Murdoch University — Perth, Western Australia
西オーストラリア州パース。獣医学は西オーストラリア州で唯一、工学は学部部門で全豪1位。そして学部の標準英語要件はIELTS総合6.0――パースの主要大学のなかで、最も入りやすく、最も「専門で選ばれる」大学です。
オーストラリア西海岸の州都パース。日本との時差はわずか1時間、直行便もあり、東海岸に比べて生活費が抑えられる――この街には性格の異なる主要大学が複数あります。
Go8(豪州八大学)の西オーストラリア大学(UWA)、実学と就職のカーティン大学、芸術のエディス・コーワン大学(ECU)。そしてマードック大学(Murdoch University)です。
マードック大学は、この中で「入口の広さ」と「特定分野の突出」が同居する大学です。QS世界大学ランキング2026は423位で、総合順位ではUWAやカーティンに及びません。しかし獣医学は西オーストラリア州で唯一、学部の工学・テクノロジー分野は全豪1位。そして学部の標準英語要件はIELTS総合6.0と、パースの主要大学のなかでは低く設定されています。
このページでは、マードック大学の学費を大学公式の2026年留学生向け料金表(ユニット単位)から分野別に再構成し、奨学金の対象国リストに日本が含まれるかどうかまで確認したうえで、カーティン大学・ECUとの比較を行います。数字はすべて出典を明記しています。
マードック大学は西オーストラリア州パースに本拠を置く公立大学です。1973年に西オーストラリア州で2番目の大学として設立され、1975年に510名の学部生で授業を開始しました。校名は、西オーストラリア大学の初代英文学教授であり同大学の総長も務めた著述家・哲学者サー・ウォルター・マードック(1874–1970)に由来します。
設立当初から学際性を重視してきた大学で、現在も「人文・ビジネス・法学・社会科学カレッジ」と「理学・保健・工学・教育カレッジ」の2カレッジ制を採用しています。分野をまたいだ学びを設計しやすい構造で、ダブルメジャー・ダブルディグリーの選択肢が広いのが特徴です。
学部・大学院ともに標準要件はIELTS Academic 総合6.0(各バンド6.0以上)。パースの主要大学の多くが学部で総合6.5を求めるなか、この設定は明確な差です。ただし看護・教育・法学など、より高い要件を課すコースもあります。
1974年以来、西オーストラリア州で獣医学を学べるのはマードックだけです。Good Universities Guide 2026では獣医学の総合的な教育体験で全豪1位。キャンパス内に動物病院と稼働中の農場を持ちます。
Good Universities Guide 2026において、学部のEngineering & Technology分野で総合的な教育体験・スキル開発・教育の質・学習への関与・初任給の5指標すべて全豪1位。再生可能エネルギーに強みがあります。
オーストラリア研究会議(ARC)のExcellence in Research for Australia評価において、研究分野の81%が世界水準またはそれ以上と判定されています。総合ランキングの数字より、研究の実態を表す指標です。
Good Universities Guide 2026で、学生サポートに5つ星評価、社会的公正の観点でWA州1位。「多様な背景の学生を受け入れ、入学後に支える」ことを明確に掲げている大学です。
犯罪学のCrime Science専攻とCriminal Behaviour専攻はオーストラリアで唯一。実際の殺人・行方不明事件の再検証プロジェクトに学生が参加する仕組みもあります。
総合ランキングだけで判断すると、この大学は見誤ります。QS世界大学ランキング2026でのマードック大学は423位。カーティン大学(183位)やUWA(77位)と比べると明確に下です。
しかし獣医学・工学・犯罪学・心理学・環境保全科学といった個別分野では、全豪1位やWA1位、豪州唯一といった評価が並びます。「総合力の大学」ではなく「特定分野で選ぶ大学」――これがマードック大学の実像です。
逆に言えば、学びたい分野がマードックの強い領域と重ならないなら、他大学を選んだほうが良いということでもあります。この点は率直にお伝えします。
マードック大学は18の学問領域で200以上のコースを開講しています。ここでは、日本人留学生からのご相談が多く、かつ大学が公式に強みとして挙げている分野を、公式ページの記載にもとづいて整理します。
※このセクションでは金額を記載していません。学費は06 学費と費用に分野別でまとめています。
西オーストラリア州で唯一の獣医学課程です。1974年の開講以来、州内で獣医師を養成してきた唯一の機関という位置づけにあります。学士課程と博士課程(DVM)を統合したプログラム構成です。
※獣医学課程は競争率が非常に高く、留学生枠も限られます。また後述の留学生向け奨学金では獣医学の2課程(Bachelor of Science in Veterinary Biology/Doctor of Veterinary Medicine)は対象外と明記されています。出願を検討される場合は、早い段階でのご相談をおすすめします。
Good Universities Guide 2026で、学部のEngineering & Technology分野において総合的な教育体験・スキル開発・教育の質・学習への関与・卒業生初任給の5指標すべてで全豪1位。マードックの看板分野です。
オーストラリア看護助産師登録機関(NMBA)への登録資格につながる課程です。パースキャンパスとマンジュラキャンパスの両方に実習施設があります。
※看護課程は英語要件が学部標準より高く設定されるのが一般的です。また留学生向けの奨学金(International Welcome Scholarship 2027)ではBachelor of Nursingが対象外と明記されています。
オーストラリア心理学認定評議会(APAC)の認定課程です。オーストラリアで登録心理士を目指す場合の第一歩となります。
法学・犯罪学スクールに属する課程です。3つの専攻のうち2つはオーストラリアで唯一という、他大学にない構成を持ちます。
AI・データ分析・サイバーセキュリティ・ソフトウェア開発・コンピュータサイエンスを専門領域とする課程群です。
AACSB・EQUIS・ACBSPの認定を受けたビジネススクールです。国際的な認証を複数保有しています。
Good Universities Guide 2026で、総合的な教育体験・学習資源・スキル開発・教育の質・学生サポートのすべてでWA州1位と評価されている分野です。
上記のほか、農業科学、アライドヘルス(運動科学・カイロプラクティック・カウンセリング・芸術療法)、クリエイティブメディア・コミュニケーション、教育、人文・芸術・社会科学、先住民知識、法学、医科学・分子科学・法科学、物理科学・数学の各領域を開講しています。合計18領域・200以上のコースです。
志望分野がここに挙げた強み分野に含まれない場合でも、コース単位では有力な選択肢になることがあります。お問い合わせいただければ、志望分野に対してマードックが適しているかを率直にお答えします。
パース中心部から南へ約13km、マードック地区にあるメインキャンパスです。留学生の大半がここで学びます。動物病院、稼働中の農場、保全湿地とバンクシア林、Bayer Pilot Plant、データセンター、eスポーツハブといった、他大学にはない施設が同一敷地内に揃っています。学生寮「Murdoch University Village」もキャンパス内にあります。
Murdoch駅(電車)とバスターミナルが隣接し、パース中心部からの公共交通アクセスは良好です。
メインキャンパス学生寮あり動物病院・農場駅直結Kaplan Murdoch併設1996年に設立されたマードック初の地方キャンパス(学生受け入れ開始は1997年7月)。パースの南、インド洋に面したロッキンハム地区にあります。看護をはじめとする保健系の課程が開講されています。
1996年設立保健系海沿いパースから南へ約70km、ピール地域のマンジュラにあるキャンパス。2005年初頭に完成し、Mandurah Senior College・Challenger TAFEと同一敷地に併設されています。看護課程の臨床実習施設があります。
2004年受入開始看護実習施設ピール地域シンガポールとドバイにもキャンパスを展開しており、あわせて3か国5拠点という構成です。ただし本ページで扱う学費・奨学金は、いずれも西オーストラリア州のキャンパスで学ぶ場合の条件です。海外キャンパスは料金体系・奨学金条件が異なります。
シンガポールドバイ条件が異なりますマードック大学の標準的な英語要件は、学部・大学院ともにIELTS Academic 総合6.0(各バンド6.0以上)です。
| 区分 | IELTS総合 | バンド別 |
|---|---|---|
| 学部(標準) | 6.0 | 各バンド6.0以上 |
| 大学院コースワーク(標準) | 6.0 | 各バンド6.0以上 |
| TOEFL iBT(目安) | 72〜80 | コースにより異なります |
| 看護・教育・法学・獣医学など | 標準より高い | コースごとに個別設定 |
※IELTSのほかTOEFL・PTEなども認められています。コースごとの正確な要件は、各コースページの入学要件欄に記載されています。医療系・教育系など、より高い英語力を求めるコースがあります。
この「総合6.0」は、実務上とても大きな意味を持ちます。パースの主要大学を見ると、カーティン大学の学部標準は総合6.5(各6.0)です。マードックの総合6.0は、そこから0.5低い設定です。
IELTS総合6.0と6.5の差は、対策期間にすると一般に数ヶ月に相当します。「オーストラリアの大学は総合6.5必要だから、まだ無理」と判断して留学時期を1年先送りにされる方が、毎年いらっしゃいます。
マードックは、そこで諦めていた方に最初に検討していただきたい大学です。もちろん、志望コースの実際の要件を確認することが前提になります。無料でお調べします。
マードック大学は公式に「それぞれの分野が独自の出願要件を持つ」としており、コースごとに要件を確認する形です。学部については「高校の成績、これまでの学修歴、職務・実務経験」を考慮した複数の入学経路(admission pathways)を用意していると明記されています。
英語能力試験のスコアが足りない場合でも、この5経路のいずれかで要件を満たせる可能性があります。「IELTSのスコアがないから出願できない」とは限りません。
大学院(コースワーク)は「関連分野の学士号」または「職務経験の証明」が基本要件です。研究課程は、Honours資格・大学院コースワーク学位・専門的な研究経験のいずれかが通常必要とされます。
なお留学生が研究課程に出願する場合は、正式出願の前にEOI(Expression of Interest in Higher Degree Research Candidature)フォームの提出が必須と公式に定められています。この手順を飛ばすと出願が進みませんので、ご注意ください。
留学生には、学生ビザ申請にあたってGenuine Student(GS)要件の充足が求められます。これは「本当に学ぶ目的で来豪するのか」をオーストラリア政府が確認する制度で、書面での説明が必要です。
アンアルウェンでは、GSステートメントの作成を含めて無料で全面サポートしています。ここは自己流で書くと不許可リスクが上がる部分ですので、必ずご相談ください。
アンアルウェン独自コンテンツ
「日本の高校からマードックに直接入れるのか」――パースの大学を検討する方から必ず出る質問です。ここでは実務上の考え方を整理します。
以下のうち、公式に公表されている数値(英語要件、学費)以外はアンアルウェンの実務上の目安です。マードック大学が公表している公式の成績換算表ではありません。実際の判定は出願書類にもとづく大学の個別審査によります。正確な見通しが必要な方は、成績証明書をお送りいただければ無料で確認いたします。
マードック大学は入学要件のページで、学部について「高校の成績・これまでの学修歴・職務および実務経験を考慮した、複数の入学経路を用意している」と明記しています。またトップページでも「柔軟な入学方針(flexible admissions policies)」を掲げ、Good Universities Guide 2026では社会的公正の観点でWA州1位と評価されています。
これは実務上、「一本の基準線で機械的に切られる大学ではない」ということを意味します。日本の高校の成績が突出していなくても、経路を選べば道がある可能性が高い大学だと考えています。
とはいえ、出発点は「志望コースの入学要件を個別に確認すること」です。マードックは「各分野が独自の出願要件を持つ」と明言しており、全学共通の一枚の基準表があるわけではありません。ここを推測で進めると、出願準備そのものが無駄になります。
アンアルウェンではこの確認を、ご相談の最初に行っています。大学に直接照会すれば、日本の高校資格と成績でその志望コースに直接出願できるかどうかは明確な回答が得られます。無料で代行しますので、まずはお声がけください。
日本の普通科高校の卒業資格だけでオーストラリアの学部へ直接進学するのは、一般に容易ではありません。マードックの場合、代替ルートはキャンパス内にあるKaplan Murdoch(Kaplan Murdoch College)の進学準備課程です。詳細は08 英語コース・進学準備からの進学ルートで解説します。
日本の大学を卒業して大学院(コースワーク)に進む場合は、関連分野の学士号が基本要件です。関連分野の学位がない場合でも、職務経験の証明で要件を満たせる場合があると公式に明記されています。社会人の方にとっては現実的な選択肢です。要件に届かない場合は、Kaplan MurdochのPostgraduate Qualifying Program(大学院進学準備課程)が用意されています。
以下は、マードック大学が公表している2026年 International Tuition Fees(留学生向け授業料一覧)を、科目コードの分野別に集計し、年間8ユニット換算で算出したものです。
| 分野(学部) | 1ユニット | 年間(8ユニット) | 該当コース例 |
|---|---|---|---|
| 教育 | $3,525 | $28,200 | 初等・中等教育、幼児教育 |
| ビジネス・会計・経営・ マーケティング・経済 | $3,600 | $28,800 | Bachelor of Business ほか |
| クリエイティブメディア・ 演劇・音楽・ゲーム・航空 | $3,600 | $28,800 | 映像制作、演劇、デジタルデザイン、航空 |
| 人文・社会科学・ ジャーナリズム・写真 | $3,675 | $29,400 | 歴史、文学、社会学、国際関係 |
| 法学・犯罪学 | $3,865 | $30,920 | Bachelor of Laws、Bachelor of Criminology |
| IT・コンピュータサイエンス・ サイバーセキュリティ・数学 | $3,960 | $31,680 | Bachelor of IT、Bachelor of Data Analytics |
| 保健医療系 看護・心理学・理学療法・作業療法・ 言語聴覚・スポーツ科学・ソーシャルワーク | $4,285 | $34,280 | Bachelor of Nursing、Bachelor of Psychology |
| 理学・環境科学 生物・化学・物理・環境保全・食品科学 | $4,570 | $36,560 | Bachelor of Environmental and Conservation Sciences |
| 工学系 工学全般・測量・建設マネジメント・ 鉱山・都市計画・農業 | $4,730 | $37,840 | Bachelor of Engineering Honours |
| 分野(大学院) | 1ユニット | 年間(8ユニット) | 該当コース例 |
|---|---|---|---|
| 教育 | $3,600 | $28,800 | Master of Education |
| 数学・統計 | $3,855 | $30,840 | データサイエンス系 |
| IT・情報技術 | $3,980 | $31,840 | Master of Science in IT |
| 保健医療・心理・ ソーシャルワーク・カウンセリング | $4,060 | $32,480 | Master of Applied Psychology ほか |
| ビジネス・MBA | $4,200 | $33,600 | MBA、Master of Marketing |
| 法学 | $4,275 | $34,200 | Master of Laws |
| 工学 | $4,720 | $37,760 | Master of Engineering Practice |
| 理学 | $4,935 | $39,480 | Master of Environmental Science ほか |
| 区分 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 大学準備科目(TPP) | $1,930 / ユニット | 数学・英語・学術スキルなどの準備科目 |
| Enabling科目 (大学移行・学術リテラシー等) | $3,260 / ユニット | 年間8ユニット換算で$26,080 |
| 英語科目(EAP) | $1,160 / 2ユニット | 学内の英語科目 |
| 研究課程(修士・博士) | $3,975〜$4,520 / ユニット | 年間換算 $31,800〜$36,160。分野区分により異なります |
この表について、正直にお伝えしておきます。上記は大学公式の2026年留学生向け授業料一覧(ユニット単位の料金表)を、科目コードの分野ごとに集計し、「年間8ユニット=24ポイント」という大学公表の標準履修量で換算した目安です。
実際の請求額は履修するユニットの組み合わせによって変動します。分野をまたぐダブルメジャーや選択科目の取り方によって、上表とずれることがあります。正式な金額は入学許可書(Letter of Offer)に記載される見積もりが基準です。
また獣医学課程(Bachelor of Science in Veterinary Biology/Doctor of Veterinary Medicine)は、この料金表には含まれていません。個別にお調べしますのでご相談ください。
| 費目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| OSHC(海外学生健康保険) | 要見積もり | 学生ビザの必須要件。滞在全期間分の加入が必要 |
| 学生ビザ申請料 | 約 $2,000 | オーストラリア政府に納付 |
| 教科書・教材費 | コースによる | 大学が「予算に含めるべき」と明記している費目 |
| 医療・健康関連費 | コースによる | 保健医療系は予防接種・健康診断等が必要な場合あり |
マードック大学が公式サイトで示している、パースでの生活費の目安(Study Australia のデータを引用)です。
| 費目 | 週あたりの目安 |
|---|---|
| 住居費 | $90〜150(ホステル・ゲストハウス) $440以上(学外の賃貸) |
| 食費・食料品 | $140〜280 |
| 娯楽費 | $80〜150 |
| 公共交通 | $30〜60 |
| 携帯・インターネット | $15〜30 |
| ガス・電気 | $10〜20 |
※上記は大学公式サイトに掲載されている目安額です。このほか医療費、教科書・教材費、被服費、(該当する方は)保育費用も予算に含めるよう大学は案内しています。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。
マードック大学の留学生向け奨学金は、出願が不要で、入学審査の段階で自動的に付与されるのが最大の特徴です。ただし日本国籍の方にとっては、対象・対象外の見極めが決定的に重要です。ここを間違えると計画が狂いますので、まず結論からお伝えします。
授業料が20%減額され、コースの規定期間全体にわたって適用されます。各学期の授業料から自動的に差し引かれる方式です。出願は不要で、入学審査の時点で条件を満たしていれば自動的に付与されます。
対象国の制限はありません。「国際留学生であること」が条件であり、日本国籍の方も対象です。そのかわり、対象コースが10課程に限定されています。
条件:①国際留学生(授業料全額自己負担)であること ②2027年に西オーストラリア州のキャンパスで開始すること ③対象コースに在籍すること ④他のマードック奨学金を受給していないこと。
申請期間:2026年8月1日 〜 2027年9月1日
対象国の国籍を持つ留学生を対象に、授業料15%減額がコース全期間適用される奨学金です。こちらも出願不要・自動付与で、対象コースは学士・大学院サーティフィケート・大学院ディプロマ・コースワーク修士と幅広く設定されています。
ただし、日本は対象国リストに入っていません。公式の対象国リストにはアルバニア・中国・インド・インドネシア・韓国周辺国・ベトナム・タイなど90か国前後が並びますが、日本の記載はありません(Jで始まる国はJordanのみ)。これは2026年開始版・2027年開始版・2028年開始版のいずれでも同じです。
日本語の留学情報サイトでは「マードック大学は留学生全員に授業料減額」と紹介されていることがありますが、この奨学金に関しては日本国籍の方は対象外です。計画を立てる際は、この点を前提にしてください。
対象外コース:Bachelor of Science in Veterinary Biology、Doctor of Veterinary Medicine、Bachelor of Nursing、Master of Clinical Psychology
申請期間:2026年7月31日 〜 2027年9月1日
2026年中に開始する場合、International Futures Scholarship 2026 は25%減額(2026年9月30日締切)です。対象コースはBachelor of Business、Bachelor of Psychology、Bachelor of Agricultural Science、Bachelor of Data Analytics、Bachelor of Engineering Honours、Bachelor of Science(環境・保全科学)、Master of Education、Master of Communication、Master of Sustainable Development、Master of Health Administration, Policy and Leadership の10課程です。
2026年開始版のほうが減額率が高く設定されています(25% vs 20%)。2026年後半の入学に間に合う方は、こちらのほうが有利です。※International Welcome Scholarship 2026(20%)についても、日本は対象国に含まれていません。
オーストラリア政府によるResearch Training Program(RTP)の枠組みで、研究学位(修士・博士)に進む留学生を対象とした制度です。授業料および生活費補助(スティペンド)が支給される場合があります。応募には別途手続きと締切があり、自動付与ではありません。
Australia Awards Scholarships ― オーストラリア政府による外部の奨学金制度です。対象国は開発協力の枠組みで定められるため、日本は原則として対象外です。
Kaplan Murdoch(進学準備課程)の奨学金 ― 大学本体とは別に、進学準備課程を運営するKaplan Murdoch側で奨学金が設定される場合があります。
減額率は年度ごとに改定されています。ここは注意が必要です。マードックの留学生向け奨学金は、2026年7月31日付で内容が更新され、Futures は25%→20%、Welcome は20%→15%へ引き下げられました。
つまり「開始年度が1年違うだけで、減額率が5ポイント変わる」ということが実際に起きています。3〜4年間の総額に換算すると数千ドル規模の差です。入学年度を決める前に、その年度の条件を必ず確認してください。アンアルウェンで無料でお調べします。
※奨学金の名称・減額率・対象コース・対象国・締切は年度ごとに改定されます。本ページは2026年8月1日時点でマードック大学公式サイトに掲載されている内容にもとづきます。対象国リストへの日本の記載有無についても同日時点の確認結果です。出願前に必ず最新の条件をご確認ください。
英語要件や学力要件に届かない場合、マードックには複数の準備ルートがあります。まず前提として、マードック大学の仕組みを正確にお伝えします。
マードック大学は、「大学が直営する付属語学学校」という形をとっていません。公式の英語コースページに掲載されているのは、大学が入学要件として認定している外部の英語コースプロバイダー15社以上のリストです。
そのなかで、キャンパス内で学べるのが Kaplan Murdoch(Kaplan Murdoch College)です。同校の English for Academic Purpose(EAP)を規定の成績で修了すると、IELTSを受け直さずにマードック大学の入学要件を満たせます。
また大学本体にも、学内の英語科目(EAP科目・$1,160/2ユニット)や大学準備科目(TPP・$1,930/ユニット)が用意されています。
| 進学先 | EAP修了時の必要成績 |
|---|---|
| 学部・大学院(標準) | 総合 65%(各技能55%以上) |
| 教育・法学・医科学系など | 総合 75% 以上 |
※Kaplan Murdochの公式基準です。コースによって必要水準が異なりますので、志望コースに対応する基準を出願前に確認してください。
授業はすべてマードック大学パースキャンパス内で行われます。大学の施設を利用しながら、初日から大学生活に慣れることができます。少人数クラスと学生ケア体制が特徴です。修了後は、大学が定める進級要件を満たすことを条件に、マードック大学の学部・大学院への進学ルートが用意されています。
英語・学力の要件を満たせば、学部1年次へ直接入学します。マードックの学部標準英語要件はIELTS総合6.0(各6.0)です。
直接入学の要件に届かない場合。Kaplan MurdochのFoundation・MUPC・Diplomaを経由して学部へ進みます。Diploma経由なら学部の途中年次から始められる場合があります。
IELTSのスコアが要件に届かない場合。Kaplan MurdochのEAP、または大学が認定する外部プロバイダーの英語コースを修了して進学します。
※本セクションはマードック大学公式の英語コースページ、およびKaplan Murdoch公式サイトの記載にもとづきます。各プログラムの期間・入学日・学費は公表状況が限られるため、志望プランが決まりましたらアンアルウェンで最新の詳細をお取り寄せします(無料)。
マードック大学はセメスター制(年2回)を基本とし、一部のコースはトリメスター制(年3回)で運営されています。MBAなど社会人向けの一部プログラムはトリメスターで開講されます。
| 授業期間 | 開始日 | センサス日 | 終了日 |
|---|---|---|---|
| セメスター1 | 2026年2月23日 | 3月23日 | 6月20日 |
| セメスター2 | 2026年7月27日 | 8月24日 | 11月21日 |
| トリメスター1 | 2026年1月12日 | 2月2日 | 4月18日 |
| トリメスター2 | 2026年5月4日 | 5月25日 | 8月8日 |
| トリメスター3 | 2026年8月24日 | 9月14日 | 11月28日 |
※センサス日は、履修の取消・変更が学費に影響しなくなる基準日です。この日を過ぎると授業料が確定します。2027年の日程は大学が順次公表します。例年、セメスター1は2月下旬、セメスター2は7月下旬の開始が目安です。
これから大学を決める方向け
ここは、いま高校3年生で、これから進路を決める方のためのセクションです。「オーストラリアの大学に興味はあるが、何から始めればいいかわからない」という段階の方を想定して書いています。
オーストラリアの大学は「IELTS総合6.5必要」と紹介されることが多く、それを見て諦める高校生が毎年います。マードックの学部標準は総合6.0(各6.0)。この0.5の差は、対策期間にすると数ヶ月です。まずここを知ってください。
日本の高校は3月卒業。マードックのセメスター2は7月下旬開始です。つまり卒業から約4ヶ月で入学できます。1年待つ必要はありません。この4ヶ月を英語コースに充てるプランが現実的です。
マードックの留学生向け奨学金は、別途エッセイを書いて応募する形式ではありません。入学審査の時点で条件を満たしていれば自動的に付与されます。ただし対象コースが限られるため、コース選びの段階で確認が必要です。
日本の大学に一度入ってから編入する道もありますが、単位認定は分野が一致していることが前提です。最初からオーストラリアの学部に入るほうが、時間もお金も効率的になるケースが多いのが実情です。
評定平均が高くありません。それでも出願できますか?
可能性はあります。マードック大学は入学要件のページで「高校の成績、これまでの学修歴、職務・実務経験を考慮した複数の入学経路を用意している」と明記しており、トップページでも「柔軟な入学方針」を掲げています。Good Universities Guide 2026では社会的公正の観点でWA州1位と評価されている大学です。
直接入学が難しい場合でも、キャンパス内のKaplan MurdochでFoundation StudiesやMUPC(大学準備コース)を経由するルートがあります。評定だけで機械的に判断せず、まず個別に確認する価値がある大学だと考えています。成績証明書をお送りいただければ無料で確認します。
英語がまったく話せません。留学は無理でしょうか?
現時点の会話力は問題ではありません。必要なのは「入学時点でIELTS総合6.0に到達しているか、EAPを規定成績で修了しているか」です。
ルートは2つあります。①日本でIELTS対策をして6.0を取得してから渡豪する、②先に渡豪して英語コース(Kaplan MurdochのEAPなど)を受講し、総合65%(各技能55%)で修了して大学へ進む。②ならIELTSを受け直す必要がありません。英語コースと学位課程はパッケージで出願でき、ビザ申請も一度で済みます。どちらが向いているかは、現在の英語力と予算によります。ご相談ください。
日本の大学と迷っています。どう考えればいいですか?
判断材料を率直に申し上げます。オーストラリアの学部は3年制が基本(工学・獣医学など一部は4年以上)で、日本の4年制より1年短く卒業できるコースが多くあります。一方で学費は年$28,200〜$37,840程度と、日本の国立大学より明確に高額です。生活費も別途かかります。
費用対効果で考えるなら、「その分野をオーストラリアで学ぶ必然性があるか」が判断軸になります。マードックの場合、獣医学(WA唯一)、再生可能エネルギー工学(全豪1位)、犯罪学(豪州唯一の専攻)などは、日本では得にくい学びです。逆に日本でも十分学べる分野なら、費用を考えて日本の大学を選ぶ判断も合理的です。マードックが合わないと思えば、そうお伝えします。
親を説得できるか不安です。
保護者の方からのご相談も歓迎しています。ご不安の中身は多くの場合「費用の総額が見えない」「安全面」「卒業後の進路」の3点です。
アンアルウェンでは、志望コースの学費・奨学金適用後の金額・生活費・ビザ費用まで含めた総額シミュレーションを無料で作成しています。数字が見えると話が進むケースがほとんどです。保護者の方と一緒にZOOMでご相談いただくこともできますので、お気軽にお申し付けください。
いつから準備を始めればいいですか?
高校3年の春〜夏には志望分野を決め、要件確認を始めるのが理想です。理由は、IELTSの対策期間が読めないためです。総合6.0は、英語が得意な高校生でも数ヶ月の対策を要することが一般的です。
ただし高校3年の秋・冬からでも間に合うプランはあります。その場合は「翌年のセメスター1(2月下旬)入学」や「英語コース経由」を組み合わせます。すでに高校を卒業された方のご相談も多くいただいています。今の段階を教えていただければ、現実的なスケジュールをお出しします。
パースを選ぶ理由は何ですか?シドニーではだめですか?
パースの利点は①日本との時差が1時間、②東海岸より生活費が抑えられる、③日本人留学生が少なく英語環境をつくりやすいの3点です。時差1時間は、ご家族との連絡や日本の情報を追ううえで想像以上に効きます。
制約もあります。パースは東海岸から約3,000km離れており、シドニー・メルボルンへは国内線で4〜5時間。都市の規模も東海岸の主要都市より小さくなります。オーストラリア各地を頻繁に回りたい方や、大都市の刺激を求める方には向きません。「落ち着いた環境で学業に集中したい」方にはパースが向いています。
マードック大学が公式に案内している滞在先は、①学生寮(オンキャンパス)、②学外の賃貸・シェアハウス、③ホームステイの3種類です。
マードック大学とCampus Living Villagesが提携して運営する、キャンパス内の学生寮です。800名以上が生活しています。セキュリティ管理されたアパートメント形式で、大学の敷地内にあるため通学時間がほぼゼロという点が最大の利点です。
| 部屋タイプ | 週あたりの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| シェアアパートメント | $250〜$455 | 2〜6ベッドルーム。構成・ベッドタイプにより変動 |
| 1ベッドルーム (1名利用) | $519 | プライバシー重視の方向け |
| 1ベッドルーム (2名利用) | $619 | 2名合計の金額(カップル・友人同士) |
いわゆる「オールインクルーシブ」型で、家賃のほかに光熱費・通信費を別途契約する必要がありません。渡航直後の手続き負担が小さいのが利点です。ビザが下りなかった場合の「No Visa No Pay」制度も留学生向けに設けられています。
大学が公式に推奨している、キャンパス近隣の居住エリアは以下のとおりです。
MurdochKardinyaLeemingCoolbellupBibra LakeNorth LakeBull CreekWinthropBatemanWillagee
また学生自治会(Murdoch Guild)が学生向けの住居データベースを運営しており、シェアハウスや単身用物件を探せます。大学公式の生活費目安では、学外の賃貸は週$440以上とされています。
マードック大学はAustralian Homestay Network(AHN)を公式に案内しています。ホストファミリーと生活することで得られるものとして、大学は次を挙げています。
渡航直後の数ヶ月をホームステイで過ごし、生活に慣れてからシェアハウスや寮に移るという組み立て方が、日本人留学生には多いパターンです。
18歳未満の留学生は、学生ビザの取得前に、滞在先と後見人(ガーディアン)に関する要件を満たす必要があります。これはオーストラリア政府が定める要件で、大学公式ページにも明記されています。
高校卒業直後に渡豪される方は、入学時点で18歳未満になるケースがあります。この場合、滞在先の選択肢が制限されます。該当しそうな方は、早い段階でご相談ください。手配には時間がかかります。
※寮の料金は部屋タイプ・契約期間・入居時期によって変動します。上記は2026年8月時点でCampus Living Villages公式サイトに掲載されている目安額です。最新の空室状況と正確な料金は、アンアルウェンで無料でお調べします。
パースは西オーストラリア州の州都で、人口は約200万人。オーストラリアで4番目に大きな都市です。日本との時差が1時間しかないことは、家族との連絡や日本の情報を追ううえで想像以上に大きな利点になります。
シドニー(2時間)、メルボルン(2時間)と比べても近く、サマータイムもありません。家族とのオンライン通話、日本の就職活動、資格試験の受験など、日本とつながり続けたい方には非常に有利です。
シドニー・メルボルンと比べて家賃が抑えられます。大学公式の目安では、食費が週$140〜280、交通費が週$30〜60、通信費が週$15〜30、光熱費が週$10〜20です。
東海岸の主要都市と比べて日本人の絶対数が少なく、日本語に頼れる場面が限られます。英語環境をつくりたい方には理想的な条件です。
マードックのメインキャンパスはMurdoch駅とバスターミナルに隣接しています。パース中心部から公共交通で通える立地で、車がなくても生活が成立します。
キャンパス内に保全湿地とバンクシア林、稼働中の農場があります。環境科学・獣医学・農業科学を学ぶ方にとっては、教室の外がそのまま実習の場という環境です。
パースはオーストラリア東海岸から約3,000km離れています。シドニー・メルボルンへの旅行は国内線で4〜5時間。オーストラリア各地を頻繁に回りたい方には不便です。
マードック大学は、卒業後の就労機会について「パースがRegional City(地方都市)に指定されていることにより、卒業生ビザで3年間の就労資格を得られる」と公式に案内しています。これはシドニー・メルボルン・ブリスベンの主要都市圏では得られない優遇です。
マードックの強い分野は、西オーストラリア州の人材需要と重なる部分があります。看護(NMBA登録資格)、心理学(APAC認定)、工学(特に再生可能エネルギー)、獣医学(州内唯一の養成機関)は、いずれも資格・専門性が明確な分野です。
資格系の分野は、卒業=専門職登録の要件充足につながるため、就労ビザ・州推薦の観点で有利になりやすいという一般的な傾向があります。
ビザ・移民制度は頻繁に、そして予告なく変更されます。上記は2026年8月時点の一般的な制度の枠組みの説明であり、個別の申請に適用される条件を保証するものではありません。「今の制度が4年後もそのまま残っている」という前提で留学を決めることは避けてください。Regional City指定や卒業生ビザの期間も、制度改正の対象となり得ます。
永住権の取得を主目的とされる場合は、必ず登録移民代理人(MARA)に最新の要件をご確認ください。アンアルウェンでは提携の登録移民代理人をご紹介できます。
パースで大学留学を検討する場合、マードック大学とあわせて必ず候補に挙がるのがカーティン大学とエディス・コーワン大学(ECU)です。3校は性格がはっきり分かれています。
| 比較項目 | マードック大学 | カーティン大学 | ECU |
|---|---|---|---|
| QS世界ランキング2026 | 423位 | 183位 | 487位 |
| 学部の標準英語要件 (IELTS) |
総合6.0 (各6.0) |
総合6.5 (各6.0) |
大学の設定による |
| 設立 | 1973年 (WA州で2番目) |
1987年昇格 (前身は1966年) |
1991年 |
| 大学の性格 | 専門分野特化・ 入口が広い (学際・2カレッジ制) |
実学・就職重視 (旧工科大学) |
芸術・実務 (WAAPAで著名) |
| 看板分野 | 獣医学(WA唯一) 工学(学部全豪1位) 犯罪学(豪州唯一の専攻) |
鉱物・鉱山工学 世界4位 |
パフォーミングアーツ 看護・教育 |
| 留学生向け奨学金 (最大・全期間) |
20%減額 対象コース10課程限定 日本国籍も対象 |
40%減額 全期間 |
大学の制度による |
| 日本が奨学金の 対象国か |
Futures:✓ Welcome:✗ |
国籍制限なし | 大学の制度による |
| 年間学費の目安 (学部・2026年) |
$28,200〜 $37,840 分野別に公表 |
コース別・非公開 個別確認が必要 |
大学の設定による |
| パスウェイ | Kaplan Murdoch Foundation/MUPC/Diploma |
Curtin College 2年次編入・年3回入学 |
ECU College等 |
| 立地 | マードック (市内から約13km・駅隣接) |
ベントレー (市内から約6km) |
ジュンダラップ他 |
| 日本との時差 | 3校ともパース ― 日本との時差はわずか1時間 | ||
3校の選び方を、率直に整理します。
マードックを選ぶべき人――①獣医学・再生可能エネルギー工学・犯罪学・環境保全科学・心理学など、マードックが全豪1位/WA唯一を持つ分野を学びたい方。②IELTS総合6.5に届かないが、6.0なら射程内という方。③学費を分野別に事前把握したうえで計画を立てたい方。
カーティンを選ぶべき人――①大学のブランドと総合順位を重視する方(QS183位はマードックより明確に上です)。②鉱物・鉱山工学(世界4位)や資源系を学びたい方。③奨学金の減額率を最優先する方――カーティンの最大40%は、マードックの20%を大きく上回ります。
ECUを選ぶべき人――音楽・演劇・ダンス・映像といったパフォーミングアーツを本格的に学びたい方。WAAPA(西オーストラリア舞台芸術アカデミー)はこの分野でオーストラリアを代表する存在です。
マードックとカーティンは、比較の軸が「総合力」なのか「特定分野と入口の広さ」なのかで結論が変わります。
総合順位・奨学金の減額率だけを見れば、カーティンが有利です。しかし「獣医師になりたい」「再生可能エネルギーの工学を学びたい」「IELTSが6.0までしか伸びていない」――このいずれかに当てはまるなら、マードックが第一候補になります。
実際にご相談を受けていて多いのは、「カーティンを目指していたがIELTSが6.5に届かず、マードックに切り替えて予定どおりの年に渡豪した」というケースです。1年待つか、6.0で入れる大学に行くか――これは真剣に検討する価値のある選択です。カーティン大学の詳細ページとECUの詳細ページもあわせてご覧ください。
QS世界423位という順位は、低くないですか?
総合順位だけを見れば、カーティン大学(183位)やUWA(77位)より下です。この点は率直にお伝えします。
ただしマードックは分野別の評価で突出しています。Good Universities Guide 2026では学部の工学・テクノロジー分野で5指標すべて全豪1位、獣医学の総合的な教育体験で全豪1位、心理学・環境保全科学・ビジネスの複数指標でWA州1位。研究面でもERA評価で研究分野の81%が世界水準以上と判定されています。
「総合力で選ぶ大学」ではなく「専門で選ぶ大学」――これが実態に近い理解です。学びたい分野がマードックの強み領域と重なるなら、順位の数字以上の価値があります。重ならないなら、他大学をおすすめします。
英語要件は本当にIELTS 6.0でいいのですか?
学部・大学院ともに標準要件は総合6.0(各バンド6.0以上)です。ただしこれは「標準」であって「全コース共通」ではありません。看護・教育・法学・獣医学など、より高い英語力を求めるコースがあります。
また大学は英語力の証明方法として、試験スコア以外に①大学準備コース、②認定英語コースの修了、③認定された中等・高等教育の履修歴、④職業教育(VET)資格の4つを公式に認めています。IELTSのスコアがなくても道はあります。志望コースの正確な要件を無料でお調べしますので、ご相談ください。
奨学金の20%は、日本人でも本当にもらえますか?
ここは正確にお答えします。マードックには留学生向けの授業料減額が2種類あり、日本国籍の方が対象になるのは片方だけです。
International Futures Scholarship(2027年開始・20%)は国籍による制限がなく、日本国籍の方も対象です。ただし対象コースが10課程に限定されます(Bachelor of Business、Bachelor of Psychology、Bachelor of Data Analytics、Master of Engineering Practiceなど)。
一方International Welcome Scholarship(15%)は、対象国リストに日本が含まれていません。2026・2027・2028年開始のいずれの版でも同じです。日本語の情報サイトでは混同されていることがありますので、ご注意ください。
いずれも出願は不要で、入学審査時に自動判定されます。志望コースが対象かどうかを事前に確認することが重要です。
学費は結局いくらかかりますか?
マードックの学費はユニット(科目)単位で決まり、フルタイムの標準履修は年間24ポイント=8ユニットです。2026年の公式料金表にもとづく年間の目安は、教育系$28,200/ビジネス系$28,800/人文社会系$29,400/法学・犯罪学$30,920/IT系$31,680/保健医療系$34,280/理学・環境系$36,560/工学系$37,840です。詳細は06 学費と費用の表をご覧ください。
実際の請求額は履修科目の組み合わせで変動し、正式な金額は入学許可書(Letter of Offer)に記載される見積もりが基準となります。なお獣医学課程はこの料金表に含まれていないため、個別確認が必要です。アンアルウェンでは奨学金適用後の総額シミュレーションを無料で作成しています。
マードックに付属の語学学校はありますか?
正確に言うと、大学が直営する付属語学学校という形はとっていません。マードック大学の公式英語コースページに掲載されているのは、大学が入学要件として認定している外部の英語コースプロバイダー15社以上のリストです。
そのうちキャンパス内で学べるのがKaplan Murdochで、同校のEnglish for Academic Purpose(EAP)を総合65%(各技能55%以上)で修了すると、標準的な学部・大学院の英語要件を満たせます(教育・法学・医科学系は総合75%以上)。加えて大学本体にも学内の英語科目(EAP)と大学準備科目(TPP)があります。ルートが複数あるため、現在の英語力と予算に応じて最適なものをご提案します。
入学は年に何回ありますか?
基本はセメスター制で年2回です。2026年はセメスター1が2月23日開始、セメスター2が7月27日開始でした。一部のコース(MBAなど)はトリメスター制で年3回(2026年は1月12日・5月4日・8月24日開始)運営されています。
日本の高校を3月に卒業される方は、その年の7月下旬開始のセメスター2が最短ルートです。卒業から約4ヶ月で入学できるため、1年待つ必要はありません。この4ヶ月を英語コースに充てるプランもよく採られます。
学生寮には入れますか?費用はどのくらいですか?
キャンパス内にMurdoch University Villageがあり、800名以上が生活しています。料金の目安はシェアアパートメントで週$250〜$455、1ベッドルーム(1名利用)で週$519です。家具・水道光熱費・高速Wi-Fi・24時間サポートが料金に含まれるオールインクルーシブ型で、渡航直後の手続き負担が小さいのが利点です。
プール、ビーチバレーコート、BBQデッキ、ムービールーム、学習ラウンジなどの施設があり、寮独自の「Live, Learn and Grow」プログラムも用意されています。ビザが下りなかった場合の「No Visa No Pay」制度もあります。ただし人気があるため、早めの申込みが必要です。手配は無料でサポートします。
卒業後、オーストラリアで働けますか?
マードック大学は公式に、「パースがRegional City(地方都市)に指定されていることにより、卒業生ビザで3年間の就労資格を得られる」と案内しています。シドニー・メルボルン・ブリスベンでは得られない優遇です。
ただしビザ・移民制度は頻繁に、予告なく変更されます。「今の制度が4年後も残っている」という前提で留学を決めることは避けてください。永住権の取得を主目的とされる場合は、必ず登録移民代理人(MARA)に最新要件をご確認ください。アンアルウェンでは提携の登録移民代理人をご紹介できます。
カーティン大学とどちらがいいですか?
判断軸は3つです。
①学びたい分野 ― 獣医学・再生可能エネルギー工学・犯罪学ならマードック、鉱物・鉱山工学(世界4位)や資源系ならカーティン。
②現在の英語力 ― IELTS総合6.5に届くならカーティンも選べます。6.0までならマードックが現実的です。
③奨学金 ― 減額率だけを見ればカーティンの最大40%がマードックの20%を上回ります。
総合順位はカーティン(183位)がマードック(423位)より明確に上です。「ブランドと奨学金ならカーティン、専門分野と入口の広さならマードック」という整理が実態に近いといえます。詳しくは比較セクションをご覧ください。
学校選び・出願手続き・GS(Genuine Student)対策・学生ビザ申請を、すべて無料でサポートします。大学に直接出願した場合と学費・奨学金の条件は同一です。
オーストラリアに提携オフィスがあります。滞在中から帰国まで継続してご相談いただけます。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という体制です。
お一人ひとりに時間をかけるため、サポート人数を限定しています。大手のような画一的なご案内はいたしません。
授業や校内の雰囲気を自分の目で確認したうえで厳選しています。パンフレットや公式サイトではわからない空気感までお伝えします。
オーストラリア留学に特化して2008年から活動しています。高校生の大学進学から社会人の大学院留学まで、3,000名以上をお手伝いしてきました。
費用や生活面のデメリットも隠しません。このページで「奨学金の対象国に日本が入っていない」と明記しているのも、その方針によるものです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、アンアルウェンが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
アンアルウェンのサポートは相談から出願、奨学金確認、ビザ申請、渡航後のフォローまですべて無料です。エージェント手数料は大学側が負担する仕組みのため、留学生の方の負担は増えません。
マードックの奨学金は対象国リストと対象コースリストの二重の条件があり、しかも年度ごとに改定されます。2026年7月31日にも減額率が引き下げられました。「日本人が実際に受け取れるのはどれか」を年度ごとに確認してご案内します。
標準はIELTS総合6.0ですが、看護・教育・法学・獣医学などはより高い要件が設定されています。志望コースの正確な要件から逆算した準備計画をご提案します。
マードックの学費はユニット単位で、履修の組み方によって変動します。志望コースの学費を公式情報から確認し、奨学金適用後の総額まで試算します。獣医学など料金表に載っていないコースも個別にお調べします。
直接入学、Kaplan MurdochのFoundation/MUPC/Diploma、EAP経由、外部英語コース経由――マードックはルートが多い大学です。現在の英語力・成績・予算から、最短かつ確実なルートをご提案します。
大学の公式サイトは自校の情報しか載せません。マードック・カーティン・ECUを条件別に比較するには、複数校を扱うエージェントでなければできません。合わないと判断すれば、率直にそうお伝えします。
高校卒業直後の渡豪では、入学時点で18歳未満になるケースがあります。この場合は滞在先と後見人の要件を満たす必要があり、手配に時間がかかります。早い段階から準備を進めます。
オファー受領、学費支払い、CoE取得、学生ビザ申請、GSステートメント作成、OSHC加入、滞在先手配――それぞれ期限があり、順序を間違えると詰まります。全体を管理しながら並行して進めます。
留学カウンセリングの様子。オンライン(ZOOM・LINE)でもご相談いただけます。
松本 朋弥(まつもと ともみ)
アンアルウェン 代表/オーストラリア留学カウンセラー
2008年にオーストラリア留学専門エージェント「アンアルウェン」を設立。以来、高校生の大学進学から社会人の大学院留学、語学留学まで、数多くの留学をサポートしてきました。夫婦二人体制で運営しており、お一人おひとりとじっくり向き合うことを何より大切にしています。
オーストラリア現地の「ICN オーストラリア留学情報館」と連携し、日本国内での出発前サポートと、渡豪後の現地サポートを切れ目なくお届けしています。困ったときに「日本にも現地にも相談できる人がいる」という安心感が、私たちの強みです。
マードック大学を検討している方へ ― 松本より
マードック大学は、「順位表で探していると見つからないが、条件で探すと最有力になる」という珍しい大学です。QS423位という数字だけを見て候補から外してしまう方が、少なくありません。
けれど実際にご相談を受けていると、マードックが最適解になるケースがはっきりあります。「獣医師になりたい」「再生可能エネルギーの工学を学びたい」「犯罪学を専門的にやりたい」――こうした方には、そもそも選択肢が限られます。そして「IELTSが6.0で止まっていて、6.5の大学には出願できない」という方。この場合、1年待つよりマードックで予定どおり渡豪したほうが良い結果になることが多いと感じています。
このページでは、奨学金の対象国リストに日本が入っていないことも、そのまま書きました。都合の悪い事実を伏せて出願していただいても、後で困るのはご本人だからです。学びたい分野と今の英語力・成績を教えていただければ、マードックが合うかどうかを率直にお答えします。合わなければ、そう申し上げます。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。マードック大学への出願から渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。大学への直接出願と比べて余分な費用は一切かかりません。
エージェント利用でも費用は変わりません。大学に直接申し込む場合と学費・奨学金は同じです(エージェント手数料は大学側が負担)。アンアルウェンを通じることで、専門スタッフのサポートが無料で受けられます。
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※本ページの情報は、マードック大学公式サイト(murdoch.edu.au)、同大学公表の「2026 International Tuition Fees」(留学生向け授業料一覧)、Kaplan Murdoch公式サイト(murdochcollege.edu.au)、およびCampus Living Villages公式サイトの公開情報をもとに、2026年8月1日時点で作成しています。学費の年額は、大学公表のユニット単価に、大学が示す標準履修量(年間24ポイント=8ユニット)を乗じて算出した目安です。実際の請求額は履修科目により変動し、正式な金額は入学許可書(Letter of Offer)の記載が基準となります。ランキングの数値は各調査機関が公表した年度のものです。学費・奨学金・入学要件・ビザ制度は変更される場合がありますので、出願前に必ず公式サイトまたはアンアルウェンで最新情報をご確認ください。ビザ・移民制度に関する事項は、登録移民代理人(MARA)にご確認ください。金額はすべてオーストラリアドル(AUD)です。
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