オーストラリアで看護学を学ぶ(看護学留学)
本ページはオーストラリアの看護学留学を解説しています。学べる専門分野の違い、必要な英語力や出願要件、費用と学習期間、臨地実習(Clinical Placement)と卒業後のキャリア、登録手続きの考え方まで、学校選びの判断材料をまとめています。
看護学分野の種類と学べる内容
「看護学」は基礎から専門領域まで幅広く、学校ごとに強みが異なります。多くの学校で
基礎科学 → 看護過程 → 臨床推論 → 臨地実習を段階的に学び、学修成果は実習評価/ケーススタディとしてポートフォリオに反映されます。
病態生理・薬理・臨床推論、急性増悪時の観察とアセスメント、看護過程の実践。
面接技法、回復志向ケア、危機介入、家族支援、多職種連携。
成長発達、家族中心ケア、予防接種、慢性疾患のセルフマネジメント支援。
フレイル・認知症ケア、転倒予防、ポリファーマシー、尊厳あるケア。
ヘルスプロモーション、疫学基礎、保健指導、学校・職域・地域での予防活動。
重症患者の観察、アドバンスドアセスメント、ABCDE、初期対応のチームワーク。
妊娠・出産・産褥期の継続ケア、正常分娩の支援、母子の健康教育、多職種連携と家族支援。
看護管理、教育方法論、エビデンス実装(EBP)、品質改善と指標管理。
オーストラリアで学ぶメリット
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1
実習チャンスが多く“現場感”が高い
臨地実習枠が厚く、最新シムラボ×提携病院で実技を積みやすい。
- 多文化・多疾患の症例に触れ、臨床英会話が伸びる
- 先住民ヘルス/遠隔地医療などアジア太平洋由来のケースも学びやすい
実習量 × 英語の相乗効果が大きい
-
2
学びながら働きやすい制度・環境
学生でも就労可(例:2週間で48時間)。関連アルバイトが取りやすい。
- 最低賃金が高水準で生活費を賄いやすい
- 治安・労働環境の評価が良好で無理なく両立
実質負担を抑えつつ現場経験を確保
-
3
卒業後のキャリアオプションが広い
看護需要が高く、病院/高齢者ケア/地域医療まで職域が広い。
- 条件を満たせば卒業生ビザ(Post-Study Work)で現地就業の選択肢
- 地方勤務の優遇策もあり得て、永住権の可能性が広がる
英語の臨床経験→グローバル転職に強い
※ 就労規定・ビザ制度は随時改定されます。最新の政府公式情報をご確認ください。
取得できる資格・学位(例)
- Diploma of Nursing(Enrolled Nurse相当)
- Bachelor of Nursing(学士)/Master of Nursing(修士)
- Graduate Certificate / Graduate Diploma(専門領域)
※入学要件・期間・登録可否は学校やコースにより異なります。登録要件はAHPRA(豪州保健従事者規制庁)の最新基準をご確認ください。
卒業後の進路・就職例
主な就職先・領域
- 総合病院(内科・外科・救急・ICU)
- 地域/在宅/高齢者ケア(RACF・コミュニティ)
- 小児・母性・メンタルヘルス
- 周術期・透析・がん看護
- 看護管理・教育・研究(EBP/品質改善)
- 公衆衛生・健康教育・ヘルスプロモーション
カリキュラムに臨地実習が含まれる学校も多く、採用では安全な実践・臨床推論・チームコミュニケーションが重視されます。
医療英語を先に伸ばしたい方は、
医療英語コースの詳細ページ
もあわせてご覧ください。
看護有給インターンについて詳しく知りたい方は、
看護・看護有給インターンの学校一覧ページ
もチェックしてみてください。
出願〜出発までの流れ
- 無料カウンセリングをご活用ください。
- 学校・コース(Diploma/学士/修士/専門領域)を選定します。
- 出願書類準備(英語力証明・成績証明・CV等)をします。
- オファー&入学手続き/学費納入・保険(OSHC)手配をします。
- 入学許可(CoE)取得 → ビザを申請します。
- 滞在先・航空券・保険の手配をします。
- 出発・到着オリエンテーション/生活サポート
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むずかしい手続きは、留学エージェントアンアルウェンにお任せください。
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①
完全無料
相談・学校選定・出願・ビザまで手数料ゼロ
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専任カウンセラーが学校選定〜出願〜ビザ〜到着後までサポート。
※枠が埋まり次第、翌月ご案内となります。
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③
現地で安心
シドニー・メルボルン日本語オフィスが到着後もサポート
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STEP 1|無料相談
条件をヒアリング → 最適校の比較表をお渡し
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STEP 2|出願・ビザ
出願〜合格→入学手続き→CoE→ビザ申請までサポート
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STEP 3|出発・到着後
住まい・口座・アルバイト相談まで現地でサポート
追加費用なしの無料サポート内容
- 学校選定と比較表の作成
- 出願サポート&書類チェック
- 合格後の入学手続き・OSHC案内
- 到着後の日本語サポート
- ビザ申請の手続きサポート
- 学校選びのパーソナライズドカウンセリング
- 入学手続きの代行サービス
- ホストファミリー/学生寮の手配支援
- 銀行口座開設のサポート
- 海外留学保険の案内
- 航空券手配のお手伝い
- 出発前オリエンテーション
- 英語学習のアドバイス
- 現地オリエンテーション
- 現地オフィスでの相談対応
- アルバイト探し・履歴書作成のサポート
- 交通手段や携帯電話契約のサポート
※学費・保険・ビザ申請費などは各機関へ実費のお支払いが必要です。
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サポートの詳細を見る
オーストラリアの看護学系スクール・大学ランキング
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1位
ヘルス学群の総合力が高く、大学病院・高齢者ケア・地域医療まで実習ネットワークが広い。国際学生の受け入れ実績も豊富。
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2位
最新シミュレーション設備と地域連携に強み。急性期から在宅までバランス良く学べ、就職支援と柔軟な就学スタイルが評判。
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3位
看護の大規模校。臨床パートナーが多く配置先の選択肢が広い。国際学生向けサポートが手厚いことでも人気。
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4位
熱帯医学・遠隔地医療・先住民ヘルスに強み。北クイーンズランド固有の症例を学びやすい実習配置が魅力。
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5位
少人数クラスで手厚い指導。地域病院や在宅・一次医療と結びついた実習で、地域看護・高齢者ケアをじっくり学べる。
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学費比較(2026年・目安)— Nursing / Health(学士・修士)
※学費は年間の目安です。専攻・単位数・年度で変動します。最新額は各大学の公式案内をご確認ください。
| 大学 |
所在地 |
代表学位(例) |
年間学費(目安) |
奨学金 |
| The University of Sydney |
シドニー |
B.Nursing (Adv. Studies) / M.Nursing |
$48,000〜$56,000/年 |
あり |
| UTS |
シドニー |
B.Nursing / M.Advanced Nursing |
$43,000〜$52,000/年 |
あり |
| Monash University |
メルボルン |
B.Nursing / M.Nursing Practice |
$40,000〜$50,000/年 |
あり |
| Deakin University |
メルボルン(郊外) |
B.Nursing / M.Nursing Practice |
$36,000〜$45,000/年 |
あり |
| QUT |
ブリスベン |
B.Nursing / M.Nursing |
$35,000〜$43,000/年 |
あり |
| Griffith University |
ブリスベン・ゴールドコースト |
B.Nursing / M.Advanced Practice |
$34,000〜$42,000/年 |
あり |
- 表示金額は年間授業料の目安です(奨学金・単位認定・年度で前後)。
- 正式金額は各大学の最新案内をご確認ください。
オーストラリア・看護学留学 よくある質問(FAQ)
未経験でも入学できますか?
看護基礎から学べるコース(Diploma/Bachelor)があります。学部志望の方は生物・化学などの履修や成績基準が求められる場合があります。
必要な英語力はどのくらいですか?
コース・学校により異なりますが、基本的にはIELTS7.0が必須になります。
実習(Clinical Placement)はありますか?
多くの看護プログラムに実習が含まれます。病院・地域・高齢者施設などで段階的に経験を積みます。
在学中にアルバイトはできますか?
2週間で48時間以内の就労が許可されています。学業・実習への影響がない範囲での勤務が推奨されます。
卒業後に看護師として働けますか?
学位と実習時間など一定要件を満たし、AHPRAの登録基準を満たす必要があります。登録可否やビザは最新の政府情報を確認してください。
入学時期と期間の目安は?
学士は通常3年前後、修士(看護実践系)は1.5〜2年程度が目安。開始時期は年数回(例:2月・7月・9月等)です。
どの都市が学びやすいですか?
実習先・求人・生活費を総合的に検討してください。例:シドニー(求人が多い)、メルボルン(教育・研究機関が豊富)、ブリスベン/ゴールドコースト(生活コストを抑えやすい)など。
最終更新日:
編集:アンアルウェン(オーストラリア留学エージェント)