この分野には、どこにも書かれていないのに結果を大きく分ける分岐があります。大学の農学部に進むか、TAFEの園芸コースに進むかで、卒業後に取れるビザが変わるということです。同じ「植物を扱う仕事」に見えても、制度上はまったく別の扱いになります。学費の差より先に、この一点を確認してください。
DATA ── 農業・園芸留学の要点
このページの結論 ── 3分でわかる農業・園芸留学
CONTENTS
日本語の「農業系」でひとくくりにすると、オーストラリアの制度とかみ合いません。英語では明確に分かれていて、その分け方が、そのまま学校の種類・学費・卒業後のビザの分かれ目になっています。最初にここを揃えておきます。
穀物・牧草・畜産・土壌・農業経営を扱う科学と経営の分野。オーストラリアでは大学の学士・修士が中心で、卒業後は Agricultural Scientist(農業科学者)や Agronomist(農学技術者)といった職種につながります。
果樹・野菜・花き・観賞植物・造園・樹木管理を扱う実技中心の分野。TAFEのCertificate III/Diplomaが中心で、Gardener(造園作業員)、Landscape Gardener(造園工)、Nurseryperson(苗木生産者)などの職種につながります。
樹木の診断・剪定・伐採を扱う専門分野。Arborist(樹木医・アーボリスト)は独立した職種として制度上も扱われています。ただし留学生が入れる課程は限られます(後述)。
ワイン用ブドウの栽培と醸造。オーストラリアが世界的な産地であることから、大学に専用の学士課程があります。Wine Maker(醸造家)は独立したANZSCO職種です。
この分野を検討するときに、いちばん先に決めるべきなのが大学ルートかVETルートかです。学費も期間も違いますが、もっとも大きな違いは「卒業後にオーストラリアに残れるかどうか」にあります。制度の根拠を含めて整理します。
UQ・アデレード・UNE・CSU
Post-Higher Education Work
職業リスト不要
技能評価はVETASSESS
MLTSSL・CSOL
どちらにも掲載
TAFE QLD・TAFE NSW
Post-Vocational Education Work
MLTSSL掲載が必要
Gardener・Arborist・
Landscape Gardener等
残るのは州指名の
190/491・雇用主指名
この分野のご相談で、いちばん多い行き違いが「安い園芸のコースを1年出て、そのまま働きながら永住を目指したい」というご希望です。学費が総額 AUD 9,600 から用意されているので、そう考えるのは自然だと思います。ただ、そのルートは制度上つながっていません。卒業生ビザの職業リスト要件で止まってしまうためです。
だからといって、園芸のコースに価値がないという話ではありません。技術を身につけて日本で活かす、あるいはワーキングホリデーと組み合わせて現場を知る、という目的であれば十分に成り立ちます。問題になるのは「留学の目的が在留や永住なのに、VETルートを選んでしまう」場合です。目的とルートが合っているかどうかを、出願前に一度だけ確認してください。そこだけは、あとから取り返しがききません。
クイーンズランド大学(UQ)は QS World University Rankings by Subject 2026(Agriculture & Forestry)で世界26位・オーストラリア1位です。農学課程はブリスベンから西へ約90分、トゥーンバから30分のガットン(Gatton)キャンパスに置かれ、農場を併設した環境で学びます。
この分野は、教室だけでは完結しません。UQは120時間の業界実習(またはサマー/ウィンターの研究プログラム)を修了要件としています。アデレード大学はさらに長く240時間以上の農業現場での実習を課し、南オーストラリア南東部とクイーンズランドへのフィールドトリップも含まれます。卒業時点で現場経験が履歴に残るのは、この分野では実質的な差になります。
チャールズ・スタート大学(CSU)のワガワガ校は2,000ヘクタールの商業農場(Global Digital Farm)を保有し、作物・畜産・園芸のシステムを稼働させたまま教材にしています。同大学は公式サイトで、農学分野の学部卒業生の就職について「卒業後4ヶ月以内のフルタイム就職率90%・オーストラリア1位」(Good Universities Guide 2025/26)と記載しています。
農学・園芸の課程は IELTS 6.0〜6.5 が目安です。看護(7.0以上)や教員課程のように、学校の要件に加えて資格登録の英語基準が二重にかかる分野と違い、学校の要件を満たせば出願できます。ただしTAFE Queensland の Certificate III in Horticulture も IELTS 6.0(各バンド5.5以上)を求めており、職業教育だから低いとは限らない点は注意してください。
ここでは、留学生が学生ビザで通える農学系の学士課程を4校挙げます。学費は各大学が公式コースページで公表している留学生向けの年額に、修業年限を掛けた総額を併記しました。
3年/アーミデール(NSW州北部の地方都市)/年額 AUD 35,808/総額 AUD 107,424/CRICOS 017603M
専攻は Plant Production(植物生産)・Animal Production(畜産)・Mixed Farming(複合経営)の3つ。園芸に近いのは Plant Production です。この4校のなかで年額も総額も最も安く、さらに日本を名指しで対象にした奨学金(North East Asia Bursary・20%)があります。
4年/ワガワガ(NSW州リヴェリナ地方)/年額 AUD 39,040/総額 AUD 156,160/CRICOS 068869G
作物・牧草科学、土壌科学、畜産、農業経営、農業テクノロジーを横断する構成で、最終学年に Agricultural Industry Internship(業界インターン)が組み込まれています。2,000ヘクタールの商業農場を教材として使える点が、この大学の最大の特徴です。
3年/ガットン(ブリスベンから西へ約90分)/年額 AUD 56,800(2027年)/総額 AUD 170,400/CRICOS 0100492/IELTS 6.5(各6.0以上)
専攻は Animal Science と Crop Science(agronomy と horticulture を含む)の2つ。QS分野別2026(Agriculture & Forestry)で世界26位・国内1位で、この分野の国際的な評価では抜けています。
3年/ウェイト・ローズワージー・アデレードシティの各キャンパス(SA州)/年額 AUD 57,100(2026年)/総額 AUD 171,300/CRICOS 115675A/IELTS 6.5(各6.0以上)
作物・園芸・畜産・土壌の各分野から科目を選んで構成できる設計です。240時間以上の農業現場での実習が課され、この4校では最も長い実習時間になります。ウェイト(Waite)キャンパスは農学・ワイン研究の集積地として知られています。
園芸(Horticulture)の実技を学ぶなら、TAFE(州立の職業訓練校)が中心になります。ただし、留学生が入れるコースは想像よりかなり限られます。まず、その現実から書きます。
| 学校・コース | 期間 | 場所 | 学費(総額) | CRICOS |
|---|---|---|---|---|
| TAFE Queensland Certificate III in Horticulture(AHC30722)最安 |
1年 | グローブリー (ブリスベン) |
AUD 9,600 | 114313B |
| TAFE NSW Certificate III in Horticulture(AHC30722) |
1年 | NSW州内 | AUD 14,950〜15,400 | 114620B |
| TAFE NSW Diploma of Landscape Design(AHC50621) |
1.5年 | NSW州内 | AUD 29,125〜30,000 | 112501C |
メルボルン・ポリテクニックは、園芸・造園・アーボリカルチャー・スポーツターフ管理・養蜂・フローリストリーまで幅広い課程を持つ、この分野では知られた学校です。ところが、公式サイトの各コースページには「Sorry, this course is not available for international students」と明記されています。
| 学校 | 課程 | 年数 | 年額(定価) | 総額(定価) | 基準年 |
|---|---|---|---|---|---|
| UNE総額 最安 | Bachelor of Agriculture | 3年 | AUD 35,808 | AUD 107,424 | 現行表示 |
| CSU | Bachelor of Agricultural Science | 4年 | AUD 39,040 | AUD 156,160 | 現行表示 |
| UQ | Bachelor of Agricultural Science | 3年 | AUD 56,800 | AUD 170,400 | 2027年 |
| アデレード大学 | Bachelor of Agricultural Sciences | 3年 | AUD 57,100 | AUD 171,300 | 2026年 |
| アデレード大学 | Bachelor of Viticulture and Oenology | 4年 | AUD 57,100 | AUD 228,400 | 2026年 |
| UQ | Master of Agricultural Science(2年) | 2年 | AUD 56,800 | AUD 113,600 | 2027年 |
| UQ | Master of Agricultural Science(1.5年) | 1.5年 | AUD 56,800 | AUD 85,200 | 2027年 |
| TAFE Queensland | Certificate III in Horticulture | 1年 | ─ | AUD 9,600 | 現行表示 |
| TAFE NSW | Certificate III in Horticulture | 1年 | ─ | AUD 14,950〜15,400 | 現行表示 |
| TAFE NSW | Diploma of Landscape Design | 1.5年 | ─ | AUD 29,125〜30,000 | 現行表示 |
この分野の良いところは、主要4大学すべてに「別途申請が不要で、出願すればそのまま審査される」奨学金があることです。締切に追われる要申請型と違い、出願そのものが応募になります。さらにUNEには、対象国リストに日本が明記されているものがあります。
| 大学・奨学金 | 減額 | 申請 | 条件 |
|---|---|---|---|
| UNE North East Asia Bursary日本が明記 |
20% | 不要 | 対象国に日本・韓国・中国・香港・マカオ・台湾・モンゴルを明記。アーミデール校に在籍する新規入学者のみ(UNEシドニー校は対象外)。1年目は保証、2年目以降は毎年GPA 4.5/7.0の維持が条件 |
| UQ International Excellence Scholarship |
25% | 不要 | 課程の全期間。国籍による制限の記載なし。オファー保持者の中での競争的な選考で、成績が基準に届くかどうかで決まります。他のUQ奨学金との併用不可 |
| UQ International High Achievers Scholarship |
20% | 不要 | 課程の全期間。同じく競争的な選考。Excellence に届かなかった場合の受け皿になります |
| アデレード大学 Adelaide Merit Scholarship |
15% | 不要 | 課程の標準修業年限。ATAR 80相当/IB 28以上/大学での GPA 4.5(7点満点)が目安。在学中もGPA 4.5の維持が条件。医療系の学位は対象外(農学は対象) |
| アデレード大学 25%の減額 |
25% | 不要 | ディスティンクション相当の成績で自動的に判定されます |
| アデレード大学 Global Academic Excellence Scholarship |
50% | 不要 | 学部は ATAR 99相当が目安の最上位枠。該当する方は限られますので、これを前提にした資金計画は避けてください |
| CSU International Student Merit Scholarship |
25% | 不要 | 課程の全期間。ワガワガ校を含む地方キャンパスが対象。学部は オーストラリアのYear 12相当で75%の成績が条件。大学は「条件を満たす全員に出す意向」と明記しています。他のCSU学費奨学金との併用不可 |
上の減額率を、そのまま学費総額に当てはめて試算します。これは「各校が必ずこの率を出す」という意味ではありません。成績によって適用の可否も率も変わります。あくまで「定価だけを見ていると判断を誤る」ことを示すための試算としてご覧ください。
| 大学 | 定価(総額) | 想定する減額 | 適用後(総額) | 差 |
|---|---|---|---|---|
| UNE(3年) | AUD 107,424 | 20% | AUD 85,939 | −21,485 |
| CSU(4年) | AUD 156,160 | 25% | AUD 117,120 | −39,040 |
| UQ(3年) | AUD 170,400 | 25% | AUD 127,800 | −42,600 |
| アデレード大学(3年) | AUD 171,300 | 15% | AUD 145,605 | −25,695 |
これらはすべて無料です。アンアルウェンを通しても、学校に直接申し込む場合と支払う学費は変わりません。
| 学校・課程 | 英語要件 | 学歴・その他 |
|---|---|---|
| UQ Bachelor of Agricultural Science |
IELTS 6.5 (各6.0以上) |
Year 12相当。英語と数学(General Mathematics または Mathematical Methods)が必要。農業科学・生物学の履修が推奨。入学時にQ熱ワクチン接種が必須 |
| UQ Master of Agricultural Science(2年) |
IELTS 6.5 (各6.0以上) |
分野を問わない学士(またはこの分野のGraduate Certificate/Diploma)+GPA 4.5/7.0 |
| アデレード大学 Bachelor of Agricultural Sciences |
IELTS 6.5 (各6.0以上) |
SACE相当の中等教育修了、またはCertificate IV以上、または高等教育を6ヶ月以上。化学・数学の前提知識が想定されています |
| UNE Bachelor of Agriculture |
公式ページに数値の表示なし 要確認 |
「UNEの英語要件を満たすこと」とのみ記載。学生ビザでは完全オンライン受講は不可で、アーミデール校への在籍が前提 |
| CSU Bachelor of Agricultural Science |
標準の英語要件 要確認 |
入学スコアの目安は65。公式の入学要件ページに日本の学歴が個別に掲載されていないため、出願可否は個別確認になります |
| TAFE Queensland Certificate III in Horticulture |
IELTS 6.0 (各5.5以上) |
Year 10(高校1年)相当の修了。学校を出てから年数が経っている場合は、関連する職務経験や資格で判断されます |
| TAFE NSW Certificate III in Horticulture |
公式ページに数値の表示なし 要確認 |
コースページに「各コースに入学要件がある」との記載のみで、具体的な水準は公開されていません |
すでに日本の大学を卒業されている方には、学士をもう一度取るより修士のほうが早く、安く、しかも制度上有利になります。この分野には専攻を問わず入れる修士があるためです。
2年(分野不問)/1.5年(関連分野の学位保持者)/ガットン/年額 AUD 56,800(2027年)/CRICOS 079381G/IELTS 6.5(各6.0以上)
オーストラリアがワインの主要生産国であることから、ブドウ栽培(Viticulture)と醸造(Oenology)を専門に学ぶ学士課程があります。園芸の中でも、産業として最も体系化されている領域です。
4年/ウェイト・アデレードシティの各キャンパス/年額 AUD 57,100(2026年)/総額 AUD 228,400/CRICOS 115766J/IELTS 6.5(各6.0以上)
これが最初です。在留や永住が目的なら大学ルート、技術の習得や日本での活用が目的ならVETルートでも成り立ちます。目的が決まらないと、他の5つは比べられません。
CSUは年額が2番目に安いのに、4年制のため総額は3位です。生活費も1年分多くかかります。年額の安さに引かれて選ぶと、判断を誤ります。
定価がほぼ同じUQとアデレードでも、適用後は約 AUD 17,800 の差が出ます。ご自身の成績で、どの率に届くかを先に確認してください。
UQ 120時間、アデレード 240時間、アデレードのワイン課程は10週間。卒業時に現場経験があるかどうかが、この分野の就職では効きます。
農学の課程は地方に置かれるのが普通です。UQガットン、CSUワガワガ、UNEアーミデール。都市部の生活を想定していると、入学後に苦しくなります。
UQはQ熱ワクチンが必須です。家畜や土壌を扱う課程では珍しくありません。渡航前に日本で接種できるか、事前の確認が必要です。
作物の生育、土壌、施肥、病害虫の管理を農家や企業に助言する仕事。Agricultural Consultant(234111)はMLTSSLとCSOLの両方に掲載され、この分野で制度上もっとも選択肢が広い職種です。
品種改良、栽培技術、精密農業の研究開発。Agricultural Scientist(234112)はMLTSSL掲載、ANZSCO 2022では Agricultural Research Scientist(234114)としてCSOLにも掲載されています。
庭園・公園・商業施設の造園と維持管理。STSOL(190/491)とCSOLに掲載。TAFE NSWのDiploma of Landscape Designが対応する進路です。
苗木・鉢物の生産と管理。ROL(491のみ)とCSOLに掲載。Certificate III in Horticultureの主要な進路のひとつです。
樹木の診断・剪定・伐採。STSOLとCSOLに掲載されていますが、留学生が入れる専門課程が限られるのが実情です(前述)。
醸造とブドウ栽培の管理。Wine Maker(234213)はROLとCSOLに掲載。アデレード大学のViticulture and Oenologyが対応します。
この分野は、選ぶルートによって制度上の扱いが正反対になります。期待を持たせる書き方も、必要以上に不安にさせる書き方もせず、事実と制約を分けて整理します。
以下は、連邦官報に登録された移住法令(LIN 19/051=MLTSSL・STSOL・ROLを定める告示、および subclass 482 の職業を定める告示)を確認した結果です。第三者サイトの記述は食い違うことが多いため、法令本文を根拠にしています。
| 職業(ANZSCO) | MLTSSL 189・485 |
STSOL 190・491 |
ROL 491 |
CSOL 482・186 |
技能評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| Agricultural Consultant 234111 | ✓ | ─ | ─ | ✓ | VETASSESS |
| Agricultural Scientist 234112 | ✓ | ─ | ─ | ✓※ | VETASSESS |
| Botanist 234515 | ✓ | ─ | ─ | ✓ | VETASSESS |
| Agricultural Engineer 233912 | ✓ | ─ | ─ | ✓ | Engineers Australia |
| Landscape Gardener 362213 | ✗ | ✓ | ─ | ✓ | TRA |
| Arborist 362212 | ✗ | ✓ | ─ | ✓ | TRA |
| Gardener (General) 362211 | ✗ | ✓ | ─ | ✗ | TRA |
| Greenkeeper 362311 | ✗ | ✓ | ─ | ✗ | TRA |
| Nurseryperson 362411 | ✗ | ─ | ✓ | ✓ | TRA |
| Wine Maker 234213 | ✗ | ─ | ✓ | ✓ | VETASSESS |
| Agricultural Technician 311111 | ✗ | ─ | ✓ | ✓ | VETASSESS |
※ CSOLはANZSCOの新しい版(2022年版)のコードで作られています。旧 Agricultural Scientist(234112)に対応する職種として Agricultural Research Scientist(234114)と Agronomist(234115)が掲載されています。同じ理由で、CSOL上のコードは Arborist が 362511、Landscape Gardener が 362711、Nurseryperson が 362411 と表記されます。技能評価や出願の際は、どちらの版のコードで手続きするのかを必ず確認してください。
「オーストラリアで農業」と検索すると、ワーキングホリデーのファームジョブ(果物の収穫、パッキング、農場の補助作業)の情報が大量に出てきます。このページで扱っている留学とは、目的も制度もまったく違うものです。混同されている方が多いので、切り分けておきます。
収穫・選果・梱包などの季節労働。学歴も資格も不要で、すぐに働けます。専門技術は身につきませんが、現場の空気を知る手段にはなります。セカンドビザの要件と結びつけて語られることが多い領域です。
大学またはTAFEで学位・資格を取得します。学費がかかり、期間も1〜4年必要ですが、資格が残り、職種としての道筋につながります。在学中の就労は2週間で48時間までに制限されます。
| ステップ | 内容 | 目安時期 |
|---|---|---|
| 01 無料カウンセリング | まず「卒業後に何をしたいか」を確認します。ここで大学ルートかVETルートかが決まり、以降の全部が変わります | 開始10〜14ヶ月前 |
| 02 英語スコアの計画 | IELTS 6.0〜6.5 に向けた計画。足りない場合は語学学校をパッケージで組み込みます | 6〜12ヶ月前 |
| 03 学校の選定 | 総額・年数・実習・場所・奨学金の適用可否で候補を確定します。その課程が現在も留学生を受け入れているかも確認します | 5〜9ヶ月前 |
| 04 単位認定・期間短縮の照会 | 日本での履修が認定されるかを学校に照会します。修士なら1.5年に短縮できる可能性があります | 5〜9ヶ月前 |
| 05 出願・奨学金の確認 | 成績証明の翻訳・認証を含めて出願書類を整えます。自動審査型の奨学金は、出願がそのまま応募になります | 4〜8ヶ月前 |
| 06 オファー受領・学生ビザ申請 | COE発行後、GS(Genuine Student)要件への回答作成を含めサポート | 2〜5ヶ月前 |
| 07 健康要件・滞在先・保険 | UQはQ熱ワクチンが必須。住居手配、OSHC加入、作業着・安全靴の準備、出発前オリエンテーション | 1〜3ヶ月前 |
アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。
学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。これらを無料で受けられるため、初めての海外進学でも安心して準備を進められます。
オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。地方キャンパスでの生活の相談にも対応できます。
一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。大手エージェントのような画一的な案内ではなく、希望する専攻、将来のキャリア、予算、英語力、生活環境まで丁寧に確認し、その方に合った留学プランをご提案します。
紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。農場や実習施設の規模、地方キャンパスの生活環境は、資料だけではわかりません。
2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。地方大学・TAFEへ進まれた方のサポート実績もあります。
費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「その園芸コースでは卒業生ビザが取れません」「メルボルン・ポリテクニックのその課程は留学生対象外です」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。
アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。
未経験でも入れますか?農業も園芸もやったことがありません。
入れます。この分野はポートフォリオや実務経験を出願要件にしている課程がほとんどありません。TAFE Queensland の Certificate III in Horticulture はYear 10(高校1年)相当の修了と IELTS 6.0(各5.5以上)が条件です。大学の農学部も、求められるのは高校の英語・数学(大学によっては化学)で、農業の経験は問われません。むしろこの分野で入学後に効いてくるのは、屋外での身体作業に抵抗がないことと、植物や土壌を数値で見ることが苦にならないことです。
1年の園芸コースを出て、そのままオーストラリアで働けますか?
率直に申し上げて、その道筋は制度上つながっていません。卒業生ビザ(サブクラス485)の Post-Vocational Education Work ストリームは、MLTSSL(中長期戦略技能職業リスト)に掲載された職業を指名し、技能評価を提出することを要件としています。ところが、園芸の課程が対応する Gardener(362211)・Arborist(362212)・Landscape Gardener(362213)・Greenkeeper(362311)・Nurseryperson(362411)は、いずれもMLTSSLに掲載されていません(STSOLまたはROLです)。したがって、この要件を満たせません。卒業後の在留を目的にされるのであれば、大学の農学系をご検討ください。学士・修士の修了者は、職業リストの制約がない Post-Higher Education Work ストリームで申請できます。
どの学校がいいですか?
優先するものによって変わります。費用を最も抑えるならUNE(総額 AUD 107,424・3年)で、しかも日本を名指しで対象にした20%の奨学金があります。国際的な評価と実習環境ならUQ(QS分野別2026 農林学で世界26位・国内1位)。設備の規模ならCSU(2,000ヘクタールの商業農場)。実習時間の長さとワイン分野ならアデレード大学(240時間の実習)。すでに大学を卒業されている方は、学士ではなくUQの修士(分野不問・2年、関連分野なら1.5年)のほうが早く安く済みます。技術の習得だけが目的で在留を求めないのであれば、TAFE Queensland の Certificate III(総額 AUD 9,600)が最も費用効率の良い選択です。
学費はいくらかかりますか?
大学の学士は総額 AUD 107,424〜171,300(3〜4年・定価)、TAFEの園芸コースは総額 AUD 9,600〜30,000(1〜1.5年・定価)です。学士どうしの差は AUD 63,876で、その大部分は年額の差と修業年限の差から来ています。加えて生活費が必要で、学生ビザの申請では単身で12ヶ月あたり AUD 29,710 を用意できることを示す必要があります(これは実際の生活費ではなく審査上の基準額です)。4年制のCSUやアデレードのワイン課程を選ぶと、生活費も1年分多くかかります。ほかに学生ビザ申請料(2026年7月1日以降 AUD 2,500)、OSHC、作業着や安全靴などの実費がかかります。
奨学金はもらえますか?
この分野は、奨学金の条件が比較的良いほうです。主要4大学すべてに「別途申請が不要で、出願がそのまま審査対象になる」ものがあります。とくにUNEの North East Asia Bursary は、対象国リストに日本が明記されており、学費が20%減額されます(アーミデール校のみ・2年目以降はGPA 4.5/7.0の維持が条件)。UQは25%または20%(オファー保持者の中での競争的な選考)、アデレード大学は成績に応じて15%/25%/50%、CSUは25%(Year 12相当で75%の成績が条件)です。ただし適用率が学校ごとに違うため、定価の順位と実際の負担額の順位は一致しません。試算は奨学金のセクションにまとめました。
アーボリスト(樹木医)になりたいのですが、学べますか?
専門課程はありますが、留学生が入れるものは限られます。たとえばメルボルン・ポリテクニックの Diploma of Arboriculture(AHC50524・2年)は、公式サイトに「留学生は対象外」と明記されています。同校の Certificate IV in Horticulture、Diploma of Applied Horticultural Science も同様です。現時点で確認できた範囲では、Certificate III in Horticulture(TAFE Queensland/TAFE NSW)から入り、現地で経験を積むという順序が現実的です。なお Arborist(362212)は STSOL と CSOL に掲載されており、州・準州の指名(190/491)と雇用主指名(482・186)の道は制度上残っています。ただし卒業生ビザ(485)の対象にはなりません。受け入れ状況は学校ごと・年度ごとに変わるため、候補が決まった段階で一件ずつ確認します。
日本の大学を出ています。もう一度学士を取る必要がありますか?
必要ありません。むしろ修士のほうが有利です。UQの Master of Agricultural Science(2年)は分野を問わない学士で出願でき、必要なのは GPA 4.5/7.0 です。農学部・園芸学部・生物学系・獣医学系などを卒業されている場合は1.5年課程の対象となり、総額 AUD 85,200(定価)で修了できます。学士の最安(UNE 107,424)より安く、期間も半分です。さらに修士(コースワーク)の修了者も卒業生ビザ(485)の Post-Higher Education Work ストリームの対象で、職業リストの制約を受けません。詳しくは修士のセクションをご覧ください。
在学中にアルバイトはできますか?農場で働けますか?
できます。学生ビザでは就学期間中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます。「週20時間まで」という説明は古い情報です。農業・園芸はナーサリー(苗木店)、ガーデンセンター、造園業者、ブドウ園、農場など、学生のうちから入り口がある業界です。加えて、大学の課程には実習が組み込まれています(UQ 120時間、アデレード 240時間)。ただし、ワーキングホリデーの収穫作業と、学生ビザでの就労・実習は目的が違います。その違いはこちらに整理しました。
地方のキャンパスばかりですが、生活は大丈夫でしょうか。
この分野の大学は、農場や実習施設を必要とするため、ほぼ例外なく地方に置かれています(UQガットン、CSUワガワガ、UNEアーミデール、アデレードのウェイト/ローズワージー)。確実に言えるのは、公共交通の選択肢が限られること、日本人学生が少ないため英語漬けになりやすいこと、そして実習先が近いことです。家賃が都市部より抑えられる傾向はありますが、地域や時期で大きく変わるため、具体的な金額としては申し上げられません。都市部での生活を想定されている場合は、入学後にギャップが出ることがあります。この点は学校を決める前に、率直にお話しします。
帰国後、日本の就職で活かせますか?
活かせます。オーストラリアの農学課程は精密農業、農業テクノロジー、土壌管理、持続可能性、国際的な農産物流通を正面から扱っており、これは日本の農業関連企業・種苗会社・食品メーカー・商社が必要としている領域と重なります。加えて、実習を通じた現場経験と、英語で技術的な内容を扱える力が残ります。園芸(Horticulture)についても、造園・ナーサリー・ガーデンデザインの技術は日本でそのまま使えます。ただし「オーストラリアで学んだこと」だけで評価される分野ではありません。在学中に何を実習し、何を作り、どんな現場に関わったかを説明できるようにしておくことが、帰国後の就職では効きます。
エージェントを通すと費用は高くなりますか?
いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。学校選び、出願書類、成績証明の翻訳・認証の段取り、奨学金の確認と申請、単位認定の照会、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。なお、学校が定める出願料は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。
農業・園芸と近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。
自然環境の保全と管理を扱う分野。植物や生態系に関心があるが、生産(農業)ではなく保全に進みたい場合は、こちらが近い選択肢になります。
野生動物と生態の分野。農学部の畜産専攻(Animal Science)と迷われる方は、両方を見比べてから決めることをおすすめします。
土壌・水資源・気候対策を工学から扱う分野。灌漑や農業インフラに関心がある場合、農学より工学寄りの選択肢として重なります。
職業教育(TAFE)で技術を学ぶルート全般。造園を技能職として捉える場合、卒業生ビザや職業リストの考え方はこちらのページと共通です。
まずは「卒業後に何をしたいか」から始めましょう。
相談・お見積りはすべて無料です。
「園芸を学びたいけれど、残れるルートはある?」「大学とTAFE、どちらを選べばいい?」「その奨学金、日本人でも対象になるの?」
この分野は最初にルートを間違えると、あとから取り返せません。だからこそ、学校を決める前に全体像を持っておく価値があります。無料相談・無理な勧誘は一切ありません。
※サポートは毎月12名様限定です。お早めにご連絡ください。