大学比較 / 学費 / ACS認定 / 永住ルート
この分野には、他の留学分野にはない分かれ道があります。 「データサイエンス」の修士は分野を問わず入れるものがある一方、「AI・機械学習」の修士は原則としてIT・コンピュータサイエンス系の学位が必要です。 同じ「AI留学」という言葉でも、出願できる人が違います。
Summary — 3分でわかる
データサイエンス系の修士には学位の分野を問わないものがあります(UTS Master of Data Science and Innovation、Adelaide University Master of Data Science)。一方、AI・機械学習の修士は原則としてIT/CS系の学位が要件です。
Master of Data Science and Decisions は、学部で微積分と線形代数を履修していることと、平均70以上が条件。日本の文系学部からは出願できません。
Kaplan Business School の Master of Business Analytics は総額 A$40,800、UNSWは総額 A$128,000。KOIのニューカッスル校なら A$25,600。同じ2年前後の修士で、この差です。
ACS(豪州コンピュータ協会)が Professional level で認定した課程は、ソウル協定を通じて12か国で通用します。ACSは移住の技能評価機関でもあり、認定の有無は卒業後の選択肢に直結します。
Data Scientist(224115)は CSOL掲載・MLTSSL非掲載。独立技術移住(189)は使えず、雇用主スポンサー(482・186)が中心になります。ソフトウェアエンジニアとして評価を取れる学位内容かどうかが分かれ目です。
2025年のJobs and Skills Australia の不足職種リストでは、ソフトウェアエンジニアが全州で「不足」から外れました(2021年の調査開始以来初)。IT分野全体が売り手市場だった時期は終わりつつあります。それでもAI関連職は増え続けている、というのが現在地です。
職業リスト・点数制度は毎年見直されます。最新の可否は登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。01 — What you study
この分野の課程で学ぶのは、「データから意思決定に使える答えを取り出す方法」です。 プログラミングは道具のひとつにすぎません。 実際のカリキュラムは、統計・機械学習・プログラミング・データ基盤・可視化・倫理という6つの柱で構成されます。
とくにオーストラリアの課程で比重が大きいのが、最後の「伝える」工程です。 UTSのMaster of Data Science and Innovationは、企業から実データを持ち込んで課題に取り組む「iLab」を中核に据えています。 Adelaide UniversityのMaster of Data Scienceも、最終年に企業クライアントの案件を設計から実行まで担当します。 分析結果を非技術者に説明できるかどうかが、実務では決定的だからです。
確率、統計的推論、線形代数、最適化。この分野で最初につまずくのはここです。逆に、ここを越えれば残りは手を動かせば身につきます。
回帰・分類から、ニューラルネットワーク、ディープラーニング、強化学習、生成AIまで。AI系の課程では、ここに加えてコンピュータビジョンや自然言語処理が入ります。
企業のデータを使った実プロジェクト、可視化、そしてAI倫理。オーストラリアの課程は倫理科目を必修に置くところが多く、規制対応の素養も同時に身につきます。
「文系だから無理」ではありません。ただし条件があります。分野を問わず入れる修士は実在します(UTS・Adelaide University・Kaplan)。ただし入学後、統計とPythonから逃げられません。
「数学が苦手だからAIを避けて、データ分析にする」という選び方は成立しません。データサイエンスのほうが統計の比重は高いからです。
02 — Two different entries
このページで最もお伝えしたい点です。 日本語の情報では「AI・データサイエンス留学」と一括りにされますが、 オーストラリアの大学では、この2つは出願要件がはっきり分かれています。
| 課程 | 学校 | 学位の分野指定 | 数学の前提 |
|---|---|---|---|
| Master of Data Science and Innovation | UTS | 不問 GPA 4/7以上 | 明示なし |
| Master of Data Science | Adelaide University | 不問 GPA 4.5/7以上 | 前提科目なし |
| Master of Business Analytics | Kaplan Business School | 不問 | ― |
| Master of Data Science and Decisions | UNSW | 定量的な分野の学士 平均70以上 | 微積分・線形代数の履修が必須 |
| Master of Artificial Intelligence | UTS | IT系の学士 | ― |
| Master of Artificial Intelligence and Machine Learning | Adelaide University | CS・コンピュータ工学・ソフトウェア工学の学士 | ― |
| Master of Machine Learning and Computer Vision | ANU | 指定16分野のいずれか GPA 5/7以上 | 数学・統計・物理も対象分野 |
| Master of Information Technology データアナリティクス専攻 | KOI | IT関連の学士 平均55%以上 | ― |
この表の読み方。日本の大学で経済学部・商学部・文学部を出た方が、いきなり「AIの修士」に出願することはできません。出願できるのはデータサイエンス系の分野不問の課程です。ここから入って、修了後にAI領域へ進むという順序になります。
逆に、日本で情報系・工学系を出ている方は全ての選択肢が開いています。ANUの対象分野には数学・物理・統計・生物医科学も含まれるため、理系であれば情報系でなくても道があります。
それでも「AIを学びたい」場合の橋渡し。IT系の学位を持っていない方がAI系の修士を目指す場合、大学院ディプロマ(Graduate Diploma of Information Technology)やGraduate Certificateを経由するルートがあります。KOIのMaster of Information Technologyも、IT系の学士がない方はGraduate Certificate経由が現実的な組み立てです。UTSにもGraduate Diploma in Artificial Intelligenceがあります。
ただし、期間と費用が半年〜1年分積み増しになります。「AIという名前の学位」にこだわる意味が本当にあるのか。データサイエンスの修士で機械学習の科目を取るのでは足りないのか。ここは最初に一度、冷静に考える価値があります。
03 — ACS accreditation
コース名やランキングよりも先に確認してほしいのが、 ACS(Australian Computer Society/豪州コンピュータ協会)の認定です。 ACSはオーストラリアのIT分野の職業団体で、次の2つの役割を持っています。
ACSはオーストラリア・海外あわせて950以上の教育プログラムを認定しています。認定には Professional level と Associate level があり、Professional level の課程を修了すると ACS の会員資格が得られます。
ACSはオーストラリア政府からIT分野の技能評価機関に指定されています。データサイエンス関連では、Data Scientist(224115)、Data Analyst(224114)などを評価します。
Professional level の認定はソウル協定(Seoul Accord)につながります。 ソウル協定は、各国のIT分野の認定団体が互いの学位を承認する国際協定で、ACS認定の学位は12か国で通用します。 この協定は現在、実務家養成を目的とした修士課程にも拡大されています。
実例として、Adelaide University のMaster of Data Science と Master of Artificial Intelligence and Machine Learning は、いずれも ACSから Professional level の暫定認定(provisionally accredited)を受けており、卒業生はソウル協定を通じて国際的に認められると大学が明記しています。
「暫定認定」という言葉に注意してください。新設・改編された課程は、まず暫定認定から始まります。手続き上は正式認定への途中段階ですが、在学中に本認定に至る保証はありません。
また、同じ大学のなかでも認定されている課程とそうでない課程が混在します。コース名だけでは判断できないため、出願前に個別に確認する必要があります。アンアルウェンでは、志望課程の認定状況を出願前に確認してお伝えします。
04 — Why Australia
オーストラリア政府は2025年12月2日に「National AI Plan」を公表しました。インフラ・イノベーション・人材・規制の4本柱で構成され、2,990万豪ドルを投じてAI Safety Instituteを設立、2026年初頭から稼働しています。背景にあるのは需給のギャップです。Tech Council of Australia の試算では、2030年までにAI関連職は20万人規模まで拡大する一方、2023年時点のAI人材は約3.3万人。現在の5倍への成長が必要とされています。EYの調査では労働者の68%がすでにAIを業務で使っているのに、勤務先から正式な訓練を受けたのは35%にとどまります。
Adelaide University はAustralian Institute for Machine Learning(AIML)を擁し、大学院生が研究環境に触れられます。UTSはQS世界大学ランキング(分野別)2026でデータサイエンス&AIが世界45位。ANUはコンピュータビジョンに特化した修士を持ち、対象分野に物理・数学・生物医科学まで含める設計をしています。「AIを冠しただけの課程」と、研究基盤のある課程が明確に分かれているのがオーストラリアの特徴です。
大学の修士で総額 A$83,000〜128,000、カレッジ・私立の修士なら総額 25,600〜43,680。同じ「修士」で3倍以上の幅があります。研究環境と大学名を取るのか、費用と就労機会を取るのか。この分野は選択肢が明確に分かれています。
カウンセラーから、ひとつ補足を。この分野のご相談で最初に確認するのは、「大学で何を専攻したか」と「数学をどこまで履修したか」です。他の分野なら後から確認しても間に合いますが、この分野はここで出願できる学校が半分に絞られます。UNSWのように「微積分と線形代数を履修していること」を要件に明記している課程もあり、成績証明書を見ないと判断できません。
もうひとつ率直に申し上げると、「AIブームだから」という理由だけで選ぶ分野ではありません。2025年のJobs and Skills Australia の調査では、ソフトウェアエンジニアが調査開始以来はじめて全州で「不足職種」から外れました。報告書は、この結果を「各分野でAI技術の導入が進んでいることと整合的」と説明しています。AIを使う側に立てる人材の需要は伸び、単にコードを書く仕事の需要は落ち着いてきている ── それが現在の労働市場です。だからこそ、学ぶ内容の選び方が重要になります。
05 — Universities
QS分野別2026でデータサイエンス&AIが世界45位。大学の総合順位(世界87位)より、この分野の評価のほうが明確に高い大学です。シドニーCBDのテック・セントラル地区にキャンパスがあります。
Australian Institute for Machine Learning(AIML)を擁する大学です。データサイエンス・AIの2課程ともACSからProfessional levelの暫定認定を受けており、卒業生はソウル協定を通じて国際的に認められると大学が明記しています。
Go8(オーストラリア八大学)の一角。数学・統計、コンピュータサイエンス、経済学の3領域を組み合わせた設計で、この分野の課程としては要求水準が最も高い部類です。
※年度により受入を停止する場合があるため、出願前に募集状況の確認が必要です。
UNSWのページ機械学習とコンピュータビジョンに特化した修士を持つ大学です。汎用的な「データサイエンス」ではなく、画像認識・視覚情報処理という明確な専門領域に踏み込みたい方向けの設計になっています。
※ANUの多くの課程は競争選考のため、要件を満たすことが合格を保証するものではありません。
ANUのページ06 — Colleges
「大学院でなければデータ職に就けない」ということはありません。 この分野で採用時に見られるのは、学位の格よりも「何を作ったか、何を分析したか」です。 費用を抑えて実務経験に時間を回すという組み立ては、十分に合理的です。
実務直結型の高等教育機関で、この分野の費用対効果が際立っています。学費は「1科目いくら」で公表されており、総額が最初から見えるのも利点です。
Master of Business Analytics の総額 A$40,800 は、UNSWの1年分(62,000)を大きく下回ります。
シドニーCBDとニューカッスルにキャンパスを持つ高等教育機関です。奨学金の対象国リストに日本が明記されている数少ない学校で、公表されている学費表はすでに奨学金適用後の金額です。
※ 上記は2026年度の公表情報にもとづく代表例です。トーレンス大学にも Bachelor/Master of Software Engineering(人工知能)があり、より費用を抑えた学位ルートとして選択肢になります。ただし留学生学費が公式サイト上で明示されていないため、本ページでは金額を記載していません。ご希望があればアンアルウェンから直接確認してお伝えします。
07 — Tuition
この分野は、選ぶ学校で総額が3倍以上変わります。以下はいずれも奨学金適用前の「定価」です(KOIのみ適用後)。
| プログラム/学校 | 所在地 | 期間 | 留学生学費 | 総額の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Master of IT(データアナリティクス専攻) KOI・奨学金適用後 | シドニー /ニューカッスル | 104週 | 1トリメスター A$8,000 | A$32,000 ニューカッスル 25,600・最安 |
| Master of Business Analytics Kaplan Business School | シドニー他4都市 | 修士 | 1科目 A$3,400 | A$40,800 |
| Master of Information Technology(アナリティクス) Kaplan Business School | シドニー他4都市 | 修士 | 1科目 A$3,640 | A$43,680 |
| Master of Artificial Intelligence UTS・大学で最短 | シドニー | 1.5〜2年 | 1セッション A$27,688 | A$83,064 〜110,752 |
| Master of Data Science and Innovation UTS | シドニー | 2年 | 1セッション A$25,233 | A$100,932 |
| Master of Machine Learning and Computer Vision ANU | キャンベラ | 2年 | A$56,120/年 | 約 A$112,240 50%適用で 約56,120 |
| Master of Data Science / Master of AI and ML Adelaide University | アデレード | 2年 | A$57,100/年 | 約 A$114,200 50%適用で 約57,100 |
| Master of Data Science and Decisions UNSW | シドニー | 2年 | A$62,000/年 | A$128,000 |
| Bachelor of Artificial Intelligence UTS | シドニー | 3年 | A$54,770/年 | 約 A$164,310 |
数字を並べると、判断材料は明確になります。KOI(32,000)とUNSW(128,000)の差はA$96,000=およそ940万円。この差で買えるのは、Go8のブランド、研究環境、そして「定量分野の学位を持つ人だけが入れる課程」で学ぶ経験です。それが必要な進路(研究職・博士課程)なのかどうかで答えは変わります。就労と実務経験が目的なら、差額を生活費と滞在期間に回すほうが合理的な場合が多くあります。
08 — Scholarships
前の章の学費を見て「高い」と感じられたと思います。ただし公表されている学費は、奨学金を適用する前の定価です。 とくに大学の修士は、奨学金の有無で総額が数万豪ドル単位で変わります。
| 学校・奨学金 | 減額 | 主な条件 | 申請 |
|---|---|---|---|
| Adelaide University Adelaide Academic Excellence Scholarship | 授業料50% | 成績優秀な留学生。日本人も対象 | 要申請 |
| Adelaide University Adelaide Emerging Leaders Award | 授業料25% | 成績基準を満たす留学生。日本人も対象 | 不要(自動) |
| Adelaide University Adelaide Merit Scholarship | 授業料15% | 成績基準を満たす留学生。日本人も対象 | 不要(自動) |
| ANU Chancellor’s International Scholarship | 授業料25%または50% | 在学中の授業料が減額されます | 要確認 |
| UTS Academic Excellence International Scholarship | 学費30% | 特に成績優秀な留学生 | 要申請 |
| UTS Academic Merit International Scholarship | 学費15% | 学部・大学院コースワークの留学生 | 要申請 |
| KOI Selected Nationalities Scholarship | 適用済み | 対象国に日本が明記。公表学費はすでに適用後 | 要手続き |
アンアルウェンでは、成績表をもとに「どの奨学金に届く可能性があるか」を無料で確認し、出願スケジュールを逆算してご提案します。申請書類の作成も、追加費用なしでサポートします。
09 — Entry requirements
| 学校・課程 | 学歴要件 | 英語の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| UTS Master of Data Science and Innovation | 分野不問の学士 GPA 4/7以上、または実務2年以上 | IELTS 6.5 W6.0 | 文系からの現実的な入口 |
| Adelaide University Master of Data Science | 分野不問の学士 GPA 4.5/7相当、前提科目なし | IELTS 6.5 各項目6.0 | ACS Professional 暫定認定 |
| UNSW Master of Data Science and Decisions | 定量分野の学士・平均70以上 微積分・線形代数の履修が必須 | 要確認 | 4専攻から選択 |
| UTS Master of Artificial Intelligence | IT系またはその関連分野の学士 不合格科目25%以下 | IELTS 6.5 W6.0 | 1.5年で修了可 |
| Adelaide University Master of AI and Machine Learning | CS・コンピュータシステム工学・ソフトウェア工学の学士(GPA 4.5/7) | IELTS 6.5 各項目6.0 | WIL 12ユニット |
| ANU Master of ML and Computer Vision | 指定16分野の学士でGPA 5/7 GPA 4/7+実務3年でも可 | IELTS 6.5 | 推薦2通・CVが必要 |
| Kaplan Master of Business Analytics ほか | 学士号 IT以外の分野からも可 | IELTS 6.5 前後 | 4都市から選択 |
| KOI Master of Information Technology | IT関連分野の学士(平均55%以上) またはGrad Cert/Grad Dip of IT修了 | 要確認 | Grad Cert経由の入学も可 |
この分野で最も多い出願前の躓きが「履修要件」です。UNSWのように学部で微積分・線形代数を履修していることを明記している課程では、成績証明書に該当科目がなければ出願そのものができません。橋渡し科目(bridging course)で補えるかどうかも課程によって異なります。
志望校を絞る前に成績証明書を確認するのが、この分野の鉄則です。アンアルウェンでは、この照合を出願前に無料で行います。
各校の正確な英語要件・履修要件は年度により変わります。出願前に最新条件を無料で確認します。10 — Pathways
学歴と予算から、現実的な組み立ては3つに整理できます。
学費の目安:A$100,932(UTS)/約 114,200(Adelaide)。奨学金適用で大きく下がります。費用を最優先するなら Kaplan の Master of Business Analytics 40,800 が同じ入口になります。
学費の目安:UTS Master of Artificial Intelligence は1.5年・A$83,064。大学の学位としては期間も費用も最も抑えられる構成です。KOIなら総額 32,000(ニューカッスル校 25,600)。
学費の目安:UTS Bachelor of Artificial Intelligence は年 A$54,770・3年で約 164,310。日本の高校卒業のみでは学部へ直接出願できないため、UTS College等の進学課程を経由するのが標準ルートです。
11 — How to choose
最初の関門。学位の分野指定と数学の履修要件で、候補は半分に絞られます。ランキングを見る前に、成績証明書を見てください。
Professional level の認定はソウル協定で12か国に通用します。同じ大学でも課程ごとに認定状況が違うため、コース単位で確認が必要です。
KOI 32,000、Kaplan 40,800、UNSW 128,000。何にお金を払うのかを決めると、選択肢は一気に絞れます。
UTSのiLab、Adelaideの産業プロジェクト、ANUのインターン。企業のデータに触れた経験は、そのまま就職活動の材料になります。
「AI」という名前でも、中身は大きく違います。ディープラーニング、コンピュータビジョン、NLPが必修なのか選択なのかまで見てください。
12 — Careers
統計・機械学習をデータに適用し、アルゴリズムやモデルを作る職種。SEEKの集計では給与水準は年 A$115,000〜135,000です。
データの収集・処理・分析・解釈を担い、レポートと可視化で伝える職種。この分野の最も現実的な最初の職です。
モデルを実運用に載せる役割。オーストラリアで最も需要の伸びが大きい職種のひとつで、市場調査では平均年収 A$137,500 前後という集計もあります。
移住の面ではこの職種が最も道が広いため、学位の内容をこの職種に寄せる設計も有効です。
業務課題を分析設計に落とす仕事。コミュニケーション力が武器になるため、技術一辺倒でない方に向きます。
AIMLのような研究機関を持つ大学から進む道。UNSW・ANUの課程は研究プロジェクトが組み込まれており、この進路を想定した構成です。
労働市場の現状を、都合の良い部分だけ切り取らずにお伝えします。PwC Australiaの分析では、AI関連の求人は2012年の約2,000件から2024年には約23,000件へ増加し、AIスキルを持つ職種には平均56%の給与プレミアムが観測されています。一方で、Jobs and Skills Australia の2025年の調査ではソフトウェアエンジニアが全州で「不足職種」から外れました。同報告書は、この結果を各分野でAI技術の導入が進んでいることと整合的だと説明しています。
「ITなら就職に困らない」時代ではなくなり、「AIを使う側に回れるか」で差がつく段階に入ったと考えるのが正確です。
冒頭の指標について ── OUTCOME(年 約A$115,000〜)は、データサイエンティストの求人広告にもとづくSEEKの集計です。他ページで使っている政府統計(ABS 雇用者収入・労働時間調査の週給中央値)とは算定方法が異なります。Data Scientist(224115)は6桁の職種コードのため、政府統計では中央値が公表されていません。求人広告ベースの数字は、実際に支払われている賃金の中央値より高めに出る傾向があります。LIFE(月 約A$3,200)は学生ビザの就労上限(2週48時間)まで働いた場合の目安で、収入を保証するものではありません。13 — Read this twice
この分野は、職種の選び方でビザの選択肢が変わります。事実と制約を分けて整理します。
つまり、この職種で独立技術移住(189)や州推薦(190・491)に出願することはできません。雇用主のスポンサーを得る482・186が中心のルートになります。
ACSはICT科目の比率を見るため、統計・ビジネス寄りの構成の修士では不利になることがあります。
2025年のJobs and Skills Australia の不足職種リストで、ソフトウェアエンジニアは2021年の調査開始以来はじめて全州で「不足」から外れました。MLTSSL掲載は続いていますが、189の招待は競争が厳しくなっています。
職種リスト、点数、給与基準はいずれも変動します。
この分野の要点は、「学ぶ内容と、移住で名乗る職種を、最初から揃えておく」ということです。データサイエンスを学びながら、移住はソフトウェアエンジニアで狙う ── という組み立ては可能ですが、そのためには履修科目の設計が必要になります。
職業リスト・点数制度・技能評価の要件は頻繁に改正されます。最新の可否およびご自身のケースの見通しは、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。14 — Timeline
| ステップ | 内容 | 目安時期 |
|---|---|---|
| 01 無料カウンセリング | 学歴・履修科目・英語力・年齢・予算・卒業後の希望から、データサイエンス系かAI系かを確定します | 開始8〜12ヶ月前 |
| 02 履修要件の照合 | 成績証明書と志望課程の要件を突き合わせます。微積分・線形代数、学位の分野指定、GPA換算を確認します | 8〜12ヶ月前 |
| 03 ACS認定の確認 | 志望課程のACS認定状況(Professional/Associate/暫定)を確認します | 8〜12ヶ月前 |
| 04 英語スコアの計画 | IELTS 6.5(各項目6.0)に向けた計画。必要なら語学学校をパッケージで組み込みます | 6〜12ヶ月前 |
| 05 学校の選定・出願 | 課程内容・総額・実案件の有無で候補を確定し、出願書類の作成をサポート | 4〜8ヶ月前 |
| 06 奨学金の申請 | 要申請のものは締切から逆算して準備します | 4〜8ヶ月前 |
| 07 オファー受領・学生ビザ申請 | COE発行後、GS(Genuine Student)要件への回答作成を含めサポート | 2〜5ヶ月前 |
| 08 滞在先・保険・出発準備 | 住居手配、OSHC加入、ノートPCの準備、出発前オリエンテーション | 1〜3ヶ月前 |
15 — Why An Arwen
アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。
学校選びや出願手続きはもちろん、大学・大学院進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。これらを無料で受けられるため、初めての海外進学でも安心して準備を進められます。
オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。インターン先探しやProfessional Yearの相談にも対応できます。
一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。大手エージェントのような画一的な案内ではなく、希望する専攻、将来のキャリア、予算、英語力、生活環境まで丁寧に確認し、その方に合った留学プランをご提案します。
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2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。IT・データ分野へ進まれた方のサポート実績もあります。
費用や労働市場の現実もそのままお伝えします。「その学部の履修科目ではUNSWには出願できません」「データサイエンティストの職種では189は使えません」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。
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16 — Free support
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17 — FAQ
Free consultation
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最終更新日:2026年8月20日/執筆・監修:アンアルウェン 留学カウンセリングチーム
本ページのコース内容・学費・入学条件・認定状況・奨学金・ビザ情報は、各大学・カレッジ、ACS(Australian Computer Society)および政府機関の公式情報をもとにアンアルウェンが確認・翻訳・整理したものです。制度・金額は予告なく変更される場合があるため、出願前には必ず最新情報をご確認ください。
※トーレンス大学の Bachelor/Master of Software Engineering(人工知能)は、留学生学費が公式サイト上で明示されていないため、本ページでは金額を記載していません。推測での記載はしていません。KOIの学費表はすでに奨学金適用後の金額です。
※冒頭のOUTCOME(年 約A$115,000〜)は、データサイエンティストの求人広告にもとづくSEEKの集計です。Data Scientist(224115)は6桁の職種コードのため政府統計では中央値が公表されておらず、求人広告ベースの数字は実際に支払われている賃金の中央値より高めに出る傾向があります。他ページで使用している政府統計とは算定方法が異なる点にご注意ください。
※本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。ビザ・移住に関する判断は、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。