オーストラリアで
インテリアデザインを学ぶ

11校の学費比較 / 名乗り方の制約 / 永住ルート

この分野で最初にお伝えしたいのは、インテリアデザイナーは、オーストラリアでは登録が必要な職業ではないということです。 だから学校選びの基準が変わります。「認定されているか」ではなく「いくら払って、何を得るか」が問われる。 実際、学士の総額はA$72,720 から A$194,400 まで、2.7倍の開きがあります。

総額から学校選びを無料で相談する 学費を見る

Cost
24,240A$/1年(TAFE NSWの学士・3年)3年総額 72,720〜74,880 A$(このページの最安)最高はアデレード大学の4年で総額 194,400 A$
Entry
6.0IELTS〜/ディプロマ1年・学士3〜4年・修士2年
Life
3,200A$/月の目安(在学中の就労)
Outcome
60,000A$/年 この職種の目安(フルタイム)
金額はいずれも2026年時点の公表値にもとづく目安です。学費・入学要件・職種リストは毎年改定されるため、出願時の最新情報を無料でお調べします。

Summary — 3分でわかる

このページの結論

01

【最重要】登録が必要な職業ではありません

建築家(Architect)が州の建築士法で名称を保護され、AACA認定修士・実務3,300時間・3段階の試験を経なければ名乗れないのに対し、インテリアデザイナーにはその仕組みがありません。学校選びの軸が、認定の有無ではなく費用対効果になります。

02

ただし「Interior Architect」と名乗ることには制約があります

南オーストラリア州のArchitectural Practice Boardは、ガイダンスノートで「自分をinterior architectと称すること」を、登録建築士でない者が使ってはならない例として明示し、最高 AUD 50,000 または6か月の禁錮と記載しています。学位名と肩書きは、別の話です。

03

学費の差が、この分野では決定的です

学士の総額は TAFE NSW の AUD 72,720〜74,880(3年)から、アデレード大学の AUD 194,400(4年)まで差は AUD 121,680 前後、およそ2.7倍です。同じ「インテリアデザインの学士」でこれだけ開く分野は多くありません。

04

永住を狙うなら、189は最初から使えません

Interior Designer(232511)はSTSOL に掲載され、MLTSSL には掲載されていません。制度上、州推薦なしの subclass 189 は対象外で、190・491(州/地方州の推薦)が入口になります。

05

一方で、雇用主経由のルートは残っています

Interior Designer は CSOL にも掲載されており、482(Skills in Demand)と 186(雇用主指名)の対象です。グラフィックデザイナー・ファッションデザイナー・インダストリアルデザイナーがCSOL非掲載なのと対照的で、デザイン系のなかでは移住の選択肢が残っているほうの職種です。

06

他分野からの転向は、大学院で受け入れ校が分かれます

アデレード大学の Graduate Diploma は公式に「Prerequisite: None」と記載し、修士も学位の分野を指定していません。対してRMITの Master of Interior Design は、デザイン系11分野の学士を明示的に要求しています。「デザイン以外の学部を出た方」にとって、この違いが選択肢を決めます。

職業リスト・州推薦の条件・建築士法の運用は毎年見直されます。最新の可否は登録移民エージェント(MARA登録)に、名乗り方については就職先の州のArchitects Registration Boardにご確認ください。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイス・法的助言ではありません。

01 — Two names

「インテリアデザイン」と「インテリアアーキテクチャ」の違い

オーストラリアの大学案内を開くと、Interior DesignInterior Architecture というふたつの名前が並んでいます。 日本語ではどちらも「インテリア」ですが、課程名としては別のものとして運用されています。

Interior Design(インテリアデザイン)

3年制が多い

TAFE NSW、トレンス大学ビリーブルー校、グリフィス大学、QUT、RMITが使っている名称です。住宅・商業・小売・ホスピタリティの内部空間を、素材・照明・什器・色彩から組み立てる方向に軸があります。

Interior Architecture(インテリアアーキテクチャ)

4年制Honoursが中心

UNSW、アデレード大学、カーティン大学、スウィンバーン工科大学、UTS、キャンベラ大学が使っています。建物の構造・法規・空間の再構成に踏み込む比重が高く、カーティン大学は建築系の学部(Built Environment)に置いています。

ただし、この区別は制度上のものではありません。オーストラリアには「Interior Design はこう、Interior Architecture はこう」と定義した法令や統一基準がありません。どちらの学位でも、移住の技能評価では同じ扱いです。技能評価機関のVETASSESSは、Interior Designer(232511)の「highly relevant」な専攻分野として Interior Design と Interior Architecture の両方を挙げています。

つまり「名前でどちらが上」ということはありません。見るべきなのは、その課程で何年学び、いくら払い、どんな作品を作って卒業するかです。

上記の「軸の違い」は各大学が公表しているカリキュラム構成から読み取れる傾向であり、公式に定義された区分ではありません。同じ名称でも大学によって内容は異なります。

02 — The title trap

名乗り方の落とし穴 ── Interior Architect という肩書き

ここは、このページで最も見落とされやすい点です。 オーストラリアでは、「architect(建築家)」という名称が州法で保護されています。 ニューサウスウェールズ州では Architects Act 2003 により、州の建築士登録簿に登録された者だけが architect を名乗れます。 問題は、その保護が派生語にも及ぶかどうかです。

南オーストラリア州 Architectural Practice Board のガイダンスノート(Use of the Title “Architect” and its Derivatives)は、この点を明示しています。

  • 「landscape architect」「naval architect」「computer systems architect」「architectural engineer」などの複合語は制限されないと記載されています
  • 一方で「自分を interior architect と称すること(referring to oneself as an interior architect)」は、認められない使用例として明示的に列挙されています
  • 登録なしに「architect」またはその派生語を不正に使用した場合の最高刑は AUD 50,000 または6か月の禁錮と記載されています

つまり、Bachelor of Interior Architecture という学位を持っていることと、名刺に「Interior Architect」と刷ることは、別の話です。学位名としての使用と、職業上の肩書きとしての名乗りが、制度上は切り離されています。

なお、これは「Interior Architecture の学位を選ぶな」という話ではありません。学位そのものは正規のもので、技能評価でも認められています。知っておくべきなのは、卒業後に自分をどう名乗るかという実務的な論点があるということです。実際、多くの卒業生は Interior DesignerSpatial Designer という肩書きを使っています。

上記は南オーストラリア州の登録機関が公表しているガイダンスノートの内容です。建築士の登録は州ごとの法律にもとづいており、他州で同じ扱いになるかは、各州の Architects Registration Board に確認が必要です。実務上どう名乗るかは、就職先の州の規定を確認したうえで判断してください。本ページの記載は法的助言ではありません。

03 — No registration

この分野には「登録」がない ── 建築との決定的な違い

日本から留学を考えるとき、多くの方が「どの学校が認定されていますか?」と質問されます。 看護・保育・教員・建築のページを見てきた方ほど、そう聞かれます。 インテリアデザインでは、この質問の前提が成り立ちません。

項目建築(Architect)インテリアデザイン
名称の保護州の建築士法で保護。登録者のみ「architect」を名乗れる保護なし
誰でも「interior designer」を名乗れる
認定機関AACA(オーストラリア建築認定評議会)が課程を認定政府の認定機関なし
業界団体DIAが recognised course として認める仕組みはある
認定対象の学位修士のみ
学士は認定対象外
DIAのrecognitionは AQF6(アドバンストディプロマ)以上から
卒業後の実務要件ログブック3,300時間
うち豪州国内1,650時間以上
制度上の要件なし
国家試験APE(建築実務試験・3段階)なし
登録までの最短年数7年
学士3+修士2+実務2
該当なし
卒業した時点で働けます
移住の職業リストArchitect 232111
MLTSSL・CSOL 両方に掲載
Interior Designer 232511
STSOL・CSOL に掲載(MLTSSL は非掲載)
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この違いは、有利にも不利にも働きます

01

入口が広く、時間が短い

建築が登録まで最短7年かかるのに対し、インテリアデザインは学士3年で卒業して、その足で働けます。認定課程を選ばなければならないという制約もありません。年数と費用の両方で軽い。

02

肩書きが守ってくれない

裏を返せば、「登録インテリアデザイナーだから」という参入障壁がありません。誰でも名乗れる以上、評価されるのは作品と実績だけです。就職でも独立でも、ポートフォリオがそのまま自分の資格になります。

03

だから学費の見極めが要る

認定という共通の物差しがないぶん、「高い学校が制度上有利」という関係がありません。学士の総額が2.7倍も開くなかで、その差額に何を求めるのかを、自分で言語化する必要があります。

建築とインテリアの両方に興味がある方へ。この2つは、「制度で守られる代わりに年数と費用がかかる道」と、「制度に守られない代わりに早く安く現場に出られる道」という関係にあります。どちらが優れているという話ではなく、何を優先するかの選択です。建築については 建築(Architecture)のページで、登録までの7年を詳しく整理しています。

04 — Read this first

先にお伝えしたい ── 6つの事実

01

働くのに学位は法律上の要件ではありません

ただし実務では学位が求められる場面が多くあります。とくに移住を視野に入れる場合、VETASSESSの技能評価では「AQF Bachelor degree or higher degree」に相当する学歴が必須です。ディプロマだけでは技能評価が通りません。「働けること」と「移住できること」で要件が違う点に注意してください。

02

学費の差は、大学の格差というより課程設計の差です

TAFE NSWが安いのは州立の職業教育機関が運営する学位課程だから。トレンス大学ビリーブルー校が中位なのは私立の専門系大学だから。UNSWやアデレード大学が高いのは研究大学の4年制Honours課程だからです。「安い=質が低い」とは限りませんが、「同じものが安く買える」わけでもありません。

03

189(独立技術移住)は、この職種では使えません

Interior Designer(232511)はSTSOL に掲載され、MLTSSL には掲載されていません。制度上、州や地方州の推薦を得る190・491か、雇用主に指名してもらう482・186が現実的な入口になります。州の推薦条件は毎年見直されるため、いま対象でも来年は変わり得ます。

04

デザイン分野のなかでは、移住の選択肢が残っているほうです

CSOLに掲載されている:Interior Designer(232511)/Jewellery Designer(232313)/Illustrator(232412)/Multimedia Designer(232413)/Web Designer(232414)。掲載されていない:Graphic Designer(232411)/Fashion Designer(232311)/Industrial Designer(232312)。職種によって扱いが違います。

05

留学生向けの年額を公表していない大学があります

今回確認した範囲では、カーティン大学・シドニー工科大学(UTS)・キャンベラ大学は、課程ページに留学生向けの年額を掲載していませんでした。推測で金額を書くことはできないため、このページでは「要確認」としています。比較の際は、この3校について個別に照会が必要です。

06

ポートフォリオの重みが、学部と大学院で違います

学部では、UNSWの「BE Portfolio Entry」のように、成績以外の評価枠として使われることが多く、必須ではない場合があります。一方大学院は、RMITもアデレード大学も明確に必須としています。大学院から入る計画の方は、渡航の1年前から作品の準備を始めてください。

05 — Courses

学べる課程の一覧(学部・大学院・ディプロマ)

2026年時点で、留学生が出願できる主な課程を、学位のレベル別に整理しました。金額はすべて留学生向けの定価です。

学士(3年制)

TAFE NSW ── Bachelor of Interior Design

3年・最安

ニューサウスウェールズ州立の職業教育機関が運営する学位課程です。TAFEというと専門学校の印象がありますが、TAFE NSWは高等教育機関として学士を発行しています。公式ページに掲載されている留学生向けの総額は AUD 72,720〜74,880(3年)で、今回比較したなかで最も低い水準です。

  • 期間:3年/総額:AUD 72,720〜74,880/CRICOS 071917M/コースコード HE20501
  • DIAについては「Design Institute of Australia のアソシエイト会員レベルへの入会資格」と記載されています

※英語要件とキャンパスは、留学生向けページに具体的な記載が確認できませんでした。出願前に個別確認が必要です。

トレンス大学 ビリーブルー校 ── Bachelor of Interior Design

3年・商業/住空間

商業空間(Commercial)と住空間(Residential)で課程が分かれているのが特徴です。どちらも3年・24科目で、年額 AUD 37,500・総額 AUD 112,500(1科目あたり AUD 4,688)。公式に DIA-recognised course と明記されています。

  • 期間:3年/年額 37,500/総額 112,500/英語:IELTS 6.0(各項目5.5以上)
  • Commercial はシドニーとオンライン、Residential はブリスベン・メルボルン・シドニー・オンラインで提供
  • 加速プログラムを使えば2年で修了する設定もあります(オンライン専用の受講は学生ビザの対象になりません)
  • CRICOS:Commercial 105417B / Residential 105419M
トレンス大学のページ

グリフィス大学 ── Bachelor of Design(Interior Design専攻)

3年・研究大学

デザインの学士のなかに Interior Design を専攻として置く形です。3年・240単位で、年額 AUD 38,500・総額 AUD 115,500。ゴールドコースト校とブリスベン(サウスバンク)校で提供。研究大学の学士でありながら3年制で、今回の比較では学費も低い側にあります。

  • 期間:3年/年額 38,500/総額 115,500/英語:IELTS 6.5/CRICOS 020086A
  • DIAの認定課程一覧には Queensland College of Art(グリフィス大学)として掲載されています
グリフィス大学のページ

学士(4年制・Honours)

QUT ── Bachelor of Built Environment (Honours)(Interior Design)

4年・併修可

建築・都市計画と同じ Built Environment の学部に置かれている課程です。4年・年96単位で、年額 AUD 43,300・総額 AUD 173,200。ガーデンズポイント校(ブリスベン中心部)。公式に「卒業生は Design Institute of Australia の Graduate Membership の資格を得る」と記載されています。

  • 英語:IELTS 6.5(各項目6.0以上)/CRICOS 113182E/入学:2月・7月
  • Bachelor of Business や Bachelor of Property Economics との併修課程もあり、経営や不動産と組み合わせられる点は他校にない設計です
QUTのページ

スウィンバーン工科大学 ── Bachelor of Design (Interior Architecture)(Honours)

4年・英語6.0

メルボルンのホーソーン校。年額 AUD 45,010、4年制。英語要件が IELTS 6.0(各項目6.0)と、4年制Honours課程のなかでは低い側です。

  • 期間:4年/年額 45,010/総額 180,040/CRICOS 085306A
  • スウィンバーンは Diploma of Interior Design(AQF5)と Advanced Diploma of Interior Design(AQF6)も持っており、DIAの認定課程一覧に学士とあわせて掲載されています。ディプロマから学士へ積み上げる設計が学内で完結する数少ない大学です
スウィンバーン工科大学のページ

RMIT ── Bachelor of Interior Design (Honours)

4年・全レベル揃う

メルボルン市内キャンパス。RMITの2026年 International Onshore 料金表に、年額 AUD 48,000(年96単位・1単位あたり AUD 500)と記載されています。4年・384単位。選考課題としてフォリオ(10ページ)の提出が求められます。

  • 期間:4年/年額 48,000(2026年)/総額 192,000/CRICOS 083945G/入学:2月・7月
  • RMITは Diploma(C5431)→ Bachelor → Graduate Diploma → Master とインテリアデザインの課程を全レベルで揃えている唯一の大学です

※RMITのコースページには「2027年 年額 AUD 49,920」と表示されています。上記は同大学が公表している2026年の留学生(オンショア)料金表にもとづく金額です。年度が違う数字であることにご注意ください。

RMITのページ

アデレード大学 ── Bachelor of Interior Architecture (Honours)

4年・実務連携

アデレード市内キャンパス。年額 AUD 48,600、4年・192単位(コア162+実務連携学習12+選択18)。公式に「国際インテリア建築家・デザイナー連盟(IFI)と Interior Designers Educator’s Association of Australasia の、4年制学位に関する国際的なガイダンスに沿っている」と記載されています。

  • 期間:4年/年額 48,600/総額 194,400/英語:IELTS 6.5(各項目6.0以上)/CRICOS 115721M/入学:2月・7月
  • 12単位分が実務連携学習(Work Integrated Learning)に割かれているのがこの課程の設計上の特徴です
  • DIAの認定課程一覧にも Bachelor of Interior Architecture(AQF7)として掲載されています
アデレード大学のページ

UNSW ── Bachelor of Interior Architecture (Honours)

4年・年額最高

シドニー・ケンジントン校。公式に「2026年 初年度の目安額 AUD 51,000」と記載されています。4年制。「BE Portfolio Entry」という、創作作品のポートフォリオによって入学機会を高める枠が設けられています。入学は Term 1 と Term 3。

※UNSWが公表しているのは初年度の目安額です。4年分の総額は公式に掲載されていないため、このページでは総額を記載していません(初年度額を単純に4倍すると AUD 204,000 になりますが、これは推計であり公式の数字ではありません)。CRICOS 088833J/UACコード 423400。

UNSWのページ

年額が公表されていない大学(3校)

要照会

以下の3校は課程を開講していますが、2026年8月時点で、留学生向けの年額を課程ページで確認できませんでした。推測での記載は避けています。

  • カーティン大学 ── Bachelor of Applied Science (Interior Architecture)(Honours):4年・パース校・CRICOS 112416M・IELTS 6.5(各6.0)。公式に「IFIに認められている」「DIAの会員資格を得られる」と記載。掲載されているのは国内学生向けの政府支援枠の初年度額のみです。なお同大学の Bachelor of Interior Design(3年)は、2026年8月時点の公式ページに「開講予定なし」と表示されていました
  • シドニー工科大学(UTS) ── Bachelor of Design in Interior Architecture:3年・CRICOS 071631C。UTSは学費をセッション単位で提示する方式のため、課程ページからは年額を確認できません
  • キャンベラ大学 ── Bachelor of the Built Environment (Interior Architecture):3年・CRICOS 095576G・IELTS 6.0(各6.0)・キャンベラ(Bruce)校とサウスバンク校。課程ページに留学生向けの授業料の記載がありません
  • このほか モナッシュ大学もDIAの認定課程一覧に掲載されていますが、公式サイトが自動アクセスを遮断しているため、今回は課程情報・学費を直接確認できませんでした

大学院(Graduate Diploma・Master)

大学・課程期間年額(AUD)入学要件(前提となる学位)
アデレード大学
Graduate Diploma in Design(Interior Architecture)
1年48,600公式に「Prerequisite: None」と記載。学位の分野指定がありません(CRICOS 115846J)
アデレード大学
Master of Design(Interior Architecture)
2年48,600学士(AQF7)または優等学士(AQF8)+GPA 4.0/7 相当分野の指定なし。15点以内のポートフォリオ、CV、500語以内の志望理由書が必要(CRICOS 115905C)
RMIT
Graduate Diploma in Interior Design(GD210)
1年48,9602026年の公式料金表に掲載(年96単位)
RMIT
Master of Interior Design(MC275)
2年48,960デザイン系11分野の学士が必須。インテリアデザイン、空間デザイン、インテリアアーキテクチャ、ランドスケープ、建築、空間芸術、舞台デザイン、展示デザイン、サービスデザイン、工業デザイン、エクスペリエンスデザイン。ポートフォリオ(5〜10作品・PDF1本・25ページ/10MB以内)が必須(CRICOS 0100719・IELTS 6.5/各6.0)
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※RMIT修士の年額は、同大学の2026年 International Onshore 料金表にもとづく金額です。コースページには「2027年 年額 AUD 50,880」と表示されています。/アデレード大学の修士は既修得単位の認定(Credit)により期間が短縮される場合があり、公式のCredit Assessorで事前確認できると記載されています。

ディプロマ・アドバンストディプロマ(職業教育)

学校・課程期間学費(AUD)CRICOS
トレンス大学ビリーブルー校
Diploma of Interior Design and Decoration
1年(8科目)25,000(総額)092484B
トレンス大学ビリーブルー校
Advanced Diploma of Interior Design and Decoration
1.7年(12科目)年25,000/総額37,500117125D
スウィンバーン工科大学
Diploma / Advanced Diploma of Interior Design
要確認
TAFE NSW/TAFE Queensland/CIT
Diploma of Interior Design ほか
要確認
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ディプロマだけで留学を終えることの注意点。

① 技能評価が通りません。VETASSESSは Interior Designer(232511)について「AQF Bachelor degree or higher degree」を要件としています。ディプロマ(AQF5)やアドバンストディプロマ(AQF6)は該当しません。② 卒業生ビザ(485)の Post-Higher Education Work stream は、学士以上の学位が対象です。③ DIAのrecognitionはAQF6以上からなので、アドバンストディプロマは対象に入ります。

つまりディプロマは、「学士へ進むための踏み台」または「日本に帰る前提でスキルだけ取る」使い方に向いています。移住まで視野に入れるなら、最初から学士を選ぶか、ディプロマから学士への編入計画を立ててください。

06 — Side by side

学校別の比較表

学士課程を、授業料の総額が安い順に並べました。金額はすべて2026年の留学生向け定価です。

学校課程期間年額総額IELTS都市
TAFE NSWBachelor of Interior Design3年約24,240〜24,96072,720〜74,880要確認NSW州内
トレンス大学ビリーブルー校Bachelor of Interior Design3年37,500112,5006.0(各5.5)シドニー他
グリフィス大学Bachelor of Design(Interior Design専攻)3年38,500115,5006.5ゴールドコースト他
QUTBachelor of Built Environment (Honours)4年43,300173,2006.5(各6.0)ブリスベン
スウィンバーン工科大学Bachelor of Design (Interior Architecture)(Honours)4年45,010180,0406.0(各6.0)メルボルン
RMITBachelor of Interior Design (Honours)4年48,000192,000要確認メルボルン
アデレード大学Bachelor of Interior Architecture (Honours)4年48,600194,4006.5(各6.0)アデレード
UNSWBachelor of Interior Architecture (Honours)4年51,000
初年度
非公表要確認シドニー
カーティン大学Bachelor of Applied Science (Interior Architecture)(Honours)4年非公表非公表6.5(各6.0)パース
シドニー工科大学(UTS)Bachelor of Design in Interior Architecture3年非公表非公表要確認シドニー
キャンベラ大学Bachelor of the Built Environment (Interior Architecture)3年非公表非公表6.0(各6.0)キャンベラ他
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※「非公表」は、2026年8月時点で各大学の課程ページに留学生向けの金額が掲載されていなかったことを意味します。公表されていないだけで、金額が存在しないわけではありません。個別に照会すれば入手できます。/※TAFE NSWの年額は、公表されている3年総額を3で割った概算です。

07 — Total cost

学費(定価)── 総額で並べる

この分野は、年額で比べると判断を誤ります。3年制と4年制が並存しているためです。 年額 AUD 38,500 のグリフィス大学(3年)と、年額 AUD 43,300 のQUT(4年)は、年額の差が AUD 4,800 ですが、総額では AUD 57,700 の差になります。

順位学校総額(AUD)最安との差
1TAFE NSW(3年)72,720〜74,880
2トレンス大学ビリーブルー校(3年)112,500+39,780
3グリフィス大学(3年)115,500+42,780
4QUT(4年)173,200+100,480
5スウィンバーン工科大学(4年)180,040+107,320
6RMIT(4年)192,000+119,280
7アデレード大学(4年)194,400+121,680
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最安と最高の差は AUD 121,680、およそ2.7倍です。1豪ドル100円換算でおよそ1,200万円の差になります。この差額に何を求めるのかを、出願前に自分の言葉にしておいてください。

差額で買えるもの:4年制Honours課程の卒業設計・研究の期間、研究大学の設備とネットワーク、実務連携学習(アデレード大学は12単位分をこれに充てています)、大都市の立地。
買えないもの:資格や登録は買えません。この分野には国家登録がないため、高い課程を出たから名乗れる肩書きが増えるということはありません。移住の技能評価でも、AQF学士以上であれば要件を満たします。大学の格による差はつきません。

授業料以外にかかるもの

項目金額(AUD)備考
生活費(財政要件)29,710/年学生ビザの財政能力要件として単身12か月分が示されている金額。実際の支出とは別です
学生ビザ申請料2,5002026年7月1日改定(従来2,000)。18歳以上の配偶者も2,500、18歳未満の子は625
OSHC(海外学生健康保険)要確認加入は学生ビザの条件。保険会社・期間により変動します
制作費(この分野固有)要確認模型材料、大判出力、素材サンプル、レンダリングソフトのライセンスなど。学校は総額を公表していないため、こちらから金額はお示しできません
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3年課程の安い側(TAFE NSW)で総額の目安は AUD 165,000 前後、4年課程の高い側(アデレード大学)で AUD 315,000 前後。1豪ドル100円換算でおよそ1,650万〜3,150万円です。この幅の大きさが、この分野の特徴です。

上記の総額目安は、授業料に生活費の財政要件(年 AUD 29,710)を年数分、学生ビザ申請料(AUD 2,500)を加えた概算です。OSHCと制作費は金額が確認できないため含めていません。実際の必要額はこれを上回ります。日本円換算は1豪ドル=100円で計算した概算で、実際の負担額は為替により変動します。

08 — Scholarships

奨学金 ── 減額でどこまで動くか

先に結論をお伝えします。この分野では、奨学金で学費の順位が大きく入れ替わることは、あまり起きません。 3年制と4年制の差、州立TAFEと研究大学の差が大きすぎるためです。 ただし、同じ4年制どうしの比較では意味を持ちます。

QUT International Merit Scholarship(25%・申請不要)

  • 減額率:授業料の25%(学期ごとに適用)
  • 申請:「この奨学金に応募する必要はありません」── 出願時に自動的に審査されます
  • 成績要件(学部):ATAR 90.00 相当、IB 34.00 相当など、出身国の資格ごとに基準が設定されています
  • 成績要件(大学院):GPA 5.00〜5.50(7点満点)/継続条件:在学中も所定の学業成績を維持すること
  • 選考は学業成績のみで判断され、教育の中断・健康状態・経済的事情は考慮されないと明記されています

QUTのインテリアデザイン(年額 AUD 43,300)に25%が適用されると、年額は AUD 32,475、4年総額は AUD 129,900 になります。減額後でも、3年制のグリフィス大学(115,500)やトレンス大学ビリーブルー校(112,500)より高いという関係は変わりません。ただしRMIT(192,000)やアデレード大学(194,400)との比較では、6万豪ドル以上の差がつきます。

アデレード大学の減額制度

アデレード大学は、Academic Excellence(50%・要申請)/Emerging Leaders(25%・自動適用)/Merit(15%・自動適用)という段階的な減額制度を持っています。 25%が適用されると、年額 AUD 48,600 が AUD 36,450、4年総額は AUD 145,800 になります。

※アデレード大学の Launch Your Future ASEAN Scholarship(50%)は ASEAN加盟国の学生が対象で、日本は含まれません。50%枠を狙う場合は Academic Excellence(要申請)が対象になります。各制度が Bachelor of Interior Architecture を対象としているかは、出願年度の要項で個別に確認が必要です。

その他の学校

グリフィス大学には International Academic Merit Scholarship(20%・GPA 4.5/7・申請不要・国籍制限なし)がありますが、2026年8月時点で公式ページが自動アクセスを遮断しており、Bachelor of Design が対象課程に含まれるかを今回確認できませんでした。 UNSW・RMIT・スウィンバーン工科大学・トレンス大学・TAFE NSW についても、インテリアデザイン課程を対象とする減額制度の有無・条件を今回は確認できていません。推測での記載は避けています。 ご相談いただければ、その年の要項を学校に直接照会したうえでお伝えします。照会は無料です。

奨学金を検討するときの考え方。この分野では、「奨学金が取れる高い大学」と「奨学金がなくても安い学校」を同じ土俵で比べることになります。25%減額後のQUT(129,900)より、減額なしのトレンス大学ビリーブルー校(112,500)のほうが安い。減額率の大きさに目を奪われず、最終的に支払う総額で比べてください。

奨学金の金額・条件・対象コースは年度ごとに改定され、停止することもあります。出願年度の最新の要項を必ずご確認ください。
オーストラリアの大学奨学金一覧

09 — English

英語要件

この分野の英語要件は、他の専門分野に比べて低い部類です。 看護(登録に IELTS 7.0)や教員(Speaking・Listening 8.0)のように、大学の入学要件とは別に、登録機関が独自の英語基準を課す構造がありません。

学校IELTS(Academic)備考
トレンス大学ビリーブルー校6.0(各項目5.5)今回確認したなかで最も低い基準
スウィンバーン工科大学6.0(各項目6.0)4年制Honours課程では最も低い
キャンベラ大学6.0(各項目6.0)
QUT6.5(各項目6.0)L/R/W/S すべて6.0以上
カーティン大学6.5(各項目6.0)
アデレード大学6.5(各項目6.0)学部・大学院とも同基準
グリフィス大学6.5各項目の下限は課程ページで要確認
RMIT(Master of Interior Design)6.5(各項目6.0)学士の基準は課程ページで要確認
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ただし、卒業後を考えるなら 6.5 は必要になります。卒業生ビザ(485)の Post-Higher Education Work stream は、2025年8月7日以降に受験したテストについて IELTS 総合 6.5(TOEFL iBT 81、PTE Academic 55 相当)を求めています。入学時に 6.0 で入れる学校を選んでも、卒業後に現地で働くなら結局 6.5 が要ります。入学要件が低い学校は「渡航のハードルが低い」のであって、「英語を伸ばさなくてよい」わけではありません。

英語が足りない場合は、付属語学学校(Direct Entry Program)を経由するルートが一般的です。所定の成績で修了すればIELTSのスコア提出が免除される仕組みですが、免除の可否・必要な修了成績は大学と課程によって異なります。

10 — Pathways

進学ルート ── 経歴別

いまの学歴によって、選べるルートが変わります。4つに分けて整理します。

ROUTE A / 3〜4 YEARS

日本の高校を卒業(または在学中)

  1. ファウンデーション
    または直接出願・大学により異なる
  2. 学士
    3年 または 4年
  3. 卒業・就職
    485ビザで2年

最も素直なルートです。日本の高校卒業から豪州の学部へ直接出願できるかは大学によって異なり、多くはファウンデーションコースや進学準備課程を経由します。3年制を選べば、卒業時の年齢と費用の両方を抑えられます(総額 72,720〜194,400)。

ROUTE B / 1〜2 YEARS

日本でデザイン系の学部を卒業

  1. Graduate Diploma
    1年・48,600〜48,960
  2. または Master
    2年・総額 97,200〜97,920
  3. 卒業・就職
    485ビザで2年

RMITの Master of Interior Design は、デザイン系11分野の学士を明示的に要求しています(インテリアデザイン、空間デザイン、建築、ランドスケープ、工業デザインなど)。該当する学位をお持ちなら、2年で修士まで到達できます。ポートフォリオ(5〜10作品)が必須です。

ROUTE C / 分野不問

デザイン以外の学部を卒業

  1. アデレード大学 Grad Dip
    1年・Prerequisite: None
  2. Master へ進む選択も
    合計2年
  3. 卒業・就職
    485ビザで2年

ここが、この分野で最も価値のある情報かもしれません。アデレード大学の Graduate Diploma in Design(Interior Architecture)は、公式に「Prerequisite: None」と記載されており、学位の分野を問いません。修士(Master of Design)も、学士+GPA 4.0/7 相当という要件で、分野の指定がありません。ただし15点以内のポートフォリオ、CV、500語以内の志望理由書は必須です。「文系を出たけれどインテリアをやりたい」という方の、最短の入口です。

ROUTE D / 積み上げ型

費用を最小にして、まず現地に出る

  1. Diploma
    1年・25,000
  2. 学士へ編入
    2年前後・単位認定次第
  3. 学士取得
    485の対象に

トレンス大学ビリーブルー校の Diploma of Interior Design and Decoration(1年・AUD 25,000)から始め、同校の学士へ進む組み立て。ただしどれだけ単位が認定されるかで総額も年数も変わります。またディプロマ単体では485ビザの対象にならず、技能評価も通りません。学士まで進む前提で計画してください。

※上記の学費はすべて2026年の定価です。単位認定(Credit / RPL)の可否と範囲は、提出する成績証明書とシラバスにもとづいて各校が個別に判断します。「何単位認められる」と事前に確定することはできません。

11 — Portfolio

ポートフォリオ ── 形式要件は公表されています

この分野のポートフォリオには、ひとつ確かなことがあります。形式は公表されている、ということです。ページ数、点数、ファイル容量。ここは守るべき制約であり、確認できます。

学校・課程必須/任意公表されている形式要件
RMIT
Master of Interior Design
必須5〜10作品を、PDF 1本(最大25ページ・10MB以内)で提出。制作過程の作品、批判的思考、振り返りを示すことが求められると記載
アデレード大学
Master of Design(Interior Architecture)
必須15点以内の画像。各作品に氏名・タイトル・制作年・技法・寸法を記載。あわせてCV(使用ソフトと実績)と500語以内の志望理由書
RMIT
Bachelor of Interior Design (Honours)
選考課題10ページのフォリオ。制作過程の作品、参考画像、完成作品を含め、創作への取り組みを示す構成
UNSW
Bachelor of Interior Architecture (Honours)
任意(加点枠)「BE Portfolio Entry」── 創作作品のポートフォリオ提出により入学機会を高められる枠として案内
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「何を評価するか」「どの完成度が必要か」は、どの大学も数値で公表していません。したがって、こちらから「このレベルなら通ります」と申し上げることはできません。ただし、形式を外して不利になることは避けられます。25ページ指定に30ページ出す、10MB上限に20MBのPDFを送る、15点指定に25点並べる ── こうした失敗は、要件を読めば防げます。アンアルウェンでは、志望校ごとの形式要件を一覧にしてお渡ししています。

作品がない場合

デザイン以外の学部を出た方から、最も多くいただく相談です。選択肢は3つあります。

  • ① 学部から入り直す ── 年数はかかりますが、ポートフォリオを学校で作れます。学部の出願ではポートフォリオが必須でない学校が多く、入口としては最も確実です。3年制を選べば費用も抑えられます
  • ② ディプロマから積み上げる ── 1年のディプロマで作品を作り、それを持って学士や大学院へ進む方法。費用が AUD 25,000 前後と軽く、現地で学びながら準備できます。ただし単位認定の範囲は事前に確定できません
  • ③ 渡航前に作る ── 実務作品、独学の課題、日本の専門学校での制作物などを再編集する方法。実務作品を使う場合は、守秘義務・著作権・自分の担当範囲の明示が論点になります。準備には数か月かかると見ておいてください

12 — DIA

DIA(オーストラリアデザイン協会)の実際

DIA(Design Institute of Australia)は、業界団体です。政府の登録機関ではありません。ここを誤解すると、学校選びの判断を誤ります。

DIA Recognised Course とは

DIAが「recognised course」として認めているのは、DIAの Registered Design Entity 会員である教育機関が提供し、AQF 6 または 7 以上(アドバンストディプロマまたは学位)に格付けされた課程です。 この課程の学生・卒業生は、DIAの一般会員になる資格が自動的に得られます。 インテリアデザイン分野で掲載されている主な提供機関は、TAFE Queensland、TAFE NSW、QUT、Canberra Institute of Technology、トレンス大学ビリーブルー校、アデレード大学、キャンベラ大学、Sydney Design School、スウィンバーン工科大学など。

ここで重要なのは、「recognised でない課程を出ると働けない」わけではないということです。DIAの recognition は会員資格の入口であって、就労の要件ではありません。建築のAACA認定が「これがないとAPEに進めない」という関門であるのに対し、DIAのそれは性質が違います。

DIA Accredited Designer

項目Professional pathwayVocational pathway
学歴AQF 7以上の学位AQF 5以上のディプロマ
実務経験最低3年
申請に算入できるのは最大15年
最低5年
同上
最低ポイント15点25点
その他DIA行動規範(Code of Conduct)の遵守に同意専門職賠償責任保険(Professional Indemnity Insurance)の有効性証明書の提出
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これは任意の資格です。持っていなくてもインテリアデザイナーとして働けます。ただし、独立して案件を受ける段階になると、賠償責任保険の有無や第三者の認定は、クライアント側の判断材料になります。

IFI と IDEA について。大学の課程紹介には、DIAのほかに2つの略称が出てきます。IFI(International Federation of Interior Architects/Designers)は国際的な業界連盟で、カーティン大学は「IFIに認められている」、アデレード大学は「IFIとIDEAの国際的なガイダンスに沿っている」と記載しています。IDEA(Interior Design/Interior Architecture Educators Association)は豪州・NZのインテリア系教育者の学術団体で、課程の認定機関ではなく、教育研究のネットワークです。いずれも、卒業後に働くための要件ではありません。

Accredited Designer の申請費用については、DIAの公開ページで金額を確認できませんでした。会員区分ごとの詳細な違いについても同ページには記載がありません。推測での記載は避けています。

13 — Careers

卒業後の進路

オーストラリア統計局のANZSCOは、Interior Designer(232511)の業務を 「商業・工業・小売・住宅の建物内部を計画し、設計し、詳細を詰め、施工を監理して、目的に合わせた環境をつくる」と定義しています。

商業・ホスピタリティ

設計事務所が中心

オフィス、ホテル、レストラン、小売店舗の内装設計。建築設計事務所やインテリア専門の設計事務所に所属する形が中心です。図面、素材選定、什器の仕様、施工監理まで担当範囲は広がります。

住宅

領域が分かれている

個人住宅・集合住宅の内装。トレンス大学ビリーブルー校が課程を Commercial と Residential に分けていることからも、業界内で領域が分かれていることがわかります。

関連職

出口が広い

ディスプレイ/VMD、什器・家具のデザイン、展示・イベント空間、映像美術、不動産のスタイリング、素材メーカーやショールームの提案営業。「内装設計そのもの」以外の出口が広いのがこの分野です。

在学中にやっておくと効くこと

この分野は登録制度がないぶん、経歴が直接効きます。とくに、移住まで視野に入れる場合は、卒業後の実務年数がそのまま技能評価の要件になります。

  • 設計事務所でのアルバイト・インターン ── 就職時の実績。ただし技能評価に算入できるのは、原則として資格取得後の就業です
  • ソフトウェアの習熟(CAD/BIM/レンダリング) ── アデレード大学の大学院はCVに「使用ソフトの経験」を記載するよう求めています
  • 作品の記録を残す ── 大学院進学、転職、独立のすべてで使います。データを消さないこと
  • 英語を IELTS 6.5 まで引き上げる ── 485ビザの要件(2025年8月7日以降のテスト)。入学時6.0で入った方は必須の課題です

在学中の就労について。学生ビザでは就学期間中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます。「週20時間まで」は古い情報です。この分野では、就労時間そのものより「デザイン事務所での実務経験を積めるか」のほうが、卒業後の技能評価に効いてきます。

冒頭の指標について ── LIFE(月 約A$3,200)は、学生ビザの就労上限(2週48時間)まで働いた場合の目安です。カジュアルの全国最低時給 A$31.19(2025年7月〜)で試算した額で、収入を保証するものではありません。OUTCOME(年 約A$60,000)は Interior Designers(ANZSCO 2325)のフルタイム週給 約A$1,155 を年換算した概算です(Job Outlook の公表値)。新卒の初任給ではなく、経験・雇用形態・地域により大きく異なります。民間求人サイトの数字は算出根拠が公表されていないため、このページでは使用していません。

14 — Read this twice

ビザ・永住ルート

Interior Designer(ANZSCO 232511)の掲載状況は、法令で確認できます。

リスト掲載対象となるビザ
MLTSSL(中長期戦略技能リスト)非掲載subclass 189(独立技術移住)が使えません
STSOL(短期技能職業リスト)掲載190(州推薦)・491(地方州推薦)が対象
CSOL(コアスキル職業リスト)掲載482(Skills in Demand・Core Skills stream)・186(雇用主指名)が対象
ROL(地方職業リスト)該当なし
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出典:Migration (LIN 19/051) Instrument 2019(Compilation No. 5・2026年3月28日)、および Migration (Specification of Occupations—Subclass 482 Visa) Instrument 2024(2025年11月7日時点の編纂版)。いずれも連邦官報(Federal Register of Legislation)に掲載されている法令の本文で確認しています。

デザイン分野のなかでの位置づけ。CSOL の本文を確認すると、掲載・非掲載がはっきり分かれています。掲載されている:Interior Designer(232511)/Jewellery Designer(232313)/Illustrator(232412)/Multimedia Designer(232413)/Web Designer(232414)/Architect(232111)/Landscape Architect(232112)。掲載されていない:Graphic Designer(232411)/Fashion Designer(232311)/Industrial Designer(232312)。「デザイン留学は移住に向かない」と一般化されがちですが、職種によって扱いが違います。インテリアデザインは、掲載されている側です。

技能評価(VETASSESS)

項目内容
学歴AQF Bachelor degree or higher degree(修士・博士も含む)に相当すること
関連性の高い専攻Interior Design および Interior Architecture。関連科目として、コミュニケーション、デザイン、技術、照明、音響、素材、フォルムなどが挙げられています
実務経験Pathway 1:資格取得後1年以上/Pathway 2:2年以上/Pathway 3:3年以上/Pathway 4:6年以上。いずれも週20時間以上の就業が条件
申請料(オフショア)AUD 1,096
優先処理を付ける場合は追加 AUD 825
申請料(オンショア・GST込)AUD 1,205.60
優先処理を付ける場合は追加 AUD 907.50
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ここが計画の要になります。どのPathwayに当たるかは、学位の内容と就業歴の組み合わせで決まります。「学位を取っただけ」では技能評価が完結せず、卒業後の就業実績が必要です。だからこそ、485ビザで残る2年間の使い方が、この分野では決定的に重要になります。

卒業生ビザ(485・Post-Higher Education Work stream)

  • 専攻分野は問われません。公式に「専攻分野にかかわらず、対象となる学位」と記載されており、職業リストへの掲載は要件になっていません
  • 対象学位:CRICOS登録機関で修了した学士・修士・博士。申請前6か月以内の修了であること
  • 滞在期間:学士/修士(コースワーク)で2年、修士(研究)/博士で3年
  • 年齢:申請時 35歳以下(修士(研究)・博士には例外規定あり)
  • 英語:2025年8月7日以降に受験したテストで IELTS 総合 6.5(TOEFL iBT 81/PTE Academic 55 相当)

この2年で、VETASSESSのPathway 1(資格取得後1年以上)を満たせる可能性があります。ただし、就職できるかどうかは個別の事情によります。「必ず就職できます」とも「難しいです」とも、こちらから断定はできません。

190・491の現実的な見方。Interior Designer は MLTSSL に載っていないため、州または地方州の推薦が必須です。そして州の推薦対象職種と条件は毎年見直されます。本ページでは、特定の州が Interior Designer を推薦対象としているかどうかについて個別の記載をしていません。州のリストは年度ごとに、場合によっては年度途中でも変更されるためです。「この州なら取れます」という保証は、どのエージェントにもできません。

職業リスト・州推薦の条件・技能評価の要件は毎年見直されます。最新の可否およびご自身のケースの見通しは、必ず登録移民エージェント(MARA登録)にご確認ください。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。

15 — Back in Japan

日本に帰ってから活かす

日本には「インテリアデザイナー」という国家資格がありません。この点はオーストラリアと同じです。 実務では、公益法人や業界団体が実施する資格が使われています。

海外の学位が、日本の資格試験の受験資格としてどう扱われるかは、実施団体ごとに判断が異なります。 受験資格に学歴要件が設けられている資格では、海外で修了した課程が該当するかどうかを、出願前に各実施団体へ照会する必要があります。 このページでは、特定の資格について「該当します/しません」とは記載していません。実施団体の判断を、こちらで代行することはできないためです。

一級建築士については、より慎重な確認が必要です。建築士法では、外国の大学等を卒業した方が学歴要件を用いる場合、「同等以上であることを証する書類」を提出し、受験申込後の受験資格審査(国土交通大臣の認定)で可否が判断されます。審査では履修した建築系の科目が、日本の指定科目と同程度かをひとつずつ確認する仕組みです。

インテリアデザインの課程は、建築の課程とはカリキュラムの構成が異なります。建築士を目指すのであれば、渡航前に日本側の指定科目を確認したうえで、履修計画を立ててください。あとから科目を追加するのは困難です。シラバス・成績証明書・履修時間の記録は、在学中から保管しておいてください。

日本で評価されやすい部分

  • 英語で図面とプレゼンができること。海外案件、外資系の設計事務所、ホテル・商業施設の国際コンペで直接使えます
  • 作品そのもの。この分野は、どこの国でもポートフォリオが履歴書より先に見られます
  • 実務連携学習の経験。アデレード大学のように、課程内に実務が組み込まれている学校の卒業生は、そこを語れます

16 — How to choose

学校の選び方 ── 見るべき6つの点

01

年数(3年か4年か)を先に決める

この分野の総額を決めるのは、年額より年数です。年額の差が AUD 5,000 でも、1年多いだけで AUD 45,000 の差になります。ここを先に決めると、候補が半分になります。

02

総額で比べる(年額で比べない)

年額 AUD 38,500 のグリフィス大学(3年・総額115,500)と、年額 AUD 43,300 のQUT(4年・総額173,200)。年額の差は AUD 4,800 ですが、総額の差は AUD 57,700 です。

03

学位のレベル(AQF)を確認する

ディプロマ(AQF5)とアドバンストディプロマ(AQF6)では、485ビザも技能評価も対象になりません。移住まで視野にあるならAQF7以上の学士が必須です。

04

英語要件と、卒業後に必要な英語を分けて考える

入学は IELTS 6.0 でも、485ビザには 6.5 が要ります。入学基準が低い学校は入りやすいだけで、卒業後の要件は同じです。入学時6.0で入るなら、在学中に6.5へ上げる計画をセットにしてください。

05

都市で決めるなら、卒業後の2年まで考える

485ビザの2年をどこで過ごすかは、就職機会だけでなく、州推薦(190・491)の可能性にも関わります。とくに491は地方州が対象です。「留学中に住みたい街」と「卒業後に働く街」を分けて考えたほうが、選択肢は広がります。

06

学費が非公表の大学は、必ず照会してから比べる

カーティン大学・UTS・キャンベラ大学は、課程ページに留学生の年額を掲載していません。公表されていないだけで、金額は存在します。照会せずに候補から外すのも、金額を知らずに志望するのも、どちらももったいない。照会は無料です。

条件に合う学校を無料で調べてもらう

17 — Timeline

出願から出発までの流れ

時期やることアンアルウェンの関わり
12〜18か月前年数(3年/4年)とレベル(学士/大学院)の決定、学校の絞り込み無料相談。いまの学歴で大学院に入れる可能性があるかを判定します
10〜14か月前IELTSの受験、ポートフォリオの制作(大学院志望の場合は必須)志望校ごとの形式要件(ページ数・点数・容量)を一覧にしてお渡しします
8〜12か月前出願書類の準備、学費非公表校への照会、奨学金の対象確認カーティン大学・UTS・キャンベラ大学などへ留学生向け年額を直接照会します
6〜10か月前出願、Letter of Offer の受領出願手続きを代行。複数校への出願も無料
4〜6か月前学費の支払い、CoEの取得、OSHC加入手続きの案内と、支払いスケジュールの整理
3〜4か月前GS(Genuine Student)ステートメントの作成、学生ビザ申請GS対策とビザ申請を全面サポート。この分野は「なぜ日本ではなくオーストラリアなのか」を作品と結びつけて語れるかが問われます
1〜2か月前住居手配、航空券、渡航準備ホームステイ・学生アパートの手配、出発前オリエンテーション
渡航後現地生活の立ち上げ、学業、インターン探し現地オフィスでのサポート、コース変更・延長、485ビザの相談
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※上記は一般的な目安です。ビザの処理期間は国籍・ビザ歴・健康診断・資金状況・審査の混雑状況によって変わるため、「いつまでに申請すれば必ず間に合う」とはお伝えできません。余裕をもったスケジュールをおすすめします。

18 — Why An Arwen

他社との違い ── アンアルウェンが選ばれる理由

アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。

01

GS対策・ビザ申請まで無料でサポート

学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。この分野は「なぜオーストラリアなのか」を作品と結びつけて説明する必要があります。ここに時間をかけます。

02

渡航後も、日本と現地の両方から支える

オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。学士から大学院への進学や、卒業生ビザ(485)の申請についてもご相談いただけます。

03

毎月12名様限定 ── 一人ひとりに時間をかける

一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。インテリアデザインはいまの学歴・作品の有無・予算によって最適なルートが変わる分野です。画一的な案内ではなく、その方の状況に合わせて設計します。

04

スタッフが実際に足を運んだ学校だけを紹介

紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。スタジオや工房、素材ライブラリの充実度は、資料だけではわかりません。

05

2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。学部から大学院へ進まれた方のサポート実績もあります。

06

メリットだけでなく、現実も率直に伝える

費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「189ビザはこの職種では使えません」「ディプロマだけでは技能評価が通りません」「この大学は留学生向けの年額を公表していないので、いまは金額をお伝えできません」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。

「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

19 — Free support

アンアルウェンの無料サポート

学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート

  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • 学費非公表校(カーティン・UTS・キャンベラ大学など)への直接照会
  • 志望校ごとのポートフォリオ形式要件の一覧作成
  • 総額(学費+生活費)での比較表の作成
  • 2026年日本人プロモーションの適用確認・申込み手続き代行
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
  • 航空券・渡航準備のアドバイス/出発前の個別オリエンテーション

渡航後サポート

  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • 設計事務所でのインターン先探しの相談
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • ビザ切り替えサポート・485ビザの相談
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

20 — FAQ

よくある質問

「認定された学校」を選ばないと働けませんか?
いいえ。インテリアデザイナーには国家登録制度がありません。建築家(Architect)が州の建築士法で名称を保護され、AACA認定修士・実務3,300時間・3段階の試験を経なければ名乗れないのに対し、インテリアデザインにはその仕組みがないからです。業界団体のDIA(Design Institute of Australia)が「recognised course」を認めていますが、これは会員資格の入口であって、就労の要件ではありません。ただし移住まで視野に入れる場合は別で、VETASSESSの技能評価はAQF学士以上の学歴を要件としています。「働けること」と「移住できること」で要件が違う点にご注意ください。
Bachelor of Interior Architecture を出れば「Interior Architect」と名乗れますか?
学位を持っていることと、その肩書きを名乗れることは別の話です。南オーストラリア州のArchitectural Practice Boardは、ガイダンスノートで「自分を interior architect と称すること」を、登録建築士でない者が使ってはならない例として明示的に列挙しています。不正使用の最高刑はAUD 50,000 または6か月の禁錮と記載されています。なお同じノートでは「landscape architect」「naval architect」などの複合語は制限されないとされており、interior architect だけが名指しで挙げられている点が特徴的です。建築士の登録は州ごとの法律なので、他州で同じ扱いになるかは各州の登録機関に確認が必要です。実際、多くの卒業生は Interior Designer や Spatial Designer という肩書きを使っています。
学費が学校でこんなに違うのはなぜですか?
大学の格差というより、課程設計の差です。TAFE NSWが安いのは州立の職業教育機関が運営する学位課程だから。トレンス大学ビリーブルー校が中位なのは私立の専門系大学だから。UNSWやアデレード大学が高いのは研究大学の4年制Honours課程だからです。年数も、卒業時の学位の種類も違います。「安い=質が低い」とは限りませんが、「同じものが安く買える」わけでもありません。差額(最大 AUD 121,680)で買えるのは、4年制Honoursの卒業設計期間・研究大学の設備・実務連携学習・大都市の立地。買えないのは資格や登録です。この分野には国家登録がないため、高い課程を出たから名乗れる肩書きが増えるということはありません。
デザイン以外の学部を出ました。大学院に入れますか?
入れる大学があります。アデレード大学の Graduate Diploma in Design(Interior Architecture)は、公式に「Prerequisite: None」と記載されており、学位の分野を問いません。修士(Master of Design)も、学士+GPA 4.0/7 相当という要件で分野の指定がありません。ただし15点以内のポートフォリオ、CV、500語以内の志望理由書は必須です。対してRMIT の Master of Interior Design は、インテリアデザイン・空間デザイン・建築・ランドスケープ・工業デザインなど11分野の学士を明示的に要求しています。同じ「インテリアの修士」でも、入口が正反対です。
ポートフォリオがありません。どうすればいいですか?
選択肢は3つです。①学部から入り直す ── 学部の出願ではポートフォリオが必須でない学校が多く、入口としては最も確実です。3年制を選べば費用も抑えられ、作品は学校で作れます。②ディプロマから積み上げる ── 1年・AUD 25,000 前後で作品を作り、それを持って学士や大学院へ進む方法。ただし単位認定の範囲は事前に確定できません。③渡航前に作る ── 実務作品や独学の課題を再編集する方法。実務作品を使う場合は守秘義務・著作権・自分の担当範囲の明示が論点になります。準備には数か月かかります。なお、形式要件(ページ数・点数・容量)は各校が公表しているので、そこは確実に守れます。
入学に必要な英語力はどのくらいですか?
IELTS 6.0 の学校と 6.5 の学校に分かれます。最も低いのはトレンス大学ビリーブルー校の 6.0(各項目5.5)。4年制Honours課程ではスウィンバーン工科大学の 6.0(各項目6.0)が最も低い設定です。QUT・カーティン大学・アデレード大学は 6.5(各6.0)。この分野には、医療系や教員のような「登録機関が課す別途の英語基準」がありません。大学の要件を満たせば足ります。ただし卒業後を考えるなら 6.5 は必要です。卒業生ビザ(485)は2025年8月7日以降に受験したテストで IELTS 総合 6.5 を求めています。入学時6.0で入るなら、在学中に6.5へ上げる計画をセットにしてください。
ディプロマだけでも大丈夫ですか?
「働くための資格」としては機能しますが、「移住のための学歴」としては足りません。理由は3つ。①技能評価が通りません。VETASSESSは「AQF Bachelor degree or higher degree」を要件としており、ディプロマ(AQF5)もアドバンストディプロマ(AQF6)も該当しません。②卒業生ビザ(485)の対象外です。Post-Higher Education Work stream は学士以上が対象です。③DIAのrecognitionはAQF6以上からなので、アドバンストディプロマは会員資格の対象に入ります。つまりディプロマは「学士へ進むための踏み台」または「日本に帰る前提でスキルだけ取る」使い方に向いています。
卒業後、オーストラリアで働けますか?永住は目指せますか?
働けます。ただし永住のルートは限られます。卒業生ビザ(485)は専攻分野を問わず、学士・修士(コースワーク)で2年間就労できます(申請時35歳以下、IELTS 6.5)。永住については、Interior Designer(232511)は MLTSSL に掲載されていないため、subclass 189(独立技術移住)が使えません。入口は190・491(州/地方州の推薦)と、CSOL掲載にもとづく 482・186(雇用主指名)です。技能評価(VETASSESS)はAQF学士以上+資格取得後の実務経験が要件で、「学位を取っただけ」では完結しません。485の2年をどう使うかが決定的です。なお州の推薦リストは毎年見直されるため、「この州なら取れます」という保証はどのエージェントにもできません。
帰国後、日本で一級建築士を目指せますか?
慎重な確認が必要です。建築士法では、外国の大学等を卒業した方が学歴要件を用いる場合、「同等以上であることを証する書類」を提出し、受験申込後の受験資格審査(国土交通大臣の認定)で可否が判断されます。審査では履修した建築系の科目が、日本の指定科目と同程度かをひとつずつ確認する仕組みです。インテリアデザインの課程は、建築の課程とはカリキュラムの構成が異なります。建築士を目指すのであれば、渡航前に日本側の指定科目を確認したうえで、履修計画を立ててください。あとから科目を追加するのは困難です。シラバス・成績証明書・履修時間の記録は、在学中から保管しておいてください。
エージェントを通すと費用は高くなりますか?
いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。この分野の場合はこれに加えて、学費非公表校(カーティン大学・UTS・キャンベラ大学など)への直接照会、志望校ごとのポートフォリオ形式要件の一覧作成、総額での比較表の作成まで含めてサポートします。とくに学費非公表校への照会は、この分野で見落とされやすい工程です。公表されていないだけで金額は存在するため、照会せずに候補から外すのはもったいない選び方になります。なお、学校が定める出願料は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。

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インテリアデザインと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。

  • 建築(Architecture) ── 制度で守られる代わりに、登録まで最短7年かかる道。Architect(232111)はMLTSSL・CSOLの両方に掲載されており、移住の面ではインテリアより有利です
  • デザイン(総合) ── グラフィック・UI/UXまで含めた分野横断のページ。ただしグラフィックデザイナーはCSOL非掲載で、インテリアとは制度上の扱いが違います
  • ファッションデザイン ── 同じくポートフォリオが軸になる分野。Fashion Designer(232311)もCSOL非掲載です
  • ビジネス留学 ── 将来の独立・事務所経営を視野に入れる場合の選択肢。QUTはインテリアとビジネスの併修課程を持っています

最終更新日:2026年8月20日/執筆・監修:アンアルウェン 留学カウンセリングチーム
本ページのコース内容・学費・入学条件・認定・ビザ情報は、各校・各機関の公式情報および連邦官報に掲載された法令の本文をもとに、アンアルウェンが2026年8月時点で確認・翻訳・整理したものです。金額が公表されていない項目は、推測での記載を避けて「要確認」としています。制度・金額は予告なく変更される場合があるため、出願前には必ず最新情報をご確認ください。
※本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイス・法的助言ではありません。ビザ・移住に関する判断は登録移民エージェント(MARA登録)に、名称の使用については就職先の州の Architects Registration Board にご確認ください。

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