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オーストラリアでTESOL留学|学べる内容・費用・英語力・資格・就職を徹底ガイド

オーストラリアでTESOLを学ぶ(英語教師養成留学)

オーストラリアのTESOL留学

本ページはオーストラリアのTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)留学について解説しています。学べる分野の違い、必要な英語力・教授経験、学費と期間、 卒業後の就職先やインターン情報まで、学校選びの判断材料を体系的にまとめました。

TESOLで学べる主な分野

TESOLは、英語を母語としない人たちに教えるための専門分野です。オーストラリアの大学・大学院では、 第二言語としての英語教育に必要な理論と実践を組み合わせて学び、英語教師としての専門性を高めていきます。

英語教授法(Teaching Methodology)

コミュニカティブ・アプローチ、タスク中心の授業、オンライン授業など、現代の英語教育で求められる教授法を体系的に学びます。 レッスンプラン作成、教室内でのインストラクション、ペアワーク・グループワークの運用なども実践的にトレーニングします。

第二言語習得論(SLA)

学習者がどのように第2言語を習得していくのか、そのプロセスを研究する分野です。 年齢や動機づけ、学習環境、母語の影響などを理解し、理論に裏付けられた授業デザインへとつなげていきます。

カリキュラム・教材開発

レベル別のコース設計、シラバス作成、市販教材の選定とアダプト、オリジナル教材の開発などを学ぶ分野。 学校や語学センターのニーズに合わせて、自分でコースを設計できる力を養います。

評価・テスト作成(Assessment)

スピーキング・ライティング・リーディング・リスニングの評価方法、ルーブリックの作成、形成的評価と総括的評価の違いなどを学びます。 IELTSやTOEFLなどの試験の考え方を参考にしながら、公正で信頼できる評価の仕組みを理解します。

児童・中高・成人向け英語教育

小学生向けのゲームを取り入れた授業、中高生向けの文法・試験対策、社会人向けビジネス英語など、 対象年齢ごとの教え方の違いを学びます。日本の小・中・高での指導にも応用しやすい内容です。

アカデミック英語・ESP / CLIL

大学進学準備のためのアカデミック英語、看護・観光・ITなど特定分野向け英語(ESP)、英語で他教科を教えるCLILなどを扱う分野。 進学準備校や専門学校、大学の準備課程で働きたい方に役立つ内容です。

オーストラリアでTESOLを学ぶメリット

① 多国籍環境での英語教育を体験できる

TESOLは「ことば」×「人」×「文化」の分野。オーストラリアは世界中から留学生が集まる英語圏の国なので、 多様なバックグラウンドを持つ学習者を想定しながら、国際的なクラス運営・コミュニケーション力を身につけることができます。

② 教育現場での観察・実習のチャンス

大学や語学学校によっては、授業観察(Observation)や教育実習(Practicum)がカリキュラムに組み込まれています。 実際の教室で、教える・フィードバックを受ける経験を通して、「現場で使えるTESOLスキル」を磨けるのが大きな強みです。

③ 日本・海外どちらでも活かせる資格

TESOLの学位やサーティフィケートは、語学学校や大学付属英語コース、専門学校、オンライン英会話、企業研修など 日本・オーストラリア・その他の国で通用する「英語教師としての専門資格」として評価されます。 将来、日本で教員として働きたい方はもちろん、海外やオンラインで働きたい方にも大きなメリットがあります。

取得できる主な資格・学位

  • Graduate Certificate / Graduate Diploma in TESOL
  • Master of TESOL(修士)
  • Master of Applied Linguistics(TESOL Studies などの専攻を含む)
  • Bachelor of Arts (TESOL / Applied Linguistics / Languages Education)
  • 短期集中の英語教師養成コース(例:CELTAなど)

※入学要件・期間は学校やコースにより異なります。英語基準に満たない方は付属語学学校やパスウェイコースの利用も可能です。 日本の「教員免許」とは制度が異なるため、将来の進路に合わせて併せて検討しましょう。

卒業後の進路・就職例

主な就職先・働き方

  • 語学学校(日本・海外)の英語講師
  • 大学・短大・専門学校の英語講師
  • 公立・私立小中高の英語教員(別途教員免許が必要)
  • 企業内研修・ビジネス英語トレーナー
  • オンライン英会話・オンラインスクール講師
  • 英語教材・テスト(問題集・模試など)の企画・制作
  • EdTech企業でのコンテンツ開発・カリキュラム設計
  • 日本語教師など、他言語教育との組み合わせキャリア

コースによっては教育実習やインターンシップがカリキュラム内に組み込まれており、現地語学学校・大学付属英語コース・コミュニティクラスなどで経験を積むことができます。 オンライン指導やハイブリッド授業に強い人材は、日本・海外ともに需要が高い傾向にあります。

学校と都市の選び方(失敗しないチェックリスト)

  • コースのタイプ:Master / Graduate Diploma / Certificate など、期間とレベルの違い
  • 実習の有無:授業観察(Observation)やTeaching Practiceが必修かどうか
  • 対象分野の強み:児童英語、アカデミック英語、試験対策、オンライン授業など
  • 研究 vs 実務:理論中心(研究志向)か、教室実践中心(実務志向)か
  • インターン・就職サポート:教育機関との提携、キャリアセンター、卒業生ネットワーク
  • 都市との相性:メルボルン(教育・研究機関が多い)、シドニー(語学学校が多く求人も豊富)、ブリスベン・ゴールドコースト(落ち着いた環境と温暖な気候)など
  • 入学要件:英語スコア、教員経験の有無、学部での専攻、出願時期
  • 費用感:学費・生活費・初期費用(PC・教材など)の総額

出願〜出発までの流れ

  1. 無料カウンセリング(希望分野・期間・都市・開始時期・予算・キャリアプランを共有)
  2. 学校・コース選定(比較表/入学要件・英語スコア・教員経験の確認)
  3. 出願書類準備(英語力証明・志望理由エッセイ・CV・推薦状など)
  4. オファー&入学手続き/学費納入・保険(OSHC)手配
  5. 入学許可(CoE)取得 → 学生ビザ申請
  6. 滞在先・航空券手配/PC・教材・オンライン授業環境の準備
  7. 出発・到着オリエンテーション/生活・アルバイト・授業スタート後の学習サポート
Why An Arwen?

アンアルウェンが選ばれる理由

TESOL・教育系に強い、オーストラリア留学専門エージェント
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01

出願〜ビザまで
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学校選び、出願書類、英語・職歴要件の確認、ビザ申請のサポートまで一貫対応。 はじめての留学でも迷わないよう、ステップごとに伴走します。

  • TESOLに強い大学・コースの比較表を作成
  • 英語スコア/教員経験・志望理由の相談
  • 合格〜渡航までのタイムラインを一緒に設計
02

費用を抑えた
プランニング

各学校の最新プロモーションやスカラシップ情報を横並びで比較。 「この予算でここまでできる」というリアルなプランをご提案します。

  • 学費・生活費・初期費用をトータルで試算
  • 授業料ディスカウント・奨学金が狙える学校をご紹介
  • 都市別の物価感もふまえてアドバイス
03

到着後も
日本語で安心

シドニー・メルボルン現地オフィスに日本人スタッフ常駐。生活の立ち上げからアルバイト相談、 困ったときのトラブル相談まで、帰国までずっと頼れる窓口があります。

  • 銀行口座・SIM・交通カードなどの手続きサポート
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  • 体調不良やトラブル時の日本語サポート

まずは無料カウンセリングで、あなたの希望に合わせた 学校比較表と概算見積もりをお作りします。

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オーストラリアのTESOL・応用言語学スクールランキング

1位 ウーロンゴン大学

ウーロンゴン大学のTESOLは、第二言語習得理論と実践がバランス良く学べる点が魅力です。英語教授法、発音指導、評価、テクノロジー活用などを体系的に学びつつ、研究プロジェクトやTESOL実習を通じて「現場で使える力」を養えます。オンラインと対面を柔軟に選べるため、日本で働きながら学位取得を目指す方もいます。

2位 マッコーリー大学

マッコーリー大学のTESOLは、言語学に世界的な強みを持つ大学で学べる「応用言語学×実践TESOL」プログラム。Master of Applied Linguistics and TESOLで第二言語習得理論と教授法・評価を体系的に学べ、条件次第で期間短縮も可。短期のGraduate Certificateもあり、現役・志望英語教師に人気です。

3位 The University of Queensland(UQ)

ブリスベンに位置する研究大学。Master of Applied Linguistics(TESOL Studies など)では、第二言語習得やディスコース分析、 TESOL教育の実務に直結するスキルを養うことができます。

学費比較(2026年・目安)— TESOL・応用言語学 修士(Master)

※学費は年間の目安です。専攻・単位数・年度で変動します。最新額は各大学の公式案内をご確認ください。

大学 所在地 代表学位(例) 年間学費(目安) 奨学金
The University of Melbourne メルボルン Master of TESOL A$48,992/年 あり
Macquarie University シドニー郊外 Master of Applied Linguistics and TESOL A$44,000前後/年 あり
The University of Queensland ブリスベン Master of Applied Linguistics (TESOL Studies) A$45,000前後/年 あり
Griffith University ブリスベン/ゴールドコースト Master of Teaching English to Speakers of Other Languages A$40,000台/年 あり
Deakin University メルボルン近郊 Master of TESOL / Master of Teaching (TESOL) A$40,000〜45,000/年 あり
  • 対象は修士(Master)レベルのTESOL/応用言語学系専攻(例:TESOL / Applied Linguistics / Language Education 等)。
  • 奨学金の可否・内容は年度・専攻・成績・出願時期などで変わります。
  • 学士レベルでTESOLを学べるコースもあり、費用感はやや異なります。

アンアルウェンの手厚い留学【無料】サポート

留学サポートの様子

アンアルウェンの完全無料サポート

アンアルウェンでは、TESOL留学の準備から現地生活まで、すべてのステップを無料でトータルサポートしています。 留学生一人ひとりに合わせた、以下のサポートをすべて無料で提供しています:

  • ビザ申請の手続きサポート
  • TESOLに強い学校選びのパーソナライズドカウンセリング
  • 入学手続きの代行サービス
  • ホストファミリーや学生寮の手配支援
  • 銀行口座開設のサポート
  • 海外留学保険の案内
  • 航空券手配のお手伝い
  • 出発前オリエンテーション
  • 英語学習・志望理由エッセイ作成のアドバイス

すべてのサポートは無料で提供しており、初めての留学でも安心して準備を進められます。 サポートプログラムの詳細はこちら をご覧ください。

現地サポートの様子

充実した現地サポート

オーストラリア到着後も、現地シドニー・メルボルンオフィスの日本人スタッフが生活を全面的にサポートします。 現地サポートの内容は以下の通りです:

  • 現地オリエンテーションで、生活・治安・交通などオーストラリア生活に必要な情報をご案内
  • 日本人スタッフが常駐する現地オフィスでの相談対応
  • 銀行口座開設のサポートで安心の手続き
  • アルバイト探しや履歴書(CV)作成のサポート
  • 交通手段や携帯電話契約のサポート

現地でも安心して過ごせる無料サポートが充実しています。 現地サポートの詳細はこちら をご覧ください。

オーストラリア・TESOL留学 よくある質問(FAQ)

TESOLではどんな内容を学びますか?
英語教授法、第二言語習得論、カリキュラム・教材開発、評価・テスト作成、児童英語教育、アカデミック英語など、多様な分野を学びます。 教える対象(子ども・中高・成人)や将来のキャリアに合わせて科目を組み合わせることができます。
入学に必要な英語力はどのくらいですか?
コースや学校により異なりますが、修士(Master)レベルではIELTS 6.5前後(サブスコア条件あり)が一つの目安です。 英語力が基準に届かない場合は、大学付属英語コースやパスウェイプログラムを経由して進学することもできます。
教員経験や英語教師の資格は必要ですか?
初学者向けのTESOLコースでは、教員経験がなくても出願できる場合があります。 一方、現職教師向けのプロフェッショナル開発コースでは、英語指導経験や教育系学位が求められることもあります。 ご自身の経歴に合うコースを選ぶことが大切です。
日本の「教員免許」とTESOLの違いは何ですか?
TESOLは英語教育の専門資格・学位であり、日本の教員免許とは制度が異なります。 日本の学校(小中高)で教える場合は、通常TESOLとは別に教員免許が必要です。 将来の働き方(日本の学校/語学学校/海外など)に応じて、組み合わせて取得するケースも多いです。
TESOLとCELTAの違いは何ですか?
CELTAは4〜12週間程度の短期集中コースで、主に成人向け英語教育にフォーカスした実践的な資格です。 一方TESOLの修士やディプロマは、理論・研究・実習を含むより包括的なプログラムで、大学院レベルの学位として評価されます。 目的・期間・予算に応じて選びましょう。
コースの期間と入学時期は?
修士号は通常1〜2年、Graduate Diploma/Certificateは半年〜1年程度が目安です。 入学時期は年2〜3回(例:2月・7月・11月)が一般的ですが、学校によっては1年に複数インテイクがあります。
学費の目安は?
TESOL・応用言語学系の修士課程は、年間A$30,000〜45,000程度が一つの目安です。 都市・大学・専攻により変動し、年度ごとに改定されるため、最新授業料は個別にお見積もりをご依頼ください。 給付型奨学金や授業料ディスカウントも活用できます。
生活費はどのくらいかかりますか?
都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン等)や滞在形態によって異なります。 家賃・食費・交通費・教材費・通信費を含めて、月A$1,500〜2,500前後を想定するケースが多いです。 初期費用(入居費・デポジット・PC・機材購入等)も別途見込んでおきましょう。
在学中にアルバイトはできますか?
オーストラリアの学生ビザでは、2025年時点で2週間あたり48時間までの就労が許可されています。 カフェやショップのほか、語学学校の受付やチューター、オンライン英会話などで経験を積む留学生もいます。
卒業後の就職やインターンはありますか?
多くの大学にキャリアセンターがあり、語学学校・大学付属英語コース・専門学校・企業研修などの求人情報やインターン情報を提供しています。 実習やボランティア経験と、ポートフォリオ(レッスンプラン・教材・授業動画など)の質が評価されます。
卒業後に働けるビザはありますか?
一定期間以上の学位取得で、卒業後就労ビザ(Post Study Work Visa)を検討できる場合がありますが、制度は頻繁に変更されます。 最新のオーストラリア政府情報をご確認いただくか、カウンセラーにご相談ください。
まず何から始めれば良いですか?
将来どこで・誰に英語を教えたいか(日本・海外/子ども・中高・成人)、希望期間、都市、開始時期、予算感をメモし、無料カウンセリングをご利用ください。 その内容を基に、あなたに合ったTESOL留学プランと学校比較表・見積もりをご提案します。

最終更新日:

編集:アンアルウェン(オーストラリア留学エージェント)

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