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  • クイーンズランド大学(UQ)留学生向け奨学金ガイド|最大25%減額【2026年最新】

  • 2026.07.18 UPDATE
  • 🇦🇺 オーストラリア留学 / 大学奨学金・ブリスベン

    クイーンズランド大学の奨学金|
    25%・20%・10%の三段構えと「相対評価」の仕組みUQ INTERNATIONAL SCHOLARSHIPS

    UQの留学生向け奨学金はすべて申請不要です。エッセイも推薦状も要りません。
    しかしUQには、他大学にはない決定的な特徴があります。「基準点を超えれば全員」ではなく、同じ入学セメスターの合格者どうしで競う相対評価だという点です。

    💰 最大25% ── International Excellence(申請不要) 🎓 20% International High Achievers ── 申請不要 📗 10% Faculty International ── 25%・20%の受け皿 ⏳ 主要3つはプログラム全期間(初年度限りではありません) ⚠ 判定は相対評価 ── 固定の基準点は非公表 🤝 UQ English Language Scholarship だけ併用可 🇯🇵 UQ College の英語コースは30%減額・日本は対象国
    Contents ― このページの目次
    1. UQの奨学金 一覧(2027年入学)
    2. UQ最大の特徴 ──「相対評価」の意味
    3. International Excellence Scholarship(25%)
    4. International High Achievers Scholarship(20%)
    5. Faculty International Scholarship(10%)
    6. 見落としやすい2つの奨学金
    7. UQ Collegeの奨学金(20%・30%)
    8. 大学院研究課程(PhD・MPhil)の奨学金
    9. 減額率はどこで決まるのか
    10. 【独自】日本の成績はどう評価されるか
    11. 奨学金シミュレーション(学部別)
    12. 併用ルール・見落としやすい注意点
    13. 日本側で使える奨学金との組み合わせ
    14. 申請スケジュール(逆算表)
    15. よくある質問
    16. 留学エージェントを使うメリット
    17. このページを書いた人
    18. アンアルウェンのサポート内容

    Updated最終更新:2026年8月24日 Author執筆・監修:松本 朋弥(アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー) 減額率・条件は2026年8月時点の公表内容にもとづきます

    This page at a glance
    1. UQの主要奨学金は25%・20%・10%の三段構えです。International Excellence(25%)、International High Achievers(20%)、Faculty International(10%)。いずれもプログラムの全期間に適用され、初年度限定ではありません。
    2. 申請書は存在しません。コース出願と同時にすべてが自動審査され、オファーレターと一緒に結果が通知されます。エッセイ・推薦状・面接はありません。
    3. ただしUQは「相対評価」です。ここが他大学との最大の違いです。UQは「同じ入学セメスターのオファー保持者のなかで競争力のあるスコアを獲得したこと」を条件として明記しています。「GPA◯以上なら確実に25%」という保証はありません。
    4. だからこそ10%の受け皿を知っておく価値があります。Faculty International Scholarship(10%・全期間)は、25%・20%に届かなかった方への受け皿として機能します。4年制の工学部なら10%でも約244万円です。
    5. 紛らわしい奨学金が2つあります。High Achievers(First Year)は15%ですが初年度のみ。International Onshore Merit は A$10,000 ですが最初の2セメスターのみ、かつオーストラリア国内で学歴を取得した方が対象です。
    6. 併用は原則できません。UQの学業奨学金は1人につき1つ。ただしUQ English Language Scholarship(Bridging English 最長20週分)だけは例外として併用が認められています。IELTSが少し足りない方には非常に大きい制度です。
    7. UQ College(進学準備・英語)にも奨学金があります。ファウンデーションは20%減額、Integrated English は30%減額+登録料免除。Integrated English は日本のパスポート保持者が対象国に明記されています。

    オーストラリアの大学の奨学金には、大きく2つのタイプがあります。エッセイや推薦状を提出して競う「申請型」と、出願するだけで成績によって自動的に判定される「自動審査型」です。

    クイーンズランド大学(UQ)の留学生向け奨学金は、すべて後者――自動審査型です。作文を書く必要も、奨学金単独の締切に追われる必要もありません。

    ただし、UQには他大学の奨学金ページを読んだだけでは見落とす、決定的な違いがあります。それが「相対評価(competitive score among offer holders)」です。UQは「一定の基準を満たせば全員に出す」とは書いていません。同じ入学セメスターに合格した留学生のなかで、競争力のあるスコアを獲得した人に出すと書いています。

    このページでは、UQの奨学金を減額率・適用期間・対象・相対評価の意味の4点から整理します。そのうえで、「25%に届かなかったらどうなるのか」という、多くの方が最も知りたいはずの部分まで踏み込みます。

    このページで確認できること
    1. 「相対評価」が実際に何を意味するのか ― 資金計画の立て方が変わります

      UQは固定の基準点を公表していません。同じ入学期の合格者のなかで上位から順に配分される方式です。だから「25%が出る前提」の資金計画は危険です。→ 相対評価の意味と、正しい備え方

    2. 数字が大きいほうが得とは限らない ― 「適用期間」の落とし穴

      15%(初年度のみ)と10%(全期間)を3年制コースで比べると、受け取れる総額は10%のほうが2倍です。名称のよく似た奨学金が2つあり、ここで判断を誤る方が多くいます。→ 見落としやすい2つの奨学金

    3. 唯一「併用できる」奨学金があります ― IELTSがあと0.5足りない方へ

      UQ English Language Scholarship は、25%・20%・10%のいずれとも併用できる唯一の奨学金です。Bridging English 最長20週分の受講料が学位課程の授業料に充当されます。→ UQ Collegeの奨学金

    4. 減額率を金額に直しました ― 学部別・卒業までの総額

      公式の学費に各減額率をかけた卒業までの減額総額を、Commerce・Engineering・Arts/Nursing・MBAの4パターンで。→ 奨学金シミュレーション

    UQの奨学金 一覧(2027年入学)

    出典:クイーンズランド大学・UQ College 公式サイト/2026年8月時点の公表内容

    まず全体像を押さえてください。減額率だけでなく「適用期間」の列を必ず見てください。ここが最も差が出る項目です。

    奨学金名 減額額・減額率 適用期間 対象 申請
    UQ International Excellence Scholarship 25% プログラム全期間 学部・大学院コースワーク 不要
    UQ International High Achievers Scholarship 20% プログラム全期間 学部・大学院コースワーク 不要
    UQ Faculty International Scholarship 10% プログラム全期間 対象5学部の学部・大学院 不要
    UQ International High Achievers Scholarship
    (First Year)
    15% 初年度のみ 対象入学期の学部・大学院 不要
    International Onshore Merit Scholarship A$10,000
    A$5,000×2セメスター
    最初の2セメスターのみ 豪州国内で学歴を取得した留学生 不要
    UQ English Language Scholarship Bridging English
    最長20週分
    学位課程開始前の英語コース 学力要件は満たすが英語要件が未達の方 不要
    High Achievers Diversity Scholarship
    (UQ College)
    20%
    A$4,988/A$7,256
    ファウンデーションコース期間 Foundation(Accelerated/Standard) 不要
    Integrated English Scholarship
    (UQ College)
    30%
    +登録料A$260免除
    15〜45週 Integrated English/日本は対象国 不要
    Graduate Research School Scholarships
    (UQGRSS/RTP)
    授業料全額免除
    +年 A$37,500
    PhD 最長3.5年/MPhil 最長2年 PhD・研究修士 必要

    ※2026年8月時点でUQが公表している内容をもとにした一覧です。減額率・条件・対象コース・対象国籍・募集状況は年度ごとに変更されます。生活費支給額(A$37,500)は2026年度の数値で、毎年見直されます。出願を検討される時点での最新情報は、アンアルウェンが大学に確認して無料でお伝えします。

    アンアルウェンからのアドバイスこの表で最も重要なのは「適用期間」の列です

    Excellence(25%)・High Achievers(20%)・Faculty(10%)の3つはプログラムの全期間に適用されます。一方 First Year(15%)は初年度のみ、Onshore Merit(A$10,000)は最初の2セメスターのみです。

    4年制の工学部で比べると、10%(全期間)が約244万円、15%(初年度のみ)が約91万円。減額率の数字が大きいほうが得とは限りません。

    UQの奨学金に共通する4つの前提

    01

    すべて申請不要・自動審査

    UQは「この奨学金に申請する必要はありません。UQのプログラムに出願すると、自動的に審査されます」と明記しています。奨学金の結果はオファーレターと一緒に通知されます。

    02

    判定は相対評価

    条件のひとつに「同じ入学セメスターのオファー保持者のなかで、大学が定める競争力のあるスコアを獲得したこと」が挙げられています。固定の基準点は公表されていません。

    03

    全期間に適用される

    主要3つはいずれも「プログラムの全期間(for the duration of the program)」に適用されます。3年制なら3年間、4年制なら4年間。初年度限定型の大学とは、総額が大きく変わります。

    04

    条件をすべて満たして初めて確定

    いずれも「無条件オファーを保持している、または条件付きオファーの条件をすべて満たしている」ことが要件です。IELTSが未達のままでは、審査の土俵に乗りません。

    UQ最大の特徴 ──「相対評価」の意味

    アンアルウェン独自コンテンツ

    ここが、このページで最もお伝えしたい部分です。UQの奨学金は、他大学の多くと判定方式が違います。

    「基準点方式」と「相対評価方式」

    方式 判定の仕組み 結果の予測
    基準点方式
    (他大学に多い)
    「GPA 6.0以上なら50%」のように成績と減額率が対応している。条件を満たせば原則として全員が受給できる。 しやすい
    相対評価方式
    (UQ)
    同じ入学セメスターのオファー保持者を大学が比較し、上位から順に配分する。同期の顔ぶれによって結果が変わる。 しにくい

    これは「UQの奨学金が取りにくい」という話ではありません。

    UQはGo8(Group of Eight)の一員で、QS世界大学ランキング2027でも世界40位に位置する大学です。その大学が25%を全期間にわたって提供していること自体、決して小さくありません。

    お伝えしたいのは、「25%が出る前提で資金計画を立ててはいけない」ということです。基準点方式の大学なら「この成績なら確実にこの率」と言い切れますが、UQでは誰にもそれは言えません。大学自身が固定基準を公表していないからです。

    では、どう備えるのが正解か

    アンアルウェンからのアドバイスUQを志望する方に必ずお伝えしている3点

    • 資金計画は「奨学金なし」または「10%」で立てる。25%が出れば上振れとして扱う。逆にすると、出なかったときに計画が壊れます
    • 成績は1点でも上げておく。相対評価である以上、順位を上げる以外に打つ手はありません。エッセイで逆転する余地はありません
    • 条件充足を早める。IELTSを含む条件をすべて満たした状態でオファーを確定させておくことが、審査の前提になります

    そしてもうひとつ。相対評価だからこそ、10%の Faculty International Scholarship を知っておく価値があります。25%・20%に届かなかった場合の受け皿として機能し、しかも全期間に適用されます。詳しくは05章で解説します。

    UQ International Excellence Scholarship ── 授業料25%減額

    UQの留学生向け奨学金で最も減額率が大きく、最も多くの方が狙う本命です。

    UQ International Excellence Scholarship学部・大学院コースワーク/申請不要・全期間適用

    25%授業料減額
    学部・大学院申請不要全期間相対評価

    各セメスターの授業料の25%が減額されます。そして重要なのは、これが「プログラムの全期間」に適用されるという点です。初年度限定ではありません。

    減額率各セメスターの授業料25%
    適用期間プログラムの全期間。3年制なら3年間、4年制なら4年間
    対象フルタイムでUQの対象プログラムを開始する留学生。学部・大学院コースワークとも対象
    成績条件志望プログラムの入学ランク(entry rank)と英語要件を満たし、かつオファー保持者内で競争力のあるスコア
    選考方式相対評価。固定の基準点は公表されていません
    申請方法申請不要。コース出願時に自動審査され、オファーレターと一緒に通知

    3年制のBachelor of Commerce(年A$56,800)なら、25%は総額でA$42,600(約426万円※)の減額になります。これは決して小さな額ではありません。

    ただし前述のとおり、この25%は「基準を満たせば全員」ではありません。同じセメスターに出願した合格者との比較で決まります。出願を早め、成績と英語スコアを1点でも高い状態で確定させておく――これがUQで打てる唯一の手です。

    ※1豪ドル=約100円で換算した参考値です。

    UQ International High Achievers Scholarship ── 授業料20%減額

    UQ International High Achievers Scholarship学部・大学院コースワーク/申請不要・全期間適用

    20%授業料減額
    学部・大学院申請不要全期間相対評価

    正式オファー(または条件充足)を得た留学生のうち、Excellence Scholarship(25%)に次ぐ成績層を対象とした奨学金です。条件の構造はExcellenceとほぼ同じで、同じ入学セメスターの合格者のなかでの相対評価となります。

    減額率各セメスターの授業料20%
    適用期間プログラムの全期間
    対象学部・大学院コースワーク(全分野)
    申請方法申請不要・出願時に自動審査

    注意:名称のよく似た「First Year」版があります。UQには「UQ International High Achievers Scholarship(First Year)」という別枠があり、そちらは15%減額・初年度のみです。次々章(06)で詳しく解説します。

    UQ Faculty International Scholarship ── 授業料10%減額

    UQは、この奨学金を「他のUQメリット奨学金の対象にならなかった、優秀な留学生」に向けた制度として位置づけています。つまり25%・20%の審査に通らなかった方の受け皿です。

    UQ Faculty International Scholarship対象5学部の学部・大学院コースワーク/申請不要・全期間適用

    10%授業料減額
    対象5学部申請不要全期間受け皿

    対象は以下の5学部の対象コース(学部・大学院コースワーク)です。

    • Business, Economics and Law(ビジネス・経済・法学)
    • Science(理学)
    • Health, Medicine and Behavioural Sciences(健康・医学・行動科学)
    • Engineering, Architecture and Information Technology(工学・建築・IT)
    • Humanities, Arts and Social Sciences(人文・芸術・社会科学)
    減額率各セメスターの授業料10%
    適用期間プログラムの全期間。初年度限定ではありません
    成績条件志望プログラムの入学要件・英語要件を満たしていること
    併用不可。他のUQ奨学金との併用はできません(UQ English Language Scholarship を除く)

    アンアルウェンからのアドバイス「たった10%」と思わないでください

    Bachelor of Engineering (Honours)(年間A$60,952・4年制)の場合、授業料の総額はA$243,808(約2,438万円)です。

    10%が全期間に適用されれば、減額はA$24,381 ―― 約244万円です。これは、多くの大学が「初年度25%」として宣伝している金額(A$15,238/約152万円)を上回ります。

    減額率という数字ではなく、卒業までに実際に減る総額で比べてください。

    見落としやすい2つの奨学金

    UQの奨学金一覧を見ると、数字だけでは判断を誤りやすいものが2つあります。いずれも「適用期間」に制限があります。

    UQ International High Achievers Scholarship(First Year)── 15%・初年度のみ

    UQ International High Achievers Scholarship (First Year)初年度のみ/対象入学セメスターの指定あり

    15%初年度のみ
    申請不要初年度のみ入学期の指定あり

    名称が「High Achievers Scholarship」とよく似ていますが、まったく別の制度です。減額率は15%で、適用されるのは入学初年度のみ。2年目以降は適用されません。

    減額率授業料15%
    適用期間初年度のみ。2年目以降は適用されません
    対象特定の入学セメスターを対象に提供(例:2026年 Semester 2 入学)。提供の有無は入学期ごとに変わります
    併用不可

    International Onshore Merit Scholarship ── A$10,000・2セメスターのみ

    International Onshore Merit Scholarship豪州国内で学歴を取得した留学生向け/最初の2セメスターのみ

    A$10,0002セメスター分
    申請不要最初の2セメスターのみ日本から直接出願は対象外

    金額が明示されているため目を引きますが、対象者が限定されています。「オーストラリア国内で取得した学歴を、UQへの入学に使用した留学生」が条件です。日本から直接出願する方は対象外となります。

    給付額授業料からA$10,000(1セメスターあたりA$5,000×2回)
    適用期間最初の2セメスターのみ。3セメスター目以降は適用されません
    対象UQ College のファウンデーション修了者、豪州の他校のディプロマ修了者など
    申請方法申請不要・自動審査。該当者にはメールで通知され、受諾期限が設定されます
    Key point

    この2つで最も注意すべき点

    「15%」「A$10,000」という数字だけを見て、全期間適用の奨学金と比較しないでください。

    • 15%・初年度のみ(Commerce 3年制)→ 減額 A$8,520(約85万円)
    • 10%・全期間(Commerce 3年制)→ 減額 A$17,040(約170万円)
    • 数字は15%のほうが大きいのに、受け取れる総額は10%のほうが2倍です

    UQ Collegeの奨学金 ── 進学準備・英語コース

    直接入学の要件に届かない場合や、英語要件が不足している場合に経由するUQ Collegeにも、奨学金が用意されています。ここは日本人にとって、実は最も現実的に手が届く領域です。

    Integrated English Scholarship ── 30%減額(日本は対象国に明記)

    Integrated English ScholarshipUQ College/日本のパスポート保持者が対象

    30%+登録料免除
    申請不要日本は対象国15〜45週

    UQ全体を通じて、最も減額率が高い奨学金です。しかも対象国籍に日本が明記されています。相対評価の学業奨学金とは違い、条件を満たせば自動的に適用される設計です。

    内容Integrated English の授業料30%減額+登録料A$260の免除
    減額額の目安受講週数に応じてA$2,600〜7,280程度
    受講期間15週以上45週以下で申し込むこと
    対象国籍日本を含みます。ほかにインド・インドネシア・韓国・マレーシア・フィリピン・タイ・ベトナム・スリランカ・カザフスタン・キルギス・ガーナ・ケニア・ナイジェリア・南アフリカ、および対象となるヨーロッパ・中南米の国
    英語要件IELTS 3.5 相当以上が目安
    注意対象国リスト・提供期間は年度ごとに見直されます。開講回によっては募集が終了している場合があります

    High Achievers Diversity Scholarship ── ファウンデーション20%減額

    High Achievers Diversity ScholarshipUQ College Foundation Program

    20%授業料減額
    申請不要Foundation主要4科目80%以上
    減額額Accelerated Foundation:A$4,988
    Standard Foundation:A$7,256
    対象UQ College のファウンデーションコース(Accelerated/Standard)に進学する留学生
    成績要件主要4科目(Top 4 subjects)の成績が80%以上
    国籍要件対象国の指定があります。検討時点でのご確認が必要です
    併用他の奨学金を保持していないことが条件です
    Foundation経由の3段階戦略

    UQ College を経由するルートには、奨学金の観点で明確な利点があります。

    • 第1段階|ファウンデーション在学中 ── High Achievers Diversity Scholarship(20%減額)
    • 第2段階|UQ学部への進学時 ── International Onshore Merit Scholarship(A$10,000)。オーストラリア国内で取得した学歴での進学となるため、対象になります
    • 第3段階|同じくUQ学部への進学時 ── Excellence(25%)/High Achievers(20%)/Faculty(10%)も自動審査されます

    ただし第2段階と第3段階は併用できません。どちらか有利なほうが適用されます。3年制コースなら「A$10,000(2セメスターのみ)」より「10%(全期間・A$17,040)」のほうが大きくなります。この比較は必ず行ってください。

    UQ English Language Scholarship ── 唯一「併用できる」奨学金

    UQ English Language ScholarshipBridging English 最長20週分/学業奨学金と併用可

    最長20週Bridging English
    申請不要併用可英語要件が未達の方

    この奨学金だけは、Excellence・High Achievers・Faculty のいずれとも併用できます。UQは各奨学金の条件で「他のUQ奨学金を受給していないこと(UQ English Language Scholarship を除く)」と明記しています。

    内容UQ College の Bridging English 最長20週分の受講料を学位課程の授業料に充当。登録料も免除
    対象UQの学部・大学院コースワークを開始する留学生で、学力要件は満たしているが英語要件が未達の方
    条件UQ College の Bridging English に在籍すること
    併用可能。UQの学業奨学金(25%・20%・10%)と同時に受けられる唯一の奨学金

    アンアルウェンからのアドバイス「IELTSがあと0.5足りない」という方へ

    通常であれば、英語コースの費用は数十万円の追加負担になります。この奨学金が適用されれば、その分が学位課程の授業料に充当されます。しかも学業奨学金と併用できるため、25%減額と同時に受けることも可能です。

    「英語が足りないから諦める」と判断される前に、一度ご相談ください。UQの奨学金制度のなかで、最も知られておらず、最も効く制度がこれです。

    大学院研究課程(PhD・MPhil)の奨学金

    ここまでは学部・大学院コースワーク向けの制度です。PhD(博士)・MPhil(研究修士)は、まったく別の枠組みになります。

    Graduate Research School Scholarships(UQGRSS/RTP)PhD・研究修士/別途申請が必要

    全額免除+生活費支給
    要申請締切あり生活費支給

    減額率ではなく、授業料の全額免除に加えて生活費が支給されるタイプです。オーストラリア政府の Research Training Program(RTP)を含みます。

    内容授業料の全額免除(tuition fee offset)/生活費支給:年額A$37,500(2026年度・非課税、隔週払い)
    支給期間PhD:最長3.5年程度/MPhil:最長2年程度
    重要な条件留学生は、生活費支給の対象に選ばれて初めて授業料免除の対象になります。授業料免除だけを単独で受けることはできません
    申請方法別途の申請が必要です。自動審査ではありません。選考ラウンドと締切があります
    選考学業成績・研究業績・指導教員の受入れ状況などを含む競争的な選考
    その他Student Services and Amenities Fee など、授業料以外の費用は対象外です

    アンアルウェンからのアドバイス研究課程を目指す方へ ―― 最も重要なのは「指導教員」です

    PhD・MPhilの奨学金選考では、受け入れてくれる指導教員(Supervisor)を先に見つけていることが実質的な前提になります。研究計画書の質も直接評価されます。

    コースワークの奨学金のように「出願すれば自動的に」とはいきません。締切のある競争型であり、準備期間は1年以上を見ておくのが安全です。生活費支給額は毎年見直されるため、出願時点の金額をご確認ください。

    減額率はどこで決まるのか ― 判定の分かれ目

    基準はすべて2026年8月時点の公表条件/年度ごとに改定されます

    アンアルウェン独自コンテンツ

    ここまでの条件を、ひとつの「はしご」として並べ直します。ただしUQのはしごには、他大学にはない特徴があります ―― それぞれの段に「何点以上」という数字が書かれていないことです。

    25%自動判定
    UQ International Excellence Scholarship

    入学ランクと英語要件を満たし、同じ入学セメスターのオファー保持者のなかで最上位層と判定された方。プログラム全期間に適用されます。

    20%自動判定
    UQ International High Achievers Scholarship

    Excellenceに次ぐ成績層。条件の構造はExcellenceとほぼ同じで、やはり相対評価です。プログラム全期間に適用されます。

    10%受け皿
    UQ Faculty International Scholarship ― 基準線

    UQ自身が「他のUQメリット奨学金の対象にならなかった、優秀な留学生」向けと位置づける受け皿。対象5学部であれば、上の段に届かなくてもここに乗る可能性があります。全期間適用です。

    15%初年度のみ
    High Achievers Scholarship(First Year)― 別枠

    はしごの段というより別ルートです。特定の入学期のみ提供され、適用は初年度だけ。数字は10%より大きいが、総額は小さくなります。

    0%対象外
    条件を満たしていない場合

    条件付きオファーの条件(IELTS等)が未達のまま、あるいは対象5学部以外のコースを志望している場合は、上の段のいずれにも乗りません。まず条件充足を優先してください。

    アンアルウェンからのアドバイスUQのはしごに「数字」が書かれていない理由

    フリンダース大学のような基準点方式の大学であれば、「ATAR相当80以上なら30%」と段ごとに数字が書かれています。UQにはそれがありません。相対評価だからです。

    したがって、UQで自分がどの段に乗るかは出願してオファーレターが届くまで確定しません。これは不親切なのではなく、制度上そうならざるを得ないということです。

    だからこそ「10%の段に乗ったときの総額」で資金計画を組んでください。25%が出れば、そのぶんは上振れです。

    【独自】日本の成績はどう評価されるか

    アンアルウェン独自コンテンツ

    UQの奨学金は学業成績で決まります。だからこそ「自分の成績がどう換算されるのか」が最大の関心事になるはずです。しかしここについて、日本語でまとまった情報はほとんどありません。

    Please read first

    最初にお読みください。以下の数値は、アンアルウェンが実務のなかで把握している「目安」です。UQが公表している公式の換算表ではありません。実際の判定は出願書類にもとづく大学の個別審査で行われ、コース・入学時期・出身校によっても変わります。

    学部志望の方 ── ATAR という指標

    ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)は、オーストラリアの高校卒業生のなかでの順位を示す指標です。最高値は99.95で、点数ではなくパーセンタイル(上位何%か)を表します。UQは学部ごとに最低ATARを設定しています。

    学部(例) 最低ATAR 英語要件(IELTS)
    Bachelor of Arts 70 6.5(各6.0以上)
    Bachelor of Business Management 72 6.5(各6.0以上)
    Bachelor of Commerce 82 6.5(各6.0以上)
    Bachelor of Nursing 83 7.0(全バンド7.0)
    Bachelor of Engineering (Honours) 84 6.5(各6.0以上)
    Bachelor of Laws (Honours) 97.5 7.0(W7.0・S7.0)

    ここで押さえていただきたいのは、「入学に必要なATAR」と「奨学金に必要な水準」は別だということです。

    たとえば Bachelor of Commerce は最低ATAR 82 ですが、ATAR 82ちょうどで合格した方が奨学金を得られるとは限りません。相対評価である以上、同じセメスターに出願した他の合格者との比較になります。

    また、日本の高校の評定平均からATAR相当への換算表は一般公開されていません。そのため「評定平均◯◯ならATAR◯◯」と断言している情報には注意が必要です。アンアルウェンでは、成績証明書を拝見したうえで、これまでの出願実績をふまえた目安をお伝えしています。

    大学院志望の方 ── GPAの換算

    大学院コースワークの場合、判定材料は日本の大学での成績(GPA)です。UQは7点満点のGPAスケールを使用しています。日本の4.0満点のGPAからの換算は、おおむね次のような対応になります。

    日本のGPA
    (4.0満点)
    「優」以上の割合の目安 UQ換算
    (7点満点)の目安
    奨学金の見通し
    3.7以上 8割以上 6.0前後〜 25%・20%が現実的な射程に入ります
    3.3〜3.6 6〜8割 5.5前後 20%・10%が視野に。入学期の顔ぶれ次第
    3.0前後 4〜6割 5.0前後 10%(Faculty)の受け皿を前提に計画
    2.5前後 2〜4割 4.5前後 MBAの最低ライン付近。まずコース選択から
    2.5未満 2割未満 4.5未満 出願可能なコースの確認が先決です

    ※上の「奨学金の見通し」欄は、アンアルウェンの実務経験にもとづく目安です。UQは固定の基準点を公表していないため、確実性を保証するものではありません。

    奨学金シミュレーション(学部別)

    授業料は2027年入学の公式表示額/日本円は1豪ドル=約100円で換算

    「◯%」を、卒業までに実際に減る金額に直しました。減額率ではなく総額で比べると、判断が変わることがあります。

    Bachelor of Commerce(年 A$56,800・3年制/総額 A$170,400)

    奨学金 減額率 適用期間 減額総額 日本円の目安
    International Excellence 25% 全期間 A$42,600 約 426万円
    International High Achievers 20% 全期間 A$34,080 約 341万円
    Faculty International 10% 全期間 A$17,040 約 170万円
    High Achievers(First Year) 15% 初年度のみ A$8,520 約 85万円

    Bachelor of Engineering (Honours)(年 A$60,952・4年制/総額 A$243,808)

    奨学金 減額率 適用期間 減額総額 日本円の目安
    International Excellence 25% 全期間 A$60,952 約 610万円
    International High Achievers 20% 全期間 A$48,762 約 488万円
    Faculty International 10% 全期間 A$24,381 約 244万円
    High Achievers(First Year) 15% 初年度のみ A$9,143 約 91万円

    ※この2行を並べてご覧ください。10%(全期間)のA$24,381が、15%(初年度のみ)のA$9,143の2.7倍です。減額率の数字だけで判断すると、判断を誤ります。

    Bachelor of Arts / Nursing(年 A$48,080・3年制/総額 A$144,240)

    奨学金 減額率 減額総額 日本円の目安
    International Excellence 25% A$36,060 約 361万円
    International High Achievers 20% A$28,848 約 288万円
    Faculty International 10% A$14,424 約 144万円

    MBA(年 A$69,112・1.5年制/総額 A$103,668)

    奨学金 減額率 減額総額 日本円の目安
    International Excellence 25% A$25,917 約 259万円
    International High Achievers 20% A$20,734 約 207万円
    Faculty International 10% A$10,367 約 104万円

    ※授業料はUQの詳細ページに掲載している年間授業料をもとにした試算です。実際の授業料はコース・入学年度によって異なり、毎年改定されます。日本円は1豪ドル=約100円で換算した参考値です。生活費・OSHC(海外学生健康保険)・渡航費は含みません。

    アンアルウェンからのアドバイス他大学と比較するときの正しい見方

    「UQは25%だが、他大学は50%と書いてある」――この比較は、適用期間と成績条件を揃えないと意味がありません。

    グリフィス大学の最大50%はGPA 6.0以上(7段階)という高い成績要件があり、届かなければ25%です。QUTは25%が上限ですが、基準点方式で成績さえ満たせば確実に出ます。UQは相対評価のため、同じ25%でも確実性の性質が異なります。

    アンアルウェンでは、志望校それぞれについて「今の成績で現実的に狙える率」を出したうえで、卒業までの総額を比較した表を無料でお作りしています。

    併用ルール・見落としやすい注意点

    01

    UQの学業奨学金は1人1つ

    複数を組み合わせることはできません。「25%+10%で35%」といった加算は不可で、条件を満たすなかで最も良い1つが適用されます。出願すれば複数が自動審査されるため、取りこぼしの心配はありません。

    02

    唯一の例外は英語コースの奨学金

    UQ English Language Scholarship だけは併用できます。UQは各奨学金の条件で「他のUQ奨学金を受給していないこと(English Language Scholarship を除く)」と明記しています。

    03

    外部の全額奨学金があると対象外

    他機関から全額奨学金を受給している場合、UQの奨学金の対象外となります。部分奨学金は認められる場合があります。日本側の奨学金を検討中の方は、この点の確認が必要です。

    04

    減額されるのは授業料のみ

    OSHC(海外学生健康保険)、Student Services and Amenities Fee、教材費、滞在費、渡航費は対象外です。「25%減額だから総費用が25%安くなる」わけではありません。

    05

    フルタイム就学が前提

    いずれもフルタイムでの就学が条件です。履修科目数を減らした場合、適用に影響が出る可能性があります。休学・減単位を検討する際は、事前に大学へ確認してください。

    06

    年度ごとに内容が変わる

    減額率・対象コース・対象国籍・提供の有無は年度によって変更されます。ネット上には過去年度の情報が大量に残っています。検討時点の条件を確認してから資金計画を立ててください。

    Conclusion

    UQの奨学金で、あなたがやるべきことは3つです。

    • 成績を1点でも上げること。相対評価である以上、順位を上げる以外に打つ手はありません
    • 条件を早く満たすこと。IELTSを含む条件をすべて満たした状態でオファーを確定させておく
    • 25%を前提に資金計画を立てないこと。10%または奨学金なしで計画し、上振れとして扱う

    申請書はありません。エッセイも推薦状も不要です。勝負は、出願する前の段階でついています。

    日本側で使える奨学金との組み合わせ

    UQの奨学金とは別に、日本国内で申請できる奨学金もあります。UQの奨学金が相対評価で確実性が読みにくいぶん、こちらを併せて検討する価値があります。

    制度 内容の概要 申請時期の目安
    JASSO
    海外留学支援制度
    日本学生支援機構による給付型。学位取得型・協定派遣型などがあり、月額の生活費支援が中心。在籍大学を通じた申請となる場合が多い 渡航の1年以上前
    トビタテ!
    留学JAPAN
    官民協働の給付型。学修計画・実践活動の内容が重視される申請型・選考あり。返済不要 渡航の1年以上前
    在籍大学の
    独自派遣制度
    交換留学・協定留学の枠組みでの支援。大学によって内容が大きく異なる 学内締切に依存
    民間財団の
    奨学金
    財団ごとに対象分野・国・学位レベルの指定がある。給付型が中心 財団ごと

    アンアルウェンからのアドバイスここは必ず確認してください

    UQは「他機関から全額奨学金を受給している場合は対象外」としています。裏を返せば部分奨学金は認められる場合があるということですが、判断は個別のケースによります。

    日本側の奨学金とUQの奨学金の両方を狙う場合は、事前に大学へ確認しておくのが安全です。アンアルウェンが無料で照会いたします。

    申請スケジュール(2028年2月入学からの逆算)

    UQの主要な入学時期はSemester 1(2月下旬)とSemester 2(7月下旬)です。奨学金に申請手続きはありませんが、「いつまでに何を確定させるか」という逆算は必要です。

    • 入学の12〜18か月前|成績の確認と目標設定無料相談で成績証明書を確認し、「25%・20%・10%のどれが現実的か」「そもそも対象になるか」を判定します。まだ在学中であれば、ここから成績を上げて順位を押し上げられる可能性があります。同時にIELTSの現在地も確認します。
    • 入学の8〜12か月前|IELTS対策・受験学部・大学院とも IELTS 6.5(各6.0)が基本、看護・法学は7.0が必要です。英語要件の充足は奨学金審査の前提条件です。届かない場合は、Bridging English を挟む選択肢(UQ English Language Scholarship の対象になる可能性)を検討します。
    • 入学の6〜8か月前|出願書類の準備・提出成績証明書・卒業証明書の英文取得。コース出願と同時に、すべての学業奨学金が自動的に審査されます。相対評価であるため、早い時期に出願を済ませておくことに意味があります。
    • 入学の4〜6か月前|オファーレターの受領・奨学金の確定合格通知に奨学金の適用有無と減額後の授業料が記載されます。ここで資金計画を最終確定します。受諾期限が設定されるため、期限内の手続きが必須です。
    • 入学の3〜4か月前|デポジット支払い・CoE発行・学生ビザ申請初回セメスター分を支払うとCoE(入学許可確認書)が発行され、学生ビザ申請に進みます。GS(Genuine Student)ステートメントの作成はアンアルウェンが無料でサポートします。
    • 入学の1〜2か月前|住居手配・渡航準備ブリスベンの住居手配、航空券、保険、出発前オリエンテーション。セントルシア・キャンパス周辺の学生寮は学期開始前に申込みが集中するため、早めの手続きが確実です。

    7月(Semester 2)入学を狙う場合は、上記のスケジュールを約5か月ずらして考えてください。ただしBachelor of Laws (Honours) など、Semester 1 のみの入学となるコースがあります。志望コースの開講時期は必ず事前にご確認ください。

    日本の高校・大学を3月に卒業される方が同年7月に入学する場合、準備期間は約4か月と短くなります。この場合成績はもう動かせないため、「今の成績で何%が狙えるか」を早い段階で把握しておくことが、より重要になります。

    よくある質問

    奨学金の申請書はどこでもらえますか?締切はいつですか?

    学部・大学院コースワークの奨学金に、申請書はありません。UQのプログラムに出願すると自動的に審査され、結果はオファーレターと一緒に通知されます。エッセイも推薦状も不要で、奨学金単独の締切もありません。ただしコース出願の締切と、オファー取得後の受諾期限はあります。なおPhD・MPhil(研究課程)だけは別で、UQGRSS/RTPには別途の申請と選考ラウンド・締切があります。

    「相対評価」とは、具体的にどういうことですか?

    UQは奨学金の条件として「同じ入学セメスターのオファー保持者のなかで、大学が定める競争力のあるスコアを獲得したこと」を挙げています。つまり「GPA◯以上なら全員」という固定基準ではなく、同期のなかで上位から順に配分される方式です。同じ成績でも、その入学期に集まった顔ぶれによって結果が変わり得ます。
    だからこそ、UQは「25%が出る前提」で資金計画を立ててはいけない大学です。10%または奨学金なしで計画し、上振れとして扱うことをおすすめしています。

    奨学金は初年度だけですか?卒業まで続きますか?

    奨学金によって異なります。ここが最も重要な点です。
    UQ International Excellence(25%)、UQ International High Achievers(20%)、UQ Faculty International(10%)の3つは「プログラムの全期間」に適用されます。一方、UQ International High Achievers Scholarship(First Year)は15%ですが初年度のみ、International Onshore Merit Scholarship はA$10,000ですが最初の2セメスターのみです。
    減額率の数字だけを見て判断しないでください。3年制コースなら、15%(初年度のみ)より10%(全期間)のほうが受け取れる総額は2倍になります。

    日本人でも奨学金の対象になりますか?

    主要3つ(25%・20%・10%)は国籍による制限が設けられておらず、留学生であれば日本人も対象です。UQ College の Integrated English Scholarship(30%減額)については、対象国リストに日本が明記されています。
    一方、日本から直接出願する方が対象外となるものもあります。International Onshore Merit Scholarship は「オーストラリア国内で取得した学歴をUQへの入学に使用した方」が条件のため、日本から直接出願する場合は対象外です。

    複数の奨学金を組み合わせて減額率を上げられませんか?

    原則としてできません。UQは各奨学金の条件で「UQから他の奨学金・授業料減額・払戻しを受けていないこと」と明記しており、1人が受給できるのは1つです。「25%+10%で35%」といった加算はできません。
    ただし例外がひとつあります。UQ English Language Scholarship(Bridging English 最長20週分)だけは併用が認められています。IELTSが少し足りず英語コースを挟む方にとって、これは非常に大きい制度です。

    どのくらいの成績が必要ですか?

    UQは奨学金ごとの具体的な成績ラインを公表していません。相対評価であるため、固定の基準点が存在しないからです。公表されているのは「志望プログラムの入学ランクと英語要件を満たしていること」「オファー保持者のなかで競争力のあるスコアを獲得していること」という条件のみです。
    目安として、UQ College の High Achievers Diversity Scholarship(ファウンデーション20%減額)は主要4科目80%以上という具体的な基準が示されています。日本の評定平均やGPAがどのくらいに換算されるかは、成績証明書を拝見すれば、これまでの出願実績をふまえた目安をお伝えできます。

    IELTSが足りません。奨学金は諦めるしかありませんか?

    その必要はありません。むしろUQ English Language Scholarship の対象になる可能性があります。これは「UQの学力要件は満たしているが、英語要件が未達」の留学生を対象に、UQ College の Bridging English 最長20週分の受講料を学位課程の授業料に充当し、登録料も免除するという制度です。しかもUQの学業奨学金と併用できる唯一の奨学金です。
    また、より長期の英語学習が必要な場合は、UQ College の Integrated English Scholarship(30%減額+登録料免除、日本は対象国)という選択肢もあります。

    ファウンデーション経由だと、奨学金は不利になりますか?

    いいえ、むしろ受給機会が増えます。3段階で考えてください。
    第1段階(ファウンデーション在学中)――High Achievers Diversity Scholarship として20%(Accelerated は A$4,988、Standard は A$7,256)が減額されます。
    第2段階・第3段階(UQ学部への進学時)――International Onshore Merit Scholarship(A$10,000)と、Excellence/High Achievers/Faculty の3つが同時に自動審査されます。オーストラリア国内で学歴を取得したことになるため、Onshore Merit の対象になる点がポイントです。
    ただし第2段階と第3段階は併用できません。3年制コースであれば「A$10,000(2セメスターのみ)」より「10%(全期間・A$17,040)」のほうが総額で有利です。

    QUTやグリフィスと比べて、UQの奨学金は有利ですか?

    単純な優劣ではなく、「確実性の性質」が違います。QUTは基準点方式に近く、成績条件を満たせば減額が読みやすい設計です。グリフィス大学は最大50%と率は高いものの、GPA 6.0以上(7段階)という高い要件があります。UQは相対評価のため、事前に「確実」とは言えません。
    一方でUQは Go8 の一員で、QS世界大学ランキング2027で世界40位に位置します。「学位のブランドを取るか、奨学金の確実性を取るか」という判断になります。アンアルウェンでは、志望校それぞれについて現実的な率を出したうえで、卒業までの総額を比較した表を無料でお作りしています。

    奨学金が適用されると、支払いはどうなりますか?

    オファーレターに減額後の授業料が記載され、その金額を支払う形になります。現金が振り込まれるのではなく、請求される授業料そのものが減る仕組みです(研究課程の生活費支給は例外で、隔週で支払われます)。
    減額の対象は授業料のみで、OSHC(海外学生健康保険)、Student Services and Amenities Fee、教材費、滞在費、渡航費は含まれません。総額の見積もりでは、この点を分けて計算してください。

    エージェントを通すと奨学金が減ることはありませんか?

    ありません。奨学金は大学が学業成績にもとづいて判定するもので、エージェント経由かどうかは審査に影響しません。またアンアルウェンのサポートはすべて無料で、大学へ直接出願する場合と支払う学費も変わりません(手数料は大学側が負担します)。むしろ対象コースの確認、最新の適用条件の照会、相対評価という性質をふまえた現実的な見通し、他大学との総額比較まで受けられることが、エージェントを通す実質的なメリットです。

    留学エージェントを使うメリット

    UQの奨学金には申請書がありません。「それなら自分で出願しても同じでは」と思われるかもしれません。手続き上はそのとおりです。ただしUQの場合、勝負は手続きではなく出願する前の段階でついています。

    • 費用が変わらない

      アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金の適用確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。

    • 相対評価という性質をふまえた見通しを出せる

      UQは固定の基準点を公表していません。だからこそ「確実」と「可能性」を分けて説明できるかどうかが重要です。成績証明書をもとに、25%・20%・10%のどれが現実的かを、これまでの出願実績をふまえてお伝えします。

    • 「適用期間」の落とし穴を避けられる

      15%(初年度のみ)とA$10,000(2セメスターのみ)は、数字だけを見ると魅力的です。しかし3年制コースなら10%(全期間)のほうが総額で上回ります。この比較を出願前に行っておくかどうかで、判断が変わります。

    • UQ English Language Scholarship を取りこぼさない

      UQの学業奨学金と併用できる唯一の奨学金ですが、存在自体があまり知られていません。「IELTSが足りないから」と諦めてしまう前に、この制度が使えるかどうかを確認します。

    • Foundation経由の3段階を整理できる

      UQ College を経由すると、ファウンデーション20%・Onshore Merit(A$10,000)・学業奨学金(25〜10%)と受給機会が増えます。ただし一部は併用不可。どの組み合わせが総額で有利かを試算します。

    • 最新の適用条件を大学に確認できる

      対象コース・対象国籍・提供の有無は年度ごとに変わります。ネット上の古い情報ではなく、大学に確認した最新条件をもとに計画を組みます。

    • 他大学との総額比較表を作成できる

      QUTグリフィス大学など志望校それぞれについて、「現実的に狙える率」で計算した卒業までの総額を1枚にまとめてお渡しします。大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。

    • 出願から渡航後まで一貫サポート

      出願書類、GSステートメント、学生ビザ、住居手配、渡航後の相談まで。現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携しているため、渡豪後も日本語で相談できる窓口が残ります。

    このページを書いた人

    アンアルウェン松本朋弥のカウンセリング

    留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。

    松本 朋弥(まつもと ともみ)

    アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー

    2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。

    オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。

    • 2008年 アンアルウェン設立。オーストラリア留学ひとすじ
    • ICN オーストラリア留学情報館(現地)と連携した二拠点サポート体制
    • 夫婦で運営。ご相談から渡航後まで同じ担当者が伴走します
    • オーストラリア現地の大学を実際に訪問・視察。パンフレットではわからない空気感までお伝えします
    • ご相談・出願手続き・ビザサポートまですべて無料

    UQの奨学金を検討している方へ ― 松本より

    UQのご相談でいちばん多い誤解は、「基準を満たせば25%はもらえるはず」という思い込みです。UQは相対評価です。大学自身が固定の基準点を公表していない以上、誰も「確実です」とは言えません。そう言い切っている情報を見かけたら、一度立ち止まってください。

    ですから私は、UQを志望される方には「10%または奨学金なしで資金計画を立ててください」とお伝えしています。悲観的に聞こえるかもしれませんが、25%が出たときに喜べる計画のほうが健全です。そして10%でも、4年制の工学部なら約244万円が動きます。決して小さな額ではありません。

    もうひとつ、意外に知られていないのがUQ English Language Scholarshipです。UQの学業奨学金と併用できる唯一の奨学金で、IELTSがあと一歩という方にとって非常に大きい制度です。「英語が足りないから無理かもしれない」と諦める前に、必ずご相談ください。

    成績表を見せていただければ、「今の成績で何%が現実的か」を無料でお伝えします。QUTグリフィスのほうが総額で有利だと判断すれば、そう申し上げます。まだ迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

    アンアルウェンのサポート内容(無料)

    アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。UQへの出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。

    出願前サポート(無料)
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    • 他大学との総額比較表の作成
    • 入学申込書類の作成サポート
    • 学生ビザ申請代行サポート
    • GSステートメントの作成含め、全面サポート
    • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
    • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
    • 航空券・渡航準備のアドバイス
    • IELTS・語学学習のアドバイス
    • 出発前の個別オリエンテーション
    渡航後サポート(無料)
    • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
    • 到着後オリエンテーション
    • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
    • コース延長・変更の手続きサポート
    • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
    • ビザ切り替えサポート
    • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
    • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
    • LINEやZOOMでのサポート付
    • 次の留学・再渡航のサポート

    エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金の条件は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。なお無料なのは代行サービスです。滞在先の手配料、寮費・ホームステイ費、保険料などの実費は別途かかります。

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    ※本ページは2026年8月24日時点の公開情報にもとづき、アンアルウェン代表・松本朋弥が作成しています。奨学金の減額率・条件・対象コース・対象国籍はクイーンズランド大学およびUQ Collegeの公式サイトの公表値、授業料は2027年入学の公式表示額です。日本円の目安は1豪ドル=約100円で換算した参考値です。奨学金の内容・提供の有無・学費は年度ごとに改定されますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。※本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

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