がある」と明記しています。奨学金適用前の定価です。CRICOSコードは公式登録値です。
迷ったときの判断軸は、次の1問です。
「スーツを着てスポーツ業界で働きたい」のか、「グラウンドやジムに近いところで働きたい」のか。前者なら Bachelor of Business のスポーツマネジメント専攻、後者なら Bachelor of Sport Development です。「両方」と答えたくなる方が多いのですが、その場合は二重学位(4年)ではなく、まず Bachelor of Business のスポーツマネジメント専攻を軸に、選択科目で調整するほうが現実的なことが多いです。理由は次の注意点にあります。
Bachelor of Sport Development/Bachelor of Business の二重学位で、ビジネス側の専攻として選べるのは次の7つです。
この一覧に「Sport Management」は入っていません。二重学位ではスポーツ側の学位(Sport Development)がその役割を担う設計になっているためです。「二重学位ならスポーツマネジメント専攻も付いてくる」と考えると、想定と違う結果になります。スポーツ×イベント運営を狙うなら Events 専攻、という選び方になります。
日本からの留学生にとって、最も選ばれやすいのがこの学位です。理由は明快で、キャンパスの選択肢が広く、入学が年3回あり、学費が4つのなかで最も低いためです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学位名 | Bachelor of Business(経営学士)/プログラムコード 1632 |
| 専攻 | Sport Management(スポーツマネジメント)ほか全23専攻から選択 |
| 期間 | 3年(フルタイム) |
| キャンパス | ゴールドコースト/ブリスベン・サウス(ネイサン)/ブリスベン・シティ(サウスバンク)/オンライン ※スポーツ分野の専門科目はゴールドコースト・ネイサン・オンラインで開講されています |
| 入学時期 | 年3回(トライメスター1・2・3/3月・7月・11月) |
| 英語要件 | IELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上) |
| 2026年 授業料(定価) | A$37,000/年 単位あたり A$462.50 × 年80単位 |
| CRICOSコード | 006423F |
| 認定 | スポーツマネジメント専攻はSMAANZ(Sport Management Association of Australia and New Zealand)認定 |
Bachelor of Business は、1年目(最初の2トライメスター)に6科目の基礎科目を全員が履修し、専攻を選ぶのは2年次からという設計です。これは留学生にとって、実は大きな意味があります。
「入学時点でスポーツマネジメントに絞りきれていなくてもいい」ということです。1年目に英語で授業を受けながら業界を見て、2年次に専攻を確定できます。マーケティングやイベントに惹かれたら、そちらへ変えることもできます。
また、専攻は2つまで取得できます。「スポーツマネジメント+マーケティング」「スポーツマネジメント+イベント」といった組み合わせが可能です。日本に帰国して就職する場合、スポーツ業界の求人数を考えると、2つ目の専攻を持っておくことは現実的な保険になります。
グリフィス公式は、Bachelor of Business のブリスベン・サウス(ネイサン)開講分について、2027年にブリスベン・シティ校の Treasury Building(旧財務省庁舎)で提供する予定と告知しています。開設が遅れた場合は、ブリスベン圏の他の校舎で全部または一部を実施するとされています。
ブリスベン中心部の歴史的建造物がビジネス系の拠点になる計画です。ブリスベンで学ぶことを検討されている方は、入学年によって校舎が変わる可能性がある点をご承知おきください。
こちらはスポーツ現場に近い学位です。マネジメントだけでなく、運動生理学・バイオメカニクス・スポーツ心理学・コーチング・健康増進まで含みます。「スポーツを通じたコミュニティ開発」という専門領域も扱います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学位名 | Bachelor of Sport Development/プログラムコード 1493 |
| 期間 | 3年(フルタイム)/240単位 |
| キャンパス | ゴールドコーストのみ |
| 入学時期 | トライメスター1(3月)のみ・年1回 |
| 英語要件 | IELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上) |
| 2026年 授業料(定価) | A$40,500/年 単位あたり A$506.25 |
| CRICOSコード | 086147C |
| 実習 | 3年次に80時間(10週間)の専門実習が必修 |
| 上位課程 | Bachelor of Sport Development (Honours)(2120)が、さらに1年で用意されています |
入学が年1回しかない、という点が最大の制約です。Bachelor of Business が年3回入学なのに対し、この学位は3月のトライメスター1のみ。準備が間に合わなければ、次のチャンスは1年後です。
日本の高校を3月に卒業して、そのまま同じ年の3月入学に間に合わせるのは日程的に無理があります。実務上は「高校卒業→英語コース or ディプロマ→翌年3月入学」という組み立てになります。この1年をどう使うかで総額と到達点が変わりますので、早めにご相談ください。
公式には、Good Universities Guide 2025 においてスポーツ・レジャー分野で「総合的な学生経験」と「教育の質」が5つ星と紹介されています。また実習・インターンの受入先として、オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)、クイーンズランド州立スポーツアカデミー、ゴールドコースト・タイタンズ(NRL)、ゴールドコースト・サンズ(AFL)、スイミング・オーストラリア、Vald が挙げられています。
4年間で学士号を2つ取得する課程です。単位数は320単位(通常の学士は240単位)。ゴールドコースト校のみ、入学はトライメスター1・2の年2回です。2026年の留学生向け授業料は年間 A$38,500(単位あたり A$481.25)。
単純計算で、4年間の授業料は A$154,000。Bachelor of Business 単体(3年・A$111,000)と比べると A$43,000(約1年分+α) の差になります。生活費を加えると差はさらに開きます。
この差に見合うかどうかは、「2つ目の学位(Business)で何の専攻を取るか」で決まります。前述のとおり、ビジネス側でスポーツマネジメント専攻は選べません。Events・Marketing・Management など、スポーツと組み合わせて意味のある専攻を明確に決められている方には価値があります。「なんとなく2つあったほうが有利そう」という理由であれば、3年で卒業して1年早く働き始めるほうが合理的なことが多いです。
すでに大学を卒業されている方、社会人の方はこちらです。グリフィスの大学院で、このページの内容に最も差が出るセクションですので、丁寧に読んでください。
この2つを合わせると、学生ビザでグリフィスの大学院スポーツマネジメントを学ぶ場合、キャンパスはゴールドコースト一択です。「大学院はブリスベンで」というご希望は、この専攻については叶いません。ここは出願前に必ず確認すべき点です。
Master of Business は、これまでの学歴と実務経験によって修業年限が変わります。この判定が、そのまま授業料の総額に直結します。
| 期間 | 単位数 | 入学要件 | 授業料の総額 (2026年・定価) |
|---|---|---|---|
| 1年 | 80単位 | 関連分野の学士号(以上)+関連する実務経験2年 | A$41,000 |
| 1.5年 (Flexible entry) |
120単位 | 関連分野の学士号(以上) ※論文(dissertation)を希望する方はこちら |
A$61,500 |
| 1.5年 (Foundation entry) |
120単位 | 分野を問わない学士号(以上)+関連する実務経験2年 | A$61,500 |
| 2年 | 160単位 | 分野を問わない学士号(以上) ※上記に相当すると認められる学習歴の組み合わせでも可 |
A$82,000 |
※いずれの入口でも前の学位のGPAが7点満点で4.0以上が必要です。授業料は単位あたり A$512.50(2026年)で算出した目安額で、実際の請求はトライメスター単位です。学費は毎年見直されます。
1年と2年では、授業料が A$41,000 と A$82,000。日本円にして数百万円の差です。そして分かれ目は、たった2つの条件です。
①「関連分野の学士号」かどうか。グリフィスが公式に挙げている関連分野は、会計、保険数理、広告、ビジネス、商学、コミュニケーション、経済学、金融、ホスピタリティ経営、国際ビジネス、経営、マーケティング、公共・医療行政、サプライチェーン、不動産評価です。日本の「経営学部」「商学部」「経済学部」はここに入ります。
②「関連する実務経験2年」があるかどうか。公式には、ビジネス・商業・貿易・国際ビジネス・マーケティング・人的資源管理・サプライチェーン・戦略・ビジネス分析・コンサルティング・公務・自営業・銀行などにおけるマネージャーまたはチームリーダーとしての職務が例示されています。
ここを正確に申告できるかどうかで、留学費用が変わります。「スポーツ系の仕事ではないから関係ない」と自己判断される方が多いのですが、上記のとおり関連分野・関連実務の定義はビジネス全般です。職務経歴書の書き方ひとつで判定が変わることもあります。アンアルウェンでは、ご経歴を伺ったうえで、どの入口が狙えるかを無料で整理します。
Master of Business には論文(dissertation)を選択するオプションがあります。所定のGPAを満たした場合、このオプションが研究学位(Master of Philosophy・PhD)への進路になると公式に説明されています。
スポーツ分野で研究職・大学教員を視野に入れている方、または将来的にPhDを検討したい方は、1.5年の Flexible entry を選ぶ必要があります(論文を希望する方はこの入口を選ぶよう公式に案内されています)。1年で修了する入口を選ぶと、この道は開きません。「最短で終わらせる」ことが常に最善ではないという、数少ないケースです。
「スポーツマネジメントで具体的に何を学ぶのか」――公式のコースカタログから、スポーツ分野の専門科目を抜き出しました。すべて1科目10単位です。
| 科目コード | 科目名 | 開講 | 学ぶ内容 |
|---|---|---|---|
| 2309THS | Sport Management Principles スポーツマネジメント原論 |
T1 GC/NA/Online |
オーストラリアのスポーツ産業の構造と、スポーツという商材の特殊性。公共・非営利・プロの各セクターでスポーツ組織がどう運営されているか。スポーツマネージャーの役割と責任、専門管理者とボランティアの関係 |
| 2018THS | Sport Event and Facility Planning スポーツイベント・施設計画 |
T1 GC/NA/Online |
大規模スポーツイベントの企画・実施・評価。招致段階から事後評価まで、開催都市が直面する物流上・組織上の課題と、大会が残す短期・長期のレガシー(遺産)の設計 |
| 2312THS | Sport Digitisation and Communication スポーツのデジタル化と広報 |
T2 GC/NA/Online |
スポーツ組織とメディアの関係構築。Sports Information Director(広報責任者)の職務、メディアプランの立案、記者・編集者との関係づくり |
| 3110THS | Contemporary Issues in Sport Business スポーツビジネスの現代的課題 |
T1 GC/NA/Online |
政治・経済・社会・環境・人口動態・技術の各要因が、スポーツの提供にどう影響するか。地域スポーツ組織からエリートスポーツ・大会まで、幅広い文脈を扱います |
| 3323THS | Sport Marketing スポーツマーケティング |
T2 GC/NA/Online |
観戦者・参加者双方の消費行動。「スポーツを売る」マーケティングと「スポーツを通じて売る」マーケティングの違いと、それぞれの実務への含意 |
| 3333THS | Sport Development Systems スポーツ振興システム論 |
T2 GC/NA/Online |
オーストラリアのスポーツ制度における「振興」。競技人口の拡大と競技力の向上という、しばしば相反する2つの目標をめぐる政策・制度・プログラムの構造 |
| 3410THS | Tourism, Hospitality, Event, Sport and Property Internship I インターンシップ |
要事前手配 | 100時間の就業体験と教室での学習を統合する科目。ワークショップで実務経験を学術的な文脈に接続します。履修登録前に受入先を確定させる必要があります |
※GC=ゴールドコースト、NA=ブリスベン・サウス(ネイサン)。開講トライメスターは2026年の公表値です。専攻の必修・選択の組み合わせと単位数は入学年度のプログラム規程によって決まりますので、確定した履修計画は出願時に大学から提示されるものをご確認ください。
| 科目コード | 科目名 | 開講 | 学ぶ内容 |
|---|---|---|---|
| 7337THS | Managing Sport Venues and Facilities スポーツ施設のマネジメント |
T1 GC/Online |
スポーツ施設の計画と運営。ニーズ分析と事業性評価(フィージビリティ)の手法、財務的検討、競争入札・フランチャイズ・物販を含む運営戦略、リスクマネジメント。施設が地域の経済・社会・環境計画とどう結びつくか |
| 7343THS | Sport and Event Consumer Experiences スポーツ・イベントの顧客体験 |
T1 GC/Online |
スポーツ・イベント組織が直面する固有のマーケティング課題。「販促は marketing 部門だけの仕事ではない」という前提のもと、全職員が持つべき顧客志向を扱います |
| 7334THS | Sport and Social Media スポーツとソーシャルメディア |
T2 GC/Online |
消費者行動・市場調査・ブランディング・広告・スポンサーシップ・メディアリレーション・コミュニティリレーション・営業。スポーツ組織による発信と、スポーツを媒体とした企業の発信の両面を扱い、実践演習まで行います |
| 7254THS | Managing Volunteers for Sport and Events スポーツ・イベントのボランティア管理 |
T2 GC/Online |
地域から国際大会まで、スポーツとイベントを支えるボランティアの参加と関与を、個人・組織・管理・政策の4つの視点から理解します |
大学院の科目構成には、はっきりした方向性があります。4科目のうち2科目(施設マネジメント、ボランティア管理)が「大会・施設を実際に回す」領域、残る2科目が「顧客・スポンサー・メディアと向き合う」領域です。
これは、2032年ブリスベン大会に向けて大規模イベントの運営人材と、スポンサーシップを扱える人材の需要が高まる地域性と、正面から噛み合っています。「スポーツが好きだから」ではなく、「大会・施設・スポンサーを動かす側に回りたい」という志向の方に向いた設計です。
以下はすべて「定価」――奨学金を適用する前の金額です。グリフィスは留学生向けに授業料減額の奨学金を用意しており、多くの方はこの表より安くなります。まず定価を把握してから、次のセクションの奨学金をご覧ください。
| 学位 | 期間 | 年額(定価) | 総額(定価) | 20%奨学金適用後 | 50%奨学金適用後 |
|---|---|---|---|---|---|
| Bachelor of Business スポーツマネジメント専攻 |
3年 | $37,000 | $111,000 | $88,800 | $55,500 |
| Bachelor of Sport Development |
3年 | $40,500 | $121,500 | $97,200 | $60,750 |
| 二重学位 Sport Development/Business |
4年 | $38,500 | $154,000 | $123,200 | $77,000 |
| Master of Business スポーツマネジメント専攻 |
1年 | $41,000 | $41,000 | $32,800 | $20,500 |
| Master of Business 同上 |
1.5年 | $41,000 | $61,500 | $49,200 | $30,750 |
| Master of Business 同上 |
2年 | $41,000 | $82,000 | $65,600 | $41,000 |
※すべてオーストラリアドル(AUD)。2026年開始の公式な目安年額(フルタイム標準履修)にもとづく試算です。グリフィス公式は「授業料は毎年見直され、変更される場合がある」と明記していますので、在学中に年額が改定される可能性があります。20%・50%は下記の奨学金による授業料減額率で、いずれもコース全期間に適用されます。実際の請求はトライメスター単位で、Letter of Offer に該当トライメスターの金額が明記されます。
この表の見方で、いちばん大事なところをお伝えします。
Bachelor of Business(3年・A$111,000)と Bachelor of Sport Development(3年・A$121,500)の差は A$10,500。一方、20%の奨学金が付くかどうかの差は A$22,200 です。つまり「どちらの学位を選ぶか」より「奨学金が取れるかどうか」のほうが、金額へのインパクトが大きいということです。
そして20%の奨学金は申請不要・GPA 4.5(7点満点)以上で自動判定されます。「学位選びで数十万円を節約しようとするより、奨学金の条件を先に確認するほうが効きます。」アンアルウェンでは、ご成績から適用の見込みを無料で確認します。
| 費目 | 内容 |
|---|---|
| OSHC(海外学生健康保険) | 学生ビザの必須要件。グリフィスではデポジット(初回納付額)にビザ期間分をまとめて含める形が基本です |
| 学生ビザ申請料 | オーストラリア政府に納付します。金額は政府により改定されます |
| 実習・現地調査の費用 | グリフィス公式は Bachelor of Business について「現地調査(field trip)や実習に伴う費用が発生する場合がある」と明記しています。スポーツ系は現場に出る科目があるため、該当しやすい費目です |
| 渡航費・滞在費・生活費 | 航空券、住居(学生寮・ホームステイ・シェアハウス等)、食費・交通費など |
| 英語コースの費用 (必要な場合) | GELI(付属語学学校)を経由する場合。日本人向けの20%奨学金を適用すると、2026年は週A$352〜(26週以上/定価A$440)、25週までは週A$376(定価A$470)。2027年は週A$368〜(定価A$460)、25週までA$392(定価A$490)。入学金は2026年A$230、2027年A$240で、これは減額の対象外。教材費・空港送迎は無料 |
生活費について。グリフィス公式は、キャンパスのあるクイーンズランド州南東部について「シドニーやメルボルンといった他の主要都市より生活費が抑えられると考えられている」と明記しています。授業料が同水準でも、3〜4年間の生活費の差は総額に効いてきます。
まず正確にお伝えします。グリフィスに「スポーツ分野限定」の留学生向け奨学金はありません。その代わり、全コース共通の奨学金がスポーツ系の学位にも適用されます。減額率が高いので、ここは必ず押さえてください。
多くの日本人留学生にとって、現実的な本命はこちらです。授業料20%減額がコース全期間に適用されます。対象は2025年トライメスター3、および2026年・2027年の全トライメスター開始の学生です。
最大の利点は「応募手続きが不要」であること。出願すれば大学側が自動的に適格性を審査し、該当すれば Letter of Offer で通知されます。奨学金が適用されると、デポジット額もその分減額されて提示されます。
応募ラインはGPA 4.5 / 7点満点。Bachelor of Business なら3年間で A$22,200 の減額、Master of Business の2年課程なら A$16,400 の減額になります。
副学長の名を冠した最上位の留学生奨学金です。授業料が50%減額され、コースの全期間にわたって適用されます(継続要件の充足が条件)。2026年・2027年開始が対象です。
応募資格は「これまでの学業のGPAが7点満点で6.0以上」。出願して Letter of Offer を受け取ったうえで、締切までに成績証明書と自己推薦文(personal statement)を添えて別途応募します。大学のパネルが審査する選考型です。
この50%奨学金は自動では付与されません。「オファーが来たから安心」と手を止めると、応募締切が過ぎてしまいます。しかも締切は入学トライメスターごとに設定されています。Bachelor of Business なら3年間で A$55,500 の差になる制度です。
| 入学時期 | 50%奨学金の応募締切 | 結果通知 | 学期開始 |
|---|---|---|---|
| トライメスター3・2026年 | 2026年8月15日 | 2026年8月28日 | 2026年11月2日 |
| トライメスター1・2027年 | 2026年11月28日 | 2026年12月11日 | 2027年3月1日 |
| トライメスター2・2026年 (締切終了) | 2026年4月11日 | 2026年4月29日 | 2026年7月13日 |
※Vice Chancellor’s International Scholarship の公式公表スケジュールです。締切は年度ごとに改定されますので、出願年度の条件を必ずご確認ください。奨学金の名称・減額率・GPA基準・併用可否も年度ごとに改定されます。
このページで扱う4つの学位は、すべて標準の英語要件が IELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上)です。看護・教育のように7.0を求められるコースではありません。ここはスポーツ系を選ぶ実務上の利点といえます。
| 英語試験 | 必要スコア | バンド別・備考 |
|---|---|---|
| IELTS(Academic) | 6.5 | 各バンド6.0以上 |
| TOEFL iBT | 79 | 各セクション19以上 2026年1月21日より前に受験したもの |
| PTE(Academic) | 55 | 各項目47以上 2025年8月7日以降に受験したもの |
| Cambridge C1 Advanced/C2 Proficiency | 176 | 各項目169以上 |
| LanguageCert Academic | 70 | ― |
| Michigan English Test(MET) | 59 | ― |
| ISLPR | 3+ | 全技能で3+以上 ISLPR Language Services 実施のものに限る |
※英語試験の結果は受験から2年以内のものが有効です。TOEFL iBT は2026年1月21日以降に受験したものについて別の基準(総合4/L・R・W各4以上、S 3.5以上)が適用されます。GELIのDirect Entry Program(DEP)を修了すれば、これらの試験を受け直さずに英語要件を満たせます。
GPAの「7点満点」について。オーストラリアの大学は7点満点でGPAを算出します。日本の大学の多くは4点満点ですので、そのままでは比較できません。7点満点への換算は大学が行い、換算表は一般公開されていません。
目安として、20%奨学金のライン(4.5)は7点満点の中位、50%奨学金のライン(6.0)はかなり上位です。「自分の成績が何点になるか」は推測せず、成績証明書をもとに確認するのが確実です。アンアルウェンで無料でお調べします。GPAの読み方は奨学金ガイドでも詳しく解説しています。
グリフィスは、英語力が足りない場合と学力が足りない場合の受け皿を、それぞれ学内に持っています。どちらもキャンパス内にあり、大学の施設を使いながら学べます。
大学付属語学学校 GELI の Direct Entry Program(DEP)を修了すれば、IELTSを再受験せずに英語要件を満たせます。
Griffith College のディプロマ(2〜3トライメスター)を修了すると、学部2年次に編入できます。
Master of Business の学力要件に届かない場合、Griffith College の Masters Qualifying Program(9354)を経て修士課程へ進む道が公式に用意されています。
スポーツマネジメントを学ぶ場合、キャンパスは「好み」で選べません。学位によって開講場所が決まっています。まずここを整理します。
| 学位 | ゴールドコースト | ブリスベン・サウス (ネイサン) |
ブリスベン・シティ (サウスバンク) |
|---|---|---|---|
| Bachelor of Business スポーツマネジメント専攻 |
○ | ○ | ○ 2027年に Treasury Building へ |
| Bachelor of Sport Development | ○ | ✗ | ✗ |
| 二重学位 Sport Development/Business |
○ | ✗ | ✗ |
| Master of Business スポーツマネジメント専攻 |
○ | ✗ 他専攻は開講あり |
✗ |
※Bachelor of Business のスポーツ分野の専門科目は、ゴールドコースト・ブリスベン・サウス(ネイサン)・オンラインで開講されています(2026年)。オンライン科目は学生ビザでの就学に制約がありますので、履修の組み方は個別にご確認ください。
スポーツ系を学ぶなら、事実上の本拠地です。グリフィス最大の面積を持つキャンパスで、Griffith High Performance Hub(高性能ジム・プール・陸上トラック)、Griffith Sports College、GELI ゴールドコースト校、Griffith College がすべてここにあります。
4つの学位のうち4つすべてが開講される唯一のキャンパスです。ゴールドコースト・タイタンズ(NRL)、ゴールドコースト・サンズ(AFL)といったプロクラブの本拠地でもあり、実習・インターンの受入先として公式に挙げられています。ビーチまで数分。
4学位すべて開講Sports CollegeGELIGriffith CollegeHigh Performance Hub
ブリスベン市街の南側にある、緑に囲まれたキャンパスです。Bachelor of Business のスポーツ専門科目は開講されていますが、Master of Business のスポーツマネジメント専攻は開講されていません。
なお公式告知のとおり、Bachelor of Business のネイサン開講分は2027年にブリスベン・シティ校の Treasury Building へ移る予定です。
学部のスポーツ科目○大学院スポーツ専攻✗
ブリスベン中心部のキャンパスです。2027年に Treasury Building(旧財務省庁舎)がビジネス系の拠点になる計画が公表されています。GELI ブリスベン・シティ校もこの近辺にあります。
2032年のオリンピック開催都市の中心部で学べる点は、イベント運営に関心のある方にとって意味があります。ただしスポーツ系の学位で選べるのは Bachelor of Business のみです。
2032年開催都市の中心部Treasury Building(2027年〜)
先に結論をお伝えします。スポーツマネジメントを目的にグリフィスを選ぶなら、ゴールドコーストが第一候補です。4学位すべてが開講され、施設もプロクラブも学内・近隣にあります。
ブリスベンを選ぶ理由があるとすれば、「都市部で暮らしたい」「アルバイトや人脈の選択肢を広く取りたい」「2032年の開催都市そのものにいたい」という条件です。その場合はBachelor of Business 一択になります。どちらが正解ということはありませんが、「行ってから学位を変えればいい」は通用しません。出願前に決める必要があります。
スポーツ系4学位すべてが開講される、ゴールドコースト・キャンパスの様子です。高性能ジム・50mプール・陸上トラックも、この敷地の中にあります。
グリフィス大学の留学生向け公式チャンネル Griffith International「Griffith University Gold Coast campus tour」より(約6分)。在学生2名がキャンパスを案内します。
スポーツ系の学位はゴールドコースト中心になりますので、住まいもここで押さえておきます。キャンパスの敷地内にGriffith University Village(グリフィス大学ヴィレッジ)という学生寮があります。運営はCampus Living Villages、所在地は Griffith Way, Southport QLD 4215 です。
キャンパス内の Griffith University Village を上空から見たところ。奥にかすんで見えるのがサーファーズパラダイスの高層ビル群です。
2026年6月には新しい宿舎棟が完成予定で、460床が加わります。これによりキャンパス内で暮らせる学生は約1,000名規模に。新棟はスタジオ・2ベッドルーム・バリアフリー対応の部屋で構成され、プール、シネマルーム、ジム、コモンスペースが整備されます。
| 滞在方法 | 週あたり | 初期費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 学生寮(キャンパス内) | A$360.55〜 A$536 | 保証金 家賃4週分 | 光熱費・Wi-Fi・家具込み。通学時間ほぼゼロ |
| ホームステイ | A$310〜 A$420 | 手配料 A$350〜 | Australian Homestay Network(AHN)が手配。手配料は初回のみ |
| シェアハウス(学外) | A$200〜 A$450 | ボンド (家賃2〜4週分) | ブリスベンとゴールドコーストで相場が違います |
※金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。食費は別途 週A$140〜A$280、交通費は週A$30〜A$100が目安。無料なのは手配代行のサービスで、寮費・ホームステイ費・AHNの手配料・保証金などの実費は別途かかります。学生寮の詳しい部屋タイプと含まれるものは付属語学学校 GELI ゴールドコースト校のページにまとめています。
スポーツマネジメントは、実務経験の有無が卒業後の進路を大きく分ける分野です。グリフィスが公式に用意している仕組みを整理します。
| 仕組み | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 専門実習 (必修) |
Bachelor of Sport Development |
3年次に80時間(10週間)の専門実習が必修。「やってもいい」ではなく、卒業要件として組み込まれています |
| インターンシップ科目 (選択) |
Bachelor of Business | 100時間の就業体験を単位化できる科目(3410THS/3411THS)。ワークショップで実務と学術を接続します。受入先を履修登録前に確定させる必要があります |
| BusinessPLUS | Bachelor of Business | ビジネス学生向けのキャリア開発プログラム。キャリアワークショップ、業界メンター、就業体験、地域プロジェクト。在学期間を通じた活動計画が用意されます |
| 産業パートナー | Griffith Business School |
150社以上の産業パートナーを通じて、インターンシップ・コンサルティングプロジェクト・ワークショップの機会が提供されます |
※これらは Bachelor of Sport Development の公式ページに、実習・インターンの受入先として挙げられているものです。全員がこれらの機関で実習できることを保証するものではありません。受入先は年度・選考・本人の英語力や成績によって決まります。
2032年のオリンピック・パラリンピックはブリスベンで開催されます。ゴールドコーストも競技会場を持つ地域です。グリフィス公式も、「ブリスベン2032に向けた経験と機会を得やすい立地」と説明しています。
ただし、ここは慎重にお伝えします。大会に関わる仕事が保証されるわけではありませんし、2032年時点のビザ制度が今と同じである保証もありません。「オリンピックがあるから就職できる」という読み方は正確ではありません。
正確に言えば、「大規模イベントの準備が10年近く続く地域で、その分野を学べる」ということです。会場の設計・運営、ボランティア管理、スポンサーシップ、地域のスポーツ振興――大会そのものよりも、その準備過程で生まれる仕事とプロジェクトのほうが、学生が関わる現実的な機会です。そして前述のとおり、グリフィスの大学院の科目構成は、まさにその領域に寄っています。
アンアルウェン独自コンテンツ
アンアルウェンは、スタッフが実際に訪問した学校だけをご紹介する方針で運営しています。スポーツ系4学位すべてが開講されるゴールドコーストキャンパスにも、代表の松本が足を運びました。
視察時に撮影したグリフィス大学ゴールドコーストキャンパスの講義室。グリフィス最大の面積を持ち、スポーツ施設もこのキャンパス内にあります。
「ゴールドコースト=遊ぶ場所」というイメージは、観光エリアだけの話でした。キャンパスにいたのは、目標に向かって真剣に取り組む学生たちです。
ゴールドコーストキャンパスはグリフィス大学で最大の面積を持ち、敷地内を移動するのに橋を渡るほどの規模です。講義棟・図書館・カフェテリア・クリニックがひとつの街のように配置され、スポーツ系の学位で使う高性能ジム・プール・陸上トラックも、この敷地の中にあります。
そしてもうひとつ、現地で確認できたのが「大学を3年で卒業する方法」です。ファンデーションコース(1年)を経ると合計4年になりますが、学内のカレッジ(Griffith College)で1年間ディプロマを取り、大学2年次に編入すれば合計3年で卒業できます。費用も時間も節約できる、現実的なルートです。
レポート本文では、立地・校内の雰囲気・設備・進学ルートについて、写真つきでより詳しくお伝えしています。
グリフィス公式は、スポーツマネジメント専攻の修了者について「スポーツクラブ、国内競技統括団体、イベント主催者、Australian Society of Sport Administrators(オーストラリアスポーツ管理者協会)での機会がある」としています。Bachelor of Sport Development については、より広い進路が挙げられています。
| 領域 | 具体的な進路(公式に挙げられているもの) |
|---|---|
| プロスポーツ | プロスポーツ組織での運営・管理業務、スポーツクラブ、国内競技統括団体 |
| イベント | スポーツイベント/プログラムの企画・運営、イベント主催者 |
| マーケティング・メディア | スポーツマーケティング、スポーツメディア、スポンサーシップ |
| 地域スポーツ | 地域スポーツ・レクリエーション、スポーツ・レクリエーションセンター、州のスポーツ統括団体 |
| 競技力向上 | エリートアスリートの育成・支援、アマチュア/プロ組織でのスポーツ振興 |
| 健康・公共 | 健康増進(ヘルスプロモーション)、教育・研修、公共行政・安全 |
スポーツマネジメント固有の技術移民ルートは用意されていません。看護やITのように「この職種で技能評価を受ければ永住権に近づく」という分かりやすい道筋が、この分野にはありません。「オーストラリアでスポーツを学べば永住できる」という説明を見かけたら、根拠を確認してください。
現実的な組み立ては、卒業生ビザ(subclass 485)で就労し、そのあいだに雇用主とのつながりを作るという形になります。あるいは、オーストラリアで学んだ知見を持って日本のスポーツ業界・国際競技団体・スポーツ関連企業に戻る、という進路も十分に現実的です。
ビザ・移民制度は頻繁に、そして予告なく変更されます。上記は2026年8月時点の一般的な枠組みの説明であり、個別の申請条件を保証するものではありません。「今の制度が3年後もそのまま残っている」という前提で留学を決めることは避けてください。アンアルウェンでは提携の登録移民代理人をご紹介できます。
QS世界大学ランキング分野別2026で、スポーツ関連分野(Sports-related Subjects)が世界49位です。大学の総合順位はQS 2027で世界230位・オーストラリア国内15位ですので、スポーツ分野は総合順位より大きく上の評価を受けています。
加えてグリフィスは、オーストラリア唯一の Australian Olympic Pathway University(オーストラリア・オリンピック委員会のパスウェイ大学)に指定されています。Bachelor of Business のスポーツマネジメント専攻は SMAANZ(オーストラリア・ニュージーランドスポーツマネジメント学会)の認定専攻です。
留学生が選べる主な学位は4つです。
①Bachelor of Business のスポーツマネジメント専攻(3年・年3回入学・ゴールドコースト/ブリスベン/オンライン)
②Bachelor of Sport Development(3年・トライメスター1のみ・ゴールドコースト限定)
③Bachelor of Sport Development/Bachelor of Business の二重学位(4年・ゴールドコースト限定)
④Master of Business のスポーツマネジメント専攻(1〜2年・ゴールドコースト限定)
「スーツを着てスポーツ業界で働きたい」なら①、「グラウンドやジムに近いところで働きたい」なら②という選び分けになります。詳しくは4つの学位の比較表をご覧ください。
2026年の留学生向け年間授業料(目安・定価)は、Bachelor of Business が A$37,000、Bachelor of Sport Development が A$40,500、二重学位が A$38,500、Master of Business が A$41,000 です。いずれもフルタイム標準履修(年80単位)を前提とした金額で、グリフィスは学費を毎年見直します。
ただしこれは奨学金適用前の金額です。申請不要の20%奨学金が適用されると、Bachelor of Business 3年間の総額は A$111,000 から A$88,800 になります。詳しくは学費と総額シミュレーションをご覧ください。
学歴と実務経験によって1年・1.5年・2年に分かれます。
1年(80単位)=関連分野の学士号+関連実務2年/1.5年(120単位)=関連分野の学士号のみ、または分野を問わない学士号+関連実務2年/2年(160単位)=分野を問わない学士号のみ。いずれも前の学位のGPAが7点満点で4.0以上必要です。
1年と2年では授業料が A$41,000 と A$82,000 で倍違います。「関連分野の学士号か」「関連実務が2年あるか」の2点で決まりますので、経歴の整理が総額を大きく左右します。なお論文(dissertation)を書いて研究学位へ進む道を残したい方は、1.5年の Flexible entry を選ぶ必要があります。
学部(Bachelor of Business のスポーツマネジメント専攻)の専門科目は、ゴールドコースト・ブリスベン・サウス(ネイサン)・オンラインで開講されています。
一方、大学院のスポーツマネジメント専攻はゴールドコーストとオンラインのみで、オンラインは学生ビザ保持者が履修できません。つまり学生ビザで大学院のスポーツマネジメントを学ぶ場合、キャンパスはゴールドコースト一択です。Bachelor of Sport Development と二重学位も、ゴールドコースト限定です。詳しくはキャンパスをどう選ぶかをご覧ください。
標準の英語要件はIELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上)です。届かない場合は、大学付属語学学校GELI(Griffith English Language Institute)のDirect Entry Programを修了すれば、IELTSを再受験せずに英語要件を満たせます。
費用面では、日本人向けの20%奨学金が使えます。2026年の授業料は週A$352〜(26週以上/定価A$440)、25週までは週A$376(定価A$470)。20週受講した場合、定価なら A$9,400 のところ A$7,520 になり、A$1,880 の差が出ます。教材費・空港送迎・放課後ワークショップももともと無料です。
GELIはゴールドコースト校とブリスベン・シティ校があり、必要な受講期間は現在の英語力によって決まります。GELIのキャンペーン情報もあわせてご確認ください。
スポーツ分野に限定した留学生向け奨学金はありませんが、全コース共通の奨学金がそのまま使えます。
①International Academic Merit Scholarship(授業料20%減額・GPA 4.5/7点満点以上・申請不要・コース全期間)
②Vice Chancellor’s International Scholarship(授業料50%減額・GPA 6.0以上・要申請・トライメスターごとに締切あり)
②は自動付与されないため、締切までの別途応募が必要です。詳しくはグリフィス大学の奨学金ガイドをご覧ください。
積めます。Bachelor of Sport Development は3年次に80時間(10週間)の専門実習が必修です。Bachelor of Business では、観光・ホテル・イベント・スポーツ・不動産分野の100時間インターンシップ科目を単位として履修できます(受入先を履修登録前に確定させる必要があります)。
グリフィスは公式に、オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)、クイーンズランド州立スポーツアカデミー、ゴールドコースト・タイタンズ、ゴールドコースト・サンズ、スイミング・オーストラリア、Vald を実習・インターン先として挙げています。ただし全員がこれらの機関で実習できることを保証するものではありません。
2032年のオリンピック・パラリンピックはブリスベンで開催され、ゴールドコーストも競技会場を持つ地域です。グリフィスは公式に「ブリスベン2032に向けた経験と機会を得やすい立地」と説明しています。
ただし大会に関わる仕事が保証されるわけではありませんし、2032年時点のビザ制度も現在とは異なる可能性があります。「大会があるから就職できる」ではなく、「大規模イベントの準備が長期間続く地域で学べる」と捉えるのが正確です。会場運営、ボランティア管理、スポンサーシップといった領域は、グリフィスの大学院の科目構成とよく噛み合っています。
スポーツマネジメント固有の技術移民ルートは用意されていません。看護やITのような分かりやすい道筋が、この分野にはありません。
卒業後は卒業生ビザ(subclass 485)で一定期間就労でき、その先は職種・州・年度ごとの制度によって条件が変わります。ビザ・移民制度は頻繁に、そして予告なく変更されますので、「今の制度が卒業時も同じ」という前提で進路を決めることは避けてください。アンアルウェンでは提携の登録移民代理人をご紹介できます。
学部の要件は「オーストラリアのYear 12(高校卒業年次)に相当する中等教育の修了、または同等の学力」です。日本の高校卒業がこれに該当するかは、志望コースの要求水準とご自身の成績によって判断されるため、個別に大学へ確認する必要があります。
要件を満たさない場合は、Griffith College のディプロマ(2〜3トライメスター)を経由して学部2年次に編入するルートがあります。ディプロマ1年+学部2年で合計3年となり、直接入学と卒業年次が変わりません。
なお Bachelor of Sport Development は3月入学の年1回のみですので、日本の高校を3月に卒業してそのまま同年3月入学に間に合わせることは日程的に困難です。実務上は「高校卒業→英語コースまたはディプロマ→翌年3月入学」という組み立てになります。
いいえ。このページで扱う4つの学位は、いずれも競技実績を入学要件としていません。入学に必要なのは学力要件(Year 12相当または学士号)と英語要件(IELTS 6.5)です。
誤解されやすいのですが、Griffith Sports College(所属アスリート500名以上・オリンピックパスウェイ大学)はエリートアスリートの支援組織であり、スポーツマネジメントを学ぶ学生が自動的に対象になるわけではありません。逆に言えば、競技経験がなくてもスポーツ業界を目指せるのがマネジメント系の学位です。学ぶのは経営・マーケティング・イベント運営・施設管理であって、競技力ではありません。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
スポーツマネジメントを検討している方へ ― 松本より
「スポーツに関わる仕事がしたい」というご相談をいただくとき、私が最初にお聞きするのは「どの立場で関わりたいですか」ということです。選手を支えたいのか、大会を動かしたいのか、スポーツを売る側に回りたいのか。ここが決まると、選ぶべき学位はかなり絞れます。
グリフィスは、この分野で選択肢がきちんと用意されている大学です。ただしこのページで書いたとおり、学位によって開講キャンパスも入学時期も違います。「ブリスベンで大学院のスポーツマネジメントを」というご希望は、残念ながら叶いません。こういうことは、出願してからでは遅いのです。
今の学歴・成績・英語力・職歴を教えていただければ、4つのうちどれが現実的かを率直にお答えします。グリフィスが合わないと判断すれば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。グリフィス大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
※滞在先の手配・保険の加入は手配代行が無料という意味です。滞在費・寮費・保険料などの実費は別途かかります。
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4つの学位のうち、どれがあなたに合うか。
まず一緒に確かめませんか。
「ビジネス寄りと現場寄り、どちらを選ぶべきか」「大学院は1年で終われるか、2年かかるか」「20%の奨学金は届きそうか」「ゴールドコーストとブリスベン、どちらで暮らすか」――グリフィスが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方、社会人の方のご相談も歓迎します。
※本ページの情報は、グリフィス大学公式のDegree finder(degrees.griffith.edu.au)およびPrograms and Courses(大学公式カリキュラム情報)、Griffith Sports College公式ページ、Griffith English Language Institute(GELI)公式ページの公開情報をもとに2026年8月13日時点で作成しています。授業料は2026年開始の留学生向け目安年額(フルタイム標準履修=年80単位)で、グリフィス公式は「学費は毎年見直され、変更される場合がある」と明記しています。ランキングの数値は各調査機関が公表した年度のものです(総合順位はQS World University Rankings 2027、分野別はQS World University Rankings by Subject 2026)。学費・奨学金・入学要件・開講キャンパス・ビザ制度は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。
監修:松本朋弥(アンアルウェン代表/オーストラリア留学カウンセラー)/最終更新:2026年8月13日
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