オーストラリアで
ジャーナリズムを学ぶ

大学比較 / 学費 / 英語力の現実

取材し、書き、伝える。オーストラリアにはメディア・コミュニケーション分野で世界19位の大学があり、 学内報道機関や大手メディアとの連携で「実際に配信される記事」を書ける環境があります。 同時に、この分野は留学の中でも英語力が最も問われる領域でもあります。

いまの英語力で通用するか無料で相談する 学費を見る

Cost
24,225A$/年(UniSC・15%減額適用後)3年総額 約72,700 A$。減額は申請不要でオファーに自動付与評価と費用のバランスなら QUT が25%自動減額で3年 約90,000 A$
Entry
6.5IELTS〜/学士3年・修士1.5〜2年
Life
3,200A$/月の目安(在学中の就労)
Outcome
2年卒業生ビザ485で就労できる期間
OUTCOMEに年収を載せていないのは、この分野が報道機関からフリーランス、広報、コンテンツ制作まで進路が広く、該当する職種群の年収中央値を確認できなかったからです。推測での金額は掲載しません。またジャーナリスト職は技術移住の枠組みで有利とは言えません。入学要件の IELTS 6.5 は「授業についていける最低ライン」であって、取材の現場で通用する水準ではありません。

Summary — 3分でわかる

このページの結論

01

オーストラリアはメディア教育の水準が高い国です

QUT は QS World University Rankings by Subject 2026(Communication & Media Studies)で世界19位・オーストラリア1位。学費も年 A$40,000 と、上位校としては抑えられています。

02

「実際に配信される記事」を書ける環境があります

UTS は学内報道機関 UTS Central News を運営し、ABCやThe Guardianといった大手メディアと連携。学生のうちに実名で記事を出せます。

03

学費の幅が大きい分野です

UniSC 年 28,500/QUT 40,000/RMIT 41,280/UTS 50,465。3年総額では6万豪ドル以上の差が出ます。

04

英語力の要求水準が、留学分野の中で最も高い領域です

入学要件は IELTS 6.5 ですが、取材相手の話を聞き取り、英語で締切内に記事を書くのは別次元の話。ここを直視しないまま進むと、現地で苦しみます。

05

永住を主目的にするなら、慎重な検討が必要です

ジャーナリスト職は技術移住の枠組みで有利とは言えません。卒業生ビザ(485)で約2年の就労はできますが、その先の設計は別途必要です。

06

それでも学ぶ価値があるのは、応用範囲が広いからです

取材・執筆・編集・映像制作のスキルは、広報、コンテンツマーケティング、企業のメディア運営など報道以外の職種にそのまま転用できます。

職業リスト・ビザ要件は毎年見直されます。最新の可否は登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

01 — What you learn

ジャーナリズム留学とは ── 何を学ぶのか

ジャーナリズムを「文章を書く技術」だと思って進学すると、想像と違います。オーストラリアの課程で中心にあるのは、事実をどう確かめ、誰に話を聞き、どう構成して伝えるかという一連の作業です。書くことは、その最後の工程にすぎません。

近年はさらに範囲が広がっています。取材して原稿を書くだけでなく、撮影・編集・音声収録・SNS配信まで一人で担うのが前提になっており、カリキュラムもマルチメディア対応になっています。UTS の課程では、報道記事の執筆に加えて動画制作、データジャーナリズム、調査報道までを扱います。

01

取材とファクトチェック

情報源の開拓、インタビュー、裏取り。「誰に聞くか」を決める判断力が問われ、この分野の核心にあたる技術です。

02

マルチメディア制作

記事、動画、音声、写真、SNS。媒体ごとの作法を学び、一人で完結できる制作力を身につけます。

03

メディア法と倫理

名誉毀損、プライバシー、情報源の秘匿。何を書いてはいけないかを知らずに報道はできません。実務で必ず必要になる領域です。

この分野は「実際に出した記事」がすべてです。採用の場で見られるのは成績ではなく、クリップ(掲載実績)だからこそ、在学中に実名で記事を出せる環境があるかどうかが、学校選びの実質的な基準になります。UTSの学内報道機関のような仕組みを持つ大学は、その点で明確に有利です。

02 — Six fields

分野の選び方 ── 6つの領域

ニュース報道

事件、政治、経済。速報性と正確性が求められる基本領域で、どの課程でも土台として扱われます。

デジタル・オンラインジャーナリズム

Web媒体、SNS、ニュースレター。現在の求人はここが中心で、分析やSEOの知識も併せて求められます。

放送(TV・ラジオ・ポッドキャスト)

音声・映像での伝達。ポッドキャストの普及で再び需要が伸びており、収録・編集の技術も学びます。

調査報道・データジャーナリズム

公文書の分析、統計処理、長期取材。データを扱える記者は世界的に不足しており、専門性が高く評価されます。

特集・ライフスタイル

雑誌記事、インタビュー、カルチャー報道。マーケティングやコンテンツ制作とも接点があります。

スポーツジャーナリズム

競技報道、選手取材。オーストラリアはスポーツ産業が大きくスポーツマネジメントと組み合わせる進路もあります。

03 — Why Australia

なぜオーストラリアで学ぶのか

01

分野別ランキングで世界上位の大学がある

QUT は QS World University Rankings by Subject 2026(Communication & Media Studies)で世界19位・オーストラリア1位。大学公式サイトが明記している評価です。しかも学費は年 A$40,000 と、シドニーの上位校より抑えられています。評価と費用のバランスが最も良い選択肢だといえます。

02

学生のうちに「実際に配信される記事」を書ける

UTS は学内報道機関 UTS Central News を運営しており、学生が取材・執筆した記事が実際に公開されます。さらに ABC(オーストラリア放送協会)や The Guardian といった大手メディアとの連携があり、現場の記者から直接指導を受ける機会があります。卒業時に「掲載実績」を持って就職活動に臨めるのは、この分野で決定的な差になります。

03

英語圏で報道を学ぶという価値

英語で取材し、英語で書けることは、日本に戻ったときにも希少なスキルです。海外特派員、国際報道、外資系メディアの日本支局、インバウンド関連の情報発信など、日本語と英語の両方で取材できる人材の需要は確実にあります。報道以外でも、企業の広報や海外向けコンテンツ制作でそのまま活きます。

カウンセラーから、ひとつ補足を。ジャーナリズムは、留学分野の中で最も英語力を要求される領域です。入学要件のIELTS 6.5は「授業についていける最低ライン」であって、取材の現場で通用する水準ではありません。相手が方言で早口に話しても聞き取り、その場で追加の質問をし、締切内に英語で記事にまとめる。これが求められる仕事です。

ただ、この現実をお伝えすると多くの方が誤解されるのですが、「だからやめたほうがいい」とは考えていません。この分野で身につく取材力・構成力・制作力は、報道以外の職種に広く転用できます。実際、卒業生の進路は報道機関だけでなく、広報、コンテンツ制作、企業のメディア運営に広がっています。「記者になれなければ意味がない」と考えず、応用範囲の広いスキルを取りに行くという設計であれば、非常に価値のある選択です。

04 — Universities

大学の選択肢

QUT(クイーンズランド工科大学) / ブリスベン

世界19位・国内1位

この分野でオーストラリア1位の大学です。QS World University Rankings by Subject 2026(Communication & Media Studies)で世界19位・国内1位。実務志向の教育で知られ、ブリスベンは生活費もシドニー・メルボルンより抑えられます。

  • Bachelor of Communication (Journalism)|3年/留学生学費:A$40,000/年(2026年・96単位ポイント)
  • キャンパス:ケルビングローブ(ブリスベン)/英語要件:IELTS 6.5・各6.0以上
  • 実務:実践的な学びがカリキュラム全体に組み込まれ、最終学年では業界インターンシップ/共同プロジェクト/海外研修から選択できます
  • 向いている方:分野の評価を重視する方、費用と評価のバランスを取りたい方、生活費を抑えたい方。この分野で最初に検討すべき選択肢です
QUTのページ

UTS(シドニー工科大学) / シドニー

実践環境が際立つ

実践環境の充実度では際立っています。学内報道機関「UTS Central News」で学生の記事が実際に配信され、ABC や The Guardian といった大手メディアと連携しています。

  • Bachelor of Communication in Journalism|3年/留学生学費:A$50,465(2026年・初年度)。3年総額 約 A$158,310
  • キャンパス:シティキャンパス(Ultimo・シドニー)
  • 内容:ニュース報道、マルチメディア取材、調査報道、データジャーナリズム、デジタルコンテンツ制作。SNS時代の報道を扱う科目もあります
  • 最終学年にプロフェッショナル・プロジェクトを実施
  • 向いている方:在学中に掲載実績を作りたい方、シドニーのメディア業界に接点を持ちたい方、予算に余裕がある方
UTSのページ

RMIT University / メルボルン

制作寄りの視点

クリエイティブ分野に強い大学で、ジャーナリズムでも制作寄りの視点を持てるのが特徴です。メルボルン中心部のシティキャンパスに拠点があります。

  • Bachelor of Communication (Journalism)|3年/留学生学費:A$41,280/年(2026年)
  • キャンパス:メルボルンシティ/入学時期:2月・7月の年2回
  • 向いている方:メルボルンで学びたい方、映像・デザインなど制作系の科目にも触れたい方
RMITのページ

そのほかの選択肢

UniSC/マッコーリー/CSU/UQ
  • UniSC(サンシャインコースト大学) ── Bachelor of Communication。年間 A$28,500 と学費が最も抑えられます。さらに15%の奨学金がオファーに自動付帯(申請不要)。費用を最優先する方の選択肢です
  • マッコーリー大学(シドニー) ── Bachelor of Media and Communications。ジャーナリズムを含む複数の専攻から選べる構成です。学費は年 A$37,200〜39,600 が目安(要確認)
  • チャールズ・スタート大学(CSU) ── オーストラリアのジャーナリズム教育で長い歴史を持つ大学。地域に根ざした実習環境が特徴です。学費・開講状況は個別にお調べします
  • UQ(クイーンズランド大学) ── Bachelor of Journalism を開講。国内外の大手メディアとの提携によるインターンがあります。英語要件は IELTS 6.5(各6.0)。学費は個別確認が必要です
UniSCのページ

※ 上記は2026年度の公表情報にもとづく代表例です。学費・要件・開講状況は年度により変更されます。ご希望の都市・予算・分野に合う大学を、最新情報で無料にてお調べします。

05 — Tuition

学費比較(2026年・目安)

留学生向けの公表学費です。年額だけでなく、修了までの総額で比べてください。

プログラム/大学所在地期間留学生学費(年)総額の目安
Bachelor of Communication
UniSC|学費最安
サンシャインコースト3年A$28,500約 A$85,500
Bachelor of Communication (Journalism)
QUT|世界19位
ブリスベン3年A$40,000約 A$120,000
Bachelor of Media and Communications
マッコーリー大学
シドニー3年A$37,200〜39,600
目安・要確認
約 A$111,600〜118,800
Bachelor of Communication (Journalism)
RMIT
メルボルン3年A$41,280約 A$123,800
Bachelor of Communication in Journalism
UTS
シドニー3年A$50,465
初年度
約 A$158,310
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この表の金額は、すべて奨学金を適用する前の「定価」です。各大学に学費減額制度があり、15%〜30% が引かれます。UniSCの15%はオファーに自動付帯します。実際にいくらになるかは次のセクションをご覧ください。

学費以外にかかる費用(目安)

  • 出願料:A$100〜150程度(大学により異なる)
  • 取材・制作の実費:録音機材、カメラ、交通費など。分野により差がありますが、年 A$500〜1,500程度を見込んでください
  • OSHC(海外学生健康保険):年間 A$700〜900程度(単身)
  • 学生ビザ申請料:2026年7月1日以降 A$2,500〜
  • 生活費:学生ビザの財政要件は単身 12ヶ月で A$29,710

06 — Scholarships

奨学金 ── 学費は「定価」です

学費を見て「高い」と感じられたと思います。ただし公表されている学費は、奨学金を適用する前の定価です。この分野でも、申請不要で自動的に付帯するものがあります。

大学・奨学金減額主な条件申請
UniSC
International Student Scholarship
学費15%2026年に入学する留学生。在籍課程の全期間に適用申請不要
オファーに自動付帯
QUT
International Merit Scholarship
学費25%成績のみで判定。学期ごとに継続適用申請不要
出願時に自動審査
UTS
Academic Excellence/Academic Merit
学費30% / 15%成績優秀な留学生要申請
マッコーリー大学
Vice-Chancellor’s International Scholarship
最大 A$10,000学部はATAR相当85以上要申請
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実際にいくら変わるのか

  • QUTの学士(3年・総額 A$120,000) ── 25%減額 → 約 A$90,000(30,000の差)。しかも申請不要で自動審査です
  • UniSCの学士(3年・総額 A$85,500) ── 15%減額 → 約 A$72,700もともと最安の選択肢が、さらに下がります
  • UTSの学士(3年・総額 約 A$158,310) ── 30%減額 → 約 A$110,800/15%減額 → 約 A$134,600

QUTは分野別で世界19位でありながら、25%の自動奨学金を適用すると3年総額が約 A$90,000。UTSの定価(158,310)と比べると7万豪ドル近い差になります。評価と費用の両面で、まず検討すべき選択肢だといえます。

奨学金で失敗しないための3点。

  • 申請不要のものと、要申請のものがあります。QUTやUniSCは出願すれば自動的に審査されますが、UTSやマッコーリーは書類の提出が必要です
  • 募集内容は毎年変わります。金額・条件・対象コースは年度ごとに改定され、停止することもあります
  • 併用できないのが原則です。複数該当しても、通常はもっとも有利な1つが適用されます
オーストラリアの大学奨学金一覧を見る

07 — English reality

英語の現実 ── この分野特有の話

他の分野のページには書かないことを、ここでは書きます。ジャーナリズムは、留学分野の中で最も英語力を要求される領域です。

入学要件と、実際に必要な力の差

入学要件は IELTS 6.5(各6.0)。これは他の文系分野と変わりません。しかし実際の授業では、次のことが求められます。

  • 初対面の相手に英語で取材を申し込み、話を聞き出す ── 相手は必ずしもゆっくり話してくれません。訛りもあります
  • 聞き取った内容を、その場で判断して深掘りする ── 準備した質問を読むだけでは記事になりません
  • 締切内に、英語で読める文章として仕上げる ── 文法が正しいだけでは足りず、読ませる構成が必要です

つまり「授業を理解する英語力」ではなく「英語で仕事をする力」が問われます。これは IELTS のスコアでは測れない部分です。

それでも進む場合の現実的な戦略

01

渡航前にスピーキングを底上げする

スコアだけでなく、初対面の人と話す訓練を積んでおく。オンライン英会話でも、この観点で使えば効果があります。

02

語学学校を挟む

要件を満たしていても、渡航後すぐ本課程に入らず数ヶ月の語学学校を挟むという選択があります。この分野では合理的な判断です。

03

日本語媒体から始める

在学中の実績づくりは、日系媒体や日本語メディアでの執筆から始めても構いません。取材と構成の訓練は共通します。

04

「二言語で取材できる」を強みにする

英語ネイティブと同じ土俵で戦うのではなく、日本語と英語の両方で取材できることを差別化要因にする。これが最も現実的な戦略です。

この現実をお伝えするのは、諦めていただくためではありません。知らずに進んで「思っていたのと違った」となる方を、これまで見てきたからです。覚悟したうえで入る方は、確実に伸びます。

逆に「英語も勉強したいから」という動機だけで選ぶと、この分野は厳しくなります。ご相談の際は、現在の英語力を確認したうえで、必要な準備期間を具体的にお伝えします。

08 — Entry requirements

入学条件の目安

大学・課程学歴要件英語の目安備考
QUT(学士)高校卒業+進学要件IELTS 6.5(各6.0)2月・7月入学
UTS(学士)高校卒業+進学要件IELTS 6.5 前後シティキャンパス
RMIT(学士)高校卒業+進学要件IELTS 6.5 前後2月・7月入学
UQ(学士)高校卒業+進学要件
ATAR 78相当/IB 29.25
IELTS 6.5(各6.0)大手メディアとの提携インターン
UniSC(学士)高校卒業+進学要件IELTS 6.0〜6.5学生ビザは対面フルタイムが条件
← 横にスクロールできます

※ 各大学の正確な英語要件・入学基準は年度により変わります。出願前にアンアルウェンで最新条件を無料で確認します。スコアが不足している場合は、語学学校と大学をパッケージで申し込み、学生ビザの申請を1回にまとめるのが一般的です。

09 — How to choose

大学の選び方 ── 見るべき6つの点

01

掲載実績を作れる環境があるか

最重要。この分野はクリップ(掲載実績)でしか評価されません。UTSの学内報道機関のような仕組みがあるかを確認してください。

02

インターンの手配

大学がメディアとの関係を持っているか。自分で開拓する方式だと、英語での交渉から始まります。

03

総額と奨学金の組み合わせ

QUTは25%が自動審査、UniSCは15%が自動付帯。定価ではなく適用後の金額で比較してください。

04

都市 ── メディアの集積

シドニー・メルボルンは報道機関が集中しています。一方でブリスベンやサンシャインコーストは費用面で有利です。

05

マルチメディアの比重

いまの求人は映像・音声・SNSまで扱える人を求めています。文章中心の古い課程になっていないか確認を。

06

卒業後の目的との整合

報道機関に入るのか、広報やコンテンツ制作に進むのか。目的次第ではマーケティング系の学位のほうが合うこともあります。

10 — Career

卒業後の進路・職種例

ジャーナリズムの学位は、報道機関だけに向かうものではありません。取材・構成・制作のスキルは、情報を扱うあらゆる職種に転用できます。

記者・レポーター

新聞、テレビ、ラジオ、Web媒体。この分野の本流ですが、英語圏での採用競争は厳しいのが実情です。

編集者・コンテンツプロデューサー

媒体の企画・編集・進行管理。取材の経験があることが前提として評価されます。

広報・PR

企業や団体の情報発信。記者の視点を持っていることが強みになり、実際に多くの卒業生が進む道です。

コンテンツマーケティング

企業のオウンドメディア運営、記事制作。マーケティングとの境界領域で、求人が最も多い進路のひとつです。

映像・ポッドキャスト制作

ドキュメンタリー、音声番組。制作会社や配信プラットフォーム向けの企画・取材・編集。

日英バイリンガルの発信職

外資系メディアの日本関連報道、インバウンド情報発信、海外向け広報。日本語話者であることが職務要件になるポジションです。

在学中の実績が、そのまま職歴になります。学生ビザでは就学中は2週間で48時間まで、長期休暇中は無制限に働けます。この分野はフリーランスでの寄稿から始めやすいのが特徴で、日本語媒体への執筆でも構いません。取材して書いた本数が、卒業時のポートフォリオになります。

11 — Visa

ビザ・卒業後の滞在

この分野については、制度面の制約を正確にお伝えする必要があります。

事実として言えること

できること
  • 学士・修士(コースワーク)の修了者は、卒業生ビザ(サブクラス485)でおおむね2年間就労できます(申請時 原則35歳以下)。この期間に実務経験を積むことができます
  • 在学中は2週間で48時間まで、長期休暇中は無制限に就労できます。フリーランスでの寄稿もこの枠内で可能です
  • 報道以外の職種(マーケティング、広報、コンテンツ制作)に進む場合、Marketing Specialist は Core Skills Occupation List に掲載されており、選択肢が広がります

同時に、押さえておくべき制約

率直に
  • ジャーナリスト職は、技術移住の枠組みで有利とは言えません。看護や幼児教育のように「職種リストに載っていて資格があれば需要がある」構造ではありません
  • 報道機関の採用は、英語ネイティブとの競争になります。現地紙・現地放送局のポジションは、留学生にとって容易ではないのが実情です
  • オーストラリアの移民制度は毎年のように改正されます。職種リスト、点数、給与基準はいずれも変動します

現実的な設計は、「報道で学び、応用範囲の広さで勝負する」ことです。取材・構成・制作のスキルは広報やコンテンツマーケティングにそのまま転用でき、そちらは職種リスト上の選択肢も広い。「記者になれなければ失敗」と考えないことが、この分野で留学を成功させる鍵になります。

※ 職業リスト・ビザ要件は毎年見直されています。上記は2026年8月時点で確認できた内容です。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。ビザ・移住に関する判断は、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。

12 — Flow

出願から出発までの流れ

ステップ内容目安時期
01 無料カウンセリング目的(報道か、応用職か)・英語力・予算から、大学と課程を絞り込みます開始8〜12ヶ月前
02 英語力の現実的な評価この分野は要件充足だけでは足りません。スピーキング中心の準備計画を立てます8〜12ヶ月前
03 大学の選定・出願掲載実績を作れる環境・総額・都市で候補を確定し、出願書類を作成4〜8ヶ月前
04 奨学金の確認・申請自動付帯のものは適用条件を確認、要申請のものは締切から逆算します4〜8ヶ月前
05 オファー受領・学費支払い入学許可確認書(COE)の発行。条件付きオファーの場合は英語条件を確認3〜5ヶ月前
06 学生ビザ申請GS(Genuine Student)要件への回答作成を含め、全面的にサポート2〜4ヶ月前
07 滞在先・保険・出発準備住居手配、OSHC加入、取材用機材の準備、出発前オリエンテーション1〜3ヶ月前
← 横にスクロールできます ビザの審査期間は国籍・ビザ歴・健康診断・資金状況・審査の混雑状況によって変わります。上の時期はあくまで逆算の目安としてお考えください。

13 — Why An Arwen

他社との違い ── アンアルウェンが選ばれる理由

アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。

01

GS対策・ビザ申請まで無料でサポート

学校選びや出願手続きはもちろん、大学進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。これらを無料で受けられるため、初めての海外進学でも安心して準備を進められます。

02

渡航後も、日本と現地の両方から支える

オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。インターン先探しなど、渡航後に生まれる相談にも対応できます。

03

毎月12名様限定 ── 一人ひとりに時間をかける

一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。大手エージェントのような画一的な案内ではなく、希望する専攻、将来のキャリア、予算、英語力、生活環境まで丁寧に確認し、その方に合った留学プランをご提案します。

04

スタッフが実際に足を運んだ学校だけを紹介

紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。実習環境の実態は、資料だけではわかりません。

05

2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。メディア・コミュニケーション分野へ進まれた方のサポート実績もあります。

06

メリットだけでなく、現実も率直に伝える

費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「この分野は英語力の要求が最も高い領域です」「報道機関の採用はネイティブとの競争になります」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。

「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

14 — Free support

アンアルウェンの無料サポート

大学選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学へ直接出願する場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート

  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • 現在の英語力の現実的な評価と、必要な準備期間の提示
  • 掲載実績を作れる環境があるかの確認
  • 奨学金適用後の総額での比較表の作成
  • 2026年日本人プロモーションの適用確認・申込み手続き代行
  • 奨学金の該当確認・申請書類の作成サポート
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
  • 航空券・渡航準備のアドバイス/語学学習のアドバイス
  • 出発前の個別オリエンテーション

渡航後サポート

  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • インターン先探しの相談
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • 卒業生ビザ(485)への切り替えサポート
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

※「無料」なのはアンアルウェンの手配代行サービスです。滞在手配料・寮費・保険料・出願料・取材/制作の実費などは別途かかります。

15 — FAQ

よくある質問

英語力はどのくらい必要ですか?
入学要件は IELTS 6.5(各6.0)ですが、この分野は要件と実際に必要な力の差が最も大きい領域です。取材では、初対面の相手に英語で話を聞き、訛りや早口を聞き取り、その場で深掘りし、締切内に読める英文にまとめる必要があります。「授業を理解する英語力」ではなく「英語で仕事をする力」が問われるとお考えください。現実的な戦略は、渡航前にスピーキングを底上げすること、必要なら語学学校を挟むこと、そして「日本語と英語の両方で取材できる」ことを強みにすることです。
どの大学がおすすめですか?
まず検討すべきは QUT です。QS World University Rankings by Subject 2026(Communication & Media Studies)で世界19位・オーストラリア1位でありながら、学費は年 A$40,000。さらに25%の奨学金が申請不要で自動審査されるため、適用後は3年総額 約 A$90,000 まで下がります。在学中の掲載実績を最優先するなら UTS(学内報道機関UTS Central News、ABC・The Guardianとの連携)。費用最優先なら UniSC(年 A$28,500+15%自動奨学金)です。
未経験でも学べますか?文章を書いた経験がありません。
学べます。執筆経験を出願条件にしている大学はありません。むしろ重要なのは適性で、知らない人に話しかけられるか、締切を守れるか、書き直しを厭わないか。この3つに心当たりがあれば向いています。文章力は課程の中で徹底的に鍛えられます。逆に「文章を書くのが好き」というだけで、人に会うことが苦手な方には厳しい分野です。取材が仕事の大半を占めるためです。
在学中に記事を書く機会はありますか?
あります。UTS は学内報道機関「UTS Central News」を運営しており、学生が取材・執筆した記事が実際に配信されます。ABC(オーストラリア放送協会)やThe Guardianとの連携もあり、現場の記者から直接指導を受ける機会があります。QUT は最終学年に業界インターンシップ/共同プロジェクト/海外研修から選択できます。この分野はクリップ(掲載実績)でしか評価されないため、この環境の有無が学校選びの実質的な基準になります。
奨学金はもらえますか?
対象になります。とくにQUTの International Merit Scholarship は学費25%の減額で、申請不要・出願時に自動審査されます。UniSC15%がオファーに自動付帯(申請不要)、UTS は30%または15%(要申請)、マッコーリー大学は最大 A$10,000 です。判定材料は基本的に成績で、財政状況は問われません。QUTなら3年総額が約 A$90,000 まで下がり、UTSの定価(158,310)と7万豪ドル近い差が生まれます。
卒業後、オーストラリアの報道機関で働けますか?
可能性はありますが、率直に申し上げて容易ではありません。現地紙・現地放送局のポジションは英語ネイティブとの競争になります。卒業生ビザ(サブクラス485)で約2年間の就労機会は得られますが、ジャーナリスト職は技術移住の枠組みでも有利とは言えません。現実的な進路として多いのは、広報、コンテンツマーケティング、企業のメディア運営など、取材・構成・制作のスキルを転用する職種です。また日英バイリンガルであることが職務要件になるポジション(外資系メディアの日本関連報道、インバウンド情報発信など)は、留学生にとって現実的な入口になります。
帰国後、日本での就職に活かせますか?
活かせます。英語で取材・執筆できる人材は、日本のメディア業界でも希少です。新聞社・放送局の国際部門、外資系メディアの日本支局、海外展開する企業の広報、越境コンテンツ制作などで直接の強みになります。また近年需要が伸びているのはコンテンツマーケティングの領域で、取材して記事を作れる人材は企業のオウンドメディアで重宝されます。「記者になれなければ意味がない」と考えず、応用範囲の広いスキルとして捉えるのが、この分野を選ぶ際の正しい構えです。
総額でいくら必要ですか?
大学によって幅があります。UniSCで3年総額 約 A$85,500(15%奨学金適用で約72,700)、QUTで約 120,000(25%適用で約90,000)、RMITで約 123,800、UTSで約 158,310 が目安です。これに生活費(学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で A$29,710)、OSHC、ビザ申請料 A$2,500〜、取材・制作の実費(年 A$500〜1,500程度)が加わります。奨学金を適用すると順位が変わるため、定価だけで判断しないことが重要です。無料でシミュレーションをお作りします。
報道以外の仕事に進むのは「妥協」ですか?
まったく違います。むしろこの分野では、それが標準的な進み方です。ジャーナリズムの学位で身につくのは、情報源を開拓する力、事実を確かめる力、構成して伝える力、そして映像・音声まで含めた制作力です。これらは広報、コンテンツマーケティング、企業のオウンドメディア運営、社内報、IR、教育、出版と、情報を扱うあらゆる職種にそのまま転用できます。実際、求人の絶対数はこれらの領域のほうが多く、職種リスト上の選択肢も広いのが実情です(Marketing Specialist は Core Skills Occupation List に掲載)。「記者になれなければ失敗」と考えないことが、この分野で留学を成功させる鍵です。
エージェントを通すと費用は高くなりますか?
いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。大学へ直接出願する場合と、支払う学費は変わりません。大学選び、出願書類、奨学金の確認と申請、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。この分野の場合はこれに加えて、現在の英語力の現実的な評価と、掲載実績を作れる環境があるかの確認まで含めてお伝えします。なお、大学が定める出願料(A$100〜150程度)は、エージェント経由・直接出願を問わず大学に支払うものです。

Free consultation

いまの英語力で通用するか。
そこから正直にお伝えします。

「QUTとUTS、どちらが合う?」「奨学金はどこに届く?」「報道以外の進路も考えたい」 この分野は、覚悟したうえで入る方が確実に伸びます。 ご相談・お見積りはすべて無料で、無理な勧誘は一切いたしません。

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ジャーナリズムと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。

  • マーケティング ── コンテンツマーケティングや広報は、ジャーナリズムのスキルが最も転用しやすい領域です。移住の面でも職種リスト上有利です
  • デザイン ── 映像・写真・デジタル制作に関心が寄っている場合の選択肢。メディア制作の現場では両分野が重なります
  • スポーツマネジメント ── スポーツ報道に関心がある場合、競技団体やクラブの広報という進路もあります
  • ビジネス留学 ── 経済報道や、メディア企業の経営側に関心がある場合の選択肢になります

最終更新日:2026年8月20日/執筆・監修:アンアルウェン 留学カウンセリングチーム
本ページのコース内容・学費・入学条件・奨学金・ビザ情報は、各大学、QS World University Rankings by Subject 2026 および内務省の公式情報をもとにアンアルウェンが確認・翻訳・整理したものです。制度・金額は予告なく変更される場合があるため、出願前には必ず最新情報をご確認ください。アンアルウェンでは大学担当者に直接確認のうえ、最新情報を無料でお伝えしています。
※ マッコーリー大学の学費は目安のため「要確認」としています。チャールズ・スタート大学とUQの留学生学費は、公式ページ上で確認できなかったため記載していません。推測での記載はしていません。個別に照会します。
冒頭のOUTCOMEに年収を掲載していないのは、この分野が報道機関からフリーランス、広報、コンテンツ制作まで進路が広く、該当する職種群の年収中央値を確認できなかったためです。推測での金額は掲載していません。かわりに、確実に得られる卒業生ビザ(485)の就労期間を掲げています。
※ 本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。ビザ・移住に関する判断は、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。

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