オーストラリア留学エージェント アンアルウェン

オーストラリアでソーシャルワークを学ぶ
── AASW認定課程・学費・入学条件

オーストラリアのソーシャルワークは、「認定された課程を出たかどうか」で資格が決まる分野です。判断するのはAASW(オーストラリア・ソーシャルワーカー協会)。認定校の学位でなければ、この国でソーシャルワーカーとして働く道はほぼ閉じます。
すでに大学を出ている方なら、2年のMSW(Qualifying)で目指せます。ただし英語はIELTS 7.0(全項目7.0)。ここが、この留学の全てを決める関門です。

2年学士保持者の最短ルート(MSW-Q)
年 $28,800〜大学院の学費(Sydney Met・年額)
IELTS 7.0全4項目で7.0(最大の関門)
1,000時間必修の現場実習(500時間×2回)

DATA ── ソーシャルワーク留学の要点

学べる学位
Master of Social Work (Qualifying)=MSW(Q)(2年)と Bachelor of Social Work=BSW(4年)の2本立て日本の大学を出ている方は、MSW(Q)が基本ルートです。「Qualifying=資格付与型」の表記があるものだけが対象で、これが付かない Master of Social Work は既資格者向けの上級課程です
期間
2年(MSW-Q)/ 4年(BSW)MSW(Q)に「1年で終わる版」は存在しません。1,000時間の実習が組み込まれているため、期間の短縮ができない構造です
学費(MSW-Q)
年 AUD 28,800 〜 41,000Sydney Met 28,800/ACU 32,072/UNE 33,312/JCU 33,640/WSU 34,776/CDU 36,480/フリンダース 41,000。私立高等教育機関と大学で年1万ドル以上の差があります
総額の目安
AUD 125,000 〜 150,000MSW(Q)2年分の学費に、生活費・OSHC・ビザ申請料を加えた概算。ダーウィンなど地方都市を選ぶと生活費側が下がります
英語要件
IELTS Academic 総合7.0・全4項目7.0確認したチャールズダーウィン大学・ACU・JCU・Sydney Met いずれも同じ水準。公衆衛生の6.5より高く、看護と並ぶ最上位帯です
学歴要件(MSW-Q)
学士号+「社会科学・行動科学 1年分」分野は不問ですが、心理学・社会学・人類学・福祉・教育などの科目をフルタイム1年分(おおむね8科目)履修していることが条件。経済学・経営学・考古学などを「社会科学」として認めない大学もあります
実習
1,000時間・必修(500時間×2回)AASWの教育基準(ASWEAS)で全認定校に共通して課される時間数です。特定の学校の「強み」ではなく、この分野の前提だとご理解ください
資格・登録
AHPRA登録は不要。代わりにAASW認定が実質の免許です看護・理学療法のような国家登録制ではありません。しかし政府機関・病院・NGOの求人は「AASW会員資格を満たす学位」を応募条件に書くのが通例で、認定の有無が事実上の資格になります
永住ルート
職種名が明確で、医療系のなかでも道筋が見えやすい分野ですSocial Worker(ANZSCO 272511)はMLTSSL・CSOLの両方に掲載され、技能評価機関はAASW。公衆衛生のように「就いた仕事で職種が決まる」曖昧さがありません。ただし修了=永住ではありません
向いている人
日本で社会福祉士・精神保健福祉士・保育士・看護師・教員・行政の福祉職などの実務がある方/大学で心理学・社会学・福祉を学んだ方/資格として通用する専門職を海外で取り直したい方逆に「英語を伸ばしながら福祉の現場で働きたい」という段階の方には、介護・福祉(Aged Care)のCertificate課程のほうが現実的です

このページの結論 ── 3分でわかるソーシャルワーク留学

  1. 入口は「AASW認定課程かどうか」の一点で決まります。オーストラリアでソーシャルワーカーとして働くには、AASWが認定した学位が必要です。認定されていない課程を出ても、この職種としては使えません。学校を選ぶ前に、AASWの認定リストに載っているかを確認する――これが最初の作業になります。
  2. 最大の関門は学費でも成績でもなく、IELTS 7.0(全4項目7.0)です。確認した全ての認定校がこの水準でした。しかも大学の入学要件とは別に、AASW自身の英語ポリシーが存在します。日本の高校を出た方は、オーストラリアで学位を取っても免除の対象になりません。ここを最初に直視できるかどうかで結果が変わります。
  3. 日本の大学を出ている方は、2年のMSW(Qualifying)が基本ルートです。ただし「学士号があればいい」わけではなく、心理学・社会学など社会科学・行動科学の科目をフルタイム1年分履修していることが求められます。ここが足りない場合の埋め方は後半で経歴別に整理します。
  4. 学費の幅は年 AUD 28,800〜41,000。同じ資格に対して、2年で AUD 24,000以上の差が出ます。最も安いのはSydney Met(シドニーCBD・年28,800)。ダーウィンのチャールズダーウィン大学は定価では年36,480ですが、申請不要で自動適用される30%減額の奨学金があり、適用されれば2年で約 AUD 51,000と最安水準になります。
  5. 1,000時間の実習は、どの学校でも必ずあります。500時間×2回。これはAASWが全認定校に課している基準で、特定校の強みではありません。逆に言えば「実習が短い学校を選ぶ」という逃げ道はないということです。英語で対人援助の現場に立つ準備が要ります。
  6. 永住との距離は、医療・福祉系のなかでは近いほうです。Social Worker(272511)はMLTSSL・CSOLの両方に掲載され、技能評価はAASWが行います。ダーウィン・タウンズビル・アーミデールなどの地方で学べば、卒業生ビザの延長(1〜2年)と永住申請の加点も加わります。ただし修了=永住ではありません。この点は率直に整理します。

ソーシャルワークとは ── 何を学び、何をする仕事か

ソーシャルワーク(Social Work)は、生活のうえで困難を抱えた人と、その人を取り巻く制度・環境の両方に働きかける専門職です。児童保護、DV、メンタルヘルス、依存症、障害、高齢者ケア、住宅を失った人の支援、難民・移民の定住支援、病院での退院調整、刑事司法。扱う領域は広く、そのどれもが「その人だけの問題ではない」という前提に立っています。

日本の社会福祉士に近い職種ですが、オーストラリアのソーシャルワーカーは、より踏み込んだ権限と責任を持ちます。児童保護機関でのリスク評価、裁判所への報告書提出、メンタルヘルス法にもとづく対応、多職種チームでのケース会議の主導など、判断そのものが業務になる場面が多くあります。だからこそ、認定と実習時間の要件が厳しく設定されています。

01

対人援助の理論と実践

ケースワーク、グループワーク、危機介入、トラウマインフォームド・ケア。人と直接向き合うための技法を、演習とロールプレイで繰り返し身につけます。

02

社会正義と権利擁護

この職種の核にある考え方です。とくにオーストラリアでは先住民(アボリジナル・トレス海峡諸島民)との関わり方が必修領域として組み込まれています。

03

政策・法・制度

児童保護法、メンタルヘルス法、NDIS(障害者支援制度)、Centrelink。制度を知らないと支援ができないのがこの仕事で、法制度の科目が必ず入ります。

「福祉の仕事」と一括りにしないでください。オーストラリアの福祉系の職には、ソーシャルワーカー(272511)のほかに、Welfare Worker(272613)、Community Worker(411711)、Aged / Disability Carer(423111)などがあり、必要な学歴も、給与も、永住との距離もそれぞれ違います。「ソーシャルワーカー」はそのなかで最も学歴要件が重い代わりに、専門職としての位置づけが明確な職種です。

AASW認定 ── この分野の全てを決める一本の線

オーストラリアのソーシャルワークには、看護師や理学療法士のようなAHPRA(医療従事者規制庁)の国家登録制度がありません。法律上は「ソーシャルワーカー」と名乗ること自体は規制されていません。それにもかかわらず、この分野の入口が厳しいのは、AASW(Australian Association of Social Workers)の認定が、事実上の免許として機能しているからです。

政府機関、州の児童保護局、公立病院、大手NGOの求人票には、ほぼ例外なく「AASWの会員資格を満たす学位を有すること(eligibility for membership of the AASW)」と書かれています。認定されていない課程を出ると、この一行で応募段階から外れます。そして技能評価(永住申請に必要な職種の証明)を行うのもAASWです。学ぶ・働く・残る、そのすべてがAASWの認定を軸に回っています。

「認定」と「暫定認定」の違い

AASWの認定リストには、Accredited(認定)Provisionally accredited(暫定認定)の2区分があります。暫定認定は「新設された課程で、第一期生がまだ卒業していない」ことを示す区分です。

暫定認定でも、卒業生の資格・地位は完全認定校の卒業生と同じです。AASW自身が明記しています。ただし、4年かけるBSWを暫定認定校で選ぶ場合は、在学中に認定状況が動く可能性がゼロではありません。出願の時点でAASWの一覧を確認する――これは私たちの側でも必ず行います。
2026年8月時点で暫定認定の主な課程:Sydney Met(BSW・MSW-Q)、ニューカッスル大学(MSW-Q)、ECU(MSW-Q)、ノートルダム(MSW-Q)、西オーストラリア大学(BSW)など。

「Qualifying」の3文字を必ず確認してください

大学院のソーシャルワーク課程には、名前がよく似た2種類があります。

Master of Social Work (Qualifying) ── 目指すのはこちら

ソーシャルワークの学位を持たない方が、この職種の資格を新たに取得するための課程です。2年・1,000時間の実習付き。「Qualifying」「Professional Qualifying」「Graduate Entry」などの表記が付きます。

Master of Social Work(表記なし) ── 対象外のことが多い

すでに認定学位を持つソーシャルワーカーが、専門性を深めるための上級課程です。これを修了しても、新たに資格が得られるわけではありません。名前だけで選ぶと、ここで取り違えが起きます。

最大の関門 ── IELTS 7.0と、AASWの英語要件

このページで最もお伝えしたいのが、ここです。ソーシャルワーク留学の成否は、ほぼ英語で決まります。

分野英語要件(IELTS Academic)準備の重さ
ソーシャルワーク総合7.0/全4項目7.0最上位帯。全項目で7.0を揃える必要があり、1項目でも6.5だと不可
看護総合7.0/全項目7.0同水準。AHPRA登録の英語基準
理学療法・作業療法総合7.0/全項目7.0同水準。加えて前提科目・GPAの関門あり
公衆衛生総合6.5/各6.00.5低い。学習期間にすると半年〜1年の差
IT・ビジネス総合6.0〜6.5/各5.5〜6.0大学院進学のなかでは標準的な水準

チャールズダーウィン大学、ACU、ジェームズクック大学、Sydney Met ―― 今回確認した認定校はいずれも「総合7.0かつ全4項目7.0」で揃っていました。学校を変えれば下がる、という種類の要件ではありません。

見落とされがちな、もうひとつの英語要件

大学の入学要件を満たすことと、AASWの英語要件を満たすことは、別の話です。AASWは独自の英語ポリシー(2026年5月20日改訂)を持っており、会員資格・技能評価の判断はこちらで行われます。

AASWの英語要件(2026年5月20日改訂版)
  • IELTS Academic 総合7.0、かつ4技能すべてで7.0以上
  • 6ヶ月以内の2回の受験を合算して満たすことも可能(ただしどちらの回も各項目6.5以上であること)
  • 2026年5月から IELTS One Skill Retake(1技能のみの再受験)も認められるようになりました
  • 免除されるのは、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アイルランド・南アフリカ・英国・米国で中等教育を英語で修了し、かつ英語で3年以上の高等教育を修了した方のみ
つまり、日本の高校を卒業された方は、オーストラリアで2年間の修士課程を英語で修了しても、この免除の対象にはなりません。入学時に7.0を取っていれば実務上そのまま通りますが、「現地の学位を取れば英語要件は消える」という理解は誤りです。
相談
「7.0が遠いのですが、どうすればいいですか」
アンアルウェン 留学カウンセリングチーム

いちばん多いご質問です。率直にお答えすると、スコアを下げる裏道はありません。付属語学学校の進学英語コース(Direct Entry)で条件を満たせる大学はありますが、ソーシャルワークの場合、そのコース自体の入学基準も高く設定されています。

私たちがご提案しているのは、順番を変えることです。いきなり2年の修士に挑むのではなく、まず語学学校で7.0の土台を作る。あるいはワーキングホリデーや介護・福祉のCertificate課程で現地の福祉現場を経験しながら英語を上げ、そのうえでMSW(Q)に出願する。この分野は「今すぐ行けるか」ではなく「何年かけて設計するか」で決まります。

そして、もし目的が「オーストラリアの福祉現場で働くこと」なのであれば、ソーシャルワーク以外の入口のほうが合っている可能性もあります。そこも含めて、最初にご一緒に整理させてください。

2つのルート ── MSW(Q)とBSW

比較項目MSW (Qualifying)Bachelor of Social Work
期間2年4年
対象すでに学士号を持つ方高校卒業から、または学士のない方
学歴の条件学士+社会科学・行動科学1年分高校卒業相当(ATAR 60程度〜)
英語IELTS 7.0(全項目)IELTS 7.0(全項目)
実習1,000時間1,000時間
学費の総額AUD 57,600〜82,000AUD 105,600〜145,200
AASW認定対象対象
卒業生ビザ(485)2年2年

日本の大学を卒業されている方は、迷わずMSW(Q)です。期間は半分、学費は半分以下。得られる資格は同じです。BSWを検討する意味があるのは、学士号をお持ちでない方、または学士はあるが社会科学系の科目がまったく無く、かつ4年かけてでも取りたいという方に限られます。

「1年で取れる課程はありませんか」というご質問について。ありません。MSW(Q)が2年から短縮されないのは、1,000時間の実習をカリキュラムに収める必要があるからです。公衆衛生ビジネスのように1年〜1.5年の修士がある分野とは、構造が違います。この2年は削れない、と最初に織り込んでください。

学歴要件の実際 ──「社会科学1年分」とは何か

MSW(Q)の出願条件は、どの学校もおおむね同じ形をしています。「3年制以上の学士号(分野は問わない)+ 社会科学・行動科学のフルタイム1年分」。問題は、この後半です。

「フルタイム1年分」とは、オーストラリアの単位制でいえばおおむね8科目(48〜80クレジットポイント相当、大学により表記が異なります)。日本の大学の成績証明書を、この基準に当てはめて数えることになります。

学校学歴要件の書き方認められる科目の例
チャールズダーウィン大学分野を問わない学士号+行動科学・社会科学のフルタイム1年分公式は分野を限定せず、個別に審査
ACU3年制の学士号(豪州相当)+社会・行動科学1年分心理学、社会学、人類学、政策、健康、哲学、先住民・文化研究
フリンダース大学学士号+社会・行動科学1年分。承認分野と非承認分野を公式に明示承認=心理学・社会学・カウンセリング等/非承認=考古学・経済学・経営学
ジェームズクック大学AQF7の学士号(ソーシャルワーク以外)+社会・行動科学1年分関連分野として個別に判定
ニューイングランド大学3年制の学部資格+社会科学分野で48クレジットポイント数量を単位数で明示している珍しいタイプ
ウェスタンシドニー大学社会科学またはヒューマンサービス系課程の卒業者学部の分野そのものを見るタイプ
ここで最も多い誤解が「経営学部・経済学部=社会科学」です。フリンダース大学は公式ページで、考古学・経済学・経営学(business studies)を承認しない分野として名指しで挙げています。日本の経済学部・商学部を出た方が「社会科学系だから大丈夫だろう」と考えて出願し、要件を満たさないと判定されるケースは実際にあります。
一方で、教育学部・心理学科・社会学科・福祉系学科・看護学科の出身であれば、1年分を満たしている可能性が高いです。成績証明書を1科目ずつ照合すれば判断できます。この照合は無料で承っています。

足りない場合の埋め方

社会科学の科目が不足している場合、まったく道がないわけではありません。

  • Graduate Certificate 経由──Sydney Metの Graduate Certificate in Human and Community Services(6ヶ月・AUD 14,400)のような課程で、学歴要件を満たす方法があります。ただしMSW(Q)への単位認定は行われません(同校が公式に明記)。合計2.5年になります。
  • 認定校の学部科目を個別履修──MSW(Q)の母体となるBSWの科目を数科目だけ履修して要件を埋める形を認める学校もあります。
  • 日本の通信制大学等での追加履修──評価対象になるかは学校ごとの判断です。出願前の照会が必須になります。

学校の選択肢

AASW認定のソーシャルワーク課程は、オーストラリア全土で40校以上が提供しています。そのなかから、日本人の方が留学生として現実的に選べる学校を、性格の違いがはっきり出るように挙げます。

学費が最も安いSydney Met(Sydney Metropolitan Institute of Technology)

シドニーCBD/MSW(Q) 年 AUD 28,800・2年で 57,600/BSW 年 26,400・4年で 105,600/AASW暫定認定/入学 2月・5月・9月

大学ではなく私立の高等教育機関です。タウンホール駅から徒歩3分、ビル1棟6フロアだけのキャンパスで、ソーシャルワーク・IT・ビジネスの3分野のみを教えています。年3回の入学機会があり、出発時期を合わせやすいのが実務上の利点です。

  • 学費は全認定校のなかで最安水準。MSW(Q)で見ると、ウェスタンシドニー大学との差は2年で約 AUD 12,000
  • BSW・MSW(Q)ともAASW暫定認定。卒業生の資格は完全認定校と同等ですが、この区分であることは知ったうえで選んでください
  • 大学ではないため世界ランキングの対象外。ネットワークや研究環境を重視される方には向きません
  • ソーシャルワークの英語要件はIELTS 7.0。同校のIT・ビジネス(6.0)とはまったく別の水準です
奨学金+地方チャールズダーウィン大学(CDU)── ダーウィン

ダーウィン(Casuarinaキャンパス)/MSW(Q) 年 AUD 36,480・2年で 72,960/BSW 年 31,784・4年で 127,136/AASW認定(2020年〜)/入学 2月・7月

北部準州(NT)で唯一の大学です。定価だけを見ると高めですが、この大学には申請不要で自動的に審査される30%減額の奨学金(CDU Global Merit Scholarship)があります。適用されれば MSW(Q)が2年で約 AUD 51,000。Sydney Metを下回ります。

  • CDU Global Merit Scholarship──留学生の学費30%減額。申請書は不要、コース出願と同時に自動審査。在学中はGPA 4.0以上の維持が条件で、コース全期間に適用されます
  • 2026年の除外コース一覧(20課程)にソーシャルワークは記載されていません(看護・教育などは除外)。ただし適用可否は最終的に大学の判断になるため、出願前に必ず確認します
  • ノーザンテリトリーは全域が「指定地方(designated regional area)」です。永住申請時の地方加点と、卒業生ビザの延長(後述)の両方が対象になります
  • MSW(Q)はAASWの完全認定(2020年〜)。実習は500時間×2回
  • シドニー・メルボルンに比べて生活費と家賃が明確に安い。総額での差はさらに開きます
地方・熱帯地域ジェームズクック大学(JCU)── タウンズビル/ケアンズ

タウンズビル・ケアンズ/MSW(Professional Qualifying) 年 AUD 33,640・2年で約 67,280/AASW認定(2009年〜)/入学 1月・9月

クイーンズランド州北部の大学で、1978年からソーシャルワーク教育を続けている老舗です。熱帯地域・遠隔地医療・先住民コミュニティ支援に強く、この分野での実習先が確保されています。両キャンパスとも指定地方

認定校数が最多ACU(オーストラリアン・カトリック大学)

ストラスフィールド(シドニー)・キャンベラ・ブリスベン・メルボルン/MSW(Q) 年 AUD 32,072・2年で 64,144/BSW 年 32,392/AASW認定(2009年〜)/入学 2月

ソーシャルワーク教育で最も広く展開している大学のひとつで、複数州にキャンパスがあります。福祉・医療分野に強いカトリック系大学で、NGO・教会系の福祉団体とのつながりが実習先の厚みになっています。入学は年1回(2月)のみ。

そのほかの選択肢

ウェスタンシドニー大学(パラマタ)

MSW(Q) 年 AUD 34,776・2年で 69,552。AASW認定(2016年〜)、実習1,000時間。多文化地域の中心にあり、移民・難民支援の現場が近い。入学は3月・7月。

ニューイングランド大学(アーミデール)

MSW(Q) 年 AUD 33,312・2年で 66,624。AASW認定(2011年〜)。留学生の対面受講はトリメスター1(2月)開始のみ。NSW州の指定地方。

フリンダース大学(アデレード)

MSW(Graduate Entry) 年 AUD 41,000・2年で 82,000。AASW認定(2008年〜)。学費は高めですが、学歴要件の承認/非承認分野を最も明確に公開している大学で、判断がしやすい。アデレードは指定地方。

グリフィス大学(ゴールドコースト)

MSW 年 約 AUD 33,000。AASW認定(2007年〜)。留学生向けはゴールドコーストキャンパスのみの提供です。ゴールドコーストは指定地方(カテゴリー2)。学費は出願前に最新額を確認します。

ひとつ、注意していただきたい大学があります。シドニー大学のMaster of Social Work (Qualifying)は、コースページに「学生ビザ保持者は対象外(Not available to student visa holders)」と明記されています(2026年8月時点)。認定校の一覧に載っていても、留学生に開かれているとは限りません。この確認は出願前に必ず行う必要があります。

学費(2026年・定価)

この表の金額は、すべて奨学金を適用する前の「定価」です。実際には、大学が用意する成績ベースの奨学金や自動適用の減額制度によって、支払額が変わることがあります。とくにチャールズダーウィン大学のように「申請不要で30%減額」という制度がある場合、定価の順位はそのまま入れ替わります。次のセクションで具体的に整理します。

MSW(Qualifying)── 2年・学士保持者向け

学校都市年額2年総額AASW指定地方
Sydney Met 定価で最安シドニーCBDAUD 28,80057,600暫定認定
ACUシドニー他32,07264,144認定キャンパスによる
グリフィス大学ゴールドコースト約 33,000約 66,000認定
ニューイングランド大学アーミデール33,31266,624認定
ジェームズクック大学タウンズビル/ケアンズ33,64067,280認定
ウェスタンシドニー大学パラマタ34,77669,552認定
チャールズダーウィン大学 奨学金で最安ダーウィン36,48072,960
→ 30%適用で 51,072
認定
フリンダース大学アデレード41,00082,000認定

BSW ── 4年・学士をお持ちでない方向け

学校都市年額4年総額AASW
Sydney MetシドニーCBDAUD 26,400105,600暫定認定
チャールズダーウィン大学ダーウィン31,784127,136
30%適用で約 88,995
認定
ACUシドニー他32,392129,568認定
ウェスタンシドニー大学パラマタ32,500130,000認定
フリンダース大学アデレード36,300145,200認定

学費以外にかかるもの(2年間の目安)

項目金額の目安備考
生活費AUD 29,710/年〜学生ビザの財政要件(単身12ヶ月)。都市により実際の支出は変動
OSHC(留学生保険)AUD 700〜900/年コース期間全体をカバーする加入が必要
学生ビザ申請料AUD 2,500〜2026年時点。改定されます
出願料AUD 50〜200学校により異なる。エージェント経由でも学校に支払うもの
実習に伴う費用数百ドル程度ワーキング・ウィズ・チルドレン・チェック、警察証明、予防接種記録など。実習先によっては交通費も
総額の目安は、MSW(Q)2年でおおむね AUD 125,000〜150,000です。学費の差より、どの都市に住むかによる生活費の差のほうが大きくなることがあります。ダーウィン・タウンズビル・アーミデールといった地方都市は、家賃の水準がシドニーとは明確に違います。年額の表だけで判断しないでください。

奨学金で、実際にいくら変わるのか

ソーシャルワークには「この分野だけの留学生向け奨学金」というものはほとんどありません。しかし、大学が留学生全般に用意している成績ベースの奨学金は、当然この分野にも適用されます。そしてその減額幅は、学校選びの順位を入れ替えるほど大きいことがあります。

ケース定価(2年)減額後差額
CDU(ダーウィン)+ 自動適用30%AUD 72,960AUD 51,072−21,888
年額 34,000の大学 + 20%減額を仮定AUD 68,000AUD 54,400−13,600
年額 34,000の大学 + 10%減額を仮定AUD 68,000AUD 61,200−6,800
※CDUの30%は公式の制度にもとづく計算です。20%・10%の行は、減額幅による影響を示すための仮定であり、各校がその割合を出すという意味ではありません。実際の可否と金額は、ご経歴とその年の制度によります。

アンアルウェンを通すと、何が変わるか

01

対象になり得る奨学金の洗い出し

自動適用型(CDUのように申請不要)と、要申請型を切り分けてご案内します。自動適用型は存在自体を知らないまま出願されることが多い制度です。

02

締切からの逆算

要申請の奨学金は、コース出願の締切より早いことがあります。ソーシャルワークは入学が年1〜2回の学校も多く、1度逃すと半年〜1年ずれます。

03

学歴要件の照合と書類作成

成績証明書を1科目ずつ「社会科学1年分」の基準に照合します。この作業の精度が、出願できる学校の数を決めます。英文の職務経歴書作成もお手伝いします。

これらはすべて無料です。そして、アンアルウェンを通しても学費は学校へ直接申し込む場合と変わりません。定価の表だけを見て「この学校は高いから外そう」と決めてしまうと、順位を誤ります。まずご相談ください。

進学ルート ── 経歴別

ケース A心理学・社会学・福祉・教育系の学部を卒業/IELTS 7.0あり

成績照合

社会科学1年分を確認

MSW(Q) 出願

2年

実習 1,000時間

在学中に2回

修了・AASW

会員資格を満たす

最短ルートです。期間2年/学費 AUD 57,600〜82,000。要件を満たしていれば、そのまま出願できます。
ケース B学士はあるが社会科学の科目が足りない/IELTS 7.0あり

Grad Cert

6ヶ月

学歴要件を充足

単位認定はなし

MSW(Q)

2年

修了・AASW

会員資格を満たす

合計2年半。Sydney Metの例では Graduate Certificate(AUD 14,400)+ MSW(Q)(57,600)=AUD 72,000Grad CertからMSW(Q)への単位認定は行われませんので、期間はそのまま足し算になります。
ケース C要件は満たすが、IELTSが6.0〜6.5で止まっている

語学学校

IELTS対策 6〜12ヶ月

7.0 取得

全4項目

MSW(Q)

2年

修了・AASW

会員資格を満たす

この分野で最も多いのがこのケースです。語学学校の費用は月 AUD 1,500〜2,000程度。「渡航してから考える」ではなく、日本にいるうちにどこまで上げるかを設計してください。現地で伸びる方も、伸び悩む方もいらっしゃいます。
ケース D学士号をお持ちでない/福祉の現場から始めたい

Cert III / IV

介護・福祉

現場で就労

英語と経験を積む

BSW

4年

修了・AASW

会員資格を満たす

BSWは4年・AUD 105,600〜145,200と、時間も費用も大きくなります。まず介護・福祉(Aged Care)のCertificate課程で現場に入り、そこから進路を判断するという順序をお勧めすることが多いです。目的が「福祉の現場で働くこと」なら、そこで完結する場合もあります。

1,000時間の実習 ── 何が起きるか

AASWの教育基準(ASWEAS)は、全ての認定課程に1,000時間の現場実習(Field Education)を課しています。通常は500時間ずつ2回。1回あたり、フルタイムで約12〜14週間です。

実習先は、州の児童保護局、病院のソーシャルワーク部門、メンタルヘルスサービス、高齢者・障害者支援団体、DVシェルター、移民・難民支援NGO、学校のウェルビーイング部門など。指導者(Field Educator)が付き、記録を書き、ケース検討に参加します。見学ではなく、実務です。

ここは、この留学で最も英語が要求される場面です。講義は録音や資料で補えますが、実習はそうはいきません。クライアントの話を聞き取り、記録を英語で書き、多職種の会議で発言する。IELTS 7.0が求められている理由は、まさにここにあります。
逆に言えば、この1,000時間こそが、卒業後の就職で最も評価される経験でもあります。オーストラリアの福祉現場での実務経験を、学位と一緒に持って卒業できる――これがこの分野の構造上の強みです。

実習前に必要になる手続き

  • Working with Children Check(児童と関わる業務の適格性確認)── 州ごとの制度
  • National Police Check(警察証明)── 日本の無犯罪証明が必要になる場合もあります
  • 予防接種記録── 医療機関での実習の場合
  • NDIS Worker Screening── 障害者支援分野の実習の場合
これらは在学中に学校の指示で進めますが、日本側で取得が必要な書類(無犯罪証明・予防接種証明の英訳など)は、渡航前に準備しておくとスムーズです。アンアルウェンでは、この段取りも含めてご案内します。

卒業後の進路・働き方

AASW認定課程を修了すると、AASWの会員資格を満たした状態になります。ここから先は、実際の就職です。

公的機関

州政府の児童保護局、コミュニティサービス省、司法・矯正分野。採用条件に永住権・市民権を求めることが多い領域です。

医療機関

公立・私立病院のソーシャルワーク部門。退院調整、患者と家族の支援、緩和ケア、救急部門。多職種チームの一員として働きます。

NGO・非営利セクター

DV支援、ホームレス支援、難民定住支援、依存症支援。ビザ状況に比較的柔軟な求人があるのはこの領域です。

高齢者・障害者支援

Aged Care、NDISの事業所。制度の拡大で需要が続いており、ケースマネージャーとしての採用が多くあります。

Jobs and Skills Australia は、ソーシャルワーカー(ANZSCO 2725)を全国的な人材不足職種として挙げています。とくに地方・遠隔地での不足が指摘されているのがこの職種の特徴で、ダーウィンやクイーンズランド州北部のような地域では、この不足が就職のしやすさにつながります。

ただし「不足している=すぐ採用される」ではありません。この職種で最初の職を得るときに見られるのは、実習をどこで、どのように終えたかです。実習先にそのまま採用されるケースは珍しくありません。学校選びは、実習先の選択肢を選ぶことでもある――そう考えて学校を見てください。

ビザ・永住ルート

事実として言えること

  • Social Worker(ANZSCO 272511)は、MLTSSL と CSOL の両方に掲載されています。独立技術移住(189)、州指名(190)、地方州指名(491)、雇用主指名(482 Core Skills)のいずれのルートも、制度上は開かれています
  • 技能評価の実施機関は AASWです。認定課程の修了者は、この評価を受ける前提が整っています
  • 修士課程の修了者は卒業生ビザ(サブクラス485)で約2年間、職種の制限なく就労できます(申請時 原則35歳以下)
  • 地方(designated regional area)で学び、そこに住み続けた場合、2回目の485ビザで1〜2年の延長が可能です。ダーウィン・タウンズビル・ケアンズ・アーミデールなどはカテゴリー3(+2年)、アデレード・ゴールドコースト・キャンベラなどはカテゴリー2(+1年)にあたります
  • 地方の教育機関で2年以上学ぶと、永住申請のポイント計算で加点されます

同時に、押さえておくべき制約

  • 修了=永住ではありません。技能評価、職種の証明、点数の確保、州指名の枠――それぞれに別の関門があります
  • 州指名の枠は毎年変わり、締め切られます。たとえばノーザンテリトリーは2025-26年度の割当(190が850・491が800)に達したため2026年3月に受付を終了し、2026-27年度分は新しい割当が決まってから再開する見込みです。「NTだから通る」という保証はどこにもありません
  • NTの卒業生枠は、NTの教育機関で2年(4学期)以上フルタイムで学び、最後の修了日から6ヶ月以上継続してNTに居住し、指名職種または関連職種で就労している(または誠実な求職活動を示せる)ことが条件になります。「学んで終わり」ではなく、卒業後にその土地に住み続ける前提の制度です
  • 公的機関の求人は永住権・市民権を条件にすることが多く、「就職してから永住」という順序は取りづらい領域があります
  • AASWの英語要件(7.0×4技能)は、技能評価の場面でも問われます。入学時に満たしていれば実務上そのまま進めますが、要件が消えるわけではありません
それでも、この分野は医療・福祉系のなかで永住との距離が近いほうです。公衆衛生のように「就いた仕事で職種が決まる」曖昧さがなく、学位・職種名・技能評価機関が一本の線でつながっているのがソーシャルワークの構造です。そのぶん入口(英語と学歴要件)が厳しく設定されている、という関係になっています。
※ビザおよび移住に関する最終的な判断・申請代理は、登録移民代理人(MARA)の業務範囲です。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。制度は頻繁に改定されます。

地方という選択 ── ダーウィンとタウンズビル

ソーシャルワーク留学では、都市を選ぶことが戦略になります。シドニー・メルボルン・ブリスベンは指定地方に含まれません。それ以外の地域を選ぶと、次の3つが同時に手に入ります。

01

卒業生ビザの延長

2回目の485ビザで1〜2年の追加。ダーウィン・タウンズビル・ケアンズ・アーミデールはカテゴリー3で+2年です。

02

永住申請時の加点

地方の教育機関で2年以上学ぶことによる加点、および地方州指名(491)の対象という位置づけ。

03

生活費と、就職のしやすさ

家賃が明確に安く、ソーシャルワーカーの不足は地方でより深刻です。実習先の確保もしやすい傾向にあります。

ダーウィン(ノーザンテリトリー)

人口約15万人。オーストラリア北端の州都で、ノーザンテリトリーは全域が指定地方です。この街の特徴は、先住民(アボリジナル)人口の比率が全州で最も高いこと。NT全体で人口の約3割を占め、遠隔コミュニティへの支援が行政の中心課題になっています。

ソーシャルワークを学ぶ場所として見ると、これは教科書で扱われる「先住民との協働」が、そのまま日常の実習になるということです。チャールズダーウィン大学はNT唯一の大学で、この領域の教育と実習ネットワークを持っています。加えて、申請不要で自動適用される30%減額の奨学金があり、定価では高めの学費が実質最安水準になります。

タウンズビル/ケアンズ(クイーンズランド州北部)

ジェームズクック大学の拠点。1978年からソーシャルワーク教育を続けている老舗で、熱帯地域・遠隔地医療・先住民コミュニティ支援に専門性があります。ケアンズはグレートバリアリーフの玄関口で、日本人にも生活しやすい規模の街です。

ただし、地方を選ぶことにはトレードオフもあります。日本人コミュニティは小さく、日本食材の入手性や物価(生鮮食品はむしろ高いことがあります)、航空券の値段、都市部に比べたアルバイトの選択肢の少なさ。「永住に有利だから地方」という理由だけで2年間を過ごすのは、思っているより負荷がかかります。その土地で暮らすことに納得できるかどうかを、先に確認してください。

日本に帰ってから活かす

まず正確にお伝えします。オーストラリアのソーシャルワーク学位を取っても、日本の社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格が得られるわけではありません。日本の資格は、日本の指定養成施設・受験資格ルートに沿って取得する必要があります。

そのうえで、この留学が日本で効いてくるのは次のような場面です。

  • 国際協力・国際機関── JICA、国際NGO、難民支援団体。ソーシャルワークの学位と英語での実務経験は、この領域で直接評価されます
  • 外国人支援・多文化共生── 日本国内で在留外国人の支援に関わる自治体・NPOの職。この分野の人材需要は日本で伸びています
  • 医療・福祉法人の国際部門、外国人技能実習・特定技能の受け入れ支援
  • 大学院進学・研究職── 英語圏の修士号は、そのまま博士課程への接続に使えます
  • すでに社会福祉士をお持ちの方の専門性の上乗せ── 日本の資格+英語+海外の実務経験という組み合わせは、日本国内では希少です
この分野で最も相性がいいのは、日本ですでに福祉の実務がある方です。社会福祉士・精神保健福祉士・保育士・看護師・行政の福祉職。その経験の上にオーストラリアの学位と1,000時間の実習が乗ると、「日本の制度も、英語圏の制度も分かる人」という、置き換えの利かない立ち位置ができます。職歴のない状態で単独で取ると、活かし方の設計が難しくなります。

出願から出発までの流れ

ステップ内容目安
01 無料相談・経歴の確認目的の整理、成績証明書と「社会科学1年分」の照合、出願できる学校の切り分け2年〜1年半前
02 IELTS 7.0の計画この分野で最も時間がかかる工程です。現在のスコアから逆算し、必要なら語学学校を組み込みます1年半〜1年前
03 学校決定・奨学金確認認定状況、実習先、都市(地方かどうか)、自動適用・要申請の奨学金を確認1年〜9ヶ月前
04 出願書類の作成成績証明書・卒業証明書の英訳、志望理由書、英文職務経歴書9〜6ヶ月前
05 出願・オファー受領条件付きオファーの場合は、条件(多くはIELTS)の充足へ6〜4ヶ月前
06 学費支払い・COE発行受諾期限は学校により2〜4週間。送金の準備は先に整えておく必要があります4〜3ヶ月前
07 学生ビザ申請COE発行後、GS(Genuine Student)要件への回答作成を含めサポート3〜2ヶ月前
08 出発準備住居手配、OSHC加入、航空券、無犯罪証明・予防接種記録の準備、出発前オリエンテーション2〜1ヶ月前
この分野は、準備期間を長めに取ってください。理由は3つあります。①IELTS 7.0(全項目)に届くまでの時間が読みにくいこと ②入学が年1〜2回の学校が多く、1度逃すと半年〜1年ずれること ③学歴要件が足りない場合、Graduate Certificateなどで半年余分にかかること。「1年前から」では間に合わないケースが実際にあります。まだ何も決まっていない段階でご相談いただくのが、この分野では正解です。

他社との違い ── アンアルウェンが選ばれる理由

アンアルウェンの強みは、留学の申し込みだけで終わらない、出発前から進学後まで続く伴走型サポートです。
「手続きだけを代行するエージェント」ではなく、「留学という大きな挑戦を一緒に考え、現地でも支え続けるパートナー」であること。それが、私たちが他の留学エージェントに負けない一番の強みです。

01

GS対策・ビザ申請まで無料でサポート

学校選びや出願手続きはもちろん、進学で重要となるGS(Genuine Student)対策、学生ビザ申請もしっかりサポート。この分野は「なぜソーシャルワークなのか」を経歴と結びつけて語れるかが要になります。

02

渡航後も、日本と現地の両方から支える

オーストラリアには提携オフィスがあり、渡航後も学校生活や現地での手続き、困りごとを日本と現地の両方からサポートします。実習に関わる書類や手続きのご相談にも対応できます。

03

毎月12名様限定 ── 一人ひとりに時間をかける

一人ひとりに十分な時間をかけるため、サポート人数を毎月12名様限定としています。この分野は成績証明書を1科目ずつ照合する作業が要になるため、画一的な案内では対応できません。

04

スタッフが実際に足を運んだ学校だけを紹介

紹介先を幅広く並べるだけではなく、スタッフが実際に学校へ足を運び、授業や校内の雰囲気を確認したうえで、厳選した学校を紹介しています。資料だけではわからないことがあります。

05

2008年設立・3,000名以上の留学をサポート

2008年の設立以来、3,000名以上の留学を支えてきた経験と、オーストラリア留学に特化した専門知識を生かしてご提案します。医療・福祉分野へ進まれた方のサポート実績もあります。

06

メリットだけでなく、現実も率直に伝える

費用や生活面の現実も率直にお伝えします。「今のスコアからだと2年かかります」「その目的なら介護分野のほうが合っています」──言いにくいことも含めてお伝えするのが、私たちの仕事だと考えています。

アンアルウェンを利用するメリット・無料サポート内容

アンアルウェンは、オーストラリア留学の専門エージェントです。学校選びから渡航後のトラブル対応まで、すべて無料でサポートします。学校へ直接申し込む場合と比べて、余分な費用は一切かかりません。

出願前サポート(無料)
  • 目的・ビザ・期間に合ったコース選びの無料相談
  • 2026年日本人プロモーションの適用確認・申込み手続き代行
  • 入学申込書類の作成サポート
  • 学生ビザ申請代行サポート
  • GSステートメントの作成含め、全面サポート
  • ワーホリビザ申請代行サポート
  • ホームステイ・学生アパートの手配サポート
  • OSHC(海外学生健康保険)の手配サポート
  • 航空券・渡航準備のアドバイス
  • 語学学習のアドバイス
  • 出発前の個別オリエンテーション
渡航後サポート(無料)
  • 現地オフィス(シドニー・メルボルン)にて日本人スタッフがサポート
  • 到着後オリエンテーション
  • 現地トラブル時の相談窓口(日本語でOK)
  • コース延長・変更の手続きサポート
  • ケンブリッジ検定・IELTS受験申込みのアドバイス
  • ビザ切り替えサポート
  • 留学後の帰国・キャリアプランの相談
  • 大学・大学院進学を検討する方への進路アドバイス
  • LINEやZOOMでのサポート付
  • 次の留学・再渡航のサポート

オーストラリア ソーシャルワーク留学 よくある質問

日本の社会福祉士の資格を持っています。オーストラリアでそのまま使えますか?

そのままでは使えません。オーストラリアでソーシャルワーカーとして働くには、AASWが認定した課程の修了が必要です。海外の資格をお持ちの方には、AASWの Migration & Eligibility Assessment(海外資格の評価)という制度があり、そこで「同等」と判定されれば道が開ける可能性はあります。ただしAASWは1,000時間・2回以上の実習を含む教育内容を評価基準にしており、日本の社会福祉士養成課程の実習時間(相談援助実習は240時間程度)とは開きがあります。現実には、MSW(Qualifying)を改めて2年学ぶ形になる方がほとんどです。ただし日本の資格と実務経験は、出願時の説得力・GS要件・卒業後の就職のすべてで強く効きます。無駄にはなりません。

IELTS 7.0(全項目)は絶対に必要ですか?下げる方法はありませんか?

必要です。今回確認したAASW認定校(チャールズダーウィン大学・ACU・ジェームズクック大学・Sydney Met)は、いずれも総合7.0かつ全4項目7.0でした。学校を変えれば下がる、という種類の要件ではありません。
ただし、条件の満たし方には幅があります。AASWの英語ポリシー(2026年5月20日改訂)では、6ヶ月以内の2回の受験を合算する方法と、2026年5月から認められた IELTS One Skill Retake(1技能だけの再受験)が使えます。「4項目すべてを1回で揃える」必要は必ずしもありません。大学側がどの方式を受け入れるかは学校ごとに違うため、そこは個別に確認してお伝えします。

経済学部(経営学部)の出身です。MSW(Q)に出願できますか?

そのままでは難しい可能性が高いです。MSW(Q)の学歴要件は「学士号+社会科学・行動科学のフルタイム1年分」ですが、フリンダース大学は公式ページで経済学・経営学(business studies)・考古学を承認しない分野として明示しています。他大学も同様の判断をすることが多い領域です。
ただし、経済学部・商学部でも社会学・心理学・社会政策・法学などの科目を一般教養や選択で履修していれば、それが加算されます。大学によって数え方が違うため、成績証明書を1科目ずつ照合すれば「どの大学なら出願できるか」が分かります。足りない場合は Graduate Certificate(6ヶ月)で埋める方法もあります。この照合は無料で承っています。

いくらかかりますか?

MSW(Q)の学費は年 AUD 28,800〜41,000(2年で 57,600〜82,000)です。最も安いのがSydney Met(年28,800)、次いでACU(32,072)、JCU(33,640)、ウェスタンシドニー大学(34,776)、チャールズダーウィン大学(36,480)、フリンダース大学(41,000)。これに生活費(学生ビザの財政要件は単身12ヶ月で AUD 29,710)、OSHC(年700〜900)、ビザ申請料 AUD 2,500〜 が加わり、2年間の総額はおおむね AUD 125,000〜150,000が目安になります。
ただしこの金額は定価です。チャールズダーウィン大学のように申請不要で30%減額される奨学金がある学校では、2年で AUD 51,072と最安水準に変わります。定価の表だけでは順位を誤ります。

Sydney Metは学費が安いですが、大学ではないと聞きました。大丈夫ですか?

「何を目的にするか」で答えが変わります。Sydney Metは大学ではなく私立の高等教育機関(Institute of Higher Education)で、世界ランキングの対象外です。BSW・MSW(Q)ともAASWの暫定認定にあたります。
ただし暫定認定の卒業生の資格・地位は、完全認定校の卒業生と同じだとAASW自身が明記しています。目的が「AASW認定の資格を、最も安く取ること」であれば、この学校は合理的な選択です。年28,800はウェスタンシドニー大学より年 AUD 6,000近く安く、2年で約12,000の差になります。
一方、研究環境や大学のネットワーク、大学名そのものを重視される場合や、4年かけるBSWを選ぶ場合は、完全認定の大学を優先されたほうが安心です。ダーウィンのチャールズダーウィン大学は、奨学金が適用されれば「完全認定の大学でありながらSydney Metより安い」という選択肢になり得ます。ここは必ず並べてご案内しています。

なぜダーウィンを勧めるのですか?シドニーのほうが便利ではありませんか?

目的が「資格を取って、オーストラリアに残ること」なら、ダーウィンには明確な理由があります。チャールズダーウィン大学申請不要・自動適用の30%減額奨学金で、学費が実質最安水準になる ②ノーザンテリトリーは全域が指定地方で、卒業生ビザの延長(+2年)と永住申請の加点の対象になる ③家賃・生活費がシドニーより明確に安い ④先住民支援という、この分野の中核領域の実習が日常的に用意されている。
逆に、勧めない場合もはっきりしています。日本人コミュニティが小さく、アルバイトの選択肢も都市部より限られます。生鮮食品はむしろ高いことがあります。そして州指名の枠は毎年変動し、2025-26年度のNT指名は割当到達で受付を終了しています(2026-27年度は新しい割当の確定後に再開見込み)。「地方だから永住できる」ではありません。その土地で2年以上暮らすことに納得できるかどうかを、先に確認してください。

1,000時間の実習は、英語がどのくらい必要ですか?

この留学で最も英語が問われる場面です。実習は見学ではなく実務で、クライアントの話を聞き取り、記録を英語で書き、多職種のケース会議で発言します。講義は資料や録音で補えますが、実習はそうはいきません。IELTS 7.0という要件が設定されている理由が、ここにあります。
ただし、これは裏返せばこの分野の最大の強みでもあります。オーストラリアの福祉現場での500時間×2回の実務経験を、学位と一緒に持って卒業できる。実習先にそのまま採用されるケースは珍しくありません。学校を選ぶことは、実習先の選択肢を選ぶことでもあります。

在学中にアルバイトはできますか?

できます。学生ビザでは就学中は2週間あたり48時間まで、長期休暇中は制限なく就労できます(「週20時間まで」は古い情報です)。
ただし、実習期間中は現実的に難しくなります。500時間の実習をフルタイムで12〜14週間こなす期間は、学業と実習で埋まります。この分野は「働きながら学ぶ」設計が取りにくいと考えて、資金計画を立ててください。
一方で、Aged Care・障害者支援・Disability Support Workerといった福祉現場のアルバイトは、この分野に直結します。Certificate IIIを取って現場に入る方もいらっしゃいます。生活費を補いながら専門の経験も積めるという意味で、この分野は公衆衛生よりアルバイトと専門性の距離が近いのが利点です。

修了すれば永住できますか?

修了=永住ではありません。ただし、道筋は他分野より明確です。Social Worker(ANZSCO 272511)はMLTSSLとCSOLの両方に掲載され、技能評価機関はAASW。学位・職種名・評価機関が一本の線でつながっています。公衆衛生のように「実際に就いた仕事で職種が決まる」という曖昧さがありません。
そのうえで現実をお伝えすると、技能評価・点数の確保・州指名の枠という段階があり、それぞれが別の関門です。州指名の枠は毎年変動し、締め切られます。また公的機関の求人は永住権・市民権を条件にすることが多く、「就職してから永住」という順序は取りづらい領域があります。地方(ダーウィン・タウンズビル等)で学ぶことは、卒業生ビザの延長と加点の両面で有利に働きます。個別の移民アドバイスは登録移民代理人(MARA)の業務範囲となるため、必要な段階で連携してご案内します。

エージェントを通すと費用は高くなりますか?

いいえ。アンアルウェンのサポートはすべて無料です。学校へ直接申し込む場合と、支払う学費は変わりません。学校選び、出願書類、GS(Genuine Student)ステートメント、学生ビザ申請、住居手配、渡航後のサポートまで、追加費用なしでご利用いただけます。この分野の場合はこれに加えて、AASWの認定状況の確認、成績証明書と「社会科学1年分」の1科目ずつの照合、自動適用型を含む奨学金の洗い出し、留学生に開かれている課程かどうかの確認、実習前に必要な書類の段取りまで含めてサポートします。なお、学校が定める出願料(AUD 50〜200程度)は、エージェント経由・直接申込を問わず学校に支払うものです。

ソーシャルワークと近い分野、あわせて検討される方が多いページをまとめました。

介護・福祉(Aged Care)

IELTS 7.0が遠い方の、現実的な入口です。Certificate III / IV から始められ、学んだ資格がそのまま現場の仕事に直結します。働きながら英語を上げ、そこからMSW(Q)へ進む方もいらっしゃいます。

看護

英語要件は同じIELTS 7.0水準。AHPRA登録を経て看護師として就労でき、永住との距離も近い分野です。「資格職として働きたい」という目的が同じなら、比較対象になります。

公衆衛生・ヘルスサイエンス

英語はIELTS 6.5、前提科目なし、最短1年。入口はソーシャルワークよりずっと広い一方、資格職ではないため出口は自動的には決まりません。入口と出口の関係が正反対の分野です。

理学療法・作業療法

前提科目・GPA・英語の3つの関門がある分野。ソーシャルワークと同じくAHPRA/専門団体の認定が資格の条件になりますが、要求される学部科目の性質が異なります。

まず、成績証明書を見せてください。
出願できる学校が、その場で分かります。

「私の学部で社会科学1年分は足りている?」「IELTS 6.5だけど、あと何年かかる?」「ダーウィンとシドニー、どちらが合う?」
この分野は、経歴とスコアで提案がまったく変わります。無料相談・無理な勧誘は一切ありません。
※サポートは毎月12名様限定です。お早めにご連絡ください。

このページについて
最終更新日:2026年8月2日 / 執筆・監修:アンアルウェン 留学カウンセリングチーム
本ページのコース内容・学費・入学条件は、AASW(オーストラリア・ソーシャルワーカー協会)の認定課程一覧および英語ポリシー(2026年5月20日改訂)、各校の公式コースページ・学費表(Sydney Met/チャールズダーウィン大学/ジェームズクック大学/ACU/ウェスタンシドニー大学/ニューイングランド大学/フリンダース大学/グリフィス大学/シドニー大学)、オーストラリア政府の公表情報をもとに、アンアルウェンが2026年8月時点で確認・翻訳・整理したものです。グリフィス大学の学費は概算値のため、出願前に最新額を確認します。チャールズダーウィン大学の30%奨学金は、2026年の除外コース一覧にソーシャルワークの記載がないことを確認していますが、適用可否は大学の最終判断となるため出願前に照会します。学費・入学要件・認定状況・職種リスト・州指名の枠は年度により変更されます。出願前には必ず最新情報をご確認ください。アンアルウェンでは学校担当者に直接確認のうえ、最新情報を無料でお伝えしています。
※ビザおよび移住に関する最終的な判断・申請代理は、登録移民代理人(MARA)の業務範囲です。本ページの記載は一般的な情報提供であり、個別の移民アドバイスではありません。
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