Murdoch University — Scholarships for International Students
マードック大学の留学生向け奨学金は「出願不要・自動付与」です。ただし日本国籍の方には、対象になるものと対象にならないものがあります。このページでは、そこを最初にはっきりさせます。
オーストラリアの大学の留学生向け奨学金は、大きく2種類に分かれます。ひとつはエッセイや推薦状を提出して選考される「応募型」。もうひとつは条件を満たせば自動的に付与される「自動型」です。
マードック大学(Murdoch University)の奨学金は、後者の自動型です。大学公式の記載でも「この奨学金に応募する必要はありません。入学審査の時点ですべての条件を満たす学生に自動的に付与されます」と明記されています。準備の手間がかからない、という点では非常に扱いやすい制度です。
ただし――日本国籍の方にとっては、条件の読み方に決定的な注意点があります。マードックには留学生向けの授業料減額が2種類あり、そのうち片方は、日本が対象国リストに入っていません。
このページでは、2026年8月1日時点でマードック大学が公式サイトに掲載している内容を確認したうえで、「日本人留学生が実際に受け取れるのはどれか」という観点だけで整理します。マードック大学そのものについてはマードック大学の詳細ページをご覧ください。
2026年8月1日時点で、マードック大学が留学生向けに公表している制度の一覧です。「日本国籍の対象可否」欄は、大学公式の対象国リストを直接確認した結果です。
| 奨学金名 | 減額率 | 日本国籍 | 対象 | 申請期間 |
|---|---|---|---|---|
| International Futures Scholarship 2027年開始 |
20% | ✓ 対象 | 対象10課程 学部・大学院。国籍制限なし |
2026年8月1日〜 2027年9月1日 |
| International Welcome Scholarship 2027年開始 |
15% | ✗ 対象外 | 対象国の国籍者のみ 学士・大学院コースワーク全般 |
2026年7月31日〜 2027年9月1日 |
| International Futures Scholarship 2026年開始 |
25% | ✓ 対象 | 対象10課程 2026年内に開始する方 |
〜2026年9月30日 |
| International Welcome Scholarship 2026年開始 |
20% | ✗ 対象外 | 対象国の国籍者のみ | 〜2026年9月30日 |
| International Welcome Scholarship 2028年開始 |
15% | ✗ 対象外 | 対象国の国籍者のみ | 2026年7月31日〜 2028年9月1日 |
| Research Training Program Stipends(RTP) |
授業料+ 生活費補助 |
✓ 対象 | 研究学位(HDR) 修士・博士(研究) |
2026年6月30日〜 2026年9月30日 |
| Australia Awards Scholarships |
全額 (政府制度) |
✗ 原則対象外 | 開発協力の枠組みで 定められた対象国 |
制度側の定めによる |
この表から読み取っていただきたいのは、1点だけです。
日本国籍の方が現実的に狙えるのは「International Futures Scholarship」だけだということ。そしてこの奨学金は対象コースが10課程に限定されているということ。
つまりマードックの奨学金は、「コース選択とセットで決まる」制度です。志望コースが対象10課程に入っていなければ、成績がどれほど優秀でも減額はありません。逆に対象コースであれば、成績にかかわらず自動的に適用されます。コース選びの段階で確認すべきことだとご理解ください。
これが、日本人留学生にとっての本命です。授業料が20%減額され、コースの規定期間全体にわたって適用されます。各学期(teaching period)の授業料から自動的に差し引かれる方式で、現金が振り込まれるわけではありません。
最大の特徴は、対象国の制限がないこと。公式の条件には「国際留学生であること」としか書かれておらず、国籍リストによる限定がありません。日本国籍の方も、条件を満たせば対象になります。
そのかわり、対象コースが10課程に限定されています。ここが実質的な選考条件です。
| コース名 | コード | 区分 | 分野 |
|---|---|---|---|
| Bachelor of Business | B1367 | 学部 | ビジネス |
| Bachelor of Psychology | B1413 | 学部 | 心理学(APAC認定) |
| Bachelor of Biomedical Science | B1419 | 学部 | 生物医科学 |
| Bachelor of Data Analytics | B1420 | 学部 | データ分析・IT |
| Bachelor of Health Science / Master of Clinical Chiropractic | B1422 | 学部+ 大学院 | カイロプラクティック |
| Master of Health Administration, Policy and Leadership | M1267 | 大学院 | 医療経営・政策 |
| Master of Criminology | M1314 | 大学院 | 犯罪学 |
| Master of Communication | M1277 | 大学院 | コミュニケーション |
| Master of Forensic Science | M1292 | 大学院 | 法科学 |
| Master of Engineering Practice | M1330 | 大学院 | 工学実務 |
応募は不要です。公式の記載は「この奨学金に応募する必要はありません。入学審査の時点ですべての条件を満たす学生に自動的に付与されます」。エッセイ・推薦状・面接はありません。
つまりやるべきことは「対象コースに出願して合格すること」だけです。準備するものはありません。申請期間は2026年8月1日〜2027年9月1日です。
対象国の国籍を持つ留学生に、授業料15%減額をコース全期間適用する奨学金です。こちらも出願不要・自動付与で、対象コースは学士・大学院サーティフィケート・大学院ディプロマ・コースワーク修士と幅広く設定されています。Futuresの10課程限定と比べると、コースの自由度は圧倒的に高い制度です。
しかし、日本はこの奨学金の対象国リストに入っていません。
マードック大学が公式に掲載している対象国リストには、約90か国が並びます。以下は公式リストの記載内容です(2026年8月1日時点)。
Albania/Antigua and Barbuda/Argentina/Aruba/Azerbaijan/Bahamas/Bangladesh/Barbados/Bermuda/Bhutan/Bosnia and Herzegovina/Botswana/Brazil/Brunei Darussalam/Bulgaria/Burma (Myanmar)/Cambodia/Cayman Islands/Chile/China/Colombia/Croatia/Cyprus/Czech Republic/East Timor/Ecuador/Egypt/Estonia/Fiji/French Polynesia/Ghana/Guam/Hong Kong/Hungary/India/Indonesia/Iran/Jordan/Kazakhstan/Kenya/Kyrgyzstan/Laos/Latvia/Lebanon/Lesotho/Lithuania/Macau/Macedonia/Madagascar/Malawi/Malaysia/Maldives/Malta/Mauritius/Mexico/Mongolia/Montenegro/Nepal/New Caledonia/Nigeria/Palau/Pakistan/Papua New Guinea/Peru/Poland/Philippines/Puerto Rico/Romania/Russia/Serbia/Seychelles/Singapore/Slovakia/Slovenia/Solomon Islands/South Africa/Sri Lanka/Tajikistan/Tanzania/Thailand/Tonga/Türkiye/Turkmenistan/Uganda/Ukraine/Uzbekistan/Vietnam/Zambia/Zimbabwe
Jで始まる国は「Jordan(ヨルダン)」のみで、Japan の記載はありません。これは2026年開始版・2027年開始版・2028年開始版のいずれのページでも同じです。アンアルウェンで各年度版を個別に確認しました。
アジアからは中国・インド・インドネシア・ベトナム・タイ・マレーシア・シンガポール・香港・マカオ・フィリピンなどが対象に入っていますが、日本と韓国は入っていません。制度の趣旨として、特定の市場を対象にした募集施策であると推測されます。
日本語の留学情報サイトでは「マードック大学は留学生に20%の授業料減額」と紹介されていることがあります。これはこのWelcome Scholarshipを指していると思われますが、日本国籍の方には適用されません。予算計画を立てる際は、必ずこの点を前提にしてください。
2026年中に学業を開始する場合、減額率が1ランク高く設定されています。これは2026年7月31日の制度改定前の条件がそのまま残っているためです。
2027年開始版(20%)より5ポイント高い25%減額です。条件の構造は2027年版と同じで、国籍制限なし・出願不要・自動付与。対象コースが10課程に限定される点も同じですが、コースの顔ぶれが異なります。
2026年版にしかない有力コース:Bachelor of Engineering Honours(学部工学)、Bachelor of Science 環境・保全科学、Bachelor of Agricultural Science、Master of Education、Master of Sustainable Development。これらは2027年版の対象リストから外れています。
ここは、実務上とても重要な判断ポイントです。
たとえばBachelor of Engineering Honours(学部工学)を志望する方の場合――2026年開始なら25%減額の対象ですが、2027年開始では対象コースから外れています。工学系の年間学費は約$37,840ですので、25%は年$9,460、4年間で約$37,840の差になります。
もちろん、来年以降のリストが再び変わる可能性もあります。ただ「開始年度を1年ずらすと、奨学金の有無そのものが変わり得る」ということは、知っておく価値があります。2026年9月30日が締切です。間に合う可能性がある方は、早めにご相談ください。
オーストラリア政府のResearch Training Program(RTP)の枠組みによる制度です。研究学位(Higher Degree by Research)に進む留学生を対象に、授業料および生活費補助(スティペンド)が支給される場合があります。
この制度は自動付与ではありません。別途の応募手続きと締切があります。2026年の募集は6月30日開始・9月30日締切と公表されています。支給額・採用枠は年度により異なります。
マードック大学では、留学生が研究課程に出願する前に、EOI(Expression of Interest in Higher Degree Research Candidature)フォームの提出が必須と公式に定められています。
これは指導教員とのマッチングを行うための手続きで、ここを飛ばすと正式出願に進めません。研究テーマの整理と、受け入れ可能な教員の特定に時間がかかりますので、渡豪希望時期の1年以上前から着手することをおすすめします。
マードックの奨学金には、明確に除外されているコースがあります。志望コースがここに含まれていないかを、最初に確認してください。
| コース | Futures (20%) | Welcome (15%) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Bachelor of Science in Veterinary Biology |
対象外 | 対象外 | 対象10課程に含まれず、Welcomeでも明示的に除外 |
| Doctor of Veterinary Medicine (獣医学博士) |
対象外 | 対象外 | 同上。マードックの看板分野ですが減額はありません |
| Bachelor of Nursing (看護学) |
対象外 | 対象外 | Welcome 2027版から明示的に除外されました |
| Master of Clinical Psychology (臨床心理学) |
対象外 | 対象外 | Bachelor of Psychology は Futures の対象です |
| 上記以外で Futures の10課程に 入らないコース |
対象外 | 日本は 対象外 |
日本国籍の方は、実質的に減額なしとなります |
獣医学を志望される方へ ― ここは正直にお伝えします。マードック大学の獣医学は、西オーストラリア州で唯一の課程であり、Good Universities Guide 2026では獣医学の総合的な教育体験で全豪1位という評価を得ています。大学の看板分野です。
しかし留学生向けの授業料減額は、獣医学の2課程には適用されません。これは奨学金ページに明記されています。獣医学は課程が長く、費用も高額になります。減額なしを前提とした資金計画を立てる必要があります。
なお獣医学課程の学費は、大学が公表している一般の留学生向け授業料一覧(ユニット単価表)には含まれていません。金額は個別にお調べしますので、ご相談ください。
エッセイ・推薦状・面接はありません。入学審査の時点で条件を満たしていれば自動的に付与されます。準備すべきことは「対象コースに出願して合格すること」だけです。
減額分は各学期(teaching period)の授業料から自動的に差し引かれ、大学のアカウントに反映されます。生活費として引き出せる資金ではありません。
「初年度のみ」ではなくコースの規定期間全体に適用されます。3年制の学部なら3年間、2年制の修士なら2年間。総額で見ると影響は大きくなります。
「他のマードック奨学金を受給していないこと」が条件です。FuturesとWelcomeを重ねて20%+15%=35%にすることはできません。
西オーストラリア州のキャンパス(パース・ロッキンハム・マンジュラ)で開始することが条件です。シンガポール・ドバイのキャンパスは対象外です。
オーストラリア政府の奨学金や、政府以外の機関のスポンサーシップで授業料が賄われている場合は対象外です。日本の給付型奨学金との関係は個別確認が必要です。
2026年7月31日、マードックの留学生向け奨学金は内容が更新されました。International Futures Scholarship は25%から20%へ、International Welcome Scholarship は20%から15%へ引き下げられています。また対象コースのリストも入れ替わりました。
つまり「去年見た情報が、今年も正しいとは限らない」制度です。日本語の留学情報サイトには改定前の数字がそのまま残っているものが少なくありません。
入学年度を決める前に、その年度の条件を必ず確認してください。アンアルウェンでは、ご相談のたびに大学公式ページの当該年度版を直接確認しています。無料です。
International Futures Scholarship(20%)を受給した場合の、減額額の目安です。学費は大学公表の2026年 International Tuition Fees(ユニット単価表)を分野別に集計し、大学が示す標準履修量(年間24ポイント=8ユニット)で年額換算したものです。
| 対象コース(2027年開始) | 年間学費 目安 |
20%減額 (年) |
標準 年数 |
総減額 目安 |
|---|---|---|---|---|
| Bachelor of Business (B1367) | $28,800 | $5,760 | 3年 | $17,280 |
| Bachelor of Data Analytics (B1420) | $31,680 | $6,336 | 3年 | $19,008 |
| Bachelor of Psychology (B1413) | $34,280 | $6,856 | 3年 | $20,568 |
| Master of Engineering Practice (M1330) | $37,760 | $7,552 | 2年 | $15,104 |
| Master of Criminology (M1314) | $34,200 | $6,840 | 1.5〜2年 | $10,260〜 $13,680 |
| Master of Health Administration, Policy and Leadership (M1267) |
$32,480 | $6,496 | 1.5〜2年 | $9,744〜 $12,992 |
| Master of Forensic Science (M1292) | $30,840 | $6,168 | 1.5〜2年 | $9,252〜 $12,336 |
| Bachelor of Biomedical Science (B1419) Bachelor of Health Science / Master of Clinical Chiropractic (B1422) Master of Communication (M1277) |
個別確認 | ― | ― | 個別確認 |
※年間学費は、大学公表のユニット単価に標準履修量(年間8ユニット)を乗じたアンアルウェンによる算出値です。コースと料金区分の対応づけも、科目コードの分野にもとづく推定を含みます。実際の請求額は履修科目の組み合わせにより変動し、正式な金額は入学許可書(Letter of Offer)に記載される見積もりが基準となります。標準年数はコース構成により異なります。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。
数字の受け止め方について。20%という減額率は、オーストラリアの大学の留学生向け奨学金としては中程度です。たとえばカーティン大学の最上位奨学金は40%減額(全期間)で、マードックの倍にあたります。
ただしカーティンの40%は競争的な選考を伴う最上位枠であり、多くの方にとっての本命は20%枠です。マードックの20%は「選考なしで確実に得られる20%」という性質のもので、比較の軸が異なります。
またマードックは学費そのものが分野別に公表されているため、総額の見通しを立てやすいという利点があります。「いくらかかるか事前にわからない」という不安が小さい大学です。
マードックの奨学金は、日本国籍の方にとってFutures Scholarship の20%が上限です。対象コース以外を志望される場合は、大学側からの支援は期待できません。
そこで検討していただきたいのが、日本側の制度です。オーストラリアの大学の奨学金とは別枠で、併用できる場合があります。
注意点があります。マードックの奨学金の受給条件には、「オーストラリア政府以外の機関にスポンサーされ、授業料が賄われている場合は対象外」という規定があります。
日本側の給付型奨学金が「授業料を賄う」性質のものである場合、理論上はマードックの減額と両立しない可能性があります。一方、生活費補助の性質のものであれば影響しないと考えられます。
この線引きは制度の設計によって変わりますので、両方の受給を検討される場合は、事前に大学へ確認することを強くおすすめします。アンアルウェンで照会を代行します(無料)。
※日本側の奨学金制度は、募集時期・応募資格・給付額が制度ごとに大きく異なり、毎年改定されます。詳細は各制度の公式情報をご確認ください。アンアルウェンでは、ご相談者の状況に応じて応募可能性のある制度を整理してご案内しています。
アンアルウェン独自コンテンツ
ここまでの内容を踏まえ、日本国籍の方がマードックの奨学金を最大限に活用するための考え方を、実務の観点から整理します。
これがすべての出発点です。対象コースであれば成績にかかわらず自動的に20%減額、対象外なら日本国籍の方に減額はありません。成績を上げる努力より、コースリストの確認が先という、やや特殊な制度です。
たとえば一般的な情報系の学位を考えていた方なら、Bachelor of Data Analytics(B1420)が対象です。ビジネス系ならBachelor of Business(B1367)。心理学志望ならBachelor of Psychology(B1413)はAPAC認定課程です。3年間で$17,000〜$20,000の差が出るなら、検討する価値は十分にあります。
2026年開始版の Futures は25%で、締切は2026年9月30日です。しかも対象コースにBachelor of Engineering Honours(学部工学)、環境・保全科学、農業科学、Master of Education、Master of Sustainable Developmentが含まれており、これらは2027年版のリストから外れています。該当分野の方は、間に合うかどうかを最優先で確認すべきです。
日本語の情報サイトには「マードックは留学生に20%減額」という記述が残っています。これは Welcome Scholarship を指していると思われますが、日本国籍の方は対象外です。この前提で計算していると、渡豪後に資金が足りなくなります。
この3分野は明示的に除外されています。特に獣医学は課程が長く費用も高額です。減額を織り込まない資金計画が必要です。
マードックは学費そのものが他大学より抑えられている分野があります。たとえば教育系は年$28,200、ビジネス系は年$28,800。減額率だけでなく「減額後の実支払額」で他大学と比較するのが正しい見方です。カーティン大学の40%減額と、マードックの20%減額後の金額を並べて計算すべきです。
JASSO・自治体・民間財団の制度は、マードックの減額とは別枠です。ただし「授業料を賄うスポンサーシップ」に該当すると対象外になる規定がありますので、両方を狙う場合は事前照会が必須です。
2026年7月31日に減額率が引き下げられました。制度は毎年動きます。「調べたのが半年前」という情報で判断しないでください。アンアルウェンでは、ご相談のたびに当該年度の公式ページを直接確認しています。
マードックの奨学金は自動付与のため、「奨学金の申請」という独立した手続きは存在しません。入学出願の流れのなかで自動的に判定されます。
アンアルウェンでは、Letter of Offer の内容を日本語で確認し、想定と違う点があれば大学へ照会します。この工程を無料で行っています。
日本人でも本当に奨学金をもらえるのですか?
はい、International Futures Scholarship(20%減額)は日本国籍の方も対象です。この奨学金には国籍による制限がなく、公式の条件には「国際留学生であること」としか記載されていません。
ただし対象コースが10課程に限定されています(Bachelor of Business、Bachelor of Psychology、Bachelor of Data Analytics、Master of Engineering Practiceなど)。志望コースがこのリストに入っていれば、成績にかかわらず自動的に適用されます。
一方International Welcome Scholarship(15%減額)は、日本が対象国リストに含まれていません。この2つを混同すると計画が狂いますので、ご注意ください。
なぜ日本は Welcome Scholarship の対象外なのですか?
大学は理由を公表していないため、確定的なことは申し上げられません。ただし対象国リストを見ると、中国・インド・インドネシア・ベトナム・タイ・フィリピンなど、オーストラリアへの留学生送り出しが多い国や、大学が重点的に募集している市場が並んでいます。日本と韓国はいずれも入っていません。募集戦略上の区分であると推測されます。
いずれにせよ、公式リストに日本の記載がないという事実が計画上の前提です。2026年・2027年・2028年開始のいずれの版でも同じでしたので、近い将来に変わる可能性も高くはないと考えています。
奨学金の申請書類やエッセイは必要ですか?
不要です。マードック大学の公式ページには「この奨学金に応募する必要はありません。入学審査の時点ですべての条件を満たす学生に自動的に付与されます」と明記されています。エッセイ・推薦状・面接はありません。
やるべきことは「対象コースに出願して合格すること」だけです。これはオーストラリアの大学の奨学金としてはかなり扱いやすい部類です。多くの大学では、奨学金ポータルからの別途申請や志望理由書の提出が求められます。
ただし研究課程向けのRTPスティペンドは自動付与ではなく、別途の応募手続きと締切があります。
FuturesとWelcomeを両方もらうことはできますか?
できません。両方の奨学金の条件に「他のマードック奨学金を受給していないこと」が含まれており、併給は認められていません。20%+15%=35%にはなりません。
なお日本国籍の方の場合、Welcome Scholarship はそもそも対象外ですので、実務上はFutures Scholarship 一本で考えることになります。
2026年に始めるのと2027年に始めるので、どちらが得ですか?
減額率だけを見れば2026年開始のほうが有利です。Futures Scholarship は2026年開始版が25%、2027年開始版が20%。2026年7月31日に引き下げられました。
さらに重要なのは対象コースの入れ替わりです。2026年版にはBachelor of Engineering Honours(学部工学)、環境・保全科学、農業科学、Master of Education、Master of Sustainable Developmentが含まれていますが、これらは2027年版のリストから外れています。該当分野を志望される方にとっては、減額率5ポイントどころか「奨学金の有無そのもの」が変わります。
2026年開始版の締切は2026年9月30日です。間に合う可能性がある方は、早急にご相談ください。
獣医学を目指しています。奨学金は使えますか?
残念ながら、使えません。Bachelor of Science in Veterinary Biology と Doctor of Veterinary Medicine は、Futures の対象10課程に含まれておらず、Welcome Scholarship でも明示的に除外されています。
マードックの獣医学は西オーストラリア州で唯一の課程で、Good Universities Guide 2026では獣医学の総合的な教育体験で全豪1位という評価を得ている看板分野です。それだけに減額なしを前提とした資金計画が必要になります。
なお獣医学課程の学費は、大学公表の一般的な留学生向け授業料一覧には含まれていません。金額は個別にお調べしますので、ご相談ください。日本側の奨学金制度との組み合わせも検討する価値があります。
成績が良ければ減額率は上がりますか?
上がりません。マードックの留学生向け奨学金は成績によるランク分けがない制度です。条件(国際留学生であること・対象コース・開始年度・他奨学金なし)を満たせば一律の減額率が適用されます。
これは成績が突出していない方にとっては有利な設計です。成績上位者だけが取れる制度ではないため、確実性が高くなります。逆に成績優秀な方にとっては、より高い減額率を用意している大学(たとえばカーティン大学の40%枠)のほうが有利になる可能性があります。
日本の奨学金と併用できますか?
要確認です。マードックの受給条件には「オーストラリア政府以外の機関にスポンサーされ、授業料の全部または一部が賄われている場合は対象外」という規定があります。
日本側の給付型奨学金が「授業料を賄う」性質のものであれば、この規定に抵触する可能性があります。生活費補助の性質であれば影響しないと考えられますが、制度の設計によって判断が変わります。
両方の受給を検討される場合は、必ず事前に大学へ確認してください。アンアルウェンで照会を代行します(無料)。「もらえると思っていたら片方が取り消された」という事態は避けたいところです。
途中でコースを変更したらどうなりますか?
注意が必要です。マードックは公式に「コースを変更した場合、料金区分が再算定され、その年から新しいコースの料金が適用される」と案内しています。
奨学金についても、変更後のコースが対象10課程に含まれていなければ、適用が外れる可能性があります。特に Futures Scholarship はコース限定型ですので、コース変更は減額の消失に直結し得ます。
入学後にコース変更を検討される場合は、手続きの前に必ず奨学金への影響を大学に確認してください。渡航後もアンアルウェンにご相談いただけます。
他大学の奨学金と比べてどうですか?
減額率だけで見れば、マードックの20%は中程度です。カーティン大学の最上位は40%(全期間)で、倍の水準です。
ただし比較の軸が違います。カーティンの40%は競争的な最上位枠で、多くの方の本命は20%枠です。対してマードックの20%は「選考なしで確実に得られる20%」。確実性が高い制度です。
さらに重要なのは「減額後の実支払額」です。マードックは分野別の学費が公表されており(教育系年$28,200、ビジネス系年$28,800など)、総額の見通しが立てやすい大学です。減額率ではなく最終的な支払額で比較すべきだと考えています。複数校を並べた比較表は無料で作成します。
学校選び・出願手続き・GS(Genuine Student)対策・学生ビザ申請を、すべて無料でサポートします。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
オーストラリアに提携オフィスがあります。滞在中から帰国まで継続してご相談いただけます。コース変更が奨学金に影響しないかといった相談も、渡豪後にお受けできます。
お一人ひとりに時間をかけるため、サポート人数を限定しています。大手のような画一的なご案内はいたしません。
授業や校内の雰囲気を自分の目で確認したうえで厳選しています。パンフレットや公式サイトではわからない空気感までお伝えします。
オーストラリア留学に特化して2008年から活動しています。高校生の大学進学から社会人の大学院留学まで、3,000名以上をお手伝いしてきました。
費用や生活面のデメリットも隠しません。このページで「日本は Welcome Scholarship の対象国に入っていない」と明記しているのが、その方針そのものです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
このページを書いた理由 ― 松本より
マードック大学の奨学金について調べていて、対象国リストに日本が入っていないことに気づいたとき、正直に言えば迷いました。「20%の奨学金があります」と書いたほうが、ページとしては魅力的に見えるからです。
けれど、その情報を信じて資金計画を立てた方が、渡豪後に足りなくなる――それが一番避けたい事態です。留学は数百万円単位の決断です。都合の良い数字だけを並べたページは、結局どなたのためにもなりません。
幸い、日本国籍の方が対象になる Futures Scholarship(20%)は実在します。そして対象コースを選べば、選考なしで確実に受け取れます。「もらえないもの」と「確実にもらえるもの」を分けてお伝えすることが、このページの目的です。
志望分野と現在の英語力・成績を教えていただければ、どのコースを選べば奨学金の対象になるか、そして減額後の総額がいくらになるかを、無料で試算します。マードックが合わないと思えば、そう申し上げます。どうぞお気軽にご相談ください。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。マードック大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
Free Consultation
「どのコースなら奨学金の対象か」
まず、そこから確かめませんか。
マードックの奨学金は、成績ではなくコース選択で決まります。志望分野を教えていただければ、対象コースに該当するか、減額後の総額はいくらか、2026年開始と2027年開始でどちらが有利か――すべて無料で試算します。マードックが合わないと判断すれば、そうお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。
※本ページの情報は、マードック大学公式サイト(murdoch.edu.au)の奨学金ページ各年度版、および同大学公表の「2026 International Tuition Fees」(留学生向け授業料一覧)をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。対象国リストへの日本の記載有無は、2026年・2027年・2028年開始版の各ページを個別に確認した結果です。減額額の試算は、大学公表のユニット単価に標準履修量(年間24ポイント=8ユニット)を乗じた目安であり、コースと料金区分の対応づけには推定を含みます。実際の請求額は履修科目により変動し、正式な金額は入学許可書(Letter of Offer)の記載が基準となります。奨学金の名称・減額率・対象コース・対象国・締切は年度ごとに改定されます(直近では2026年7月31日に改定)。出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。