🇦🇺 オーストラリア留学 / ブリスベン・大学
ブリスベン中心部の公立総合大学。THE World University Rankings 2026で世界トップ1%。
ロボティクス・工学とコミュニケーション分野でオーストラリア1位、卒業生の90%が就職している「実社会のための大学」です。
クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology、以下QUT)は、クイーンズランド州ブリスベンの中心部にある公立総合大学です。学生数は約53,000人。うち約9,500人が131か国からの留学生で、規模の大きな国際色の強い大学です。
この大学を世界ランキングだけで判断すると、実力を見誤ります。QS世界大学ランキング2027は240位。ところが分野別に見ると景色が変わります。ロボティクス・工学はオーストラリア1位・世界トップ75、コミュニケーション/メディア研究はオーストラリア1位・世界19位。看護は世界20位、生体医工学は世界トップ75です。総合順位が示すのは大学の規模と歴史で、あなたが学ぶ分野の実力はまた別のところに出ます。
QUTが自らに与えている呼び名は「the university for the real world(実社会のための大学)」です。企業と組んだ実プロジェクト、インターンシップ、産学連携を学位のなかに組み込む設計で、その結果が卒業生の就職率90%(Graduate Outcomes Survey 2024)という数字に表れています。
そしてもうひとつ、日本の高校生・保護者の方に知っておいていただきたいことがあります。QUTは「日本の高校の評定平均がいくつなら、どのコースに出願できるか」を数字で公表している数少ない大学です。Foundationは3.00、Diplomaは3.25、20%奨学金は4.20、25%奨学金は4.60。見通しが立てやすい大学だということです。
このページでは、2027年入学の公式学費・奨学金の適用基準・コース別の英語要件を数字で整理したうえで、クイーンズランド大学・グリフィス大学との比較まで踏み込みます。高校3年生の方向けの1年間のプラン例も用意しました。
QUTは、クイーンズランド州ブリスベンにある公立総合大学です。起源は1849年設立のBrisbane School of Artsにさかのぼり、13の前身機関を引き継いで1989年1月に大学として発足しました。1990年にBrisbane College of Advanced Educationが合流し、現在のKelvin Groveキャンパスになっています。大学が立つ土地の先住民であるTurrbalとYugaraの人々を、QUTは公式に「First Nations owners」として認めています。
大学の性格を一言で表すなら、「実社会から逆算した大学」です。公式の位置づけは the university for the real world。授業のなかに実際の企業課題に取り組むプロジェクトを組み込み、「面接で自信を持って話せる経験を持って卒業する」ことを設計目標に掲げています。
THE World University Rankings 2026で世界トップ1%。US News & World Report Ranking 2025ではBest Global Universitiesの世界トップ200に入っています。QS世界大学ランキング2027は240位です。
ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025で、ロボティクス・工学分野がオーストラリア1位・世界トップ75。生体医工学もオーストラリア2位・世界トップ75です。工学系を志望する方にとって、この大学の順位は総合ランキングよりはるかに重要です。
QS World University Rankings by Subject 2026で、コミュニケーション/メディア研究がオーストラリア1位・世界19位。アート&デザインもオーストラリア8位・世界トップ150。Kelvin Groveのクリエイティブ産業地区が拠点です。
Graduate Outcomes Survey 2024で、卒業生の90%が学位取得後に就職。卒業生はBoeing、Rio Tinto、CISCOといったグローバル企業で働いています。インターンシップ・実務配属・産業プロジェクトが学位に組み込まれている設計の結果です。
留学生向けの主要な奨学金は申請書が不要で、出願すると成績にもとづいて自動的に審査されます。昨年は3,400人以上の学生が奨学金を受給。25%減額のInternational Merit Scholarshipは在学期間中ずっと続きます。
QUT CollegeがKelvin Groveキャンパス内にあり、英語コース(General English・EAP・IELTS Advanced)とファウンデーション、7分野のDiplomaを提供。Diploma修了で学部2年次に進める分野もあります。
「世界トップ1%」という表現の根拠を明示しておきます。
QUTが2027年版の公式ガイドで使っている Top 1% in the world という表現は、Times Higher Education World University Rankings 2026 における位置づけを指したものです。世界には約2万校の大学があり、THEにランクインしている時点で上位層にあたります。
一方、QS World University Rankings 2027では世界240位です。同じ大学でも調査機関によって見え方が変わりますので、どちらの数字も並べてお伝えします。そのうえで、QUTを検討される方に本当に見ていただきたいのは、次の「強い分野」の節にある分野別の順位です。
QUTの分野別評価は、総合順位からは想像できない位置にあります。以下はすべて公式の2027年版International Quick Guideに掲載されている数値です。
| 分野 | 順位 | 調査 |
|---|---|---|
| ロボティクス・工学 | 豪州1位 世界トップ75 |
ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| コミュニケーション /メディア研究 |
豪州1位 世界19位 |
QS World University Rankings by Subject 2026 |
| 起業・イノベーション研究 | 豪州1位 | The Australian Research Magazine 2026 (起業・イノベーション研究機関として) |
| 生体医工学 | 豪州2位 世界トップ75 |
ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 看護 | 豪州6位 世界20位 |
ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025 |
| 建築・建設環境 | 豪州8位 世界トップ100 |
QS World University Rankings by Subject 2026 |
| アート&デザイン | 豪州8位 世界トップ150 |
QS World University Rankings by Subject 2026 |
QUTの看板分野です。Bachelor of Engineering (Honours) は4年制で、専攻は化学・持続可能プロセス、土木、コンピュータ・ソフトウェアシステム、電気、電気・航空宇宙、電気・再生可能電力、機械学習システム、機械、メカトロニクス、医用の10分野。大学院には Master of Robotics and Artificial Intelligence、Master of Advanced Robotics and Artificial Intelligence、Master of Renewable Energy などが並びます。
Bachelor of Information Technology の専攻は、人工知能/ビジネス分析・IT管理/コンピュータサイエンス/サイバーセキュリティ/エンタープライズコンピューティング/プロセス分析・自動化/ソフトウェア開発。ゲーム分野の Bachelor of Games and Interactive Environments(アニメーション/ゲームデザイン/ソフトウェア技術)は日本からの志望も多いコースです。大学院には Master of Artificial Intelligence、Master of Cyber Security、Master of Data Science があります。
QUTのCreative Industries Precinct(Kelvin Grove)は、オーストラリアの大学で最初期に作られたクリエイティブ産業の拠点のひとつです。Bachelor of Communication(ジャーナリズム/メディア・コミュニケーション産業/プロモーショナル・コミュニケーション/スクリーン産業)、Bachelor of Creative Arts(アニメーション/クリエイティブライティング/演劇/映画・スクリーン/音楽/ビジュアルアーツ/アクティング)、Bachelor of Design(体験デザイン/ファッション/インダストリアル/ストラテジック/ビジュアルコミュニケーション)。
Bachelor of Nursing(3年制)を修了すると、オーストラリアの看護師登録(AHPRA)を申請できます。ただし英語要件が高く、IELTS総合7.0(ライティング6.5、リスニング・リーディング・スピーキング7.0)が必要です。ほかに Bachelor of Biomedical Science、Bachelor of Behavioural Science (Psychology)、Bachelor of Social Work、Master of Public Health など。看護・健康系の学生はKelvin Groveキャンパスが拠点です。
QUT Business School はオーストラリアで最初に3つの国際認証(AACSB・EQUIS・AMBA)をすべて取得したビジネススクールです。Bachelor of Business の専攻は会計/経済/起業・イノベーション/ファイナンス/人事/国際ビジネス/経営/マーケティング/広告・広報/ビジネスアナリティクス。法学は Bachelor of Laws (Honours)(4年制/既卒者向け3年制)があります。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
QUTは「大学名で選ぶ大学」ではなく「学部で選ぶ大学」です。総合ランキングだけを見て候補から外してしまうご相談を、実際によくお受けします。ですが工学・ロボティクス、メディア・コミュニケーション、クリエイティブ、看護のいずれかを志望されるなら、Go8の一部の大学より上の分野順位がここにあります。
もうひとつ実務的な話をします。QUTは2キャンパスとも都心にあり、インターンシップや実務配属で企業に通いやすい立地です。「産学連携が強い」という説明は多くの大学がしますが、片道1時間かかる郊外キャンパスと、CBDのキャンパスとでは、学生が実際に受け取れる機会の量が変わります。
QUTのキャンパスはブリスベン市内に2つです。どちらも都心にあり、地方に飛び地のキャンパスを持つタイプの大学ではありません。志望する学部によって、通うキャンパスが決まります。
ブリスベンCBD(中心業務地区)のど真ん中にあるメインキャンパスです。ブリスベン川に面し、隣はCity Botanic Gardens(市立植物園)と州議事堂。銀行・法律事務所・エンジニアリング企業が徒歩圏にあり、インターンシップや実務配属に通いやすい立地です。
キャンパス内にはScience and Engineering Centre、The Cube(世界最大級のデジタルインタラクティブ施設のひとつ)、Old Government Houseがあります。
学ぶ学部:建築・建設環境/ビジネス/工学/IT・ゲーム/法学/数学・データサイエンス/科学
ブリスベンCBDビジネス・工学・IT・法学・科学The CubeCBDから約2km、Kelvin Grove Villageという住宅・商業・大学が一体になった地区にあります。学生アパート、カフェ、スーパー、公園がキャンパスと地続きで、学生生活の密度が高いキャンパスです。CBDまではバスで10分程度。
Creative Industries Precinct(クリエイティブ産業地区)、Education Precinct、QUT Art Museum、Gardens Theatre、健康系の実習施設(QUT Health Clinics)が集まっています。QUT College(英語・進学準備)もこのキャンパス内です。
学ぶ学部:コミュニケーション/クリエイティブ産業/デザイン/教育/健康科学・看護/司法
CBDから約2kmクリエイティブ・健康・教育QUT College所在地QUTの場合、キャンパスは「選ぶもの」ではなく「志望コースで決まるもの」です。ただし例外があり、Bachelor of Design はGardens PointとKelvin Groveの両方で開講されるなど、コースによってはまたがります。ダブルディグリー(例:ビジネス×IT、デザイン×ビジネス)を選ぶと2つのキャンパスを行き来する場合があります。
滞在先を決めるときは「どちらのキャンパスに通うか」を先に確定させてください。Kelvin Grove Villageの学生アパートに住んでGardens Pointに通うことも、その逆も可能ですが、通学時間と定期代が変わります。
日本の高校・大学からQUTに出願する場合、判定は出願書類にもとづく大学の個別審査です。ただしQUTには、他大学と比べて「日本の評定平均がいくつなら何に出願できるか」がはっきり公表されているという大きな利点があります。詳しくは次の05の節で数字を整理します。
| 出願先 | 日本の評定平均 (5段階・3が合格) | 備考 |
|---|---|---|
| 学部へ直接入学 | 個別審査 コースにより異なる |
コースごとに基準が異なるため一律の数値は公表されていません。まずここを照会します。IB取得者は24点以上が目安(コースにより上昇)。 |
| Diploma(7分野) | 3.25 | 高校卒業が前提。分野により学部2年次へ進めます。SAT-I 940でも可。 |
| Intensive Program (6か月のファウンデーション) |
3.25 | 高校卒業済みで、学力・英語があと一歩という方向け。修了すると学部1年次が保証されます。 |
| Standard Foundation Program (12か月) |
3.00 | もっとも間口の広い受け皿。修了すると学部1年次が保証されます。SAT-Iでの出願も可。 |
※上記はQUT公式の各コースページに掲載されている日本向けの基準です(Kotogakko Sotsugyo Shosho = 高等学校卒業証明書)。学部直接入学の基準はコース単位で設定されているため、志望コースごとの確認が必要です。
QUTの英語要件はコース単位で決まります。標準はIELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上)で、医療系・教育系の一部が上がります。
| コース | IELTS Academic | 補足 |
|---|---|---|
| 学部・大学院の標準 | 6.5 (各6.0以上) |
ビジネス、IT、工学、デザイン、コミュニケーション、法学、科学など大多数のコース |
| Bachelor of Nursing (看護・登録資格) |
7.0 (W 6.5/L・R・S 7.0) |
修了でAHPRA(オーストラリア看護師登録)の申請が可能 |
| Master of Teaching (幼児・初等・中等) |
7.5 (S・L 8.0/その他7.0以上) |
QUTで最も高い英語要件。教員資格につながるコース |
| Diploma(7分野) | 5.5 (各5.0以上) |
Diploma in Health Science (Nursing) のみ6.0(各5.5) |
| Intensive Program | 6.0 (各5.0以上) |
6か月のファウンデーション |
| Standard Foundation Program | 5.5 (各5.0以上) |
12か月のファウンデーション |
※IELTS Academic/IELTS One Skill Retake のほか、Cambridge C1 Advanced、PTE Academic、TOEFL iBT も受け付けられます。テストはコース開始前2年以内に受験したものである必要があります。心理学系・薬学・検眼など、上表以外にも7.0を求めるコースがあります。志望コースの正確な要件は個別にご確認ください。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
英語が届かない=出願できない、ではありません。QUT CollegeのEAP(English for Academic Purposes)2を規定の成績で修了すると、IELTSを受け直さずにIELTS 6.5(各6.0)相当の英語要件を満たせます。具体的にはEAP 2で総合65%以上を取ることが条件です。
つまり日本にいる段階でIELTS 6.5に届かなくても、EAP → 学部というパッケージ出願をすれば、渡豪後に英語要件をクリアできます。ビザ申請も1回で済みます。ただしEAPに入るにも入口の英語スコアが必要です(EAP 2 StandardはIELTS 6.0)。今の英語力から逆算して、何週間の英語コースが必要かを設計するところがスタートです。詳しくはQUT Collegeのページをご覧ください。
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「私の成績で入れますか」「奨学金はもらえますか」――ご相談で最も多くいただく質問です。多くの大学では日本の成績の扱いが公表されておらず、照会しないと分かりません。ところがQUTは、日本の高校の評定平均(5段階)を数字で公表しています。ここが他大学と決定的に違う点です。
以下の数値は、QUT公式サイトの各コースページおよび奨学金ページに掲載されている日本(Japan)向けの基準値です。表記は「Kotogakko Sotsugyo Shosho(高等学校卒業証明書)with an overall grade average of ◯.◯◯ on a 5 point scale」。5段階評定で「3が合格ライン」という前提で読まれます。実際の判定は出願書類にもとづく大学の審査によります。正確な見通しが必要な方は、成績証明書をお送りいただければ無料で確認いたします。
結論から書きます。評定平均が上がるほど、選べるルートが増え、学費が下がります。QUTの場合、この関係が一本の数直線で表せます。
| 評定平均(5段階) | できること | 学費への影響 |
|---|---|---|
| 4.60 以上 またはSAT-I 1290 |
International Merit Scholarship(授業料25%減額)の基準。全学部が対象で、在学期間中ずっと適用されます。 | −25% |
| 4.20 以上 またはSAT-I 1100 |
International Talent Scholarship(授業料20%減額)の基準。日本は対象国に含まれています。学期ごとに適用。 | −20% |
| 3.50 以上 | QUT College Merit Scholarship(Diplomaの初年度1学期分25%減額)の基準。 | Diploma 1学期分 −25% |
| 3.25 以上 | Diploma(7分野)およびIntensive Program(6か月ファウンデーション)への出願基準。 | ― |
| 3.00 以上 | Standard Foundation Program(12か月)への出願基準。ここがQUTルートの入口です。 | ― |
※上記はQUT公式の各コースページ・奨学金ページに掲載されている日本向けの基準です。学部への直接入学の基準はコース単位で設定されているため、一律の数値は公表されていません。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
この表を見て、まず高校3年生の方にお伝えしたいことがあります。評定平均が4.2と4.1では、3年間で数百万円の差になります。最後の学期の成績が、留学費用を左右することがあるということです。まだ在学中の方は、この数字を頭に入れて残りの学期に臨んでください。
そして評定が3.0台の方へ。「Foundationしかないから不利」ではありません。QUT CollegeのDiploma・Foundationを経由した場合、学部へ進学する段階で改めて奨学金の判定を受けられます。QUT College公式ページにも「高い成績を収めたDiploma・Foundationの学生は、進学後の大学の学費について25%の奨学金の対象になり得る」と記載されています。判定に使われるのは日本の高校の評定ではなく、渡豪後のQUT Collegeでの成績です。
大学院(コースワーク)に出願する場合、日本の大学の成績はQUTの7点満点スケールに換算されて審査されます。日本の大学は成績表記が「優・良・可」「S・A・B・C」「4.0満点GPA」など統一されていないため、大学側が出願書類にもとづいて個別に換算します。
「うちの大学のGPAでは無理だろう」と推測で諦めてしまうケースをよく見かけますが、換算してみると対象になっていた、ということは珍しくありません。
「まだ高校・大学を卒業していない」「IELTSのスコアがまだ出ていない」という段階でも出願できます。その場合は条件付きオファー(Conditional Offer)が発行されます。
条件付きオファーの段階でも、奨学金は判定されます。QUTの主要な奨学金は出願審査のプロセスで自動的に判定され、オファーレターに記載される仕組みだからです。ただし次の3点にご注意ください。
なお出願時には返金不可の出願料A$100がかかります(QUT公式)。一度支払えば、以降のQUTへの出願では不要です。
以下の金額は、QUT公式の「2027 International Quick Guide(Updated fees edition)」および各コースページに掲載されている、2027年入学者の年間授業料(留学生・定価)です。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
下の表の金額は「定価」です。QUTの場合、日本の評定平均4.60以上(大学院はGPA基準)で25%減額、4.20以上で20%減額が自動的に判定されます。25%のInternational Merit Scholarshipは在学期間中ずっと続きます。定価だけを見て判断すると、この大学は実像より高く見えます。
| コース | 年間授業料 | 25%減額後 | 20%減額後 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
| Bachelor of Social Work | A$41,000 | A$30,750 | A$32,800 | 4年 |
| Bachelor of Education (Primary) | A$41,100 | A$30,825 | A$32,880 | 4年 |
| Bachelor of Behavioural Science (Psychology) | A$41,300 | A$30,975 | A$33,040 | 3年 |
| Bachelor of Creative Arts | A$41,300 | A$30,975 | A$33,040 | 3年 |
| Bachelor of Communication | A$41,600 | A$31,200 | A$33,280 | 3年 |
| Bachelor of Justice | A$41,700 | A$31,275 | A$33,360 | 3年 |
| Bachelor of Design | A$42,800 | A$32,100 | A$34,240 | 3年 |
| Bachelor of Data Science | A$44,000 | A$33,000 | A$35,200 | 3年 |
| Bachelor of Nursing | A$45,100 | A$33,825 | A$36,080 | 3年 |
| Bachelor of Architectural Design | A$45,100 | A$33,825 | A$36,080 | 3年 |
| Bachelor of Laws (Honours) | A$46,000 | A$34,500 | A$36,800 | 4年 |
| Bachelor of Games and Interactive Environments | A$46,200 | A$34,650 | A$36,960 | 3年 |
| Bachelor of Information Technology | A$46,700 | A$35,025 | A$37,360 | 3年 |
| Bachelor of Business | A$46,800 | A$35,100 | A$37,440 | 3年 |
| Bachelor of Science | A$48,500 | A$36,375 | A$38,800 | 3年 |
| Bachelor of Engineering (Honours) | A$50,200 | A$37,650 | A$40,160 | 4年 |
| Bachelor of Biomedical Science | A$56,500 | A$42,375 | A$45,200 | 3年 |
| コース | 年間授業料 | 25%減額後 | 20%減額後 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
| Master of Teaching (幼児・初等・中等) | A$39,500 | A$29,625 | A$31,600 | 2年 |
| Master of Public Health | A$42,400 | A$31,800 | A$33,920 | 2年 |
| Master of Project Management | A$45,600 | A$34,200 | A$36,480 | 1.5年 |
| Master of Data Science | A$46,500 | A$34,875 | A$37,200 | 2年 |
| Master of Information Technology | A$46,800 | A$35,100 | A$37,440 | 1.5〜2年 |
| Master of Artificial Intelligence | A$46,800 | A$35,100 | A$37,440 | 2年 |
| Master of Cyber Security | A$46,800 | A$35,100 | A$37,440 | 2年 |
| Master of Architecture | A$46,800 | A$35,100 | A$37,440 | 2年 |
| Master of Professional Engineering | A$51,100 | A$38,325 | A$40,880 | 1.5〜2年 |
| Master of Business | A$51,500 | A$38,625 | A$41,200 | 1.5〜2年 |
※授業料は毎年改定されます。表示額は2027年入学者向けの公表値です。減額後の金額はアンアルウェンが計算した参考値で、大学が公表しているものではありません。
| コース | 期間 | 2027年の学費 | 開講 |
|---|---|---|---|
| Diploma in Business / IT / Creative Industries | 8〜12か月 | A$28,200 | 2月・7月・11月 |
| Diploma in Health Science (Health Studies / Nursing) | 8〜12か月 | A$36,700 | 2月・7月・11月 |
| Diploma in Engineering | 8〜12か月 | A$38,900 | 2月・7月・11月 |
| Diploma in Architectural Studies | 8〜12か月 | A$42,300 | 2月・7月・11月 |
| Intensive Program (6か月ファウンデーション) | 6か月 | A$12,768 | 2月・7月 |
| Standard Foundation Program | 12か月 | A$25,536 | 2月・7月 |
| English for Academic Purposes 1/2 Standard(10週) | 10週 | A$5,800 | 3月・7月・11月 |
| English for Academic Purposes 1/2 Extended(15週) | 15週 | A$8,700 | 2月・6月・10月 |
| IELTS Advanced | 10週 | A$5,800 | 3月・11月 |
| General English | 5〜45週 | A$472/週 (5週でA$2,360) | 年9回 |
※英語コース(EAPおよびIELTS Advanced)には、日本を含む対象国の学生向けに25%減額のQUT College English Language Concessionがあります。詳しくはQUTの奨学金ページをご覧ください。
滞在費はQUT公式ガイドの記載値です。シドニー・メルボルンと比べるとブリスベンの家賃相場は抑えられますが、都市部であることに変わりはなく、地方都市ほどは下がりません。
QUTの留学生向け奨学金はとてもシンプルな設計です。エッセイも推薦状も面接もありません。判定材料は成績だけで、出願すると自動的に審査されます。QUT公式によれば昨年だけで3,400人以上の学生が奨学金を受給しています。
QUTの主力奨学金です。授業料の25%が、コースの全期間にわたって毎学期減額されます。所定の成績を維持することが条件です。申請不要。出願すると自動的に審査され、該当すればオファーレターに記載されます。
Meritに届かない方の受け皿です。授業料の20%が学期ごとに減額されます。対象国が指定されていますが、日本は対象国リストに含まれています(Approved)。こちらも申請不要で自動判定されます。
QUT CollegeのDiplomaまたはファウンデーションに進む方向けの奨学金です。初年度1学期分の授業料が25%減額されます。対象国が指定されており、日本の基準はDiplomaで評定平均3.5、ファウンデーションで評定平均3.25(5段階)です。
QUT CollegeのEnglish for Academic Purposes(EAP)およびIELTS Advancedの授業料が25%減額されます。対象国が指定されており、日本は対象(Approved)です。英語コースから入る方にとって、実額で効く減額です。
オーストラリア政府による奨学金制度で、授業料全額・渡航費・生活費・OSHCなどが支給されます。対象国が限定されており、QUTに直接申し込むのではなくAustralia Awardsに直接応募する仕組みです。書類選考を通ると面接があり、合格者にはQUTの席が確保されます。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
2026年に大きな変更がありました。これまでQUTには QUT Real World International Scholarship(20%・初年度のみ) という奨学金がありましたが、2025年セメスター2をもって新規募集が終了し、International Talent Scholarshipに置き換えられています。日本語の情報サイトにはまだ古い制度が残っていることがありますので、ご注意ください。
もうひとつ。QUTの奨学金は「他の奨学金と併給できない」設計です。MeritとTalentの両方の基準を満たす場合はMerit(25%)が適用され、他団体の給付型奨学金を受け取るとTalentの資格を失います。日本側の奨学金と組み合わせる予定がある方は、事前に整理しておく必要があります。減額率・対象・シミュレーションの詳細は、QUTの奨学金ページにまとめました。
QUT Collegeは、Kelvin Groveキャンパス内にあるQUTの付属機関です。英語コースと進学準備コースの両方を提供しており、修了するとQUTの学部への進学が保証されます。
| コース | 期間 | 入口の要件 | 修了後に進めるところ |
|---|---|---|---|
| General English | 5〜45週 | なし 初日にクラス分けテスト |
初級から上級まで5レベル。修了後はEAP 1または2へ(学内テストで判定) |
| EAP 1 Standard 10週/Extended 15週 |
10〜15週 | IELTS 5.5 Extendedは5.0 |
総合50%以上でファウンデーション・Diplomaへ/65%以上でEAP 2 Standardへ |
| EAP 2 Standard 10週/Extended 15週 |
10〜15週 | IELTS 6.0 Extendedは5.5 |
総合65%以上で、IELTS 6.5(各6.0)を要求するQUTの学部・大学院へ直接進学 |
| IELTS Advanced | 10週 | IELTS 6.5 | IELTS 7.0(各7.0)到達を目指す対策コース。看護志望者向け |
| Intensive Program (6か月ファウンデーション) |
6か月 | 評定3.25 IELTS 6.0 |
修了+学部の進級要件充足で学部1年次が保証 |
| Standard Foundation Program | 12か月 | 評定3.00 IELTS 5.5 |
修了+学部の進級要件充足で学部1年次が保証 |
| Diploma(7分野) | 8〜12か月 | 評定3.25 IELTS 5.5 |
分野により学部2年次へ。7分野=建築/ビジネス/クリエイティブ産業/工学/健康科学/IT/看護 |
※EAPの授業は週25時間(教員との対面20時間+Guided Independent Learning 5時間)。教員は全員TESOLの大学院資格と15年以上の指導経験を持つとQUT公式に記載されています。
QUTのDiplomaは「学部に入れなかった人の受け皿」ではありません。分野によっては学部2年次に接続するため、Diploma(1年)+学部2〜3年=合計3〜4年と、直接入学とほぼ同じ年数で学位を取れます。しかもDiplomaの学費は学部より安い(Diploma in Business A$28,200 対 Bachelor of Business A$46,800)ため、総額が下がるケースがあります。
クラスサイズが小さく、留学生向けのサポートが手厚いことも特徴です。「いきなり300人の大講義に入るのが不安」という方には、むしろ積極的に選ぶ価値のあるルートです。
日本の高校からQUTへ進む道は、大きく4つです。まず確認するのはルートAで、届かなかった場合にB・C・Dを使います。どのルートでも奨学金の対象になります。まず全体像を1枚にまとめます。
※学部の修業年限はコースにより3〜4年(工学・法学・教育などは4年)。EAP 2を総合65%以上で修了すると、IELTS 6.5(各6.0)を要求するコースの英語要件を満たせます。
評定と英語が届けば、準備課程を挟まずに学部1年次へ進めます。日本の高校の成績はコースごとの個別審査になるため、まず照会します。
専攻が決まっている方向け。分野によっては学部2年次に接続するため、総年数が直接入学と変わりません。
6か月のIntensive Programと12か月のStandard Foundationの2種類。修了と進級要件の充足で学部1年次が保証されます。
アンアルウェン独自コンテンツ
「いつ、何をすればいいのか」――高校3年生とその保護者の方から最も多くいただくご質問です。ここでは2027年3月に日本の高校を卒業する方が、QUTを目指す場合の1年間を、3つのプランに分けて具体的に並べます。
QUTの学部は2月(Semester 1)と7月(Semester 2)の年2回入学です。2027年のSemester 1はWelcome Week 2月15〜19日、授業開始2月22日。日本の高校を3月に卒業する方は、その年の2月にはまだ卒業していないため、通常は7月入学(Semester 2)か翌年2月入学のどちらかを選びます。ここが日本の高校生にとって最初の分かれ道です。
2027年7月、学部1年次からスタートするプランです。卒業から入学までの空白を4か月に抑えられます。
Diplomaを挟んで、学部2年次に接続するプランです。総年数は直接入学とほぼ同じで、学費の総額は下がることがあります。
英語コース → ファウンデーション → 学部という、いちばん間口の広いプランです。時間はかかりますが、確実に積み上がります。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
3つのプランを並べたのは、「どれが正解か」を示すためではありません。実際のご相談では、プランAで行けると思っていた方がBになったり、Cのつもりだった方がAで行けたりということが普通に起こります。分岐点は評定平均と、IELTSのスコアが出る時期の2つだけです。
とくに高校3年生の方にお伝えしたいのは、英文の成績証明書・卒業証明書の手配を後回しにしないでくださいということ。学校によっては発行に1か月以上かかります。3月に卒業してから動き始めると、7月入学に間に合わないことがあります。
また18歳未満で渡航される場合、QUTにはUnder 18 Supervision Programという制度があり、指定の宿泊先に滞在することと、登録料A$150+1泊A$8.80の費用が必要です(保護者が同行する場合は不要)。早生まれの方は特にご相談ください。
社会人の方がQUTの大学院を目指す場合、判定材料は日本の大学の成績(7点満点GPAに換算)と英語力の2つです。実務経験が要件になるコースもあります。
※Graduate Certificate → Graduate Diploma → Master は、下位の資格で修得した単位が上位に認定される「積み上げ式」の設計です。Graduate Certificate は6か月・A$21,700〜25,900程度(2027年・分野による)。
ブリスベンはクイーンズランド州の州都で、人口は約270万人。オーストラリアで3番目に大きな都市です。QUTはその中心部に2キャンパスを持っています。
QUT公式が示す滞在費の目安は、学生アパートで週A$419〜550、レジデンシャルカレッジ(食事付き)で週A$620〜770、シェアハウスで週A$300前後〜です。シドニー・メルボルンと比べると家賃相場は抑えられますが、地方都市ほどは下がりません。「大都市の利便性を、少しだけ安く」という位置づけです。
亜熱帯性気候で、冬でも日中は20℃前後。雪は降りません。夏(12〜2月)は高温多湿で、スコールのような雨が降ります。「寒さが苦手」「日照時間が長いほうがいい」という方には、メルボルンやキャンベラよりブリスベンのほうが体に合うことが多いです。
ブリスベンは2032年夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市です。今から2032年にかけて、インフラ整備・建設・スポーツ・イベント運営・観光・交通といった分野で雇用が生まれ続けます。QUTの工学・建築・建設環境・ビジネス・スポーツ関連の学生にとっては、在学中と卒業直後がちょうどその期間に重なります。
QUTには100以上のクラブがあります。スポーツ・レクリエーション、社会正義、国際交流・文化、宗教、学習分野、そして「Engineering Without Borders」から「Bubble Tea Society」まで。授業開始前のWelcome Weekで、履修登録の相談からクラブ紹介、キャンパスツアーまでまとめて行われます。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
ブリスベンを検討される方に、必ずお伝えしていることがあります。「ブリスベンは指定地域ではない」という点です。同じクイーンズランド州でも、ゴールドコーストやサンシャインコーストは移民制度上の優遇対象ですが、ブリスベンはシドニー・メルボルンと同じ扱いです。詳しくは次の13の節で説明します。
そのうえで、ブリスベンを選ぶ理由は「都市の規模」です。人口270万人の都市は求人の絶対数が多く、インターンシップの選択肢も広い。QUTの2キャンパスはどちらも都心にあり、企業に通いやすい立地です。永住権を最優先されるなら地方都市、学びと就業経験を優先されるならブリスベン――というのが、実務上の整理です。
QUTの最大の売りはここです。Graduate Outcomes Survey 2024で、卒業生の90%が学位取得後に就職しています。卒業生はBoeing、Rio Tinto、CISCOといった企業で働いています。
QUTのカリキュラムには実際の企業課題に取り組むプロジェクトが組み込まれています。公式サイトの表現を借りると「graduate with experience you can confidently discuss in job interviews(面接で自信を持って話せる経験を持って卒業する)」。インターンシップ、実務配属、産業プロジェクトが学位の一部です。
加えて2キャンパスとも都心にあるという立地が効いています。Gardens PointはブリスベンCBDのど真ん中で、金融・法律・エンジニアリング企業が徒歩圏。授業のあとに企業へ行ける距離というのは、学生が受け取れる機会の量を実際に変えます。
QUTを卒業すると、Temporary Graduate visa(サブクラス485)のPost-Higher Education Work streamを申請できます。滞在期間は学位の種類で決まります。
| 修了した学位 | 485ビザの滞在期間 |
|---|---|
| 学士号(オナーズ含む) | 2年 |
| 学士号(STEM分野の第一級オナーズ) | 3年 |
| 修士号(コースワーク・エクステンデッド) | 2年 |
| 修士号(リサーチ) | 3年 |
| 博士号 | 3年 |
※オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公表値です。申請時に35歳以下であることが原則の条件です(一定の場合は50歳以下)。英語要件・健康保険・その他の条件があります。ビザ制度は変更されることがありますので、申請時点の最新情報を必ずご確認ください。
オーストラリアの地域区分では、ブリスベンはシドニー・メルボルンと同じ「Category 1 主要都市」に分類されます。つまり地方都市向けの優遇(卒業生ビザの期間延長、永住権申請時の加点)の対象外です。
「永住権を最短で狙いたい」という目的が最優先なら、QUTは最適解ではないかもしれません。そこは正直にお伝えします。一方で、都市の求人数・インターンシップの選択肢・2032年オリンピックに向けた需要を重視されるなら、ブリスベンには地方都市にない強みがあります。※制度は変更されることがあります。
QUTを検討される方が、あわせて比較されることが多いのがクイーンズランド大学(UQ)(同じブリスベン・Go8)とグリフィス大学(ブリスベン+ゴールドコースト)です。この3校を並べると、QUTの立ち位置がはっきりします。
| 比較項目 | QUT | クイーンズランド大学 | グリフィス大学 |
|---|---|---|---|
| QS世界ランキング 2027 |
240位 | 40位 | 230位 |
| Go8加盟 | ✗ | ✓ | ✗ |
| 主なキャンパス | ブリスベンCBD Gardens Point/Kelvin Grove |
ブリスベン郊外 St Lucia ほか |
ブリスベン+ ゴールドコースト |
| 指定地域 (485延長・永住加点) |
✗ 対象外 ブリスベンは主要都市 |
✗ 対象外 | △ 校舎による ゴールドコーストは対象 |
| この大学が 特に強い分野 |
ロボティクス・工学(豪州1位) メディア・コミュニケーション(豪州1位) クリエイティブ産業 |
医学・生命科学 鉱物・資源工学 研究総合力 |
観光・ホスピタリティ 環境科学 スポーツ関連 |
| 学部の標準英語要件 | IELTS 6.5 (各6.0) |
IELTS 6.5 (各6.0) |
IELTS 6.5 (各6.0) |
| 留学生向け奨学金の 仕組み |
25%・20% 申請不要で自動判定 評定4.60/4.20が基準 |
競争型の枠が中心 コース・分野による |
成績連動の減額枠あり コース・分野による |
| 日本の評定基準を 公表しているか |
✓ 公表 3.00/3.25/3.50/4.20/4.60 |
△ 一部 | △ 一部 |
| 学内の 進学準備機関 |
QUT College 英語+Foundation+Diploma |
UQ College Foundation/Diploma |
Griffith College Diploma中心 |
※QS世界ランキングはQS World University Rankings 2027の公表値です。奨学金・進学準備機関の内容は各大学の公式情報にもとづく概要で、条件は変更されることがあります。志望コース単位での正確な比較が必要な方はご相談ください。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
この表でいちばん見ていただきたいのは、QSの順位ではありません。QUTとグリフィスはQS 2027でわずか10位差で、実質的に同じ帯にいます。総合順位で3校を並べても、あなたの進路は決まりません。
実際の判断材料になるのは、次の3つです。①学びたい分野の実力(工学・ロボティクス、メディア・クリエイティブならQUT/医学・生命科学ならUQ/観光・環境・スポーツならグリフィス)、②指定地域が必要かどうか(必要ならグリフィスのゴールドコースト校舎)、③奨学金の見通しの立てやすさ(評定の基準が数字で公表されているQUTは、事前に計算できます)。
「QUTが合わない」と判断すれば、そう申し上げます。3校とも扱っておりますので、条件を並べた比較表をお出しできます。
クイーンズランド工科大学(QUT)はどんな大学ですか?
クイーンズランド州ブリスベンの中心部にある公立総合大学です。学生数は約53,000人で、うち約9,500人が131か国からの留学生。THE World University Rankings 2026で世界トップ1%、QS世界大学ランキング2027では240位です。
自らを「the university for the real world(実社会のための大学)」と位置づけ、企業との共同プロジェクトやインターンシップを授業に組み込んだ実践型のカリキュラムが特徴です。卒業生の90%が学位取得後に就職しています(Graduate Outcomes Survey 2024)。
QUTはGo8ではありませんが、評価は大丈夫ですか?
Go8には加盟していません。ただし分野別に見ると評価が入れ替わります。
ロボティクス・工学はShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025でオーストラリア1位・世界トップ75、コミュニケーション/メディア研究はQS World University Rankings by Subject 2026でオーストラリア1位・世界19位、看護は世界20位、生体医工学はオーストラリア2位・世界トップ75。起業・イノベーション研究機関としてもオーストラリア1位(The Australian Research Magazine 2026)です。
「大学名のブランド」で選ぶか「分野の実力と就職実績」で選ぶかによって、評価が変わる大学だとお考えください。
日本の高校を卒業して、QUTの学部に直接入学できますか?
できる場合があります。判定は出願書類にもとづく大学の個別審査です。
QUTが公表している日本の高校の評定平均(5段階・3が合格)の基準は、Standard Foundation Programが3.00、Intensive Program(6か月のファウンデーション)とDiplomaが3.25、QUT College Merit Scholarship(Diploma対象)が3.5、International Talent Scholarship(20%)が4.20、International Merit Scholarship(25%)が4.60です。
学部への直接入学の基準はコースごとに設定されているため一律の数値は公表されていませんが、奨学金ラインより低い位置にあります。まず成績証明書を照会して、直接入学できるか準備課程が必要かをはっきりさせるのが出発点です。
QUTの英語要件(IELTS)はどのくらいですか?
学部・大学院とも標準はIELTS Academic 総合6.5(各バンド6.0以上)です。コースによって上がり、看護(Bachelor of Nursing)は総合7.0(ライティング6.5、リスニング・リーディング・スピーキング7.0)、Master of Teachingは総合7.5(スピーキング・リスニング8.0、その他7.0以上)です。
IELTS One Skill Retakeも受け付けられます。ほかにCambridge C1 Advanced、PTE Academic、TOEFL iBTも利用できます。テストはコース開始前2年以内の受験である必要があります。
要件に届かない場合は、QUT CollegeのEAP 2を総合65%以上で修了すれば、IELTSを受け直さずにIELTS 6.5相当の要件を満たせます。
QUTの留学生向け奨学金は、必ずもらえますか?
「必ず」とは言えません。ただし判定材料は成績だけで、エッセイも推薦状も面接もありません。
International Merit Scholarship(25%減額・在学期間中ずっと)は日本の高校の評定平均4.60以上(またはSAT-I 1290)、International Talent Scholarship(20%減額)は評定平均4.20以上(またはSAT-I 1100)が基準です。大学院はそれぞれ7点満点GPAで5.00〜5.50、4.50。
いずれも申請不要で、出願すると自動的に審査され、該当すればオファーレターに記載されます。QUT公式によれば昨年だけで3,400人以上が奨学金を受けています。
QUT Real World International Scholarshipはまだありますか?
新規の募集は終了しています。QUT公式サイトには「この奨学金は2025年セメスター2をもって最後の提供となり、QUT International Talent Scholarshipに置き換えられた」と明記されています。
日本語の情報サイトにはまだ旧制度が残っていることがありますので、ご注意ください。現在の留学生向け奨学金はInternational Merit Scholarship(25%)とInternational Talent Scholarship(20%)の2本立てです。
QUTの学費は年間いくらですか?
2027年入学の年間授業料(留学生・定価)は、Bachelor of Business が A$46,800、Bachelor of Information Technology が A$46,700、Bachelor of Engineering (Honours) が A$50,200、Bachelor of Nursing が A$45,100、Bachelor of Design が A$42,800、Bachelor of Communication が A$41,600、Bachelor of Education (Primary) が A$41,100、Bachelor of Science が A$48,500 です。
大学院は Master of Business が A$51,500、Master of Information Technology が A$46,800、Master of Teaching が A$39,500 など。奨学金が付くと25%または20%が減額されます。授業料は毎年改定されます。
QUTのキャンパスはどこにありますか?どちらに通うか選べますか?
ブリスベン市内に2つあります。
Gardens Point はブリスベンCBD(中心業務地区)にあり、建築・建設環境/ビジネス/工学/IT・ゲーム/法学/数学・データサイエンス/科学の学生が学びます。
Kelvin Grove はCBDから約2kmのKelvin Grove Villageにあり、コミュニケーション/クリエイティブ産業/デザイン/教育/健康科学・看護/司法の学生が学びます。QUT Collegeもこのキャンパス内です。
キャンパスは「選ぶもの」ではなく「志望コースで決まるもの」です。ただしBachelor of Designのように両キャンパスで開講されるコースや、ダブルディグリーで両方を行き来する場合もあります。
ブリスベンは移民制度上の「指定地域」ですか?
いいえ。オーストラリアの地域区分では、ブリスベンはシドニー・メルボルンと同じ「Category 1 主要都市」に分類され、地方都市向けの優遇(卒業生ビザの延長・永住権申請の加点)の対象外です。
同じクイーンズランド州でも、ゴールドコーストとサンシャインコーストは対象になります。
その代わりブリスベンは人口約270万人の都市で求人数が多く、2032年オリンピック・パラリンピックの開催都市でもあります。永住権を最優先されるなら地方都市、学びと就業経験を優先されるならブリスベン――というのが実務上の整理です。※制度は変更されることがあります。
QUTを卒業した後、オーストラリアで働けますか?
卒業生ビザ(サブクラス485・Post-Higher Education Work stream)を申請できます。滞在期間は学士(オナーズ含む)が2年、STEM分野の第一級オナーズ付き学士が3年、修士(コースワーク・エクステンデッド)が2年、修士(リサーチ)と博士が3年です。
申請時に35歳以下であることが原則の条件です(一定の場合は50歳以下)。ブリスベンは指定地域ではないため、地方都市のような期間延長はありません。※ビザ制度は変更されることがあります。
QUT Collegeとは何ですか?語学学校ですか?
QUT CollegeはKelvin Groveキャンパス内にあるQUTの付属機関です。英語コース(General English、English for Academic Purposes 1・2、IELTS Advanced)と進学準備コース(Intensive Program、Standard Foundation Program、7分野のDiploma)を提供しています。
単なる語学学校ではなく、修了するとQUTの学部への進学が保証される点が大きな違いです。Diplomaを修了すると分野により学部2年次に進めます。QUTの学生証が発行され、大学の施設も使えます。
18歳未満でも留学できますか?
できます。ただしQUTの就学開始時点で18歳未満の場合、オファーはQUT Under 18 Supervision Programの申込書提出を条件とする形になります。選択肢は2つで、①18歳になるまで保護者とオーストラリアに居住する、②QUTを福祉手配者として指定し、QUT承認の宿泊先に滞在するです。
②を選ぶ場合、登録料A$150と1泊あたりA$8.80(18歳の誕生日まで)の費用がかかります。早生まれの方は特に、渡航時期と誕生日の関係を早めに整理しておく必要があります。
出願はいつでもできますか?締切はありますか?
QUT公式は「出願は通年で受け付けています」としています。ただし一部のコースには開始日・締切日が設定されています。また各セメスターには「on-time application closing date(通常の出願締切)」があります。
実務上は、締切そのものより「ビザ申請から逆算した時期」のほうが重要です。CoE(入学許可確認書)が出てから学生ビザの審査が終わるまでには時間がかかるため、入学の4〜6か月前には出願を済ませておくのが安全です。出願時には返金不可の出願料A$100がかかります。
エージェントを通さず、QUTに直接出願したほうが安いですか?
いいえ、学費も奨学金もまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。
むしろQUTの場合、公式サイトが「奨学金が付かなかった場合の再審査は、エージェント経由で依頼できる」と明記しています。また日本を含む一部の国籍の方については、オーストラリア国外から学生ビザで出願する場合にQUT公認の代理店を通すことが求められる場合があります。アンアルウェンはQUTの正規出願手続きに対応しており、相談から渡航後のフォローまですべて無料です。
「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、QUTのように評定の基準が数字で公表され、しかも奨学金が自動判定される大学では、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の適用確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
QUT公式は「オファーに奨学金が付かず、まだ就学を開始していない場合は、エージェントを通じて再審査を依頼できる」と明記しています。理由書と裏付け資料(成績のGPAと評価スケールの情報)の提出が必要で、ここは個人での対応が難しい場面です。3年間で数百万円が動きます。
QUTは日本の評定基準を3.00/3.25/3.50/4.20/4.60と数字で公表しています。今の評定がどのラインにあるか、残りの学期でどこまで届き得るかを、志望コースの学費と一緒に整理してお出しします。評定4.2と4.1では3年間で数百万円変わります。
学部への直接入学の基準はコースごとの個別審査です。「日本の高校だからFoundationしかない」と思い込んだまま進めて、1年分の学費と時間を余計にかけてしまうのが最ももったいないパターンです。出願前に大学へ照会します。
QUTの英語要件は標準6.5から、看護7.0、Master of Teaching 7.5まで開きます。この差はIELTS対策の期間で半年から1年に相当します。志望コースの正確な要件から逆算した計画をご提案します。
「Diplomaは遠回り」という思い込みで判断される方が多いのですが、2年次接続ができる分野なら総年数は変わらず、学費の総額は下がることがあります。両ルートの総額と所要年数を並べた比較をお出しします。
英語コース → Diploma/ファウンデーション → 学部、という組み合わせをひとつのパッケージとして出願すれば、ビザ申請は一度で完了します。開講期(英語は年9回、Diplomaは年3回、ファウンデーションは年2回)から逆算して、待ち時間が最小になるよう設計します。
18歳未満で渡航される場合、Under 18 Supervision Programの申込書、CAAW(宿泊・福祉の確認書)、指定宿泊先の確保という追加の手続きが必要です。保護者の方とご一緒に、書類と費用を整理して進めます。
大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。QUT・クイーンズランド大学・グリフィス大学を条件別に比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。
アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
QUTを検討している方へ ― 松本より
QUTは、「世界ランキングの数字」で選ぶ大学ではありません。ロボティクス・工学とメディア・コミュニケーションでオーストラリア1位、看護で世界20位。そして卒業生の90%が就職しています。学部で選ぶ大学です。
そして高校3年生とその保護者の方に、この大学の実務的な良さをお伝えしたいです。QUTは「日本の評定平均がいくつなら何ができるか」を数字で公表しています。3.00でファウンデーション、3.25でDiploma、4.20で20%奨学金、4.60で25%奨学金。留学の計画を、推測ではなく数字で立てられる大学は多くありません。
今の評定と英語力、学びたい分野を教えていただければ、実際にいくらかかって、どの減額率が狙えるのかを具体的な数字でお答えします。ブリスベンが指定地域でないことも含めて、QUTが合わないと判断すればそう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。QUTへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。なお無料なのは代行サービスです。出願料(A$100)、滞在先の手配料、寮費・ホームステイ費、保険料などの実費は別途かかります。
Free Consultation
評定平均から、留学の総額は
計算できます。
「今の評定でどのルートになるか」「志望コースの英語要件は6.5か7.0か」「25%と20%のどちらが狙えるか」「減額後の総額はいくらか」――QUTが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方のご相談も歓迎します。
※本ページは2026年8月25日時点の公開情報にもとづき、アンアルウェン代表・松本朋弥が作成しています。学費・コース内容・入学要件・英語要件・奨学金の条件はクイーンズランド工科大学(QUT)公式サイトおよび公式「2027 International Quick Guide(Updated fees edition)」の公表値、ビザ制度はオーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公表内容にもとづきます。ランキングの数値は各調査機関が公表した年度のものです(Times Higher Education World University Rankings 2026、QS World University Rankings 2027、QS World University Rankings by Subject 2026、ShanghaiRanking Global Ranking of Academic Subjects 2025、US News & World Report Ranking 2025)。減額後の金額はアンアルウェンが計算した参考値です。学費・奨学金・入学要件・ビザ制度は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。※本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。