オーストラリア留学エージェント アンアルウェン

オーストラリアで環境エンジニアリング・
再生可能エネルギーを学ぶ
── 大学比較・学費・認定・永住ルート

オーストラリアの電力の43%は、すでに再生可能エネルギーです。政府目標は2030年に82%。ただし、その転換は予定どおりには進んでいません。人と技術が足りないからです。この分野を学ぶ意味は、そこにあります。

43%豪州の電力に占める再エネ比率(2025年)
82%2030年の政府目標(現在との差)
45万人2030年までに必要な建設人材
$110,000〜環境エンジニアの年収レンジ(SEEK)

DATA ── 環境エンジニアリング・再エネ留学の要点

学べる分野
環境エンジニアリング(水処理・廃棄物・汚染制御・環境影響評価)/再生可能エネルギー工学(太陽光・風力・蓄電池・電力系統)前者は「環境への負荷を減らす技術」、後者は「電気をつくる技術」。近い分野ですが、進む学位も職種も分かれます
学べるレベル
学士(Honours)4年/修士 1〜2年この分野の学士はほぼ全て4年のHonours課程です。3年で終わる学位はありません
学費(年・留学生)
AUD 41,990 〜 61,500マードック大学 41,990(2027年)/RMIT 49,920(2027年)/UNSW 61,500(2026年)。大学によって年150万円以上の差が出ます
総額の目安
学士4年 AUD 167,960 〜 265,500/修士2年 AUD 89,120 〜 127,000学費だけの比較です。生活費・保険・ビザ代は別途
英語要件
学士 IELTS 6.0〜6.5/修士 IELTS 6.5(各6.0)看護(7.0)や教員課程より低い水準。ただし数学・物理の下地は必須です
職業認定
Engineers Australia(EA)の認定課程かどうかが最大の分岐点認定課程を出ればワシントン協定により日本を含む21以上の国・地域で学位が通用します。同じ大学でも認定・非認定が混在するので、コース単位の確認が必須です(詳細
実務経験
卒業要件に組み込まれていますマードック大学 450時間/UNSW 60日/ECU 12週間。「あればいい」ではなく修了できない要件です
在学中の就労
2週間で48時間まで(長期休暇中は無制限)ただし太陽光パネルの設置作業は不可。豪州の無制限電気工事士免許が必要な業務です
永住ルート
この分野は移住との相性が良い部類ですEnvironmental Engineer(233915)・Electrical Engineer(233311)はMLTSSLとCSOLの両方に掲載。MLTSSL掲載=雇用主なしの独立技術移住(189)も射程に入ります(詳細
向いている人
数学と物理から逃げない方、4年間を投資できる方、環境問題を「思想」ではなく「設計課題」として扱いたい方

このページの結論 ── 3分でわかる環境エンジニアリング・再エネ留学

  1. この分野で最も重要なのは、大学名でも学費でもなく「Engineers Australia の認定の有無」です。認定課程を出ればワシントン協定により日本でも通用する学位になり、豪州で技術者として登録する道も開けます。非認定課程だと、その土台が最初からありません。そして同じ大学の中に認定課程と非認定課程が混在します。
  2. 学費の幅が大きい分野です。学士4年の総額で、マードック大学 AUD 167,960、UNSW AUD 265,500。差は約1,000万円。しかも両方ともEA認定(Professional Engineer)です。何にお金を払うのかを分けて考える必要があります。
  3. 移住との相性は、留学分野の中でも良い部類です。環境エンジニア(233915)と電気エンジニア(233311)はMLTSSLとCSOLの両方に掲載。MLTSSL掲載職種は、雇用主のスポンサーなしで申請できる独立技術移住(189)の対象になり得ます。観光・ホスピタリティ系とは構造が違います。
  4. ただし、豪州の再エネ転換は順調ではありません。2025年に最終投資決定に至った新規再エネ発電はわずか2.3GWで、過去10年でも低い水準。政府のCIS(容量投資スキーム)で選定された65件のうち、稼働に至ったのは1件です。この事実は伏せません。裏返せば、それが人材不足の正体でもあります。
  5. 「太陽光の設置技術者になる」ルートは、留学からは遠いと考えてください。豪州でパネルを設置するには無制限電気工事士免許が要り、留学生が短期間で取れるものではありません。この分野の留学は「設計・解析・評価・管理」側の仕事に就くための道です。
  6. 日本の工学部出身の方には、短いルートがあります。出身課程がJABEE認定なら、日本もワシントン協定の加盟国(2005年〜)なので、Engineers Australia の技能評価を協定ルート(約AUD 539・8〜12週)で受けられます。非認定課程だとCDR(約AUD 1,034・10〜16週)。まず母校の認定状況を確認してください。

この分野とは ── 2つの領域の違い

「環境エンジニアリング・再生可能エネルギー」はひとつの分野のように語られますが、大学の中では別々の学位です。まずここを分けないと、学校選びが最初からずれます。

環境エンジニアリングは、人間の活動が環境に与える負荷を、工学の手段で減らす分野です。上下水道、廃棄物処理、土壌汚染の浄化、大気・騒音の管理、環境影響評価。土木工学に近い立ち位置で、鉱山・建設・自治体・水道公社が主な就職先になります。

再生可能エネルギー工学は、電気をつくり、送り、貯める技術です。太陽光発電、風力、蓄電池、電力系統への統合。こちらは電気工学に近く、発電事業者・送電会社・エンジニアリング会社・メーカーが主戦場です。

01

環境エンジニアリング

水・廃棄物・汚染・環境影響評価。土木工学の系譜で、鉱業と建設が盛んな豪州では需要が安定しています。

02

再生可能エネルギー工学

太陽光・風力・蓄電池・電力系統。電気工学の系譜で、いま最も投資が集まっている領域です。

03

両方にまたがる領域

カーボンアカウンティング、エネルギー効率、持続可能性コンサルティング。工学の学位でなくても入れるのがこの領域です。

この分野は「環境が好き」だけでは務まりません。4年間、微積分・線形代数・熱力学・電磁気学・流体力学と付き合うことになります。逆にいえば、数学と物理に抵抗がない方にとっては、環境への関心を仕事に変換できる数少ないルートです。文系のバックグラウンドから環境分野を目指す場合は、工学ではなく環境科学・サステナビリティ経営の学位のほうが現実的で、そちらもご相談いただけます。

分野の選び方 ── 6つの領域

太陽光発電(フォトボルタイクス)

セル・モジュール設計、発電所の設計と解析。この領域で世界を主導してきたのがUNSWです。世界の太陽光モジュールの約9割に、同大学発の技術が使われています。

風力・その他の再エネ

風力、水力、バイオマス、地熱、波力。豪州は資源が広く分布しており、大学の立地によって実物に触れられる技術が変わります

電力系統・蓄電池

いま最も人が足りない領域。再エネを大量に入れると系統が不安定になるため、統合と制御ができる技術者が求められています。豪州の大型蓄電池容量は2025年に233%増えました。

水・廃棄物・汚染制御

環境エンジニアリングの中核。上下水道、廃棄物処理、土壌・地下水の浄化。景気に左右されにくく、自治体・水道公社という安定した雇用先があります。

環境影響評価・環境コンサルティング

開発案件の環境アセスメント。鉱業・建設が基幹産業の豪州では、ほぼすべての大型プロジェクトに必要とされる業務です。

エネルギー政策・脱炭素経営

政策設計、カーボンアカウンティング、企業のサステナビリティ部門。工学以外の学位からも入れる領域で、ANUの学際プログラムがここに当たります。

なぜオーストラリアで学ぶのか

01 太陽光発電の技術は、この国から生まれた

UNSWSchool of Photovoltaic and Renewable Energy Engineering(SPREE)は、世界の太陽光産業の発祥地といわれます。1983年にマーティン・グリーン教授らが発明したPERC型セル、そしてTOPCon。この2つの技術が、2020年以降に世界で生産されたシリコン太陽電池モジュールの9割以上を占めています。

つまり、いま日本の屋根に載っているパネルの多くは、シドニーで生まれた技術で動いています。その研究室で学べるというのは、この分野では他に代えがたい価値です。

02 国全体が実験場になっている

オーストラリアは屋根置き太陽光の普及率が世界最高の国です。2025年6月時点で420万軒の住宅・小規模事業所に合計26.8GWが設置され、およそ3軒に1軒が太陽光を載せています。南オーストラリア州では住宅の半数を超えました。

これほど分散型電源が入った電力網は世界的にも例がなく、「再エネを大量に入れたときに何が起きるか」を、実物で学べる環境になっています。2025年には家庭用蓄電池の販売が260%増、大型蓄電池の容量が233%増。豪州は系統用蓄電池の市場規模で世界第3位になりました。教科書が追いついていない領域を、現場のデータで学べます。

03 学位が国際的に通用する(ワシントン協定)

Engineers Australia の認定を受けた工学課程は、ワシントン協定を通じて日本・米国・英国・カナダ・シンガポールなど21以上の国・地域で「実質的に同等」と扱われます。豪州で取った学位が、帰国後も他国でも土台になるということです。

これは他の留学分野にはあまりない性質です。たとえば観光やビジネスの学位は「どこで取ったか」が評価に影響しますが、認定工学課程は制度として相互承認されています。

04 国家目標と現実のギャップが、そのまま需要になっている

豪州政府は2030年に電力の82%を再エネにするという目標を掲げ、容量投資スキーム(CIS)で40GW(うち再エネ発電26GW・蓄電14GW)の上積みを狙っています。

ただし率直に書きます。これは予定どおりに進んでいません。2025年に最終投資決定に至った新規再エネ発電は2.3GWで過去10年でも低い水準。CISで選定された65件のプロジェクトのうち、最終投資決定に至ったのは9件、稼働しているのは1件です。州の許認可の遅れ、系統接続の不確実性、送電網の制約、コスト上昇が理由とされています。

この遅れの一因が、人材不足です。2030年までに電気技術者だけで3万2,000人の追加が必要とされ、クリーンエネルギーの発電・送電インフラ建設には45万人──2030年までの豪州の雇用増加の3分の1に相当する人手が要ると試算されています。Jobs and Skills Australia は2050年までに最大70万人のクリーンエネルギー人材が必要と見込んでいます。

AA
カウンセラーから、ひとつ補足を
アンアルウェン 留学カウンセリングチーム

この分野のご相談では、最初に「数学と物理はどこまでやってきましたか」を必ず伺います。日本の高校で数学IIIと物理を履修していれば、4年制の工学課程に必要な下地はあります。逆にそこがまったくの白紙だと、入学できても1年目で行き詰まる可能性が高い。ここは正直にお伝えしています。

もうひとつ、必ずお伝えしているのが「Engineers Australia の認定を、コース単位で確認してください」ということです。大学のブランドではなく、そのコースが認定されているかで将来が変わります。実際、UNSWの Master of Engineering Science(Environmental Engineering)は非認定ですし、カーティン大学の環境工学メジャーは新設のため現在「暫定認定を申請中」です。日本語の情報サイトではここが書かれていないことが多いので、私たちが最新の認定状況を確認してお伝えします。

Engineers Australia 認定 ── 最重要ポイント

この分野を学ぶうえで、学費よりも大学名よりも先に確認すべきものです。

認定には3つの段階がある

認定レベル 該当する学位 国際協定 意味
Professional Engineer 最上位 4年制の Bachelor of Engineering (Honours) ワシントン協定 21以上の国・地域で相互承認。この分野で目指すべき水準
Engineering Technologist 3年制の Bachelor of Engineering Technology 等 シドニー協定 技術者として認められるが、Professional Engineer とは職域が異なる
Engineering Associate Advanced Diploma 等 ダブリン協定 準専門職。移住の技能評価では上2つより不利
この違いが具体的に効く場面。マードック大学には Bachelor of Engineering Honours(4年・Professional Engineer 認定)Bachelor of Engineering Technology(Engineering Technologist 水準)の両方に「Electrical and Renewable Energy Engineering」という同じ名前のメジャーがあります。コース名だけを見ると同じに見えますが、学位のレベルも国際承認の枠組みも別物です。この種の取り違えは、実際に起こります。

認定が確認できている課程・そうでない課程(2026年8月時点)

課程 大学 EA認定の状況
BE (Honours) Renewable Energy/Photovoltaics and Solar Energy UNSW ✓ Professional Engineer として完全認定
ワシントン協定により国際的に承認
BE Honours(電気・再エネ/環境/産業制御の3メジャー) マードック大学 ✓ 3メジャーすべて Professional Engineer として完全認定
Master of Engineering (Environmental Engineering) RMIT ✓ 認定済み(ワシントン協定で承認)
Master of Engineering (Renewable Energy) UNSW △ 暫定認定(Professional Engineer 水準)
完全認定までワシントン協定による国際承認は保留
Master of Engineering (Sustainable Energy) RMIT △ 暫定認定(2026年入学者対象)
Environmental Engineering メジャー(BEng Hons) カーティン大学 △ 新設のため暫定認定を申請中
出願前に必ず最新状況の確認が必要
Master of Engineering Science (Environmental Engineering) UNSW ✗ 非認定
大学が明示。専門性を深める目的の課程で、技術者登録を目的としていません
Master of Energy Change ANU 工学課程ではありません
政策・法・経済・科学の学際プログラム。EA認定の対象外です
※ 認定状況は大学の公表情報にもとづく2026年8月時点のものです。暫定認定は完全認定に移行することも、されないこともあります。出願前に必ず最新の認定状況を確認します。この確認は無料です。

日本の工学部を出ている方へ ── JABEE認定なら近道があります

日本は2005年からワシントン協定の加盟国です。認定機関はJABEE(日本技術者教育認定機構)。出身課程がJABEE認定を受けていれば、Engineers Australia の技能評価を協定ルートで受けられます。

技能評価ルートの違い(2026年時点の目安)
  • 協定ルート(JABEE認定課程の卒業生):費用 約 AUD 539、処理期間 8〜12週
  • 豪州の認定課程の卒業生:費用 約 AUD 335.50
  • CDR(Competency Demonstration Report)ルート:費用 約 AUD 1,034(2026年7月〜)、処理期間 10〜16週。3本のキャリアエピソードと要約書、CPD記録を英語で作成する必要があります
費用差より、作業量と時間の差が大きいのが実際です。まず母校の学科がJABEE認定を受けていたか(在籍時に認定されていたか)を確認することをおすすめします。

学士(4年)の選択肢

この分野の学士はほぼすべて4年制の Honours 課程です。3年で終わる学位はないと考えてください。EA認定の要件が4年制だからです。

太陽光発電の研究で世界を主導してきた大学です。1983年にPERC型セルを発明し、その技術は現在の世界の太陽電池モジュールの約9割に使われています。この分野を本気でやるなら、費用が許す限り第一候補になります。

Bachelor of Engineering (Honours) (Renewable Energy)|4年

  • 留学生学費:AUD 61,500/年(2026年・初年度)
  • 総額の目安:AUD 265,500
  • キャンパス:ケンジントン(シドニー)
  • 認定:Engineers Australia の Professional Engineer として完全認定。ワシントン協定により国際的に承認されます
  • 学ぶ内容:太陽熱システム、太陽光発電、風力、バイオマス
  • 実務:60日間の産業訓練が卒業要件
  • 入学基準:Lowest Selection Rank 94.0(2026年)/数学Extension 1・物理の知識を前提

姉妹課程として Bachelor of Engineering (Honours) (Photovoltaics and Solar Energy) もあり、こちらは太陽光に特化した構成です。

向いている方:太陽光・蓄電池の技術を突き詰めたい方、研究職や海外メーカーを視野に入れる方、費用より内容を優先できる方。

費用対効果マードック大学 / パース

この分野で最もバランスが良い選択肢です。UNSWと同じ Professional Engineer 認定でありながら、4年総額でおよそ1,000万円安く済みます。しかも Electrical and Renewable Energy/Environmental/Industrial Control and Automation の3メジャーすべてが完全認定です。

Bachelor of Engineering Honours|4年

  • 留学生学費:AUD 41,990/年(2027年・初年度の目安)
  • 総額の目安:AUD 167,960
  • キャンパス:パース(西オーストラリア州)
  • 認定:3メジャーすべて Engineers Australia の Professional Engineer として完全認定(ワシントン協定)
  • 実務:450時間の承認済み就業経験+報告書が卒業要件
  • 入学基準:ATAR 80相当
  • 英語要件:学部標準は IELTS 総合6.0(各6.0)と、豪州の大学としては低めの設定です

向いている方:認定を確保しつつ費用を抑えたい方、西オーストラリア州の資源・エネルギー産業に近い環境で学びたい方、英語要件で一段の余裕がほしい方。

※マードック大学の International Welcome Scholarship は対象国リストに日本が含まれていません(2026年8月時点)。奨学金を前提に総額を組む場合はご注意ください。詳しくは奨学金ページをご覧ください。

英語要件が低めECU(エディス・コーワン大学) / パース

再エネに正面から名前を掲げた学位を持つ大学です。Bachelor of Engineering (Electrical and Renewable Energy) Honours は、電力工学を土台に太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱と、それらを既存の配電網に統合する技術を扱います。

  • 期間:4年/キャンパス:ジュンダラップ(パース)
  • 英語要件:IELTS Academic 総合6.0(各6.0以上)
  • 実務:卒業前に最低12週間の専門実務経験が必要
  • 1年目は全工学課程共通の8ユニット。1年目終了時に他の工学分野へ変更しても不利にならない構成です
  • 留学生学費:要確認(公式サイトが単位従量制のため、履修構成で変わります。無料でお調べします)

向いている方:専攻を1年目に決めきれない方、英語要件で余裕を確保したい方、パースで学費を抑えたい方。

資源産業に近いカーティン大学 / パース

工学分野で評価の高い大学で、Bachelor of Engineering (Honours) はEA認定を受けています。近年 Environmental Engineering メジャーが新設され、地盤工学、流体力学、代替エネルギー、水理・水文学、プロセス制御を扱います。

ただし、この環境工学メジャーは新設のため「暫定認定を申請中」の段階です(2026年8月時点)。認定を前提に進路を設計する場合、この点は看過できません。同じ大学の他の工学メジャーは認定済みなので、目的次第では別メジャーを選ぶほうが安全な場合があります。

  • 期間:4年/キャンパス:ベントレー(パース)
  • 工学系の留学生学費:AUD 47,652/年程度(2027年・履修ユニットにより変動)
  • 1年目は全工学共通の Engineering First Year ののち専攻を決定

向いている方:鉱業・資源産業に隣接した環境工学を学びたい方。出願前に認定状況の確認が必須です。

※ 上記は各大学の公表情報にもとづく代表例です。学費・要件・開講状況・認定状況は年度により変更されます。ご希望の都市・予算に合う学校を、最新情報で無料にてお調べします。

修士(1〜2年)の選択肢

すでに理工系の学位をお持ちの方、社会人からの転換を考えている方は、修士のほうが期間も費用も現実的です。ただしここでも認定の有無が分かれます。

認定・都市部RMIT / メルボルン

この分野の修士では、認定と費用のバランスが最も良い選択肢です。環境工学と持続可能エネルギーの2つの修士を、メルボルン中心部のキャンパスで開講しています。

Master of Engineering (Environmental Engineering)|2年

  • 留学生学費:AUD 49,920/年(2027年)/総額の目安 約 AUD 99,840
  • 認定:Engineers Australia 認定済み(ワシントン協定により国際的に通用)
  • 英語要件:IELTS 総合6.5(各6.0以上)
  • 入学要件:工学・理学・技術系の学士(GPA 2.0/4.0以上)/関連業界経験3年以上でGPA要件を緩和実務経験10年以上なら学位なしでも検討対象
  • 進路:環境保護局・水道公社などの政府機関、環境コンサルティング、インフラ企業、鉱業、廃棄物処理、地方自治体

Master of Engineering (Sustainable Energy)|2年

  • 留学生学費:AUD 49,920/年(2027年)
  • 認定:Professional Engineer 水準で暫定認定(2026年入学者対象)
  • 学ぶ内容:エネルギー効率、太陽光・風力・水力・波力・潮力の発電システム、研究プロジェクト
  • 就職先の実績:Melbourne Water、Honeywell、AGL Energy、Origin Energy、DNV GL – Energy など

向いている方:理工系の学位をすでに持つ方、社会人経験で要件を満たせる方、認定を確保しながらメルボルンで学びたい方。実務経験で入学要件を満たせる設計になっているのが、この2課程の大きな特徴です。

学費最安マードック大学 / パース

費用を最優先する場合の選択肢です。Master of Renewable and Sustainable Energy は工学課程ではなく、再エネシステム設計・建物のエネルギー効率評価・気候変動リスク評価・エネルギー政策を横断的に扱う構成です。

  • 期間:2年/留学生学費:AUD 44,560/年/総額 AUD 89,120
  • 入学要件:学士(AQFレベル7)以上、または同等の訓練・関連分野の職務経験
  • キャンパス:パース(留学生向けのオンライン開講もあり
  • 特定ユニットの修了により、Clean Energy Council や Infrastructure Australia の専門認定の要件に充当できる場合があります
  • 修了要件に研究論文(dissertation)が含まれます

注意点:この課程はEngineers Australia の工学認定を目的としたものではありません。「技術者として登録する」より「エネルギー分野の専門職・政策・コンサルティングに進む」ための課程です。目的が前者なら、RMITの認定修士かマードック大学の学士(BE Honours)を選ぶことになります。

向いている方:工学の学位を目的としない方、政策・コンサル・企業のサステナビリティ部門を目指す方、費用を抑えたい方。

政策・学際ANU(オーストラリア国立大学) / キャンベラ

Master of Energy Change は、Fenner School of Environment and Society が提供する学際プログラムです。エネルギー転換を、技術だけでなく政策・法・経済・環境規制の側面から扱います。首都キャンベラという立地上、政府機関との距離が近いのが特徴です。

  • 期間:2年(96ユニット以上、うち24ユニットは8000番台)
  • 留学生学費:AUD 56,120/年(2026年・目安)
  • 入学要件:学士(GPA 5.0/7.0以上)+関連分野の8科目(同じくGPA 5.0/7.0以上)
  • 進路:政府・政策機関、研究機関、国際開発・援助機関、多国籍企業

注意点:工学課程ではないため Engineers Australia の認定対象外です。技術者登録や工学系の技能評価を目的とする場合、この課程では要件を満たしません。

向いている方:政策・規制・エネルギー経済に関心がある方、国際機関や政府系を目指す方、技術より制度設計に軸足を置きたい方。

要注意UNSW の修士 / シドニー

UNSWには複数の修士があり、名前が似ていて認定状況が違います。ここは特に注意が必要です。

  • Master of Engineering (Renewable Energy)|2年:AUD 61,000/年、総額 AUD 127,000。Professional Engineer 水準で暫定認定。96ユニット+60日の専門実務。入学要件は工学系4年制学士(平均65%以上)または3年制 Engineering Science(同75%以上)
  • Master of Engineering Science (Photovoltaics and Solar Energy)|1〜2年:AUD 61,000/年、総額 AUD 127,000
  • Master of Engineering Science (Environmental Engineering)|1〜2年:AUD 61,000/年、総額 AUD 127,000。大学が「非認定課程」と明示しています。専門性を深めるための課程であり、技術者登録の要件を満たすためのものではありません

4年制の学士(優等)をすでに持っている場合、既修得単位の認定により Master of Engineering Science を1年で修了できる可能性があります。期間と費用が半分になるため、日本の工学部を出ている方には検討する価値があります。

※UNSWは一部プログラムで2026年入学の新規留学生受付を終了しており、2027年入学の申請が開けています。希望する開始時期の受付状況は個別にお調べします。

学費比較(2026-27年・目安)

留学生向けの公表学費です。この分野は大学間の差が非常に大きいため、総額で比較してください。

課程/大学 所在地 期間 学費(年) 総額の目安 EA認定
BE Honours(電気・再エネ/環境)
マードック大学 学費最安の認定学士
パース 4年 AUD 41,990
2027年
AUD 167,960 ✓ 完全認定
BE (Honours) Renewable Energy
UNSW 世界最高峰
シドニー 4年 AUD 61,500
2026年
AUD 265,500 ✓ 完全認定
BE (Electrical and Renewable Energy) Honours
ECU
パース 4年 要確認
単位従量制
要確認
BEng (Hons) 環境工学メジャー
カーティン大学
パース 4年 約 AUD 47,652
2027年・変動あり
約 AUD 190,600 △ 申請中
Master of Engineering(環境/持続可能エネルギー)
RMIT 認定修士の本命
メルボルン 2年 AUD 49,920
2027年
約 AUD 99,840 ✓ 認定△ 暫定
Master of Renewable and Sustainable Energy
マードック大学
パース 2年 AUD 44,560 AUD 89,120 対象外
工学課程ではない
Master of Engineering (Renewable Energy)
UNSW
シドニー 2年 AUD 61,000
2026年
AUD 127,000 △ 暫定認定
Master of Energy Change
ANU
キャンベラ 2年 AUD 56,120
2026年
約 AUD 112,240 対象外
学際プログラム
この表から読み取ってほしいこと。学士4年で マードック大学 AUD 167,960 と UNSW AUD 265,500。差は AUD 97,540(約950万円)です。そして両方とも Engineers Australia の完全認定(Professional Engineer)
つまり「認定された技術者になる」という目的だけなら、この差額を払う必要はありません。UNSWに払う差額は、太陽光研究の世界的中心にいることの対価です。目的が研究職や技術開発なら意味がありますが、実務エンジニアとして働くことが目的なら、費用を抑えて残りを生活費や語学に回すほうが合理的な場合があります。ここを混同したまま「有名だから」で選ぶと、1,000万円の差が目的なく生まれます。
学費以外にかかる費用(目安)
  • 出願料:AUD 100〜150程度(大学により異なる)
  • 教材・実験・製図関連費用:AUD 500〜1,500程度(工学系は他分野より高め)
  • OSHC(海外学生健康保険):年間 AUD 700〜900程度(単身)。4年制の場合は4年分必要です
  • 学生ビザ申請料:2026年7月1日以降 AUD 2,500〜
  • 生活費:学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で AUD 29,710。パース・キャンベラはシドニー・メルボルンより抑えられます
  • Engineers Australia の技能評価料:協定ルート 約 AUD 539/CDRルート 約 AUD 1,034(2026年7月〜)

入学条件・英語力の目安

大学・課程 学歴・前提知識 英語の目安 備考
UNSW(学士) 高校卒業+進学要件。数学Extension 1・物理の知識を前提 IELTS 6.5相当 Lowest Selection Rank 94.0(2026年)
マードック大学(学士) 高校卒業+ATAR 80相当 IELTS 6.0(各6.0) 学部標準としては低めの設定
ECU(学士) 高校卒業+進学要件 IELTS 6.0(各6.0) 1年目は全工学共通
RMIT(修士) 工学・理学・技術系の学士(GPA 2.0/4.0)/業界経験3年以上でGPA要件緩和実務10年以上なら学位なしも検討対象 IELTS 6.5(各6.0) 社会人からの転換に最も現実的
UNSW(修士) 工学系4年制学士(平均65%以上)または3年制 Engineering Science(同75%以上) IELTS 6.5相当 4年制学士なら1年修了の可能性あり
ANU(修士) 学士(GPA 5.0/7.0以上)+関連分野8科目 IELTS 6.5相当 工学以外の学位からも出願可
マードック大学(修士) 学士(AQFレベル7)以上、または同等の訓練・関連職務経験 IELTS 6.5相当 一部ユニットで物理の前提知識あり
英語より、数学と物理のほうが壁になります。この分野の英語要件は IELTS 6.0〜6.5 で、看護(7.0以上)や教員課程(7.0)より現実的です。ただし入学後に待っているのは、英語で書かれた微積分・線形代数・熱力学・電磁気学です。
日本の高校で数学IIIと物理を履修していれば下地は足ります。履修していない場合、あるいは文系出身の場合は、ファウンデーションコースや大学付属のパスウェイで先に補う設計が必要です。ここを飛ばすと1年目で行き詰まります。
※ 各校の正確な要件は年度により変わります。出願前に最新条件を無料で確認します。

ルート別の組み立て方

出発点によって、現実的なルートが変わります。代表的な3つを整理します。

ルート A高校卒業から ── 認定学士をまっすぐ取る

英語準備

IELTS 6.0〜6.5

ファウンデーション

必要な場合のみ
数学・物理を補強

BE (Honours)

4年
EA認定課程

卒業生ビザ(485)

約2年の就労
→ 技能評価へ

総額の目安:AUD 167,960〜265,500(学費のみ・4年)/期間 4〜5年。最も時間はかかりますが、認定・実務・卒業生ビザがすべて揃うルートです。
ルート B理工系の学士がある ── 認定修士で2年

英語準備

IELTS 6.5
(各6.0)

認定修士

2年
RMIT等

卒業生ビザ(485)

約2年の就労

技能評価・移住検討

MLTSSL掲載職種

総額の目安:AUD 99,840〜127,000(学費のみ・2年)/期間 2〜3年この分野で最も費用対効果が高いルートです。4年制の工学学士をお持ちなら、UNSWで1年修了できる可能性もあります。
ルート C社会人・異分野から ── 実務経験で入口を開ける

要件の確認

業界経験3年
または10年

英語準備

IELTS 6.5

修士

2年
RMIT/マードック

専門職へ転換

コンサル・政策
企業の環境部門

RMITの2課程は「業界経験3年以上でGPA要件を緩和」「実務10年以上なら学位なしでも検討対象」という設計です。学部の成績に不安がある方、専門外から転換したい方の実質的な入口になります。
ルート選びで最も多い誤解。「まず語学学校で1年、それから工学部」という組み立てを考える方がいますが、この分野では遠回りになりがちです。英語要件が IELTS 6.0〜6.5 と他分野より低いため、日本で半年〜1年かけてスコアを作り、そのぶんを大学の年数に充てるほうが総額も期間も抑えられることが多い。もちろん、英語環境に慣れる期間として語学学校を挟む選択も有効です。どちらが得かは、現在のスコアと予算から計算できます。無料でシミュレーションをお作りします。

学校の選び方 ── 見るべき6つの点

01 Engineers Australia の認定(コース単位)

最重要。大学単位ではなくコース単位で確認します。同じ大学に認定・暫定・非認定が混在します。ここを外すと、他のすべてが無意味になり得ます。

02 総額(学費 × 年数)

年額ではなく総額で。4年制なら年額の差が4倍になって効きます。マードックとUNSWの差は約950万円です。

03 数学・物理の前提知識

UNSWは数学Extension 1・物理を前提としています。入学できても続かない設計にならないよう、ここは正直に見積もってください。

04 実務経験の要件と手配

450時間(マードック)、60日(UNSW)、12週間(ECU)。これは卒業要件です。学校が手配を支援するかどうかも確認してください。

05 立地と産業の近さ

パース=資源・鉱業とWA州の大型再エネ。シドニー=研究とコンサル。メルボルン=水道公社・エネルギー企業。キャンベラ=政策。実習先と就職先が変わります。

06 生活費

パース・キャンベラはシドニー・メルボルンより抑えられます。4年間では100万円単位の差になります。

卒業後の進路・年収

SEEKの給与データでは、環境エンジニアの年収レンジは AUD 110,000〜130,000。再生可能エネルギー分野のエンジニアも、複数の給与調査でおおむねAUD 110,000〜126,000の水準です。

再生可能エネルギー発電の設計・解析

太陽光・風力発電所の設計、発電量シミュレーション、系統接続の解析。いま最も求人が動いている領域です。

電力系統・蓄電池エンジニア

系統の安定運用、蓄電池の制御設計。豪州の大型蓄電池容量は2025年に233%増え、この職種の需要が最も急激に伸びています

環境コンサルタント

環境影響評価、汚染調査、修復設計。鉱業・建設が基幹産業の豪州では案件が途切れにくい領域です。

水道公社・自治体・環境保護局

上下水道、廃棄物、環境規制。景気変動に左右されにくく、雇用が安定しているのが特徴。永住権が前提となる求人もあります。

プロジェクトマネジメント

再エネプロジェクトの工程・予算・許認可の管理。技術がわかる管理職は、この分野で最も不足しています。

エネルギー政策・カーボンアカウンティング

政府機関、国際機関、企業のサステナビリティ部門。ANUのような学際課程の卒業生が進む領域です。

「太陽光パネルを設置する仕事」を目指す場合は、ルートが違います。豪州で屋根置き太陽光を設置するには、Solar Accreditation Australia(旧Clean Energy Councilの認定制度・2024年5月移管)の設置認定が要り、その前提として設置する州・準州の無制限電気工事士免許が必要です。留学生が短期で取れるものではありません。
本ページで扱っている大学課程は、設置ではなく「設計・解析・評価・管理」側の技術者になるための道です。この2つは、豪州では制度上はっきり分かれています。
帰国後についても書いておきます。日本でも脱炭素は企業の経営課題になっており、「英語で技術文書を読み書きでき、再エネの設計・評価ができる人材」の需要は伸びています。加えてEA認定課程を出ていれば、ワシントン協定により日本でも学位が実質的に同等と扱われます。商社のエネルギー部門、エンジニアリング会社、電力会社、環境コンサルティング、メーカーの環境技術部門などが主な行き先です。「豪州に残る/日本に帰る」のどちらに転んでも土台が残るのは、この分野の強みです。

ビザ・永住ルート

この分野は、留学分野の中でも移住との相性が良い部類です。ただし条件は正確に押さえてください。

事実として言えること

  • Environmental Engineer(ANZSCO 233915)は MLTSSL と CSOL の両方に掲載されています。ANZSCOのスキルレベル1(学士以上が必要な職種)です
  • Electrical Engineer(ANZSCO 233311)も MLTSSL と CSOL の両方に掲載されています
  • MLTSSL掲載の意味は大きい。MLTSSLは 独立技術移住(189)・州指名(190)・地方指名(491)の対象リストで、189は雇用主のスポンサーを必要としません。観光・ホスピタリティ系の多くの職種にはない選択肢です
  • CSOL掲載は、技能不足ビザ(482 Skills in Demand・Core Skillsストリーム)と雇用主指名の永住ビザ(186 Direct Entry)で雇用主が指名できることを意味します
  • 技能評価機関は Engineers Australia豪州の認定課程またはワシントン協定加盟国の認定課程の修了者は、簡略な協定ルートで評価を受けられます
  • 学士・修士(コースワーク)の修了者は、卒業生ビザ(サブクラス485)でおおむね2年間就労できます(申請時 原則35歳以下)

同時に、押さえておくべき制約

  • 非認定課程を選ぶと、技能評価の土台が崩れます。Engineers Australia の評価では、認定課程でない場合 CDR(3本のキャリアエピソード+要約書+CPD記録)の作成が必要になり、負担も不確実性も大きく上がります
  • MLTSSL掲載は「永住の保証」ではありません。189は点数制(ポイントテスト)で、年齢・英語力・職歴・学歴の合計点で招待が決まります。掲載されていることと、招待されることは別です
  • 職種リストと要件は毎年のように改正されます。2024年12月にCSOLが導入されたばかりで、制度は動いています。今日の条件が4年後も同じである保証はありません
  • 豪州の再エネ投資は現在減速しています。2025年の新規再エネの最終投資決定は2.3GWにとどまり、CIS選定65件のうち稼働は1件。求人が右肩上がりに増え続けるという前提は置かないでください
この分野の要点は、「認定課程を選べば、移住の土台がそのまま手に入る」ということです。逆にいえば、認定を外すと、いくら良い大学でも土台が手に入りません。アンアルウェンでは可能性と不確実性の両方をお伝えしたうえで、必要に応じて登録移民代理人(MARA)へおつなぎします。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

出願から出発までの流れ

ステップ 内容 目安時期
01 無料カウンセリング目的(技術者登録か/専門知識か)・数学と物理の下地・英語力・予算から、ルートと課程を絞り込みます開始8〜14ヶ月前
02 EA認定状況の確認候補コースの認定状況を大学・Engineers Australia の公表情報で確認。この分野で最も重要な工程です6〜12ヶ月前
03 英語スコアの計画IELTS 6.0〜6.5 に向けた計画。必要なら語学学校やファウンデーションをパッケージで組み込みます5〜12ヶ月前
04 学校の選定・出願認定・総額・立地・実務要件で候補を確定し、出願書類の作成をサポート4〜8ヶ月前
05 奨学金の確認・申請成績にもとづく学費減額制度を確認。出願期限が条件に含まれるものがあります4〜8ヶ月前
06 オファー受領・学費支払い入学許可確認書(COE)の発行。条件付きオファーの場合は英語条件を確認3〜5ヶ月前
07 学生ビザ申請GS(Genuine Student)要件への回答作成を含め、全面的にサポート2〜4ヶ月前
08 滞在先・保険・出発準備住居手配、OSHC加入(4年制は4年分)、出発前オリエンテーション1〜3ヶ月前

他社との違い ── アンアルウェンが選ばれる理由

アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

01

GS対策・ビザ申請まで無料でサポート

学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。これらを無料で受けられるため、初めての海外進学でも安心して準備を進められます。

02

渡航後も、日本と現地の両方から支える

オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。4年制の工学課程は長丁場になるため、在学中の相談先があることの意味は大きくなります。

03

毎月12名様限定 ── 一人ひとりに時間をかける

一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。大手エージェントのような画一的な案内ではなく、希望する専攻、将来のキャリア、予算、英語力、生活環境まで丁寧に確認し、その方に合った留学プランをご提案します。

04

スタッフが実際に足を運んだ学校だけを紹介

紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。実験設備や研究室の実態は、資料だけではわかりません。

05

2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。工学・理系分野へ進まれた方のサポート実績もあります。

06

メリットだけでなく、現実も率直に伝える

費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「そのコースは非認定です」「豪州の再エネ投資は今むしろ減速しています」「数学の下地がないと1年目で行き詰まります」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。

アンアルウェンを利用するメリット・無料サポート内容

アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート(無料)
  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • 2026年日本人プロモーションの適用確認・申込み手続き代行
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
  • 航空券・渡航準備のアドバイス
  • 語学学習のアドバイス
  • 出発前の個別オリエンテーション
渡航後サポート(無料)
  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • ビザ切り替えサポート
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

オーストラリア 環境エンジニアリング・再エネ留学 よくある質問

文系出身でも学べますか?

工学課程は、正直に申し上げて厳しいです。4年間、微積分・線形代数・熱力学・電磁気学・流体力学と付き合うことになり、日本の高校で数学IIIと物理を履修していない場合、ファウンデーションやパスウェイで先に補う設計が必須になります。ただし環境・エネルギー分野そのものは、工学以外からも入れます。ANUの Master of Energy Change は政策・法・経済を軸にした学際プログラムで、工学以外の学位からも出願できます。マードック大学の Master of Renewable and Sustainable Energy も、学士(分野不問)か関連職務経験があれば出願対象です。「技術者になる」のか「エネルギー分野で働く」のかで、選ぶ課程が変わります。

Engineers Australia の認定は、そんなに重要ですか?

この分野では、大学名より重要です。認定課程(Professional Engineer 水準)を修了すると、ワシントン協定により日本を含む21以上の国・地域で学位が実質的に同等と扱われます。移住の技能評価では、認定課程なら簡略な協定ルート(約 AUD 539・8〜12週)で評価が受けられますが、非認定だとCDR(3本のキャリアエピソード+要約書+CPD記録を英語で作成/約 AUD 1,034・10〜16週)が必要になります。そして厄介なのが、同じ大学に認定・暫定認定・非認定が混在すること。実際にUNSWの Master of Engineering Science (Environmental Engineering) は大学自身が非認定と明示しています。コース単位での確認を、必ず出願前に行ってください。この確認は無料で承ります。

どの大学がおすすめですか?

目的で決まります。太陽光の技術を突き詰めたいならUNSW(年 AUD 61,500・4年総額 265,500、PERC型セルの発明校、完全認定)。認定を確保しつつ費用を抑えるならマードック大学(年 AUD 41,990・4年総額 167,960、3メジャーすべて完全認定、IELTS 6.0)。すでに理工系の学位があるならRMITの認定修士(年 AUD 49,920・2年、業界経験で入学要件を緩和)。政策・制度側に進むならANUマードックとUNSWは学費総額で約950万円違いますが、どちらも同じ Professional Engineer 認定です。この差額に何を求めるのかを整理してから決めてください。

オーストラリアの再生可能エネルギー産業は、本当に伸びているのですか?

普及は進んでいますが、投資は減速しています。両方が事実です。普及面では、2025年に再エネが電力の43%(前年39%)に達し、家庭用蓄電池の販売は260%増、大型蓄電池容量は233%増で、豪州は系統用蓄電池の市場規模で世界第3位になりました。屋根置き太陽光は420万軒・26.8GWで世界最高の普及率です。
一方で、2025年に最終投資決定に至った新規再エネ発電は2.3GWと過去10年でも低い水準で、政府のCIS(容量投資スキーム)で選定された65件のうち稼働は1件です。許認可の遅れ、系統接続の不確実性、コスト上昇が理由とされています。
この停滞の一因が人材不足です。2030年までに電気技術者だけで3万2,000人、クリーンエネルギーのインフラ建設で45万人が必要とされ、これは2030年までの豪州の雇用増加の3分の1に当たります。「順調に伸びているから安泰」ではなく、「詰まっているから人が要る」というのが正確な現在地です。

日本の工学部を卒業しています。何か有利になりますか?

2つの意味で有利です。第一に、修士(2年、場合により1年)に進めるため、学士の4年ルートより期間も費用も大幅に短くなります。4年制の工学学士(優等)をお持ちなら、UNSWの Master of Engineering Science を既修得単位の認定で1年で修了できる可能性があります。
第二に、出身課程がJABEE認定であれば、Engineers Australia の技能評価を協定ルートで受けられます。日本は2005年からワシントン協定の加盟国です。協定ルートは約 AUD 539・8〜12週で、CDRルート(約 AUD 1,034・10〜16週+英文のキャリアエピソード3本)より圧倒的に負担が軽い。まず母校の学科が在籍時にJABEE認定を受けていたかを確認してください。ただしJABEE認定を受けている学科は日本の工学系学科の一部にとどまるため、確認は必須です。

在学中にアルバイトはできますか?

できます。学生ビザでは就学期間中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます。「週20時間まで」という説明は古い情報です。
ただしこの分野には制約があります。太陽光パネルの設置作業は、豪州の無制限電気工事士免許がないと行えません。関連分野で働くなら、エンジニアリング会社やコンサルティング会社での事務・データ処理、大学の研究補助などが現実的です。
一方で卒業要件としての実務経験は、どの大学も制度として組み込んでいます。マードック大学は450時間、UNSWは60日、ECUは12週間。これは「あればいい」ではなく、修了できない要件なので、学校が手配を支援するかどうかは学校選びの判断材料になります。

卒業後、永住は目指せますか?

留学分野の中では、条件が良い部類です。環境エンジニア(ANZSCO 233915)と電気エンジニア(233311)は、MLTSSL と CSOL の両方に掲載されています。MLTSSL掲載は独立技術移住(189)・州指名(190)・地方指名(491)の対象になることを意味し、189は雇用主のスポンサーを必要としません。これは観光・ホスピタリティ系の多くの職種にはない選択肢です。CSOL掲載は、技能不足ビザ(482)と雇用主指名の永住ビザ(186 Direct Entry)の対象になることを意味します。
ただしMLTSSL掲載は永住の保証ではありません。189は点数制で、年齢・英語力・職歴・学歴の合計点で招待が決まります。また技能評価の前提として、Engineers Australia の認定課程を出ていることが決定的に効きます。職種リストと要件は毎年のように改正されるため、最終判断は登録移民代理人(MARA)にご確認ください。

太陽光パネルの設置技術者になりたいのですが、留学から目指せますか?

留学からは遠いルートです。豪州で屋根置き太陽光を設置するには、Solar Accreditation Australia の設置認定(2024年5月にClean Energy Councilから移管)が必要で、その前提として設置する州・準州の無制限電気工事士免許を保有していなければなりません。加えて高所作業の資格と賠償責任保険も要ります。電気工事士免許は豪州での徒弟訓練(apprenticeship)を経て取得するのが基本で、留学生が短期間で取れるものではありません。
この分野の大学課程が目指しているのは、設置ではなく「設計・解析・評価・管理」側の技術者です。豪州ではこの2つが制度上はっきり分かれています。もし技術系の職業訓練(トレード)にご関心がある場合は、別のルート設計になりますので、その前提でご相談ください。

総額でいくら必要ですか?

ルートによって大きく変わります。学士4年なら学費だけで AUD 167,960(マードック大学)〜 265,500(UNSW修士2年なら AUD 89,120(マードック大学)〜 127,000(UNSW)です。これに生活費(学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で AUD 29,710・4年制なら4年分)、OSHC(年 AUD 700〜900・4年分)、ビザ申請料 AUD 2,500〜、教材・実験費(工学系は年 AUD 500〜1,500程度)が加わります。パースやキャンベラはシドニー・メルボルンより生活費が抑えられるため、総額ではさらに差が出ます。在学中の就労収入も織り込めます。ルート別の総額シミュレーションを無料でお作りします。

エージェントを通すと費用は高くなりますか?

いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。学校選び、Engineers Australia の認定状況の確認、出願書類、奨学金の確認と申請、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。なお、学校が定める出願料(AUD 100〜150程度)は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。

環境エンジニアリング・再生可能エネルギーと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。

IT・情報技術

エネルギー分野はデータ解析と制御の比重が急速に上がっています。技術系で移住を視野に入れる場合、こちらも職種リスト上有利な分野です。

ビジネス・マネジメント

再エネプロジェクトのマネジメント側に進む場合の選択肢。技術がわかる管理職は、この分野で最も不足しています。

西オーストラリア州の大学一覧

マードック大学カーティン大学ECUが集まる州。資源・エネルギー産業に最も近く、生活費も抑えられます。

ニューサウスウェールズ州の大学一覧

UNSWをはじめ、研究水準の高い大学が集まる州。コンサルティングと研究職の求人が最も多い都市圏です。

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