🇦🇺 オーストラリア留学 / アデレード・大学
2026年1月に旧アデレード大学とUniSAが統合して誕生した、南オーストラリア州最大の公立総合大学。
Go8加盟・QS世界79位でありながら、アデレードは卒業生ビザの延長と永住加点の対象地域です。
アデレード大学(Adelaide University)は、南オーストラリア州アデレードにある公立総合大学です。2026年1月1日に開学した、まだ1年目の大学――と書くと驚かれますが、事実です。
その中身は、1874年創立の旧アデレード大学(University of Adelaide)と、南オーストラリア大学(UniSA)が統合したものです。両校の在学生あわせて約5万6千人が2025年12月に移行し、開学時点で約7万人規模。南オーストラリア州最大の大学になりました。Go8(オーストラリア八大学)の加盟は旧アデレード大学から引き継がれています。
ここで実務上いちばん重要なのは、「古い情報が使えない」ということです。コース番号もCRICOSコードも学費表も、すべて新しいものに振り直されました。ネット上には旧University of Adelaide時代の学費・要件がまだ大量に残っています。数年前の記事を見て計画を立てると、金額も要件もずれます。
そしてもうひとつ。アデレード大学の奨学金は最大50%減額ですが、50%だけが別途申請と締切のある選考型です。25%・15%・10%は申請不要で自動判定されます。この構造を知らないまま出願すると、応募できたはずの枠を逃します。
このページでは、2026年入学の公式学費・奨学金の適用条件・コース別の英語要件を数字で整理したうえで、フリンダース大学・UNSW Sydneyとの比較まで踏み込みます。日本の高校からの進学ルートも3パターンでご説明します。
アデレード大学は、南オーストラリア州の州都アデレードにある公立総合大学です。2026年1月1日開学。旧アデレード大学(University of Adelaide・1874年創立、オーストラリアで3番目に古い大学)と、南オーストラリア大学(University of South Australia/UniSA)が統合して誕生しました。
統合の目的は、州として「規模と研究力を1校に集約する」ことにあります。オーストラリアの大学統合としては近年最大規模で、州議会の関与のもと数年かけて準備が進められてきました。結果として、研究集約型のGo8の強み(旧アデレード大学)と、実務・職業教育に近い分野の厚み(旧UniSA)が1つの大学に同居する構造になっています。
研究集約型の上位8大学で構成されるGo8の加盟校です。統合にあたり、Go8は旧アデレード大学の加盟資格が新大学に引き継がれることを確認しています。研究力とブランドで大学を選びたい方にとって、南オーストラリア州で唯一の選択肢です。
QS World University Rankings 2027で世界79位。統合後の初回ランキング(2026)では82位で、そこから3つ順位を上げました。THE World University Rankings 2026では世界133位で、大学公式は「世界の上位1%」と表現しています。
QS分野別ランキング2026で鉱物・鉱山工学が世界18位、石油工学が25位、歯学が49位、看護学が50位。ほかに教育・法学(ともに63位)、農林学・環境科学(71位)など、あわせて23分野が世界トップ100に入っています。
25%(Emerging Leaders)・15%(Merit)・10%(Alumni/Partner)は出願時に自動で審査され、給付型なので返済の必要がありません。減額は初年度だけでなく標準修業年限の全期間続きます。奨学金の詳細ページで条件を整理しています。
English Language Centre(ELC)がアデレード・シティ・キャンパス内にあり、進学英語のPEPと一般英語のGEAPを開講しています。PEPを修了すれば、改めて英語テストを受けずに学位課程へ進めます。
アデレードは指定地域(Designated Regional Area)に区分されており、卒業生ビザ(サブクラス485)の滞在期間の延長と、永住権申請時の加点の対象になります。Go8の学位と地方枠の優遇が両立するのは、実質ここだけです。※ビザ制度は変更されることがあります。
「統合したばかりの大学は不安」というご質問について、率直にお答えします。
不安がないとは申しません。実際、統合初年度は学内システムやコース編成の移行が続いており、コース番号・CRICOSコード・学費表がすべて新しくなりました。ネット上に残る旧University of Adelaide時代・旧UniSA時代の情報は、そのままでは使えません。
一方で、学位そのものの価値が下がる要素は見当たりません。Go8の加盟は維持され、QSの順位はむしろ上がりました。卒業証書に記載されるのは「Adelaide University」で、統合前後で扱いが変わるものではありません。気をつけるべきは大学の実力ではなく、「情報の鮮度」のほうです。このページも出典と確認日を明記しています。
アデレード大学を評価するときに見るべきは、総合順位に加えて「どの分野で世界と戦っているか」です。公表されている主要な数字を整理します。
| 分野・指標 | 順位 | 調査・年度 |
|---|---|---|
| 鉱物・鉱山工学 | 世界18位 | QS分野別ランキング2026 |
| 石油工学 | 世界25位 | QS分野別ランキング2026 |
| 歯学 | 世界49位 | QS分野別ランキング2026 |
| 看護学 | 世界50位 | QS分野別ランキング2026 |
| 教育学 | 世界63位 | QS分野別ランキング2026 |
| 法学 | 世界63位 | QS分野別ランキング2026 |
| 農林学 | 世界71位 | QS分野別ランキング2026 |
| 環境科学 | 世界71位 | QS分野別ランキング2026 |
| コンピューターサイエンス・ 情報システム | 世界73位 | QS分野別ランキング2026 |
| 化学 | 世界78位 | QS分野別ランキング2026 |
| 化学工学 | 世界80位 | QS分野別ランキング2026 |
| 会計・ファイナンス | 世界85位 | QS分野別ランキング2026 |
| 薬学・薬理学 | 世界99位 | QS分野別ランキング2026 |
| 教育学/医学・健康/ コンピューターサイエンス | 89位/91位/96位 | THE分野別ランキング2026 |
| 国際研究ネットワーク | オーストラリア2位 | QS 2027(International Research Network) |
| 総合順位 | 世界79位/国内8位 | QS World University Rankings 2027 |
| 総合順位 | 世界133位 (=世界の上位1%) | THE World University Rankings 2026 |
※「=」付きで公表されている同順位(=50、=63 など)は、本表では順位のみを記載しています。分野別ランキングは調査機関ごとに評価軸が異なるため、QSとTHEでは順位が入れ替わることがあります。出典:Adelaide University 公式「Rankings and recognition」(2026年8月16日確認)。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
この表の読み方を、率直に整理します。
アデレード大学は「総合順位で選んでも、分野で選んでも成立する」数少ない大学です。QS世界79位はGo8の中では中位(国内8位)ですが、世界で見れば十分に上位です。そのうえで鉱物・鉱山工学18位、石油工学25位という数字は、Go8の上位校を含めても国内トップクラスです。
実務でご相談が多いのは看護(世界50位)・歯学(49位)・教育(63位)・農学(71位)です。とくに看護と教育は、オーストラリアで資格・就労につながりやすい分野でもあります。ただしこの2分野は英語要件が最も高く設定されています(後述)。「順位が良いから」だけで決めると、英語で足止めされます。
逆に、「Go8のブランドを最優先し、かつシドニー・メルボルンで暮らしたい」という条件なら、正面から合わないとお伝えします。アデレード大学の価値は、Go8の学位・分野の実力・指定地域の優遇・生活費の低さが同時に成立している点にあります。
アデレード大学は南オーストラリア州内に7つのキャンパスを持ちます。留学生の多くはアデレード中心部の Adelaide City Campus で学びますが、工学・IT は Mawson Lakes、教育系は Magill、獣医・動物科学は Roseworthy と、分野によって拠点が分かれます。
アデレード中心部(CBD)のNorth Terraceに面する大学の中核拠点です。旧アデレード大学のキャンパス(東地区)と旧UniSAのCity Westキャンパス(西地区)が、ひとつのシティ・キャンパスとして統合されました。州立図書館・南オーストラリア博物館・美術館が徒歩圏に並ぶ文教地区にあり、路面電車(トラム)とバスで市内どこからでも通えます。付属語学学校のEnglish Language Centre(ELC)もこのキャンパスのHub Central内にあります。
メインキャンパスCBD/North TerraceELC併設ビジネス・法学・医療トラム・バス至便アデレード北部の計画都市 Mawson Lakes にあり、湿地帯に隣接した緑の多い環境です。工学・情報技術(IT)・宇宙/防衛関連の拠点で、研究施設と企業が近接しています。Bachelor of Engineering (Honours) や Bachelor of Information Technology は、シティ・キャンパスとこのキャンパスの両方で開講される科目があります。
工学・IT研究施設宇宙・防衛郊外・静かアデレード東部郊外の落ち着いた住宅地にあるキャンパスです。教育学・人文社会科学・心理学系の拠点で、Bachelor of Arts や Bachelor of Psychology の一部科目がここで開講されます。市内中心部からバスで通える距離にあり、キャンパスの規模はコンパクトです。
教育・人文心理学東部郊外農学・園芸・ブドウ栽培/ワイン科学の研究拠点です。関連する研究機関や産業団体が同じ敷地内に集まっており、オーストラリアでも有数の農業研究クラスターを形成しています。Bachelor of Science の一部専攻がこのキャンパスで開講されます。
農学・園芸ワイン科学産学連携アデレード北部の農業地帯にある動物科学・獣医学の拠点です。付属の動物病院と広大な農場を備え、実習中心の教育が行われています。獣医学系のコースを目指す方はこのキャンパスが中心になります。
獣医・動物科学附属動物病院実習中心Mount Gambier(州南東部のライムストーン・コースト地域)とWhyalla(州北部)の地方キャンパスです。Whyallaは南オーストラリア州最大の地方大学キャンパスで、看護をはじめとする医療系の教育拠点になっています。Bachelor of Nursing はシティ・Mount Gambier・Whyallaの3キャンパスで開講されています。
地方キャンパス看護・医療州最大の地方拠点通学について。アデレード中心部(CBD)はトラム・バス・電車が集中しており、シティ・キャンパスへは市内のほぼどこからでも通えます。学生証があれば公共交通機関を割引料金で利用できます。志望コースがどのキャンパスで開講されているかは、コースによって決まります。また複数キャンパスにまたがって履修するコースもあるため、住む場所を決める前に開講キャンパスを確認しておく必要があります。アンアルウェンで無料でお調べします。
アデレード大学が公表している学部の最低ラインはIELTS Academic 総合6.0です。ただしこれは「大学として受け付ける下限」であって、実際の学位コースの多くは総合6.5(各バンド6.0以上)を設定しています。大学院コースワークの標準も総合6.5(各6.0以上)です。下の表は、日本人留学生に関係の深いコースの公表値を抜き出したものです。
| コース区分 | IELTS 総合 | バンド別の条件 |
|---|---|---|
| 大学が受け付ける下限 (学部) | 6.0 | コースにより上乗せされます |
| 学部の一般的な水準 Arts/Business/Science/IT/ Engineering/Psychology など | 6.5 | リーディング・リスニング・ スピーキング・ライティング 各6.0 |
| 大学院コースワークの標準 | 6.5 | 各バンド6.0以上 |
| 言語比重の高い分野 教育/言語・文学/コミュニケーション・ メディア/哲学・宗教 | 7.0 | 各バンド6.5以上 |
| Bachelor of Laws (Honours) (法学) | 7.0 | 全バンド7.0 |
| Master of Teaching (教職) | 7.0 | 全バンド7.0 |
| 看護・助産 | 7.0 | 全バンド7.0 OETは各パートB以上 |
| MBA | 7.0 | 各バンド6.0以上 |
| 研究学位(PhD・MPhil) | 6.5 | 各バンド6.0以上 言語比重の高い分野は7.0/各6.5 |
※IELTSのほか、TOEFL iBT・PTE Academic・Cambridge C1/C2 Advanced・OET(医療系)が受け付けられます。看護・助産の換算目安は TOEFL iBT 94(RWSL各24)、PTE 72(各72)、Cambridge 185(各185)です。スコアの有効期限は原則2年、看護は12か月です。要件に届かない場合はEnglish Language Centre のPEPを修了すればIELTSを受け直さずに進学できます。正確な要件は志望コースごとに異なりますので、アンアルウェンで無料でお調べします。出典:Adelaide University 公式「English language proficiency」および各コースページ(2026年8月16日確認)。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
ここは実務上いちばん誤解が起きるところです。「アデレード大学はIELTS 6.0から」という情報を見て準備を進めると、志望コースを決めた段階で計画が崩れます。6.0はあくまで大学の受付下限で、実際の学位コースはほぼ6.5からです。
さらに、アデレード大学が強い分野――看護・教育・法学――は、いずれもIELTS 7.0(しかも全バンド7.0)です。総合6.5と全バンド7.0の差は、IELTS対策の期間にすると1年前後変わることも珍しくありません。
志望コースの要件を先に確認することが、留学時期を早める最短の方法です。要件に届かない場合は、大学直営のEnglish Language CentreのPEP(Pre-enrolment English Program)を修了すれば、IELTSを受け直さずに進学できます。PEPは目標とする英語要件(6.5か7.0か)によって必要な週数が変わる設計なので、志望コースが決まっていないと見積もりが出せません。ここも含めて無料で整理します。
学部の入学要件は、「南オーストラリア州のSACE(高校修了資格)に相当する中等教育の修了」と定められています。判定は国ごとの換算基準にもとづいて行われ、コースごとに求められる水準が異なります(たとえば Bachelor of Business はオーストラリアのATAR換算で70、Bachelor of Engineering (Civil) (Honours) は80が目安として公表されています)。
日本の高校を卒業された方も、この換算審査の対象です。成績次第では、準備課程を挟まずに学部1年次へ直接進学できます。要件に届かない場合の受け皿として、後述する提携パスウェイ機関(Eynesbury College/Kaplan International College Adelaide)のFoundation StudiesやDiplomaが用意されています。どちらになるかは照会してみないとわかりませんので、準備課程を前提に計画を組む前に一度確認する価値があります。
なお学部の入学ルートは、中等教育の修了以外に「登録訓練機関のCertificate IV以上の修了」「高等教育機関でのフルタイム6か月以上の在学」も認められています。日本の専門学校卒・短大卒・大学中退といった経歴をお持ちの方は、こちらのルートで審査される可能性があります。
大学院(コースワーク)の基本要件は、「認定された高等教育機関で修了した学士号、またはこれに相当する資格」です。分野の指定は基本要件にはありません。学部で学んだ専攻と違う分野の修士へ進むことは十分に可能です。
ただしコースによっては、前提となる専攻・科目や実務経験が個別に設定されます。たとえば MBA は「3年以上のフルタイム管理職経験」が要件です。Master of Teaching (Secondary) は指導教科に対応するメジャーの履修と400〜600語のTeaching Capabilities Statement(志望理由書)の提出が求められます。臨床系・専門職系のコースには、関連分野の学位を必須とするものもあります。
加えてコースごとに最低GPA要件があり、日本の大学の成績はアデレード大学の7点満点スケールに換算されて審査されます(Master of Teaching は GPA 5.0以上が目安として公表されています)。研究学位(PhD・MPhil)は、学位に加えて研究計画書と指導教員の受け入れ確保が必要です。
アンアルウェン独自コンテンツ
「私の成績で入れますか」「奨学金はもらえますか」――ご相談で最も多くいただく質問です。ところが大学の公式サイトを見ても、日本の成績がどう扱われるのかはほとんど書かれていません。ここでは実務上の考え方を整理します。
以下のうち、公式に公表されている数値(英語要件、ATAR/GPAの基準、奨学金の適用条件、学費)以外は目安です。アデレード大学が公表している公式の成績基準ではありません。実際の判定は出願書類にもとづく大学の個別審査によります。正確な見通しが必要な方は、成績証明書をお送りいただければ無料で確認いたします。
日本の高校を卒業された方の進学ルートは、Foundation・Diploma・学部への直接入学の3つで、どれになるかは高校の成績によって決まります。オーストラリアの高校では最終学年(Year 12)に大学進学用の専門科目を履修し、ATARという統一指標で評価されます。日本の普通科高校の課程はこれと構造が異なるため、大学が公表する国別の換算基準にもとづいて個別に審査されます。
ここで誤解されやすいのですが、個別審査になる=直接入学できない、ではありません。成績次第では、学部へ直接出願できます。したがって日本の高校生の方が最初にすべきなのは、ルートを決め打ちすることではなく、成績証明書を大学に照会して「直接入学できるか、準備課程が必要か」をはっきりさせることです。ここが決まらないと、必要な年数も総額も見えません。
| 進学ルート | 目安 | 実際に鍵になるポイント |
|---|---|---|
| 学部へ直接入学 | ATAR 70相当〜 (コースにより80以上) |
まずここを確認します。コースごとに求められる水準が違い、Businessは70、Engineering (Civil)は80が目安として公表されています。成績次第では直接出願できます。英語要件は志望コースにより6.5〜7.0です。 |
| Foundation Studies Eynesbury/Kaplan |
評定 3.0前後〜 | 直接入学の要件に届かない場合の受け皿。修了成績(Eynesburyは500点満点のスコア)がそのままアデレード大学への出願に使われます。実務上は評定より英語力がボトルネックになるケースが大半です。 |
| Diploma/ Degree Transfer |
評定 3.0〜3.5前後〜 | 高校卒業が前提。分野が決まっている方向けで、修了後に学部2年次へ編入できる場合があります。分野により英語要件が上がります。 |
※「評定」欄はアンアルウェンの実務上の目安で、大学およびパスウェイ機関が公表している基準ではありません。実際の判定は出願書類にもとづく個別審査によります。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
現場で一番お伝えしたいことです。高校生の方から「Go8だから自分には無理ですよね」というご相談をよくいただきます。ただそれは照会してみないと決まりません。アデレード大学の学部は、コースによって求められる水準が大きく違います。Businessのようにオーストラリアの学生でATAR 70で入れるコースもあれば、Engineeringのように80が必要なコースもあります。
「Go8=全コース高難度」ではない、というのが実務での実感です。直接入学できるのに1年分の学費と時間をかけてしまうのは、いちばんもったいないパターンです。逆に、看護・法学のように英語で全バンド7.0が必要なコースは、成績が良くても英語で1年以上かかることがあります。学力と英語は別々に見てください。
ここが日本の受験生にとって最も重要なポイントです。アデレード大学の奨学金は、出願時点で提出した学歴の成績で判定されます。
つまり「日本の高校の成績が振るわなくても、渡豪後のFoundationでの努力でそのまま挽回できる」設計です。高校3年生にとって、これほど分かりやすい目標設定はなかなかありません。
大学院(コースワーク)に出願する場合、日本の大学の成績はアデレード大学の7点満点スケールに換算されて審査されます。日本の大学は成績表記が「優・良・可」「S・A・B・C」「4.0満点GPA」など統一されていないため、大学側が出願書類にもとづいて個別に換算する点にご注意ください。
日本の4.0満点GPAがこの7点満点でいくつに換算されるかは、大学が出願書類を見て判定します。推測で「うちの成績では無理だろう」と諦めてしまうケースをよく見かけますが、実際に照会すると対象になっていた、ということは珍しくありません。とくに15%(GPA 4.5=7点満点の中位)は、想像より多くの方が届きます。
「まだ高校・大学を卒業していない」「IELTSのスコアがまだ出ていない」という段階でも出願はできます。その場合は条件付きオファー(Conditional Offer)が発行されます。
条件付きオファーの段階でも、申請不要の奨学金は判定されます。アデレード大学の25%・15%・10%は出願審査のプロセスで自動的に判定され、オファーレターに記載される仕組みだからです。ただし次の3点にご注意ください。
条件付きオファーは「早めに出願する人ほど有利」な仕組みです。早い段階でオファーを受け取っておけば、減額率の見通しを持ったまま学費計画を立てられ、学生ビザの準備にも余裕ができます。
以下の金額は、アデレード大学の各コースページに公表されている2026年入学の国際学生向け年間授業料です。フルタイム(年間標準履修量)で計算された金額で、コースにより異なります。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
下の表の金額は「定価」です。アデレード大学の場合、成績に応じて50%(要申請)・25%・15%・10%の授業料減額があり、減額は標準修業年限の全期間続きます。
たとえばBachelor of Business(定価 A$52,500/年)に25%が適用されると、年額は約A$39,375。3年間で約A$39,375の差になります。50%なら3年間で約A$78,750の差です。定価だけを見て「高い」と判断するのは、この大学に関しては早すぎます。
アンアルウェンを通していただくと何が変わるか ― ①志望コースの正確な学費を公式資料から確認します、②成績・英語力からどの減額率が適用されそうかを事前に見立てます、③減額後の総額に生活費・OSHC・ビザ申請料・申請料A$150まで足したシミュレーションを無料でお出しします。学費も奨学金の条件も、大学へ直接申し込む場合とまったく同じです。
| 分野 | コース例 | 修業 年限 | 年間授業料 |
|---|---|---|---|
| 人文・社会科学 | Bachelor of Arts | 3年 | A$45,100 |
| 看護 | Bachelor of Nursing シティ/Mount Gambier/Whyalla | 3年 | A$48,600 |
| 心理学 | Bachelor of Psychology シティ/Magill | 3年 | A$48,600 |
| ビジネス | Bachelor of Business (Marketing等の専攻を含む) | 3年 | A$52,500 |
| IT・情報系 | Bachelor of Information Technology シティ/Mawson Lakes | 3年 | A$52,500 |
| 理学 | Bachelor of Science シティ/Mawson Lakes/Roseworthy/Waite | 3年 | A$55,400 |
| 工学 | Bachelor of Engineering (Honours) 土木・機械・電気・化学・環境ほか | 4年 | A$57,100 |
| 法学 | Bachelor of Laws (Honours) | 4年 | A$57,100 |
※上記はアデレード大学の各コースページに掲載されている2026年入学者向けの表示額で、代表的なコースを抜粋したものです。同じ分野でも専攻・ダブルディグリーの組み合わせにより金額が異なります。医学・歯学・獣医学など、上表より高額な専門課程もあります。志望コースの正確な金額はアンアルウェンで無料でお調べします。
| 分野 | コース例 | 修業 年限 | 年間授業料 |
|---|---|---|---|
| 教育 | Master of Teaching (Secondary) シティ/Mawson Lakes | 2年 | A$45,100 |
| 公衆衛生 | Master of Public Health | 2年 | A$52,500 |
| IT・コンピューター | Master of Computer Science | 2年 | A$57,100 |
| 経営 | Master of Business Administration(MBA) 留学生専用の課程 | 1.5年 | A$57,100 |
※金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。表示額は入学初年度の授業料で、在学中は毎年改定されます。また各コースページには「表示年度より後に入学する場合、授業料はこれより高くなる見込み」と明記されています。2027年入学をご検討の方は、上表より高くなる前提で計画してください。出典:Adelaide University 公式の各コースページ(2026年8月16日確認)。
アデレード大学は「アデレード大学に提出するすべての出願について、返金不可の申請料 A$150 がかかる」と公表しています。オーストラリアの大学には申請料が無料の学校も多いため、意外な出費になりがちです。
複数コースに出願すると、そのぶん重なります。アンアルウェンでは、志望コースの優先順位と合格可能性を整理したうえで、本当に必要な出願だけに絞るご提案をしています。
| コース | 授業料 | 備考 |
|---|---|---|
| PEP(進学英語) English Language Centre | A$6,300〜 A$22,050 | 2026年開始・10〜35週。週あたりA$630換算。2027年開始は週A$655(10週A$6,550) |
| GEAP(一般英語) English Language Centre | 週 A$630 | 2026年。2027年は週A$655。5週単位で5〜45週、週20時間 |
| Foundation Studies (Eynesbury College) | A$35,100 | 2学期・約11か月。2月・8月入学。修了スコア(500点満点)でアデレード大学へ出願 |
| Diploma/Degree Transfer Pre-Master’s | 要確認 | Eynesbury College/Kaplan International College Adelaide が提供。分野により異なります |
※PEP・GEAPの金額はアデレード大学 English Language Centre の公表額です。教材費とOSHC(海外学生健康保険)は別途と明記されています。Foundation Studiesの金額はEynesbury Collegeの公表情報にもとづく参考値で、年度により改定されます。週数別の総額と開講日はアデレード大学付属語学学校(ELC)の詳細ページに一覧でまとめています。
| 費目 | 内容 |
|---|---|
| 出願申請料 | A$150(返金不可)。アデレード大学へ提出する出願1件ごとにかかります |
| OSHC (海外学生健康保険) | 学生ビザの必須要件です。在学期間分をまとめて加入するのが基本で、保険料は実費がかかります |
| 学生ビザ申請料 | オーストラリア政府に納付します。金額は政府により改定されます |
| 渡航費・滞在費 | 航空券、住居(学生寮・ホームステイ・シェアハウス等)、生活費。滞在先の手配代行は無料ですが、寮費・ホームステイ費は実費です |
| 教科書・教材費 | 分野により変動します。語学コースの教材費も別途です |
| 実習関連費 (看護・教育系) | 予防接種、Working with Children Check、CPR講習など。Bachelor of Nursingは880時間の臨床実習が必修です |
| 実験用品 (理学・工学・獣医系) | 白衣・保護メガネなど。Roseworthy/Waiteのコースは現地移動が発生する場合があります |
生活費について。アデレードはシドニー・メルボルンと比べて家賃水準が低く、留学の総額を抑えやすい都市です。学位取得までの3〜4年で見ると、この差は授業料の減額と同じくらい総額に効いてきます。目安は後述の「アデレードで暮らす」のセクションにまとめています。
アデレード大学の奨学金制度は、「減額率ごとに名称が分かれている」ことと、「減額が標準修業年限の全期間続く」ことが特徴です。ただし、最上位の50%だけは自動判定ではなく、締切のある申請制です。ここを理解していないと、応募すれば取れたはずの奨学金を逃します。
| 減額率 | 正式名称 | 申請 | 適用の目安 |
|---|---|---|---|
| 50% | Adelaide Academic Excellence Scholarship | 要申請 +締切あり | 学部:ATAR 99相当以上/全体:GPA 6.7以上(7点満点) |
| 25% | Adelaide Emerging Leaders Award | 不要 | 学部:ATAR 90相当/IB 33/GCE A-level 12 大学院:GPA 5.5〜6.0以上(出身資格による) |
| 15% | Adelaide Merit Scholarship | 不要 | ATAR 75相当以上、または GPA 4.5以上(7点満点) |
| 10% | Adelaide Global Alumni Scholarship | 不要 | アデレード大学・旧UniSA・旧University of Adelaideの修了生/交換留学経験者 |
| 10% | Adelaide Partner Award | 不要 | 大学が認定したパートナー機関からの出願者 |
| 全額免除 +生活費 | Adelaide University Research Scholarship(AURS) | 要申請 選考ラウンド制 | 研究学位(PhD・MPhil)。授業料100%免除+生活費支給 |
※減額はいずれも標準修業年限(standard full-time duration)の全期間にわたって適用されます。ただし継続には学期ごとのGPA維持が条件で、50%はGPA 5.5以上、25%はGPA 5.0以上、15%はGPA 4.5以上(いずれも7点満点)を下回ると停止または次回請求への不適用となります。併用はできず、通常は最も有利なもの1つが適用されます。
このページでは主要な制度の要約までをご紹介します。適用条件の細部、対象外コースの一覧、減額後の金額シミュレーション、申請の流れ、締切まで詳しく知りたい方は、アデレード大学の奨学金ガイド(詳細ページ)をご覧ください。
アデレード大学の最上位の留学生奨学金です。授業料が50%減額され、標準修業年限の全期間にわたって適用されます。
応募資格は、学部が「ATAR 99相当以上」、全体として「GPA 6.7/7点満点以上」。いずれも極めて高い水準です。しかも他の奨学金と違い、専用の申請フォームの提出が必要で、入学時期ごとに締切が設定されます。
2026年入学の場合、Semester 1 は2025年7月1日開始・11月30日締切、Semester 2 は2026年4月1日開始・5月22日締切と公表されていました。継続にはGPA 5.5以上の維持が必要です。
ここが最大の落とし穴です。アデレード大学の奨学金は「出願すれば自動判定」というイメージが強いのですが、この50%だけは自動では付与されません。「オファーが来たから安心」と手を止めてしまうと、応募の機会そのものが過ぎてしまいます。しかも締切は出願そのものの締切より前に来ることがあります。
学業成績とリーダーシップにもとづく奨学金で、授業料25%減額が標準修業年限の全期間適用されます。適用ラインは学部がATAR 90相当(またはIB 33、GCE A-level 12)、大学院が7点満点GPAで5.5〜6.0以上(出身資格により基準が異なります)です。
最大の利点は応募手続きが不要であること。コースに出願すれば大学側が自動的に適格性を審査し、該当すればオファーレターに記載されます。日本人留学生にとって現実的な最上位ラインがここです。継続にはGPA 5.0以上の維持が必要です。
適用ラインはATAR 75相当以上、または7点満点GPAで4.5以上。大学公式の表現では「Credit average(credit相当の平均成績)」で、成績上位である必要はありません。こちらも応募手続きは不要で、オファーレターで通知されます。
日本の大学を卒業された方にとって、実務上いちばん現実的なのがこのラインです。7点満点で4.5は中位の成績にあたります。「自分の成績では無理だろう」と諦めていた方が対象になっていた、というケースは珍しくありません。継続にはGPA 4.5以上の維持が必要です。
アデレード大学、旧南オーストラリア大学(UniSA)、旧アデレード大学(University of Adelaide)のいずれかで学位を修了した方、または1学期以上のStudy Abroadプログラムに参加した方が対象です。
統合前の2校の卒業生・交換留学生も対象に含まれる点が重要です。「学部を旧UniSAで卒業 → 大学院はアデレード大学へ」というルートを考えている方は、学部段階から一貫した費用計画が立てられます。
アデレード大学が認定したパートナー機関から出願する留学生が対象です。どの機関が対象になるかは大学が個別に定めており、公表リストは限定的です。ご自身が対象になるかどうかは、出願前にアンアルウェンで確認いたします。
PhD・MPhil(Master by Research)に進学する研究学生向けの奨学金です。授業料の全額免除に加えて、生活費(Living Stipend)が支給されます。大学は「アデレード大学が運営する主要奨学金を得た非スポンサーの留学生研究学生は、在籍期間中の授業料が全額免除される」と公表しています。
選考は競争ラウンド制で、2月・3月入学向けの Major Round と、7月・8月入学向けの Midyear Round が中心です。指導教員(Supervisor)の受け入れ確保が事前に必要で、研究計画書と研究業績が総合審査されます。転居手当やOSHCが付帯する場合もあります。
研究学位は、上記のコースワーク向け奨学金(50%・25%・15%・10%)の対象外です。
※奨学金の名称・減額率・ATAR/GPA基準・締切・対象外コースは年度ごとに改定されます。本ページは2026年8月時点の公式公開情報にもとづきます。統合初年度のため、名称・条件ともに今後変更される可能性が通常より高いとお考えください。出典:Adelaide University 公式「International student scholarships」および各奨学金ページ(2026年8月16日確認)。
アデレード大学の進学準備は、「英語」と「学力」で担当が分かれています。ここを取り違えると、必要のないコースを1年受けることになります。
| 足りないもの | 使う機関 | コース | 修了後 |
|---|---|---|---|
| 英語だけ | English Language Centre 大学直営・シティキャンパス内 |
PEP(10〜35週) | 改めて英語テストを受けずに学位課程へ |
| 英語(PEPの水準にも 届かない) |
English Language Centre | GEAP(5〜45週・入学要件なし) | PEPへ、または一般英語として修了 |
| 学力(学部) | Eynesbury College Kaplan International College Adelaide |
Foundation Studies | アデレード大学の学部1年次へ |
| 学力(学部・分野が 決まっている) |
Eynesbury College Kaplan International College Adelaide |
Diploma/Degree Transfer Program | 学部1〜2年次へ(分野により編入) |
| 学力(大学院) | Kaplan International College Adelaide Eynesbury College |
Pre-Master’s/Graduate Certificate | 対象の修士課程へ |
| 職業教育からの 接続 |
TAFE SA | Certificate/Diploma課程 | 単位認定つきで学部へ |
※English Language Centre はアデレード大学が直営する語学センターで、CRICOS Provider Code は大学と同じ 04249J です。Eynesbury College・Kaplan International College Adelaide・TAFE SA は、大学が公式に案内している提携パスウェイ機関です。出典:Adelaide University 公式「Pathway providers」(2026年8月16日確認)。
English Language Centre(ELC)は、アデレード・シティ・キャンパスのHub Central内にある大学直営の語学センターです。平日24時間利用できる学習スペースのあるHub Centralで、大学生と同じ環境で学べます。開講しているのは次の2コースです。
学位課程の英語要件に届かない方のための進学準備英語です。10・15・20・25・30・35週から、現在のスコアと志望コースの要件に応じて必要な期間が決まります。修了すれば、改めて英語テストを受ける必要がありません。
入学要件のない一般英語コースです。初級から上級までの5レベル制で、5週間単位で5〜45週、週20時間。Life Skills English/Australian Culture/Academic Readiness/Test Preparation の4つの専攻から選べます。
必要週数は、現在のスコアと志望コースが求める英語要件の両方で決まります。同じIELTS 6.0でも、目標が6.5なら15週、7.0なら25週です。志望コースが決まらないと見積もりが出せません。
PEP30週はGEAP 5週+PEP 25週、PEP35週はGEAP 10週+PEP 25週という構成です。文法と語彙の土台をGEAPで固めてからPEPに入る設計になっています。
志望コースの英語要件がIELTS 6.5(各6.0)の場合
志望コースの英語要件がIELTS 7.0(各6.5)の場合
TOEFL iBT・PTE Academic・Cambridge の換算表も公表されています。授業料は2026年開始が10週A$6,300〜35週A$22,050、2027年開始は10週A$6,550〜。週数別の総額・開講日・詳しい換算表はアデレード大学付属語学学校(ELC)の詳細ページにまとめています。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
PEPの週数は「今のスコア」だけでは決まりません。ここがアデレード大学のPEPの最大の特徴です。同じIELTS 6.0(各5.5)でも、目標がBusiness(6.5)なら10週、Master of Teaching(7.0)なら20週。倍の差になります。
金額にすると、10週がA$6,300、20週がA$12,600(2026年開始)。差はA$6,300です。この差を埋める方法は2つあります。①渡航前にIELTSのスコアを上げる、②志望コースを見直す。どちらが現実的かは、目指す職業と期限によって変わります。
ご相談いただければ、「今のスコアで、志望コースに入るには何週必要か」「その総額はいくらか」を無料で試算します。そのうえで、日本でIELTS対策をしてから渡航するプランとの比較もお出しします。
アデレード大学は、フリンダース大学のように学内直営のFoundation課程を持っていません。学力面の進学準備は、大学が公式に案内している提携パスウェイ機関が担当します。
| 機関 | 提供プログラム | 特徴 |
|---|---|---|
| Eynesbury College | Foundation Studies Diploma Graduate Certificate |
アデレード大学の幅広い学士課程と一部の修士課程へ接続。Foundation Studiesはコア3科目+選択3科目を履修し、500点満点のスコアでアデレード大学へ出願します。2学期・約11か月、2月・8月入学 |
| Kaplan International College Adelaide |
Foundation Studies Degree Transfer Program Pre-Master’s Program |
学部・大学院の両方にルートがあります。Degree Transfer Program は学部2年次への編入を前提に設計されており、期間を短縮できる場合があります |
| TAFE SA | Certificate/Diploma課程 | 職業教育機関。修了後にアデレード大学の学位課程へ単位認定つきで進学できる組み合わせが用意されています |
Diploma や TAFE SA からの編入で単位認定(Credit/RPL)を多く得ると、在学期間が短くなり総額が下がります。魅力的に見えますが、ここに落とし穴があります。
アデレード大学の奨学金には「単位認定を差し引いたあとで、学部は72単位(1.5年相当)以上、修士は48単位(1年相当)以上が残っていること」という条件があります。単位認定を取りすぎると、奨学金の対象から外れます。
「短縮による節約額」と「奨学金による節約額」を並べて比べる必要があります。アンアルウェンでは、両方を計算した比較表を無料でお出ししています。
日本の高校からアデレード大学へ進む道は、大きく3つです。まず確認するのはルートAで、届かなかった場合にB・Cを使います。どのプランでも奨学金の対象になります。まず全体像を1枚にまとめます。
※学部の修業年限はコースにより3〜4年(工学・法学などは4年)。PEPはアデレード大学 English Language Centre の進学英語コースで、修了すればIELTSを受け直さずに次の課程へ進めます。Foundation Studies・Diplomaは提携パスウェイ機関(Eynesbury College/Kaplan International College Adelaide)が提供します。
成績次第では、準備課程を挟まずに学部1年次へ進めます。日本の高校の成績は国別基準で換算審査されるため、まず照会します。
直接入学の要件に届かなかった方、英語力を含めて1年かけて土台をつくりたい方。学部は幅広く選べます。
専攻分野がすでに決まっている方。専門科目から入れて、分野によっては学部2年次へ編入できます。
日本の高校は3月卒業、アデレード大学の学部は2月(Semester 1)と7月(Semester 2)開講です。3月卒業からいちばん空きが少ないのは、卒業後にPEPを受けて翌年2月の学部へ接続する組み方です。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
アデレード大学は入学機会が年2回(2月・7月)です。フリンダース大学のFoundationのように年3回の入学機会があるわけではないため、逆算を外すと半年空きます。
実務でよくお出しするのは次の2案です。①3月卒業 → 4〜6月にPEP開始 → 翌年2月に学部(英語をしっかり固める)。②3月卒業 → 短期のPEPまたは直接 → 同年7月に学部(空白を最小化する)。どちらが良いかは、卒業時点のIELTSスコアで決まります。
「日本で英語をやってから行く」「現地の一般英語(GEAP)から始める」といった組み合わせも含めて、総額と所要年数を並べた比較を無料でお作りします。
すでに社会に出ている方、大学を卒業してから時間が経っている方から、いちばん多くいただく質問は「学部と違う分野の修士に行けますか」「GPAが足りないと思うのですが」の2つです。結論から書くと、どちらも道はあります。
※修士の修業年限はコースによって1.5年〜2年と幅があります。英語要件も6.5(標準)から全バンド7.0(Master of Teaching・看護系)まで開きますので、志望コースごとの確認が必要です。研究学位の奨学金は選考ラウンド制で、採択は競争的です。
大学院の基本要件は「認定機関で修了した学士号、またはこれに相当する資格」だけで、分野の指定はありません。文系学部からITやビジネス分析へ、といった進路変更が制度上可能です。ただしコースによっては前提科目や実務経験が個別に設定されますので、志望コースごとの確認が必要です。
アデレード大学のMBA(留学生専用課程・1.5年・A$57,100/年)は、学士号に加えて3年以上のフルタイム管理職経験が入学要件です。職歴が要件になる代わりに、学部の成績への依存は下がります。ただしMBAは奨学金の対象外である点にご注意ください。
Adelaide Merit Scholarship(15%)の基準は7点満点GPAで4.5以上。これは中位の成績にあたります。「Go8だから奨学金は無理」と決めつけて照会しないのが、いちばんもったいないパターンです。2年制の修士なら、15%でもA$15,000前後の差になります。
PhD・MPhilは、AURS等に採択されれば授業料が全額免除され、生活費まで支給されます。コースワークの修士とは費用構造がまったく違います。ただし指導教員の受け入れ確保が事前に必要で、選考は競争的です。研究テーマが定まっている方は検討する価値があります。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
社会人の方の相談でいちばん差が出るのは、修業年限の選び方です。同じ分野でも、課程によって在籍年数が変わります。
たとえばアデレード大学のMBAは1.5年制で年額A$57,100。総額は約A$85,650です。一方、Master of Computer Science は2年制で年額A$57,100=約A$114,200。差は約A$28,550。ここに生活費(アデレードで年A$15,000〜22,000程度)と、働けなかった期間の収入まで加えると、差はさらに開きます。
ただしMBAは奨学金の対象外、Master of Computer Science は対象です。25%が適用されれば後者の総額は約A$85,650まで下がり、差はほぼ消えます。「年額×年数」だけで比べると結論を間違えるのが、アデレード大学の特徴です。ご自身の職歴と目的に対してどちらが妥当かを一緒に整理したうえで、減額後の総額を並べてお出しします。
アデレードは南オーストラリア州の州都で、人口およそ140万人。シドニー・メルボルン・ブリスベン・パースに次ぐ規模の都市です。留学地としての性格を、条件ごとに整理します。
アデレードはオーストラリアの移民制度上「指定地域(Designated Regional Area)」に区分されています。卒業生ビザ(サブクラス485)の滞在期間が延長され、永住権を申請する際の加点対象にもなります。Go8の学位とビザ上の優遇が両立しているのは、実質アデレードだけです。※制度は変更されることがあります。
シェアハウスの家賃はシドニー・メルボルンより低い水準です。学位取得までの3〜4年で見ると、この差は総額に大きく効いてきます。授業料の減額と生活費の差は、合わせて考える必要があります。
メインのAdelaide City CampusはCBDのNorth Terraceに面しており、州立図書館・博物館・美術館が徒歩圏。トラム・バス・電車が集中しているため、市内のどこに住んでも通えます。学生証で公共交通機関が割引になります。
アデレードヒルズ、バロッサバレー(ワイン産地)、グレネルグのビーチが市内から30分圏内にあります。勉強以外の時間の質は、3〜4年の留学生活の満足度を大きく左右します。
Adelaide Fringe、Adelaide Festival、WOMADelaideなど、年間を通じて大規模なアートイベントが開催されます。Adelaide Fringe は南半球最大規模のアートフェスティバルで、会場の多くが大学キャンパスの周辺です。
学生ビザでは就労が認められていますが、時間の上限が定められています。アデレードはシドニー・メルボルンほど求人競争が激しくありません。ただしアルバイト収入を学費の主要な財源として計画することはおすすめしません。※ビザ条件は変更される場合があります。
| 費目 | アデレードの目安 | シドニーの目安 |
|---|---|---|
| 家賃(シェアハウス) | A$150〜220 | A$200〜320 |
| 食費(自炊中心) | A$60〜90 | A$70〜100 |
| 交通費(学割あり) | A$20〜35 | A$30〜50 |
| 外食・娯楽 | A$50〜80 | A$60〜100 |
| 合計の目安 | A$280〜425 | A$360〜570 |
※アンアルウェンが留学サポートの実務で用いている目安であり、大学の公式発表値ではありません。生活スタイルにより大きく変わります。学生寮(オンキャンパス)や提携学生アパートを利用する場合は別の料金体系になりますので、個別にお調べします。
キャンパスによって住む場所が変わります。アデレード大学は7キャンパス制で、コースによって開講場所が違います。シティ・キャンパスなら市内中心部、Mawson Lakes(工学・IT)やMagill(教育)なら郊外に住むほうが通いやすいこともあります。複数キャンパスにまたがるコースもあるため、滞在先は「コースが決まってから」決めるのが鉄則です。手配代行は無料で承ります。
南オーストラリア州で学ぶことは、卒業後の就労や永住権を考えるうえでも意味を持ちます。アデレード大学が強い工学・IT、看護・医療、教育、農学といった分野は、州の推薦制度で需要が認められやすい領域と重なります。
オーストラリアの移民制度では、大都市圏とそれ以外で区分が設けられており、地方部の人口維持を目的とした優遇措置があります。アデレードはこの「指定地域」に含まれています。具体的には、卒業生ビザ(サブクラス485)の滞在期間の延長と、永住権を申請する際の加点が該当します。
加えて南オーストラリア州の州推薦(State Nomination)は、州内に住み働く意思のある人材に州政府が移民ビザの推薦を出す制度です。アデレード大学での就学期間も州内居住歴としてカウントされます。
ただし、どの地域がどの区分に該当するか、どの職種が推薦の対象になるかは、制度改定のたびに変わります。上記は2026年8月時点の制度の枠組みの説明です。出願前に最新の条件をご確認ください。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
「Go8のブランド」と「指定地域の優遇」を同時に取れる、というのがアデレード大学の最大の特徴です。Go8の8校のうち、指定地域に該当するのはアデレード大学と西オーストラリア大学(パース)だけで、シドニー・メルボルン・ブリスベンのGo8はいずれも対象外です。
つまり、「研究大学の学位が欲しい」「卒業後もオーストラリアに残る可能性を残したい」という2つの条件を同時に満たしたい方にとって、選択肢はかなり絞られます。ここがアデレード大学を選ぶ実務上の理由になることは多いです。
ただしビザ制度を留学の主目的にすることはおすすめしません。学位を取り終えるのは3〜4年後で、制度はそれまでに何度も変わります。「学びたい分野があり、そのうえで条件が良い」という順番で決めてください。
アデレード大学を検討される方が、あわせて比較されることが多いのがフリンダース大学(同じアデレード・Go8ではない)とUNSW Sydney(シドニー・国内1位)です。「同じ街の別の大学」と「別の街の最上位校」――この2つと並べると、アデレード大学の立ち位置がはっきりします。
| 比較項目 | アデレード大学 | フリンダース大学 | UNSW Sydney |
|---|---|---|---|
| QS世界ランキング2027 | 79位 国内8位 |
374位 国内22位 |
19位 国内1位 |
| Go8加盟 | ✓ | ✗ | ✓ |
| 所在地 | アデレード 南オーストラリア州 |
アデレード 南オーストラリア州 |
シドニー ニューサウスウェールズ州 |
| 指定地域 (485延長・永住加点) |
✓ 対象 | ✓ 対象 | ✗ 対象外 |
| 学部の英語要件 (標準) |
IELTS 6.5 各6.0 看護・法学・教育は7.0 |
IELTS 6.0 S6.0・W6.0 看護・教育系は7.0 |
IELTS 6.5 各6.0 |
| 留学生向け奨学金 (最大) |
50%減額 標準修業年限の全期間 |
50%減額 在学期間中ずっと適用 |
大学の制度による |
| 奨学金の申請 | ✓ 10〜25%は申請不要 50%のみ別途申請 +締切あり |
✓ 20〜30%は申請不要 50%のみ別途申請+動画 |
大学の制度による |
| 奨学金の段階 | 50/25/15/10% 中間帯が薄め |
50/30/25/20% 下限が20%と高い |
各大学ページ参照 |
| 学部の年間授業料 (定価・目安) |
A$45,100〜 A$57,100 2026年入学の公式表示 人文45,100/ビジネス52,500 看護48,600/工学57,100 |
A$37,200〜 A$49,600 2027年入学の公式料金表 人文37,200/ビジネス40,900 看護46,500/工学49,600 |
A$56,500〜 61,500 2026年・商学56,500 情報61,000/工学61,500 |
| 3年間の授業料 (ビジネス系・定価) |
約A$157,500 25%減額なら 約A$118,125 |
約A$122,700 30%減額なら 約A$85,890 |
約A$180,500 Bachelor of Commerce 修了までの公式表示額 |
| 出願申請料 | A$150 出願1件ごと・返金不可 |
― | 各大学ページ参照 |
| 日本の高校からの 直接入学 |
△ 成績により可 国別基準で換算審査 コースにより70〜80相当 |
△ 成績により可 ATAR 60相当〜 |
各大学ページ参照 |
| 学内の進学準備機関 | English Language Centre(英語のみ) 学力面はEynesbury・ Kaplan等の提携機関 |
Flinders University Academy Foundation・Diploma Pre-Masters・EAP |
各大学ページ参照 |
| 看板分野 | 鉱山・石油工学 歯学・看護・農学 QS 2026で鉱山工学18位 23分野が世界トップ100 |
看護・医療 心理・社会福祉 THEインパクト 「健康と福祉」世界2位 |
工学・ビジネス QS国内1位 |
| 生活費の水準 | 抑えられる アデレード |
抑えられる アデレード |
高い シドニー圏 |
※QS世界ランキングはQS World University Rankings 2027の公表値です。アデレード大学は2026年1月1日に旧アデレード大学と南オーストラリア大学(UniSA)が統合して誕生した大学で、学費は2026年入学者向けの表示額です(2027年入学は改定見込み)。フリンダース大学の学費は2027年入学の公式料金表にもとづきます。年度が異なる数字を並べている点にご留意ください。両校の詳細な奨学金制度・入学要件については、それぞれの詳細ページをご覧ください。
Adviceアンアルウェンからのアドバイス
3校の選び方を、率直に整理します。
アデレード大学を選ぶべき人――Go8のブランドと、指定地域の優遇を同時に取りたい方。この2つを両立できるGo8は、実質アデレード大学と西オーストラリア大学だけです。加えて鉱山・石油工学、歯学、看護、農学、教育、法学のいずれかを学びたい方。世界トップ100に入る分野が23あります。
フリンダース大学を選ぶべき人――同じアデレードで、学費と奨学金の条件を優先したい方。定価が年A$37,200〜と低く、しかも下限の奨学金が20%(アデレード大学は10〜15%)です。成績が中位帯の方は、フリンダースのほうが実質負担が軽くなることが多くあります。看護・心理・社会福祉といった対人支援分野の評価も高い大学です。
UNSWを選ぶべき人――シドニーで学びたい方、国内1位という順位に価値を置く方。ただし指定地域の優遇はなく、生活費も高くなります。
とくにアデレード大学とフリンダース大学は、同じ街にあり、同じ指定地域の優遇を受けられ、卒業後のビザ条件も同じです。つまり比較すべきなのは、順位そのものではなく次の3点だけです。
①学びたい分野でどちらが強いか、②それぞれの奨学金を適用したあとの総額はいくら違うか、③日本の成績・英語力で、どちらのほうが早く入学できるか。
②はとくに逆転が起きやすいところです。成績上位なら「アデレード大学25% vs フリンダース30%」でフリンダース有利、成績中位なら「アデレード15% vs フリンダース20%」でやはりフリンダース有利。ただし定価とブランドを含めた総合判断では話が変わります。アンアルウェンでは、この3点を並べた比較表を無料で作成しています。南オーストラリア州の大学一覧とオーストラリアの大学一覧もあわせてご覧ください。
アデレード大学(Adelaide University)は、旧アデレード大学と何が違うのですか?
別の大学として新しく発足しています。2026年1月1日、旧アデレード大学(University of Adelaide・1874年創立)と南オーストラリア大学(UniSA・1991年設立)が統合し、Adelaide University が開学しました。両校の在学生あわせて約5万6千人が2025年12月に移行し、開学時点で約7万人規模の南オーストラリア州最大の大学になっています。
Go8(オーストラリア八大学)の加盟は旧アデレード大学から引き継がれています。日本語の大学名は従来どおり「アデレード大学」ですが、コース番号もCRICOSコードも学費表もすべて新しいものに振り直されている点にご注意ください。ネット上に残る旧校時代の情報は、そのままでは使えません。
統合したばかりの大学に入って、学位の価値は大丈夫ですか?
学位の価値が下がる要素は、現時点で見当たりません。Go8の加盟は維持され、QS世界大学ランキングはむしろ上がりました(統合後初回の2026年が82位、2027年が79位)。卒業証書に記載されるのは「Adelaide University」で、統合前後で扱いが変わるものではありません。
注意すべきなのは大学の実力ではなく、「情報の鮮度」のほうです。統合初年度は学内システムやコース編成の移行が続いており、コース名・コース番号・要件・学費が変わることがあります。出願直前に必ず最新情報を確認してください。アンアルウェンで無料でお調べします。
アデレード大学の世界ランキングは何位ですか?
QS World University Rankings 2027で世界79位・オーストラリア国内8位です。統合後の初回ランキング(QS 2026)では82位で、そこから3つ順位を上げました。THE World University Rankings 2026では世界133位で、大学公式は「世界の上位1%」と表現しています。
分野別では、QS 2026で鉱物・鉱山工学が世界18位、石油工学が25位、歯学が49位、看護学が50位、教育学と法学が63位。THE 2026でも教育学89位、医学・健康91位、コンピューターサイエンス96位に入り、あわせて23分野が世界トップ100に入っています。
アデレード大学の英語要件(IELTS)はどのくらいですか?
大学が公表している受付下限は学部でIELTS Academic 総合6.0ですが、これは下限であって、実際の学位コースの多くは総合6.5(各バンド6.0以上)を設定しています。大学院コースワークも総合6.5(各6.0以上)が標準です。
教育・言語・文学・コミュニケーション/メディア・哲学/宗教といった「言語比重の高い分野」は総合7.0(各6.5以上)。Bachelor of Laws (Honours)・Master of Teaching・看護・助産は全バンド7.0です。看護はOETならB以上。スコアの有効期限は原則2年(看護は12か月)。
要件に届かない場合は、大学直営のEnglish Language CentreのPEPを修了すれば、IELTSを受け直さずに進学できます。
アデレード大学の学費は年間いくらですか?
2026年入学の国際学生向け年間授業料(公式表示)は、Bachelor of Arts が A$45,100、Bachelor of Nursing と Bachelor of Psychology が A$48,600、Bachelor of Business と Bachelor of Information Technology が A$52,500、Bachelor of Science が A$55,400、Bachelor of Engineering (Honours) と Bachelor of Laws (Honours) が A$57,100 です。
大学院は Master of Teaching (Secondary) が A$45,100、Master of Public Health が A$52,500、Master of Computer Science と MBA が A$57,100。
いずれも入学初年度の金額で、在学中は毎年改定されます。また各コースページには「表示年度より後に入学する場合は、これより高くなる見込み」と明記されています。別途、出願1件ごとに返金不可の申請料A$150がかかります。詳しくは学費のセクションをご覧ください。
アデレード大学の奨学金は、必ずもらえますか?申請は必要ですか?
「必ず」とは言えませんが、基準に届いていれば申請不要で自動的に判定されます。Adelaide Emerging Leaders Award(25%・ATAR 90相当/GPA 5.5〜6.0以上)、Adelaide Merit Scholarship(15%・ATAR 75相当/GPA 4.5以上)、Adelaide Global Alumni Scholarship(10%)、Adelaide Partner Award(10%)は、コースに出願すれば大学側が自動的に審査し、該当すればオファーレターに記載されます。
例外は最上位の Adelaide Academic Excellence Scholarship(50%)です。学部でATAR 99相当、GPAで6.7/7点満点以上が条件で、専用の申請フォームと締切があります。2026年入学の場合、Semester 1 は前年11月30日、Semester 2 は同年5月22日が締切でした。「オファーが来たから安心」と手を止めると、この機会を逃します。
奨学金は入学初年度だけですか?途中で打ち切られることはありますか?
初年度だけではありません。アデレード大学の主要な留学生奨学金は「標準修業年限(standard full-time duration)の全期間」適用されます。3年制の学部なら3年間、毎年の授業料から減額が続きます。
ただし継続条件があります。各学期末に、50%はGPA 5.5以上、25%はGPA 5.0以上、15%はGPA 4.5以上(いずれも7点満点)を維持する必要があり、下回ると停止または次回の請求に適用されないことがあります。「取ったら終わり」ではなく「維持するもの」とお考えください。この点はフリンダース大学など他校と比べても条件が明示的です。
日本の高校を卒業して、アデレード大学の学部に直接入学できますか?
できる場合があります。学部の入学要件は「南オーストラリア州のSACE(高校修了資格)に相当する中等教育の修了」で、国ごとの換算基準にもとづいて審査されます。日本の高校卒業資格もこの審査の対象で、成績次第では準備課程を挟まずに学部1年次へ進学できます。
コースによって求められる水準は違い、Bachelor of Business はオーストラリアのATAR換算で70、Bachelor of Engineering (Civil) (Honours) は80が目安として公表されています。「Go8=全コース高難度」ではありません。
要件に届かない場合は、提携パスウェイ機関である Eynesbury College や Kaplan International College Adelaide の Foundation Studies・Diploma を経由するルートがあります。どちらになるかは成績を照会してみないと分かりませんので、準備課程を前提に計画を組む前に一度確認することをおすすめします。
アデレード大学に付属の語学学校はありますか?
あります。大学が直営する English Language Centre(ELC)が、アデレード・シティ・キャンパスの Hub Central 内で運営されています。平日24時間利用できる学習スペースのある建物で、大学生と同じ環境で学べます。
開講しているのは、進学準備英語の PEP(Pre-enrolment English Program・10〜35週)と、一般英語の GEAP(General English for Academic Purposes・5〜45週/週20時間)の2コースです。PEPを修了すると、学位課程に進む前に改めて英語テストを受ける必要がなくなります。GEAPは入学要件がなく5レベル制で、5週間単位から受講できます。
授業料はGEAPが2026年 週A$630・2027年 週A$655、PEPは2026年開始で10週A$6,300〜35週A$22,050です。詳しくはアデレード大学付属語学学校(ELC)の詳細ページをご覧ください。
PEPは何週間受ければいいですか?
「今のスコア」と「志望コースが求める英語要件」の2つで決まります。ここがアデレード大学のPEPの特徴です。
たとえば現在IELTS 6.0(各5.5以上)の方の場合、志望コースの要件が6.5なら10週、7.0なら20週。金額にすると2026年開始でA$6,300とA$12,600、差はA$6,300です。
したがって志望コースが決まっていないと、PEPの見積もりは出せません。逆に言えば、渡航前にIELTSのスコアを上げられれば、そのぶんが直接そのまま費用の差になります。ご相談いただければ、必要週数と総額を無料で試算します。
アデレード大学で看護師(Registered Nurse)の資格は取れますか?
はい。Bachelor of Nursing(3年制・2026年入学の定価 年A$48,600)を修了すると、オーストラリアの看護師登録を申請できます。オーストラリア看護助産評議会(NMBA)が定める専門職登録要件を満たす設計になっており、880時間の臨床実習が必修です。開講キャンパスはシティ・Mount Gambier・Whyallaの3か所です。
ただし条件は厳しめです。英語要件がIELTS総合7.0かつ4技能すべて7.0(OETなら各パートB以上)と高く、スコアの有効期限も12か月と短く設定されています。看護学はQS分野別2026で世界50位という評価を得ている分野なので、準備期間を長めに取った計画をお作りします。
アデレード(アデレード大学)で学ぶと、ビザ上の利点はありますか?
アデレードはオーストラリアの移民制度上「指定地域(Designated Regional Area)」に区分されています。これにより卒業生ビザ(サブクラス485)の滞在期間が延長されるほか、永住権を申請する際の加点対象になります。加えて南オーストラリア州の州推薦(State Nomination)を利用するルートもあります。
とくに重要なのは、Go8の8校のうち指定地域に該当するのはアデレード大学と西オーストラリア大学だけという点です。シドニー・メルボルン・ブリスベンのGo8はいずれも対象外です。「研究大学の学位」と「地方枠の優遇」を同時に取れる選択肢はかなり限られます。
ただし制度は頻繁に、そして予告なく変更されます。「今の制度が4年後もそのまま残っている」という前提で留学を決めることは避けてください。
アデレード大学とフリンダース大学、どちらを選ぶべきですか?
同じアデレードにあり、指定地域の優遇も卒業後のビザ条件も同じなので、比べるべきは「街」ではありません。判断材料は3つです。
①分野――アデレード大学はGo8で、鉱山・石油工学、歯学、看護、農学、法学、教育に強み。フリンダース大学はTHEインパクトランキングの「健康と福祉」で世界2位で、看護・医療・心理・社会福祉に強みがあります。
②奨学金適用後の総額――アデレード大学は50%(要申請)・25%・15%・10%、フリンダース大学は50%(要申請)・30%・25%・20%。下限がフリンダースは20%、アデレードは10〜15%なので、成績が中位帯の方はフリンダースのほうが実質負担が軽くなることが多いです。加えて定価もフリンダースのほうが低く設定されています。
③入りやすさ――英語要件はフリンダースの標準が6.0、アデレードは6.5。ここでも差が出ます。
この3点を並べた比較表を、アンアルウェンで無料作成しています。
留学エージェントを通すと、アデレード大学の学費は高くなりますか?
変わりません。学費も奨学金も、大学に直接申し込む場合とまったく同じ条件です。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。
相談から出願、奨学金の適用確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。むしろアデレード大学は、①50%奨学金だけが別途申請で締切がある、②統合初年度でコース番号・要件が新しく振り直されている、③出願ごとにA$150の申請料がかかる、④PEPの必要週数が志望コースで変わる――といった「見落とすと差が出る部分」が多い大学です。事前に押さえられるぶん、有利に進められるケースが多くあります。
「大学に直接申し込んだほうが安いのでは」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、学費も奨学金も、直接申し込む場合とまったく同じです。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。そのうえで、アデレード大学のように統合直後で情報が入れ替わり、しかも「申請不要の奨学金」と「締切のある申請制の奨学金」が混在する大学では、エージェントを通すメリットが具体的に存在します。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の適用確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
アデレード大学は2026年1月開学の新しい大学で、コース番号・CRICOSコード・学費表・要件がすべて振り直されました。ネット上には旧University of Adelaide時代・旧UniSA時代の情報が大量に残っています。古い金額で計画を立てると、CoE発行の段階で予算が合わなくなります。出願直前に必ず公式で照合します。
Adelaide Academic Excellence Scholarship(50%)は自動付与ではなく、専用フォームの提出と締切があります。しかも出願そのものの締切より前に来ることがあります。「アデレードの奨学金は自動判定」という理解のままだと、そのまま機会を逃します。締切から逆算した進行管理を行います。
日本の高校の成績は国別基準で換算審査されるため、Foundation・Diploma・直接入学のどれになるかは、照会してみないとわかりません。コースによって求められる水準も70〜80相当と幅があります。「Go8だから無理」と思い込んだまま準備課程を前提に進めて、1年分の学費と時間を余計にかけてしまうのが最ももったいないパターンです。
アデレード大学のPEPは、「今のスコア」と「志望コースの英語要件」の組み合わせで週数が決まります。同じIELTS 6.0でも、目標が6.5なら10週、7.0なら25週。差はA$12,000近くになります。志望コースの要件から逆算した見積もりをお出しします。
アデレード大学の奨学金には「単位認定を引いたあとで学部72単位・修士48単位以上が残っていること」という条件があります。Diploma や TAFE から単位認定を取りすぎると、奨学金の対象から外れます。短縮の節約額と奨学金の節約額を並べて計算します。
アデレード大学は出願1件ごとにA$150の返金不可の申請料がかかります。手当たり次第に出願すると、それだけで数万円になります。合格可能性と優先順位を整理し、本当に必要な出願だけに絞るご提案をします。
英語コース(GEAP/PEP)→ Foundation → 学部、という組み合わせをひとつのパッケージとして出願すれば、ビザ申請は一度で完了します。入学が年2回(2月・7月)に限られるアデレード大学では、開講期から逆算した設計が特に重要です。
大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。アデレード大学・フリンダース大学・UNSWを条件別に比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。
アンアルウェンは現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しています。銀行口座の開設、アルバイト探し、学業や生活のトラブル、ビザの更新まで、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。保護者の方からのご相談も承ります。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
アデレード大学を検討している方へ ― 松本より
アデレード大学は、2026年1月に開学したばかりの大学です。「新しい大学」と聞くと不安に思われるかもしれませんが、中身は1874年創立の旧アデレード大学と、実務教育に強かったUniSAが合わさったものです。Go8の加盟も引き継がれ、QSの順位はむしろ上がりました。
この大学をお勧めする理由をひとつだけ挙げるとすれば、「Go8の学位」と「指定地域の優遇」を同時に取れる数少ない選択肢だからです。Go8の8校のうち、卒業生ビザの延長と永住権の加点が付くのは、アデレード大学と西オーストラリア大学だけ。シドニーやメルボルンのGo8では得られない条件です。生活費もアデレードのほうが抑えられます。
一方で、率直にお伝えしておきたいこともあります。①統合初年度なので、情報が変わります。ネット上の古い記事は使えません。②奨学金の下限が10〜15%と、他校(フリンダースは20%)より低めです。成績が中位帯の方は、実質負担でフリンダース大学のほうが軽くなることがよくあります。③出願ごとにA$150の申請料がかかります。手当たり次第の出願は避けてください。
そして最も見落とされやすいのが、PEP(付属語学学校の進学英語)の必要週数が、志望コースの英語要件で変わるという点です。同じIELTS 6.0でも、Businessなら10週、Master of Teachingなら20週。先に志望コースを決めないと、留学費用の総額が出せません。
学びたい分野と、今の成績・英語力を教えていただければ、実際にいくらかかって、どの減額率が狙えるのかを具体的な数字でお答えします。アデレード大学が合わないと判断すれば、そう申し上げてフリンダース大学や他州の大学をご提案します。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。アデレード大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。なお無料なのは代行サービスです。アデレード大学の出願申請料(A$150)、滞在先の手配料、寮費・ホームステイ費、保険料などの実費は別途かかります。
Free Consultation
定価と、あなたが実際に払う額は、
同じではありません。
「日本の高校・大学の成績だと直接入学できるか」「志望コースの英語要件は6.5か7.0か」「PEPは何週必要か」「10%・15%・25%・50%のどれが狙えるか」「減額後の総額はいくらか」――アデレード大学が合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。高校生・保護者の方のご相談も歓迎します。
※本ページは2026年8月16日時点の公開情報にもとづき、アンアルウェン代表・松本朋弥が作成しています。学費・英語要件・入学要件はアデレード大学公式サイトの各コースページおよび「English language proficiency」「International student scholarships」「Pathway providers」の公表値、ランキングの数値は同大学公式「Rankings and recognition」および各調査機関の公表値です(QS World University Rankings 2027、QS World University Rankings by Subject 2026、THE World University Rankings 2026)。語学コースの料金・日程はアデレード大学 English Language Centre の公表値です。アデレード大学は2026年1月に統合・開学したばかりで、コース編成・要件・学費が変更される可能性が通常より高くなっています。学費・奨学金・入学要件・ビザ制度は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。
関連キーワード
サウスオーストラリア州 | 大学・大学院